JP5642449B2 - ピボットヒンジ - Google Patents

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Description

本発明は、折戸、揺動ドア、あるいは折り畳みドアなどの戸パネルを軸支するピボットヒンジ、なかでもピボット軸で軸支される軸受ユニットが戸パネルに埋設してある形態のピボットヒンジに関する。軸受ユニットには、戸パネルの左右位置と前後位置を調整する調整機構が組み込んである。
前後調整機能と左右調整機能とを備えたピボットヒンジは、たとえば特許文献1に公知である。そこでは、床面に固定される扁平なケースと、ピボット軸を軸支する軸受プレートと、軸受プレートを左右に位置調整する第1調整ボルトと、軸受プレートを前後に位置調整する第2調整ボルトなどでピボットヒンジを構成している。第1調整ボルトと第2調整ボルトを調整することにより、戸パネルに固定したピボット軸の中心を調整することができる。
上記のピボットヒンジにおいては、ピボット軸を除くピボットヒンジを床面に装着するので、戸パネルを開閉するときケースや調整ボルトが露出し、バリアフリーに適合できないうえ外観上の体裁が損なわれる。また、各調整ボルトをケースの調整溝に沿って移動させて位置調整を行なうので微量調整が難しく、一連の調整作業に手間が掛かる。ケースと調整ボルトの合計高さに見合う隙間を戸パネルと床面の間に確保する必要があるので、先の隙間から音や光が漏れやすい不利もある。
本発明に関して、戸パネルに埋設した軸受ユニットをピボット軸で軸支することは特許文献2に公知である。そこでは、戸パネルに埋設されるケースと、ケースで左右および前後へ移動可能に支持される保持部材と、保持部材を左右に移動操作する調整ねじと、ロックねじなどで軸受ユニットを構成している。ピボット軸は、開口枠に固定したL字状のブラケットで固定支持されて保持部材を軸支しており、調整ねじを回転操作して保持部材を左右へ移動させることにより、戸パネルのピボット軸に対する左右位置を調整できる。また、保持部材および調整ねじをケースに設けた前後方向の長穴に沿って移動させることにより、戸パネルのピボット軸に対する前後位置を調整できる。
特開2003−020849号公報(段落番号0022、図5) 特開2006−257861号公報(段落番号0036、図8)
特許文献2のピボットヒンジによれば、軸受ユニットを戸パネルに埋設するので、バリアフリーに適合できるうえ、外観上の体裁を向上できる。また、調整ねじを回転操作することにより戸パネルのピボット軸に対する左右位置を調整でき、調整ねじのねじ込み量を加減することで微量調整を行なうこともできる。しかし、前後調整を行なう場合には、保持部材および調整ねじを長穴に沿って移動させる必要があるので、特許文献1のピボットヒンジと同様に微量調整が難しく、さらに前後調整に手間が掛かる。また、戸パネルに埋設されるケースを、横向きのねじと縦向きのねじとで戸パネルの装着凹部に直接締結するので、軸受ユニットの着脱に多くの手間が掛かり、折戸や揺動ドア等の施工やメンテナンスに手間と時間が掛かる。
本発明の目的は、左右調整機構と前後調整機構の両者を、回転操作される左右調整体および前後調整体で調整操作でき、さらに微量調整を可能として、戸パネルの左右調整および前後調整を簡便にしかも正確に行なえるピボットヒンジを提供することにある。
本発明の目的は、折戸や揺動ドアの施工やメンテナンスを、より少ない手間で迅速に行なうことができるピボットヒンジを提供することにある。
本発明に係るピボットヒンジは、図1に示すように、戸パネル2に埋設される軸受ユニット12と、軸受ユニット12を軸支するピボット軸11とを備えている。軸受ユニット12は、ピボット軸11に対する戸パネル2の左右位置を調整する左右調整構造と、ピボット軸11に対する戸パネル2の前後位置を調整する前後調整構造と、これらの調整構造を収容する軸受ハウジング14とを含む。左右調整構造は、軸受ハウジング14で左右移動可能に支持される左右調整ブロック26と、左右調整ブロック26をねじ構造を介して左右へ調整操作する左右調整体28を含む。前後調整構造は、軸受ハウジング14で前後移動可能に支持される前後調整ブロック34と、前後調整ブロック34をカム構造を介して前後へ調整操作する前後調整体35とを含む。左右調整体28および前後調整体35を回転操作することにより、左右調整ブロック26および前後調整ブロック34を調整移動できる。軸受ハウジング14は、前後に分割した前ハウジング14aと後ハウジング14bとで構成する。前ハウジング14aと後ハウジング14bの接合面の間に、左右調整ブロック26と前後調整ブロック34を収容する調整室17を設ける。左右調整ブロック26と前後調整ブロック34とは、調整室17の内部に上下に隣接する状態で配置し、それぞれの軸受穴29・36をピボット軸11に嵌合する。
