JP4464443B2 - 扉用ロックハンドル装置 - Google Patents
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Description
(1)前記解除部材は前記庫内非常時解錠装置のハンドルに一体に形成される。
(2)前記扉に前記押棒が挿通可能な貫通穴が形成され、前記貫通穴はプラスチック材からなる管体で被覆され、前記押棒の周囲に前記管体の内周面を摺動可能なパッキンが取り付けられる。
(3)前記取付ベースに前記庫外操作ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備える。
(4)前記取付ベースの表面にカバーが被着され、前記取付ベースと前記カバーが前記庫外操作ハンドルに隠蔽される部位で固定される。
(5)前記カバーと前記取付ベースと前記庫外操作ハンドルとの間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴を備える。
(6)前記庫内非常時解錠装置のハンドルに前記ラッチ部材を前記受座から解除する位置で当該ハンドルの回転を規制するストッパを備える。
(7)前記受座は前記庫体に固定ベースを介してねじにより固着される形式で、前記固定ベースは前記受座との対接面にねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座は前記固定ベースとの対接面に前記固定ベースのねじ挿通穴に連通可能に水平方向に長いねじ挿通穴と前記固定ベースの凹凸形状部に噛合可能に水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座が前記固定ベース上で水平方向に位置を調整可能に構成される。
(1)解除部材を庫内非常時解錠装置のハンドルと一体に形成することにより、ラッチ機構の部品点数をさらに少なくして、ラッチ機構の構造をさらに簡易にすることができる。また、非常時に、庫内でレバー式のハンドルを押す方向に回動操作することにより、解除部材がこのハンドルと一体に回動して、ラッチ部材を受座から解除する位置に移動するので、ラッチ機構を簡易な操作でより確実に解除することができる。
(2)押棒を挿通する扉の貫通穴をプラスチック材からなる管体で被覆し、押棒の周囲に当該管体の内周面を摺動可能なパッキンを取り付けることにより、この貫通穴を押棒の動作を妨げることなしに気密に塞ぐことができる。これにより、庫外と庫内との間の空気の流れを遮断して、庫内の低温を維持することができ、また、貫通穴に結露の発生を防止することができる。
(3)取付ベースに庫外操作ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備えることにより、扉を閉めた時の操作ハンドルの回動をロックして、扉の閉状態を確実に保持することができる。
(4)取付ベースの表面にカバーを被着し、取付ベースとカバーを庫外操作ハンドルに隠蔽される部位で固定することにより、取付ベースの外部から取付ねじなどの固着部品を見えないようにして、見栄え及び掃除の利便性の向上を図ることができる。
(5)カバーと取付ベースと庫外操作ハンドルとの間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴を備えることにより、これらのロック穴に南京錠のロック棒を通し、この南京錠でカバー及び取付ベースと庫外操作ハンドルとを施錠することができ、既述の錠前ユニットに代えて、又はこの錠前ユニットとともに、扉の閉状態を確実に保持することができる。
(6)庫内非常時解錠装置のハンドルにラッチ部材を受座から解除する位置でハンドルの回転を規制するストッパを備えることにより、ハンドルを所定の回動位置で確実に停止させることができ、無駄のない操作性で、扉の錠止を解除することができる。
(7)受座を固定ベースを介してねじにより固着する形式で、固定ベースにねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを設け、受座に水平方向に長いねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを設けることにより、固定ベースの凹凸形状部と受座の凹凸形状部とを適宜の位置で噛合させ、固定ベースのねじ挿通穴に受座の長いねじ挿通穴を合せてねじを締め込むことで、固定ベースに受座を水平方向の位置を調整し、位置決めして固定することができる。これにより、受座を庫体の適正な位置に固着することができる。
F 庫体
2 受座
2B 固定ベース
20 ねじ挿通穴
22 ねじ挿通穴
23 凹凸形状部
D 扉
3 ラッチ機構
31 固定ベース
311 固定部
312 ねじ挿通穴
313 取付部
314 ガイド
315 ストッパ
316 作動連結部
317 段差部(ストッパ)
