JP2006034844A - 縦型遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機を安定した状態で立設させて搬送することができるようにする。
【解決手段】 パチンコ機PMが、外枠20と外枠20の側部にヒンジ結合されて横開き可能に取り付けられた前枠30と前枠30に装備された遊技構成部材とを有し、全体として縦向きに立設されて遊技に供される。外枠20は、上枠部材21、左枠部材22、右枠部材23および下枠部材24から矩形枠状に形成され、下枠部材24が、枠底面となる底板部26と前枠より下側において前面に露出する部分を覆う幕板部25とから樹脂材料により一体に形成される。底板部26には、左右一対の支持プレート291が取り付けられ、そのU字状溝294a内に、左右に姿勢保持ローラ298を有した連結シャフト297が取り付けられる。このように連結シャフト297が取り付けられた状態で、姿勢保持ローラ298の外周面が下枠部材24の下部後端から外方に突出し、外枠20を水平面に載置して後傾させることにより、姿勢保持ローラ298を転動させて搬送移動可能となっている。
【選択図】 図12

Description

本発明は、固定保持用の外枠と、外枠の側部にヒンジ結合されて横開き可能に取り付けられるとともに常時は外枠の前面開放空間を覆って閉止保持される前枠と、前枠の所要設定位置に装備された遊技構成部材とを有し、全体として縦向きに立設されて遊技に供される縦型遊技機に関する。
上記のような縦型遊技機として、パチンコ機やアレンジボール機、雀球機などが知られている。この種の遊技機の代表例とされるパチンコ機では、前枠が外枠の側部にヒンジ機構を介して開閉可能に連結され、反対側側部に設けられた施錠装置を用いて常には外枠の前面を覆う閉鎖姿勢で前枠が閉止保持される。この前枠には所要のゲージ設定で遊技領域が形成された遊技盤、遊技盤の前面を覆うガラス扉、遊技球を貯留する上下の球皿、球皿に貯留された遊技球を遊技盤に向けて発射する遊技球発射装置、球貯留タンクや球払出装置等を備えた裏セット盤、パチンコ機の作動を制御する各種制御基板や中継基板など、各種の遊技構成部材が各々の設定位置に装備されている。
ここで、上記のように遊技構成部材が装備されて前枠と遊技構成部材とが一つにまとめられた前枠全体(以下、「前枠構造体」という)はかなりの重量となる。このため、パチンコ機では通常の形態として、重量のある前枠構造体と比較的軽量な外枠とが別に取り扱われ、前枠構造体が外枠に対してヒンジ機構を用いて片持ち支持形態で連結されて開閉できるようになっている。なお、外枠は、木材や硬質樹脂材により形成された複数本の定尺枠部材を枠組み連結して構成されている(例えば、特許文献1〜4参照)。また、ヒンジ機構は、外枠と前枠の互いの一側縁(例えば正面左側の側縁)上下に固定された外枠側および前枠側ヒンジ金具の軸ピンと軸孔との嵌合いにより連結するように構成されているものが多用されている。
ところで、パチンコ機では本来の縦向き遊技提供状態において、重量物である前枠構造体の裏セット盤内に多数の金属製遊技球を貯留しており、全体として相当な重量となる。このため、外枠に対して左側縁上下のヒンジ機構で片持ち連結支持されている前枠は、ヒンジ機構の軸ピンと軸孔との嵌合差(径差)やヒンジ金具の撓みに起因して反支点側(正面右側)が下傾して、水平姿勢・位置を保持できなくなるおそれがある。この結果、前枠およびこれにより保持された遊技構成部材が傾き変位し、それぞれの球通流路の勾配変化による球流れ不良を招く等、本来の設計意図に基づく安定したゲームが展開維持し得なくなるという問題が生じるおそれがある。それだけに前枠構造体を適正な姿勢・位置に保持することが重要であり、またその支持技術手段が不可欠である。
そこで、従来からパチンコ機に実施されている一般的な枠構造では、外枠を遊技施設の遊技島に設置する際に外枠を適正な姿勢・位置に調整して固定し、このように姿勢調整された外枠に前枠構造体を連結させて閉止したときに、前枠構造体が適正な姿勢・位置に支持されるように構成されている。具体的には、外枠と前枠の互いの下部整合部位、すなわち、外枠の前側開口面域下端に位置する耐久強度の高い支持台板(「幕板」)の上端面において左右方向の傾きが水平になるように水平調整を行い、さらに外枠の前後方向の傾きが所定の後傾角度(一般に1度以内の後傾角度とされる)になるように傾斜調整を行って、外枠を適正な姿勢・位置に調整したうえで遊技島に釘打ち固定する。一方、ヒンジ機構と反対側にあたる右側の下部整合部分には、ヒンジ機構の連結支持高さ位置を基準とする係合支持部が設けられ、左側のヒンジ機構と右側の係合支持部とで前枠を支持することで、前枠を閉鎖した遊技提供時に前枠構造体が適正な左右方向の水平姿勢・位置および所定の後傾姿勢で保持されるように構成されている。
なお、係合支持部の構成としては、一般的には、幕板の上端右側に受け金具を設ける一方、前枠の下端右側にはこの受け金具と係脱可能な座部を下方に突出成型し、前枠を閉鎖したときに前枠側の座部が外枠側の受け金具に乗り上げるように係合して前枠構造体を支持する構成が用いられている。また、重量物である前枠構造体の開閉操作をより滑らかに実現するため、前枠側および外枠側の係合支持部のいずれか一方に回動可能な回転ローラを設け、回転ローラと平面(受け金具または座部)との係合によって前枠構造体を支持するように構成した枠構造が提案されている。
特許第2505630号公報 特許第2551880号公報 特許第2673411号公報 特許第2856321号公報
ところで、上記のようにパチンコ機等は外枠の前後方向の傾きが所定の後傾角度(約1度以内の後傾角度)になるように傾斜調整を行って、外枠を適正な姿勢・位置に調整したうえで遊技島に釘打ち固定されるが、この後傾角度を付与するために外枠の底面に後傾角度に対応するテーパを設け、外枠を遊技島に載置した状態で所定の後傾角度を有して立設できるように構成されることがある。このように構成することにより外枠を遊技島に設置するときの後傾調整が不要もしくは簡単となるのであるが、製造段階や、運送段階において遊技機を立設した状態で搬送することが多く、このとき搬送台上に遊技機を単独で立設すると所定の後傾角度を有して後傾状態で立設することになり、立設安定性に欠けるという問題がある。特に、前枠に取り付けられた遊技盤の後面側に取り付けられる遊技構成部材は外枠の後端面より後方に突出し、遊技機全体の重心位置が後側に位置する傾向があるため、喩え僅かな角度であっても後傾状態で立設することにより後方に転倒しやすくなり、立設安定性に欠けるという問題がある。
また、パチンコ機を搬送する場合に、梱包されたり、箱詰めされたりした状態ではフォークリフト等の搬送装置を用いて機械力により搬送されるが、例えば、製造段階での工場内でのパチンコ機の搬送や、遊技ホールへ搬送された後にこれを遊技島設備内の所定位置に搬送するような簡単な搬送を行うときには、人手による搬送が行われることも多い。このようなときに、アセンブリ状態のパチンコ機はかなりの重量であり、一人でこれを持ち上げて搬送するのは難しく、複数人による搬送を必要とするなど、搬送作業が繁雑であるといった問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みたもので、遊技機を遊技島に所定の後傾角度を有して設置するためのテーパ面が外枠底面に設けられた遊技機を、製造段階や、運送段階において安定した状態で立設させて搬送することができるようにすることを目的とする。本発明はまた、製造段階での工場内での遊技機の移動搬送や、遊技ホールへ搬送された後にこれを遊技島設備内の所定位置に移動させる搬送等に際して、人手のみで簡単に且つ楽に遊技機の搬送移動を行うことができるような構成の縦型遊技機を提供することを目的とする。