戸パネル2の装着凹部20にホルダー21を固定する(図5参照)。軸受ハウジング14をホルダー21に係合連結して、軸受ユニット12を戸パネル2と一体化する。
左右調整構造のねじ構造は、左右調整体28に設けたねじ軸33と、左右調整ブロック26に組み付けた雌ねじ体27とで構成する。前後調整構造のカム構造は、前後調整体35に設けた偏心ピン44と、前後調整ブロック34に設けた上下方向の長穴からなる受動穴37とで構成する。
折り畳み自在に連結した複数個の戸パネル1・2を、ランナー6と上ピボット軸71とで吊持する。戸パネル2の上隅に、上ピボット軸71で軸支される軸受ユニット72を埋設する。軸受ユニット72に、上ピボット軸71に対する戸パネル2の上下位置を調整する高さ調整構造を設ける。
ホルダー21と軸受ハウジング14との間に、ホルダー21に連結した軸受ハウジング14を分離不能にロック固定するロック構造を設ける。図9に示すように、ロック構造は、軸受ハウジング14に揺動可能に軸支したロックレバー52と、ロックレバー52をロック付勢するロックばね54と、ホルダー21の前後壁に設けたロック溝55を含む。軸受ハウジング14をホルダー21に係合連結した状態においては、ロックレバー52のロック爪58がロック溝55に落ち込み係合して、軸受ハウジング14をロック固定する。
軸受ハウジング14の内部に、前後調整体35用のクリック構造を設ける。クリック構造は、前後調整体35に設けた断面が正多角形状のクリック軸42と、クリック軸42の辺部を受け止めるばね体47とで構成する。
本発明においては、戸パネル2に埋設される軸受ユニット12を、左右調整構造と、前後調整構造と、これらの調整構造を収容する軸受ハウジング14などで構成した。また、回転操作される左右調整体28を操作源にして、左右調整ブロック26をねじ構造を介して左右へ調整操作できるようにした。同様に、回転操作される前後調整体35を操作源にして、前後調整ブロック34をカム構造を介して前後へ調整操作できるようにした。
以上のように、本発明のピボットヒンジにおいては、左右調整体28および前後調整体35の回転操作量に応じて、戸パネル2をピボット軸11に対して左右調整し、あるいは前後調整し、必要に応じて微量調整することができる。したがって、本発明によれば、戸パネル2の左右調整および前後調整を簡便にしかも正確に行なうことが可能となり、これに伴ない、揺動中心位置を常に適正に調整して戸パネル2を軽快に開閉できる。さらに、揺動中心位置の調整不良に伴なう偏荷重を解消して、ヒンジ軸11の摩耗や異音の発生を解消できる。また、左右調整構造および前後調整構造を備えた軸受ユニット12を戸パネル2に埋設するので、バリアフリーに適合でき、しかも外観上の体裁を向上できるピボットヒンジを提供できる。さらに、軸受ユニットを床面に固定する従来のピボットヒンジに比べて、戸パネル2と床面の隙間を小さくして、隙間から音や光が漏れるのを抑止できる利点もある。
軸受ハウジング14をホルダー21に係合連結して、軸受ユニット12を戸パネル2と一体化すると、軸受ユニット12の戸パネル2に対する着脱を、より少ない手間で迅速に行なえる。したがって、折戸、揺動ドア、あるいは折り畳みドアなどの施工やメンテナンスを、より少ない手間で迅速に行なうことができ、しかも吊り込んだ状態のままで、戸パネル2の左右調整および前後調整を的確に行なえる。なお、ホルダー21に係合連結した軸受ユニット12は、後述するロック構造で分離不能にロック固定でき、あるいは軸受ユニット12の外方からホルダー21にねじ込まれるビスで締結固定することができる。いずれの場合にも、ロック構造をロック解除操作し、あるいは、ビスを取り外すだけでの簡単な操作で、軸受ユニット12を着脱できる。
