JP5329214B2 - ロック機構および収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロック機構および収納装置に関し、閂を用いたロック機構およびこのようなロック機構を備えた収納装置に関する。
扉の開放を阻止するためのロック機構として、閂を用いるものがある。このロック機構は、閂と受部とを有する。閂は、例えば、扉に設けられる。受部は、例えば、扉による開閉の対象となる筐体に設けられる。そして、閂が受部に備えられた嵌合穴に進入すると、扉の開放が阻止された状態(閉状態)となる。また、閂が嵌合穴から退避すると、扉が開放可能な状態となる。
ところで、セキュリティ向上のために、閉状態の扉の開放可否を鍵によって操作することが考えられる。例えば、扉の開放操作を行うためのハンドルの固定/固定解除を鍵の施錠操作/開錠操作により行う方法が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。閂を設けた扉も、鍵による開錠操作によってのみ開放可能な状態とすることができる。以下、このための扉の構成に関して説明する。
図19は、従来の閂を設けた扉の構成の一部を示す第1の図である。(A)は扉を閉状態に固定した状態(施錠状態)、(B)は扉を開放するために開錠操作を行った状態を示している。扉50は、例えば、筐体(図示せず)に設けられた扉である。図19は、扉50を裏面(筐体に対して閉じた状態のときに筐体内部側となる面)から見た場合を示している。扉50は、裏打部材51、回動部52、閂53、カム54、ケース部材55、固定部材56、ボルト57および閂操作用機構58を有する。
裏打部材51は、扉50の扉板の背面に設けられる。裏打部材51は、ケース部材55や閂操作用機構58を支持する。
回動部52は、扉前面に設けられた鍵挿入部の回転と連動して回転する。回動部52の鍵挿入部に対して反対側の端部には、カム54が支持される。
閂53は、筐体に設けられた受部の嵌合穴に進退することで扉50を開放する、および開放阻止する。閂53の嵌合穴に対する進退の操作は、閂操作用機構58により行われる。閂53は、突出部53a、長穴53bおよび溝53cを有する。
突出部53aは、嵌合穴に嵌合する部分である。
長穴53bは、閂53に複数箇所設けられる。長穴53bには、ボルト57が貫通している。長穴53bは、ボルト57により閂53の動作方向および動作距離を制限することで、閂53の動作方向等を誘導する。
溝53cは、固定部材56が嵌合されて閂53の移動を不可とするためのものである。
カム54は、回動部52と軸54aを介して接続されるL字板状(V字板状でも良い)の部材である。カム54は、回動部52の回転に連動して軸54aを中心として回転する。カム54は、この回転により、L字の両端のうちのいずれかが固定部材56を押し上げ、または、押し下げることで、閂53の操作可否を変更することができる。具体的には、(A)は押し下げた状態で閂53の操作が不可であり、(B)は押し上げた状態で閂53の操作が可となった状態である。なお、カム54は、姿勢固定用バネ61を接続するための軸54bを有している。姿勢固定用バネ61により、カム54は(A)の姿勢、または、(B)の姿勢が維持される。
ケース部材55は、U字型形状を有しており、カム54により操作される固定部材56をそのU字型形状の内側に保持する。ケース部材55には、固定部材56の突起部を貫通させるための長穴を有する。ケース部材55は、この長穴により、突起部の動作方向および動作距離を制限することで、固定部材56の動作方向等を誘導する。ケース部材55は、突起部55aを有する。突起部55aは、姿勢固定用バネ61を接続するための部材である。
ここで、姿勢固定用バネ61は、各端部が軸54bおよび突起部55aに接続される。そして、軸54bを突起部55aの姿勢固定用バネ61の接続点方向に付勢することで、カム54の姿勢を維持する。
固定部材56は、閂53の操作可否を変更するための部材である。固定部材56は、突起部56aを有している。この突起部56aは、ケース部材55に設けられた長穴を貫通する。また、この突起部56aは、カム54の端部により押し上げ、または、押し下げられる。これにより、固定部材56が溝53cに嵌合解除、または、嵌合され、閂53の操作可否が変更される。
ボルト57は、閂53の複数箇所ある長穴53bを貫通するように扉板に複数設けられる。ボルト57は、閂53を支持すると共に、閂53を長穴53bの長軸方向に移動させるためのものである。
閂操作用機構58は、扉前面に設けられたハンドルの回動操作に連動して回動する。閂操作用機構58は、この回動動作によって閂53を嵌合穴に対して進入および退避させる。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、扉50の前面にある錠を開錠してハンドルを回動させることで、扉50を開放することができる。このときの扉50の動作を具体的に説明する。
(1)扉50の閉状態のロック機構は(A)の状態となっている。このとき、閂53は、筐体の受部に設けられた嵌合穴に嵌合している。また、固定部材56が閂53の溝53cに嵌合している。このため、ハンドルを回動させようとしても、固定部材56により閂53の移動が阻止される。すなわち、扉50が筐体に対して閉状態であり、閂53の移動が阻止された施錠状態である。
