JP3603126B2 - パチンコ機の蝶着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機の外枠と前枠の一側縁同志を開閉自由に、且つ着脱自由に軸着連結する蝶着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技場(ホール)においてパチンコ機はホールに設備する取付台に外枠を固定することによって設置され、遊技板を始めパチンコ機を構成する主要部品類を収める前枠をこの外枠に蝶着装置を介して開閉自由に蝶着連結しており、保守作業や、整備点検作業の際には取付台に固定される外枠から上記蝶着装置を介して前枠を回動させながら前方に引き出し、併せて前枠の背面を露出させ、ここに装備する部品類の整備,点検の作業、保守,交換の作業等を行うようにしている。その一方、必要ある場合には前枠を開放した状態のとき蝶着装置の支軸の軸着を外して外枠から前枠を取り外せるようにもなっている。この着脱はパチンコ機の組立製造時にも有効に利用されている。
【0003】
ところで、従来の蝶着装置は一般的構造として例えば実公平4ー36857号公報に開示されるように外枠と前枠の一側縁上端と下端にそれぞれ対応するように一対の蝶着部、つまり固定部材と回動部材を備えて、その一方に備える支軸を他方に設ける軸受部(孔)に着脱自由に嵌入し、軸着連結して上記支軸を支点に前枠を開閉自由に取付けるように構成してある。この軸着連結の際上下の支軸を同時に軸受孔に嵌入させるのは困難であることから、一般には一方の支軸を他方の支軸より長く形成して、先ずこの長い支軸をこれに対応する軸受孔に嵌合して蝶着部相互の連結を行い、次に短い支軸の嵌合を行って上下における連結組合せをするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この上下における蝶着部の支軸の長さを違えて軸受部に対する嵌合をずらし、片方づつ軸着連結する作業は支軸と軸受部(孔)との位置合せが上下同時に行う場合に比較して多少楽であるが、外枠に組付ける前枠は主要部品の殆どを組付けて重量物となっているため、支軸と軸受部の位置合せは困難なものとなっている。ことに長い支軸を軸受部に嵌合させたのち、短い支軸をこれに対応する軸受部に嵌合するとき、前枠の重量を支えて浮かした状態で短い支軸に軸受部を位置合せし、両者が一致したところで前枠を下し、上下の支軸の軸着を完了させることから、軸着連結作業は前枠の重量を支えた状態で行わなければならず厄介であり、また危険であり作業員一人では困難な作業となっている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した従来のパチンコ機における蝶着装置の問題点に鑑み、これを解消すべく研究開発されたもので、その主たる目的は外枠に対して前枠を連結組付ける際、また外枠から前枠を外す際に上下に各対応して設ける蝶着部相互の支軸の嵌合を円滑に且つ容易に行えるようにしたパチンコ機の蝶着装置を提供しようとするものである。
【0006】
ことに前述した様に従来の蝶着装置は上下一対宛備えられる蝶着部相互における支軸と軸受部(孔)との嵌合に当たって前枠の重量を支えた状態でこれらを上下において位置合せし、徐々に前枠を下しながら軸受孔との嵌合を果すことによって軸着連結させる困難さに鑑み、本発明は一方の蝶着部相互の連結は支軸と軸受孔とを上下に臨ませて嵌合し、軸着連結するのに対して他方の蝶着部相互の連結は上記一方の蝶着部相互の連結点を支点にして水平方向に移動させてこの蝶着部に備える支軸と軸受部とを嵌合させ軸着連結することにより行うものにして、前枠の重量を支えた状態での連結作業を回避すると共に、上下における支軸の位置合せを容易にして迅速且つ安全確実に組立て、或いは取外し作業が行えるようにしたパチンコ機の蝶着装置を提供しようとするものである。
【0007】