前後に分割した前後一対のハウジング14a・14bで軸受ハウジング14を構成し、両者の接合面の間に設けた調整室17の上下に左右調整ブロック26と前後調整ブロック34を上下に隣接する状態で配置すると、軸受ユニット12の前後幅を小さくできる。また、左右調整ブロック26と前後調整ブロック34の軸受穴29・36をピボット軸11に嵌合し、ピボット軸11を調整基準にして戸パネル2の位置調整を行なうので、最小限の調整隙間を確保するだけで、的確に左右および前後の調整を行なえる。これにより、左右調整と前後調整を行なえる軸受ユニット12を小形しコンパクト化でき、したがって、戸パネル2の前後厚みが小さい場合であっても軸受ユニット12を問題なく適用して、本発明に係るピボットヒンジの適用範囲を拡大できる。また、前後一対のハウジング14a・14bの一方に、左右調整構造、前後調整構造、ばね受片53、ロックばね54などを組み付けたのち、他方を被せ付けて一体化できるので、軸受ユニット12の組み立てに要する手間を省くことができる利点もある。
左右調整体28に設けたねじ軸33と、左右調整ブロック26に組み付けた雌ねじ体27とでねじ構造を構成すると、左右調整構造の構造を簡素化できる。また、前後調整体35に設けた偏心ピン44と、前後調整ブロック34に設けた受動穴37とでカム構造を構成すると、前後調整構造の構造を簡素化でき、全体として、軸受ユニット12の全体構造が複雑になるのを解消し、小形とコンパクト化をさらに推進できる。
戸パネル2の上隅に軸受ユニット72を埋設し、その内部に戸パネル2の上下位置を調整する高さ調整構造を設けると、左右調整と前後調整に加えて、戸パネル2の上下調整をも適正に行なうことができる。したがって、施工時の戸パネル2を最適の状態に位置調整できるのはもちろん、戸パネル2に撓みやそりなどの変形が生じた場合でも、各調整構造を調整して戸パネル2の動作干渉や動作不良を修正でき、折戸や揺動ドアなどの開閉動作を適正化できる。
ホルダー21と軸受ハウジング14との間にロック構造を設け、両者21・14を係合連結するとき、ロック爪58がロック溝55に落ち込み係合して、軸受ユニット12を分離不能にロック固定できるようにすると、戸パネル2の吊り込みをより簡便に行なえる。戸パネル2を吊り込む過程で、ロックレバー52を手動でロック姿勢に切り換える必要がないからである。また、戸パネル2を取り外す場合には、ロックレバー52をロックばね54の付勢力に抗して、ロック解除姿勢に切り換えることで、軸受ユニット12を戸パネル2から分離できる。これにより、全体として折戸や揺動ドアあるいは折り畳みドアなどの施工やメンテナンスを、さらに少ない手間で迅速に行なうことができる。
軸受ハウジング14の内部にクリック構造を設けると、前後調整体35を適量ずつ回転させることができ、さらに、前後調整体35の調整位置を位置保持できるので、外力を受けた前後調整体35が回転して戸パネル2の調整位置が変化するのを確実に防止できる。また、正多角形状のクリック軸42と、クリック軸42の辺部を受け止めるばね体47とでクリック構造を構成することにより、クリック軸42を位置保持するばね構造を簡素化して、クリック構造を備えた前後調整構造の製造コストを節約できる。
本発明に係るピボットヒンジの縦断正面図である。 開放途中状態の折り畳みドアを示す正面図である。 上下のピボット構造を示す側面図である。 軸受ユニットの分解斜視図である。 戸パネルと軸受ユニットを分離した状態の正面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図1におけるC−C線断面図である。 軸受ユニットのロック構造を示す縦断正面図である。 軸受ハウジングの別の実施例を示す展開図である。
(実施例) 図1ないし図9は本発明に係るピボットヒンジを折り畳みドアに適用した実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表示した前後、左右、上下の文字表示に従うこととする。
図2において折り畳みドアは、左右幅が大きな第1戸パネル(戸パネル)1と、左右幅が小さな第2戸パネル(戸パネル)2とを、2軸ヒンジ構造のヒンジ3を介して折り畳み開閉自在に連結してなる。門形の開口枠4の上部にはガイドレール5が固定してあり、このガイドレール5でランナー6を移行案内し、ランナー6で戸先側の第1戸パネル1を吊持している。ランナー6は、第1戸パネル1の上端面の左右中央に装着してあり、第1戸パネル1の折り畳み開閉動作に同行して、ガイドレール5内を左右に移動できる。第2戸パネル2はピボットヒンジで支持されており、ピボットヒンジは、第2戸パネル2の上部を吊持する上ピボット構造と、第2戸パネル2の下部を支持する下ピボット構造(ピボット構造)とで構成してある。符号7は第1戸パネル1に設けたハンドルである。
