JP3933997B2 - 遊技盤の固定保持機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の遊技領域が形成された遊技盤を遊技機の前面側から着脱可能に収容する枠部材と、この枠部材に収容された遊技盤を収容姿勢に固定保持する固定手段とを備え、固定手段により遊技盤が固定保持された状態で遊技に供される遊技機に関し、さらに詳細にはこのような遊技機において遊技盤の着脱作業を容易化した薄型の遊技盤の固定保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような遊技機としてパチンコ機、アレンジボール機、いわゆる雀球遊技機などがある。この種の遊技機の代表例として例示されるパチンコ機では、案内レールで囲まれた遊技領域内に多数本の遊技釘や風車、種々の入賞具等が所定のゲージ設定で配設された遊技盤を有し、この遊技盤の遊技領域に打球発射装置から遊技球を打ち出して入賞具に落入させ入賞条件に応じた賞球の払出を受けることで、その賞球の増減を通して遊技を展開するように構成されている。
【0003】
遊技盤は、上下の球皿や打球発射装置の操作ハンドルなどが設けられた前枠の前面側もしくは裏面側、または、遊技球を貯留するタンク部材や球払出装置などの賞球機構が設けられて前枠の裏側に配設される裏機構枠の前面側などに取り付けられ、前枠の前面側に横開き開閉可能に取り付けられたガラス扉を通して遊技領域を遊技者に臨ませるように構成される。
【0004】
ここで、遊技盤の取付構造は、機種変更時における組み立て工程の対応の迅速化や遊技施設における遊技盤の交換作業容易化等のため着脱交換可能に構成することが望ましい。このため、例えば、遊技盤を遊技機の正面側から前枠の前面側に着脱させる形態(本明細書において便宜的に「前枠前方着脱形態」という)の遊技機にあっては、ガラス扉の背後に位置する前枠の前面側に遊技盤の外形寸法よりもわずかに大きめな枠寸法を有する額縁状の収容枠を形成して前枠の前方から遊技盤を着脱可能に収容させるとともに、この収容枠に遊技盤を固定する固定手段を設け、収容枠に収容された遊技盤を固定保持するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技盤を前枠に収容して固定保持するためには、着脱方向と反対側の枠部に遊技盤を前後方向に支持する支持構造が必要であり、例えば、上記した従来の前枠前方着脱形態の遊技機では、収容枠が額縁状に形成されて遊技盤の裏面を支持する後方支持面が形成されていた。このため、収容枠の枠部の厚さは遊技盤の基板となる化粧板(いわゆるベニヤ)の板厚に後方支持面の成形厚さを加えた寸法となり、収容枠を含む前枠全体の前後方向寸法が大型化するという問題があった。また、収容枠の後方にはタンク部材や球払出装置などの賞球機構、遊技盤の裏面側に排出される遊技済み球の処理経路などが形成された裏機構枠が、一般に横開き開閉可能に取り付けられており、後方支持面が収容枠の裏面側に張り出されれると裏機構枠との整合性が悪化するという問題もあった。
【0006】
さらに、従来の遊技機では作業者が遊技盤を収容枠に収容させた後、固定手段により遊技盤を固定保持させるまでの間は、遊技盤が収容枠に収められただけの状態であり、例えば上記した前枠前方脱着形態の遊技機にあっては、遊技盤を後方に押圧する押圧力を緩めると遊技盤の上部が前方に倒れ出てきたり遊技盤の下部が前方に滑り出てきて、遊技盤を落下させてしまったり遊技盤の裏面側に接続したコネクタケーブルを破損させてしまうおそれ等があった。このため、作業者は遊技盤を収容枠に収容させた後、片方の手で遊技盤を押さえながら他方の手で固定手段を操作して遊技盤の固定作業を行わざるを得ず、熟練作業者にとっても作業が繁雑であるという問題があった。特に遊技機を遊技施設に設置した後の盤面交換作業は遊技盤の着脱を習熟していない作業者が行うことが多く、このような作業者であっても容易かつ安全に遊技盤の着脱交換を行うことができる遊技機が求められていた。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり、収容枠を含む遊技機全体の前後方向寸法を小型にかつ裏機構枠などとの整合性を良好に構成するとともに、遊技盤の着脱作業を容易化して作業性を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、遊技釘および入賞具を有して所定の遊技領域が形成された遊技盤と、この遊技盤を遊技機の前面側から着脱可能に収容する収容枠を有して遊技領域をガラス扉に臨むように配設させる枠部材(例えば実施形態における前枠2)と、収容枠に収容されて収容姿勢に位置した遊技盤を枠部材に固定保持させる固定手段(例えば実施形態における固定機構70,80等)とを備え、遊技盤が固定手段により枠部材に固定された状態で遊技に供される遊技機に関するものである。そのうえで、枠部材には遊技盤が収容枠に収容されたときに遊技盤に設けられた係合部(例えば、実施形態における上縁係合部)と係脱可能に係合して遊技盤を収容姿勢で仮止めする仮止め部材(例えば実施形態における仮止め金具61)を有し、固定手段には仮止め部材と係脱可能に係合して仮止め部材を介して収容姿勢に仮止めされた遊技盤を後方に押圧する押圧部材(例えば実施形態における固定金具71,81等)を有し、枠部材には遊技盤を収容する収容枠の内方に突出し押圧部材と対向して遊技盤の裏面側を支持する当て板部を有するとともに、遊技盤の裏面側に当て板部を受容する当て板受容部を形成し、遊技盤を収容枠に収容させたときに遊技盤が仮止め部材によって収容姿勢に仮止めされ、仮止めされた遊技盤を固定手段により固定したときに当て板部材が当て板受容部に受容されて枠部材の裏面側と遊技盤の裏面側とが平坦になるように遊技盤の固定保持機構を構成する。
【0009】
このような構成の固定保持機構では、枠部材に収容枠の内方に突出する当て板部が設けられ、遊技盤の裏面側には当て板部を受容する当て板受容部が形成されて、遊技盤を収容枠に収容させて固定手段により固定したときに、当て板部材が当て板受容部に受容されて枠部材の裏面側と遊技盤の裏面側とが平坦になるように構成される。このため、従来、遊技盤の裏面よりも後方に形成されていた後方支持面を削除して収容枠の枠部の厚さを化粧板の板厚と同程度に収めることができ、収容枠を含む遊技機全体の前後方向寸法を小型に構成することができる。また、遊技盤が枠部材に固定されたときに枠部材の裏面側と遊技盤の裏面側とが平坦になるため、枠部材の背後に位置する部材との整合性が良好な固定保持機構を提供することができる。
【0010】
また、上記構成の固定保持機構では、遊技盤が収容枠に収容されたときに遊技盤と係合して遊技盤を収容姿勢に仮止めする仮止め部材が設けられており、この仮止め部材は固定手段による遊技盤の固定を解除した状態でも遊技盤を収容姿勢に維持する。このため、作業者が遊技盤を枠部材に収容させると遊技盤が仮持部材によって収容姿勢に仮止めされ、この状態で遊技盤から手を離してもその収容姿勢が保持される。従って、遊技盤の着脱時に作業者が遊技盤を片手で押さえていなくても遊技盤が傾動したり滑り出たりするようなことがなく、熟練作業者でなくとも容易かつ安全に盤面交換を行える遊技機を提供することができる。
【0011】