本発明を更に詳述すると、その特徴とするところは、外枠の一側縁上下部と、前枠の一側縁上下部に各対応させて蝶着部を備え、上下それぞれ上下の支軸を介して軸着連結し、前枠を開閉自由に蝶着してなるパチンコ機の蝶着装置において、前枠下部の蝶着部は外枠下部の蝶着部の上に重ねて支持し、且つ前記下方の支軸を介して回動自由に軸着連結する一方、前枠上部の蝶着部は外枠上部の蝶着部の下方に臨ませると共に、該前枠の蝶着部上面に前記上方の支軸を立設せしめ、また前記外枠上部の蝶着部には左右の方向に軸係入口を開設する軸受部を設けて前枠を開放した状態において上記軸係入口を通して前記上方の支軸を側方から水平移動させて係入軸承させ連結してなることを特徴としたパチンコ機の蝶着装置を提供することにある。
【0008】
また本発明は、上記蝶着装置において、前記外枠上部の蝶着部は前方に向けて水平に突き出す板片にしてその前縁部に沿って垂下片を垂設し軸受部とする一方、該垂下片の一側方を開放して軸係入口を設けることを特徴としたパチンコ機の蝶着装置を提供することにある。
【0009】
また本発明は、上記蝶着装置において、前記軸受部を形成する垂下片の内側には支軸の軸径に適合した軸承部を有する軸受補助部材を備えてなることを特徴としたパチンコ機の蝶着装置を提供することにある。
【0010】
また本発明は、前記外枠上部の蝶着部に備えられる軸受部には軸係入口に支軸の脱出を阻止するロック部材を備えてなることを特徴としたパチンコ機の蝶着装置を提供することにある。
【0011】
更にまた本発明は、前記ロック部材はばねの付勢により常には軸係入口を閉ざす一方、軸受部の外に延設するレバーの操作で上記ばねに抗して前記軸係入口を開放できるようにしてなることを特徴としたパチンコ機の蝶着装置を提供することにある。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る蝶着装置を図面に示す一例に基づき詳述することにする。図1は使用状態を示す斜視図で、図2は外枠と前枠を分離した状態の斜視図、図3は外枠と前枠を分離した状態における要部を拡大した一部断面とする正面図である。
図面において1は外枠を示し、2は前枠を示す。外枠1は木枠を矩形に組んで形成してあり、前枠2は額縁形に形成する本体部の前面に窓を囲むようにガラス枠3を一側縁を蝶着して開閉自由に取付けると共に、このガラス枠3の下に同じく一側縁を蝶着して上皿枠4を開閉自由に取付け、更にその下に下皿基板5を固定してこれら三者により前枠2の本体部前面を被うようにしてある。
【0013】
一方、前枠2は背面に浅い箱型に形成する機構枠体6を固定して前方からその内部に収める図示しない遊技板を前記ガラス枠3の開口部7に臨ませ、前面側からこの遊技板が覗けるようにしてあり、また機構枠体6の背面には貯留タンク8を始めとして賞球装置、セーフ球通路、賞球放出樋等の諸装置が組付けられる。
【0014】
図中9a,9bと10a,10bは外枠1と前枠2とを上下2点において蝶着し連結するそれぞれ対をなす蝶着部である。外枠側に固定される蝶着部9a,10aは左側部の上端コーナー部と下端コーナーに上下相対向するように取付けられ、前枠2側に固定される蝶着部9b,10bは左側部の上下両端にそれぞれ取付けられて、上部の蝶着部9bは蝶着部9aに、また下部の蝶着部10bは蝶着部10aに各対応するように取付けられる。
【0015】
これらを更に詳述すると、図3、図4に示すように外枠1側の下部の蝶着部10aは金属板をL字形に屈曲させてその一方の取付片11を外枠の左側枠12に内側から沿わせてねじ止めし、他方の取付片13を下枠14の上面に乗せてコーナー部に固定し、取付片13から前方に向けて水平に張り出す片部13aに支軸15を立設している。
【0016】
この下部の蝶着部10aに対応する前枠2側の蝶着部10bは金属板をL字形に屈曲させて形成し、一方の取付片16を前枠本体部の左下コーナー部の背面に添わせてこれをねじ止めし、他方の片17をこの前枠前面より前方に突き出しこれに前記蝶着部10aに設ける支軸15を嵌合する軸受孔18を設けている。
【0017】
一方、外枠1の上端コーナー部に取付けられる上部蝶着部9aはL字形に屈曲させた金属板の一方の取付片19を上部枠20の上面に添わせ、他方の取付片21を左側枠12の外側面に添わせてそれぞれをねじ止めして固定してあり、上記一方の取付片19の前縁から前方に板片22を突出し、その下面に軸受部23を形成している。
【0018】
上端コーナー部に取付けられる蝶着部9aは前方に突き出す板片22を前記下部蝶着部10aに設ける片部13aと上下において相対向するようにしてあり、ここに設ける上記軸受部23を支軸15の直上に位置させる。
