JP6886373B2 - ロック装置 - Google Patents
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Description
(a)特許文献1に示されるカンヌキタイプ
図9に示すように、蓋体2aを押すことにより、ロック装置の垂直方向部分3aが押され、傾斜溝3bとピン3cとのカム作用によって、水平方向にカンヌキツメ4aが動き、蓋体2aのロック状態を保持したり解除したりするタイプ。
(b)特許文献2に示されるくわえ込みタイプ
図10に示すように、蓋体2bの裏面に鍵型(キノコ型)の凸形状5aを配置し、その鍵型凸形状5aがロック装置のツメ6aとともにロック装置内部に引き込まれると同時に嵌合してロック状態となり、もう一度押すとロック装置のツメ6aが飛び出し、鍵型凸形状5aが外れてロック解除される。
図11に示すように、L字ツメタイプは、蓋体2cを押すことにより、ロック装置内部の垂直方向に動く構成部品7aに回動可能に保持される側面視L字型をした爪部材7bが、垂直方向に動く構成部品7aに連動して回動することにより、構成部品7aに対して突出したり引き込んだりしてロック状態を保持したり解除したりする。
また、L字ツメタイプは、上記(b)のくわえ込みタイプと異なり、蓋体に鍵型の凸形状が不要であり、その結果、鍵型凸形状への手当たりの心配が無く、見栄えも良い。
小物入れに内容物(収納物)を入れた状態で閉状態にある蓋体2cをロック(保持)した場合、内容物の重量によってはL字型の爪部材7bに比較的大きな負荷がかかることがある。その場合、爪部材7bの裏側に空間Sがあるため爪部材7bが撓み変形し、最終的にはロックが外れて蓋体2cが開いてしまうおそれがある。
(1) 車室天井に設けられるハウジングに開閉可能に支持される蓋体を、前記ハウジングに対して閉状態に保持するロック装置であって、
前記ハウジングに固定されるケースと、
前記ケースに車両上下方向である上下方向に直線動可能に支持される摺動部材と、
下端部に前記蓋体に係合可能な爪を備えており、上下方向中間部で前記摺動部材に回動可能に支持される爪部材と、
前記摺動部材の前記ケースに対する上下方向への移動に伴って前記爪部材の前記摺動部材に対する角度を変更させる角度変更機構と、
を有し、
前記角度変更機構は、前記ケースに設けられるガイド溝と、前記爪部材に設けられ前記ガイド溝に沿って移動する上側ガイドピンおよび下側ガイドピンと、を有しており、
前記上側ガイドピンは、前記爪部材の前記摺動部材に対する回動軸芯よりも上側に設けられており、前記下側ガイドピンは、前記爪部材の前記摺動部材に対する前記回動軸芯よりも下側に設けられている、ロック装置。
(2) 前記上側ガイドピンおよび前記下側ガイドピンは、同じ前記ガイド溝に挿入されている、(1)記載のロック装置。
(3)前記摺動部材は、下方位置と該下方位置より上方にある上方位置とに前記ケースに対して移動可能であり、閉動される前記蓋体によって下方から押されることで前記ケースに対して前記下方位置から前記上方位置に移動するようにされており、
前記爪部材の前記爪は、前記角度変更機構により、(a)前記摺動部材が前記下方位置にあるとき、前記摺動部材内に引き込まれた位置にあり前記蓋体に係合不能な位置にあり、(b)前記摺動部材が前記上方位置にあるとき、前記摺動部材から車両前方に突出した位置にあり前記蓋体に係合可能な位置にある、(1)または(2)記載のロック装置。
(4) 前記ガイド溝は、上下方向に延びる下側ガイド溝部と、該下側ガイド溝部の上端部から車両前方かつ上方の斜め方向に延びる下側傾斜ガイド溝部と、該下側傾斜ガイド溝部の上端部から上方に延びる中間ガイド溝部と、該中間ガイド溝部の上端部から車両後方かつ上方の斜め方向に延びる上側傾斜ガイド溝部と、該上側傾斜ガイド溝部の上端部から上方に延びる上側ガイド溝部と、を備えており、
前記摺動部材が前記下方位置にあるとき、前記上側ガイドピンが前記中間ガイド溝部に位置するとともに前記下側ガイドピンが前記下側ガイド溝部に位置しており、
前記摺動部材が前記上方位置にあるとき、前記上側ガイドピンが前記上側ガイド溝部に位置するとともに前記下側ガイドピンが前記中間ガイド溝部に位置している、(3)記載のロック装置。
また、爪部材の爪が、角度変更機構により、(a)摺動部材が下方位置にあるとき、摺動部材内に引き込まれた位置にあり蓋体に係合不能な位置にあり、(b)摺動部材が上方位置にあるとき、摺動部材から車両前方に突出した位置にあり蓋体に係合可能な位置にある。そのため、蓋体を閉動させて摺動部材を下方位置から上方位置に移動させることで、爪部材の爪を蓋体に係合不能な位置から係合可能な位置に摺動部材に対して回動させることができ、ロック装置のロックをかけることができる。