なお、上記「枠部材」とは、遊技盤を着脱可能に収容して遊技領域をガラス扉に臨むように配設させる部材をいい、例えば、遊技盤を収容する収容枠が前枠の前面側または裏面側に設けられる場合(前枠前方着脱形態または前枠後方着脱形態の遊技機)における前枠や、収容枠が裏機構枠の前面側に設けられる場合(裏機構枠前方着脱形態の遊技機)における裏機構枠などをいう。また「収容姿勢」とは遊技盤を収容枠の内側に位置させた姿勢をいい、遊技盤を収容枠の内部に位置させた収容姿勢から、固定手段によって遊技盤を固定保持させる過程で押圧力等により遊技盤が一定程度変位するような場合における変位前の姿勢を含む概念である。
なお、本発明において、仮止め部材は、遊技盤が収容枠に収容されるときに係合部の後面側と係合し収容枠の外方に弾性変形して係合部を受容し、遊技盤が収容枠に収容されたときに収容枠の内方に自己復帰して係合部の前面側と係合して遊技盤を収容姿勢に仮止めするように構成されることが好ましい。
また、固定手段は、遊技盤の固定時に仮止め部材を介して遊技盤を後方及び収容枠の内方に押圧し、遊技盤を収容姿勢に固定保持するように構成されることが好ましい。
また、枠部材における収容枠の下辺の左右に、収容姿勢の遊技盤を後方に付勢支持する係止機構が設けられ、固定手段は枠部材における収容枠の上辺の中央部に設けられることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る遊技盤の固定保持機構を備えた遊技機の代表例として、遊技盤を遊技機の正面側から前枠の前面側に着脱する前枠前方着脱形態のパチンコ機PMを図1および図2に示しており、まず、これら両図を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを正面側から見た正面図、図2はパチンコ機PMを裏面側から見た背面図である。なお、図2では遊技盤の裏面中央部の記載を省略している。
【0013】
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの左側縁に配設された上下のヒンジ機構3a,3bにより横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、常には右側縁に設けられた施錠装置4を利用して外枠1に閉鎖施錠された状態で保持される。
【0014】
前枠2の正面側には、前枠2の前面域に合わせた方形状のガラス扉5と、遊技球を貯留する球皿部を有して横長方形状の上球皿6とが、ともに左側縁に内蔵されたヒンジ機構により横開き開閉および着脱が可能に組付けられ、常には施錠装置4および図示省略するロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉止状態で保持される。ガラス扉5の中央部にはポリカーボネート板やガラス板等の透明板材5a,5bが取り付けられており、背後に位置する遊技盤20を透視可能になっている。前枠2の下部には遊技球を貯留する下球皿7設けられ、この下球皿7と並んで遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられている。
【0015】
前枠2の上部には、後に詳述する収容枠10が形成されており、この収容枠10に遊技盤20が固定保持されてその前面域がガラス扉5に臨むように配設される。遊技盤20は所定形状にルータ加工された厚さ19mm程度の積層合板の表面にセルを貼り付けた化粧板(ベニヤとも称される)21を基板として構成される。化粧板21の前面側には、帯状の外レール24aおよび内レール24bが円弧状に固設され、これらの案内レール24a,24bで囲まれた内側に遊技領域PAが区画される。遊技領域PAには、多数本の遊技釘とともにランプ風車25aや一般風車25b等の風車25、一般入賞具26aや始動入賞具26b並びに大入賞口を備えたアタッカー26c等の入賞具26、および遊技の進行状況に応じて所定の図柄を表示させる図柄表示装置28などが取り付けられ、遊技領域PAの下端には入賞具26に入賞せずに落下した遊技球を遊技盤20の裏面側に排出させるアウト口27が設けられている。案内レール24a,24bの外側には効果照明を行うためのランプ具23が取り付けられている。
【0016】
前枠2の裏面下部には、遊技球を外レール24aに向けて発射する打球発射装置9、および操作ハンドル8の回動操作を受けて打球発射装置9の作動を制御する発射装置制御基板B2が取り付けられている。前枠2の上下中間領域には遊技補助盤と称される補助機構部が形成され、その前面側に打球発射装置9によって打ち出された遊技球を外レール24aに案内する発射レールや、遊技領域PAに到達できずに打球発射装置9側に戻ってきたファール球を下球皿7に排出させるファール球回収経路部材、遊技の展開状況に応じた効果音を発生させるスピーカなどが取り付けられている。遊技補助盤は上球皿6の背後に位置しており、常には閉鎖保持される上球皿6によりその前面側が覆われている。
【0017】
前枠2の背後に位置して、裏セット盤(裏機構盤とも称される)30が取り付けられる。裏セット盤30は、外枠1の内寸サイズよりも幾分小さめの方形状をなし中央に表裏貫通する窓口31wを有して一体成形された基枠体31をベースとして構成される。
【0018】
裏セット盤30には、窓口31wを取り囲むようにして賞球を払い出すための賞球装置や遊技球の処理経路が設けられる。すなわち、基枠体31の裏面側には、遊技球の貯留・供給を行うタンク部材35、タンク部材35から供給される遊技球を整列させて流下させる整列樋部材36、整列樋部材から供給される遊技球を受けて所定数量の遊技球を待機保持させる賞球待機通路37、賞球待機通路37に待機された遊技球を所定の入賞条件等に基づいて払い出す球払出装置38、球払出装置38から払い出された遊技球を上下の球皿6,7に導く賞球払出経路39などの賞球装置よび賞球経路が設けられている。
【0019】
一方、基枠体31の前面側には、窓口31wの下方に位置して遊技盤20の裏面側に排出されたアウト球およびセーフ球などを集合させる集合経路が形成され、基枠体31の裏面側には集合経路と繋がって集合された遊技球を遊技施設側の回収バケットに排出させる球排出経路が形成されている。裏セット盤30は、基枠体31の側縁部上下に取り付けられた揺動ヒンジ部材32,33を介して前枠2の背後に横開き開閉および着脱可能に装備され、常には3カ所の閉鎖レバー34を利用して前枠2の背面および化粧板21の背面を覆うように閉鎖保持される。
【0020】
また、裏セット盤30の裏面各部には、パチンコ機PMの作動を統括的に制御するメイン基板B1や、メイン基板B1からの指令信号に基づいて球払出装置の作動制御を行う球払出基板B3、効果照明や効果音の作動制御を行うランプ・音声制御基板B4、これらの制御基板や各種電子機器等に電力を供給する電源基板B5などの回路基板が着脱交換可能に取り付けられ、各回路基板や電子機器が図示しないワイヤーハーネスで接続されてパチンコ機PMが構成される。
【0021】
パチンコ機PMは、ガラス扉5、上球皿6、裏セット盤30等がそれぞれ閉鎖され、前枠2が外枠1に閉鎖施錠された状態で遊技に供される。遊技は上球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより開始され、上球皿6に貯留された遊技球が1球ずつ打球発射装置9に送られ操作ハンドル8の回動操作角度に応じた強度で遊技領域PAに打ち出されてパチンコゲームが展開される。
【0022】