(2)扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、扉50の前面に設けられた鍵穴に所定の鍵を挿入し、例えば、扉50の裏面から見て時計回りに回転させる。すると、回動部52が回転し、それに連動してカム54が軸54aを中心として時計回りに回転する。このとき、カム54の一端が固定部材56の突起部56aを上に押し上げて、固定部材56を溝53cから開放する。カム54は、姿勢固定用バネ61により、この姿勢が維持される。この状態が(B)の状態である。
図20は、従来の閂を設けた扉の構成の一部を示す第2の図である。(A)は扉を開放するために開錠操作を行った状態(開放状態)、(B)は扉を閉状態に固定した状態(施錠状態)を示している。図20(A)は、図19(B)の次の動作を示している。
(3)扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドルを扉50の裏面から見て時計回りに回動させる。すると、閂操作用機構58が時計回りに回動し、閂53を長穴53bに沿って移動させる。その結果、閂53が嵌合穴から退避して、扉50が開放された状態となる。カム54は、姿勢固定用バネ61により、その姿勢が維持される。この状態が(A)の状態である。
ここで、扉50を開放した状態のまま、扉50の前面に設けられた鍵穴に差し込んだ鍵を抜いて、他の部分を開放する場合がある。例えば、他の箇所の開錠に、扉50の鍵と同一の鍵を用いる、または、扉50の鍵と同一の鍵保持体に収容された別の鍵を用いる場合等がある。しかし、扉50は、閉状態で必ず施錠させるために、開錠された状態では抜けないようになっている。この場合、鍵を抜くために以下の(4)の動作が必要となる。
(4)扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドルを扉50の裏面から見て反時計回りに回動させる。その後、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、扉50に挿入した鍵を扉50の裏面から見て反時計回りに回動させる。すると、この回動動作に連動してカム54が最初の位置に戻る。このとき、カム54により固定部材56が押し下げられて、溝53cに嵌合する。そして、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵を抜いて、他の箇所の開錠を行い、操作を継続する。
この場合、閂53の突出部53aが突出したまま扉50が開放状態になる。このため、突出部53aが筐体の受部と衝突して、閂53や受部が破損・変形する可能性がある。
このような問題を解決するために、扉が開放状態のときにはデッドボルト(本願の閂53の突出部53aに相当)の突出を防止し、扉が閉じている間にのみデッドボルトの操作を可能とする方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2002−266529号公報 特開2002−266534号公報 特開平06−299750号公報
しかし、上記特許文献3に記載の方法では、閉状態の閂を鍵で施錠して固定する構成への適用は考慮されていない。これに対し、上記(4)の動作においても、鍵を抜き取る場合には閂が突出しないよう固定した状態を維持することが望まれる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、回転操作により閂の移動可否を切り換え可能なロック機構および収納装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、受部に対して閂が進退することによりロックを有効または無効にするロック機構が提供される。このロック機構は、回転操作により回転動作する回動部と、回動部の回転動作に応じて固定部材により閂の受部に進入した位置あるいは受部から退避した位置での閂の固定状態と固定解除状態とを切り換える切換部と、回転操作により回転動作し、閂を受部に進入した位置あるいは受部から退避した位置へ移動させる閂操作用機構と、切換部により閂の固定状態に切り換えられた場合、閂操作用機構により移動された位置で固定部材と嵌合することで閂を固定可能であり、閂に設けられた閂固定部と、を有する。
このようなロック機構によれば、切換部により、受部に進入した閂および受部から退避した閂の固定状態と固定解除状態とが、回動部の回転動作に応じて切り換えられる。
ここで、回動部は、例えば、鍵が挿入されて回転操作される鍵操作部に対する回転操作に連動して回転動作する。
また、上記課題を解決するために収納装置が提供される。この収納装置は、本体部と扉とを有する。本体部は、閂が進退可能な受部を有する。扉は、閂と、回転操作により回転動作する回動部と、回動部の回転動作に応じて固定部材により閂の受部に進入した位置あるいは受部から退避した位置での閂の固定状態と固定解除状態とを切り換える切換部と、回転操作により回転動作し、閂を受部に進入した位置あるいは受部から退避した位置へ移動させる閂操作用機構と、切換部により閂の固定状態に切り換えられた場合、閂操作用機構により移動された位置で固定部材と嵌合することで閂を固定可能であり、閂に設けられた閂固定部と、を有する。
