JP2008302896A - 車両用収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れ、構造が簡易で部品点数を削減できる車両用収納装置を提供。
【解決手段】箱状の収納部材4と、収納部材4に対して開閉可能に回動するドア5と、ドアを収納部材4に対して閉位置にロックするロック状態及びロックを解除しドアの回動を許容する解除状態とを取り得る開閉ロック機構6と、をもつ。開閉ロック機構6は、ドアの略中央位置で収納部材4に係脱可能に係止されるストッパ部材1と、ドアの略中央位置よりも運転席に近い位置に配置されストッパ部材1を作動させる操作部材3とからなり、ストッパ部材1及び操作部材3は、いずれもドア5に取り付けられており、ストッパ部材1は、収納部材4の略中央位置で収納部材4に係脱可能なロック部11と、操作部材3の作動をロック部11に伝達する伝達部12とを一体にもつ。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用収納装置に関し、特に収納部材に対してドアを閉位置にロックし又はロックを解除し得る開閉ストッパ機構に関する。
従来、車室内の収納装置として、ドアの開閉ロックが解除され自重により上方が開放されるグローブボックスや、センターパネル上に設けられ、ロック部をドアの略中央に一カ所設け、ドアの下方側を開放するものが知られている(特許文献1)。
また、収納装置の開閉操作部を運転席側に設け、開閉操作性を高めることが知られている(特許文献2)。具体的には、図11に示すように、車両の室内前方のインストルメントパネル7には、助手席の前に、収納物を収容するアッパーボックス8を設けたものがある。アッパーボックス8は、箱状の収納部材4と、収納部材4を開閉可能に回動するドア5とをもつ。図12は、従来のアッパーボックスを車室前方側から後方側へ視た展開斜視図である。同図において、上方向、下方向、右斜め上方向、左斜め下方向、右斜め下方向、左斜め上方向は、順に、上方向、下方向、車室外方向、車室内方向、車室内からみて左側L、右側Rを示す。図12に示すように、ドア5の上部にはアーム55が延設されており、ドア5の下部にはドア5に対して回動自在に保持された係止部材91が設けられている。収納部材4の車室外側の開口周縁部の左右両側には、その上部にドア5を揺動可能に支える一対の支持部45が設けられ、その下部にドア5の係止部材91を係止するストッパ機構90が装着されている。
ドア5のアーム55には、円筒状のボス部55aが形成されており、その外周にドア5を開方向に付勢するバネ82が挿着されている。アーム55は、収納部材4の一対の支持部45の間に配置され、支持部45に開口する軸穴45aとともに、軸ピン81が挿入されて、回動自在に支持部45に保持されている。
ストッパ機構90は、ピン87にて収納部材4に固定され係止部材91の揺動部91bが進退する窓92aを開口させたベース部材92と、ベース部材92の内部において左右方向にスライド可能なスライダ93と、スライダ93の穴部93bに一端が固定された長尺状のリンク部材94と、リンク部材94の他端を固定する穴部95aと第1テーパ面95bとをもつテーパ部材95と、第1テーパ面95bを摺動可能な第2テーパ面97bを先端に形成した摺動部97aをもつ操作ボタン97と、テーパ部材95及び操作ボタン97の摺動部97aを内部空間に収容するリテーナ96とをもつ。
図13、図14に示すように、係止部材91の揺動部91bの側面部には、突部91cが突出している。収納部材4に固定されたベース部材92の窓92aの側壁には、凹所92cが形成されている。ドア5を閉めたときには、係止部材91の突部91cが、ベース部材92の凹所92cに係止して、ドア5がロックされる。
操作ボタン97を車室内から車室外の方向へ押すと、その第2テーパ面97bが、第1テーパ面95bを押して、テーパ部材95を横方向(図13の右方向R)に摺動させる。リンク部材94及びスライダ93が右方向Rに移動する。そして、図13に示すように、スライダ93の第3テーパ面93aが係止部材91の揺動部91bを右方向Rに押動させる。図14に示すように、係止部材91の突部91cがベース部材92の凹所92cから離脱して、ドア5の回動が許容される。これにより、バネ83の付勢力によって係止部材91が収納部材4の窓46から後退し、ドア5が収納部材4に対して開く。
なお、図12、図13に示すように、操作ボタン97の先端に突出する突部97cとリテーナ96の背面部に開口する穴96cの周縁との間には、コイルバネ88が圧縮状態で挟持されている。操作ボタン97の押す力を緩めると、コイルバネ88の伸張によって操作ボタン97が押す前の初期位置に戻る。