このように概要構成されるパチンコ機PMにあって、図3に、ガラス扉5や上下の球皿6,7、操作ハンドル8、遊技盤20、裏セット盤30などの遊技構成部品を取り外した状態の前枠2の正面図を示すように、前枠2の上部に遊技盤20を収容する収容枠10が形成され、この収容枠10に遊技盤20を係止する係止機構50、収容された遊技盤20を収容姿勢で仮止め支持する仮支持機構60、および収容された遊技盤20を収容姿勢に固定する固定機構70,80が設けられている。これらの各機構50,60,70,80は常には閉鎖施錠されるガラス扉5、上球皿6にその前面域が覆われる位置に配設されており、外観上パチンコ機の意匠に影響を与えることなく、また遊技者に各機構を認識させない構成となっている。
【0023】
収容枠10は、前枠2の裏面方向に延びて形成された壁面構成の上方枠部11、下方枠部12、右方枠部13および左方枠部14からなり、これら上下左右の枠部11,12,13,14が遊技盤20の周囲を取り囲むように前枠2と一体に形成される。収容枠10における左右枠部13,14の内面間隔は化粧板21の幅寸法よりも1〜2mm程度大きく形成され、上下枠部11,12の内面間隔は化粧板21の高さ寸法よりも数mm程度大きく形成されている。また、収容枠10の各部には、各枠部の内面から収容枠10の内側に向けて突出する舌片状ないしコーナ枠状の当て板部11a,12a,13a,14aが形成されている。各当て板部11a,12a,13a,14aは、収容枠10の後方に突出しないように枠内に形成されており、収容枠10の後端面が平坦になるように構成されている。
【0024】
一方、化粧板21の裏面側には、当て板部11a,12a,13a,14aの形成位置に合わせて当て板受容部41a,42a,43a,44a(図4〜図15を参照。後に詳述する)が形成されている。各当て板受容部41a,42a,43a,44aは、当て板部11a,12a,13a,14aの位置及び形状に合わせて化粧板21の裏面を当て板部の厚さ分ザグリ加工することによって形成され、化粧板21を収容枠10に収容保持させたときに、収容枠10の後端面と化粧板21の裏面とが位置整合して平坦になるように構成されている。
【0025】
さて、このように構成される収容枠10にあって、下方枠部12の左右2カ所に係止機構50が配設されている。図3中の矢印IV方向に見た係止機構50近傍の側断面図を図4に、この機構50を収容枠10の裏面側から見た斜視図を図5に示しており、以下、これらの図面を参照しつつ係止機構50について説明する。
【0026】
係止機構50は、下方枠部12を挟持するように取り付けられて上方に突出する係止金具51を主体として構成される。係止金具51は下方枠部12の上面に支持されるベース部51a、ベース部51aの前側が上向きに折り曲げられて上方に突出する係止辺部51b、ベース部51aの後側が下向きに折り曲げられて下方に延びる後方辺部51c、後方辺部51cの下部が前方に折り返されてベース部51aと平行に延び下方枠部12を上下に挟持する挟持辺部51d、挟持辺部51dの前端側が下向きに折り曲げられて下方に延びネジ58を挿通させる取付孔が穿設された固定辺部51eなどから構成される。
【0027】
係止辺部51bの後面と後方辺部51cの後端面との間隔、すなわちベース部51aの上面の前後方向寸法は、化粧板21の板厚と同一またはこれよりわずかに小さめに設定されている。また係止辺部51bの上端部は前方に向けて緩やかに曲げ成形され、化粧板21の下端部を滑らかに受容して案内するとともに、化粧板表面のすり傷発生を防止している。係止金具51は、板厚1〜2mm程度のステンレス鋼板や冷間圧延鋼板等の金属材料をパンチングやベンディング、プレス成形等の公知の加工手段を用いて図示する形状に成型し、必要に応じて所要の表面処理を施して形成する。
【0028】
一方、係止金具51の取付け位置には、下方枠部12の後縁部が係止金具51の板厚分切り欠かれて受容切り欠き部12cが形成されており、係止金具51が取り付けられたときに受容切り欠き部12cに係止金具51の後方辺部51cを受容して、後方辺部51cの後端面が左右の下方枠部12を含む収容枠10の後端面と同一面上に配設されるようになっている。受容切り欠き部12cの下方には固定辺部51eの前面を支持する円筒状のボス12bが形成され、その中心部にネジ58を受容するネジ受容部が形成されている。
【0029】
また、下方枠部12の左右側端には、下方枠部12と左右の枠部13,14との間を繋いでコーナ枠状の当て板部12a,12aが形成され、化粧板21の裏面側の左右角部には当て板部12aの形状に合わせて当て板部12aの厚さ分ザグリ加工された当て板受容部42aが形成されている。化粧板21の下端縁部は裏面側の角部が斜めにカットされ逃げ面42eが形成されている。
【0030】
係止金具51は、受容切り欠き部12cの形成位置に合わせて下方枠部12の上面にベース部51aを載置し、係止金具51を前方にスライド移動させてベース部51aと挟持辺部51dとの間に下方枠部12を挟持させるように嵌合接続させ、固定辺部51eの後方から取付孔を通してネジ58をボス12bに螺合締結させることで、下方枠部12に取り付けられる。
【0031】
こうして係止金具51が取り付けられると、ベース部51aが下方枠部12の上面に支持され、係止辺部51bが下方枠部12の前側で上方に突出するように配設される。後方辺部51bの後端面は収容枠10の後端面と同一面上に配設され、係止辺部51bはその後面と収容枠10の後端面との間の前後方向寸法が化粧板21の板厚と同一寸法もしくはわずかに小さめとなる前後方向位置に配設される。
【0032】
このように構成される係止機構50に遊技盤20を装着する際には、ガラス扉5および上球皿6を開放させた状態で、遊技盤20の前面側から化粧板21の左右側縁部を把持して遊技盤20をわずかに前傾姿勢に支持し、化粧板21の下端部を係止辺部51bの上方から収容枠10内に斜めに挿入する。
【0033】
ここで、当て板部12aの高さは、図3および図4に示すように、係止辺部51bの突出高さよりも大きく形成されている。このため、化粧板21の下端部を収容枠内に斜めに挿入したときに、左右の当て板受容部42aがそれぞれ当て板部12aの前面に係合してガイドされ、そのまま化粧板21を下方にスライド移動させることで、化粧板前面の適正位置に左右2カ所の係止辺部51bを係合させることができる。この係止辺部51bの上端部は前方に向けて緩やかに曲げ成形されているため、下方にスライド移動された化粧板21はその下端部が滑らかにベース部51aに導かれ、このとき係止辺部51bおよびベース部51aが弾性変形して化粧板21を傾斜姿勢で受容する。これにより、遊技盤20が前傾姿勢でベース部51a上に弾性的に付勢支持される。
【0034】
なお、化粧板21の裏面下端部には逃げ面42eが形成されているため、遊技盤20を傾斜姿勢で挿抜し、あるいは上下に揺動させても化粧板21の下端部が収容枠10の後端面よりも後方に突出することがなく、裏セット盤30が収容枠10の後端面と密着するように閉鎖保持されている状態で着脱作業を行っても、裏セット盤30に無理な応力を発生させるようなことがない。
【0035】