図示する軸受部23は板片22の前縁を円弧状に形成し、この弧状前縁部から垂下する垂下片24の囲みによって形成される。そして、ここでは垂下片24の内側に合成樹脂製の軸受補助部材25を嵌め付け、この補助部材に湾形に形成する凹部によって軸承部26を設け、軸受部23の軸承位置を確定させている。
【0019】
図中、27は上記軸承部26に嵌め込まれる支軸28の抜け出しを阻止するロック部材である。このロック部材は板片22から垂設される垂下片24の高さと略等しい板厚に形成してあり、一端から長く突き出るようにレバー29が延設してある。そして、このロック部材は前記板片22の下面に植設する枢着軸30を軸孔31に挿通し、ワッシャ32及び止めリング33を嵌装することによってこの枢着軸30に回動自由に取付けられ、一端の閉塞壁部27aを前記軸受補助部材25の軸承部26に臨ませると共に、前記レバー29を垂下片24によって囲まれる軸受部23の外に突き出すようにしてある。
【0020】
図中、34はロック部材27の閉塞壁部27aを常時軸承部26に臨ませるための巻ばねである。このばね34は枢着軸30に巻付けロック部材に形成する溝35に収めるようにしてあり、一端34aを取付片の縁に掛け止め、他端34bを溝35の一側壁に掛け止めてこの両者間に縮設し、閉塞壁部27aが軸承部26の開口部に臨むように付勢させてある。尚、ばね34によって付勢されるロック部材は上面に形成する弧状の溝36に板片22から垂下するストッパーピン37を滑合させて回動範囲を規制してあり、常態においては壁部27aが軸承部26の開口部に臨む位置で止まるようにしてある。
【0021】
ところで、図6に示されるように軸受補助部材25は垂下片24の内側に収められると共に、2つの透孔38,38にピン39を通し、これを板片22にかしめて固定し、強固な軸受部23を形成するようにしてある。そして、この補助部材に設けられる軸承部26の開口部を後向きにして前記ロック部材27に向い合せにしてあり、ロック部材の開放操作により閉塞壁部27aを除いたとき、この開口部をロック部材27の側壁部27bと垂下片24の端部との間に形成される軸係入口40を通して外に抜けるようにしてある。
【0022】
上記外枠側の蝶着部9aに対応して前枠側に設けられる上部蝶着部9bは金属板をL字形に折り曲げ形成したもので、一片41を前枠の背面に添わせねじ止めし、他片42を前方に突き出させ、この他片の上面から前記支軸28を立ち上げている。
上記支軸28と前記下部蝶着部10bの軸受孔18とは一つの垂線上に位置させてあり、軸受孔18に下方の支軸15が嵌合したとき、2つの支軸が一線上に揃うようにしてある。
【0023】
本発明蝶着装置は上述の如く構成されるもので、次に上下の蝶着部相互の連結組合せを通して更に説明すると、当該蝶着装置は先に下部の蝶着部10a,10b相互を軸着連結し、その後上部蝶着部9a,9bを連結することによって行われる。即ち、外枠1に対して前枠2を組付けるとき、先ず下部の蝶着部10aに対して前枠の下部に備える蝶着部10bを上方から臨ませ、その起立する支軸15に軸受孔18を嵌合させて両者を連結し、これと共に蝶着部10aの片部13a上に他方の蝶着部10bの片17を重ね合せて前枠2の重量を外枠側の下部蝶着部10aによって支持させるのである。
【0024】
この外枠1に対する前枠2の組付けは外枠の一側枠12に対して前枠2の一側縁を直角状に衝き当てる如く開放した状態で行われ、上述の様に下部の蝶着部10a,10b相互の連結を行ったのち、この支軸15を支点にして外枠の上部蝶着部9aに対し前枠の上部蝶着部9bを接近させ、この蝶着部9bに立設する支軸28を軸受部23の軸係入口40を通してその軸承部26に侵入させることによって軸着連結される。
【0025】
図面における例では軸受部23の軸係入口40を右側面部に形成してあることから、支軸28は軸受部23に対して前方から臨ませ垂下片24に沿って右側面に回り込ませたのちこの軸係入口40に侵入させることになる。
【0026】