特開2004−27484号公報 特開2005−104192号公報
しかしながら、上記従来の収納装置においては、ドアをロックしまたはロックを解除する開閉ロック解除機構が、ドア5側に保持された係止部材91と、収納部材4側に配設されたストッパ機構90とからなり、ドア側と収納部材側の2カ所に配設されている。このため、開閉ロック機構が複雑である。また、ストッパ機構90が多数の部材から構成されている。このため、これらの組み付けに多大な工数を費やし、製造コストの上昇を招いていた。
一方、ストッパ機構90の一部材であるベース部材92を収納部材4と一体成形することも考えられる。しかし、ベース部材92の構造は複雑であるため、金型構造上の制約から、ベース部材92を収納部材4との一体成形も困難である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、操作性に優れ、構造が簡易で部品点数を削減できる車両用収納装置を提供しようとするものである。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、車両のインストルメントパネルに固定された箱状の収納部材と、該収納部材に対して開閉可能に回動するドアと、該ドアを前記収納部材に対して閉位置にロックするロック状態及び該ロックを解除し前記ドアの回動を許容する解除状態とを取り得る開閉ロック機構と、をもつ車両用収納装置において、前記開閉ロック機構は、前記ドアの略中央位置で前記収納部材に係脱可能に係止されるストッパ部材と、前記ドアの前記略中央位置よりも運転席に近い位置に配置され前記ストッパ部材を作動させる操作部材とからなり、前記ストッパ部材及び前記操作部材は、いずれも前記ドアに取り付けられており、前記ストッパ部材は、前記収納部材の略中央位置で前記収納部材に係脱可能なロック部と、前記操作部材の作動を前記ロック部に伝達する伝達部と、を一体にもつことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記ストッパ部材は、前記ドアに対して回動自在に枢支される回動軸をもち、該回動軸を中心として前記ロック部が揺動することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記操作部材が前記車室内から車室外の方向に押動されたときに、前記ストッパ部材は前記回動軸を中心に揺動し前記ロック部を前記ドアから離脱させることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記ロック部の一端側には前記回動軸が形成され、前記ロック部の他端側には前記収納部材に係止される係止部が形成されており、前記ロック部の前記回動軸の近傍から前記回動軸の軸方向と平行に前記伝達部が延設されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記伝達部の一端側は前記ロック部に連結され、前記伝達部の他端側には前記操作部材によって作動される受動部が形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記伝達部は、前記回動軸から構成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、前記操作部材は、前記伝達部に連結されていることを特徴とする。
前記請求項1に係る発明によれば、ドアを収納部材に対して開閉させる開閉ロック機構が、ストッパ部材とストッパ部材を作動させる操作部材とからなり、いずれもドアに取り付けられている。このため、従来のようにドアと収納部材の双方にまたがって開閉ロック機構を配設する必要がなく、構造を簡易にすることができる。また、収納部材に開閉ロック機構を組み付けるスペースが不要となる。このため、収納部材の収納部を拡大したり、収納部の周縁部を狭くしたりして、スペースを有効に利用できる。
また、ストッパ部材は、収納部材に係脱可能なロック部と、操作部材の作動をロック部に伝達する伝達部とからなり、これらは一体に形成されている。このため、部品点数を削減でき、組み付け作業の工数を抑制できる。
また、ストッパ部材のロック部は、ドアの略中央位置に配置され、この位置で収納部材に係止している。このため、ストッパ部材によってドアがその略中央位置で収納部材に対して安定に係止される。また、操作部材は、ドアの略中央位置よりも運転席に近い位置に配設されている。このため、運転席に乗車した操作者が操作部材に触れやすく、操作性が高い。