また、係止金具51の後端側はコの字状に折り曲げられて挟持辺部51dが形成され下方枠部12を挟持するように構成されている。このため、係止辺部51bを前方に傾けるような力が作用して係止辺部51bおよびベース部51aが弾性変形しても、挟持辺部51dがこの力を下方枠部12に伝達して支持させ、固定辺部51eに直接作用しないようになっている。従って、ネジ58を介してボス12bに過大な曲げモーメントや引っ張り力が作用することがなく、ボス12bが破断したりネジ受容部が損傷したりすることがない。また、このように係止金具を屈曲形成することにより弾性変形可能な領域長を長く取ることができ、柔軟かつ塑性変形しにくい係止機構を小型に構成することができる。
【0036】
なお、実施例では係止金具における係止辺部51bをベース部51aに対して直角に折り曲げ、係止辺部51bの後面と収容枠10の後端面との間の前後方向寸法が化粧板21の板厚と略同一の間隔を有して鉛直上方に突出する形態を例示したが、係止機構50は係る形態に限定されるものではなく、化粧板21の下端部を係止可能なものであればよい。例えば、実施例と同様の係止金具を配設する場合にあっては、係止辺部の下部で収容枠の後端面との間に化粧板21の板厚よりも幾分大きめの間隔を有し、係止辺部の上部で収容枠の後端面との間に化粧板21の板厚よりも幾分小さめの間隔を有して係止辺部51bをベース部51aに対して直角よりも小さい角度に折り曲げ、やや後傾姿勢で突出させる形態としてもよい。このような形態の係止機構では、化粧板21の板厚に多少のばらつきがあっても係止金具が弾性的に吸収し、化粧板との間に隙間が生じたり係止金具に過大な応力を発生させたりすることがない。
【0037】
このように構成される左右の係止機構50と対峙する上方枠部11の中央部に遊技盤20を収容姿勢で仮止めする仮支持機構60と、収容された遊技盤20を収容姿勢に固定保持する固定機構70とが設けられている。両機構60,70の構成を図6〜図10に示しており、以下これらの各図を参照しながら仮支持機構60および固定機構70について説明する。
【0038】
ここで、図6は収容枠10の裏面側斜め上方から見た仮支持機構60および固定機構70の分解斜視図、図7は図3中の矢印VII−VIIに沿った断面図であって遊技盤20を収容枠10に収容する前の状態における両機構を主として示す側断面図、図8は遊技盤20を収容枠10に収容して固定保持させた状態における両機構を主として示す側断面図、図9は図8中の矢印IX方向に見た背面図、図10は図8中の矢印X−Xに沿った平断面図である。
【0039】
遊技盤の仮支持機構60は、上方枠部11の上部に取り付けられて上方枠部11から収容枠10の内側に弾性的に突出し、遊技盤20が収容枠10に収容されたときに化粧板21の上縁係合部41と係脱可能に係合して遊技盤20を収容姿勢で仮止め支持する仮止め金具61を主体として構成される。
【0040】
仮止め金具61は、全体概要として、左右に分離されてそれぞれL字状に延びるアーム部と、このアーム部の前方に左右のアーム部を繋いで形成され下方に突出する横長樋状の係合辺部とからなり、より詳細には、上端にネジを挿通させる取付孔が形成されて下方に延びる左右の支持アーム部61a、支持アーム61aの下部が前向きに折り曲げられて前方に延びる左右の揺動アーム部61b、揺動アーム部61bの前側が下向きに折り曲げられて下方に延びるとともに左右の揺動アーム部を繋ぐように左右方向に延びて形成された第1係合辺部61c、第1係合辺部61cの下側が前向きに折り曲げられて前方に延びる第2係合辺部61d、第2係合辺部61dの前端部が斜め上方に折り曲げられた導入辺部61eなどの各部から構成される。
【0041】
このうち、揺動アーム部61bは仮止め金具61が上方枠部11に取り付けられたときに、揺動アーム部61bの下面が上方枠部11の枠面と略同一高さになるように形成され、第2係合辺部61dは遊技盤20を収容枠10に収容させた収容姿勢において化粧板21の上端面(上辺部41b)の高さ位置よりも低く形成され、第1係合辺部61cが化粧板の第1係合面41cと所定の係合高さをもって係合するように構成されている。また、支持アーム部61aと揺動アーム部61bとが左右に分離して形成され、これらのアーム部の間に後方からアプローチ可能な空間を形成するとともに、各アーム部の形成幅は金属材料のヤング率、板厚およびアーム長さに基づいて所定のバネ定数となるような幅に設定されており、揺動アーム部61bが上下方向に適当な弾性力を有して揺動変位できるように構成している。仮止め金具61は、板厚0.5〜1mm程度のステンレス鋼板や冷間圧延鋼板等の金属材料をパンチングやベンディング、プレス成形等の公知の加工手段を用いて図示する形状に成型し、必要に応じて所要の表面処理を施して形成する。
【0042】
固定機構70は、上方枠部11の上部に前後方向に延びて軸支され前枠2の前面側から回動操作可能に取り付けられる操作ボルト72、上方枠部11の裏面側で操作ボルト72に連結されて垂直面内に揺動可能に配設され仮止め金具61と係脱可能に係合する固定金具71、固定金具71を操作ボルトに連結固定するバネ座金73およびナット74などから構成される。
【0043】
操作ボルト72は、いわゆるストリッパボルトまたはショルダボルトと称される形態の六角穴付きボルトをベースとし、先端の雄ネジ部を上下平行に面取りして係合部72bが形成されている。
【0044】
固定金具71は、全体として卵形の平板カム形態をなし、舌片状のレバー部71a、レバー部71aの基端側に操作ボルトの係合部72bに合わせて小判状に穿設された係合孔71b、レバー部71aの先端側が緩やかに前方に曲げ成型されて形成された第1押圧部71c、レバー部71aの先端に円弧状に形成された第2押圧部71dなどから構成される。
【0045】
レバー部71aおよび第1押圧部71cは、固定金具71が上方枠部11に取り付けられたときに、係止金具61における第1係合面61cの前面の配設位置と整合し、固定金具71を操作ボルト72の軸まわりに揺動させたときに第1押圧部71cが係止金具の第1係合面61cと滑らかに係脱可能になっている。また、第2押圧部71dは固定金具71を操作ボルト72の軸まわりに揺動させたときに、円弧状の外周端面で係止金具の第2係合辺部61dと係脱可能に係合して第2係合辺部61dを押圧可能に構成され、操作ボルトの回動軸から先端までの半径が第2係合面61dを介して化粧板21の第2係合辺部41dを固定可能な長さに設定されている。固定金具71は、板厚2〜3mm程度の冷間圧延鋼板やステンレス鋼板等の金属材料をパンチングやプレス成形等の公知の加工手段を用いて図示する形状に成型し、必要に応じて所要の表面処理を施して形成する。
【0046】
一方、上方枠部の中央には、上方枠部11から下方に延びて正面視(または背面視)台形形状の当て板部11aが延出され、その上方に仮支持機構60および固定機構70の機構取付部が形成されている。
【0047】
機構取付部の中央には前枠2の前方から後方に延びて円筒状の軸受ボス11cが形成され、その中心に軸受ボス11cの前後を貫通して操作ボルト72の軸部を回動自在に軸支する軸受孔が形成されている。軸受ボス11cの裏面側端部には固定金具71の前面と当接して固定金具71を滑らかに摺動支持する座面が形成され、その前後方向位置は、固定金具71が当接支持されたときにレバー部71aの後面が係止金具61における第1係合面61cの前面の配設位置よりもわずかに後方に位置するように(すなわち第1係合面61cを後方に押圧するように)形成されている。
【0048】