図3および図5に示すように、下ピボット構造は、ブラケット10を介して開口枠4に固定される下ピボット軸(ピボット軸)11と、第2戸パネル2に埋設されて下ピボット軸11で支持される軸受ユニット12とからなる。下ピボット軸11は、L字状のブラケット10の横腕の上面に固定されて垂直に起立しており、上半部に他の軸部分より小径の調整軸13が形成してある。ブラケット10は、その横腕が床面から僅かに浮き離れる状態で、縦腕を開口枠4にビスで締結固定している(図1参照)。
軸受ユニット12は、下ピボット軸11に対して第2戸パネル2の左右位置を調整する左右調整構造と、下ピボット軸11に対して第2戸パネル2の前後位置を調整する前後調整構造と、これらの調整構造を収容する軸受ハウジング14などで構成する。図4に示すように、軸受ハウジング14は、前後に分割した前ハウジング14aと後ハウジング14bとで構成する。両ハウジング14a・14bは、分割面を対称中心にして前後対称に形成してあり、その前後面には係合溝15が凹み形成され、係合溝15の上側に隣接して係合リブ16が形成してある。軸受ハウジング14の内部には、後述する左右調整ブロック26および前後調整ブロック34を収容する調整室17が設けられ、その下側に連続して下ピボット軸11の軸基部を収容する軸収容室18が設けてある。
図5に示すように、軸受ユニット12を連結するために、第2戸パネル2の下隅に、下面および側面が開口する装着凹部20が形成され、その内部に軸受ハウジング14を装填するためのホルダー21が固定してある。ホルダー21はダイキャスト成形品からなり、前後壁の内面に先の係合溝15と係合するガイドリブ22と、係合リブ16と係合する係合溝23とが形成してある。ホルダー21と軸受ハウジング14を連結すると、係合溝15とガイドリブ22、および係合リブ16と係合溝23が互いに係合するので、軸受ユニット12を第2戸パネル2に対して強固に連結できる、さらに、第2戸パネル2を下ピボット軸11で軸受ユニット12を介して支持することができる。
図4において、左右調整構造は、左右調整ブロック26と、左右調整ブロック26をねじ構造を介して左右へ移動操作する左右調整体28とからなる。左右調整体28は、なべ小ねじ状のビスからなり、そのねじ軸33と、左右調整ブロック26に組み付けた金属製の雌ねじ体27とで先のねじ構造を構成している。左右調整体28の操作頭部32には、抜け止め用の鍔が一体に張り出してある。左右調整体28を軸受ハウジング14に組み付けた状態では、ねじ軸33が雌ねじ体27のねじ穴にねじ込まれる。
左右調整ブロック26は直方体状のダイキャスト成形品からなり、下ピボット軸11の調整軸13と嵌合する軸受穴29と、雌ねじ体27用の装着溝30と、左右調整体28用の挿通穴31とが形成してある。軸受穴29は前後方向の長穴からなり、左右調整ブロック26の上面から下面へわたって上下貫通状に形成してあって、前後方向へのみ相対移動できる状態で調整軸13と嵌合している。図6および図8に示すように、左右調整ブロック26の前後面は調整室17の前後壁で受け止められている。したがって、左右調整体28を回転操作することにより、左右調整ブロック26と左右調整体28とが相対的に左右移動して、左右調整ブロック26を中立位置(図6に示す状態)から、符号S1で示す領域内で左右へ調整移動できる。実際には、下ピボット軸11が固定されているので、左右調整ブロック26や軸受ハウジング14の側が前後移動する。
前後調整構造は、前後調整ブロック34と、前後調整ブロック34をカム構造を介して前後へ移動操作する前後調整体35とで構成する。前後調整ブロック34は、左右調整ブロック26に比べて前後幅が小さな直方体状のダイキャスト成形品からなり、その上面から下面にわたって丸穴状の軸受穴36が上下貫通状に形成してある。軸受穴36は下ピボット軸11の調整軸13と嵌合する。
前後調整ブロック34の右側面には、上下方向の長穴からなる受動穴37が形成してあり、左側面の下部にはスライド座38が張り出してある。先のカム構造は、受動穴37と前後調整体35に設けた偏心ピン44とで構成する。図7に示すように、前後調整ブロック34は、軸収容室18の上開口を左右に跨ぐ状態で調整室17に収容してあり、その上面に左右調整ブロック26が配置してある(図1参照)。調整室17の底面には、スライド座38を受け入れる逃げ溝39が形成してあり、この逃げ溝39は軸受ハウジング14の前後面で開口している。