このようなことから、本発明に係る縦型遊技機は、固定保持用の外枠と、この外枠の側部にヒンジ結合されて横開き可能に取り付けられるとともに常時は外枠の前面開放空間を覆って閉止保持される前枠と、この前枠の所要設定位置に装備された遊技構成部材とを有し、全体として縦向きに立設されて遊技に供されるように構成され、外枠が、上枠部材、左枠部材、右枠部材および下枠部材から矩形枠状に形成され、下枠部材が、枠底面を形成する底板部と外枠に前枠が閉止保持された状態で前枠より下側において前面に露出する部分を覆う幕板部とから樹脂一体成形により形成されている。そして、底板部の上面に回転自在に取り付けられるとともに下端部が底板部の後部に形成された開口内に位置して配設された支持ローラを有し、この支持ローラの外周面の一部が底板部の後端面から後方に突出しており、外枠を水平載置面上に載置して後傾させたときに支持ローラの外周面が水平載置面に接触して転動移動可能に構成されている。
このため、本発明に係る縦型遊技機は、側面視において、外枠の後部下端コーナー部が支持ローラの外周より内周側に位置するように支持ローラが底板部の上面に取り付けられて構成されるのが好ましい。
なお、底板部の枠底面が、外枠の前面および後面に対して直角な面に対して所定角度だけ傾斜して形成されており、枠底面を水平載置面上に接触させて外枠を載置すると外枠は所定角度だけ後傾状態で起立するようになっており、支持ローラの下端が枠底面の前端を通り外枠の前面および後面に直角な面上に位置し、枠底面の前端および支持ローラの下端を水平載置面に当接させて外枠を垂直に起立させることができるように構成されているのが好ましい。
上記構成の本発明に係る縦型遊技機によれば、底板部の上面に回転自在に取り付けられ且つ底板部の後部に形成された開口内に位置して配設された支持ローラの外周面の一部が、底板部の後端面から後方に突出して外枠を載置面上に載置して後傾させたときに支持ローラの外周面が載置面に接触して転動移動可能に構成されているので、遊技機を後傾させた状態で支持ローラを水平載置面もしくは搬送面上で転動させることにより、この遊技機を水平載置面もしくは搬送面上を簡単且つ軽い力で搬送移動させることができる。また、下枠部材を樹脂一体成型しているため、外枠を廃棄するときには下枠部材を溶融して再利用可能であり、省資源化を図ることができる。
なお、側面視において、外枠の後部下端コーナー部が支持ローラの外周より内周側に位置するように支持ローラを底板部の上面に取り付ければ、遊技機を若干後傾させるだけで支持ローラを介して水平載置面もしくは搬送面上に載置した状態とすることができ、この状態で遊技機を引っ張れば支持ローラを水平載置面もしくは搬送面上で転動させて遊技機を簡単に且つ軽快に搬送移動することができる。
また、底板部の枠底面を外枠の前面および後面に対して直角な面に対して所定角度だけ傾斜して形成し、枠底面を水平載置面上に接触させて外枠を載置すると外枠は所定角度だけ後傾状態で起立するように構成する遊技機においては、底板部に取り付けた支持ローラの下端を枠底面の前端を通り外枠の前面および後面に直角な面上に位置するようにしておけば、枠底面の前端およびローラの下端を水平載置面に当接させて外枠を垂直に且つ安定した状態で起立させることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る縦型遊技機の一例として、遊技島に取り付けられた状態におけるパチンコ機PMを図1及び図2に示しており、まずこれらの図を参照して遊技島を構成する島構造体10およびパチンコ機PMの全体概要構成について説明する。
島構造体10は、天井側から順に配設された、島幕板11と、呼び出しランプ12aを有したランプ板12と、パチンコ機PMを横に1列に並んで配設するために横方向に所定間隔を有して設けられた保持枠13と、球箱載せ台となる天板14と、天板14から下方に床面まで延びる腰板15とから構成される。そして、ランプ板12と天板14との上下間隔内において保持枠13により仕切られて横方向に並んだ複数の空間内にそれぞれパチンコ機PMが図示のように取り付けられる。なお、このように取り付けられたパチンコ機PMの背面側には、遊技中において入賞装置に入賞せずにアウト口に入り込んだアウト球をホール側に回収するための回収装置(図示せず)が島設備として設けられている。
このようにして島構造体10に取り付けられるパチンコ機PMの構成について簡単に説明する。パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠20の前面開口に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠30が前面左側に設けられた上下ヒンジ機構50,51により外枠20に対して横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、施錠装置32により常には外枠20の前面を覆った閉止状態で保持される。
上記外枠20は、木材や樹脂等で成形加工された複数本の定形尺の枠部材すなわち上枠部材21および左右枠部材22,23と、樹脂一体成形された下枠部材24とを直角に枠組み連結して構成されており、ランプ板12、左右の保持枠13および天板14に囲まれた空間内に固定される。下枠部材24は、前枠30の下側において前面に露出する部分をなす幕板部25と、外枠下面を形成する底板部26とを備えて樹脂材料により一体に形成されている。このように樹脂材料を使用することにより、下枠部材24についてはこれをそのまま廃棄することなく、溶融して再利用可能である。
前枠30の前面上部側には、透明アクリル板やガラス板を有したガラス扉33が左端部のヒンジ(図示せず)を介して横開きおよび着脱が自在に取り付けられ、施錠装置32により常には前枠30の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉33の背後に位置する前枠上部には、遊技盤35を着脱自在に収容する収容枠が設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤35がガラス扉33を通して視認されるようになっている。遊技盤35は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板を基板とし、円弧状のレール36に囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されている。遊技領域PAには多数本の遊技釘(図示せず)や風車とともに各種の入賞具38、遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる画像表示装置37、サイドランプ等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部にアウト口39が設けられている。
前枠30の前面における上記ガラス扉33の下側には、上球皿装置40が左端のヒンジ機構により横開きおよび着脱可能に取り付けられ、常にはガラス扉33の下側において前枠30の前面を覆った状態で係止保持されている。この上球皿装置40には、前方に突出して形成され、遊技中に払い出される入賞球を受容して貯留する上球皿部41が設けられている。なお、詳細図示しないが、上球皿部41に前面側が覆われた前枠30の下部領域には遊技補助盤と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤の各部に、遊技盤35の遊技領域PA内に遊技球を発射する発射装置や、スピーカ等が設けられている。