また、軸受ボス11cの左右には、前枠2の前方から後方に延びて円筒状のアーム支持ボス11bが形成され、その中心にネジ68を受容するネジ受容穴が形成されている。アーム支持ボス11bは、軸受ボス11cよりも後方に延びて形成され、アーム支持ボス11bに仮止め金具61を取り付けたときに支持アーム部61aの後面が当て板部11aの前面と略同一または当て板部11aの前面よりも幾分前方に位置するように設定される。
【0049】
アーム支持ボス11bおよび軸受ボス11cの下方には、上方支持枠11を上下に連通する開口部11dが形成されている(図10を参照)。開口部11dは仮止め金具61の左右幅および固定金具71の揺動位置に合わせて形成されており、仮止め金具61および固定金具71をそれぞれアーム支持ボス11bおよび軸受ボス11cに取り付けたときに、仮止め金具61の揺動アーム部から先端側、固定金具71の先端側を上方枠部11から下方に突出させることができるようになっている。
【0050】
仮支持機構60は、仮止め金具61の前端側を開口部11dを通して収容枠10の内方に位置させ、左右の支持アーム部61aをネジ68を用いてアーム支持ボス11bにねじ止めすることで上方枠部11に取り付けられる。取付姿勢においては、仮止め金具61における揺動アーム部61bの下面が上方枠部11の枠面と略同一高さに位置し、第1係合辺部61c、第2係合辺部61d、導入辺部61eなどからなる係合辺部が開口部11dから下方に突出した位置に配設される。揺動アーム部61bは上下に弾性変形可能であり、これにより係合辺部61c,61d,61eが上下に揺動変位可能に支持される。
【0051】
固定機構70は、前枠2の前面側から操作ボルト72を軸受ボス11cの軸受孔に挿通させ、裏面側に突出した係合部72bに係合孔71bを係合させて固定金具71を支持させ、雄ネジ端部からバネ座金73およびナット74を係合させて締め付けることで上方枠部11に取り付けられる。取付姿勢にあっては、固定金具71が左右のアーム支持ボス11bに当接しない角度範囲で揺動可能に支持され、操作ボルト72を前枠2の前面側から回動操作することで、固定金具の第1押圧部71cが係止金具の第1係合面61cと滑らかに係脱して第1係合面を後方に押圧し、第2押圧部71dが係止金具の第2係合辺部61dと係脱して第2係合辺部61dを下方に押圧可能に配設される。
【0052】
一方、化粧板21の上部中央には上縁係合部41が形成されている。上縁係合部41は、化粧板21の裏面側に形成された当て板受容部41a、化粧板21の上端面たる上辺部41b、化粧板21の前面側に形成された第1係合面41cおよび第2係合面41d、当て板受容部41aと上辺部41bとが交わる上端角部が斜めにカットされて斜面状に形成された導入面41e、上辺部41bと第1支持面41cが交わる上端角部が面取りされて斜面状に形成された導出面41fなどから構成される。
【0053】
当て板受容部41aは、化粧板21の裏面側を当て板部11aの位置及び形状に合わせて当て板部11aの厚さ分ザグリ加工することによって形成され、遊技盤20の収容姿勢において収容枠10の後端面と化粧板21の裏面とが整合して平坦になるように構成されている。第1係合面41cおよび第2係合面41dは、仮止め金具61の第1係合辺部61cの前後方向の配設位置および第2係合辺部61dの上下方向の変位範囲に合わせて化粧板21の前面側をザグリ加工することによって形成され、後述する収容姿勢において第1係合面41cが第1係合辺部61cと所定の係合高さをもって係合し、第2係合面41dの上方に第2係合辺部61dが位置するように構成される。
【0054】
導入面41eは、係止機構50に化粧板21の下端部を係合させて遊技盤20を閉鎖方向に揺動させたときに、仮止め金具61の導入辺部61eが導入面41eに当接して乗り上げ可能に形成され、導出面41fは遊技盤20を収容姿勢から遊技盤20の上部を前方に引いて化粧板21を前傾方向に傾動させたときに、仮止め金具61の第1係合辺部61cの下端角部が導出面61fに案内されて乗り越え可能に形成されている。
【0055】
さて、以上のように構成される仮支持機構60および固定機構70の作用について、まず遊技盤20を収容枠10に装着する場合から、図11および図12を併せて参照しながら説明する。ここで、図11は遊技盤20を収容枠10に装着するときの仮支持機構60の作用を示す説明図(側断面図)、図12は遊技盤20を仮止め支持させたときの仮支持機構60の作用を実線で示し、遊技盤20を固定保持させたときの仮支持機構60および固定機構70の作用を二点鎖線で示す説明図(側断面図)である。
【0056】
作業者は、操作ボルト72を回動操作して固定金具71を上方に揺動待避させ、後述する側方の固定機構80における固定金具81を上方または下方に揺動待避させた状態で、既述した係止機構50を利用して化粧板21の下端部を収容枠10に斜めに挿入し、遊技盤20を前傾姿勢でベース部51a上に弾性的に支持させる。この状態で作業者が前傾方向への力を弱めると遊技盤20は係止金具51の弾性力により遊技盤20の上部が後方に揺動し、図11に示すように、化粧板21における上縁係合部41の導入面41eが仮止め金具61の導入辺部61eに当接した仮支持姿勢に係止される。
【0057】
この状態から作業者が遊技盤20の上部を後方に押圧すると、導入辺部61eが導入面41eに案内されて導入面41eの斜面を滑るように上動され、揺動アーム部61bの前端側を上方に揺動させるように弾性変形させて、化粧板21の進入を許容させる。導入辺部61eが導入面41eの上端まで移動すると、今度は第2係合辺部61dが上辺部41d上を滑り、化粧板21をさらに収容枠10の内方に進行させる。ここで、上方枠部11には導入辺部61eの上方に位置して受容溝11eが形成されており、揺動アーム部61bが揺動されて導入辺部61eが上動されたときに導入辺部61eを受容して待避させ、化粧板21を滑らかに着脱できるようになっている。
【0058】
化粧板21の収容枠10内方への揺動移動が進行し、第2係合辺部61dの後方角部が上辺部41dの前端部まで到達すると、揺動アーム部61bに蓄えられた弾性力により第2係合辺部61dの後方角部が導出面41fの斜面を滑り降りるように下動し、図12中に実線で示すように第1係合辺部61cが第1係合面41cと係合してアーム部が弾性変形する前の形状に復帰する。またこのとき、化粧板の当て板受容部41aが当て板部11aに当接し遊技盤20が収容枠10に収容された収容姿勢で仮止めされる。
【0059】
この仮止め状態では、仮止め金具61における第1係合辺部61cと、化粧板の上縁係合部41における第1係合面とが、例えば1mm程度の所定の係合高さで係合しており、作業者が化粧板21を後方に押圧する押圧力を解放しても遊技盤20が収容枠10に収容された収容姿勢に維持される。
【0060】
作業者はこのように仮止めされた遊技盤20の前方から、操作ボルト72を六角レンチ等を利用して回動操作し、固定金具71を下方に揺動させる。固定金具71が揺動されると固定金具の先端側が円弧軌跡を描いて下動し、まず前方に緩やかに曲げ成形された第1押圧部71cの曲面領域が係止金具の第1係合辺部61cの上部と滑らかに係合する。さらに固定金具71が下方に揺動されると先端側の曲面領域が下方に移動するに伴って基端側の平坦領域が第1係合辺部61cと係合し第1係合辺部61cを後方に押圧する。また、固定金具71の揺動に伴って先端の第2押圧部71dが係止金具の第2係合辺部61dと係合して下方に押圧し、さらに固定金具71が下方に揺動されると第1係合辺部61cが第1支持面41cに沿って下動し、支持アーム61aと揺動アーム部61bとを弾性変形させながら第2係合辺部61dを下方に押圧移動させる。