前記請求項2に係る発明によれば、ストッパ部材が回動軸を中心に揺動する構造である。このため、ストッパ部材を簡素な構造で、操作部材によって確実に作動させることができる。
前記請求項3に係る発明によれば、操作者が操作部材を車室内から車室外の方向に押動させることによりストッパ部材を作動させることができる。このため、車室外から車室内の方向に引き出す場合と比べて操作部材の操作性がよい。
前記請求項4に係る発明によれば、ロック部の一端側には回動軸が形成され、ロック部の他端側には収納部材に係止される係止部が形成されており、ロック部の回動軸の近傍から回動軸の軸方向と平行に伝達部が延設されている。かかるストッパ部材の構成によれば、簡素な構造で、操作部材からロック部へ作動力を確実に伝達させることができる。
前記請求項5に係る発明によれば、伝達部の一端側はロック部に連結され、伝達部の他端側は操作部材によって作動される受動部が形成されている。このため、伝達部は、操作部材の作動力をロック部に確実に伝達することができる。
前記請求項6に係る発明によれば、伝達部は、回動軸から構成されているため、ストッパ部材を簡素な構造にすることができる。
前記請求項7に係る発明によれば、操作部材は、伝達部に連結されている。このため、ストッパ部材と操作部材とを一体にすることができ、開閉ロック機構の部品点数を更に削減することができる。
本発明の実施形態に係る車両用収納装置について図面を参照しつつ説明する。図1、図2に示すように、本実施形態に係る車両用収納装置は、車両の車室内前方に装着されたインストルメントパネル7の助手席前に設けられたアッパーボックス8である。図3は、本実施形態のアッパーボックスを車室前方側から後方側へ視た展開斜視図である。同図において、上方向、下方向、右斜め上方向、左斜め下方向、右斜め下方向、左斜め上方向は、順に、上方向、下方向、車室外方向、車室内方向、車室内からみて左側L、右側Rを示す。図3に示すように、アッパーボックス8は、インストルメントパネルに固定された箱状の収納部材4と、収納部材4に対して開閉可能に回動するドア5と、ドア5を収納部材4に対して閉位置にロックするロック状態及びこのロックを解除しドア5の回動を許容する解除状態とを取り得る開閉ロック機構6とをもつ。
収納部材4は、車室内に開口する箱型の収納部41と、収納部41の周縁を枠状に囲みインストルメントパネルと略面一な高さに組み付けられる周縁部42とをもつ。この周縁部42の上部の左右両側には、ドア5のアーム55を揺動自在に保持する支持部45が車室外側に突設されている。図3,図4に示すように、支持部45は、その先端部に設けられアーム55を支承する回動穴45aと、回動穴45aと所定量離間した位置に開口するギヤ固定穴45bとをもつ。収納部材4の周縁部42の下部の略中央位置Cには、ストッパ部材1が係止される係止穴40が開口している。図5に示すように、係止穴40からインストルメントパネル7内の機器が見えないようにするため、係止穴40は、周縁部42から車室外側に延設された覆い壁42bにより覆われている。また、収納部材4の周縁部42の下部には、グローブボックス71が収容されている。
ドア5は、略板状の表側部材50と内側部材51とをネジ等で固定したものであり、収納部4に対して閉位置に配置されたときに表側部材50がインストルメントパネル7と略面一となる(図1)。図3,図4に示すように、ドア5の上部の左右両側には、L字形状のアーム55が車室外側に突設されている。アーム55の先端には、円筒形状の軸穴部55aが形成され、その外周にはドア5を開方向に付勢するバネ82が挿着されている。バネ82の一端82aは、収納部4の支持部45に形成された係止穴45cに係止され、バネ82の他端82bは、ドア5のアーム55の先端近傍に形成された係止穴55cに係止されている。また、アーム55には、軸穴部55aを中心とする円弧状のセクタギヤ55bが設けられている。セクタギヤ55bは、収納部材4の支持部45に固定されたオイルダンパ84のギヤ部84bが噛合している。アーム55が支持部45に対して揺動すると、オイルダンパ84のギヤ部84bがアーム55に形成されているセクタギヤ55b上を移動するが、この移動速度はオイルダンパ84内のオイルの粘性によって遅くなり、アーム55の揺動抵抗となり、アーム55を緩やかに揺動させる。また、内側部材51には、開閉ロック機構6のストッパ部材1を支承する一対の支承部57と、支承部57の間にストッパ部材1が揺動する際に内側部材52と干渉することを防ぐ凹所56が形成されている。