さらに、前枠30の前面における上球皿装置40の下側に下球皿装置43が前方に突出して設けられている。この下球皿装置43は、上球皿部41内に貯留された入賞球がオーバーフローしたときや、遊技者が上球皿装置40の球排出レバー42を操作して上球皿部41から入賞球が排出されたときに内部に形成された球皿通路を介して送られてくる入賞球を受容して貯留する下球皿部44と、下球皿部44の右側に位置して遊技球の発射操作を行う発射ハンドル45と、下球皿部44の左側に位置する灰皿46、下球皿部44内に貯留した遊技球を下方に載置された球箱内に落下排出させるための球抜きレバー47とから構成されている。なお、下球皿部44の底面には球排出孔が形成されており、この球排出口を開閉自在に覆う球抜き蓋を球抜きレバー47の操作により開放して、下球皿部44内の遊技球を球箱内に排出できるようになっている。
前枠30の裏面側には、球貯留タンク61、球貯留タンク61から供給された遊技球を落下移動させつつ整列させるタンクレール62、遊技盤33における入賞状態等に基づいてタンクレール62を通ってタンク61から供給される遊技球を賞球として払い出す球払出装置63、遊技中での各種制御を行うための電源基板64、主基板65、画像表示装置37の裏面側に位置して画像表示制御を行う画像制御基板66等が図示のように配設されている。なお、図示していないが、内部には、球払出装置63から払い出された賞球を上球皿部41に導く賞球通路や、遊技中において遊技盤35の入賞具38に入賞することなく落下してアウト口39に入り込んだ遊技球をパチンコ機PMの背面側に導くアウト球通路が設けられている。
以上の構成のパチンコ機PMにおいて、外枠20の下部を構成する下枠部材24について、図3〜図6を参照して説明する。下枠部材24は、外枠20の前面に閉鎖状態で保持された前枠30の下側において前面に露出する部分を覆うように位置する垂直板状の幕板部25と、幕板部25の下縁から水平に後方に延びて外枠20の底面を構成する底板部26と、底板板部26の底面前部において下方に突出するとともに横方向に延びる下面前端部265とからなり、樹脂材料により一体に成形されて作られている。下面前端部265の前面には、図7等に示すように左右に延びて凹部265bが形成されており、この凹部265bを覆って下端キャップ266が後面側から挿入されたネジ266a(図11参照)を用いて取り付けられるようになっている。
幕板部25は、前面が垂直平面からなり、後面に桁枠状の補強リブ251を有しており、左右端部に前後に垂直に延びる板状の結合面部252を有している。なお、結合面部252は底板部26と同一の前後長さを有した矩形板状に形成されており、幕板部25、底板部26および下面前端部265はこれら左右の結合面部252より外側に延出した幕板延出部253、底板延出部262aおよび下面前端延出部265aを有している。底板部26は、外枠下面を形成する平板状の下底面部261と、左右両側において下底面部261から所定間隔を有して上方に位置する左右の上底面部262とから構成され、下底面部261から下方に突出する底面リブ261aが設けられ、この底面リブ261aの下端が枠底面と一致する。なお、上底面部262が結合面部252を超えて外側に延出して底板延出部262aが形成されている。
このように構成された下枠部材24が左右枠部材22,23の下部に結合されて外枠20が構成されるのであるが、この結合部の構成を説明する。この結合は、左右枠部材22,23の下部内側面が結合面部252の外側面に接触し、下部前面が幕板延出部253の後面に接触し、底面が底板延出部262aの上面に接触するように、下枠部材24の左右端部に左右枠部材22,23を載置し、結合面部252と左右の枠部材22,23とをリベット結合して行われる。このリベット結合のため、図4〜図6に示されているように、左右の結合面部252および左右枠部材22,23にそれぞれ4カ所においてリベット挿通孔252a,22a,23aが形成されており、これらリベット挿通孔にリベット222,232を挿通させて左右の結合面部252に左右枠部材22,23をリベット結合する。このとき、リベット222,232の頭部が外側面に突出しないように、左右枠部材22,23の外側面に前後に延びる凹溝221,231が形成されており、且つリベット222,232の両端頭部と結合面部252および左右枠部材22,23との間に受け座金223,233が挟持されて、リベット結合強度の低下(へたり)を防止している。
さらに、幕板延出部253の後面には、図9に詳しく示すように、ネジ挿入口253bが形成されたボス部253aが設けられており、前面にはネジ挿入口253bが開口するキャップ取付凹部253cが形成されている。この幕板延出部253の前面側からネジ挿入口253bにネジ254を挿入して左右枠部材22,23に螺合させ、左右枠部材22,23と幕板部25とを結合させる。この後、キャップ取付凹部253cに図示のようにキャップ255を取り付けて、外観を損なうことを防止するようにしている。このようにして、リベット222,223およびネジ254により左右枠部材22,23が下枠部材24にしっかりと結合される。
ここで、遊技島を構成する島構造体10における設置台枠の収容サイズが関西枠および関東枠の二種類に分かれるため、これら両枠に対応すべく、下枠部材24を二種類用意するようにしている。すなわち、図3(A)に示すように、下枠部材24の高さ寸法Aを関東枠用に設定したものと、図3(B)に示すように、下枠部材24′の高さ寸法A′(>A)を関西枠用に設定したものとを用意し、関東枠用のパチンコ機PMには図3(A)に示す下枠部材24を組み付け、関西枠用のパチンコ機PMには図3(B)に示す下枠部材24′を組み付けて外枠20を作成する。
なお、関東枠用の下枠部材24と関西枠用の下枠部材24′とは、底板部26より上側の幕板部25,25′の高さ寸法を変更した形状により対応している。このため、幕板延出部253,253′および結合面部252,252′のサイズが両下枠部材24,24′において相違するのみで、その他の寸法、形状は同一である。
上記のように下枠部材24,24′と左右枠部材22,23とを結合するとともに、上枠部材21の左右端部に左右枠部材22,23の上端部を結合して外枠20が作られるのであるが、上枠部材21と左右枠部材22,23の結合構造は従来と同一であるので、その説明は省略する。
図1及び図2に示すようにパチンコ機PMは遊技島構造体10に取り付けられるのであるが、このときに、まず上記のように矩形枠状に構成された外枠20が単体で遊技島構造体10に取り付けられる。この取付は、底板部26を釘(例えば、五寸釘)により天板14に打ち付けて行われる。このとき、下枠部材24は樹脂材料により形成されているため、釘を底板部26に直接打ち込んだのでは底板部26が割れたり、ヒビが入ったりするおそれがある。このため、底板部26の左右2カ所に前後方向の後部側に位置して、左右に延びた長孔からなる釘打ち孔264aを有した釘ボス264が形成されており、この釘打ち孔264aを通して釘を天板14に打ち込んで、底板部26を天板14に結合固定するようになっている。
このようにして釘により下枠部材24を天板14に固定するとともに、上枠部材21を同様に釘により島構造体10を構成する部材(ランプ板12の後側に位置する構造部材)に固定し、外枠20を所要の後傾角度(通常は、1度以内の角度)で島構造体10に固定する。そして、上下のヒンジ機構50,51を介して前枠30を外枠20に開閉自在に取り付けた後、前枠30を閉鎖状態で施錠装置32により外枠20に施錠保持して遊技に供される。これら上下のヒンジ機構50,51のうち、上ヒンジ機構50は従来から用いられているヒンジ機構と同一であり、外枠20及び前枠30のいずれか一方に垂直に延びる係止ピンが設けられ、他方に垂直に延びる係合孔を有した係合部材が設けられており、係止ピンを係合部材の係合孔に嵌合させて外枠20に対して前枠30の左端上部が水平方向に開閉揺動自在に係合保持されるようになっている。
