JP5329214B2 - ロック機構および収納装置 - Google Patents
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Description
回動部52は、扉前面に設けられた鍵挿入部の回転と連動して回転する。回動部52の鍵挿入部に対して反対側の端部には、カム54が支持される。
長穴53bは、閂53に複数箇所設けられる。長穴53bには、ボルト57が貫通している。長穴53bは、ボルト57により閂53の動作方向および動作距離を制限することで、閂53の動作方向等を誘導する。
カム54は、回動部52と軸54aを介して接続されるL字板状(V字板状でも良い)の部材である。カム54は、回動部52の回転に連動して軸54aを中心として回転する。カム54は、この回転により、L字の両端のうちのいずれかが固定部材56を押し上げ、または、押し下げることで、閂53の操作可否を変更することができる。具体的には、(A)は押し下げた状態で閂53の操作が不可であり、(B)は押し上げた状態で閂53の操作が可となった状態である。なお、カム54は、姿勢固定用バネ61を接続するための軸54bを有している。姿勢固定用バネ61により、カム54は(A)の姿勢、または、(B)の姿勢が維持される。
このような問題を解決するために、扉が開放状態のときにはデッドボルト(本願の閂53の突出部53aに相当)の突出を防止し、扉が閉じている間にのみデッドボルトの操作を可能とする方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、上記課題を解決するために収納装置が提供される。この収納装置は、本体部と扉とを有する。本体部は、閂が進退可能な受部を有する。扉は、閂と、回転操作により回転動作する回動部と、回動部の回転動作に応じて固定部材により閂の受部に進入した位置あるいは受部から退避した位置での閂の固定状態と固定解除状態とを切り換える切換部と、回転操作により回転動作し、閂を受部に進入した位置あるいは受部から退避した位置へ移動させる閂操作用機構と、切換部により閂の固定状態に切り換えられた場合、閂操作用機構により移動された位置で固定部材と嵌合することで閂を固定可能であり、閂に設けられた閂固定部と、を有する。
ここで、回動部は、例えば、鍵が挿入されて回転操作される鍵操作部に対する回転操作に連動して回転動作する。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
ハンドル22は、閂を操作するための取っ手である。扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を回動操作することで、閂を受部11に対して進退させることができる。
閂24は、その突起部が受部11の嵌合穴11aに嵌合して、扉20の開放を阻止する。閂24は、溝24a,24bおよび長穴24cを有する。
長穴24cは、閂24に複数設けられる。長穴24cには、ボルト28が貫通している。長穴24cは、ボルト28の動作方向および動作距離を制限することで、閂24の動作方向等を誘導する。
[第2の実施の形態]
以下、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
閂操作用機構29は、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者がハンドル22を回動操作することで、閂24を移動させるための機構である。例えば、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者がハンドル22を扉20aの裏面から見て時計回りに回動させると、受部11から閂24を退避させる方向に閂24を移動することができる。このとき、長穴24cによってボルト28が誘導されることで、閂24全体の移動方向および移動距離が制限される。
図5は、第2の実施の形態の扉を示す第2の図である。図5の状態は、図4の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を扉20aの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、閂操作用機構29がハンドル22の回動動作に連動して時計回りに回動し、閂24が長穴24cの長軸方向に移動する。このときの移動方向は、閂24が受部11から退避する方向である。この状態が図6の状態である。閂24が受部11から完全に退避されるため、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者はハンドル22を引くことで扉20aを開放することができる。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に挿入された鍵を扉20aの裏面から見て反時計回りに回動操作する。すると、カム25が回動部23aと連動して反時計回りに回動する。このとき、カム25の一端が突起部27aを押し下げて固定部材27を溝24bに嵌合させる。カム25は、姿勢固定用バネ31により、その姿勢が維持される。この状態が図7の状態である。この状態では、カム25が初期配置となるので、鍵を鍵操作部23から抜くことができる。
図8は、第2の実施の形態のカムの構成を示す図である。(A)は開錠した状態、(B)は施錠した状態を示している。
以下、第3の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1,2の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
図10は、第3の実施の形態の扉を示す第2の図である。図10の状態は、図9の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を扉20bの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、閂操作用機構29がハンドル22の回動動作に連動して時計回りに回動し、閂24が長穴24cの長軸方向に移動する。このときの移動方向は、閂24が受部11から退避する方向である。このようなハンドル22の回動操作後の状態が図11の状態である。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、回動操作した状態で保持した鍵について、この保持を解除する。例えば、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵から手を放す。すると、バネ32によって、固定部材27が押し下げられる。そして、固定部材27は、溝24bに嵌合する。このとき、突起部27aによってカム25の突起部27aと当接する端部も押し下げられるので、カム25も反時計回りに回動して初期配置に戻る。この状態が図12の状態である。この状態では、カム25が初期配置となるので、鍵を鍵操作部23から抜くことができる。
以下、第4の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1〜3の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
