JP2017203306A - グローブボックスのロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】インストルメントパネルの開口の奥行き長を増加させることなく、収納スペースを増加させることができるグローブボックスのロック機構を提供すること。【解決手段】車両のインストルメントパネル10に形成された開口12の内部に小物を収納可能な収納スペース30aを有するリッド20を備えたグローブボックス2のロック機構40は、インストルメントパネル10に組み付けられたノブ94と、ノブ94の操作に連動してインストルメントパネル10に対してスライド可能なロッド80と、ロッド80のスライドに連動してリッド20に対する係合が解消する方向にインストルメントパネル10に対して回転可能な一対の閂ピン60、70とを備えている。【選択図】図9

Description

本発明は、グローブボックスのロック機構に関し、詳しくは、車両のインストルメントパネルに形成された開口の内部に物品の収納スペースを有するリッドを備えたグローブボックスのロック機構に関する。
従来、自動車101のインストルメントパネル110における助手席(図示しない)の向かい側には、グローブ等の小物(図示しない)を収納可能なグローブボックス102が設けられている(図15〜16参照)。このグローブボックス102は、主として、インストルメントパネル110に設けられた略矩形の開口112を開閉可能にインストルメントパネル110にヒンジ結合されたグラブドア120と、このグラブドア120がインストルメントパネル110の開口112を閉じた閉状態にあるとき、このグラブドア120をインストルメントパネル110に対してロック・アンロック(ロックおよびロック解除)するロック機構140とから構成されている(図17〜19参照)。このロック機構140は、主として、グラブドア120のドアアウタ122に対してスライド可能に組み付けられた一対のロッド160、170と、この一対のロッド160、170のスライドを同期させるリンク材180とから構成され、グラブドア120の表面に組み付けられたノブ194の操作によってアンロック可能(ロック状態からアンロック状態への切り替え可能)となっている。そのため、ノブ194の操作によってロック機構140をアンロックさせてインストルメントパネル110の開口112を開けた開状態にグラブドア120を開けると、このグラブドア120の内面に設けられた収納ボックス130aにグローブ等の小物を収納できる。
特開2013−23159号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、ロック機構140は、グラブドア120を構成するドアアウタ122とドアインナ130との間に挟み込まれる格好で組み付けられている(図20参照)。そのため、グラブドア120の厚みが増してしまうことがあった。したがって、インストルメントパネル110の開口112の奥行き長を増加させなければ、グローブボックス102の収納スペース(収納ボックス130aの収納スペース)が減少してしまうことがあった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、インストルメントパネルの開口の奥行き長を増加させることなく、収納スペースを増加させることができるグローブボックスのロック機構を提供することを課題とする。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、車両のインストルメントパネルに形成された開口の内部に小物を収納可能な収納スペースを有するリッドを備えたグローブボックスのロック機構である。このロック機構は、インストルメントパネルに組み付けられたノブと、ノブの操作に連動してインストルメントパネルに対してスライド可能なロッドと、ロッドのスライドに連動してリッドに対する係合が解消する方向にインストルメントパネルに対して回転可能な一対の閂ピンとを備えている。
請求項1の発明によれば、従来技術と同様に、グローブボックスのリッドがインストルメントパネルの開口を閉じた閉状態にあるとき、ロック機構によってリッドをインストルメントパネルに対してロック・アンロックできる。なお、このロック機構は、インストルメントパネルの内面に組み付けられている。そのため、従来技術とは異なり、リッド(グラブドア)を構成するドアアウタとドアインナとの間にロック機構を挟み込む必要がない。したがって、リッドの厚みが増してしまうことがない。結果として、インストルメントパネルの開口の奥行き長を増加させることなく、グローブボックスの収納スペース(収納ボックスの収納スペース)を増加させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリッドのロック機構であって、リッドを閉じ操作すると、この閉じ操作に連動してロッドのスライドが戻され、この戻しに連動して一対の閂ピンもリッドに対して係合する方向に回転する。
