JP3702884B2 - 家具等の扉の蝶番機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家具等の扉の蝶番機構の技術に係わり、更に詳しくは、扉を閉めた状態では扉の前面が該扉を取り付けた筐体の左右側壁の前端とほぼ一致し、扉を前方に90°開いた状態では扉の内面が前記側壁の内側面と一致するかまたはそれよりも外側に位置し、且つ、その状態から扉を更に外方に90°開くことが可能な蝶番機構およびその調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
扉の蝶番機構に関し、扉を閉めた状態では扉の側端が該扉を取り付けた筐体の左右側壁の側面と一致し、扉を前方に90°開いた状態では扉の内面が前記側壁の内側面よりも外側に位置し、且つその状態から扉を更に外方に90°開く(つまり扉を閉めた状態から180°開く)ことを可能にする機能を備えた家具等における扉の蝶番の先行技術文献が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
上記先行技術文献に示された蝶番は、筐体の側壁に固定する第1蝶番に取り付けたアーム部材で形成した第1段目の略平行四辺形のリンク機構の先端に、更に第2段目の四辺形のリンク機構を連結し、更にこの第2段目の四辺形のリンク機構の先端に扉に取り付ける第2蝶番とカム機構とを備えて、扉を前方に押し出しつつ回動させる機構を構成している。従ってこの先行技術文献に示された蝶番機構は、多数の部品で構成された複雑な機構からなり、製作コストが高く且つ組立にも多くの時間を要する。また、2段の四辺形のリンク機構を介して順次部材を連結する構成のため、リンク部材や連結ピンの製作誤差が順次累積されて全体の誤差が大きくなり、また個々の連結部の隙間が累積されて全体のガタが大きくなり、扉を取り付けた際に扉が傾いたり、左右の扉のめし合わせ部に干渉や傾斜や隙間発生して大きな狂いが生じたり美観を損ねたり円滑な操作に支障が生じたりする原因となるのみならず、長期間の使用で各部品の連結部が磨耗してガタが大きくなるなどの不具合がある。この場合、扉取付時の調整や長期使用に伴う建て付けの狂いの修正には、予め修正量を計測しておき、扉を外して第1蝶番または第2蝶番の取付位置を上記計測結果に基づき正確に調整してから扉を取り付けるといった手順となる。この作業は熟練者によらなければならなず、また、場合によっては新たな場所に取付穴を設けて取り付けることも必要となり、扉や筐体に傷が生じて見苦しくなる場合もある。更に、この先行技術文献に示された蝶番機構は、扉開を開く際に扉が前方へ押し出されて筐体側壁の前端との間に大きな隙間が生じ、この隙間に手や物が挟まる危険もある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−120318号公報(第1頁、図1〜図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の状況に鑑み本発明が解決しようとするところは、家具等の扉の蝶番機構において、扉を閉めた状態では扉の前面が該扉を取り付けた筐体の左右側壁の前端とほぼ一致し、扉を前方に90°開いた状態では扉の内面が前記筐体側壁の内側面と一致するかまたはそれよりも外側に位置し、且つ、その状態から扉を更に外方に90°開くことが可能な機能を備え、且つ、その機能を製作および取り付けが容易な少ない部材構成で実現させて低価格で提供できるとともに、製作誤差やガタツキが少なく且つ狂いが起こりにくい機構にすることにある。そして本発明が解決しようとする他の課題は、上記の機能を備え、且つ、扉を取り付ける際の調整および長期使用で建て付けに狂いが生じた際の修正が扉を取り付けた状態で簡単に行える調整機構付きの蝶番機構を提供すること、更に、扉を開いた際に扉の側端と筐体の側壁前端との間に必要以上の余分の隙間を生じさせない取付構造を提供することにある。
【0006】