図14は、第4の実施の形態の扉を示す第2の図である。図14の状態は、図13の状態から遷移したものである。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、ハンドル22を扉20dの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、閂操作用機構29がハンドル22の回動動作に連動して時計回りに回動し、閂24が長穴24cの長軸方向に移動する。このときの移動方向は、閂24が受部11から退避する方向である。この状態が図15の状態である。閂24が受部11から完全に退避されるため、扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者はハンドル22を引くことで扉20dを開放することができる。
扉を開閉し内部ユニット等の運用・保守を行う操作者は、鍵操作部23に挿入された鍵を扉20dの裏面から見て時計回りに回動操作する。すると、カム25が回動部23aと連動して時計回りに回動する。このとき、カム25の一端が突起部27aを押し下げて固定部材27を溝24bに嵌合させる。カム25は、姿勢固定用バネ31により、その姿勢が維持される。この状態が図16の状態である。この状態では、カム25が初期配置となるので、鍵を鍵操作部23から抜くことができる。
次に、固定部材27による閂24の他の固定方法を説明する。
この方法では、閂24に凸部24eを設ける。また、固定部材27の内側に空間を設けて、凸部24eに被せることができるようにする。そして、扉が閉状態のときは、溝24aに固定部材27を嵌合させて閂24の移動を阻止する。また、扉が開状態のときは、凸部24eに固定部材27を被せて閂24の移動を阻止する。
また、例えば、閂24の移動距離が短い場合には、溝24aと溝24bとの溝内側の幅が狭くなり、固定部材27の幅を小さく、部材を薄くすることが考えられる。しかし、このようにすると固定部材27の強度が弱くなる可能性がある。一方、図17のようにすると、固定部材27に所定の大きさ/厚さを保つことができるので、強度の低減を抑止できる。
以上、ロック機構および収納装置を図示の実施の形態に基づいて説明したが、これらに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、これらに他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、これらは前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
10 本体
11 受部
11a 嵌合穴
20 扉
21 扉板
21a 裏打部材
21b 支持部材
22 ハンドル
23 鍵操作部
23a 回動部
23b 回動部
24 閂
24a,24b 溝
24c 長穴
24d 突起部
24e 凸部
25,25_1 カム
25a 軸
25b 接続部
26 ケース部材
26a 突起部
26b 接続部
27 固定部材
27a 突起部
28 ボルト
29 閂操作用機構
31 姿勢固定用バネ
32 バネ
Claims (7)
- 受部に対して閂が進退することによりロックを有効または無効にするロック機構であって、
回転操作により回転動作する回動部と、
前記回動部の回転動作に応じて固定部材により前記閂の前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置での前記閂の固定状態と固定解除状態とを切り換える切換部と、
回転操作により回転動作し、前記閂を前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置へ移動させる閂操作用機構と、
前記切換部により前記閂の固定状態に切り換えられた場合、前記閂操作用機構により移動された位置で前記固定部材と嵌合することで前記閂を固定可能であり、前記閂に設けられた閂固定部と、
を有することを特徴とするロック機構。 - 前記回動部は、鍵が挿入されて回転操作される鍵操作部に対する回転操作に連動して回転動作することを特徴とする請求項1記載のロック機構。
- 前記閂固定部は、前記閂に備えられた第1の溝と第2の溝とであり、
前記切換部は、前記閂が前記受部に進入した状態では前記固定部材を前記第1の溝に嵌合させて前記閂を固定し、前記閂が前記受部から退避した状態では前記固定部材を前記第2の溝に嵌合させて前記閂を固定する、
ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のロック機構。 - 前記切換部は、前記回動部の第1の回転方向である回転動作に応じて、前記固定部材を前記第1の溝方向および前記第2の溝方向に押すことで、前記固定部材を前記第1の溝および前記第2の溝に嵌合させ、前記回動部の第1の回転方向とは逆方向の第2の回転方向である回転動作に応じて、前記固定部材を前記第1の溝方向および前記第2の溝方向とは逆の方向に押すことで前記固定部材を前記第1の溝および前記第2の溝から開放させることを特徴とする請求項3記載のロック機構。
- 前記固定部材による前記閂の固定状態または固定解除状態を維持するように前記回動部の回転動作後の姿勢を固定する姿勢固定部材を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のロック機構。
- 前記固定部材を前記第1の溝および前記第2の溝方向に付勢する付勢部材を更に有することを特徴とする請求項3または4記載のロック機構。
- 閂が進退可能な受部、
を備える本体部と、
前記閂と、
回転操作により回転動作する回動部と、
前記回動部の回転動作に応じて固定部材により前記閂の前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置での前記閂の固定状態と固定解除状態とを切り換える切換部と、
回転操作により回転動作し、前記閂を前記受部に進入した位置あるいは前記受部から退避した位置へ移動させる閂操作用機構と、
前記切換部により前記閂の固定状態に切り換えられた場合、前記閂操作用機構により移動された位置で前記固定部材と嵌合することで前記閂を固定可能であり、前記閂に設けられた閂固定部と、
を備える扉と、
を有することを特徴とする収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008333676A JP5329214B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | ロック機構および収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008333676A Active JP5329214B2 (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | ロック機構および収納装置 |
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CN104975757A (zh) * | 2014-04-10 | 2015-10-14 | 敦顶实业股份有限公司 | 自动锁 |
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JP3310235B2 (ja) * | 1998-11-24 | 2002-08-05 | 金剛株式会社 | 収納庫 |
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2008
- 2008-12-26 JP JP2008333676A patent/JP5329214B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104975757A (zh) * | 2014-04-10 | 2015-10-14 | 敦顶实业股份有限公司 | 自动锁 |
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