JP2002089029A - 天井点検口 - Google Patents

天井点検口

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JP2002089029A JP2000280488A JP2000280488A JP2002089029A JP 2002089029 A JP2002089029 A JP 2002089029A JP 2000280488 A JP2000280488 A JP 2000280488A JP 2000280488 A JP2000280488 A JP 2000280488A JP 2002089029 A JP2002089029 A JP 2002089029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外枠体に対する内枠体の水平方向のガタツキ
を防止しながら、外枠体と内枠体との間に開閉用アーム
を配設するためのスペースを容易に確保することができ
る天井点検口を提供する。 【解決手段】 外枠体31は、外下壁部33と、その外
下壁部33から内側に向けて張り出された上段差部34
と、その上段差部34から上方に向けて設けられた外上
壁部35とを有する。内枠体51は、外下壁部33の内
周面に沿う内下壁部53と、その内下壁部53から張り
出された中段差部54と、中段差部54から上方に向け
て設けられた内上壁部55とを有する。外下壁部33か
ら張り出された上段差部34の張り出し寸法に対し、内
下壁部53から張り出された中段差部54の張り出し寸
法が大きく設定される。これによって外上壁部35と内
上壁部55との間に構成された隙間内おいて開閉用アー
ム90が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物、船舶、
地下通路等の構築物の天井裏に配設された各種の配線・
配管等を保守・点検するために天井板に開口された開口
部に装着される天井点検口に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、天井板に開口された開口部に装着
される外枠体と、その外枠体の開口部に対し、一方向に
長い一対の開閉用アームによって開閉可能に組み付けら
れる内枠体と、外枠体と内枠体との間に跨って係脱可能
に配設され同内枠体を閉じ状態に閉止する閉止手段と、
を備えた構造の天井点検口が知られている。また、この
種の天井点検口には、例えば、特開2000−6458
6号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、外枠体の外
枠部と内枠体の内枠部との間に一方向に長い一対の開閉
用アームを配置するためのスペースを確保するために、
外枠部と内枠部との間の隙間を所定値以上に大きくする
必要がある。そして、外枠部と内枠部との間に設けられ
た隙間に相当する分だけ外枠体に対し内枠体が水平方向
にガタツキやすくなるという問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記従来の問題点に鑑
み、外枠体に対する内枠体の水平方向のガタツキを防止
しながら、外枠体と内枠体との間に開閉用アームを配設
するためのスペースを容易に確保することができる天井
点検口を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る天井点検口は、天井板の開口
部に装着される外枠体と、前記外枠体の開口部に対し一
方向に長い一対の開閉用アームによって開閉可能に組み
付けられる内枠体と、前記外枠体と前記内枠体との間に
跨って係脱可能に配設され同内枠体を閉じ状態に閉止す
る閉止手段と、を備えた天井点検口であって、前記外枠
体は、その外枠部の断面において、前記天井板の開口部
の内周面に沿う外下壁部と、その外下壁部から内側に向
けて張り出された上段差部と、その段差部から上方に向
けて設けられた外上壁部とを有する一方、前記内枠体
は、その内枠部の断面において、前記外下壁部の内周面
に沿う内下壁部と、その内下壁部から前記上段差部の下
面に沿って張り出された中段差部と、前記外上壁部の内
周面に沿いかつ前記中段差部から上方に向けて設けられ
た内上壁部とを有し、前記外下壁部から張り出された上
段差部の張り出し寸法に対し、前記内下壁部から張り出
された中段差部の張り出し寸法が大きく設定され、これ
によって前記外上壁部と前記内上壁部との間に構成され
た隙間内おいて前記開閉用アームが配設されている。し
たがって、外枠体に対し内枠体を開放する場合、閉止手
段による係合を外した状態で、外枠体に対し内枠体が開
閉用アームを介して開放される。また、外枠体と内枠体
において、外枠体の外下壁部から内側に向けて張り出さ
れた上段差部の張り出し寸法に対し、内枠体の内下壁部
から内側に向けて張り出された中段差部の張り出し寸法
が適宜に大きく設定されている。これによって、外枠体
の外下壁部と内枠体の内下壁部との間の隙間は可及的に
小さく設定しながら、外枠体の外上壁部と内枠体の内上
壁部との間には、一対の開閉用アームを配設するための
隙間を容易に確保することができる。さらに、外下壁部
と内下壁部との間の隙間を小さくした分だけ外枠体に対
する内枠体の水平方向のガタツキを軽減することができ
る。また、外枠体は、その外枠部が、外下壁部、上段差
部及び外上壁部を備えているため、変形し難くかつ強固
となる。また、内枠体においても、その内枠部が、内下
壁部、中段差部及び内上壁部を備えているため、変形し
難くかつ強固となる。このように、外枠体及び内枠体の
強度を高めて耐久性の向上を図ることができる。
【0006】また、請求項2の発明に係る天井点検口
は、請求項1に記載の天井点検口であって、外枠体の上
段差部と内枠体の中段差部との間には気密性を有するシ
ール部材が設けられている。したがって、外枠体の上段
差部と内枠体の中段差部との間の隙間を気密性を有する
シール部材によって塞ぐことで気密を保つことができ
る。
【0007】請求項3の発明に係る天井点検口は、請求
項1又は2に記載の天井点検口であって、外枠体には、
その外下壁部の下端部において天井板の開口部の下端縁
に向けて張り出す係合縁が形成される一方、内枠体に
は、その内下壁部の下端部において、前記係合縁を覆う
張出覆い縁が形成されている。したがって、外枠体に対
し内枠体が閉じられた状態において、内枠体の張出覆い
縁によって、外枠体の係合縁を覆って隠蔽することがで
き、外観意匠が向上する。
【0008】請求項4の発明に係る天井点検口は、請求
項3に記載の天井点検口であって、外枠体の係合縁と、
内枠体の張出覆い縁との間には気密性を有するシール部
材が設けられている。したがって、外枠体の係合縁と、
内枠体の張出覆い縁との間の隙間を気密性を有するシー
ル部材によって塞ぐことで気密を保つことができる。
【0009】請求項5の発明に係る天井点検口は、請求
項1〜4のいずれか一項に記載の天井点検口であって、
開閉用アームの長手方向の一端部は、内枠体のコーナ部
に接近する側において、同内枠体の内上壁部側に回動軸
を中心として回動可能に装着され、前記開閉用アームの