なお、本明細書において、筐体の側壁とは内部に空間を有し前面が開口する略直方体の筐体の左右側壁またはそのいずれか一方の扉取付側の側壁を指し、前方とは筐体の奧から開口端に向かう方向およびその延長方向を指し、側壁内面とは側壁の筐体内部空間に面する面、側壁外側面とは前記側壁の内壁面と反対側の面をそれぞれ指す。また、扉の外側端とは、扉の蝶番機構を介し前記筐体側壁に取り付ける側の扉の端縁を指し、扉の内面とは扉の筐体内部空間に対面する面を指す。そして、外方とは扉の中心から前記の扉の外側端に向かう方向およびその延長方向を指す。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述の課題解決のため、本発明では、家具等の扉の蝶番機構を、筐体の側壁前端近傍に固定した第1蝶番の先端部に、第1アームおよび該第1アームよりも長く且つ先端が水平前方(即ち扉側)にけて曲折する第2アームの基端をそれぞれ水平回動可能に支持し、該第1アーム先端と第2アームの中間とに、先端が水平外方(即ち第1蝶番固定側壁の側)に向けて曲折する第3アームの基端側をそれぞれ回転可能に連結して、第1蝶番を固定辺とする四辺形の前方に第2,第3アームの先端部が突出して前後動するリンク機構を形成する一方、扉の内側に水平の端面を有する第2蝶番を固定し、該第2蝶番の水平の端面に2個の連続する円弧溝からなる扉前方に向く略3字状のカム溝と、該カム溝の扉の外側端側の前方に垂直の軸穴とを形成し、第2アームの曲折部先端をカム溝に係合させ、且つ、第3アームの曲折部先端を軸穴に回転可能に軸支持させて構成する。この構成により、扉を開くにつれて第2アームがカム溝に案内されて引かれて前方且つ外方に回動するため第3アーム先端の扉の支軸が前方且つ外方に向け移動し、扉の外側端が筐体側壁の前端部から外側斜め前方に向けて押し出され、90°まで開いた状態では扉の内面を筐体側壁の内側面とほぼ等しいかそれよりも外側に位置させることができ、更にその状態から90°扉を外側に開くことができる。
【0008】
上記において、第2蝶番を、ほぼ矩形の板状部材の上下方向中間に、一方の側面から他方の側面近傍に向けてほぼ矩形の切欠を設け、該切欠の上下端縁には、前記第2アーム先端の上下側面にそれぞれ接する水平面と、該水平面に形成され板状部材の表面側に向く略3字状の前記カム溝と、前記切欠の開口端寄りの前記カム溝の前方に前記第3アーム先端の上下側端にそれぞれ接し且つ第3アーム先端を軸支持する垂直の軸穴を有する軸支持部とを備えた一体構造の部材で形成すると、扉への取り付けが簡単にでき、複雑な構造を有する第2蝶番を樹脂材で成型したり精密鋳造などで簡単に製作でき、精度のバラツキが解消できる。この第2蝶番は、外周が矩形のため切欠が扉の外側端の開口窓に露出するようにして扉の前板と裏側折り返し部との間に挟持させ安定的に固定できる。
【0009】
一方、第1蝶番は、基端部を筐体側壁内にて前後と上下方向を拘束して保持するとともに中間に調整ネジを螺合させ、該調整ネジの回転で側板と直交方向に第1蝶番の先端位置を調整可能に構成すると都合がよい。これにより、上記の作用効果に加え、扉の取り付け調整や狂いの修正が扉を取り付けた状態で調整ネジの回転操作だけで行えるようになる。
【0010】
また、筐体の側壁は、内壁面を段状に拡幅した段部を前端に設け、第1蝶番は、基端側を前記段部の奧の側壁内に収納して先端部が該段部の奧端から前方に突き出る様にして側壁内に固定し、前記第1蝶番の先端部と第2蝶番とを前記第1,第2,第3アームを介し連結し、第2蝶番を固定した扉が閉じた際に該扉が前記段部内に収まる関係に設定すると好都合である。これにより、扉の開閉時に扉の側端と筐体側壁の前端部との間に必要以上の余分な隙間が生じなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものであり、添付の図面は収納庫の扉の蝶番機構を例示するが、本発明の扉の蝶番機構は収納庫に限らず家具類の扉に適用する。図1は、本発明に係る蝶番機構を取り付ける収納庫の外観を示す。図2は、本発明に係る蝶番機構を収納庫に取り付けた状態を中央で水平断面にした図で、(a)は扉が閉じ状態、(b)は扉がやや開いた状態をそれぞれ示す。図3は、この蝶番機構を、扉開度に応じ各アームの動きの変化を示す状態図で、(a)は扉開度45°、(b)は扉開度90°、(c)は2点鎖線が扉開度135°、実線が扉開度180°における状態をそれぞれ示している。図4は、この蝶番機構を、扉開度90°にて筐体の内方から外側方に向いて見た状態を示す正面図である。そして図5には、この蝶番機構の各構成部材を展開して示している。