また、摺動部材が下方位置にあるとき、上側ガイドピンが中間ガイド溝部に位置するとともに下側ガイドピンが下側ガイド溝部に位置しているため、摺動部材が下方位置にあるときに上側ガイドピンが上側傾斜ガイド溝部に位置したり下側ガイドピンが下側傾斜ガイド溝部に位置したりする場合に比べて、上側と下側の両ガイドピンがガイド溝内で車両前後方向に移動してしまうことを抑制できる。また、摺動部材が上方位置にあるとき、上側ガイドピンが上側ガイド溝部に位置するとともに下側ガイドピンが中間ガイド溝部に位置しているため、摺動部材が上方位置にあるときに上側ガイドピンが上側傾斜ガイド溝部に位置したり下側ガイドピンが下側傾斜ガイド溝部に位置したりする場合に比べて、上側と下側の両ガイドピンがガイド溝内で車両前後方向に移動してしまうことを抑制できる。したがって、摺動部材が下方位置と上方位置に位置するときに、ガイド溝と上側および下側の両ガイドピンとで爪部材の車両前後方向位置を規制できる。
しかし、本発明実施例では、図6、図7に示すように、角度変更機構50が、爪部材40の摺動部材30に対する回動軸芯Pよりも下側に設けられる下側ガイドピン53を有している。そのため、爪部材40の回動軸芯Pと下端部の爪41との間の距離よりも、下側ガイドピン53と爪部材40の下端部の爪41との間の距離の方が小になる。その結果、爪部材40の下端部の爪41に比較的大きな負荷がかかっても、爪部材40は撓みにくくなり、爪部材40の変形(撓み)を抑制でき、爪外れにより蓋体120が開いてしまう不具合を抑制できる。
なお、摺動部材30が下方位置30aと上方位置30bに位置するときに、ガイド溝51と上側および下側の両ガイドピン52,53とで爪部材40の車両前後方向位置を規制できるため、回動軸部43が回動軸受け部34に前後方向に移動可能に支持されている場合であっても、爪部材40が摺動部材30に対して前後方向に移動してしまうことを抑制できる。
20 ケース
21 前壁
22 左右両側壁
22a 摺動溝
23 バネ座
24 ストッパ受け部
30 摺動部材
30a 下方位置
30b 上方位置
31 摺動子
32 押圧受け部
32a 押圧面部
32b 摺動部
32c バネ座
33 ストッパ
34 回動軸受け部
40 爪部材
41 爪
42 上下方向延び部
43 回動軸部
50 角度変更機構
51 ガイド溝
51a 下側ガイド溝部
51b 下側傾斜ガイド溝部
51c 中間ガイド溝部
51d 上側傾斜ガイド溝部
51e 上側ガイド溝部
52 上側ガイドピン
53 下側ガイドピン
60 スプリング
70 ハートカムロック機構
71 ハートカム
72 ロックピン
100 オーバーヘッドコンソール装置
110 ハウジング
111 凹部
120 蓋体
120a 蓋体の閉状態
120b 蓋体の開状態
121 蓋体の回動軸芯
122 意匠板
123 受け皿部
124 蓋体の凹部
124a ロック受け部
124b 押圧部
P 爪部材の摺動部材に対する回動軸芯
S1 小物入れスペース
Claims (4)
- 車室天井に設けられるハウジングに開閉可能に支持される蓋体を、前記ハウジングに対して閉状態に保持するロック装置であって、
前記ハウジングに固定されるケースと、
前記ケースに車両上下方向である上下方向に直線動可能に支持される摺動部材と、
下端部に前記蓋体に係合可能な爪を備えており、上下方向中間部で前記摺動部材に回動可能に支持される爪部材と、
前記摺動部材の前記ケースに対する上下方向への移動に伴って前記爪部材の前記摺動部材に対する角度を変更させる角度変更機構と、
を有し、
前記角度変更機構は、前記ケースに設けられるガイド溝と、前記爪部材に設けられ前記ガイド溝に沿って移動する上側ガイドピンおよび下側ガイドピンと、を有しており、
前記上側ガイドピンは、前記爪部材の前記摺動部材に対する回動軸芯よりも上側に設けられており、前記下側ガイドピンは、前記爪部材の前記摺動部材に対する前記回動軸芯よりも下側に設けられている、ロック装置。 - 前記上側ガイドピンおよび前記下側ガイドピンは、同じ前記ガイド溝に挿入されている、請求項1記載のロック装置。
- 前記摺動部材は、下方位置と該下方位置より上方にある上方位置とに前記ケースに対して移動可能であり、閉動される前記蓋体によって下方から押されることで前記ケースに対して前記下方位置から前記上方位置に移動するようにされており、
前記爪部材の前記爪は、前記角度変更機構により、(a)前記摺動部材が前記下方位置にあるとき、前記摺動部材内に引き込まれた位置にあり前記蓋体に係合不能な位置にあり、(b)前記摺動部材が前記上方位置にあるとき、前記摺動部材から車両前方に突出した位置にあり前記蓋体に係合可能な位置にある、請求項1または請求項2記載のロック装置。 - 前記ガイド溝は、上下方向に延びる下側ガイド溝部と、該下側ガイド溝部の上端部から車両前方かつ上方の斜め方向に延びる下側傾斜ガイド溝部と、該下側傾斜ガイド溝部の上端部から上方に延びる中間ガイド溝部と、該中間ガイド溝部の上端部から車両後方かつ上方の斜め方向に延びる上側傾斜ガイド溝部と、該上側傾斜ガイド溝部の上端部から上方に延びる上側ガイド溝部と、を備えており、
前記摺動部材が前記下方位置にあるとき、前記上側ガイドピンが前記中間ガイド溝部に位置するとともに前記下側ガイドピンが前記下側ガイド溝部に位置しており、
前記摺動部材が前記上方位置にあるとき、前記上側ガイドピンが前記上側ガイド溝部に位置するとともに前記下側ガイドピンが前記中間ガイド溝部に位置している、請求項3記載のロック装置。
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