このような収納装置によれば、切換部により、受部に進入した閂および受部から退避した閂の固定状態と固定解除状態とが、回動部の回転動作に応じて切り換えられる。
ここで、回動部は、例えば、鍵が挿入されて回転操作される鍵操作部に対する回転操作に連動して回転動作する。
上記ロック機構および収納装置によれば、回転操作により閂の移動可否を切り換えることが可能となる。
以下、本実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、収納装置の外観(背面)を示す図である。(A)は背面に設けられた扉が閉じた状態、(B)は、この扉が開放された状態を示している。収納装置1は、例えば、現金自動預け払い装置(ATM:Automated Teller Machine)である。収納装置1の内部には、物品や貨幣を収納するための収納部が設けられている。収納装置1は、本体10および扉20を有する。
本体10は、収納装置1の所定の演算機能、操作機能および表示機能等を備える。また、本体10は収納部を備える。本体10は、例えば、収納部に収納された貨幣の数量等を、その演算機能により管理する。本体10は、扉20に備えられた閂(図示せず)を嵌合させるための受部11を有する。受部11には、閂が備える突出部を嵌合させるための嵌合穴11aが設けられている。
扉20は、本体10の収納部に対して開閉する扉である。扉20は、扉板21、ハンドル22、鍵操作部23および本体10と嵌合し扉を閉状態または開状態とするロック機構を有する。
扉板21は、扉20の各部を支持する板状の部材である。扉板21は、収納部に対して開閉可能となるよう本体10に接続される。
ハンドル22は、閂を操作するための取っ手である。扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を回動操作することで、閂を受部11に対して進退させることができる。
鍵操作部23は、鍵を挿入して操作するためのものである。扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に鍵を挿入して鍵を回動操作することで、閂の移動可否を変更できる。すなわち、施錠された状態では、ハンドル22の回動操作が不可となる。このため、(A)の状態で施錠することで、特定の鍵を持つ扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者のみが扉20を開放可能として、セキュリティ性を向上することができる。そして、この状態の鍵操作部23に鍵を挿入して回動操作し、更にハンドル22を回動操作して引くことで、(B)のような開状態となる。
図2は、第1の実施の形態の閉状態の扉を示す図である。(A)は上面図、(B)は扉裏面(閉状態のときに収納部側となる面)から見た側面図を示している。図2は、図1(A)に対応する。扉20は、扉板21、鍵操作部23、閂24、カム25、ケース部材26、固定部材27およびボルト28を有する。ただし、図1に示したハンドル22およびハンドル22により閂24を操作するための機構は、図示を省略してある。また、ボルト28は(A)の上面図において図示を省略してある。
鍵操作部23は、その回動操作に連動して回動する回動部23aを有している。
閂24は、その突起部が受部11の嵌合穴11aに嵌合して、扉20の開放を阻止する。閂24は、溝24a,24bおよび長穴24cを有する。
溝24a,24bは、固定部材27が嵌合されて閂24の操作を不可とするためのものである。なお、扉20の閉状態では、溝24aに固定部材27が嵌合することになる。溝24a,24bは閂固定部に対応するものである。
長穴24cは、閂24に複数設けられる。長穴24cには、ボルト28が貫通している。長穴24cは、ボルト28の動作方向および動作距離を制限することで、閂24の動作方向等を誘導する。
カム25は、回動部23aの鍵操作部23と反対側の端部に保持される。カム25は、L字板状の部材である。カム25は、扉20の閉状態において、L字の一方の端部が下側を向き、他方の端部が固定部材27の突起部27aの上部に当接するように設けられる。この配置を、初期配置とする。鍵操作部23には、カム25が初期配置となっている場合にのみ鍵を挿抜可能である。カム25は、回動部23aの回動動作に連動して回動する。カム25は、切換部に対応するものである。
ケース部材26は、U字型形状を有しており、カム25により操作される固定部材27をそのU字型形状の内側に保持する。ケース部材26には、固定部材27の突起部27aを貫通させるための長穴を有する。ケース部材26は、この長穴により、突起部27aの動作方向および動作距離を制限することで、固定部材27の動作方向等を誘導する。
固定部材27は、閂24の操作可否を変更するための部材である。固定部材27は、突起部27aを有している。突起部27aは、ケース部材26に設けられた複数の長穴を貫通する。また、突起部27aは、カム25の端部により押し上げ、または、押し下げられる。これにより、固定部材27が溝24a,24bに対して嵌合解除、または、嵌合され、閂24の操作可否が変更される。
ボルト28は、複数の長穴24cを貫通するように扉板に複数設けられる。ボルト28は、閂24を支持すると共に、閂24を長穴24cの長軸方向に移動させるためのものである。なお、長軸方向の長さは、閂24の移動距離として、固定部材27が溝24aに嵌合する位置から溝24bに嵌合する位置の間の距離となるよう予め決められる。