請求項2の発明によれば、開けたリッドを閉じ操作すると、ロック機構をロック状態に戻すことができる。そのため、ロック機構をロック状態に戻す操作を簡便に実施できる。
実施例に係る自動車のグローブボックスの全体斜視図である。 図1のグラブドアを開けた状態を示す図である。 図1において、インストルメントパネルを透視した状態の拡大図である。 図3を反対側から見た斜視図である。 図3のロック機構の拡大図である。 図5を反対側から見た斜視図である。 図5のロック機構の分解図である。 図7を反対側から見た斜視図である。 図1のグローブボックスの横断面の模式図であり、インストルメントパネルの開口を閉じたグラブドアの閉状態において、ロック機構がロック状態にあるときを示している。 図9に示す状態から、グラブドアを開けるためにノブを押す操作をしている状態を示している。 図10に示す状態から、一対の閂ピンの係合が解消された状態を示している。 図11に示す状態から、グラブドアの開状態を示している。 図12に示す状態から、グラブドアを閉じるためにグラブドアを押し込んでいる状態を示している。 図13に示す状態から、グラブドアをさらに押し込んでいる状態を示している。 従来技術に係る自動車のグローブボックスの全体斜視図である。 図15のグラブドアを開けた状態を示す図である。 図15のグラブドアの拡大図である。 図15のグローブボックスのロック機構の拡大図である。 図18のロック機構の分解図である。 図15のグローブボックスの横断面の模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜14を用いて説明する。まず、図1〜8を参照して、本発明の実施例に係る自動車1のグローブボックス2の全体構成を説明する。なお、以下の説明にあたって、『車両』、『内装部材』、『リッド』の例として、『自動車1』、『インストルメントパネル10』、『グラブドア20』を説明することとする。また、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右とは、上述した図に記載した、上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、自動車1の向きを基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
このグローブボックス2は、主として、グラブドア20と、ロック機構40とから構成されている。以下に、これらグラブドア20と、ロック機構40とを個別に説明する(図1〜3参照)。
はじめに、グラブドア20から説明する。このグラブドア20は、自動車1のインストルメントパネル10における助手席(図示しない)の向かい側に形成された略矩形の開口12を開閉可能にインストルメントパネル10にヒンジ結合されたリッド部材から構成されている。
このインストルメントパネル10の開口12に段差12aを介して形成されている左右の内壁12bには、後述するロック機構40の一対の閂ピン60、70の各係合部62、72を進退可能な貫通孔14、16がそれぞれ形成されている。また、このインストルメントパネル10における開口12の左上には、後述するロック機構40のノブ94を取り付け可能な取付孔18が形成されている。
このグラブドア20は、上述したようにリッド部材から構成されており、インストルメントパネル10の開口12に対応する略矩形のドアアウタ22と、このドアアウタ22の内面(反意匠面)に組み付けられるドアインナ30とから構成されている(図9参照)。このドアアウタ22の外面は、インストルメントパネル10の意匠面と一体を成すような意匠面となっている。一方、このドアインナ30の内面には、グローブ等の小物(図示しない)を収納可能な収納ボックス30aが形成されている(図3〜4参照)。
このドアインナ30の左右の縁には、後述するロック機構40の一対の閂ピン60、70の各係合部62、72を係合させるための係合孔32、34がそれぞれ形成されている。また、このドアインナ30の内面の左右には、後述する左右のアシストノブ52、56の各作動レバー52a、56aを押し当て可能な押し当て部36、38がそれぞれ形成されている。これらドアアウタ22とドアインナ30とからグラブドア20は構成されている。
次に、ロック機構40を説明する(図5〜8参照)。このロック機構40は、主として、リンクアッシ42と、ロックアッシ44とから構成されている。このリンクアッシ42は、インストルメントパネル10の開口12の上の内面に組み付けられるベゼル50と、左右に対を成すように形成された略L字状の閂ピン60、70と、これら閂ピン60、70を同期した状態で回転させるための略L字状のロッド80とから構成されている。
