JP2002121936A - 車両用ドアのキーシリンダ取付構造 - Google Patents

車両用ドアのキーシリンダ取付構造

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JP2002121936A JP2000318387A JP2000318387A JP2002121936A JP 2002121936 A JP2002121936 A JP 2002121936A JP 2000318387 A JP2000318387 A JP 2000318387A JP 2000318387 A JP2000318387 A JP 2000318387A JP 2002121936 A JP2002121936 A JP 2002121936A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キーシリンダの上方向への支持剛性を簡易な構
成によって向上させる車両用ドアのキーシリンダ取付構
造を得ること。 【解決手段】 ドアアウタパネル3に取り付けられるド
アアウタハンドル取付部10のハンドルエスカッション
11にキーシリンダを保持する略円筒状のホルダを設
け、キーシリンダのケース本体31の下側にホルダの切
欠部から下方に突出し下端が突出形成されると共にケー
ス本体31と協働して切欠部の端縁を挟持する膨出部4
0を設け、ケース本体31の上側にホルダの切欠部から
上方に突出してドアアウタパネル3の取付フランジ部5
に固設される取付部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアのキー
シリンダ取付構造に関し、特にドアアウタパネルに形成
されたドアハンドル取付け用開口部に取り付けられるハ
ンドルエスカッションと、キーの回動操作によりドアロ
ックを解除するキーシリンダとを有する車両用ドアのキ
ーシリンダ取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】例えば、実公平7−51572号公報に開
示され、かつ図8に斜視図、図9に図8のX−X線断面
図に示すように、ハンドルエスカッション100に突設
されたホルダ101にキーシリンダ103が係入されて
いる。
【0003】キーシリンダ103は、図8に示すよう
に、円筒状のケース104と、ケース104内に回転自
在に保持されたロータ105を有し、ロータ105の基
端には、図9に示すように、ハンドルエスカッション1
00の開口穴106を介してキーが挿通されるキー穴1
07が設けられ、ロータ105の先端には軸心に直交す
る方向に延出するようにアーム108が固設され、キー
の回動操作によりアーム108先端が上下に揺動され
る。
【0004】アーム108の先端には、ドアのロック及
びその解除を行うドアロック機構(図示せず)に連結さ
れたロッドの先端(図示せず)がピン結合されており、
ロータ105の回動によるアーム108の揺動によりロ
ッドが上方に引っ張られることによって、ドアロックが
解除される。
【0005】キーシリンダ103のケース104の一方
端部には、下方に向かって略Z字状のクリップ110が
延設されており、クリップ110の下端110aとハン
ドルエスカッション100の下端縁100aとの間でド
アアウタパネル111の開口縁部111aが挟持されて
いる。
【0006】上記構成を有する車両用ドアの取り付け構
造によれば、ハンドルエスカッション100の上端縁1
00bは、ドアアウタパネル111の開口縁部111a
の上部から延設された取付フランジ部112に固定さ
れ、下端縁100aはクリップ110下端110aとの
協働によりドアアウタパネル111を挟持することによ
って、キーシリンダ103はドアアウタパネル111に
対して強固かつ確実に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリッ
プ110の下端110aはドアアウタパネル111に接
面されているのみで、キーシリンダ103に入力される
上方向の力に対しては何らの抗力をも有さない。従っ
て、キーシリンダ103の上方への移動に対する支持剛
性は低かった。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、キーシリンダの上方向への支持剛
性を簡易な構成によって向上させる車両用ドアのキーシ
リンダ取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の発明による車両用ドアのキーシリンダ取付
構造は、ドアアウタパネルのドアハンドル取付け用開口
部に取り付けられるハンドルエスカッション及びハンド
ルエスカッションに取り付けられキーの回動操作により
ドアロックを解除するキーシリンダを有する車両用ドア
のキーシリンダ取付構造において、ハンドルエスカッシ
ョンは、ドア内側に略水平方向に突設される略円筒状で
少なくとも下側に切欠部が形成されたホルダを有し、キ
ーシリンダがロータとケースを有し、ケースがホルダ内
に嵌合されると共にロータを回転自在に保持するケース
本体と、ケース本体に延設されて切欠部から下方に下端
が突出形成されると共にケース本体と協働して切欠部の
端縁を挟持する膨出部と、を有することを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によれば、キーシリンダ
は、ケース本体に延設されて下側切欠部から下方に下端
が突出形成されると共にケース本体と協働して切欠部の
端縁を挟持する膨出部を有することから、キーシリンダ
に対してキー操作等による押し込み力が作用した場合や
上方向の力が作用した場合に、その力をケース本体下部
の膨出部と上部の取付部とで受け止めることができ、キ
ーシリンダの支持剛性を向上させることができる。
【0011】請求項2に記載の発明による車両用ドアの
キーシリンダ取付構造は、前記膨出部は、ハンドルエス
カッションと協働してドアアウタパネルを挟持すること
を特徴とする。請求項2の発明によれば、ドアアウタパ
ネルは、ハンドルエスカッションと膨出部によって挟持
されるため、請求項1の発明の作用に加えて、ハンドル
エスカッションをより強固にドアアウタパネルに取り付
けることができる。従って、車両用ドアの取付剛性を向
上させることができる。
【0012】請求項3に記載の発明による車両用ドアの