【0012】
本発明に係る蝶番機構は、収納庫および一般の家具において、扉が90°まで開いた状態では、扉の内面を扉支持枠(例えば図示の収納庫1では筐体2の側壁3)の内側面とほぼ等しいかそれよりも外方に位置するように扉を移動させ、物の出し入れの邪魔にならないよう広く開口させ、且つ、その状態から更に90°扉を外側に開くことを可能にするとともに、扉を閉じた際には、蝶番機構のアームが折りたたまれて邪魔にならないようにするといった機能が要求される場合に用いる。
【0013】
図において、左右側壁3,3と天板と底板と後壁とを有し前面が開口する直方体の筐体2と、筐体2の開口を閉鎖する揺動開閉式の扉5とを有してなる収納庫1において、蝶番機構6は、扉5の外側端と筐体2の側壁3とを連結して扉5を開閉可能にしている。図示の筐体2の側壁3は、外板3aと内板3bとを離隔して垂直に対峙させた適宜の厚さを有する壁部材で、内部は空所となっている。そして側壁3の前端3cに連なる開口端縁内側には、開口幅を拡幅する方向に段部4が形成され、この段部4は扉4の厚さよりも深い奥行きを有し且つ段部4の奧端には、蝶番部材6取付箇所に第1蝶番7(後述)の基端部を挿入する装着穴4aを設けている。一方、扉5は、矩形の垂直平面からなる前板5aと、前板5aの周囲を筐体2側に直角に折り曲げた側端部と、その側端部を前板5aから適宜離隔した位置で更に前板5aと平行に扉中心方向に折り曲げた折り返し部5cとを有するパネル状構造をなし、蝶番機構6の取付側の側端5bの上下端近傍、即ち蝶番機構6の第2蝶番18の切欠19(いずれも後述)が位置する箇所には、折り返し部5cから側端5bにかけて切り欠いた開口窓5e,5eをそれぞれ設けている。そして、扉5は、筐体2の前記段部4に側端5bを接するようにして上下1対の蝶番機構6,6を介し筐体2の側壁3に回動可能に支持されている。
【0014】
蝶番機構6は、筐体2の側壁3の段部4に設けた装着穴4aに先端が露出するように基部を装着して側壁3の内板3bに支持固定された第1蝶番7と、扉5の側端5bの前記開口窓5eの位置に側面を接して扉5の上下コーナー折り返し部5cに挟持固定された第2蝶番18とを有し、且つ、第1蝶番7の先端部にそれぞれ水平回動可能に支持された第1アーム11および第1アームより長く且つ先端に前方に水平曲折する曲折部12dを有する第2アーム12と、該第1アーム先端と第2アーム中間に基端側をそれぞれ回転可能に連結し且つ先端に筐体2の側板3側に水平曲折する曲折部13dを有する第3アーム13とにより四辺形の先端に第2アームと第3アームの先端が突出して第3アームが前後動可能にしてなるリンク機構とを有してなる。そして、第2蝶番18の側端部近傍が前記リンク機構の第3アーム13の先端に支軸17で回転可能に支持され、且つ、第2アーム12の先端は第2蝶番18の上下1対の水平面19a,19aに形成された略3字状のカム溝20に係合しカム溝20に案内されて前後に回動するように構成している。
【0015】
つぎに、上記構成からなる蝶番機構6の詳細構造について説明する。まず、第1蝶番7について説明する。第1蝶番7は、内方が開口する略コ字状の水平溝型部材の上下対向壁部の先端側に第1アーム11と第2アーム12の基端部をそれぞれ連結する連結ピン14,14を装着するピン穴7c,7cおよび中間に調整ネジ10が螺合する調整ネジ孔7eを設けた第1蝶番本体7bと、第1蝶番本体7bの前記溝部に嵌合するコ字状の溝型部材の後端に第1蝶番本体7bの後端保持用の保持爪8a,8aと先端に調整ネジ10を回転可能に係止するU字状切欠8cとを有する保持部材8と、一端に前記U字状切欠8cに係合する環状係止溝10aおよび他端に適宜の長さに亘り形成された前記調整ネジ穴7eに螺合するネジ部を設けた調整ネジ10とを有してなる。また、保持部材8には溝底部に取付用ネジ孔8d,8dが設けられ且つ溝の両側壁の開口端に係止爪8b,8bが突設される一方、第1蝶番本体8aの溝底部には係止溝8b,8bに係合する爪穴7dが形成されている。従って、保持部材8の溝部を第1蝶番本体7bの基端側溝部に嵌合させて第1蝶番本体7bの基端を保持部材8の保持爪8a,8aに係止させるとともに、係止爪8b、8bを爪穴7dに係止させ、且つU字状切欠8cに係合させた調整ネジ10の前端を調整ネジ孔7eに螺合させて第1蝶番7を組み立てる。そしてこの第1蝶番7の基端部を筐体2の側壁3の段部4に形成された装着穴4aに挿入し、ネジ孔8d,8dに対し側壁3の内板3bを貫通して取付ネジ9,9で固定支持する。なお、この第1蝶番7は、調整ネジ10を適宜回転すると保持部材8に対し第1蝶番本体7bの先端部が左右に揺動する。即ち調整ネジ10を回転させると、第1蝶番7の先端部を筐体2の側壁3に対し左右方向に位置調整できる。