他端部には、前記内枠体のコーナ部から離反する側にお
いて、外枠体の外上壁部側に配設された開口部を有する
受止め部に挿脱可能に差し込まれる連結軸が組み付けら
れている。したがって、外枠体に対し内枠体を開放する
際、内枠体は、その自重に基づいて、開閉用アームの回
動軸を支点として下向きに回動する一方、開閉用アーム
は、その連結軸が外枠体の受止め部に沿って移動しなが
ら、その連結軸を支点として下向きに回動する。これに
よって、外枠体に対し内枠体を円滑に開放することがで
きる。
【0010】請求項6の発明に係る天井点検口は、請求
項5に記載の天井点検口であって、外枠体の外上壁部に
対し、開閉用アームの連結軸が挿脱可能に差し込まれる
開口部を有する受止め部が切り欠き状の受止め溝によっ
て形成されている。したがって、外枠体の外上壁部に対
し切り欠き状の受止め溝を形成することによって、開閉
用アームの連結軸が挿脱可能が開口部を有する受止め部
を容易に構成することができる。
【0011】請求項7の発明に係る天井点検口は、請求
項5に記載の天井点検口であって、外枠体の外上壁部の
内側には受止め部材が装着され、その受止め部材には、
開閉用アームの連結軸が挿脱可能に差し込まれる開口部
を有する受止め部を構成する切り欠き状の受止め溝が形
成されている。したがって、受止め部材に受止め部を構
成する切り欠き状の受止め溝を形成することによって、
外枠体の外上壁部に直接的に受止め溝を形成する場合と
異なり、外上壁部の強度が低下する不具合を防止するこ
とができるとともに、受止め溝の加工も容易となる。
【0012】請求項8の発明に係る天井点検口は、請求
項5、又は6、又は7のいずれか一項に記載の天井点検
口であって、受止め部は、外枠体の下端部開口縁と、開
閉用アームの連結軸の中心とを結ぶ線のほぼ延長線上に
設けられ、前記外枠体に対し内枠体が閉止された状態に
あるとき、前記開閉用アームの回動軸の中心と前記外枠
体の下端部開口縁との距離をL1とし、前記開閉用アー
ムの連結軸と回動軸との中心間距離をL2とする一方、
前記外枠体に対し内枠体を開放する際に前記受止め部に
沿って移動する前記連結軸の中心と前記外枠体の下端部
開口縁までの距離をLとしたときに、L≧L1+L2の
関係が確保できるように、前記受止め部の長さが設定さ
れている。したがって、外枠体に対し内枠体が開放され
る際、開閉用アームの連結軸が受止め部に沿って不足な
く移動することができ、外枠体に対し内枠体を円滑に開
放することができる。
【0013】請求項9の発明に係る天井点検口は、請求
項5、又は6、又は7、又は8のいずれか一項に記載の
天井点検口であって、外枠体の外上壁部には、受止め部
の開口部から開閉用アームの連結軸が抜け出ることを防
止するための弾性体よりなる抜止部材が設けられ、前記
抜止部材は、その弾性変形によって前記開閉用アームの
連結軸を抜け出しを許容する構成にしてある。したがっ
て、外枠体に対する内枠体の開閉動作時に開閉用アーム
の連結軸が受止め部の開口部から不測に抜け出ることを
防止することができ、外枠体に対し内枠体が離脱・落下
する不具合を防止することができる。
【0014】請求項10の発明に係る天井点検口は、請
求項1〜9のいずれか一項に記載の天井点検口であっ
て、外上壁部と内上壁部との間の隙間内おいて開閉用ア
ームがほぼ水平状態で配設されている。したがって、外
上壁部と内上壁部との高さ寸法をそれぞれ小さくするこ
とが可能となり、その分だけ天井点検口の小型・軽量化
を図ることが可能となる。
【0015】請求項11の発明に係る天井点検口は、請
求項1〜10のいずれか一項に記載の天井点検口であっ
て、外枠体は、その外枠部が縦横の各外枠材によって形
成されるとともに、これら縦横の各外枠材が外枠コ−ナ
具によって矩形に枠組みされることによって構成され、
内枠体は、その内枠部が縦横の各内枠材によって形成さ
れるとともに、これら縦横の各内枠材が内枠コ−ナ具に
よって矩形に枠組みされることによって構成されてい
る。したがって、縦横の各外枠材が外枠コ−ナ具によっ
て矩形に枠組みされることによって外枠体が容易に構成
される。また、縦横の各内枠材が内枠コ−ナ具によって
矩形に枠組みされることによって内枠体が容易に構成さ
れる。
【0016】請求項12の発明に係る天井点検口は、請
求項11に記載の天井点検口であって、内枠体の内上壁
部の外側には、外向きに開口する嵌込み溝が凹設され、
内枠コ−ナ具は直角状をなす翼片を有し、これら翼片が
前記隣接する内枠材の嵌込み溝にそれぞれ差し込まれて
固定されることによって内枠体が枠組され、前記内枠コ
−ナ具の一方の翼片に対し開閉用アームの長手方向の一
端部が回動軸によって回動可能に装着されている。した
がって、内枠コ−ナ具の一方の翼片に対し、回動軸によ
って開閉用アームの一端部が装着され、同開閉用アーム
の他端部の連結軸が外枠体の受止め部に挿入されて組み
付けられる。このため、外枠体の外上壁部と内枠体の内
上壁部との間の隙間内に対する、一対の開閉用アームの
組付性の向上を図ることができる。
【0017】請求項13の発明に係る天井点検口は、請
求項11に記載の天井点検口であって、隣接する内枠材
の内上壁部のコーナ部近傍には、外側に向けてコーナ係
合片がそれぞれ切り起し状に形成され、内枠コ−ナ具は
直角状をなしかつ前記各コーナ係合片に対応するスリッ
ト状の係合溝がそれぞれ設けられた翼片を有し、これら
翼片が、その係合溝において前記コーナ係合片の上方か
ら差し込まれて固定されることによって内枠体が枠組さ
れる一方、前記隣接する内枠材のうち、一方の内枠材の
内上壁部のコーナ部寄り外側面には、開閉用アームの長
手方向の一端部を回動軸によって回動可能に装着するた
めの座部が突設されている。したがって、隣接する内枠
材の内上壁部の各コーナ係合片の上方から内枠コ−ナ具
の翼片を、その係合溝において差し込んで固定すること
によって内枠体を矩形に枠組することができ、内枠体の
枠組み作業が容易となる。また、内上壁部のコーナ部寄
り外側面に突設されている座部に対し開閉用アームの長
手方向の一端部を回動軸によって回動可能に装着するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図14にしたがって説明する。天井点
検口を平面で表した図7、及び図7のIII−III線
に基づく断面で表した図3において、天井板1に開口さ
れた開口部2に装着される天井点検口30は、外枠体3
1と、その外枠体31の開口部に対し開閉用アーム90
によって開閉可能に装着された内枠体51と、外枠体3
1と内枠体51の間に跨って配設され内枠体51を閉じ
状態に閉止する閉止手段をなす下止め部材110及び施
錠部材120とを備えている。なお、説明の便宜上、天
井板1の開口部2の中心側を内、反対側を外として説明
する。また、図5に示すように、天井板1の上方(奥
側)には、その開口部2の近傍において野縁3が配設さ
れ、その野縁3上には断面チャンネル状の取付用受け部
材4が配設されている。
【0019】図1、図2、及び図7に示すように、外枠
体31は、その外枠部をなす縦横の各外枠材32によっ
て矩形に枠組み構成されている。これら縦横の各外枠材