このように、扉20の閉状態では閂24の突出部が受部11の嵌合穴11aと嵌合することで、扉20の開放が阻止される。このとき、固定部材27が閂24の溝24aに嵌合しているので、閂24の移動も阻止される。
閂24を移動可能とするためには、鍵操作部23に鍵を挿入して、例えば扉裏面から見て時計回りに90度回動操作する。すると、カム25の下向きとなっている端部が突起部27aを押し上げて、固定部材27が溝24aから開放される。このようにして、閂24はハンドル22によって操作可能となる。
図3は、第1の実施の形態の開状態の扉を示す図である。(A)は上面図、(B)は扉裏面から見た側面図を示している。図3は、図1(B)に対応する。図3は、閉状態から長穴24cの長軸方向に沿って閂24を移動させ、更に、鍵操作部23に鍵を挿入して扉裏面から見て反時計回りに回動操作した後を示している。このとき、固定部材27は、閂24の溝24bに嵌合する。これにより、閂24の移動が阻止される。
このように、閂24に溝24a,24bを設ける。そして、固定部材27を閉状態では溝24aに、開状態では溝24bに嵌合させるようにすることで、各状態において閂の移動が不可となる。このとき、各状態において、カム25が初期配置となるので、鍵を抜くことができる。すなわち、扉20を開放状態とした場合に、閂24の突出を防止して、鍵を挿抜可能とすることができる。これにより、閂24が受部11と衝突することがなくなるので、閂24や受部11の破損・変形が防止される。また、鍵を抜く際に、閂24を移動させる必要がなくなるので、閂24の突出部が指等に接触して傷つける等の事故が防止される。また、抜いた鍵やこの鍵と同一の鍵保持体に保持された別の鍵を他の箇所の開錠に用いることができるので、作業性が良く、また、鍵の管理が容易となる。
なお、扉20の開放状態であっても、閂24を突出した状態で固定することも可能である。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態の扉を示す第1の図である。扉20aは、収納装置1が備える扉20に対応する。図4は、扉20aを裏面(閉状態としたときに収納部側となる面)から見た場合の斜視図(図5〜7も同様)である。図4は、扉20aが閉状態となっている場合を示している。扉20aは、扉20と同様に扉板21、ハンドル22および鍵操作部23を有するが、これらは図示を省略する。扉20aは、更に、閂24、カム25、ケース部材26、固定部材27、ボルト28および閂操作用機構29を有する。ただし、閂24、カム25、ケース部材26、固定部材27およびボルト28は、図2で同一の符号を付して説明した構成と同一であるため説明を省略する。
なお、扉板21は、裏打部材21aを有する。裏打部材21aは、ケース部材26や閂操作用機構29を支持する。
閂操作用機構29は、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者がハンドル22を回動操作することで、閂24を移動させるための機構である。例えば、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者がハンドル22を扉20aの裏面から見て時計回りに回動させると、受部11から閂24を退避させる方向に閂24を移動することができる。このとき、長穴24cによってボルト28が誘導されることで、閂24全体の移動方向および移動距離が制限される。
扉20aでは、カム25に設けられた接続部25bとケース部材26に設けられた突起部26aとを姿勢固定用バネ31で接続する。姿勢固定用バネ31は、接続部25bを突起部26aの姿勢固定用バネ31の接続点方向に付勢することで、カム25の姿勢を維持する。すなわち、鍵操作部23を回動操作すると、カム25の配置をその一端が突起部27aと当接するように維持されるので、鍵も回動操作後の状態に保持される。
図4の状態では、固定部材27が閂24の溝24aに嵌合しているため、ハンドル22を回動操作することができない。扉20を開放するためには、固定部材27の溝24aへの嵌合を開放(すなわち、開錠)して、ハンドル22を回動操作する。
以下、扉20aを開放する動作を順に説明する。
図5は、第2の実施の形態の扉を示す第2の図である。図5の状態は、図4の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に挿入した鍵を、扉20aの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、カム25が回動部23aと連動して時計回りに回動する。このとき、カム25の一端が突起部27aを押し上げて固定部材27を溝24aから開放する。カム25は、姿勢固定用バネ31により、その姿勢が維持される。この状態が図5の状態である。