ドア5の下部の中央位置Cから運転席に近い運転席側位置Hにかけて、ドア5の開閉ロック機構6が装着されている。開閉ロック機構6は、ドア5の下部の略中央位置Cで収納部材4に係脱可能に係止されるストッパ部材1と、ドア5の略中央位置Cよりも運転席に近い運転席側位置Hに配置されストッパ部材1を作動させる操作部材3とからなる。ストッパ部材1及び操作部材3は、いずれもドア5に取り付けられている。
図5,図6,図7に示すように、ストッパ部材1は、収納部材4の略中央位置Cで収納部材4に係脱可能なロック部11と、運転席側位置Hに配設された操作部材3の作動を略中央位置Cに配置されているロック部11に伝達する伝達部12とを一体にもつ。ロック部11の一端には、ドア5の内側に突設された支承部57(図3)に対して回動自在に枢支される回動軸10が形成され、回動軸10を中心としてロック部11が揺動する。ロック部11の他端の裏面側には、収納部材4の係止穴40に係止される鈎状の係止部11aが突出している。ロック部11の回動軸10の近傍から回動軸10の軸方向と平行に伝達部12が延設されている。伝達部12の一端12aはロック部11に連結され、伝達部12の他端12bには、操作部材3によって作動される受動部13が形成されている。図8に示すように、回動軸10には、一端83cをロック部11に係止させ他端83dをドア5の内側部材51に係止させたバネ83が挿着されている。これにより、ロック部11は、収納部材4の係止穴40に係止される方向、即ち係止穴40から離脱しない方向に付勢されている。
図3,図8に示すように、操作部材3は、ドア5の運転席側位置Hに配設されている。操作部材3は、ドア5の内側部材51に固定されたリテーナ2の内部空間20に車室内外方向に摺動可能に装着されている。操作部材3は、車室内に露出して操作者が操作する操作部30と、操作部30よりも車室外に突設した作動部31とをもち、作動部31の車室外先端は、ストッパ部材1の受動部13を押動する押動面31aをもつ。作動部31の底部は、リテーナ2の内部空間20の底部を車室内外方向に摺動可能な摺動面31bをもつ。また、図8、図9に示すように、作動部31の両側面には、リテーナ2の両側面に開口する開口部22側に突出する抜け止め突部32が設けられている。操作部材3が操作されていないとき、抜け止め部材32はリテーナ2の開口部22の車室内側壁部22aに係止される。これにより操作部材3がドア5の操作窓52から離脱することを防止される。
図3、図9に示すように、リテーナ2は、ドア5の運転席側位置Hに形成された操作窓52から車室内側に臨む操作開口部23をもち、この操作開口部23から内部空間20に操作部材3の作動部31を収容している。また、リテーナ2の上部には、ストッパ部材1の受動部13の先端を進入させるストッパ開口部21をもつ。リテーナ2は、ドア5の内側部材51から筒状に突設された筒部58,58と柱状に突設された突部59,59とにより、ドア5に対して位置決めされ、筒部58、58の穴とともに、固定穴29にピン89を挿着することにより、ドア5に固定されている。
アッパーボックス8の作動について説明する。まず、開位置にあるドア5を車室内から車室外側へ押すと、バネ82の付勢力に抗してアーム55が軸穴部55aを中心に車室外側へ揺動する。このとき、オイルダンパ84のオイル粘性によりアーム55が緩やかに閉まる。そして、ドア5が収納部材4の収納部41を閉止すると、ストッパ部材1のロック部11が、収納部材4の係止穴40に係止されて、ドア5を閉位置にロックする。
次に、操作者が操作部材3の操作部30を車室内から車室外側へ押すと、操作部材3の作動部31の押動面31aがストッパ部材1の受動部13を車室外側へ押動する。これにより、図8の点線に示すように、バネ83の付勢力に抗してストッパ部材1が回動軸10を中心に図8の左方向に揺動し、ロック部11の先端の係止部11aが収納部材4の係止穴40から離脱する。その結果、ドア5の閉位置でのロック状態が解除され、ドア5がバネ82の開方向の付勢力によって緩やかに開く。
操作者が操作部30から手を離すと、操作部材3は車室外側への押圧力から解放される。そして、バネ83の付勢力によってストッパ部材1が回動軸10を中心に図8の右方向に揺動する。これにより、ストッパ部材1の受動部13が操作部材3の押動面31aを車室内方向に押動し、操作部材3を初期位置に戻す。図8、図9に示すように、操作部材3が初期位置に戻ると、抜け止め突部32がリテーナ2の開口部22の車室内側壁部22aに係止され、操作部材3が初期位置よりも車室内側に移動することを停止させ、初期位置に留める。操作部材3が初期位置に戻ると、操作部30の表面がドア5と略面一となる。