32は、アルミ合金等の軽合金の押出型材や、ステンレ
ス鋼板等の金属板の折曲げ加工材等によって略同一の横
断面形状に形成されている。そして、各外枠材32は、
天井板1の開口部2の内周面に沿って略平行する外下壁
部33と、その外下壁部33の上端から内側に向けて若
干張り出された上段差部34と、その上段差部34の張
り出し端部から上方に向けて垂直状に設けられた外上壁
部35と、外下壁部33の下端から天井板1の下面に向
けて張り出された係合縁38とを備えて断面略W字状に
形成されている。
【0020】また、各外枠材32の外上壁部35の内側
の下端部から上端部にわたって蟻溝状をなす嵌込み溝3
7が内側に開口して形成されている。この嵌込み溝37
の上下の開口縁には開口突縁39がそれぞれ形成されて
いる。図2に示すように、各外枠材32の長手方向の両
端面は、45度の角度をもって切断されている。そし
て、各外枠材32の端部の突き合わせコーナ部におい
て、相互の嵌込み溝37に跨って外枠コ−ナ具40が差
し込まれながら、隣接する外枠材32の端部が90度の
角度をもって突き合わされ、その外枠コ−ナ具40によ
って結合されることで、矩形状に枠組み保持された外枠
体31が構成される。
【0021】すなわち、図8と図9に示すように、前記
外枠コ−ナ具40は、隣接する外枠材32のコーナ部に
おいて、その相互の嵌込み溝37に差し込まれる翼片4
1を直角状に備え、これら各翼片41の上下部には、切
り欠き状の係合部42が形成されている。そして、各外
枠材32の端部がなす4つのコーナ部において、それぞ
れ外枠コ−ナ具40の各翼片41が各外枠材32の嵌込
み溝37に差し込まれる。その後、各外枠材32の嵌込
み溝37の開口突縁39の一部39aが、各翼片41の
係合部42に向けてかしめられることで、各外枠材32
がなす4つのコーナ部が外枠コ−ナ具40によってそれ
ぞれ結合され、これによって外枠体31が矩形に枠組み
構成される。
【0022】図5に示すように、外枠体31は、前記天
井板1の下方からその開口部2に嵌込まれ、前記取付用
受け部材4に対し支持手段10によって取り付けられ
る。外枠体31を枠組み構成している縦横の各外枠材3
2のうち、一方で対向する両外枠材32(この実施の形
態1では図3に向かって左右に位置する両外枠材32)
の外上壁部35には、図5に示すように、支持手段10
に対する所要数の角孔状の取付孔35aが貫設されてい
る。支持手段10は、取付孔35aの数に対応する数の
吊下部材11と支持ボルト15とを備えている。吊下部
材11は、上下方向の吊下片12と、その吊下片12の
上端から直角状に折り曲げられた支持片14とを有して
略逆L字状をなしている。そして、吊下片12には、外
上壁部35の取付孔35aに差し込まれて係合する係止
爪13が上向き傾斜状をなして切り起こし状に形成され
ている。また、吊下部材11の支持片14にはネジ孔が
貫設され、そのネジ孔には支持ボルト15が上下方向に
進退可能に螺合されている。
【0023】すなわち、天井板1の開口部2に外枠体3
1が嵌込まれると共に、吊下部材11の係止爪13が外
枠体31の外上壁部35の取付孔35aに差し込まれて
係合される。さらに、取付用受け部材4上に支持ボルト
15が、その下端において設置される。この状態におい
て、支持ボルト15がねじ込まれることで、外枠体31
の係合縁38が天井板1の下面に当接する位置まで吊り
上げられる。これによって、天井板1の開口部2に対し
外枠体31が支持手段10によって吊り下げ保持される
ようになっている。なお、吊下部材11を安定よく支持
するために、嵌込み溝37の上の開口突縁39に対し吊
下部材11の吊下片12の一部が段差に形成されて係合
している。
【0024】図3と図7に示すように、前記外枠体31
の枠開口部には、一方向に長い一対の開閉用アーム90
によって内枠体51が開閉及び着脱可能に組み付けら
れ、かつ閉止手段としての下止め部材110及び施錠部
材120によって閉じ状態に保持されている。図1と図
2に示すように、内枠体51は、その内枠部をなす縦横
の各内枠材52によって矩形に枠組みされて構成されて
いる。縦横の各内枠材52は、アルミ合金等の軽合金の
押出型材やステンレス鋼板等の金属板の折曲げ加工材等
によって略同一の断面形状に形成されている。
【0025】前記各内枠材52は、外枠体31の外下壁
部33の内側に所定の隙間をもって略平行する内下壁部
53と、その内下壁部53の上端から外枠体31の上段
差部34の下面に沿って所定の隙間を隔てて張り出され
た中段差部54と、外上壁部35の内側に所定の隙間を
もって略平行しかつ中段差部54の張り出し端から上方
に向けて垂直状に設けられた内上壁部55と、内下壁部
53の下端から外枠体31の係合縁38を覆うようにし
て張り出された張出覆い縁58とを備えて断面略W字状
に形成されている。そして、内枠体51の張出覆い縁5
8によって外枠体31の外下壁部33と内枠体51の内
下壁部53との間の隙間が塞がれるようになっている。
【0026】前記各内枠材52の内上壁部55の外側の
下端部から上端部にわたって蟻溝状をなす嵌込み溝57
が外側に開口して形成されている。この嵌込み溝57の
上下の開口縁には開口突縁59がそれぞれ形成されてい
る。図2に示すように、各内枠材52の両端面は45度
の角度をもって切断され、これら各内枠材52の端部の
突き合わせコーナ部において、相互の嵌込み溝57に跨
って内枠コ−ナ具70が差し込まれながら、隣接する内
枠材52が90度の角度をもって突き合わされ、その内
枠コ−ナ具70によって結合されることで、矩形に枠組
みされた内枠体51が構成される。
【0027】すなわち、図10と図11に示すように、
内枠コ−ナ具70は、翼片71を直角状に備え、これら
各翼片71の上下部には、切り欠き状の係合部72がそ
れぞれ形成されている。そして、各内枠材52の端部が
なす4つのコーナ部において、それぞれ内枠コ−ナ具7
0の各翼片71が各内枠材52の嵌込み溝57に差し込
まれ、その嵌込み溝57の開口突縁59の一部59aが
係合部72に向けてかしめられることで、内枠体51が
矩形に枠組み構成される。また、この実施の形態1にお
いて、4つの内枠コ−ナ具70のうち、図7に向かって
右側に位置する2つの内枠コ−ナ具70には、その各一
方の翼片71において、一対の開閉用アーム90の長手
方向の一端部が回動軸91によってそれぞれ回動可能に
組み付けられている。これら一対の開閉用アーム90に
ついては、後に詳細に説明する。
【0028】図5と図7に示すように、前記内枠体51
の内下壁部53がなす内枠開口部には、その開口部を閉
じるようにして内蓋板80が嵌込まれ、その内蓋板80
は、所要数の蓋板支持部材81によって支持されてい
る。図5に示すように、蓋板支持部材81は、内枠体5
1の内上壁部55の内面に沿って取り付けられる取付部
82と、その取付部82下端から内側に向けて張り出さ
れた支持部84とを備えて断面略L字状に形成されてい
る。そして、蓋板支持部材81の支持部84の下面には
内蓋板80がビス、釘、蓋押え具等の止着手段(図示し
ない)によって固定されている。また、この実施の形態
1において、厚さ寸法が各種異なる様々な内蓋板80に