【0016】
つぎに、四角形の前後動可能なリンク機構を構成する各アーム部材について説明する。まず、第1アーム11は、細長の板状のアーム部材の基端に、第1蝶番7のピン穴7cとほぼ同径のピン穴11aと、先端にピン穴11bとを設けた上下1対のアーム部材と、この上下1対のアーム部材を連結する垂直の連結板とを有してなる。更に詳しく説明すると、前記1対のアーム部材は、第1蝶番7の前記溝部内に装着可能な間隔に設定する。そして上記1対のアーム部材の筐体2の内方に面した端部同士を前記連結板により垂直に連結する。
【0017】
つぎに、第2アーム12は、第1アーム11とほぼ等しい長さの直線部部とその直線部の先端に先端側が前方即ち扉5側に曲折する曲折部12dを有する板状の上下1対の板状のアーム部材と、このアーム部材を連結する垂直の連結板とを有してなる。更に詳しく説明すると、前記各アーム部材には、直線部に、基端に第1蝶番7のピン穴7cとほぼ同径のピン穴12aと、基端から第1アーム11の長さとほぼ等距離位置の中間部に第1アームのピン穴11bとほぼ同径のピン穴12bと、曲折部12dの先端にピン穴12cとをそれぞれ設ける。そしてこの1対のアーム部材は、第1蝶番7の上下端の外側に装着可能な間隔に設定して、先端曲折部12dの筐体2の内方に面した端部同士を連結板により連結する。
【0018】
つぎに、第3アーム13は、第1蝶番7のピン穴7c,7cの間隔よりも長い直線部と、該直線部の先端に外方即ち側板3側に向けほぼ直角に曲折する曲折部13dとを有する上下1対の板状のアーム部材と、該アーム部材を連結する垂直の連結板とを有してなる。更に詳しく説明すると、前記アーム部材の直線部には、基端に第1アーム11の先端ピン穴11bとほぼ同径のピン穴13aと、ピン穴13aから第1蝶番7のピン穴7c,7cの間隔とほぼ同距離の中間位置に第2アームのピン穴12bとほぼ同径のピン穴13bとをそれぞれ設け、且つ、曲折部13dの先端にはピン穴13cをそれぞれ設ける。この上下1対のアーム部材の上下の間隔は、第1アーム11のアーム部材の上下方向外幅と第2アーム12のアーム部材の上下内幅との間に各アーム部材がそれぞれ位置して、第1アーム、第2アームとの干渉が回避可能な関係に設定する。そして、この1対のアーム部材を連結する連結板により、前記アーム部材の直線部の筐体2の内方に面した側の端部同士と曲折部13dの外側の端部同士をそれぞれ垂直に連結する。
【0019】
つぎに、第2蝶番18について説明する。第2蝶番本体18aは、扉5の厚さよりも若干薄い略矩形の板状部材の上下方向中央に一方の側面から他方の側面近傍に向けて形成された略矩形の切欠19を有する部材である。この第2蝶番本体18aは、切欠19を扉5の外側端5bに向けて、扉5の外側端5bの上下それぞれのコーナーにて前板5aと折り返し部5eとに挟持させて折り返し部5cを貫通する取付ネジ22で固定する。第2蝶番本体18aの取付ネジ22用ネジ孔は、第2蝶番本体18aの水平の中心線に対し上下対称に設けられ、第2蝶番本体18aを扉5の外側端6bの上下コーナーのいずれにも取付可能にしてある。第2蝶番本体18aの切欠19の上下端には、第2アーム12の曲折部12dの先端上下側面に接する対向水平面19a,19aと、該水平面19a,19aの切欠19の開口端近傍に第3アーム13の曲折部13dの先端上下側面に接する水平の対向支持面21a,21aとをそれぞれ設ける。更に、水平面19aには、第2アーム12の先端のピン穴12cに装着する案内ピン16に係合して第2アーム12を前方に引き出す略3字状のカム溝20をそれぞれ設けて案内部を形成する。また、水平の対向支持面21aには第3アーム13の曲折部13dの先端のピン穴13cに装着する支軸17を支持するための垂直の軸穴21bを備えた軸支持部21を形成する。第2蝶番18は以上の構成からなる。