本実施形態においては、図3,図5に示すように、ドア5を収納部材4に対して開閉させる開閉ロック機構6が、ストッパ部材1とストッパ部材1を作動させる操作部材3とからなり、いずれもドア5に取り付けられている。このため、従来のようにドア5と収納部材4の双方にまたがって開閉ロック機構6を配設する必要がなく、構造を簡易にすることができる。また、収納部材4に開閉ロック機構6を組み付けるスペースが不要となる。このため、収納部41の周縁部42の幅を狭くして、周縁部42の直下にグローブボックス71を配設することができる。また、周縁部42を狭くした分だけ、グロ−ブボックス71やアッパーボックス8の収納部材4の収納部41を大きくすることができ、インストルメントパネル7のスペースを有効に利用できる。
また、ストッパ部材1は、操作部材3に連係する受動部13と、収納部材4の係止穴40に係止するロック部11と、受動部13とロック部11とを連結する伝達部12からなり、これらは一体に形成されている。このため、部品点数を削減でき、組み付け作業の工数を抑制できる。
ストッパ部材1のロック部11は、ドア5の略中央位置Cに配置され、この位置で収納部材4に係止している。ゆえに、ストッパ部材1によってドア5がその略中央位置Cで収納部材4に対して安定に係止される。また、操作部材3は、ドア5の略中央位置Cよりも運転席に近い運転席側位置Hに配設されている。ゆえに、運転席に乗車した操作者が操作部材3に触れやすく操作性が高い。
ストッパ部材1は、回動軸10を中心にロック部11と受動部13とを揺動させる構造をもつ。このため、ストッパ部材1を簡素な構造にすることができる。
操作者が操作部材3を車室内から車室外の方向に押し込むことによりストッパ部材1を作動させている。このため、車室外から車室内の方向に引き出すのと比べて操作部材3の操作性がよい。
また、ストッパ部材1の回動軸10には、ストッパ部材1を初期位置に戻す方向(図8の右方向)に付勢するバネ83が挿着されている。このため、ストッパ部材1は、操作者による操作部材3の車室外側への押動から解放されると、バネ83の付勢力によって回動し、操作部材3を初期位置に戻す。このように、1つのバネ83によってストッパ部材1と操作部材3を初期位置に戻すことができ、従来のように2つのバネを必要としない。ゆえに、構造簡易である。
本実施形態においては、ストッパ部材1の伝達部12が回動軸10とは別個に形成されているが、図10(a)に示すように、回動軸10が伝達部を構成していてもよい。この場合には、回動軸10がドア5の略中央位置Cから運転席側位置Hに長く延び、運転席側位置Hから受動部13が突設されている。回動軸10は複数箇所でドア5の支承部57で回動自在に保持されている。また、図10(b)、(c)に示すように、ロック部11及び伝達部12だけでなく操作部材も操作片39として一体に形成されていてもよい。この場合、伝達部12の受動部13に操作片39が連結され、操作窓52から車室内に露出している。図10(a)に示すように、操作片39を、操作窓52から車室内に水平方向に突出させた場合、例えば上方から下方に押すことにより、ストッパ部材1のロック部11のロックが解除される。図10(b)に示すように、操作片39の先端部39aを、ドア5の表面に沿って屈曲させた場合、操作片39を車室外側に押すことによりストッパ部材1のロック部11のロックが解除される。
また、本実施形態においては、車両収納装置がアッパーボックス8であるが、グローブボックスや、運転席と助手席の間のセンターパネル上に配設されるボックスにも、本発明を好適に適用することができる。また、図3に示すように、ドア5は、その上部にバネ82を装着したアーム55を配設し、その下部に開閉ロック機構6を配設しているが、ドア5の上部に開閉ロック機構を配設し、その下部で収納部材4に開閉可能に支えられロック解除時にドアが自重により開くものであってもよい。
また、本実施形態においては、図1に示すように、運転席が車体の右側Rに配置されているが、運転席が車体の左側Lに配置されていてもよい。この場合には、操作部材3は、ドアの中央位置よりも運転席に近い左側Lに配置されることになる。
以上のように、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であることはもちろんである。