図6は、第2の実施の形態の扉を示す第3の図である。図6の状態は、図5の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を扉20aの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、閂操作用機構29がハンドル22の回動動作に連動して時計回りに回動し、閂24が長穴24cの長軸方向に移動する。このときの移動方向は、閂24が受部11から退避する方向である。この状態が図6の状態である。閂24が受部11から完全に退避されるため、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者はハンドル22を引くことで扉20aを開放することができる。
図7は、第2の実施の形態の扉を示す第4の図である。図7の状態は、図6の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に挿入された鍵を扉20aの裏面から見て反時計回りに回動操作する。すると、カム25が回動部23aと連動して反時計回りに回動する。このとき、カム25の一端が突起部27aを押し下げて固定部材27を溝24bに嵌合させる。カム25は、姿勢固定用バネ31により、その姿勢が維持される。この状態が図7の状態である。この状態では、カム25が初期配置となるので、鍵を鍵操作部23から抜くことができる。
このように、閂24に溝24a,24bを設ける。そして、固定部材27を閉状態では溝24aに、開状態では24に嵌合させるようにすることで、各状態において閂の移動が不可となる。このとき、各状態において、カム25が初期配置となるので、鍵を抜くことができる。すなわち、扉20を開放状態とした場合に、閂24の突出を防止して、鍵を挿抜可能とすることができる。これにより、閂24が受部11と衝突することがなくなるので、閂24や受部11の破損・変形が防止される。また、鍵を抜く際に、閂24を移動させる必要がなくなるので、閂24の突出部が指等に接触して傷つける等の事故が防止される。また、抜いた鍵やこの鍵と同一の鍵保持体に保持された別の鍵を他の箇所の開錠に用いることができるので、操作性が良く、また、鍵の管理が容易となる。
更に、扉20aでは、姿勢固定用バネ31を設けることで、カム25を鍵の回動操作後の姿勢に維持することができる。
図8は、第2の実施の形態のカムの構成を示す図である。(A)は開錠した状態、(B)は施錠した状態を示している。
(A)では、鍵の回動操作に連動してカム25の一端が突起部27aを押し上げることで、固定部材27が溝24aから開放される。このとき、カム25の接続部25bは、ケース部材26の突起部26aと姿勢固定用バネ31との接続部26bの方向に付勢されるので、回動操作後の姿勢が維持される。
(B)では、(A)とは逆方向の鍵の回動操作に連動してカム25の一端が突起部27aを押し下げることで、固定部材27が溝24bに嵌合される。このとき、カム25の接続部25bは、接続部26bの方向に付勢されるので、回動操作後の姿勢が維持される。
このようにして、カム25は、姿勢固定用バネ31により、その姿勢が維持される。このため、特に(A)の状態において重力によって固定部材27が落下して、回動操作した鍵が回動操作前の状態に戻ることを防止できる。したがって、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、操作済みの鍵を意識することなく、ハンドル22の回動操作を行うことができる。
[第3の実施の形態]
以下、第3の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1,2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
図9は、第3の実施の形態の扉を示す第1の図である。扉20bは、収納装置1が備える扉20に対応する。図9は、扉20bを裏面(閉状態としたときに収納部側となる面)から見た場合の斜視図である(図10〜12も同様)。図9は、扉20bが閉状態となっている場合を示している。扉20bは、扉20と同様に扉板21、ハンドル22および鍵操作部23を有するが、これらは図示を省略する。扉20bは、更に、閂24、カム25、ケース部材26、固定部材27、ボルト28および閂操作用機構29を有する。ただし、これらの各部は、第1の実施の形態の扉20aで同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、説明を省略する。
ここで、扉板21は、裏打部材21aおよび裏打部材21aに備えられた支持部材21bを有する。支持部材21bは、バネ32を支持する。バネ32は、固定部材27を下向きに付勢する。
図9の状態では、固定部材27が閂24の溝24aに嵌合しているため、ハンドル22を回動操作することができない。扉20を開放するためには、固定部材27の溝24aへの嵌合を開放(すなわち、開錠)して、ハンドル22を回動操作する。
以下、扉20bを開放する動作を順に説明する。
図10は、第3の実施の形態の扉を示す第2の図である。図10の状態は、図9の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に挿入した鍵を、扉20bの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、カム25が回動部23aと連動して時計回りに回動する。このとき、カム25の一端が突起部27aを押し上げて固定部材27を溝24aから開放する。この状態が図10の状態である。ただし、このとき固定部材27は、バネ32によって、下向きに付勢されるので、カム25の姿勢を維持する必要がある。このため、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵を回動操作後の状態に保持する。