一方、下ヒンジ機構51は図9及び図10に示すように構成されており、この構造についてこれらの図を参照して説明する。下枠部材24の幕板部25における正面から見て左上端部に、前方に突出してヒンジ受容部256が一体に形成されている(下枠部材24の一部として樹脂一体成形されている)。ヒンジ受容部256の上面に、下ヒンジピン部材52を受容するための略変則五角形状の平板状凹部からなる受容凹部256aが形成されており、この受容凹部256a内に下ヒンジピン部材52が受容されて保持される。受容凹部256a内には、上下に貫通するネジ挿入孔256cを有した円筒状の凹部からなる保持凹部256bと、二つの保持ネジ孔256d(図5参照)が形成されている。
下ヒンジピン部材52は、受容凹部256aに対応した略変則五角形状の板状部53と、板状部53の下面に下方に突出して設けられた円盤状の保持部54aと、板状部53の上面における保持部54aと上下に対向する位置に上方に突出して設けられた円盤状の支持部54bと、支持部54bから上方に突出するとともに保持部54aと垂直同軸上に位置して形成された支持ピン部54cとからなり、金属材料等から作られている。なお、板状部53の二カ所に保持ネジ孔256dに対応してネジ挿入孔53aが形成されている。このような形状の下ヒンジピン部材52は、保持部54aを保持凹部256b内に嵌入させつつ板状部53を受容凹部256a内に受容させ、ネジ挿入孔53aから挿入した保持ネジ58をネジ孔256dに螺合させて(図5参照)、ヒンジ受容部256に取り付けられる。さらに、ヒンジ受容部256の下面側からネジ挿入口256c内に固定ネジ55を挿入し、これを下ヒンジピン部材52の保持部54aの下面に形成されたネジ孔に螺合させて下ヒンジピン部材52をヒンジ受容部256に強固に固定して、下ヒンジ機構51が構成されている。
一方、前枠部材30を構成する枠部材31の左端下端部には、ヒンジ金具56がネジ57により固定されており、ヒンジ金具56には下ヒンジピン部材52の支持ピン部54cと嵌合する嵌合孔56aが形成されている。嵌合孔56a内に支持ピン部54cを嵌入させるようにして前枠30が外枠20に取り付けられる。このとき同時に、上ヒンジ機構50において係止ピンが係合部材の係合孔に嵌合し、上下のヒンジ機構50,51により前枠30が外枠20に開閉自在に取り付けられる。なお、上ヒンジ機構50の係止ピンと下ヒンジ機構51の支持ピン部54cとは、垂直に延びる同軸上に位置し、この軸が開閉揺動中心軸となる。さらにこのとき、図9に示すように、ヒンジ金具56が下ヒンジピン部材52の支持部54bの上に載置されて上下方向の支持がなされる。
上記のように下ヒンジ機構51は幕板部25(下枠部材24)の一部として樹脂一体成形されたヒンジ受容部256内に下ヒンジピン部材52(ヒンジ部材)を受容保持する構成であるので、従来のようにヒンジ金具(ヒンジ部材)が幕板の前方に露出して装飾性を低下させるおそれがない。また、従来のようにヒンジ金具が前方に露出すると、ヒンジ金具が外部の何かに当たって外力が作用したようなときに、ヒンジ金具が変形して前枠の水平保持が狂うおそれがあり、さらには、前方に露出したヒンジ金具を通して遊技機内部に不正に電波等を照射して内部装置の誤作動を引き起こすような不正操作のおそれがあったが、本実施形態の下ヒンジ機構51ではこのような問題がない。本実施形態の下ヒンジ機構51では特に、下ヒンジピン部材52の支持部54bの上に載置されたヒンジ金具56をヒンジ受容部256がカバーして保護する形態となっており、ヒンジ金具56が外部から外力を受けて変形することを防止している。
下枠部材24には、さらに、前枠支持機構27、第1上下動抑止機構28、可搬機能付き姿勢保持機構29および第2上下動抑止機構70が設けられており、これらの構成および作用について説明する。
まず、前枠支持機構27について、図4〜図7を参照して説明する。前枠支持機構27は、パチンコ機PMを正面から見た状態で、上下ヒンジ機構50,51と反対側すなわち右側における幕板部25の後側に設けられて、閉鎖状態の前枠30を下側から支持するための機構である。前枠支持機構27は、金属板材からなるベース部材271と、軸ピン276を介してベース部材271により回転自在に支持された支持ローラ275とから構成される。ベース部材271は、水平断面形状がコの字状に成形されて、後面板部272と左右面板部273,274とを有し、左右面板部273,274の上部273a,274aに軸ピン276が取り付けられ、この軸ピン276上に回転自在に支持ローラ275が取り付けられている。
このように構成された前枠支持機構27の取付のために、幕板部25の後面に後方に突出する一対の支持機構取付ボス257a,257aが上下に並んで形成されており、ベース部材271の後面板部272には上下に並んだネジ挿入孔272a,272aが貫通形成されている。後面板部272を支持機構取付ボス257a,257aの後端面に当接させるとともにネジ挿入孔272a,272aから取付ネジ278を挿入して支持機構取付ボス257a,257aのネジ孔257b,257bに螺合させ、前枠支持機構27が幕板部25の後面に取り付けられる。ここで、図7に明瞭に示すように、幕板部25の幕板上面部25aには、支持機構取付ボス257aの上方に位置して支持開口257cが上下に貫通して形成されており、上記のように幕板部25の後面(支持機構取付ボス257a,257a)に前枠支持機構27が取り付けられた状態で、前枠支持機構27を構成する支持ローラ275の上端部が図4および図11等に示すように幕板上面部25aの上面より上方に突出する。なお、このとき、幕板部25の後面と支持ローラ275との干渉をさけるように幕板部25の後面に逃げ溝257dが形成されている。
このようにして幕板上面部25aの上面から上端部が突出した支持ローラ275は、図11に示すように、前枠30の枠部材31の右端部下面に当接して閉鎖状態の前枠30の右側部を下面側から支持する。ここで前枠30は前述のように左端部において上下のヒンジ機構50,51により開閉自在に支持されるが、図9に示すように前枠30に固定されたヒンジ金具56が下ヒンジピン部材52の支持部54bの上に載置されて左端部の上下方向の位置決めがなされる。このように、前枠30を外枠20に閉鎖状態で取り付けた状態では、左端部においては下ヒンジ機構51により上下方向の支持がなされる一方、右端部においては支持ローラ275により上下方向の支持がなされるようになっている。このとき左右の支持位置が相違したのでは前枠30が外枠20に対して左右どちらかに傾くため、外枠20の底面から下ヒンジピン部材52の支持部54bの上面までの上下寸法と、外枠20の底面から支持ローラ275の上端面までの上下寸法とが等しくなるように設定されている。
なお、支持ローラ275は左右に延びる回転軸(軸ピン276)を中心として回転自在であり、前枠30を開閉させるときに、前枠30の枠部材31の下面が支持ローラ275上に載置された状態で支持ローラ275が回転して、前枠30をスムーズに開閉作動させることができる。
このように前枠30を外枠20に対して開閉するときに、前枠30を開放した状態では、前枠30は左側端部において上下のヒンジ機構50,51のみにより開閉自在に支持され(前枠支持機構27による支持が外れ)、前枠30の全体重量がヒンジ機構50,51のみにより支えられる状態となる。このため、ヒンジ機構50,51のピン嵌合部の隙間や部材の弾性変形等に起因して前枠30の右端側が若干下方に下がった状態となる。このように右端側が下方に下がったまま前枠30を外枠20上に閉止状態となるように移動させると前枠30の右端下端が幕板部25の上端部と干渉するおそれがある。