318 穴
32 ラッチ部材
321 係止部
322 摺動部
323 係合部(係合ピン)
33 ばね部材(圧縮コイルスプリング)
34 解除部材(解除レバー)
35 押棒
351 被押圧部材
352 ばね
4 庫外操作ハンドル(庫外ハンドル)
41 解除レバー
42 グリップ
43 軸
44 ロック穴
5 庫内非常時解錠装置(庫内ハンドル)
51 押操作面
52 ストッパ
53 軸
6 貫通穴
60 塩ビチューブ(管体)
61 パッキン
7 取付ベース
71 固定部
72 ねじ挿通穴
73 穴
74 取付部
75 開口
76 穴
77 ねじ穴
78 ロック穴
8 錠前ユニット
81 ロータ
82 ロータカム
9 カバー
91 開口
92 穴
93 ねじ挿通穴
S ねじ
94 ロック穴
Claims (8)
- 庫体に固着される受座と、扉に固着され、前記受座に係合して前記庫体と前記扉とを錠止するラッチ機構と、前記扉の正面側に回動可能に取り付けられ、前記ラッチ機構に作動連結されて、前記受座と前記ラッチ機構との係合を解除するための庫外操作ハンドルと、前記扉の背面に取り付けられ、前記ラッチ機構に作動連結されて、前記受座と前記ラッチ機構との係合を解除するための庫内非常時解錠装置とを備え、庫外及び庫内で前記扉の錠止を解除するようにした扉用ロックハンドル装置において、
前記ラッチ機構は、
前記扉に固着される固定ベースと、前記固定ベースに摺動可能に配設され、前記受座に係脱可能なラッチ部材と、前記固定ベースに配設され、前記ラッチ部材を前記受座に係合可能な位置に押圧付勢するばね部材と、前記固定ベースに回動可能に軸支され、前記庫外操作ハンドル又は前記庫内非常時解錠装置により前記ラッチ部材の前記ばね手段による付勢方向とは反対方向に回動されて、前記ラッチ部材に係合し前記ラッチ部材を前記受座に係合する位置から解除する位置へ移動案内する解除部材と、前記扉の正面側と背面側との間に前記解除部材の回動端側を押圧可能に挿通され、前記庫外操作ハンドルにより押進駆動されて、前記解除部材を前記ラッチ部材の解除方向に向けて回動する押棒とを具備し、前記固定ベースを介して前記扉の背面側に固定され、
前記庫外操作ハンドルはレバー式のハンドルからなり、前記扉の正面側に取付ベースを介して前記扉の正面に対して直角な面内において回動可能に、かつ前記扉の正面側に対して引く方向の回動操作により前記押棒を前記解除部材に向けて押進可能に取り付けられ、
前記庫内非常時解錠装置はレバー式のハンドルからなり、前記扉の背面側に前記固定ベースを介して前記扉の背面に対して直角な面内において回動可能に、かつ前記扉の背面に向けて押す方向の回動操作により前記解除部材を前記ラッチ部材の解除方向に向けて回動可能に取り付けられる、
ことを特徴とする扉用ロックハンドル装置。 - 前記解除部材は前記庫内非常時解錠装置のハンドルに一体に形成される請求項1に記載の扉用ロックハンドル装置。
- 前記扉に前記押棒が挿通可能な貫通穴が形成され、前記貫通穴はプラスチック材からなる管体で被覆され、前記押棒の周囲に前記管体の内周面を摺動可能なパッキンが取り付けられる請求項1又は2に記載の扉用ロックハンドル装置。
- 前記取付ベースに前記庫外操作ハンドルの回動をロックする錠前ユニットを備える請求項1乃至3のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
- 前記取付ベースの表面にカバーが被着され、前記取付ベースと前記カバーが前記庫外操作ハンドルに隠蔽される部位で固定される請求項1乃至4のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
- 前記カバーと前記取付ベースと前記庫外操作ハンドルとの間に相互に連通して、南京錠のロック棒が挿通可能なロック穴を備える請求項5に記載の扉用ロックハンドル装置。
- 前記庫内非常時解錠装置のハンドルに前記ラッチ部材を前記受座から解除する位置で当該ハンドルの回転を規制するストッパを備える請求項1乃至6のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
- 前記受座は前記庫体に固定ベースを介してねじにより固着される形式で、前記固定ベースは前記受座との対接面にねじ挿通穴と水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座は前記固定ベースとの対接面に前記固定ベースのねじ挿通穴に連通可能に水平方向に長いねじ挿通穴と前記固定ベースの凹凸形状部に噛合可能に水平断面略三角形の凹凸形状部とを有し、前記受座が前記固定ベース上で水平方向に位置を調整可能に構成される請求項1乃至7のいずれかに記載の扉用ロックハンドル装置。
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