この左の閂ピン60の略L字の短手側の先端には、インストルメントパネル10の左の貫通孔14から進出した状態でグラブドア20のドアインナ30の左の係合孔32に係合可能な係合部62が形成されている。また、この左の閂ピン60の略L字の長手側の先端は、後述するロッド80の端部84を挟み込み可能な形状となっている。一方、これと同様に、この右の閂ピン70の略L字の短手側の先端にも、インストルメントパネル10の右の貫通孔16から進出した状態でグラブドア20の右の係合孔34に係合可能な係合部72が形成されている。
このように形成されている両閂ピン60、70は、その各係合部62、72が互いに近づいたり遠ざかったり可能にベゼル50に対して各第1の回転軸66、76を介して回転可能に組み付けられている。また、ロッド80には、後述するロックアッシ44のロックカム96の張出部96cの円弧状の張出面96dを押し当て可能な押当面82bを有する押当部82が形成されている。この押当面82bも、この張出面96dの円弧に対応するように円弧状に形成されている。
また、ロッド80の左右には、上述した左右のアシストノブ52、56の各作動レバー52a、56aが押し当てられることが可能に互いが平行を成す傾斜部52b、56bがそれぞれ形成されている。また、ロッド80の略L字の長手側の端部86は、上述した右の閂ピン70の端部74を挟み込み可能な形状となっている。このように形成されているロッド80は、その短手側の端部84が左の閂ピン60の端部64に挟み込まれた格好を成すように第2の回転軸68を介して回転可能に組み付けられている。
また、このロッド80は、その長手側の端部86が右の閂ピン70の端部74を挟み込む格好を成すように第2の回転軸78を介して回転可能に組み付けられている。これにより、ロッド80を左右にスライドさせると、このスライドに同期させて、両閂ピン60、70を各係合部62、72が互いに遠ざかったり近づいたりするように回転させることができる。なお、ベゼル50とロッド80との間には、引っ張りばね50aが掛け留めされている。これにより、常時、ロッド80の押当面82bがロックカム96の張出面96dを押し当てた状態にロッド80を付勢できる。リンクアッシ42は、このように構成されている。
次に、ロックアッシ44を説明する。このロックアッシ44は、インストルメントパネル10の内面において取付孔18の縁に組み付けられるロックベース90と、ロックベース90の内部90aを前後にスライド可能に組み付けられたノブ94と、ロックベース90に対して回転軸96aを介して回転可能に組み付けられたロックカム96とから構成されている。
このノブ94のスライドは、ロックベース90の左側の内壁と右側の内壁とに対を成すようにそれぞれ形成されたガイド溝90bと、ノブ94の左側の側面(左面)と右側の側面(右面)とに対を成すようにそれぞれ形成されたガイドレール94aとの摺動によって行われている。そのため、このスライドを滑らかなものにできる。このとき、ロックベース90とノブ94との間には、圧縮ばね92が掛け留めされている。これにより、押し込んだノブ94を圧縮ばね92の復元力によって押し込み前の状態に戻すことができる。
また、このとき、ロックベース90の上側の外壁と下側の外壁とに形成された抜け防止孔90cと、ノブ94の上側の側面(上面)と下側の側面(下面)とに形成された抜け防止爪94bとが引っ掛かり状態となっている。これにより、圧縮ばね92の復元力がノブ94に作用しても、この復元力が作用したノブ94がロックベース90の内部90aから抜け落ちることを防止できる。また、このノブ94の前側には、後述するロックカム96の作動面96bを押し込み可能な押し込み突起94cが形成されている。
一方、このロックカム96の回転は、このロックカム96に形成された一対の回転軸96aをロックベース90に回転可能に組み付けることによって行われている。このとき、ロックベース90とロックカム96との間には、トーションばね98が掛け留めされている。これにより、常時、ロックカム96の作動面96bをノブ94の押し込み突起94cに押し込んだ状態に付勢できる。このロックカム96には、回転軸96aに同心を成す円弧状の張出面96dを有する張出部96cが形成されている。これらリンクアッシ42とロックアッシ44とからロック機構40は構成されている。グローブボックス2は、これらグラブドア20と、ロック機構40とから構成されている。
続いて、図9〜14を参照して、上述した構成から成るグローブボックス2の動作を説明する。この説明にあたって、図9に示すように、グラブドア20がインストルメントパネル10の開口12を閉じた閉状態にあるときから説明する。なお、このグラブドア20の閉状態では、この図9からも明らかなように、ロック機構40もロック状態となっている。