このため、幕板上面部25aを前方に突出させた突出部25bを形成するとともに突出部25bの上面に前方に向かって下がる傾斜のテーパ面25cを形成し、且つ、前枠30の枠部材31の下面後端部に後方に向かって上がる傾斜のテーパ面31bを形成している。このため、図12に示すように、前枠30を外枠20上に閉止するときに、前枠30のテーパ面31bが幕板上面部25aのテーパ面25cの上を滑るようにして移動し、前枠30をスムーズに閉止することができる。また、幕板上面部25aには前後に延びるとともに上方に突出した前枠ガイドリブ25dが前端部にテーパを有して設けられており、テーパ面25cの上を移動した前枠30の下面を前枠ガイドリブ25d上を移動させて支持ローラ275の上にスムーズに導くようにしている。
上記突出部25bは、天板14の前面側に突出して形成される球箱載置台14a(図1参照)上に載置された球箱の後側フランジ部の上面が突出部25bの下面と近接対向するように形成されている。これにより、例えば、球箱の前端部を誤って手で押し下げたような場合に、後側フランジ部が持ち上がるのを防止し、球箱を載置台14aから落下させるようなことを防止できる。
なお、幕板部26の上面には、幕板部26の前面より後側において上方に起立するとともに左右方向に延びた前枠係止アーム部259が一体に形成されている。この前枠係止アーム部259の前面には後方に窪んだ係止凹部259aが形成されており、前枠30が外枠20の前面に閉鎖状態で取り付けられたときに、図11に示すように、前枠30の枠部材31の下端に後方に突出して形成された係止突起部31aが係止凹部259a内に入り込み、前枠30を下枠24に係止させ、前枠30の上方への持ち上がり移動や、外部からの不正操作を防止する。
次に、第1上下動抑止機構28について、図4〜図6、図8および図11を参照して説明する。第1上下動抑止機構28は、幕板部25の後面に設けられて閉止状態の前枠30の枠部材31の下端と係合し、外枠20に対して前枠30の上下動を抑止するための機構である。図3から良く分かるように、第1上下動抑止機構28は幕板部25の左右方向中間部の二カ所に設けられているが、ともに同一構成である。
第1上下動抑止機構28は、アングル状に折り曲げ成形された係止プレート281を、幕板部25の後面に後方に突出して形成された上下一対の抑止機構取付ボス258aに取り付けて構成される。この取付は、係止プレート281を抑止機構取付ボス258aの後端面に当接させるとともに、係止プレート281に形成されたネジ挿入孔281bに取付ネジ282を挿入し、抑止機構取付ボス258aに形成したネジ孔258bに取付ネジ282を螺合させてなされる。
一方、前枠係止アーム部259に、第1上下動抑止機構28が取り付けられる位置に対応して挿入凹部259cが形成されている。そして、上記のように係止プレート281が抑止機構取付ボス258aに取り付けられた状態で、係止プレート281の上部から前方に直角に折れ曲がって延びる係止アーム281aが挿入凹部259cを通って前方に突出し、幕板上面部25aと上下に所定間隔をおいて平行に延びて位置する。また、図8および図11に示すように、前枠30の枠部材31における第1上下動抑止機構28と対向する部分に、上面が後方に向かって下がるテーパ面31dを有した係合部31cが形成されている。
このように構成される第1上下動抑止機構28は、図11に示すように、前枠30が外枠20を覆って閉止されたときに、係合部31cが係止アーム281aと幕板上面部25aとの間の間隔内に入り込んで挟持される。ここで、前述のように、前枠30は左端部において下ヒンジ機構51により下方から支持されるとともに右端部において前枠支持機構27により下方支持されており、この状態で係合部31cが係止アーム281aにより下方に押し下げられて保持される状態となり、前枠30の上下動が抑止され、前枠30は外枠20に対して安定状態で静止保持される。このとき、係止プレート281は金属プレートから形成されており、係止アーム281aの弾性力により下方への押し下げ力が得られる。また、このように弾性力を有して押圧しているため、外枠20からの振動が前枠30に伝達されにくく、搬送中等での振動に対して前枠30に装着された内部機器を保護できる。なお、係止アーム281aの先端は上方に円弧状に曲げられるとともに係合部31cにはテーパ面31dが形成されているため、前枠30の閉止作動を行わせたときに、係合部31cは係止アーム281aと幕板上面部25aとの間の間隔内にスムーズに入り込み、前枠30をスムーズに開閉できる。
次に、上枠部材21と前枠30の枠部材31の上部との間に設けられた第2上下動抑止機構70について説明する。この第2上下動抑止機構70は、図14および図15に示すように、枠部材31に固設された係止プレート71と、上枠部材21の下面に固設された当接部材75とからなる。係止プレート71は枠部材31の後面に突出して形成された抑止機構取付ボス131にネジ挿入孔71aを介してビス132により固設されたL字状の金属板材からなり、係止アーム72が後方に突出して延びる。
一方、当接部材75は、前側に位置して下方に突出する係止突起76と、後側に位置して下方に突出する把持突起77とを連結する形状に形成され、下面側に窪み78が形成されている。係止突起76に上下に貫通して形成されたネジ挿通孔76aと、把持突起77に上下に貫通して形成されたネジ挿通孔77aとにそれぞれネジ76bおよび77bを挿入するとともにこれらネジ76b,77bを上枠部材21の下面に螺合させ、図15に示すように、当接部材75が上枠部材21の下面に固設されている。
そして、前枠30が外枠20の前面を覆って閉止保持されると、図15に示すように、係止アーム72が当接部材75の係止突起76の下面の下側に入り込み、係止突起76により押さえられるようにして係止アーム72を介して前枠30が外枠20に係止保持される。このとき、係止プレート71は金属プレートから形成されており、その弾性力により下方への押し下げ力が得られる。このように弾性力を有して押圧しているため、外枠20からの振動が前枠30に伝達されにくく、搬送中等での振動に対して前枠30に装着された内部機器を保護できる。なお、このように前枠30が外枠20に閉止保持された状態のパチンコ機PMを持ち運びするときに、外枠20の後面側から指を窪み78内に差し込み、把持突起77に指を引っかけるようにしてパチンコ機PMを把持することができる。このため、パチンコ機PMを手で把持して搬送することが容易である。
なお、以上説明したように、この実施形態に係るパチンコ機PMにおいては、下枠部材24の幕板部25と前枠30の下部との間に第1上下動抑止機構28が設けられ、上枠部材21と前枠30の上部との間に第2上下動抑止機構70が設けられているが、いずれか一方のみを設けるだけでも良い。
次に、可搬機能付き姿勢保持機構29について説明する。この可搬機能付き姿勢保持機構29を設けるために、下枠部材24の枠底面24a(外枠20の底面)が図11に示すように、前端から後端に向けて角度α(約1度以内の小さな角度)だけ上方に傾くテーパを有して形成されている。このため、外枠20を水平な載置面上に載置すると、外枠20は垂直状態から角度αだけ後傾した状態で起立する。
前述のように、外枠20を遊技島構造体10に取り付けるときには、底板部26の左右2カ所に形成された釘ボス264の釘打ち孔264aを通して釘を天板14に打ち込んで底板部26を天板14に結合固定する。これにより、枠底面24aが天板14に接触し、外枠20は天板14上に所定角度αだけ後傾して取り付けられる。この角度αはパチンコ機PMを設置するために要求される角度であり、通常は約1度以内の角度であり、このように角度αだけ後傾した状態でパチンコ機PMが遊技に供される。このことから分かるように、本実施形態に係るパチンコ機PMでは、外枠20の底板部26の釘打ち孔264aを通して釘を天板14に打ち込んで底板部26(下枠部材24)を天板14に結合固定するだけで、外枠20およびこれに前枠30を取り付けて構成されるパチンコ機PMを所要角度αだけ後傾した状態で遊技島構造体10に取り付けることができ、後傾角度調整が簡単である。