本発明の実施形態に係る、インストルメントパネルとドア閉時のアッパーボックスとを示す説明図である。 実施形態に係る、インストルメントパネルとドア開時のアッパーボックスとを示す説明図である。 実施形態に係る、アッパーボックスを車室外側から視た展開斜視図である。 実施形態に係る、ドアのアームが収納部材の回動穴を中心に揺動する状態を示す説明図である。 実施形態に係る収納装置の断面図である。 実施形態に係る、ストッパ部材が収納部材の係止穴に係止されている状態を示すための、ドア及び収納部材の部分断面図である。 実施形態に係る、ストッパ部材の正面図(a)及び右側面図(b)である。 実施形態に係る、ストッパ部材及び操作部材の作動を示すための、収納装置の断面図である。 実施形態に係る、操作部材とリテーナの平面図(a)及び側面図(b)である。 本発明の他の実施形態であって、回動軸が伝達部である場合のストッパ部材の正面図(a)、操作部材が操作片として受動部に一体に連結されていて操作片先端が操作窓から水平に車室内に突出している場合のストッパ部材の説明図(b)、操作部材が操作片として受動部に一体に連結されていて操作片先端がドア表面に沿って屈曲されている場合のストッパ部材の説明図(c)である。 従来例に係る、インストルメントパネルとアッパーボックスの斜視説明図である。 従来例に係る、アッパーボックスを車室外側から視た展開斜視図である。 従来例に係る、開閉ロック機構の正面図である。 従来例に係る、係止部材のベース部材への係止離脱方法を示す説明図である。 従来例に係る、係止部材がベース部材に係止したときのドア及び収納部材の断面図である。
符号の説明
1:ストッパ部材、2:リテーナ、3:操作部材、4:収納部材、5:ドア、6:開閉ロック機構、7:インストルメントパネル、8:アッパーボックス、10:回動軸、11:ロック部、12:伝達部、13:受動部、20:内部空間、21:操作開口部、22:開口部、23:ストッパ開口部、24:穴、30:操作部、31:作動部、31a:押動面、32:抜け止め突部、40:係止穴、41:収納部、42:周縁部、43:収納部、45:支持部、45a:回動穴、52:操作窓、55:アーム、55a:軸穴部、55b:セクタギヤ。

Claims (7)

  1. 車両のインストルメントパネルに固定された箱状の収納部材と、該収納部材に対して開閉可能に回動するドアと、該ドアを前記収納部材に対して閉位置にロックするロック状態及び該ロックを解除し前記ドアの回動を許容する解除状態とを取り得る開閉ロック機構と、をもつ車両用収納装置において、
    前記開閉ロック機構は、前記ドアの略中央位置で前記収納部材に係脱可能に係止されるストッパ部材と、前記ドアの前記略中央位置よりも運転席に近い位置に配置され前記ストッパ部材を作動させる操作部材とからなり、
    前記ストッパ部材及び前記操作部材は、いずれも前記ドアに取り付けられており、
    前記ストッパ部材は、前記収納部材の略中央位置で前記収納部材に係脱可能なロック部と、前記操作部材の作動を前記ロック部に伝達する伝達部と、を一体にもつことを特徴とする車両用収納装置。
  2. 前記ストッパ部材は、前記ドアに対して回動自在に枢支される回動軸をもち、該回動軸を中心として前記ロック部が揺動することを特徴とする請求項1記載の車両用収納装置。
  3. 前記操作部材が前記車室内から車室外の方向に押動されたときに、前記ストッパ部材は前記回動軸を中心に揺動し前記ロック部を前記ドアから離脱させることを特徴とする請求項2記載の車両用収納装置。
  4. 前記ロック部の一端側には前記回動軸が形成され、前記ロック部の他端側には前記収納部材に係止される係止部が形成されており、前記ロック部の前記回動軸の近傍から前記回動軸の軸方向と平行に前記伝達部が延設されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両用収納装置。
  5. 前記伝達部の一端側は前記ロック部に連結され、前記伝達部の他端側には前記操作部材によって作動される受動部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車両用収納装置。
  6. 前記伝達部は、前記回動軸から構成されていることを特徴とする請求項2、請求項3または請求項5に記載の車両用収納装置。
  7. 前記操作部材は、前記伝達部に連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用収納装置。
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