【0020】
なお、前記カム溝20は、軸穴21bを中心とする約90°の第2円弧溝20bと、扉5の前面側に中心を有し且つ一方の端が前記第2円弧溝に連なるとともに他端が第2蝶番本体18aの前端に開口する第1円弧溝20aとにより、扉5の前方側に向く略3字状に形成した案内溝である。一方、第2蝶番18の軸支持部21,21の軸穴21b,21bには、支軸17を挿通して第3アーム13の先端を支持面21a,21a間に回動可能に連結支持する。
【0021】
つぎに、第1,第2,第3の各アーム11,12,13と、第1蝶番7,第2蝶番18との連結構造について説明する。まず第1蝶番7の先端部のピン穴7c,7cに対し第1アーム11の基端側ピン穴11aと第2アーム12の基端側ピン穴12aとが一致するようにして、第1アーム11は第1蝶番7の溝内に、第2アーム12は第1蝶番7の溝の外に位置させてそれぞれ連結ピン14,14を装着して回動可能に連結支持する。つぎに、第1アーム11の先端のピン穴11bに対し第3アーム13の基端のピン穴13aを、また、第2アームの中間のピン穴12bに対し第3アーム13の中間のピン穴13bをそれぞれ一致させ、前記各ピン穴に連結ピン15,15を貫通装着し、互いのアーム同士が回転可能なように連結する。そして第3アームの先端のピン穴13cを第2蝶番18の軸支持部21の軸穴21bに一致させて支軸17を装着する。これによって、第2蝶番18が、支持面21a,21aで第3アーム13の先端と接触して支軸17を中心として回動可能となる。
【0022】
一方、第2アーム12の先端のピン穴12cに案内ピン16を装着するとともに、第2アーム12の上下端から突出した案内ピン16の端部を、第2蝶番18のカム溝20のカム溝に沿って移動可能に第1円弧溝20aの溝開口端20cから係合させる。そしてこの第2蝶番を前述のように扉5の外側端5b上下コーナー部における折り返し部5cと前板5aとの間で挟持して折り返し部5cを貫通する取付ネジ22で固定する。
【0023】
最後に、前述の様に筐体2の側壁3の段部4に形成された装着穴4aに第1蝶番7の基端部を挿入して側壁3の内板3bを貫通する取付ネジ9,9で第1蝶番7を固定する。扉5の取り付けの際に、扉5が傾いたり扉5の外側端5bと筐体2の側壁3の段部4との隙間が広すぎたり或いは狭すぎたりした場合は、調整ネジ9を左右いずれかの方向に回転して第1蝶番7の先端部を左右に位置調整する。
【0024】
以上の構成によって、扉5は第3アーム13の先端の支軸17を支点として回動が可能になる。扉5を開閉させると、扉5に固定された第2蝶番18のカム溝20に先端が係合する第2アーム12の先端の案内ピン16が、扉5の回動に伴い第1円弧溝20aに案内されて第2アーム12を前方回動させる。この第2アーム12の前方回動に伴い、第3アーム13が前方に回動し、曲折部13dの先端の支軸17を前方且つ外側方の斜め前方に押し出す。つまり、扉5を開くとその開き角度に応じて扉5の外側端5bが斜め前方外側に押し出されるため、扉の外側端5bと筐体前端3cとの干渉が起こらないように扉5を90°までの範囲を開閉操作できる。扉5を更に外方90°の範囲を開閉する場合、第1,第2,第3のアーム11,12,13は動かず、扉5は第3アーム13の先端の支軸17を中心に回動し、第2アーム12の先端の案内ピン16は第2円弧溝20bと係合して扉5の回動を案内する。
【0025】
つぎに、本発明の扉の蝶番機構の別の実施例について説明する。前述の第1蝶番7は、図6に示す別の第1蝶番7aに代えてもよい。この図示の第1蝶番7aの第1蝶番本体7fは、前述の第1蝶番7における保持部材8と調整ネジ10を有していない。即ち、第1蝶番本体7fは、基部が長手方向の断面がコ字状の溝型部となり且つ先端部が前記溝型部の溝の両側壁部が前方に延出した形状である。そして第1蝶番7aは、前記第1蝶番本体7fの先端部つまり前記溝型部の側壁の延出部にこれを貫通するピン穴7c,7cを設けるとともに、前記溝型部の底板部にこれを貫通するネジ孔を設けて形成している。前記ネジ孔は、前述の蝶番機構6における保持部材8のネジ孔8d,8dに相当する。