前後調整体35は、十字溝を備えた円形の操作頭部41と、断面が正八角形のクリック軸42と、フランジ部43と、偏心ピン44を一体に備えたプラスチック成形品からなる。左右調整体28と前後調整体35は、軸受ハウジング14で回転自在に支持されており、それぞれの操作頭部32・41が、前後ハウジング14a・14bに設けた上下の操作窓45・46を介して軸受ハウジング14の外面に露出させてある。
前後調整体35を軸受ハウジング14に組み付けた状態では、偏心ピン44が受動穴37と係合している。したがって、操作頭部41を回転操作すると、前後調整ブロック34と前後調整体35は相対的に前後移動して、前後調整ブロック34を中立位置(図7および図8に示す状態)から、符号S2で示す領域内を前後へ調整移動できる。前後調整体35を回転すると、偏心ピン44の回動動作を動穴37で前後動作に変換して、前後調整ブロック34を前後に調整移動できるが、実際には、下ピボット軸11が固定されているので、軸受ハウジング14の側が前後移動する。
前後調整体35を適量ずつ回転させ、さらに調整位置を位置保持するために、前後調整体35と前後ハウジング14a・14bとの間にクリック構造を設けている。クリック構造は、前後調整体35に設けたクリック軸42と、クリック軸42の前後の対向辺部を受け止めるばね壁(ばね体)47で構成する。図7に示すように、ばね壁47は前後ハウジング14a・14bと一体に形成するが、その左右両側がスリット48で他の壁から分断してあるので厚み方向へ弾性変形できる。前後調整体35を回転操作するとき、クリック軸42の各頂部は、ばね壁47を外膨らみ状に弾性変形させながら、一対のばね壁47の間を通過でき、前後調整体35を45度回転操作するごとに、クリック軸42の対向辺部をばね壁47で受け止めて位置保持できる。
ホルダー21に連結した軸受ハウジング14を分離不能にロックするために、両者14・21の間にロック構造を設けている。図4および図5において、ロック構造は、ロックレバー52と、ロックレバー52をばね受片53を介して上向きにロック付勢するロックばね54と、ホルダー21の前後壁に設けたロック溝55およびロックガイド56などで構成する。
ロックレバー52は、前後一対のアーム57を一体に備えており、各アーム57の遊端の前後面にロック溝55と係合するロック爪58が一体に設けてある。アーム57の他端には、ロックレバー52をロックばね54の付勢力に抗してロック解除操作するための指掛け部59が設けてある。ロックレバー52の隅部分は、軸受ハウジング14を前後に貫通するピン51で揺動可能に支持してある。ばね受片53は、前後ハウジング14a・14bに設けたガイド溝61で上下スライドのみ可能に案内してあり、組み付け状態において、その前後端がアーム57で受け止められる(図9参照)。
ホルダー21と軸受ハウジング14を連結するときは、ロック爪58がロックガイド56でロックばね54の付勢力に抗しながら押し下げられたのち、図9に示すようにロック溝55に落ち込み係合する。つまり、下ピボット軸11に組み付けた軸受ハウジング14に対してホルダー21を差し込み装填すると、軸受ハウジング14をロック構造で自動的にロック保持できる。この連結状態では、係合溝15とガイドリブ22、および係合リブ16と係合溝23が互いに係合している。軸受ユニット12をホルダー21から取り外す場合には、図9に想像線で示すように指掛け部59に指先を掛けてロックレバー52をロック解除姿勢にし、この状態で第2戸パネル2を下ピボット軸11から遠ざかる方向へ分離操作する。
軸受ハウジング14は、前後ハウジング14a・14bのいずれか一方に左右調整構造、前後調整構造、ばね受片53、ロックばね54などを組み付けたのち、他方を被せ付けて一体化する。この状態で、ロックレバー52を組み付けてピン51で軸支し、さらに横臥L字状の連結金具62を両ハウジング14a・14bの上部に差し込み係合することにより、両ハウジング14a・14bを分離不能に固定する。連結金具62の両端の前後には係合爪63が形成してあり(図4参照)、これらの係合爪63は前後ハウジング14a・14bの上部および側面に設けた係合溝64に圧嵌される。以上のように、分割された前後ハウジング14a・14bは、両ハウジング14a・14bを前後に挟持する連結金具62と、ロックレバー52で分離不能に挟持固定される。