対応できるように、内枠体51の内上壁部55の内面に
沿って蓋板支持部材81が上下方向に移動調整可能に取
り付けられるようになっている。
【0029】すなわち、図5と図6に示すように、内枠
体51の内上壁部55には、上下方向の長孔61が形成
されるとともに、その内上壁部55の内側には、複数の
係止突起88が突設されている。これに対し、蓋板支持
部材81の取付部82の所定位置にはネジ孔が形成され
るとともに、取付部82の外側面の上下両端部には、内
枠体51の内上壁部55の複数の係止突起88に選択的
に掛け止めされて係合する係合突起83がそれぞれ突設
されている。そして、内枠体51の内上壁部55の複数
の係止突起88のうち、所望する係止突起88に対し、
蓋板支持部材81の係合突起83を掛け止めして係合さ
せる。この状態のもとで、内枠体51の内上壁部55の
外側からその長孔61を通して蓋板支持部材81のネジ
孔にビス85をねじ込むことによって、内枠体51の内
上壁部55の内側に対し、蓋板支持部材81が、所望と
する内蓋板80に対応する高さ位置に取り付けられよう
になっている。
【0030】図3に示すように、前記外枠体31に対し
内枠体51を閉じ状態に保持するため閉止手段をなす下
止め部材110と施錠部材120とは、内枠体51の縦
横の各内枠材52のうち、一方で相対する両内枠材52
にそれぞれ装着されている。この実施の形態1におい
て、内枠体51の縦横の各内枠材52のうちの一方(図
3に向かって右側)の内枠材52の内上壁部55の外側
上部に下止め部材110が取り付けられている。この下
止め部材110は、内枠材52の内上壁部55の外側に
ビス112によって取り付けられた基板部111と、そ
の基板部111の上端から内上壁部55の上縁を僅かに
越えて略水平状に延出された係合片113と、その係合
片113の先端から上向き傾斜状に延出された滑走片1
14とを一体に備えている。
【0031】また、下止め部材110が取り付けられる
内枠材52と対向する(図3に向かって左側に位置す
る)内枠材52には、その内上壁部55の内側において
施錠部材120が錠ブラッケト125によって回動操作
可能に組み付けられている。図3と図7に示すように、
施錠部材120は、上下方向の軸体121と、施錠板1
30とを一体状に備えている。そして、施錠部材120
は、その軸体121において、平断面がほぼΩ状をなす
錠ブラケット125の軸受け部に回動可能に嵌挿されて
組み付けられている。
【0032】施錠部材120の施錠板130は、錠ブラ
ッケト125の軸受け部の上方に位置して、かつ軸体1
21の上端にかしめ部122によって略水平状に固定さ
れている。この施錠板130の先端部は内上壁部55に
貫設された貫通孔144を通して外枠体31の外上壁部
35に貫設された閉止孔145に挿脱可能に差し込まれ
る位置まで延出されている。そして、施錠板130は、
軸体121と一体状をなして回動操作されることで、外
上壁部35の閉止孔145に差し込まれて係合する施錠
位置と、その施錠位置から略90度回動されかつ外上壁
部35の閉止孔145から抜け出て外れる解錠位置とに
配置切り換えされるようになっている。また、施錠部材
120の軸体121の下端部は内蓋板80を貫通して内
蓋板80の下面から若干突出している。この軸体121
の下端面には、その軸体121と共に施錠板130を回
動操作するためのコイン等が差し込まれる回動溝123
が凹設されている。また、軸体121の下端部外周には
内蓋板80の貫通孔の下端開口部を塞ぐ塞ぎキャップ1
40が装着されている。
【0033】前記したように枠組み構成される外枠体3
1と内枠体51において、図4に示すように、外枠体3
1の外下壁部33から内側に向けて張り出された上段差
部34の張り出し寸法に対し、内枠体51の内下壁部5
3から内側に向けて張り出された中段差部54の張り出
し寸法が適宜に大きく設定されている。これによって、
外枠体31の外上壁部35と内枠体51の内上壁部55
との間に構成された隙間内において一方向に長い一対の
開閉用アーム90がほぼ水平状態をなして配設されるよ
うになっている。この実施の形態1において、図1、図
2、及び図7に示すように、内枠体51の4つの内枠コ
−ナ具70のうち、図7に向かって右側に位置する両内
枠コ−ナ具70の各一方の翼片71において、一対の開
閉用アーム90の長手方向の一端部が回動軸91によっ
てそれぞれ回動可能に組み付けられている(図10参
照)。また、一対の開閉用アーム90の長手方向の他端
部には、外枠体31の外上壁部35の内側に設けられた
開口部を有する受止め部に挿脱可能に差し込まれる連結
軸100が組み付けられている。
【0034】すなわち、図1と図2に示すように、一対
の開閉用アーム90の長手方向の一端部に設けられる回
動軸91は、頭部92と段付き軸部93とを備えてい
る。一方、内枠コ−ナ具70の一方の翼片71には、外
側に突出する軸用座部が形成されている。この座部の中
心部には、回動軸91の段付き軸部93の大径軸部が嵌
挿される軸孔が貫設されている。これに対し、開閉用ア
ーム90の一端部寄り部分には、外側が凹みかつ内側に
突出する座部が形成され、その座部の中心部には、回動
軸91の段付き軸部93の小径軸部が嵌挿される軸孔が
貫設されている。そして、内枠コ−ナ具70の一方の翼
片71の座部の内側からその軸孔に回動軸91の段付き
軸部93の大径軸部が嵌挿され、その段付き軸部93の
小径軸部が開閉用アーム90の座部の軸孔に貫挿された
状態において、小径軸部の先端部にかしめによってかし
め部96が設けられることで、内枠コ−ナ具70の一方
の翼片71の座部と、開閉用アーム90の座部とが相互
に当接した状態で、開閉用アーム90が組み付けられて
いる。これによって、開閉用アーム90のほとんどの部
分が、内枠材52の内上壁部55の外側面に接触しない
ように保たれ、開閉用アーム90の回動が円滑かつ軽快
になされるようになっている。
【0035】また、図1と図2に示すように、一対の開
閉用アーム90の長手方向の他端部寄り部分に設けられ
た連結軸100は、頭部101と、段付き軸部102と
を備えている。そして、開閉用アーム90の他端部寄り
部分に貫設された軸孔に、連結軸100の段付き軸部1
02の小径軸部が挿通され、その段付き軸部102の小
径軸部の先端部にかしめによってかしめ部103が設け
られることで、開閉用アーム90に連結軸100が取り
付けられている。一方、外枠体31の外上壁部35の内
側には、内枠体51のコーナ部から離反する側におい
て、開閉用アーム90に連結軸100が挿脱可能に差し
込まれる開口部を有する受止め部が設けられている。
【0036】この実施の形態1において、図1と図2に
示すように、外枠体31の外上壁部35の内側の所定位
置には、嵌込み溝37の上下の開口突縁39の間におい
て受止め部材150が取り付けられている。この受止め
部材150は、外上壁部35の内側面に沿ってビス16
0によって固定される基部151と、その基部151か
ら内側に向けて直角状に折り曲げられその折り曲げ部の
先端から外上壁部35の内側面に沿って延出されかつ同
外上壁部35の内側面との間に連結軸100の頭部10