ところで、パチンコ機PMの製造および搬送段階においてはパチンコ機PM(外枠20)を立設した状態で保管したり、搬送台上に載置して搬送されたりするが、パチンコ機PMが角度αだけ後傾した状態では不安定な状態で立設することになり、搬送時にパチンコ機PMが後方に倒れるおそれがあるという問題がある。また、パチンコ機PMを製造ライン内で移動させたり、遊技ホール内で移動させたりするときにはこれを人手により行うことも多く、このようなときにできる限り容易に移動ができるようにすることが求められる。そこで、搬送時等における立設安定性を向上させ、人手による搬送を容易にするために、可搬機能付き姿勢保持機構29が設けられている。
可搬機能付き姿勢保持機構29は、図3に示すように底板部26の下底面部261の左右にそれぞれ設けられた左右対称形状となる一対の支持プレート291,291と、これら一対の支持プレート291,291に掛け渡された連結シャフト297と、連結シャフト297の左右端部にそれぞれ回転自在に取り付けられた姿勢保持ローラ298,298とを備えて構成される。左右一対の支持プレート291,291は対象形状であるので、対応部分には同一番号を付して説明する。
支持プレート291は、下枠部材24の下底面部261の上にネジ292aにより固定される下面部292と、ネジ孔が形成されたボス部293aを有して下面部292の後端から繋がって起立して形成された後面部293と、上方に開口するU字状溝294aを有して後面部293に繋がって前後に延びて起立して形成された側面部294と、側面部294の後端に繋がって斜め後方に延びて起立して形成された延長面部294bとを有して樹脂一体成形により形成されている。この延長面部294bは図5に示すように左右一対の延長面部294bが平面視「ハ」の字状になるように形成されており、何らかの原因で誤ってこの間に落下した遊技球を後方に排出させるガイドとしての役割を果たすように形成されている。なお、この趣旨から下底面部261の上面を後方に向かって緩やかに下るテーパ状に形成するのが好ましい。
後面部293のボス部293aに前後に延びて形成されたネジ孔に、固定ネジ295が、螺合量調整が容易となるように、後面側から螺合挿入されて取り付けられている。この固定ネジ295は、ネジシャフト部295aが、図5の左側に示すように後面部293の前面から後面側に引っ込んだ位置(これを解放位置と称する)から、後面部293の前面から前面側に突出した位置(これを装着位置と称する)まで螺合量調整により移動可能である。
連結シャフト297は左右端部に姿勢保持ローラ298をそれぞれ回転自在に取り付けられた状態で、側面部294のU字状溝294a内に配設して装着するように構成されている。このようにU字状溝294a内に装着した状態で固定ネジ295を装着位置まで螺合させてネジシャフト部295aを図5の左側に示すように前方に突出させると、図11,図12等に示すように、連結シャフト297をU字状溝294a内に装着した状態で保持する。一方、固定ネジ295を解放位置まで螺合移動させると、ネジシャフト部295aは引っ込むため、連結シャフト297をU字状溝294a内から取り外したり、ここに取り付けたりすることができる。連結シャフト297をU字状溝294a内に取り付けた状態では、左右端に取り付けられた姿勢保持ローラ298は底板部261に後端側に開放して形成された開口261b内に位置する。このように左右端に姿勢保持ローラ298を取り付けた状態の連結シャフトを着脱する形式を採用しているため、左右の姿勢保持ローラ298を独立して着脱する場合に比べ着脱容易である。
上記構成の姿勢保持機構29の使用方法について説明する。まず、パチンコ機PMを搬送したり、搬送台上に立設させたりする場合、すなわち、遊技島構造10に取り付ける前の段階では、左右に姿勢保持ローラ298を取り付けた連結シャフト297がU字状溝294a内に配設され、且つ固定ネジ295を装着位置まで螺合させてネジシャフト部295aを突出させてこの連結シャフト297をU字状溝294a内に装着した状態で保持させる。この状態では、図11に示すように、姿勢保持ローラ298が開口261b内に位置するとともにその下端が枠底面24abから僅かに突出して枠底面24aが角度αだけ上方に傾いた状態となる。前述のように枠底面24aはパチンコ機PMを所定後傾角度αで遊技島構造体10に取り付けるために水平に対して角度αのテーパを有しているため、枠底面24aを載置面110(天板14)上に載置した場合、パチンコ機PMは後傾状態となり立設安定性が低くなるが、このように姿勢保持ローラ298が突出することにより、枠底面24aの前端部と姿勢保持ローラ298とが載置面110に接触して(図11において矢印で示す位置で接触)、パチンコ機PMが垂直に立設する状態となり、安定した立設状態を確保できる。
さらに、この状態では、図11から分かるように、側面視における姿勢保持ローラ298の外周より内周側に外枠20の後端下部コーナー部が位置する。すなわち、枠底面24aと、その後端に形成された面取り部24bと、枠後端面24cとが集まる後端下部コーナー部が側面視において姿勢保持ローラ298の外周より内周側に位置する。この状態では、外枠20の前部を浮き上がらせると姿勢保持ローラ298が搬送面100に接触する状態となるため、図12および図13に示すように、パチンコ機PMを後面側に倒すように斜めにして姿勢保持ローラ298を搬送面100上で転動させることにより、簡単に且つ容易にパチンコ機PMを搬送面100上で搬送移動させることができる。この場合、例えば、外枠20の上部後面側から手を差し込んで上枠部材21の下面に接合された当接部材75の把持突起77を指で把持し、パチンコ機PMを人手により簡単且つ軽快に搬送移動できる。
一方、パチンコ機PMを遊技島構造体10に取り付けるときには、固定ネジ295を解放位置まで螺合移動させてネジシャフト部295aを引っ込ませ、連結シャフト297をU字状溝294a内から取り外す。この状態では枠底面24aから下方に突出するものがなくなり、図9に示すように、パチンコ機PMを遊技島構造体10の天板14上に載置すれば枠底面24aが天板14に接触し、外枠24(パチンコ機PM)は所定角度αだけ後傾した状態となる。そこで、釘打ち孔264aから天板14に釘を打ち込んで外枠20(下枠部材24)を島構造体10に固定すれば、パチンコ機PMを所定角度αだけ後傾した状態で島構造体10に簡単に取り付けることができる。このように取り外した左右に姿勢保持ローラ298を有する連結シャフト297は、パチンコ機PM内に設けられた係止手段(図示せず)に係止されて収納され、パチンコ機PMを遊技島構造体10から取り外して搬送する場合等に再使用される。なお、取り外した連結シャフト297を別のパチンコ機PMの搬送等のために利用して、資源の有効活用を図るようにしても良い。
以上においては、外枠20の底面すなわち下枠部材24の枠底面24aを角度αだけ傾けて構成した例を説明したが、枠底面24aを前半底面と後半底面とに分割して形成し、前半底面は水平に設定し、前半底面に対して後半底面を所定角度αだけ傾斜して形成しても良い。この場合には、前半底面を水平載置面上に接触させて外枠を垂直に起立させ、後半底面を水平載置面上に接触させて外枠を所定角度だけ後傾状態で起立させることができる。この場合に、連結シャフト297を取り付けた状態で、左右の姿勢保持ローラ298の下端が前半底面の延長面上に位置するように設定しておけば、前半底面および姿勢保持ローラ298の下端を水平載置面に当接させて外枠を垂直に且つ安定状態で起立させることができる。
以上説明した本発明の実施形態において、達成される主要な効果を整理すれば、下記のようになる。
第1に、下枠部材24は、前枠30の下側において前面に露出する部分をなす幕板部25と、外枠下面を形成する底板部26とを備えて樹脂材料により一体に形成されている。このように樹脂材料を使用することにより、下枠部材24についてはこれをそのまま廃棄することなく、溶融して再利用可能である。