従って、第1蝶番7aは、筐体2の側壁3の前端3cに形成した装着穴4aにその基部を挿入し、第1蝶番7aの先端部を側壁3の前端3cの装着穴4aから突出させた状態で、側壁3の内板を貫通して取付ネジ9,9を前記ネジ孔に装着し、側壁3の内部に基部を固定する。第1蝶番7aの先端部のピン穴7c,7cには、前述の蝶番機構6の実施例における説明と同様に、第1アーム11と第2アーム12のそれぞれの基端のピン穴11a,12aを一致させ、連結ピン14,14を装着してそれぞれ回動可能に連結する。そしてこの第1蝶番7aを有してなる蝶番蝶番機構6aは、第1蝶番7aを除く他の構成要素、つまり第1アーム11,第2アーム12,第3アーム13、第2蝶番18は全て前述の実施例の説明における第1アーム11,第2アーム12,第3アーム13、第2蝶番18と同形態の部材をも用いて同様の組み立て構成からなる。
【0026】
図6における筐体2の側壁3の前端部3cには、前述の実施例の説明における段部4を設けず、扉5を閉めた際の扉5の外側端が筐体3の側壁の外板面とほぼ同じ位置になる様に設定している。本発明の家具等の扉の蝶番機構は、この図のように筐体の前端部に扉の外側端を覆う段部を設けない取付形態を採用してもよい。このような取付形態にすることにより、前述の実施例のような保持部材8が備わっていないことにより第1蝶番本体7fが簡単な構造で精密な製作精度を必要とせず、第1蝶番7aの取付構造も簡単で筐体2への組み込みが容易で且つ安価に製作可能である。この蝶番機構6aは、第1蝶番7aを除く他の構成部材が前述の実施例の蝶番機構6と同じ構成で第1蝶番と第2蝶番とを連結するアームリンク機構の連結数が従来の蝶番機構よりも少なく、扉の遊びが少なく円滑に作動し、長期使用に伴う磨耗等が起こった場合でも狂いが少ない。従って、この第1蝶番7aを用いてなる蝶番機構6aは、軽量小型で比較的高い精度を要求されない廉価版の収納庫に採用するのに最適であると言える。
【0027】
つぎに、図示は省略するが上記以外の本発明の変形実施形態についていくつかの例を以下に記載する。第2蝶番18は、図示の形態に限らず、第2蝶番本体18aの代わりに、例えば、上記実施例の説明における切欠19と同じ幅で且つ同じ奥行きの上下に水平側面を有する偏平のコ字状に成形した部材またはL字状の1対の対向部材を扉5の前板5aの裏側に取付ネジまたは溶接で固定して対向する水平面を形成し、その上下の水平面には前述の略3字状のカム溝20と同形状の案内溝またはスリットを形成するとともにその端部に前述の軸支持部21と同様の軸支持部を備えた別形態の第2蝶番で構成してもよい。
【0028】
また、同じく図示は省略するが、第1アーム11、第2アーム12、第3アーム13についても、上下方向から見た形状が前述の説明とほぼ同様に形成された部材であればよく、前後側面の形状については前述の説明とは異なる形状であってもよい。図示の例では、各アームアーム11,12,13は、それぞれ上下1対のアーム部材を連結板で連結した形態として説明しているが、例えば精密鋳造で一体成型してもよいし、或いはまた、厚みのある板材を用いて上下方向から見た平面形状を前述と同形状の各1本構成(または必要な部分は2本構成でもよい)のアーム部材として成型し、この各部材に前述の実施例における連結ピン穴11a,11b,12a,12b,12c,13a,13b,13cに相当するピン穴を上下貫通形成し、そのピン穴に対し嵌合隙間の少ない連結ピン14,15および案内ピン16,支軸17に相当するピンと支軸を前述と同様に装着して互いを連結するなど、適宜の形態で構成してよい。
【0029】