1が差し込み可能な隙間を隔てる延出部152とを備え
て平断面ほぼZ字をなしている。そして、受止め部材1
50の延出部152には、開閉用アーム90の連結軸1
00が挿脱可能に差し込まれる受止め部を構成する切り
欠き状の受止め溝155が形成されている。この受止め
溝155の一端側(内枠体51のコーナ部から離反する
側)には、開閉用アーム90の連結軸100が挿脱され
る開口部が形成されている。
【0037】また、図1と図2に示すように、受止め部
材150の受止め溝155は、外枠体31の下端部開口
縁と、開閉用アーム90の連結軸100の中心とを結ぶ
線のほぼ延長線上において傾斜状をなして設けられてい
る。また、図14において2点鎖線に示すように、外枠
体31に対し内枠体51が閉止された状態において、開
閉用アーム90の回動軸91の中心と外枠体31の下端
部開口縁との距離をL1とし、開閉用アーム90の連結
軸100と回動軸91との中心間距離をL2とし、外枠
体31に対し内枠体51を開放する際に受止め溝155
に沿って移動する連結軸100の中心と外枠体31の下
端部開口縁までの距離をLとしたときに、「 L≧L1
+L2 」の関係が確保できるように、受止め溝155
の溝長さが適宜に設定されている。
【0038】また、図14において2点鎖線で示すよう
に、外枠体31に対し内枠体51が開閉用アーム90に
よってほぼ垂下状態をなして開放できるように、開閉用
アーム90の連結軸100と回動軸91との中心間距離
をL2とし、開閉用アーム90の回動軸91の中心から
内枠体51の張出覆い縁58の先端までの距離をAと
し、開閉用アーム90の連結軸100の中心から外枠体
31の外下壁部33の係合縁38までの距離をBとした
ときに、「 L2≧A+B 」の関係が確保できるよう
に、開閉用アーム90のアーム長さが適宜に設定されて
いる。
【0039】また、外枠体31の外上壁部35には、受
止め部材150の受止め溝155の開口部から開閉用ア
ーム90の連結軸100が、その頭部101において抜
け出ることを防止するための弾性体よりなる抜止部材1
70が設けられている。この実施の形態1において、図
1と図2に示すように、抜止部材170は、板ばね材よ
りなり、かつ弾性的に撓むように、その一端部において
外枠体31の外上壁部35の外側面に対し、受止め部材
150を締め付けているビス160によって片持ち状に
共締めされている。抜止部材170の自由端部には、外
枠体31の外上壁部35に貫設された孔を通しかつ受止
め部材150の受止め溝155の開口部を閉じるように
して同外上壁部35の内側に突出する断面半円弧状に抜
止部171が形成されている。そして、開閉用アーム9
0の連結軸100がその頭部101において抜止部材1
70の抜止部171に当接して係合することによって、
連結軸100の不測の抜け出しが防止されるようになっ
ている。さらに、抜止部材170の抜止部171による
係合力に抗して開閉用アーム90の連結軸100が押し
出されることによって、受止め部材150の受止め溝1
55の開口部を開くようにして抜止部材170が弾性的
に撓み、これによって連結軸100の抜け出しを許容す
る構成にしてある。
【0040】また、この実施の形態1において、図1に
示すように、内枠体51の中段差部54の上面には、外
枠体31の上段差部34と内枠体51の中段差部54と
の間の隙間を塞ぐ気密性のシール部材180が貼り付け
られている。さらに、内枠体51の張出覆い縁58の上
面には、外枠体31の係合縁38と、内枠体51の張出
覆い縁58との間の隙間を塞ぐ気密性のシール部材18
1が設けられている。また、各シール部材180、18
1は、発泡ポリエチレン、発泡ウレタン等の気密性を有
する合成樹脂、ゴム等よりそれぞれ形成されている。
【0041】この実施の形態1の天井点検口30は上述
したように構成される。したがって、外枠体31に対し
閉じ状態に保持された内枠体51を開く場合、まず、図
12に示すように、施錠位置にある施錠部材120が所
定方向にほぼ90度回動操作されて解錠位置に配置切換
される。この状態において、外枠体31に対し内枠体5
1が、その下止め部材110の係合片113が外枠体3
1の上縁から外れる方向(図12に向かって左側)にお
いて僅かではあるが移動される。その後、図13に示す
ように、内枠体51は、その自重に基づいて、開閉用ア
ーム90の回動軸91を支点として下向き(図13に向
かって反時計回り方向)に回動しながら、その下止め部
材110の滑走片114が外枠体31の上縁に接して斜
め下方に滑走する。この際、開閉用アーム90は、その
連結軸100が受止め溝155に沿って若干移動しなが
ら、その連結軸100を支点として下向き(図13に向
かって時計回り方向)に回動する。
【0042】引き続いて、図14に示すように、下止め
部材110の滑走片114が外枠体31の外上壁部35
の上縁を通過した後、図14の2点鎖線で示すように、
内枠体51は、その自重に基づいて、開閉用アーム90
の回動軸91を支点として回動するとともに、開閉用ア
ーム90は、その連結軸100を支点としてほぼ垂下状
をなす位置まで回動し、これによって外枠体31に対し
内枠体51がほぼ垂下状をなして開放される。また、前
記とは逆の手順で操作されることで、外枠体31に対し
内枠体51が閉じられる。
【0043】外枠体31と内枠体51において、外枠体
31の外下壁部33から内側に向けて張り出された上段
差部34の張り出し寸法に対し、内枠体51の内下壁部
53から内側に向けて張り出された中段差部54の張り
出し寸法が適宜に大きく設定されている。これによっ
て、外枠体31の外下壁部33と内枠体51の内下壁部
53との間の隙間は可及的に小さく設定しながら、外枠
体31の外上壁部35と内枠体51の内上壁部55との
間には、一対の開閉用アーム90を配設するための隙間
を容易に確保することができる(図4参照)。さらに、
外下壁部33と内下壁部53との間の隙間を小さくした
分だけ外枠体31に対する内枠体51の水平方向のガタ
ツキを軽減することができる。
【0044】また、外枠体31は、その外枠部をなす縦
横の各外枠材32が、外下壁部33、上段差部34、外
上壁部35及び係合縁38を備えて断面ほぼW字状をな
し、変形し難くかつ強固となる。また、内枠体51にお
いても、その内枠部をなす縦横の各内枠材52が、内下
壁部53、中段差部54、内上壁部55及び張出覆い縁
58を備えて断面ほぼW字状をなし、変形し難くかつ強
固となる。このように、外枠体31及び内枠体51の強
度を高めて耐久性の向上を図ることができる。
【0045】また、この実施の形態1において、図10
に示すように、内枠コ−ナ具70の一方の翼片71に対
し、回動軸91によって開閉用アーム90の一端部が回
動可能に装着され、同開閉用アーム90の他端部の連結
軸100が外枠体31の受止め溝155に挿入されて組
み付けられる。このため、外枠体31の外上壁部35と
内枠体51の内上壁部55との間の隙間内に対する、一
対の開閉用アーム90の組付性の向上を図ることができ
る。また、開閉用アーム90の連結軸100に対する受
止め部としての受止め溝155が受止め部材150に形
成され、その受止め部材150が外枠体31の外上壁部