【0061】
そして、固定金具のレバー部71aが鉛直上下方向に延びる角度位置まで揺動されると、第1押圧部71cが第1係合辺部61cを介して第1支持面41cを後方に押圧して背後の当て板部41aとの間に化粧板21を挟持し、第2押圧部71dが第2係合辺部61dを介して第2支持面41dを下方に押圧して下方枠部12との間に化粧板21を挟持して、遊技盤20を収容姿勢に固定保持する(図8を参照)。
【0062】
こうして遊技盤20が収容枠10に固定保持されると、当て板部11aが当て板受容部41aに受容されて化粧板21の後面と収容枠10の後端面とが同一面上に配設される。このため、収容枠10の裏面側に平坦面が形成され、この後方に閉鎖される裏セット盤30との整合性を高めた構成を実現している。また、当て板部11aを上方枠部11の内面から収容枠10の内方に向けて突出形成させるとともに、化粧板21の裏面側をザグリ加工することによって当て板受容部41aを形成しているため、収容枠10を含む前枠2の厚さ寸法を薄型に構成することができる。
【0063】
一方、遊技盤20を取り外す際には上記装着時と逆の手順による。すなわち、図8に示すように遊技盤が固定された状態において、ガラス扉5を開放させ、前枠2の前方から六角レンチ等により操作ボルト72を時計回りまたは反時計回りに回動操作する。
【0064】
操作ボルト72が回動されると、固定金具71が揺動され先端の第2押圧部71d、第1押圧部71cが円弧軌跡を描いて上動される。このため、これらの押圧部に押圧されていた第2係合辺部61d、第1係合辺部61cへの押圧力が押圧部の上動に伴って緩められ、弾性変形していた揺動アーム部61b、支持アーム部61aに蓄えられた弾性力により両アーム部が復元方向に変位して第2係合辺部61d、第1係合辺部61c等を上方に揺動させ、図11に示す仮止め姿勢に復帰する。
【0065】
次いで、この仮止め姿勢から、例えば遊技盤上方の遊技釘や外レールに指をかけて化粧板21を前方に引き出す。このとき、遊技盤20は化粧板21の前面下端部が係止金具51によって係止されているため、当該係止部を中心として前方に傾動しようとし、固定金具61は第1係合面41cと係合状態にある第1係合辺部61cが前方に引かれて、ネジ68の固定部を中心にアーム部先端側の第1第2係合辺部が上方に揺動される。
【0066】
そして、第1係合辺部61cの下端角部が第1係合面41cの上端を越えて導出面41fに達すると、第1係合辺部61cの下端角部はこの斜面状の導出面41fに案内されて揺動アーム部61bを上方に揺動させながら滑るように上辺部41bに至り、上辺部41bおよび導入面41eをなぞるように通過させて、図11に示す仮止め前の状態になる。この状態では化粧板21の下端部が止金具51に弾性的に支持された仮支持姿勢にあり、遊技盤20の前面側を支えていなくても遊技盤が前方に倒れ出ることがない。そこで、作業者は遊技盤20を搬出するに適宜な位置を両手で把持し、化粧板21を斜め上方に引き出すことで遊技盤20を取り外すことができる。
【0067】
このように、係止機構50を備えた遊技機では、遊技盤20を係止機構に係止させたときに、係止機構50によって遊技盤20が収容方向に付勢された仮支持姿勢に係止される。さらに、仮支持機構60および固定機構70を備えた遊技機では、遊技盤20を収容枠10に収容させたときに、仮支持機構60によって遊技盤20が収容姿勢に仮止めされ、固定機構70による固定が解除された状態でも遊技盤20が収容姿勢に維持される。このため、遊技盤の着脱作業時に、収容枠10に収容させた遊技盤20を支えていなくても遊技盤20が倒れ出てきたり滑り出て来るようなことがなく、従って遊技盤を落下させ、あるいは遊技盤の裏面側に接続したコネクタケーブルを破損させるおそれを未然に防止して、非熟練者でも容易かつ安全に遊技盤の着脱交換を行うことができる。
【0068】
なお、実施例では遊技盤の着脱作業の容易さや係止機構50による遊技盤20の仮支持姿勢の安定化、下方枠部12に配設される機構構成の簡明化、および化粧板21の上下辺の浮き上がり防止などの観点から、係止機構50を収容枠10における下方枠部12に設け、仮支持機構60および固定機構70を上方枠部11に設けた例を示したが、これらの各機構は係止機構50と仮支持機構60および固定機構とが対峙する枠部に配設される位置関係であれば適宜に変更して設けることができ、例えば、上下の配設位置関係を逆に構成し、あるいは左右の枠部に対峙するように配設して構成することも可能である。
【0069】
次に、収容枠10における左右の枠部13,14に配設される固定機構80について図13〜図15を参照して説明する。なお、右方枠部13に配設される固定機構と左方枠部14に配設される固定機構とは共通部品を用いて左右対称に配設されている。そこで、以下では右方枠部13に配設される固定機構80を例示して説明し、左方枠部14に配設される固定機構80についての重複説明を省略する。ここで、図13は図3中の矢印XIII−XIIIに沿った平断面図であって遊技盤20を収容枠10に収容する前の状態における固定機構80の平断面図、図14は収容枠10の前面側斜め上方から見た固定機構80の分解斜視図、図15は図13に対応し遊技盤20を収容枠10に収容して固定保持させた状態における固定機構80の平断面図である。
【0070】
固定機構80は、右方枠部13に前後に延びて軸支され収容枠10の前面側から回動操作可能に取り付けられる操作ボルト82、操作ボルト82に連結されて垂直面内に揺動可能に支持される固定金具81、操作ボルト82を固定するバネ座金83およびナット84などから構成される。
【0071】
固定金具81は、舌片状のレバー部81a、レバー部81aの基端側に穿設された角孔状の係合孔81b、レバー部81aの先端側にエンボス加工により形成されて後方に球面状に突出する押圧部81cなどからなり、既述した固定金具71と同様の金属材料を同様の加工手段により成形し所要の表面処理を行って形成される。また操作ボルト82は六角穴付きボルトをベースとし、プレス成形や切削加工によりボルト頭部の座面側に係合孔81bと係脱可能な角柱状の係合部82bを形成して構成される。
【0072】
右方枠部13には、前後に延びて軸受ボス13cが形成され、その中心に軸受ボス13cの前後を貫通して操作ボルト82の軸部を回動自在に軸支する軸受孔が形成されている。軸受ボス13cの前端側には操作ボルトの角柱部82bを受容するとともに、前端面で固定金具81の係合孔81bの周囲を支持する円環状の支持部13bが形成されている。また、軸受ボス13cの後端側は収容枠10の後端面よりも浅く設定されて座面が形成されており、バネ座金83およびナット84を受容して操作ボルト82のネジ先端部が後方に突出しないように構成されている。なお、支持部13bの前端面の形成位置は、固定金具81の後面が支持部13bに当接するように取り付けたときに、固定金具81における押圧部81cの突出端面が収容姿勢にある化粧板21の前面よりも幾分後方に位置するように(すなわち、押圧部81cが押圧力をもって化粧板21と係合するように)設定されている。
【0073】
左方枠部13の後端側には、固定金具81の揺動領域に合わせて左方枠部13の内面から収容枠10の内方に向けて突出する当て板部13aが形成され、その基端側には軸受ボス13cと同軸に収容枠10の内方に円弧状に突出する位置決め突起部13sが形成されている。