図7の図(A)〜図(C)は軸受部23に対する支軸28の着脱関係を示したものである。ここに示す各図は軸受部23を下から見ており、図(A)は支軸28が侵入する直前を、図(B)は開口部40を通して侵入する途中を、そして図(C)は支軸28が軸受補助部材25によって形成される軸承部26に侵入した状態を示している。
【0027】
垂下片24の右方の端部に形成される軸係入口40を通して侵入する支軸28は軸受部23の内に進むと、ロック部材27の凹弧状をなす側壁部27bに衝合することになり、そのまゝ無理に押込むと、図(B)に示すようにばね34によって付勢されたロック部材27が枢着軸30を支点に回動し、軸承部26を閉ざす閉塞壁部27aを移動させることになる。
【0028】
この状態のまゝ支軸28を更に押込むと、図(C)の如く支軸28は側壁部27bを案内にして軸承部26に自動的に侵入し、この侵入と同時にロック部材27は押し付けから解放されるため巻ばね34の復元力で原状に復帰し、その壁部27aで軸承部26の開口を塞ぎ支軸28の抜け出しを拘束することになる。
【0029】
この支軸28の軸受部23に対する組付け操作は前述した如く下部の蝶着部10aに支持させた前枠2をその下方の支軸15を支点にして上部を水平移動させることによって行われる。実際には軸受部23の位置を確認してこれに近付けると同時に、上部の支軸28を軸受部の右側方に回り込ませて軸係入口40から右方に突き出すロック部材27のレバー29に衝き当たるようにしたのち、レバー29前面の側壁部27bを案内に左方に移動させ、軸係入口40を通して押し入れることによって行われる。
【0030】
この支軸28の軸受部23に対する連結操作は前枠2の全重量を蝶着部10aに支持させて行うものであり、また支軸15を基点として上部の蝶着部9a,9b相互の位置関係が一定となっていることから容易に、且つ正確、迅速に行うことができ、安全に作業できるものとなっている。
【0031】
この様にして軸着連結される蝶着部9a,9bはロック部材27のレバー29を手前に引くことで軸承部26の開口部を開き、支軸28を取り出すことによって解除される。
この軸着解除の操作は巻ばね34に抗してレバー29を前方に引けば枢着軸30を支点にロック部材27が回転し閉塞壁部27aが軸承部の開口部から後退するため簡単に行うことができる。そして、上部の蝶着部9a,9b相互の連結を解除した段階では下部の蝶着部10a,10b相互が連結状態にあるため、前枠を持ち上げる必要がなく、従って作業員が一人で片手で支えることが可能であり、また下部の蝶着部10a,10bを解除するときには体勢を整えて支軸15の高さ分前枠2を持ち上げれば簡単に外すことができるため外枠から容易に前枠を外すことができる。
【0032】
以上本発明を図面に示す一形態につき説明したが、本発明装置は図示する例に限定されることなく、その趣旨に従って種々実施することが可能である。特に本発明が提案するところは上下それぞれ対をなす蝶着部相互の蝶着連結によって外枠に対して前枠を開閉自由に蝶着することにおいて、上下いずれか一方の蝶着部相互を軸着連結し、この蝶着部によって前枠の重量を保持すること、そしてこの一方の蝶着部相互の軸着連結後にこの蝶着部を基点にして他方の蝶着部を連結すること、即ち他方の蝶着部のうち前枠側の蝶着部を水平移動させて外枠側の蝶着部に接近させそれぞれの支軸と軸受部とを結合させて軸着連結するところに特徴を有するもので、従って図示の例では先に下部蝶着部10a,10b相互を連結する場合につき説明したが、それぞれの構造を入れ替えることによって上方の蝶着部を先に連結し、下方の蝶着部を後から連結するように変更しても実施は可能である。
【0033】
また、本発明の前記説明では軸受部23の軸係入口40を垂下片24の右端側に形成したが左端側に形成し、支軸28を左方から軸受部23に差し入れるようにしてもよい。この支軸28を受け入れる軸係入口40を軸受部23の右若しくは左側部に開設するのは外枠1に上下の蝶着部を介して連結した前枠2を閉じて外枠の内部に嵌め付けたとき、即ち使用状態の時には前枠の左右方向への移動が完全に拘束され、これにともなって支軸28の左右方向への移動がなくなり、軸係入口40からの脱出が阻止されることによっている。またこのことから前枠を閉塞して使用状態にあるとき支軸28は軸受部23に対して仮にロック部材27がなくとも外れることはなく、前方への移動が阻まれるだけで支軸28を介して蝶着部9a,9b相互の連結状態は維持されることになる。