35の内側に取り付けられる構成にしてある。このた
め、外上壁部35に直接的に受止め溝155を形成する
場合と異なり、外上壁部35の強度が低下する不具合を
防止することができるとともに、受止め溝155の加工
も容易となる。
【0046】また、外枠体31に対し、内枠体51が開
閉動作される際、外枠体31の受止め部材150の受止
め溝155の開口部は、抜止部材170によって弾性的
に閉じられている。したがって、外枠体31に対する内
枠体51の開閉動作時に開閉用アーム90の連結軸10
0が受止め溝155の開口部から不測に抜け出ることを
防止することができる。このため、開閉用アーム90の
連結軸100が受止め溝155から不測に抜け出ること
が原因となって、外枠体31に対し内枠体51が離脱・
落下する不具合を防止することができる。
【0047】また、抜止部材170を弾性変形させなが
ら、開閉用アーム90の連結軸100を受止め溝155
の開口部から離脱させることができる。このため、外枠
体31に対する内枠体51の脱着操作が容易になされ
る。さらに、外枠体31に対し内枠体51を取り外すこ
とで、天井板1の内部の配線・配管等の保守点検を容易
に行うことができる。また、外枠体31に対し内枠体5
1が閉じられた状態において、内枠体51の張出覆い縁
58によって、外枠体31の係合縁38が覆われて隠蔽
されるため、外観意匠が向上される。
【0048】また、この実施の形態1において、図1に
示すように、内枠体51の中段差部54の上面には、外
枠体31の上段差部34と内枠体51の中段差部54と
の間の隙間を塞ぐ気密性のシール部材180が貼り付け
られている。さらに、内枠体51の張出覆い縁58の上
面には、外枠体31の係合縁38と、内枠体51の張出
覆い縁58との間の隙間を塞ぐ気密性のシール部材18
1が設けられている。このため、前記各シール部材18
0、181によって外枠体31と内枠体51とを2重に
シールして気密を保つことができる。
【0049】また、この実施の形態1において、外枠体
31に対し内枠体51が閉止された状態において、開閉
用アーム90の回動軸91の中心と外枠体31の下端部
開口縁との距離をL1とし、開閉用アーム90の連結軸
100と回動軸91との中心間距離をL2とし、外枠体
31に対し内枠体51を開放する際に受止め溝155に
沿って移動する連結軸100の中心と外枠体31の下端
部開口縁までの距離をLとしたときに、「 L≧L1+
L2 」の関係が確保できるように、受止め溝155の
溝長さが適宜に設定されている。このため、外枠体31
に対し内枠体51が開放される際、開閉用アーム90の
連結軸100が受止め溝155に沿って不足なく移動す
ることができ、外枠体31に対し内枠体51が円滑に開
放される(図14参照)。
【0050】また、この実施の形態1において、開閉用
アーム90の連結軸100と回動軸91との中心間距離
をL2とし、開閉用アーム90の回動軸91の中心から
内枠体51の張出覆い縁58の先端までの距離をAと
し、開閉用アーム90の連結軸100の中心から外枠体
31の外下壁部33の係合縁38までの距離をBとした
ときに、「 L2≧A+B 」の関係が確保できるよう
に、開閉用アーム90のアーム長さが適宜に設定されて
いる。このため、図14において2点鎖線で示すよう
に、外枠体31に対し内枠体51が開閉用アーム90を
介してほぼ垂下状態をなす開放状態まで良好に開放する
ことができる。
【0051】なお、この発明は前記実施の形態1に限定
するものではない。例えば、図15〜図26に示す各実
施の形態2〜8のように変更してもよい。 (実施の形態2)図15と図16に示す実施の形態2に
おいては、外枠体31の外上壁部35の内側に形成され
る外枠コ−ナ具40に対する嵌込み溝37の開口幅を適
宜に狭くし、その嵌込み溝37の一部を開閉用アーム9
0の連結軸100に対する受止め溝155として機能す
るように構成したものである。また、嵌込み溝37の所
定位置、言い換えると、受止め溝155の一端部には連
結軸100の頭部101に当接してこれ以上の連結軸1
00の移動を阻止するストッパ部186が設けられてい
る。このストッパ部186は、外枠体31の外上壁部3
5の一部がカシメ等によって内側(嵌込み溝37側)に
向けて突出されることによって容易に設けることができ
る。さらに、嵌込み溝37の所定位置、言い換えると、
受止め溝155の他端部側において、その嵌込み溝37
の上下の両開口突縁39のうち、上側の開口突縁39の
一部を切除して連結軸100を挿脱可能な開口部185
を形成している。その他の構成は前記実施の形態1と同
様にして構成されるため、同一構成部分に対し同一符号
を付記してその説明は省略する。
【0052】(実施の形態3)また、図17〜図19に
示す実施の形態3においては、内枠体51の内枠コ−ナ
具70の一方の翼片71に回動軸91によって装着され
た開閉用アーム90の他端近傍部を上方に向けて傾斜状
に屈曲し、その先端部に連結軸100を取り付けてい
る。一方、外枠体31の外上壁部35の内側に取り付け
られた受止め部材150には、開閉用アーム90の連結
軸100を挿脱可能に受け止める開口部を上端に有する
受止め溝155をほぼL字状に形成したものである。但
しこの場合、受止め溝155の上端開口部に対し開閉用
アーム90の連結軸100を挿脱する際、外上壁部35
の嵌込み溝37の上側の開口突縁39が妨害物とならな
いようにその上側の開口突縁39の一部を切除187し
ている。その他の構成は前記実施の形態1と同様にして
構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記し
てその説明は省略する。
【0053】(実施の形態4)また、図20と図21に
示す実施の形態4においては、外枠体31の外上壁部3
5の外側面に外枠コ−ナ具40に対する嵌込み溝37を
形成したものである。その他の構成は前記実施の形態3
と同様にして構成されるため、同一構成部分に対し同一
符号を付記してその説明は省略する。
【0054】(実施の形態5)また、図22と図23に
示す実施の形態5においては、外枠体31の外上壁部3
5の内側に取り付けられた受止め部材150に対し、開
閉用アーム90の連結軸100を挿脱可能に受け止める
受止め溝155を実施の形態1とは逆方向の内枠コ−ナ
具70に接近する方向に上向き傾斜状に形成するととも
に、その受止め溝155の先端を受止め部材150上端
に開口したものである。その他の構成は前記実施の形態
1と同様にして構成されるため、同一構成部分に対し同
一符号を付記してその説明は省略する。
【0055】(実施の形態6)また、図24に示す実施
の形態6においては、内枠体51の内下壁部53の外側
面に第2の内枠コ−ナ具70aに対応する嵌込み溝57
aを形成し、内枠体51を強固に枠組み構成したもので
ある。その他の構成は前記実施の形態1と同様にして構
成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記して
その説明は省略する。
【0056】(実施の形態7)また、図25に示す実施
の形態7においては、内枠体51の内下壁部53の内側