第2に、関東枠用の下枠部材24と関西枠用の下枠部材24′とは、底板部26より上側の幕板部25,25′の高さ寸法を変更した形状により対応している。このため、幕板延出部253,253′および結合面部252,252′のサイズが両下枠部材24,24′において相違するのみで、その他の寸法、形状は関東枠、関西枠いずれの場合も同一となり、下枠部材24,24′を変更するだけで、上および左右枠部材21,22,23を共用できる。
第3に、パチンコ機PMを遊技島構造体10に取り付けるときに、まず外枠20が単体で遊技島構造体10に取り付けられるが、この取付は、底板部26を釘(例えば、五寸釘)により天板14に打ち付けて行われる。このとき、下枠部材24は樹脂材料により形成されているため、釘を底板部26に直接打ち込んだのでは底板部26が割れたり、ヒビが入ったりするおそれがある。このため、底板部26の左右2カ所に前後方向の後部側に位置して、左右に延びた長孔からなる釘打ち孔264aを有した釘ボス264が形成されており、この釘打ち孔264aを通して釘を天板14に打ち込んで、底板部26を天板14に結合固定するようになっており、下枠部材24が割れたり、ヒビが入ったりするおそれがない。
第4に、下ヒンジ機構51は幕板部25(下枠部材24)の一部として樹脂一体成形されたヒンジ受容部256内に下ヒンジピン部材52(ヒンジ部材)を受容保持する構成であるので、従来のようにヒンジ金具(ヒンジ部材)が幕板の前方に露出して装飾性を低下させるおそれがない。また、従来のようにヒンジ金具が前方に露出すると、ヒンジ金具が外部の何かに当たって外力が作用したようなときに、ヒンジ金具が変形して前枠の水平保持が狂うおそれがあり、さらには、前方に露出したヒンジ金具を通して遊技機内部に不正に電波等を照射して内部装置の誤作動を引き起こすような不正操作のおそれがあったが、本実施形態の下ヒンジ機構51ではこのような問題がない。本実施形態の下ヒンジ機構51では特に、下ヒンジピン部材52の支持部54bの上に載置されたヒンジ金具56をヒンジ受容部256がカバーして保護する形態となっており、ヒンジ金具56が外部から外力を受けて変形することを防止している。
第5に、前枠30を外枠20に閉鎖状態で取り付けた状態では、左端部においては下ヒンジ機構51により上下方向の支持がなされる一方、右端部においては前枠支持機構27の支持ローラ275により上下方向の支持がなされるようになっており、前枠30を確実に支持することができる。また、支持ローラ275は左右に延びる回転軸を中心として回転自在であり、前枠30を開閉させるときに、前枠30の枠部材31の下面が支持ローラ275上に載置された状態で支持ローラ275が回転して、前枠30をスムーズに開閉作動させることができる。さらに、幕板上面部25aには前後に延びるとともに上方に突出した前枠ガイドリブ25dが前端部にテーパを有して設けられており、前枠30の下面を前枠ガイドリブ25d上を移動させて支持ローラ275の上にスムーズに導くようにしている。
上記突出部25bは、天板14の前面側に突出して形成される球箱載置台14a(図1参照)上に載置された球箱の後側フランジ部の上面が突出部25bの下面と近接対向するように形成されている。これにより、例えば、球箱の前端部を誤って手で押し下げたような場合に、後側フランジ部が持ち上がるのを防止し、球箱を載置台14aから落下させるようなことを防止できる。
第6に、幕板部26の上面には、幕板部26の前面より後側において上方に起立するとともに左右方向に延びた前枠係止アーム部259が一体に形成されている。この前枠係止アーム部259の前面には後方に窪んだ係止凹部259aが形成されており、前枠30が外枠20の前面に閉鎖状態で取り付けられたときに、図12に示すように、前枠30の枠部材31の下端に後方に突出して形成された係止突起部31aが係止凹部259a内に入り込み、前枠30を下枠24に係止させ、前枠30の上方への持ち上がり移動や、外部からの不正操作を防止する。
第7に、第1上下動抑止機構28は、図12に示すように、前枠30が外枠20を覆って閉止されたときに、係合部31cが係止アーム281aと幕板上面部25aとの間の間隔内に入り込んで挟持される。ここで、前述のように、前枠30は左端部において下ヒンジ機構51により下方から支持されるとともに右端部において前枠支持機構27により下方支持されており、この状態で係合部31cが係止アーム281aにより下方に押し下げられて保持される状態となり、前枠30の上下動が抑止され、前枠30は外枠20に対して安定状態で静止保持される。このとき、係止プレート281は金属プレートから形成されており、係止アーム281aの弾性力により下方への押し下げ力が得られる。また、このように弾性力を有して押圧しているため、外枠20からの振動が前枠30に伝達されにくく、搬送中等での振動に対して前枠30に装着された内部機器を保護できる。
第8に、上枠部材21と前枠30の枠部材31の上部との間に設けられた第2上下動抑止機構70が設けられているので、前枠30が外枠20の前面を覆って閉止保持されると、図19に示すように、係止アーム72が当接部材75の係止突起76の下面の下側に入り込み、係止突起76により押さえられるようにして係止アーム72を介して前枠30が外枠20に係止保持される。このとき、係止プレート71は金属プレートから形成されており、その弾性力により下方への押し下げ力が得られる。このように弾性力を有して押圧しているため、外枠20からの振動が前枠30に伝達されにくく、搬送中等での振動に対して前枠30に装着された内部機器を保護できる。なお、このように前枠30が外枠20に閉止保持された状態のパチンコ機PMを持ち運びするときに、外枠20の後面側から指を窪み78内に差し込み、把持突起77に指を引っかけるようにしてパチンコ機PMを把持することができる。このため、パチンコ機PMを手で把持して搬送することが容易である。
第9に、下枠部材24の枠底面24aを、パチンコ機PMが所定後傾角度αを有して島構造体10に設置されるように、角度αのテーパを有して形成されており、枠底面24aを載置面上に接触させて外枠20を載置すると外枠20は載置面に対して角度αだけ後傾状態で起立する。よって、島構造体10へ外枠20の取り付けが簡単である。
ここで、下枠部材24に設けられた可変機能付き姿勢保持機構29において、左右に姿勢保持ローラ298を取り付けた連結シャフト297をU字状溝294a内に配設し、且つ固定ネジ295を装着位置まで螺合させてネジシャフト部295aにより連結シャフト297をU字状溝294a内に装着した状態で保持させれば、姿勢保持ローラ298の下端が枠底面24abから僅かに突出して枠底面24aが角度αだけ上方に傾いた状態となる。ここで、枠底面24aはパチンコ機PMを所定後傾角度αで遊技島構造体10に取り付けるために水平に対して角度αのテーパを有しているため、枠底面24aを載置面110(天板14)上に載置した場合、パチンコ機PMは後傾状態となり立設安定性が低くなるが、このように姿勢保持ローラ298が突出することにより、枠底面24aの前端部と姿勢保持ローラ298とが載置面110に接触して、パチンコ機PMが垂直に立設する状態となり、安定した立設状態を確保できる。
さらに、この状態では、図11から分かるように、側面視における姿勢保持ローラ298の外周より内周側に外枠20の後端下部コーナー部が位置するので、この状態で外枠20の前部を浮き上がらせると姿勢保持ローラ298が搬送面100に接触する状態となり、図12および図13に示すように、パチンコ機PMを後面側に倒すように斜めにして姿勢保持ローラ298を搬送面100上で転動させることにより、簡単に且つ容易にパチンコ機PMを搬送面100上で搬送移動させることができる。この場合、例えば、外枠20の上部後面側から手を差し込んで上枠部材21の下面に接合された当接部材75の把持突起77を指で把持し、パチンコ機PMを人手により簡単且つ軽快に搬送移動できる。