このロック機構40のロック状態とは、左右の閂ピン60、70がそれぞれ係合状態のことである。すなわち、この左側の閂ピン60の係合状態とは、この左側の閂ピン60の係合部62がインストルメントパネル10の左側の貫通孔14から進出し、この進出した左側の閂ピン60の係合部62がグラブドア20の左側の係合孔32に対して係合した状態のことである。また、この右側の閂ピン70の係合状態とは、この右側の閂ピン70の係合部72がインストルメントパネル10の右側の貫通孔16から進出し、この進出した右側の閂ピン70の係合部72がグラブドア20の右側の係合孔34に対して係合した状態のことである。
まず、この閉状態にあるグラブドア20を開ける動作を説明する。はじめに、この図9に示す状態から、圧縮ばね92の付勢力に抗してグラブドア20のノブ94を押し込み操作する(図10参照)。すると、図10に示すように、ノブ94の押し込み突起94cがトーションばね98の付勢力に抗してロックカム96の作動面96bを押し込んでいく。これにより、ロックカム96の張出面96dに対するロッド80の押当面82bの押し当てが解消される。そのため、引っ張りばね50aの復元力によってロッド80が左へスライドする(図11参照)。
すると、左右の閂ピン60、70の各係合部62、72が互いに遠ざかる方向に左右の閂ピン60、70が回転する。そのため、グラブドア20の左右の各係合孔32、34に対する左右の閂ピン60、70の各係合部62、72の係合が解消される。したがって、ロック機構40がアンロック状態へ切り替わる。
このロック機構40のアンロック状態とは、左右の閂ピン60、70の係合が解消された状態のことである。すなわち、この左側の閂ピン60の係合が解消された状態とは、この左側の閂ピン60の係合部62がグラブドア20の左側の係合孔32に対する係合が解消され、この係合が解消された左側の閂ピン60の係合部62がインストルメントパネル10の左側の貫通孔14に退行した状態のことである。
また、この右側の閂ピン70の係合が解消された状態とは、この右側の閂ピン70の係合部72がグラブドア20の右側の係合孔34に対する係合が解消され、この係合が解消された右側の閂ピン70の係合部72がインストルメントパネル10の右側の貫通孔16に退行した状態のことである。このようにしてロック機構40がアンロック状態へ切り替わると、従来技術と同様に、インストルメントパネル10の開口12が開いた開状態にグラブドア20を開けることができる。したがって、この開けたグラブドア20の内面に設けられた収納ボックス30aに小物を収納できる(図12参照)。
なお、図12に示すように、ノブ94を押し込む操作を解消すると、圧縮ばね92の復元力によってノブ94は操作前の状態に戻される。しかし、ロッド80の押当部82がトーションばね98の復元力によるロックカム96の張出部96cの戻りを規制したままとなっている。そのため、左右の閂ピン60、70も、各係合部62、72が互いに遠ざかる方向に回転したままとなっている。
次に、開状態にあるグラブドア20を閉じる動作を説明する。まず、この図12に示す状態から、インストルメントパネル10の開口12が閉ざされた閉状態に戻されるようにグラブドア20を閉じる操作を行う。すると、図13に示すように、グラブドア20のドアインナ30の左右の押し当て部36、38がロック機構40のリンクアッシ42の左右のアシストノブ52、56の各作動レバー52a、56aを押し当てる。
この図13に示す状態から、グラブドア20をさらに閉じる操作を行う。すると、この左右のアシストノブ52、56がトーションばね54、58の付勢力に抗して回転する。これにより、この左右のアシストノブ52、56の各傾斜部52b、56bがロッド80の左右の傾斜部80a、80bを押し当てる。そのため、図14に示すように、このロッド80が引っ張りばね50aの付勢力に抗してスライド前の状態に戻される(右にスライドする)。
すると、左右の閂ピン60、70の各係合部62、72が互いに近づく方向に左右の閂ピン60、70が回転する。やがて、グラブドア20がインストルメントパネル10の開口12を閉じた閉状態に戻されると、左右の閂ピン60、70も係合状態(左右の閂ピン60、70の各係合部62、72がインストルメントパネル10の左右の貫通孔14、16に対して係合した状態)へ戻される。
このとき、トーションばね98の復元力によってロックカム96も回転前の状態に戻される。そのため、この戻されたロックカム96の張出部96cが引っ張りばね50aの付勢力に抗して右へスライドしたロッド80の押当部82のスライドの軸線上に到達することとなる。したがって、この戻されたロックカム96の張出面96dがロッド80の押当面82bを規制するため、引っ張りばね50aの復元力によるこのロッド80の戻りを規制することとなる。