また、第2アーム12の先端の案内ピン16は突起に代えてもよい。更に前記別形態の第2蝶番を採用する場合には、第2アームの先端曲折部を水平面の上下外側面にそれぞれ接しさせ、該水平面の外側面に略3字状カム溝またはスリットを形成し、そのカム溝またはスリットに係合して第2アームが案内されて回動する構成にしても本発明を実施可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の家具等の扉の蝶番機構は、筐体の側壁前端近傍に固定した第1蝶番の先端部に、第1アームおよび該第1アームよりも長く且つ先端が水平前方に向けて曲折する第2アームの基端をそれぞれ水平回動可能に支持し、該第1アーム先端と第2アームの中間とに、先端が水平外方に向けて曲折する第3アームの基端側をそれぞれ回転可能に連結して、第1蝶番を固定辺とする四辺形の前方に第2,第3アームの先端部が突出して前後動するリンク機構を形成する一方、扉の内側に水平の端面を有する第2蝶番を固定し、該第2蝶番の水平の端面に2個の連続する円弧溝からなる扉前方に向く略3字状のカム溝と、該カム溝の扉の外側端側の前方に垂直の軸穴とを形成し、第2アームの曲折部先端をカム溝に係合させ、且つ、第3アームの曲折部先端を軸穴に回転可能に軸支持させて構成したので、扉を開く動作に伴い第2蝶番のカム溝が第2アームの先端をカム溝の第1円弧溝に沿って案内しつつ前方に引き出して前記平行四辺形のリンク機構の第3アームを前方に押し出し、これによって、扉を開くにつれて第2アームがカム溝に引かれて第3アームが前方移動して扉の支軸が同様に移動し、扉の外側端が筐体側壁の前端部から前方に押し出されつつ外側にも押され(即ち外側斜め前方に押し出され)、90°まで開いた状態では扉の内面が筐体側壁の内側面とほぼ等しいかそれよりも外側に位置し、物の出し入れに邪魔にならない位置に扉を回避させることができるといった作用効果がある。そしてその状態から更に90°扉を外側に開く場合、扉は、第3アーム先端と第2蝶番の軸穴とを係合させる支軸を回転中心として回動し、第2アーム先端が、カム溝の第2円弧溝に係合して扉の回動を案内しつつ扉を安定支持するといった作用効果がある。
【0031】
請求項2に係る発明の家具等の扉の蝶番機構は、第2蝶番を、ほぼ矩形の板状部材の上下方向中間に、一方の側端から他方の側端近傍に向けてほぼ矩形の切欠を設け、該切欠の上下端縁には、前記第2アーム先端の上下側面にそれぞれ接する水平面と、該水平面に形成され板状部材の表面側に向く略3字状の前記カム溝と、前記切欠の開口端寄りの前記カム溝の前方に前記第3アーム先端の上下側端にそれぞれ接し且つ第3アーム先端を軸支持する垂直の軸穴を有する軸支持部とを備えた一体構造の部材で形成したので、該第2蝶番は、切欠が扉の外側端に形成した開口窓に露出するように扉の前板と裏面との間に、簡単に取り付けて固定でき、しかも複雑な形状の第2蝶番を樹脂材の押し出し成型または精密鋳造などでも簡単に製作することが可能で、且つ上下の蝶番機構の各部材をそれぞれ共通にすることができ、金型や工具の必要製作数が少なく、従って低価格で製造できる等の作用効果がある。
【0032】
請求項3に係る発明の家具等の扉の蝶番機構は、第1蝶番の基端部を筐体
側壁内にて前後と上下方向を拘束して保持するとともに中間に調整ネジを螺合させ、該調整ネジの回転で側板と直交方向に第1蝶番の先端位置を調整可能に構成したので、上記の請求項1の発明に係る蝶番機構の作用効果に加え、扉を取り付ける際の調整および長期使用で建て付けに狂いが生じた際の修正が、扉を取り付けた状態で調整ネジの回転操作だけで簡単且つ短時間で行え、しかも扉や筐体側壁を損傷することがないといった作用効果がある。
【0033】
請求項4に係る発明の家具等の扉の蝶番機構は、筐体の側壁は、内壁面を段状に拡幅した段部を前端に設け、第1蝶番は、基端側を前記段部の奧の側壁内に収納して先端部が該段部の奧端から前方に突き出る様にして側壁内に固定し、前記第1蝶番の先端部と第2蝶番とを前記第1,第2,第3アームを介し連結し、第2蝶番を固定した扉が閉じた際に該扉が前記段部内に収まる関係に設定したので、扉の開閉時に扉の外側端と筐体側壁の前端部との間に互いの干渉を回避するのに必要な隙間以上の大きな隙間が生じることがなく、手や物を挟む危険がなく、また、扉を開いた状態で筐体の側方から見た際に、第1蝶番と第2蝶番とを連結するアームが筐体の前端開口を左右に拡幅する段部により隠されて大きく露出することがなく、意匠的美観が得られるといった作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蝶番機構を取り付ける収納庫の外観を示す図である。
【図2】本発明に係る蝶番機構を収納庫に取り付けた状態を中央で水平断面にして示す図で、(a)は扉が閉じ状態、(b)は扉がやや開いた状態をそれぞれ示す。