図3および図5に示すように、上ピボット構造は、ガイドレール5の側端寄りに配置した上ピボット軸71と、第2戸パネル2の上隅に埋設される上側の軸受ユニット72とで構成する。上ピボット軸71はガイドレール5に装填したベースブロック73に軸支されて、ベースブロック73の下方へ突出しており、その下部の細径軸部の下端に高さ調整用の吊持部74がフランジ状に形成してある。ベースブロック73はプラスチック成形品からなり、クランク状に折り曲げた取付金具75を介してガイドレール5に固定してある。符号76は上ピボット軸71用の抜け止めピンである。
上側の軸受ユニット72は、軸受ハウジング78と、その内部に配置した高さ調整構造とで構成する。軸受ハウジング78は、図3に示すように前後に分割した前ハウジング78aと後ハウジング78bとで構成されており、図5に示すように、その前後面には係合溝79が凹み形成され、係合溝79の下側に隣接して係合リブ80が形成してある。第2戸パネル2の上隅には、上面および側面が開口する装着凹部81が形成され、その内部に先に説明したホルダー21が固定してある。ホルダー21側のガイドリブ22と係合溝79とが係合し、係合溝23と係合リブ80とが係合する状態で、ホルダー21と軸受ハウジング78を連結することにより、第2戸パネル2を軸受ユニット72を介して上ピボット軸71で吊持することができる。
高さ調整構造は、軸受ハウジング78を前後に貫通するピン84で揺動可能に支持される調整レバー85と、調整レバー85を調整操作する高さ調整ねじ86などで構成する。調整レバー85は、前後一対の逆L字状の腕壁を備えており、両腕壁で傾動可能に支持した板ナット87に先の高さ調整ねじ86がねじ込んである。図3に示すように、高さ調整ねじ86の操作頭部は、軸受ハウジング78の側端面に露出させてあり、この操作頭部を回転操作することにより、調整レバー85を揺動させて、その動作を操作腕部88を介して吊持部74へ出力できる。実際には、上ピボット軸71はベースブロック73に対して上下動不能に固定してあるので、高さ調整ねじ86を調整操作すると、第2戸パネル2が上ピボット軸71に対して上下動する。
ホルダー21に連結した軸受ハウジング78を分離不能にロックするために、両者21・78の間にロック構造を設けている。ロック構造は、軸受ハウジング78を前後に貫通するピン91で揺動可能に支持されるロックレバー92と、ロックレバー92をばね受片93を介してロック付勢するロックばね94と、ホルダー21の前後壁に設けたロック溝55およびロックガイド56などで構成する。ロックレバー92の前後のアーム97にはロック爪98が設けてある。ロック構造を構成するピン91、ロックレバー92、ばね受片93、およびロックばね94は、先に説明した下ピボット構造のロック構造を構成するピン51、ロックレバー52、ばね受片53、およびロックばね54と同じ部品であり、各部品の動作や機能は同じであるので、その説明を省略する。
ホルダー21と軸受ハウジング78を連結するときは、ロックばね94の付勢力に抗しながら、ロック爪98がロックガイド56で押し上げられたのち、ロック溝55に落ち込み係合する。つまり、上ピボット軸71に組み付けた軸受ハウジング78に対してホルダー21を差し込み装填すると、軸受ハウジング78をロック構造で自動的にロック保持できる。この連結状態では、係合溝79とガイドリブ22、および係合リブ80と係合溝23が互いに係合している。
次に、第2戸パネル2の吊り込み手順を説明する。第2戸パネル2を吊り込むまでに、第2戸パネル2の上下の装着凹部20・81にホルダー21を予め固定しておく。また、図5に示すように、下ピボット構造の軸受ユニット12は下ピボット軸11に仮組みしておき、上ピボット構造の軸受ユニット72は上ピボット軸71に仮組みしておく。この状態で、第2戸パネル2を吊元側へ移動して上下の軸受ユニット12・72に対して、上下のホルダー21の側面開口を正対させ、さらにガイドリブ22の側端を係合溝15・79に仮係合する。