一方、パチンコ機PMを遊技島構造体10に取り付けるときには、固定ネジ295を解放位置まで螺合移動させてネジシャフト部295aを引っ込ませ、連結シャフト297をU字状溝294a内から取り外す。この状態では枠底面24aから下方に突出するものがなくなり、図9に示すように、パチンコ機PMを遊技島構造体10の天板14上に載置すれば枠底面24aが天板14に接触し、外枠24(パチンコ機PM)は所定角度αだけ後傾した状態となる。そこで、釘打ち孔264aから天板14に釘を打ち込んで外枠20(下枠部材24)を島構造体10に固定すれば、パチンコ機PMを所定角度αだけ後傾した状態で島構造体10に簡単に取り付けることができる。なお、このように取り外した左右に姿勢保持ローラ298を有する連結シャフト297を、別のパチンコ機PMの搬送等のために利用して、資源の有効活用を図ることもできる。
本発明に係る縦型遊技機としてのパチンコ機を遊技島構造体に取り付けた状態を示す正面図である。 本発明に係る縦型遊技機としてのパチンコ機を遊技島構造体に取り付けた状態を示す背面図である。 上記パチンコ機の外枠を構成する下枠部材を示す背面図であり、図3(A)は関東枠用の下枠部材、図3(B)は関西枠用の下枠部材の背面図である。 上記外枠の下部を示す正面図である。 上記外枠の下部を示す部分断面平面図である。 上記外枠の下部を示す背面図である。 上記外枠の下枠部材に設けられる前枠支持構造の部品構成を示す分解斜視図である。 上記外枠の下枠部材に設けられる第1上下動抑止機構および可搬機能付き姿勢保持機構の構成を示す部分断面分解斜視図である。 上記パチンコ機の下部を下ヒンジ機構51の中心を通る前後垂直面に沿って切断して示す側面断面図である。 下ヒンジ機構の部品構成を示す分解斜視図である。 上記パチンコ機の下部における第1上下動抑止機構および姿勢保持機構を示す部分断面側面図である。 姿勢保持機構に連結シャフトを取り付けてパチンコ機を搬送移動させる状態を示すパチンコ機の下部側面断面図である。 姿勢保持機構に連結シャフトを取り付けてパチンコ機を搬送移動させる状態を示すパチンコ機の側面図である。 第2上下動抑止機構の構成部品を示す斜視図である。 第2上下動抑止機構を示すパチンコ機の断面図である。
符号の説明
PM パチンコ機 PA 遊技領域
10 島構造体 11 島幕板
12 ランプ板 12a 呼出ランプ
13 保持枠
14 天板 14a 球箱載置台
15 腰板
131 抑止機構取付ボス 132 ビス
20 外枠 21 上枠部材
22 左枠部材 22a リベット挿通孔
23 右枠部材 23a リベット挿通孔
221,231 凹溝
222,232 リベット
223,233 受け座金
24,24′ 下枠部材
24a 枠底面
25,25′ 幕板部
25a 幕板上面部 25b 突出部
25c テーパ面 25d 前枠ガイドリブ
251 補強リブ
252,252′ 結合面部 252a リベット挿通孔
253,253′ 幕板延出部
253a ボス部 253b ネジ挿入孔
253c キャップ取付凹部
254 ネジ 255 キャップ
256 ヒンジ受容部
256a 受容凹部 256b 保持凹部
256c ネジ挿入孔 256d 保持ネジ孔
257a 支持機構取付ボス 257b ネジ孔
257c 支持開口 257d 逃げ溝
258a 抑止機構取付ボス 258b ネジ孔
258c 保持機構取付ボス
259 前枠係止アーム部 259a 係止凹部
259c 挿入凹部
26 底板部
261 下底面部
261a 底面リブ 261b 開口
262 上底面部 262a 底板延出部
262b ローラ配設開口 262c 保持機構取付ボス
264 釘ボス 264a 釘打ち孔
265 下面前端部
265a 下面前端延長部 265b 凹部
266 下端キャップ 266a ネジ
27 前枠支持機構
271 ベース部材
272 後面板部 272a ネジ挿入孔
273 右面板部 273a 上部
274 左面板部 274a 上部
275 支持ローラ
276 軸ピン
278 取付ネジ
28 第1上下動抑止機構
281 係止プレート
281a 係止アーム 281b ネジ孔
282 取付ネジ
29 可搬機能付き姿勢保持機構
291 支持プレート
292 下面部 292a ネジ
293 後面部 293a ボス部
294 側面部 294a U字状溝
294b 延長面部
295 固定ネジ 295a ネジシャフト部
297 連結シャフト
298 姿勢保持ローラ
30 前枠
31 枠部材
31a 係止突起 31b テーパ面
31c 係合部 31d テーパ面
32 施錠装置 33 ガラス扉
35 遊技盤 36 レール
37 画像表示装置 38 入賞具
39 アウト口
40 上球皿装置 41 上球皿部
42 球排出レバー
43 下球皿装置 44 下球皿部
45 発射ハンドル 46 灰皿
47 球抜きレバー
50 上ヒンジ機構
51 下ヒンジ機構 52 下ヒンジピン部材
53 板状部 53a ネジ挿入孔
54a 保持部 54b 支持部
54c 支持ピン部 55 固定ネジ
56 ヒンジ金具 56a 嵌合孔
57 ネジ 58 保持ネジ
61 球貯留タンク 62 タンクレール
63 球払出装置 64 電源基板
65 主基板 66 画像制御基板
70 第2上下動抑止機構
71 係止プレート 71a ネジ挿入孔
72 係止アーム
75 当接部材
76 係止突起
76a ネジ挿通孔 76b ネジ
77 把持突起
77a ネジ挿通孔 77b ネジ
78 窪み

Claims (3)

  1. 固定保持用の外枠と、前記外枠の側部にヒンジ結合されて横開き可能に取り付けられるとともに常時は前記外枠の前面開放空間を覆って閉止保持される前枠と、前記前枠の所要設定位置に装備された遊技構成部材とを有し、全体として縦向きに立設されて遊技に供される縦型遊技機において、
    前記外枠が、上枠部材、左枠部材、右枠部材および下枠部材から矩形枠状に形成され、
    前記下枠部材が、枠底面を形成する底板部と前記外枠に前記前枠が閉止保持された状態で前記前枠より下側において前面に露出する部分を覆う幕板部とから樹脂一体成形により形成され、
    前記底板部の上面に回転自在に取り付けられるとともに下端部が前記底板部の後部に形成された開口内に位置して配設された支持ローラを有し、
    前記支持ローラの外周面の一部が前記底板部の後端面から後方に突出しており、前記外枠を水平載置面上に載置して後傾させたときに前記支持ローラの外周面が前記水平載置面に接触して転動移動可能に構成されていることを特徴とする縦型遊技機。
  2. 側面視において、前記外枠の後部下端コーナー部が前記支持ローラの外周より内周側に位置するように前記支持ローラが前記底板部の上面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の縦型遊技機。
  3. 前記底板部の前記枠底面が、前記外枠の前面および後面に対して直角な面に対して所定角度だけ傾斜して形成されており、前記枠底面を水平載置面上に接触させて前記外枠を載置すると前記外枠は前記所定角度だけ後傾状態で起立するようになっており、
    前記支持ローラの下端が前記枠底面の前端を通り前記外枠の前面および後面に直角な面上に位置し、前記枠底面の前端および前記支持ローラの下端を水平載置面に当接させて前記外枠を垂直に起立させることができるように構成されていることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の縦型遊技機。
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