【図3】図2の蝶番機構において、扉の開度に応じ各アームの動きの変化を示す状態図で、(a)は扉開度45°、(b)は扉開度90°、(c)は2点鎖線が扉開度135°、実線が扉開度180°における状態をそれぞれ示している。
【図4】図2の蝶番機構を、扉開度90°にて筐体の内方から外側方に向いて見た状態を示す正面図である。
【図5】図2の蝶番機構の、各構成部材を展開して示す斜視図である。
【図6】本発明に係る蝶番機構の別の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 収納庫
2 筐体
3 側壁
3a 外板
3b 内板
3c 前端
4 段部
4a 装着穴
5 扉
5a 前板
5b 外側端
5c 折り返し部
5e 開口窓
6,6a 蝶番機構
7,7a 第1蝶番
7b,7f 第1蝶番本体
7c ピン穴
7d 爪孔
7e 調整ネジ孔
8 保持部材
8a 保持爪
8b 係止爪
8c U字状切欠
8d ネジ孔
9 取付ネジ
10 調整ネジ
10a 係止溝
11 第1アーム
11a,11b ピン穴
12 第2アーム
12a,12b,12c ピン穴
12d 曲折部
13 第3アーム
13a,13b,13c ピン穴
13d 曲折部
14,15 連結ピン
16 案内ピン
17 支軸
18 第2蝶番
18a 第2蝶番本体
19 切欠
19a 水平面
20 カム溝
20a 第1円弧溝
20b 第2円弧溝
20c 溝開口端
21 軸支持部
21a 支持面
21b 軸穴
22 取付ネジ

Claims (4)

  1. 筐体の側壁内の前端部近傍に固定され且つ先端部が側壁内側に露出する第1蝶番の先端部に、第1アームと該第1アームよりも長寸で先端に水平前方側に向く曲折部を有する第2アームとを各々の基端を離隔してそれぞれ水平回動可能に支持し、第1アームと第2アームの基端側とをほぼ平行にして第1アームの先端と第2アームの中間部とに対し、先端に前記第1蝶番固定側壁の側に向く水平曲折部を有する第3アームの基端と中間部とをそれぞれ回転可能に連結して、第1蝶番を固定辺とする四辺形の前方に第2,第3アームの先端部が突出して前後動するリンク機構を形成する一方、扉の内側に水平の端面を有する第2蝶番を固定し、該第2蝶番の水平の端面には、扉の前面側にそれぞれ中心を有し互いに連続する2個の円弧溝からなる略3字状のカム溝と、該カム溝の扉の外側端寄りの前方に垂直の軸穴とを形成し、前記カム溝に第2アームの先端を係合させ且つ前記軸穴に第3アームの先端を回動可能に軸支持させてなる、家具等の扉の蝶番機構。
  2. 前記第2蝶番が、ほぼ矩形の板状部材の上下方向中間に、一方の側端から他方の側端近傍に向けてほぼ矩形の切欠を設け、該切欠の上下端縁には、前記第2アーム先端の上下側面にそれぞれ接する水平面と、該水平面に形成され板状部材の表面側に向く略3字状の前記カム溝と、前記切欠の開口端寄りの前記カム溝の前方に前記第3アーム先端の上下側端にそれぞれ接し且つ第3アーム先端を軸支持する垂直の軸穴を有する軸支持部とを備えてなり、該第2蝶番を前記切欠が扉の外側端に形成した開口窓に露出するように扉の前板と裏面との間に固定してなる、請求項1に記載の家具等の扉の蝶番機構。
  3. 前記第1蝶番には、中間部に側板と直交方向のネジ孔を設けるとともに、該第1蝶番の前後と上下の移動を規制する保持部を備え且つ前記ネジ孔に螺合する調整ネジを回転可能且つ軸方向移動を規制するように係止した蝶番取付部材を筐体の側壁内の前端部近傍に取り付け、該蝶番取付部材の前記保持部にて前記第1蝶番の基端部を保持し、且つ前記調整ネジを回転させて第1蝶番の先端部を水平左右方向に限定的に変位調整可能にしてなる、請求項1または2に記載の家具等の扉の蝶番機構。
  4. 筐体の側壁は、内壁面を段状に拡幅した段部を前端に設け、第1蝶番は、基端側を前記段部の奧の側壁内に収納して先端部が該段部の奧端から前方に突き出る様にして側壁内に固定し、前記第1蝶番の先端部と第2蝶番とを前記第1,第2,第3アームを介し連結し、第2蝶番を固定した扉が閉じた際に該扉が前記段部内に収まる関係に設定してなる、請求項1から3のいずれかに記載の家具等の扉の蝶番機構。
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