【0034】
尚、前記説明の軸受補助部材25とロック部材27は成形性と、滑合性からそれぞれ合成樹脂を素材に成形してある。このうち補助部材25は垂下片24の内部において支軸28の軸承位置を確定するため軸受部23に組付けてあり、その精度を高めると共に、安定した軸着が得られるようにしてある。
【0035】
【発明の効果】
本発明装置は上述の様に構成され、使用されるもので、外枠に対して前枠を上下2点で軸着連結する際、上下の蝶着部相互の連結を先ず一方の蝶着部相互の連結を行うことによって前枠の重量をこの蝶着部で支え、その一方この蝶着部を支点にして前枠を揺動させ、この前枠に設ける他方の蝶着部をこれに対応する外枠側の蝶着部に向けて水平移動させ、その支軸を軸受部に連結するものとしたことから容易に、しかも正確迅速に軸着連結できる利点がある。
また、本発明は支軸を受け入れ連結される軸受部にロック部材を備え、このロック部材により軸承する上記支軸の脱出を阻止するものとしたことから、前枠の閉塞使用時はもとより、開放時にも軸受部から任意に支軸が脱出して危険に晒されることがなく安全に利用できる利点がある。
勿論、前枠を外枠から外す場合には蝶着部の軸受部から軸係入口を通して支軸を水平移動させ、一方の蝶着部の連結を解いた後、他方の蝶着部における支軸から軸受孔を抜き取ることによって前枠を外すことができることから安全に作業できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す斜視図。
【図2】外枠と前枠を分離した状態の斜視図。
【図3】外枠と前枠を分離した状態における要部を拡大して示した一部断面にした正面図。
【図4】外枠側に取付けられる上部と下部の蝶着部の取付状態を示す斜視図。
【図5】外枠側に取付けられる上部蝶着部の一部欠截した拡大斜視図。
【図6】外枠側の上部蝶着部の分解斜視図。
【図7】外枠側の上部蝶着部の作動を説明する底面図で、図(A)は前枠側の上部蝶着部に備えられる支軸を連結する直前を、図(B)は連結操作の途中を、そして図(C)は軸受部内の軸承部に支軸を嵌合させた直後を、それぞれ示す。
【図8】図7の図(C)におけるA−A線に沿って断面とした上部蝶着部の連結状態における縦断面図である。
【符号の説明】
1 外枠
2 前枠
9a,9b 上部の蝶着部
10a,10b 下部の蝶着部
13a 下部の蝶着部の突片
15 下方の支軸
18 軸受孔
22 板片
24 垂下片
25 軸受補助部材
26 軸承部
27 ロック部材
28 上方の支軸
29 ロック部材のレバー
30 枢着軸
34 巻ばね
40 軸係入口

Claims (1)

  1. 外枠の一側縁の上下部と前枠の一側縁の上下部に各対応させて上下の蝶着部を備え、前記外枠の下部蝶着部に立設する支軸を該蝶着部上に重ねる前記前枠の下部蝶着部に軸着連結すると共に前記外枠の上部蝶着部に前記前枠の上部蝶着部に立設する支軸を軸承させて前記外枠に対して前記前枠を開閉自由に蝶着するパチンコ機の蝶着装置において、
    前記外枠の上部蝶着部は取付片から前方に突出する板片に垂下片を設け、該垂下片の内側に後方に向けて開口する凹部形の軸承部を備える軸承補助部材を収め軸受部を形成する一方、該軸受部に対向させて前記軸承部を開閉する閉塞壁部と該軸受部の一側方端から外方に突出する操作レバーとを有するロック部材を回動自由に軸承支持し、常には該ロック部材をばねの付勢により前記閉塞壁部を前記軸承部に臨ませる閉塞位置に保持し、且つ前記操作レバーを前記軸受部の一側端から離して両者間に前記前枠の上部蝶着部の支軸を前記軸承部に誘導する軸係入口を形成し、前記前枠の上部蝶着部の支軸を前記外枠の上部蝶着部の蝶着連結する際は該支軸を前記軸係入口を通して前記軸受部に向け侵入させ前記ばねに抗してロック部材を回動し前記閉塞壁部の開放により前記軸承部に軸承支持させ、また該支軸の軸承解除時には前記操作レバーの回動操作によって前記閉塞壁部を開放して前記軸係入口を通して前記支軸を引き出せるようにしてなることを特徴としたパチンコ機の蝶着装置。
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