【0074】
一方、化粧板21の裏面側には、遊技盤20の収容姿勢における当て板部13aの位置及び形状に合わせてザグリ加工された当て板受容部43aが形成されるとともに、位置決め突起部13sと係合可能なアーチ状の位置決め受容部43sが形成されている。また、化粧板21の前面に固定されたランプ具23には、固定金具81の揺動軌跡に合わせて金具受容部23cが形成されており、固定金具81を揺動変位させたときに固定金具の先端側を受容可能に構成されている。
【0075】
固定機構80は、固定金具81の前面側から係合孔81bに操作ボルト82を通して係合孔81bと係合部82bとを係合させて、前枠2の前面側から操作ボルト82を軸受ボス13cの軸受孔に挿通させ、裏面側に突出した雄ネジ部にバネ座金83およびナット84を係合させて締め付けることにより右方枠部13に取り付けられる。取付姿勢にあっては、固定金具81が支持部13bの前端面に当接支持されて垂直面内で操作ボルト82の軸まわりに揺動可能に配設され、操作ボルト82を前枠2の前面側から回動操作することで、レバー部先端側の押圧部81cを収容枠10の内方に突出させ、あるいは収容枠10の外方に待避させることができる。
【0076】
このように構成される固定機構80では、図13に示すように、固定金具81のレバー部81aを下方(または上方)に位置させてレバー部81aを収容枠10の前方延長線上から待避させた状態で、既述したように遊技盤20を収容枠内に収容させる。このとき、遊技盤20は化粧板21の下端面が係止金具51のベース部51aに支持されて上下方向に位置決めされ、また化粧板21の左右に形成された位置決め受容部43sが左右の枠部13,14に形成された位置決め突起部13sと係合して左右方向に位置決めされた状態で、仮支持機構60によって収容枠10に仮止めされる。
【0077】
そこで、作業者は図13中に二点鎖線で付記するように前枠2の前方から六角レンチLを用いて操作ボルト82を回動させ、固定金具81を時計回りに揺動させる。このとき固定金具81の先端部は円弧軌跡を描いて上方に揺動し、その先端部がランプ具23に形成された金具受容部23cからランプ具23の内側に進入して受容されるとともに、押圧部81cが化粧板21の前面に乗り上げるように滑らかに係合し、レバー部81aがわずかに弾性変形して化粧板21を後方に押圧する。これにより、遊技盤20は当て板部13aと固定金具81との間に所定押圧力をもって挟持され収容枠10に固定保持される。
【0078】
こうして遊技盤20が収容枠10に固定保持されると、当て板部13aが当て板受容部43aに受容されて化粧板21の後面と収容枠10の後端面とが同一面上に配設され、裏セット盤30との整合面が平坦に形成される。また、当て板部13aが右方枠部13の内面から収容枠10の内方に向けて突出成形されるとともに、化粧板21の裏面側をザグリ加工することによって当て板受容部43aが形成されているため、収容枠10を含む前枠2の厚さ寸法を薄型に構成することができる。
【0079】
また、固定機構80ではランプ具23に金具受容部23sを設け、固定金具81の先端部がランプ具23の内方に進入して化粧板21を固定保持する構成のため、固定金具81がガラス扉5の前面側から殆ど視認されることがなく、遊技機の意匠を妨げることなく着脱操作が容易な固定機構を提供することができる。
【0080】
そして、以上のようにして構成される遊技盤の固定装置は、図16に示すように遊技盤20(化粧板21)の下辺左右に係止機構50,50が設けられ、遊技盤20の上辺中央部に仮支持機構60および固定機構70が設けられて、遊技盤20の下辺を基準とする二等辺三角形の固定形態が形成される。また、左右の固定機構80,80により遊技盤20の左右の側辺部がこれに加えて固定され下辺を基準とする五角形の固定形態が形成される。
【0081】
一方、従来における遊技盤の固定形態は、図17(a)に示すように遊技盤の左右の側辺部に閉鎖クランプK1〜K4を設け、これらの閉鎖クランプK1〜K4で遊技盤を押圧固定する固定形態や、図17 (b)に示すように遊技盤の四隅に回転式の固定レバーL1〜L4を設けるとともに収容枠側に固定レバーと係合するレバー係合部を配設し、これらの固定レバーL1〜L4を90度ないし180度回転させることで固定レバーとレバー係合部とを係合させ遊技盤を固定する固定形態が用いられていた。ところが、これらの固定形態ではいずれも遊技盤の上下辺の中央部の固定が不十分になりやすく、遊技機のなかには上下辺の中央部が収容枠から浮き上がった状態で使用されているものも散見される。
【0082】
本実施例に開示する固定形態では、上記したように遊技盤20の下辺が2カ所の係止機構50により固定され、遊技盤20の上辺中央部が固定機構70により固定されるため、従来の固定機構のように遊技盤の上下中央部が浮き上がるようなことがなく、さらに左右側辺部の固定機構を加えた五角形の固定形態により遊技盤20を確実に収容枠に固定して安定性の高い固定機構を構成している。
【0083】
なお、以上では、収容枠10が前枠2の前面側に一体に形成され、遊技盤20を前枠2の前方から着脱する前枠前方着脱形態のパチンコ機PMを例に説明したが、本発明はかかる着脱形態に限るものではない。例えば、収容枠が裏セット盤の前面側に設けられ、前枠の前方または裏セット盤の前方から遊技盤を着脱する裏機構枠前方着脱形態の遊技機や、これらの各形態において収容枠が前枠や裏セット盤と別体に形成され、これを前枠または裏セット盤に組み付けることで収容枠が配設される遊技機などにおいても同様に構成し同様の効果を得ることができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、所定の遊技領域が形成された遊技盤と、この遊技盤を遊技機の前面側から着脱可能に収容する収容枠を有して遊技領域をガラス扉に臨むように配設させる枠部材と、収容枠に収容された遊技盤を枠部材に固定保持させる固定手段とを備え、遊技盤が固定手段により枠部材に固定された状態で遊技に供される遊技機において、枠部材には遊技盤が収容枠に収容されたときに遊技盤に設けられた係合部と係脱可能に係合して遊技盤を収容姿勢で仮止めする仮止め部材を有し、固定手段には仮止め部材と係脱可能に係合して仮止め部材を介して収容姿勢に仮止めされた遊技盤を後方に押圧する押圧部材を有し、枠部材には遊技盤を収容する収容枠の内方に突出し押圧部材と対向して遊技盤の裏面側を支持する当て板部を有し、遊技盤の裏面側に当て板部を受容する当て板受容部を形成して、遊技盤を収容枠に収容させて固定手段により固定したときに、当て板部材が当て板受容部に受容されて枠部材の裏面側と遊技盤の裏面側とが平坦になるように遊技盤の固定保持機構を構成する。
【0085】
このような構成の固定保持機構によれば、遊技盤の裏面側を支持する当て板部材が枠部材から収容枠の内方に突出して配設され、遊技盤の裏面側には当て板部を受容する当て板受容部が形成されて、遊技盤を固定保持させたときに枠部材の裏面側と遊技盤の裏面側とが平坦になるように構成される。このため、収容枠を含む遊技機全体の前後方向寸法を小型に構成することができるとともに、枠部材の背後に位置する裏機構枠等との整合性を高めた固定保持機構を提供することができる。
【0086】