次に、上下の軸受ユニット12・72を回動不能に保持した状態で第2戸パネル2を吊元側へ押し込み、軸受ユニット12・72をホルダー21内へ嵌め込む。軸受ユニット12・72がホルダー21内に完全に入り込むのと同時にロック構造がロック状態に切り換わって、両軸受ユニット12・72の抜け外れを規制する。最後に第1戸パネル1とランナー6とを連結して、折り畳みドアの吊り込みを完了する。このときの折り畳みドアの全体重量は、ランナー6と上ピボット軸71とが受け止めている。
第2戸パネル2の左右位置および前後位置を調整する場合には、第2戸パネル2の側端面にドライバーをあてがうことが可能な程度にまで、第1戸パネル1を開放する。この状態で左右調整体28あるいは前後調整体35をドライバーで回転操作することにより、下ピボット軸11に対する第2戸パネル2の開閉回動中心を速やかに調整することができる。
具体的には、左右調整体28を回転操作すると、左右調整ブロック26と軸受ハウジング14との左右方向の相対位置が変化し、この位置調整分だけ第2戸パネル2を下ピボット軸11に対して調整移動できる。同様に、前後調整体35を回転操作すると、前後調整ブロック34と軸受ハウジング14との前後方向の相対位置が変化し、この位置調整分だけ第2戸パネル2が下ピボット軸11に対して調整移動できる。いずれの場合にも、上ピボット軸71を調整基準にして、第2戸パネル2の開閉回動中心を調整することになる。また、上側の軸受ユニット72に設けた高さ調整ねじ86を回転操作することにより、第2戸パネル2の上下高さを調整できることは、既に述べたとおりである。
図10は、軸受ハウジング14の別の実施例を示す。そこでは、前ハウジング14aと後ハウジング14bを、ポリプロピレンを成形素材にして一体に形成する。そのために、前後ハウジング14a・14bの隣接縁の上下と中央部を、3個の一体成形ヒンジ101で接続するようにした。また、前ハウジング14aの接合面の周囲4個所に連結ピン102を一体に形成し、後ハウジング14bの接合面の周囲4個所に、連結ピン102に対応する連結穴103を形成した。
組み立ての過程では、前後ハウジング14a・14bのいずれか一方に左右調整構造、前後調整構造、ばね受片53、ロックばね54などを組み付けたのち、一体成形ヒンジ101を折り曲げて他方のハウジングを被せ付ける。このとき、連結ピン102を連結穴103に圧嵌係合することにより、組み立て状態を維持し続けることができ、したがって連結金具62は省略できる。他は先に説明した軸受ハウジング14と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
上記の実施例では、ドア荷重をランナー6と上ピボット軸71で吊持する場合について説明したが、ドア荷重は下ピボット軸で支持することができる。その場合には、左右調整構造と前後調整構造を備えたピボット構造で戸パネルの上側を支持して、下ピボット軸を基準にして左右調整と前後調整を行なえばよい。下ピボット軸11は開口枠4と床面のいずれにも固定してあってもよい。上側の軸受ユニット72は、高さ調整構造を備えている必要はなく、その場合には、上ピボット軸71を軸受ハウジング78で上下スライド可能に支持して、ばねで押し上げ付勢することができ、上ピボット軸71の上端を開口枠4やガイドレール5に固定したピボット軸受で軸支する。
左右調整体28は、ビスやボルトで構成する必要はない。たとえば、操作頭部32を備えた左右調整体28で、左右調整体28とは別の部品からなるねじ軸33を回転操作する構造であってもよい。前後調整体35の回転動作を前後動作に変換するカム構造は、偏心ピン44と受動穴37との組み合わせである必要はなく、たとえば、斜めのカム溝と、カム溝で前後操作されるピンとの組み合わせであってもよい。その場合には、カム溝を備えたカム板をビスやボルトで構成した前後調整体35で左右操作して、ピンとカム板を相対的に前後移動させるとよい。左右調整ブロック26はプラスチック成形品で構成することができる。
クリック軸42は、断面八角形である必要はなく、多角形であればよい。クリック軸42を受け止めるばね体47は板ばねで形成することができる。また、ばね体47はクリック軸42の少なくともひとつの辺部を受け止めるものであれば足りる。軸受ハウジング14をホルダー21に係合連結して、軸受ユニット12を戸パネル2と一体化する場合には、ホルダー21にねじ込んだ1個のビスで軸受ユニット12を分離不能に固定することができ、その場合には、ロック構造を省略することができる。
2 戸パネル(第2戸パネル)
10 ブラケット
11 ピボット軸(下ピボット軸)
12 軸受ユニット