図11は、第3の実施の形態の扉を示す第3の図である。図11の状態は、図10の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を扉20bの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、閂操作用機構29がハンドル22の回動動作に連動して時計回りに回動し、閂24が長穴24cの長軸方向に移動する。このときの移動方向は、閂24が受部11から退避する方向である。このようなハンドル22の回動操作後の状態が図11の状態である。
なお、これらの各動作を行うために、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、カム25がバネ32によって付勢される力と釣り合うように、鍵を回動操作した状態を保持する。例えば、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵を一方の手で回して回動操作した後、その状態をその手で保持したまま、ハンドル22を他方の手で回動操作する。
図12は、第3の実施の形態の扉を示す第4の図である。図12の状態は、図11の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、回動操作した状態で保持した鍵について、この保持を解除する。例えば、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵から手を放す。すると、バネ32によって、固定部材27が押し下げられる。そして、固定部材27は、溝24bに嵌合する。このとき、突起部27aによってカム25の突起部27aと当接する端部も押し下げられるので、カム25も反時計回りに回動して初期配置に戻る。この状態が図12の状態である。この状態では、カム25が初期配置となるので、鍵を鍵操作部23から抜くことができる。
このように閂24に溝24a,24bを設ける。そして、固定部材27を閉状態では溝24aに、開状態では24に嵌合させるようにすることで、各状態において閂の移動が不可となる。このとき、各状態において、カム25が初期配置となるので、鍵を抜くことができる。すなわち、扉20を開放状態とした場合に、閂24の突出を防止して、鍵を挿抜可能とすることができる。これにより、閂24が受部11と衝突することがなくなるので、閂24や受部11の破損・変形が防止される。また、鍵を抜く際に、閂24を移動させる必要がなくなるので、閂24の突出部が指等に接触して傷つける等の事故が防止される。また、抜いた鍵やこの鍵と同一の鍵保持体に保持された別の鍵を他の箇所の開錠に用いることができるので、作業性が良く、また、鍵の管理が容易となる。
また、扉20bは、固定部材27を下向きに付勢するバネ32を備えている。このため、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、図11の状態から鍵を保持する手を放すのみで自動的に固定部材27が溝24bに嵌合させることができる。すなわち、第2の実施の形態に比べて、ハンドル22の回動操作後に、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者が鍵を抜くための回動操作を行う必要がなくなり、作業効率が向上する。
[第4の実施の形態]
以下、第4の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1〜3の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
図13は、第4の実施の形態の扉を示す第1の図である。扉20dは、収納装置1が備える扉20に対応する。図13は、扉20dを裏面(閉状態としたときに収納部側となる面)から見た場合の斜視図(図14〜16も同様)である。図13は、扉20dが閉状態となっている場合を示している。扉20dは、扉20と同様に扉板21、ハンドル22および鍵操作部23を有するが、これらは図示を省略する。扉20dは、更に、閂24、カム25、ケース部材26、固定部材27、ボルト28および閂操作用機構29を有する。ただし、これらの各部は、第1の実施の形態の扉20aで同一の符号を付して説明した構成と同一であるため、説明を省略する。
ここで、扉20dは、鍵操作部23に鍵を挿入して回動操作する際に、扉20dの裏面から見て反時計回りに回動させる点が第2の実施の形態の扉20aと異なる。すなわち、回動部23bは、鍵の回転操作に連動して反時計回りに回動する。これにより、カム25も反時計回りに回動することになる。このため、カム25およびケース部材26は、扉20aのこれら各部とは左右対称に配設されることになる。
なお、扉20dでは、カム25に設けられた接続部25bとケース部材26に設けられた突起部26aとを姿勢固定用バネ31で接続する。姿勢固定用バネ31は、接続部25bを突起部26aの姿勢固定用バネ31の接続点方向に付勢することで、カム25の姿勢を維持する。すなわち、鍵操作部23を回動操作すると、カム25の配置をその一端が突起部27aと当接する配置に維持されるので、鍵も回動操作後の状態に保持される。