面に第2の内枠コ−ナ具70bに対応する嵌込み溝57
bを形成し、内枠体51を強固に枠組み構成したもので
ある。その他の構成は前記実施の形態1と同様にして構
成されるため、同一構成部分に対し同一符号を付記して
その説明は省略する。
【0057】(実施の形態8)また、図26に示す実施
の形態8においては、天井板1裏側の所定高さ位置に断
面コの字状の取付部材6を配設する一方、外枠体31の
外上壁部35に対し上下方向に長い吊下部材11の下端
部をネジ18によって固定している。そして、吊下部材
11の上部に締付部材24をボルト28とナット29に
よって上下方向に位置調整可能に締め付けことによって
取付部材6の上片6aに対し外枠体31を取り付けたも
のである。その他の構成は前記実施の形態1又は2と同
様にして構成されるため、同一構成部分に対し同一符号
を付記してその説明は省略する。
【0058】(実施の形態9)また、図27〜図29に
示す実施の形態9においては、内枠体51を構成する縦
横の各内枠材52のうち、隣接する内枠材52の内上壁
部55のコーナ部近傍において、平面形状ほぼL字状の
コーナ係合片55aを外側に向けてそれぞれ切り起し状
に形成している。一方、内枠コ−ナ具70の直角状をな
す各翼片71の所定位置には、その下端から上端部近傍
に向けて各コーナ係合片55aに対応するスリット状の
係合溝71aをそれぞれ切り欠き形成している。そし
て、隣接する内枠材52の内上壁部55の各コーナ係合
片55aの上方から内枠コ−ナ具70の各翼片71を、
その係合溝71aにおいて差し込んだ状態において、各
コーナ係合片55aの先端部を内枠コ−ナ具70の各翼
片71に向けてかしめることによって、固定し、内枠体
51を矩形に枠組構成したものである。また、内枠体5
1の内下壁部53の外側面には、第2の内枠コ−ナ具7
0aに対応する嵌込み溝57aを形成し、内枠体51を
強固に枠組み構成している。また、内枠体51を構成す
る縦横の各内枠材52のうち、一方で対向する内枠材5
2の内上壁部55のコーナ部寄り外側面に座部55bを
突設し、その座部55bに対し、開閉用アーム90の長
手方向の一端部を回動軸91によって回動可能に装着し
ている。その他の構成は前記実施の形態1又は2と同様
にして構成されるため、同一構成部分に対し同一符号を
付記してその説明は省略する。
【0059】(実施の形態10)また、図30に示す実
施の形態10においては、内枠体51を構成する縦横の
各内枠材52のうち、所要とする内枠材52の内上壁部
55の外側において施錠部材120を錠ブラッケト12
5によって回動操作可能に組み付けたものである。施錠
部材120の施錠板130は、錠ブラッケト125の軸
受け部の上方に位置して、かつ外枠体31の外上壁部3
5の上縁に係脱可能に係合して、外枠体31に対し内枠
体51を施錠する。また、施錠部材120の軸体121
の下端部は、内枠体51の中段差部54及び内蓋板80
を貫通して内蓋板80の下面から若干突出している。こ
の軸体121の下端面には、その軸体121と共に施錠
板130を回動操作するためのコイン等が差し込まれる
回動溝123が凹設されている。その他の構成は前記実
施の形態1と同様にして構成されるため、同一構成部分
に対し同一符号を付記してその説明は省略する。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
外枠体に対する内枠体の水平方向のガタツキを防止する
ことができるとともに、外枠体と内枠体との間に開閉用
アームを配設するためのスペースを容易に確保すること
ができる。しかも、外枠体及び内枠体の各枠部の強度を
高めて耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の天井点検口の外枠
体、内枠体及び開閉用アームの関係を示す図7のI−I
線に基づく断面図である。
【図2】同じく外枠体、内枠体及び開閉用アームの関係
を示す図1のII−II線に基づく断面図である。
【図3】同じく外枠体、内枠体、下止め部材及び施錠部
材の関係を示す図7のIII−III線に基づく断面図
である。
【図4】同じく外枠体、内枠体及び開閉用アームの関係
を示す図7のIV−IV線に基づく断面図である。
【図5】同じく外枠体の吊下げ手段並びに内枠体の蓋板
支持部材を示す図7のV−V線に基づく断面図である。
【図6】同じく内枠体に対し蓋板支持部材によって異な
る内蓋板を装着した実施態様を示す断面図である。
【図7】同じく天井点検口全体を簡略化して示す平面図
である。
【図8】同じく外枠コ−ナ具を示す斜視図である。
【図9】同じく縦横の各外枠材が外枠コ−ナ具によって
枠組みされた外枠体のコーナ部を示す説明図である。
【図10】同じく内枠コ−ナ具を示す斜視図である。
【図11】同じく縦横の各内枠材が内枠コ−ナ具によっ
て枠組みされて内枠体のコーナ部を示す説明図である。
【図12】同じく外枠体に対し内枠体を開放するに先だ
って施錠部材を解錠した状態を示す断面図である。
【図13】同じく外枠体の外上壁部の上縁に沿って下止
め部材を滑走しながら内枠体を所定の開度まで開いた状
態を示す説明図である。
【図14】同じく外枠体の外上壁部を下止め部材が通過
した後の内枠体を開放状態を示す断面図である。
【図15】この発明の実施の形態2の外枠体、内枠体及
び開閉用アームの関係を示す断面図である。
【図16】同じく図15のXVI−XVI線に基づく断
面図である。
【図17】この発明の実施の形態3の外枠体、内枠体及
び開閉用アームの関係を示す断面図である。
【図18】同じく図17のXVIII−XVIII線に
基づく断面図である。
【図19】同じく図17のXIX−XIX線に基づく断
面図である。
【図20】この発明の実施の形態4の外枠体、内枠体及
び開閉用アームの関係を示す断面図である。
【図21】同じく図20のXXI−XXI線に基づく断
面図である。
【図22】この発明の実施の形態5の外枠体、内枠体及
び開閉用アームの関係を示す断面図である。
【図23】同じく図22のXXIII−XXIII線に
基づく断面図である。
【図24】この発明の実施の形態6を示す断面図であ
る。
【図25】この発明の実施の形態7を示す断面図であ
る。
【図26】この発明の実施の形態8を示す断面図であ
る。
【図27】この発明の実施の形態9の内枠体のコーナ部
を示す斜視図である。
【図28】同じく外枠体を破断して内枠体を側面から表
した部分断面図である。
【図29】同じく図28のXXIX−XXIX線に基づ
く断面図である。
【図30】この発明の実施の形態10を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 天井板 2 開口部 30 天井点検口 31 外枠体 32 外枠材(外枠部) 33 外下壁部 34 上段差部 35 外上壁部 37 嵌込み溝 38 係合縁 40 外枠コ−ナ具 41 翼片 51 内枠体 52 内枠材(内枠部) 53 内下壁部 54 中段差部 55 内上壁部 57 嵌込み溝 58 張出覆い縁 70 内枠コ−ナ具 71 翼片 90 開閉用アーム 91 回動軸 100 連結軸 110 下止め部材(閉止手段) 120 施錠部材(閉止手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井板の開口部に装着される外枠体と、 前記外枠体の開口部に対し一方向に長い一対の開閉用ア