また、上記構成の固定保持機構によれば、作業者が遊技盤を収容枠に収容させると遊技盤が仮止め部材によって収容姿勢に仮止めされ、この状態で遊技盤から手を離しても収容姿勢が保持される。従って、このような固定保持機構を備えた遊技機では、遊技盤の着脱作業時に遊技盤が滑り出て落下させるようなことがなく、熟練作業者でなくても容易かつ安全に盤面交換を実施可能な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技盤の仮支持機構を備える遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。
【図2】上記パチンコ機の裏面側を示す背面図である。
【図3】上記パチンコ機からガラス扉や上下の球皿、遊技盤、裏セット盤などの遊技構成部品を取り外した状態の前枠2の正面図である。
【図4】図3中の矢印IV方向に見た係止機構近傍の側断面図である。
【図5】上記係止機構を収容枠の裏面側から見た斜視図である。
【図6】収容枠の裏面側斜め上方から見た仮支持機構および固定機構の分解斜視図である。
【図7】図3中の矢印VII−VIIに沿った断面図であり、遊技盤を収容枠に収容する前の状態における仮支持機構および固定機構を主として示す側断面図である。
【図8】遊技盤を収容枠に収容して固定保持させた状態における仮支持機構および固定機構を主として示す側断面図である。
【図9】図8中の矢印IX方向に見た仮支持機構および固定機構の背面図である。
【図10】図8中の矢印X−Xに沿った仮支持機構および固定機構の平断面図である。
【図11】遊技盤を収容枠に収容させるときの仮支持機構の作用を示す説明図(側断面図)である。
【図12】遊技盤を仮止め支持させたときの仮支持機構の作用を実線で示し、遊技盤を固定保持させたときの仮支持機構および固定機構の作用を二点鎖線で示す説明図(側断面図)である。
【図13】図3中の矢印XIII−XIIIに沿った平断面図であり、遊技盤を収容枠に収容する前の状態における固定機構80の平断面図である。
【図14】収容枠の前面側斜め上方から見た固定機構の分解斜視図である。
【図15】遊技盤を収容枠に収容して固定保持させた状態の固定機構の平断面図である。
【図16】本実施例に開示する固定機構の配設位置を模式的に示す説明図である。
【図17】従来の固定機構の配設位置を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
B1 メイン基板
B2 発射装置制御基板
B3 球払出制御基板
B4 ランプ・音声制御基板
B5 電源基板
PA 遊技領域
PM パチンコ機
1 外枠
2 前枠
3a,3b ヒンジ機構
4 施錠装置
5 ガラス扉(5a,5b 透明板材)
6 上球皿
7 下球皿
8 操作ハンドル
9 打球発射装置
10 収容枠
11 上方枠部(11a 当て板部、11b アーム支持ボス、11c 軸受ボス、11d 開口部、11e 受容溝)
12 下方枠部(12a 当て板部、12b ボス、12c 受容切り欠き部)
13 右方枠部(13a 当て板部、13b 支持部、13c 軸受ボス、13s 位置決め突起部)
14 左方枠部(14a 当て板部)
20 遊技盤
21 化粧板
23 ランプ具(23s 金具受容部)
24 案内レール(24a 外レール、24b 内レール)
25a,25b 風車
26 入賞具
(26a 一般入賞具、26b 始動入賞具、 26c アタッカー)
27 アウト口
28 図柄表示装置
30 裏セット盤
31 基枠体(31w 窓口)
32,33 裏セット盤揺動ヒンジ部材
34 閉鎖レバー
35 タンク部材
36 整列樋部材
37 賞球待機通路
38 球払出装置
39 賞球払出経路
41 上縁係合部(41a 当て板受容部、41b 上辺部、
41c 第1係合面、41d 第2係合面、41e 導入面、41f 導出面)
42a 当て板受容部
42e 逃げ面
43a 当て板受容部
43s 位置決め受容部
44a 当て板受容部
50 係止機構
51 仮止め金具(51a ベース部、51b 係止辺部、51c 後方辺部
51d 挟持辺部、51e 固定辺部)
58 ネジ
60 仮支持機構
61 仮止め金具(61a 支持アーム部、61b 揺動アーム部、
61c 第1係合辺部、61d 第2係合辺部、61e 導入辺部)
68 ネジ
70 固定機構
71 固定金具(71a レバー部、71b 係合孔、71c 第1押圧部、
71d 第2押圧部)
72 操作ボルト(72b 係合部)
73 バネ座金
74 ナット
80 固定機構
81 固定金具(81a レバー部、81b 係合孔、81c 押圧部)
82 操作ボルト
83 バネ座金
84 ナット

Claims (4)

  1. 遊技釘および入賞具を有して所定の遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技盤を遊技機の前面側から着脱可能に収容する収容枠を有して前記遊技領域をガラス扉に臨むように配設させる枠部材と、前記収容枠に収容されて収容姿勢に位置した前記遊技盤を前記枠部材に固定保持させる固定手段とを備え、前記遊技盤が前記固定手段により前記枠部材に固定された状態で遊技に供される遊技機において、
    前記枠部材には前記遊技盤が前記収容枠に収容されたときに前記遊技盤に設けられた係合部と係脱可能に係合して前記遊技盤を前記収容姿勢で仮止めする仮止め部材を有し、
    前記固定手段には前記仮止め部材と係脱可能に係合して前記仮止め部材を介して前記収容姿勢に仮止めされた前記遊技盤を後方に押圧する押圧部材を有し、
    前記枠部材には前記遊技盤を収容する前記収容枠の内方に突出し前記押圧部材と対向して前記遊技盤の裏面側を支持する当て板部を有し、
    前記遊技盤の裏面側には前記当て板部を受容する当て板受容部が形成されており、
    前記遊技盤を前記収容枠に収容させたときに前記遊技盤が前記仮止め部材により前記収容姿勢に仮止めされ、前記仮止めされた前記遊技盤を前記固定手段により固定したときに前記当て板部材が前記当て板受容部に受容されて前記枠部材の裏面側と前記遊技盤の裏面側とが平坦になるように構成されていることを特徴とする遊技盤の固定保持機構。
  2. 前記仮止め部材は、前記遊技盤が前記収容枠に収容されるときに前記係合部の後面側と係合し前記収容枠の外方に弾性変形して前記係合部を受容し、前記遊技盤が前記収容枠に収容されたときに前記収容枠の内方に自己復帰して前記係合部の前面側と係合して前記遊技盤を前記収容姿勢に仮止めするように構成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技盤の固定保持機構。
  3. 前記固定手段は、前記遊技盤の固定時に前記仮止め部材を介して前記遊技盤を後方及び前記収容枠の内方に押圧し、前記遊技盤を前記収容姿勢に固定保持するように構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技盤の固定保持機構。
  4. 前記枠部材における前記収容枠の下辺の左右に、前記収容姿勢の遊技盤を後方に付勢支持する係止機構が設けられ、前記固定手段は前記枠部材における前記収容枠の上辺の中央部に設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機の固定保持機構。
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