図13の状態では、固定部材27が閂24の溝24aに嵌合しているため、ハンドル22を回動操作することができない。扉20を開放するためには、固定部材27の溝24aへの嵌合を開放(すなわち、開錠)して、ハンドル22を回動操作する。
以下、扉20dを開放する動作を順に説明する。
図14は、第4の実施の形態の扉を示す第2の図である。図14の状態は、図13の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に挿入した鍵を、扉20dの裏面から見て反時計回りに回動操作する。すると、カム25が回動部23aと連動して反時計回りに回動する。このとき、カム25の一端が突起部27aを押し上げて固定部材27を溝24aから開放する。カム25は、姿勢固定用バネ31により、その姿勢が維持される。この状態が図14の状態である。
図15は、第4の実施の形態の扉を示す第3の図である。図15の状態は、図14の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を扉20dの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、閂操作用機構29がハンドル22の回動動作に連動して時計回りに回動し、閂24が長穴24cの長軸方向に移動する。このときの移動方向は、閂24が受部11から退避する方向である。この状態が図15の状態である。閂24が受部11から完全に退避されるため、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者はハンドル22を引くことで扉20dを開放することができる。
図16は、第4の実施の形態の扉を示す第4の図である。図16の状態は、図15の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に挿入された鍵を扉20dの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、カム25が回動部23aと連動して時計回りに回動する。このとき、カム25の一端が突起部27aを押し下げて固定部材27を溝24bに嵌合させる。カム25は、姿勢固定用バネ31により、その姿勢が維持される。この状態が図16の状態である。この状態では、カム25が初期配置となるので、鍵を鍵操作部23から抜くことができる。
このように、カム25およびケース部材26を扉20aに対して左右対称に設けることで、扉20aとは逆回りに鍵を回動操作する扉20dに対しても第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、扉20dに対しても、前述の第4の実施の形態の突起部24dのように閂24の移動と共にカム25を押す構成を設けて、ハンドル22の回動操作後に自動的に閂24の移動を付加とするようにしてもよい。
また、第3の実施の形態で示したバネ32を第3の実施の形態とは逆回りで鍵を回動操作する扉に適用することもできる。
次に、固定部材27による閂24の他の固定方法を説明する。
図17は、固定部材による閂の他の固定方法を示す図である。(A)は開錠した状態、(B)は施錠動作中の状態を示している。
この方法では、閂24に凸部24eを設ける。また、固定部材27の内側に空間を設けて、凸部24eに被せることができるようにする。そして、扉が閉状態のときは、溝24aに固定部材27を嵌合させて閂24の移動を阻止する。また、扉が開状態のときは、凸部24eに固定部材27を被せて閂24の移動を阻止する。
図17に示す方法は、前述の第1〜4の実施の形態に適用可能である。ただし、第4の実施の形態に適用する場合、カム25および姿勢固定用バネ31は、左右対称に配設する。
このようにすると、閂24の移動距離が短い場合にも、第1〜4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、例えば、閂24の移動距離が短い場合には、溝24aと溝24bとの溝内側の幅が狭くなり、固定部材27の幅を小さく、部材を薄くすることが考えられる。しかし、このようにすると固定部材27の強度が弱くなる可能性がある。一方、図17のようにすると、固定部材27に所定の大きさ/厚さを保つことができるので、強度の低減を抑止できる。
図18は、カムの他の形状を示す図である。(A)は開錠した状態、(B)は施錠した状態を示している。カム25_1は、第1〜4の実施の形態のカム25に対応する。カムの形状は、カム25のようなL字状に限らず、カム25_1のようなV字状であってもよい。このように、カムの端部とカムの回動中心とを結ぶ2つの直線とのなす角を鍵操作部23の鍵の回動動作の角度に応じて変更することができる。また、回動部23aの回動動作と連動して固定部材27を溝24a,24bに対して嵌合・開放可能であれば、他の形状であってもよい。
なお、上述の説明では収納装置1に設けられた扉を例示したが、収納装置1に限らず、金庫のような単なる収納庫に設けられた扉に適用することもできる。