    ームによって開閉可能に組み付けられる内枠体と、 前記外枠体と前記内枠体との間に跨って係脱可能に配設
    され同内枠体を閉じ状態に閉止する閉止手段と、を備え
    た天井点検口であって、 前記外枠体は、その外枠部の断面において、前記天井板
    の開口部の内周面に沿う外下壁部と、その外下壁部から
    内側に向けて張り出された上段差部と、その段差部から
    上方に向けて設けられた外上壁部とを有する一方、 前記内枠体は、その内枠部の断面において、前記外下壁
    部の内周面に沿う内下壁部と、その内下壁部から前記上
    段差部の下面に沿って張り出された中段差部と、前記外
    上壁部の内周面に沿いかつ前記中段差部から上方に向け
    て設けられた内上壁部とを有し、 前記外下壁部から張り出された上段差部の張り出し寸法
    に対し、前記内下壁部から張り出された中段差部の張り
    出し寸法が大きく設定され、これによって前記外上壁部
    と前記内上壁部との間に構成された隙間内おいて前記開
    閉用アームが配設されている天井点検口。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の天井点検口であって、 外枠体の上段差部と内枠体の中段差部との間には気密性
    を有するシール部材が設けられている天井点検口。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の天井点検口であ
    って、 外枠体には、その外下壁部の下端部において天井板の開
    口部の下端縁に向けて張り出す係合縁が形成される一
    方、 内枠体には、その内下壁部の下端部において、前記係合
    縁を覆う張出覆い縁が形成されている天井点検口。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の天井点検口であって、 外枠体の係合縁と、内枠体の張出覆い縁との間には気密
    性を有するシール部材が設けられている天井点検口。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の天
    井点検口であって、 開閉用アームの長手方向の一端部は、内枠体のコーナ部
    に接近する側において、同内枠体の内上壁部側に回動軸
    を中心として回動可能に装着され、 前記開閉用アームの他端部には、前記内枠体のコーナ部
    から離反する側において、外枠体の外上壁部側に配設さ
    れた開口部を有する受止め部に挿脱可能に差し込まれる
    連結軸が組み付けられている天井点検口。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の天井点検口であって、 外枠体の外上壁部に対し、開閉用アームの連結軸が挿脱
    可能に差し込まれる開口部を有する受止め部が形成され
    ている天井点検口。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の天井点検口であって、 外枠体の外上壁部の内側には受止め部材が装着され、そ
    の受止め部材には、開閉用アームの連結軸が挿脱可能に
    差し込まれる開口部を有する受止め部を構成する切り欠
    き状の受止め溝が形成されている天井点検口。
  8. 【請求項8】 請求項5、又は6、又は7のいずれか一
    項に記載の天井点検口であって、 受止め部は、外枠体の下端部開口縁と、開閉用アームの
    連結軸の中心とを結ぶ線のほぼ延長線上に設けられ、 前記外枠体に対し内枠体が閉止された状態にあるとき、
    前記開閉用アームの回動軸の中心と前記外枠体の下端部
    開口縁との距離をL1とし、前記開閉用アームの連結軸
    と回動軸との中心間距離をL2とする一方、 前記外枠体に対し内枠体を開放する際に前記受止め部に
    沿って移動する前記連結軸の中心と前記外枠体の下端部
    開口縁までの距離をLとしたときに、 L≧L1+L2の関係が確保できるように、前記受止め
    部の長さが設定されている天井点検口。
  9. 【請求項9】 請求項5、又は6、又は7、又は8のい
    ずれか一項に記載の天井点検口であって、 外枠体の外上壁部には、受止め部の開口部から開閉用ア
    ームの連結軸が抜け出ることを防止するための弾性体よ
    りなる抜止部材が設けられ、 前記抜止部材は、その弾性変形によって前記開閉用アー
    ムの連結軸を抜け出しを許容する構成にしてある天井点
    検口。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項に記載の
    天井点検口であって、 外上壁部と内上壁部との間の隙間内おいて開閉用アーム
    がほぼ水平状態で配設されている天井点検口。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項に記載
    の天井点検口であって、 外枠体は、その外枠部が縦横の各外枠材によって形成さ
    れるとともに、これら縦横の各外枠材が外枠コ−ナ具に
    よって矩形に枠組みされることによって構成され、 内枠体は、その内枠部が縦横の各内枠材によって形成さ
    れるとともに、これら縦横の各内枠材が内枠コ−ナ具に
    よって矩形に枠組みされることによって構成されている
    天井点検口。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の天井点検口であっ
    て、 内枠体の内上壁部の外側には、外向きに開口する嵌込み
    溝が凹設され、 内枠コ−ナ具は直角状をなす翼片を有し、これら翼片が
    前記隣接する内枠材の嵌込み溝にそれぞれ差し込まれて
    固定されることによって内枠体が枠組され、 前記内枠コ−ナ具の一方の翼片に対し開閉用アームの長
    手方向の一端部が回動軸によって回動可能に装着されて
    いる天井点検口。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の天井点検口であっ
    て、 隣接する内枠材の内上壁部のコーナ部近傍には、外側に
    向けてコーナ係合片がそれぞれ切り起し状に形成され、 内枠コ−ナ具は直角状をなしかつ前記各コーナ係合片に
    対応するスリット状の係合溝がそれぞれ設けられた翼片
    を有し、これら翼片が、その係合溝において前記コーナ
    係合片の上方から差し込まれて固定されることによって
    内枠体が枠組される一方、 前記隣接する内枠材のうち、一方の内枠材の内上壁部の
    コーナ部寄り外側面には、開閉用アームの長手方向の一
    端部を回動軸によって回動可能に装着するための座部が
    突設されている天井点検口。
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