結果として、この左右の閂ピン60、70がそれぞれ係合状態へ戻される。ロック機構40のロック状態とは、左右の閂ピン60、70がそれぞれ係合状態のことである。そのため、グラブドア20の左右の各係合孔32、34に対する左右の閂ピン60、70の各係合部62、72の係合が戻される。したがって、ロック機構40がロック状態へ戻される(図9参照)。
本発明の実施例に係るグローブボックス2のロック機構40は、上述したように構成されている。この構成によれば、このロック機構40は、主として、リンクアッシ42と、ロックアッシ44とから構成されている。このリンクアッシ42は、インストルメントパネル10の開口12の上の内面に組み付けられるベゼル50と、左右に対を成すように形成された略L字状の閂ピン60、70と、これら閂ピン60、70を同期した状態で回転させるための略L字状のロッド80とから構成されている。また、このロックアッシ44は、インストルメントパネル10の内面において取付孔18の縁に組み付けられるロックベース90と、ロックベース90の内部90aを前後にスライド可能に組み付けられたノブ94と、ロックベース90に対して回転軸96aを介して回転可能に組み付けられたロックカム96とから構成されている。このようにロック機構40を備えていると、従来技術と同様に、グローブボックス2のグラブドア20がインストルメントパネル10の開口12を閉じた閉状態にあるとき、ロック機構40によってグラブドア20をインストルメントパネル10に対してロック・アンロックできる。なお、このロック機構40は、インストルメントパネル10の内面に組み付けられている。そのため、従来技術とは異なり、グラブドア20を構成するドアアウタ22とドアインナ30との間にロック機構40を挟み込む必要がない。したがって、グラブドア20の厚みが増してしまうことがない。結果として、インストルメントパネル10の開口12の奥行き長を増加させることなく、グローブボックス2の収納スペース(収納ボックス30aの収納スペース)を増加させることができる。
なお、このロック機構40のロックは、一対の閂ピン60、70の回転による係合によって行われる。そのため、この係合は、この一対の閂ピン60、70の各係合部62、72がグラブドア20の左右の係合孔32、34を引き込む格好となる。したがって、従来技術とは異なり、ロック機構40が片掛かり状態になってしまうことがない。
また、この構成によれば、開けたグラブドア20を閉じ操作すると、ロック機構40をロック状態に戻すことができる。そのため、ロック機構40をロック状態に戻す操作を簡便に実施できる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、ノブ94を押し込む操作によってロック機構40をロック解除する形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、ノブ94を引く操作、ノブ94をスライドさせる操作等、どのようなタイプのノブ94であっても構わない。
また、実施例では、小物を収納可能な収納ボックス30aは、ドアインナ30の内面に形成されている形態を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、小物を収納可能な収納ボックスは、インストルメントパネル10の開口12に形成されていても構わない。その場合、ドアインナ30は、単に、グラブドア20の内側を成すパネル部材でよい。
1 自動車(車両)
2 グローブボックス
10 インストルメントパネル
12 開口
20 グラブドア(リッド)
40 ロック機構
60 左の閂ピン
70 右の閂ピン
80 ロッド
94 ノブ

Claims (2)

  1. 車両のインストルメントパネルに形成された開口の内部に小物を収納可能な収納スペースを有するリッドを備えたグローブボックスのロック機構であって、
    インストルメントパネルに組み付けられたノブと、
    ノブの操作に連動してインストルメントパネルに対してスライド可能なロッドと、
    ロッドのスライドに連動してリッドに対する係合が解消する方向にインストルメントパネルに対して回転可能な一対の閂ピンと、を備えているグローブボックスのロック機構。
  2. 請求項1に記載のグローブボックスのロック機構であって、
    リッドを閉じ操作すると、この閉じ操作に連動してロッドのスライドが戻され、この戻しに連動して一対の閂ピンもリッドに対して係合する方向に回転するグローブボックスのロック機構。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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