以上、ロック機構および収納装置を図示の実施の形態に基づいて説明したが、これらに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、これらに他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、これらは前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
収納装置の外観(背面)を示す図である。 第1の実施の形態の閉状態の扉を示す図である。 第1の実施の形態の開状態の扉を示す図である。 第2の実施の形態の扉を示す第1の図である。 第2の実施の形態の扉を示す第2の図である。 第2の実施の形態の扉を示す第3の図である。 第2の実施の形態の扉を示す第4の図である。 第2の実施の形態のカムの構成を示す図である。 第3の実施の形態の扉を示す第1の図である。 第3の実施の形態の扉を示す第2の図である。 第3の実施の形態の扉を示す第3の図である。 第3の実施の形態の扉を示す第4の図である。 第4の実施の形態の扉を示す第1の図である。 第4の実施の形態の扉を示す第2の図である。 第4の実施の形態の扉を示す第3の図である。 第4の実施の形態の扉を示す第4の図である。 固定部材による閂の他の固定方法を示す図である。 カムの他の形状を示す図である。 従来の閂を設けた扉の構成の一部を示す第1の図である。 従来の閂を設けた扉の構成の一部を示す第2の図である。
符号の説明
1 収納装置
10 本体
11 受部
11a 嵌合穴
20 扉
21 扉板
21a 裏打部材
21b 支持部材
22 ハンドル
23 鍵操作部
23a 回動部
23b 回動部
24 閂
24a,24b 溝
24c 長穴
24d 突起部
24e 凸部
25,25_1 カム
25a 軸
25b 接続部
26 ケース部材
26a 突起部
26b 接続部
27 固定部材
27a 突起部
28 ボルト
29 閂操作用機構
31 姿勢固定用バネ
32 バネ

Claims (7)

  1. 受部に対して閂が進退することによりロックを有効または無効にするロック機構であって、
    回転操作により回転動作する回動部と、
    前記回動部の回転動作に応じて固定部材により前記閂の前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置での前記閂の固定状態と固定解除状態とを切り換える切換部と、
    回転操作により回転動作し、前記閂を前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置へ移動させる閂操作用機構と、
    前記切換部により前記閂の固定状態に切り換えられた場合、前記閂操作用機構により移動された位置で前記固定部材と嵌合することで前記閂を固定可能であり、前記閂に設けられた閂固定部と、
    を有することを特徴とするロック機構。
  2. 前記回動部は、鍵が挿入されて回転操作される鍵操作部に対する回転操作に連動して回転動作することを特徴とする請求項1記載のロック機構。
  3. 前記閂固定部は、前記閂に備えられた第1の溝と第2の溝とであり、
    前記切換部は、前記閂が前記受部に進入した状態では前記固定部材を前記第1の溝に嵌合させて前記閂を固定し、前記閂が前記受部から退避した状態では前記固定部材を前記第2の溝に嵌合させて前記閂を固定する、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のロック機構
  4. 前記切換部は、前記回動部の第1の回転方向である回転動作に応じて、前記固定部材を前記第1の溝方向および前記第2の溝方向に押すことで、前記固定部材を前記第1の溝および前記第2の溝に嵌合させ、前記回動部の第1の回転方向とは逆方向の第2の回転方向である回転動作に応じて、前記固定部材を前記第1の溝方向および前記第2の溝方向とは逆の方向に押すことで前記固定部材を前記第1の溝および前記第2の溝から開放させることを特徴とする請求項3記載のロック機構。
  5. 前記固定部材による前記閂の固定状態または固定解除状態を維持するように前記回動部の回転動作後の姿勢を固定する姿勢固定部材を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロック機構。
  6. 前記固定部材を前記第1の溝および前記第2の溝方向に付勢する付勢部材を更に有することを特徴とする請求項3または4記載のロック機構。
  7. 閂が進退可能な受部、
    を備える本体部と、
    前記閂と、
    回転操作により回転動作する回動部と、
    前記回動部の回転動作に応じて固定部材により前記閂の前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置での前記閂の固定状態と固定解除状態とを切り換える切換部と、
    回転操作により回転動作し、前記閂を前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置へ移動させる閂操作用機構と、
    前記切換部により前記閂の固定状態に切りえられた場合、前記閂操作用機構により移動された位置で前記固定部材と嵌合することで前記閂を固定可能であり、前記閂に設けられた閂固定部と、
    を備える扉と、
    を有することを特徴とする収納装置。
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