14 軸受ハウジング
14a 前ハウジング
14b 後ハウジング
17 調整室
21 ホルダー
26 左右調整ブロック
27 雌ねじ体
28 左右調整体
29 左右調整ブロックの軸受穴
33 左右調整体のねじ軸
34 前後調整ブロック
35 前後調整体
36 前後調整ブロックの軸受穴
37 受動穴
42 クリック軸
44 偏心ピン
47 ばね体(ばね壁)
52 ロックレバー
54 ロックばね
55 ロック溝
58 ロック爪

Claims (6)

  1. 戸パネル(2)に埋設される軸受ユニット(12)と、軸受ユニット(12)を軸支するピボット軸(11)とを備えているピボットヒンジであって、
    軸受ユニット(12)は、ピボット軸(11)に対する戸パネル(2)の左右位置を調整する左右調整構造と、ピボット軸(11)に対する戸パネル(2)の前後位置を調整する前後調整構造と、これらの調整構造を収容する軸受ハウジング(14)とを含み、
    左右調整構造は、軸受ハウジング(14)で左右移動可能に支持される左右調整ブロック(26)と、左右調整ブロック(26)をねじ構造を介して左右へ調整操作する左右調整体(28)を含み、
    前後調整構造は、軸受ハウジング(14)で前後移動可能に支持される前後調整ブロック(34)と、前後調整ブロック(34)をカム構造を介して前後へ調整操作する前後調整体(35)とを含み、
    左右調整体(28)および前後調整体(35)を回転操作して、左右調整ブロック(26)および前後調整ブロック(34)を調整移動でき、
    軸受ハウジング(14)が、前後に分割した前ハウジング(14a)と後ハウジング(14b)とで構成されており、
    前ハウジング(14a)と後ハウジング(14b)の接合面の間に、左右調整ブロック(26)と前後調整ブロック(34)を収容する調整室(17)が設けられており
    左右調整ブロック(26)と前後調整ブロック(34)とが、調整室(17)の内部に上下に隣接する状態で配置されて、それぞれの軸受穴(29・36)がピボット軸(11)に嵌合してあるピボットヒンジ。
  2. 戸パネル(2)の装着凹部(20)にホルダー(21)が固定されており、
    軸受ハウジング(14)をホルダー(21)に係合連結して、軸受ユニット(12)が戸パネル(2)と一体化してある請求項1に記載のピボットヒンジ。
  3. 左右調整構造のねじ構造が、左右調整体(28)に設けたねじ軸(33)と、左右調整ブロック(26)に組み付けた雌ねじ体(27)とで構成されており、
    前後調整構造のカム構造が、前後調整体(35)に設けた偏心ピン(44)と、前後調整ブロック(34)に設けた上下方向の長穴からなる受動穴(37)とで構成してある請求項1または2に記載のピボットヒンジ。
  4. 折り畳み自在に連結した複数個の戸パネル(1・2)が、ランナー(6)と上ピボット軸(71)とで吊持されており、
    戸パネル(2)の上隅に、上ピボット軸(71)で軸支される軸受ユニット(72)が埋設されており、
    軸受ユニット(72)に、上ピボット軸(71)に対する戸パネル(2)の上下位置を調整する高さ調整構造が設けてある請求項1から3のいずれかひとつに記載のピボットヒンジ。
  5. ホルダー(21)と軸受ハウジング(14)との間に、ホルダー(21)に連結した軸受ハウジング(14)を分離不能にロック固定するロック構造が設けられており、
    ロック構造が、軸受ハウジング(14)に揺動可能に軸支したロックレバー(52)と、ロックレバー(52)をロック付勢するロックばね(54)と、ホルダー(21)の前後壁に設けたロック溝(55)を含み、
    軸受ハウジング(14)をホルダー(21)に係合連結した状態において、ロックレバー(52)のロック爪(58)がロック溝(55)に落ち込み係合して、軸受ハウジング(14)をロック固定できる請求項1から4のいずれかひとつに記載のピボットヒンジ。
  6. 軸受ハウジング(14)の内部に、前後調整体(35)用のクリック構造が設けられており、
    クリック構造が、前後調整体(35)に設けた断面が正多角形状のクリック軸(42)と、クリック軸(42)の辺部を受け止めるばね体(47)とで構成してある請求項から5のいずれかひとつに記載のピボットヒンジ
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