キーシリンダ取付構造は、前記ケースは、ケース本体と
膨出部が別体に形成され、膨出部がケース本体に着脱自
在に設けられたことを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、ケース本体と膨
出部を別体に形成し、膨出部をケース本体に着脱自在と
したことから、膨出部をケースとは別部材によって構成
し、例えばケース本体がダイカストにより成形された軽
合金製とし、膨出部を樹脂製とした場合には、樹脂化し
た分だけキーシリンダの重量を軽量化することができ、
かつキーシリンダに当接されるドアアウタパネルの振動
を抑制でき、異音の発生を防止できる。
【0014】請求項4に記載の発明による車両用ドアの
キーシリンダ取付構造は、ケース本体と膨出部とが別体
に形成され、ケース本体は下面に突設された断面逆T字
状のレール部を有し、膨出部は、膨出部の上面の間にレ
ール部が介在されるように対をなして立設されて下側切
欠部の端縁と当接される外側面をそれぞれ有する腕部
と、腕部の上端で互いに接近する方向に突設してレール
部を係止する爪部とを有することを特徴とする。
【0015】請求項4の発明によれば、膨出部とケース
本体との嵌合により、腕部の外側面に下側切欠部の端縁
が当接されることによって、ケース本体に対して上方に
向かう力が加えられた場合に、爪部が互いに離反する方
向に移動する外開きを防止することができる。従って、
下部の切欠部端部を膨出部とケース本体との間で確実に
挟持することができ、ケース本体の上方への移動を抑制
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明が適用される自動車の側面を示す説明図、図2は、
ドアアウタハンドルをドアアウタパネルの内側から概略
的に示した斜視図、図3は、図1のA−A線断面図、図
4は、図3のB方向矢視図である。
【0017】図1中で符号10は自動車1のサイドドア
2に設けられたドアアウタハンドル取付部であり、ドア
アウタハンドル取付部10は、サイドドア2のドアアウ
タパネル3後部に開口形成されたドアハンドル取付け用
の開口部4に設けられている。開口部4は、横長の楕円
形状を有しており、図2に示すように、上部2カ所にハ
ンドルエスカッション11を取り付けるための取付フラ
ンジ部5が延設されている。
【0018】取付フランジ部5は、図3に示すように、
開口部4の上端縁4aからドア内側(図中で矢印In方
向)に向かって折曲され、突出端で下方に向かって折曲
された略L字形状を有しており、取付ボルト7が挿通さ
れる取付穴6が形成されている。
【0019】ドアアウタハンドル取付部10は、開口部
4を覆うハンドルエスカッション11と、図示していな
いドア開閉機構に連結されたハンドル部19と、ドアロ
ック及びその解除を行うキーシリンダ20を有してい
る。ハンドルエスカッション11は、ドアアウタパネル
3のドア外側から開口部4を閉塞する形状を有してお
り、前部にはハンドル部19がドア開閉操作可能に支持
され、後部にはキー挿通穴12が開口形成されている。
そして、ハンドルエスカッション11のドア内側には、
ハンドルエスカッション11をドアアウタパネル3に固
定するための固定部14と、キーシリンダ20を保持す
るホルダ15が略水平方向に突設されている。
【0020】固定部14は、略円柱状に形成されてお
り、突出端面にはインサートナット13が没入固定され
ている。ホルダ15は、キー挿通穴12に連通しかつそ
の周縁からドア内側に向かって突設された略円筒形状を
有しており、図3及び図4に示すように、上部と下部に
はそれぞれホルダ先端15aからホルダ基端15bに向
かって一定幅で切り欠かれた上側及び下側の切欠部1
6、17が設けられている。また、ホルダ15内の互い
に対向する内周面にはそれぞれホルダ15の軸方向に亘
って径方向に凹設された凹陥溝18が設けられている。
【0021】キーシリンダ20は、図4に示すように、
ロータ21と、取付フランジ部5及びハンドルエスカッ
ション11に固定されるケース30を有しており、ケー
ス30は、ロータ21を回転自在に支持する内径穴を有
した略円筒状のケース本体31と、取付フランジ部5に
ボルト固定される取付部35と、ケース本体31との協
働によりホルダ15の下側切欠部17の下端縁を支持す
る膨出部40を有している。
【0022】ケース本体31は、ホルダ15内に嵌入さ
れる外径面部32と、凹陥溝18に嵌入される凸条部3
3を有している。取付部35は、上側切欠部16内に介
在される横幅と所定の厚さを有した平板形状を有してお
り、固定部14と対向する位置に取付ボルト7が挿通さ
れるボルト穴36が設けられている。
【0023】膨出部40は、ケース本体31の下部に沿
って設けられており、ケース本体31の下部から互いに
対向して垂下する縦壁部41と、縦壁部41の下端から
互いに離反する方向に折曲された上面部42と、上面部
42の外側端で下方に向かって折曲された外側壁部43
と、外側壁部43の下端間に亘って設けられる底面部4
4とを有しており、ケース本体31がホルダ15に保持
された状態で、縦壁部41は下側切欠部17の下端縁と
当接し、上面部42はケース本体31と協働して下側切
欠部17の下端縁を挟持するように形成されている。
【0024】また、図3に示すように、膨出部40はケ
ース本体31から下方に向かって垂下する正面壁部45
を有しており、ケース本体31のホルダ15内への保持
によって正面壁部45がドアアウタパネル3の開口部4
の下端縁部4bに当接してハンドルエスカッション11
に対向し、ハンドルエスカッション11との間にドアア
ウタパネル3の開口部4の下端縁部4bを挟持するよう
に形成されている。
【0025】ロータ21には、ハンドルエスカッション
11のキー挿通穴12を介してキーが挿通されるキー穴
22が設けられており、キー穴22に挿通されたキーの
操作によってケース本体31内で回動自在とされる構造
を有している。ロータ21の先端には径方向に延出する
ようにアーム23が固設され、アーム23の先端には、
図示していないドアロック機構に連結されたロッドの先
端が連結されており、ロータ21の回動によってアーム
23の先端が上方に移動されるとドアロック機構のドア
ロックが解除されるように構成されている。
【0026】上記構成を有するキーシリンダ20は、ロ
ータ21のキー穴22がハンドルエスカッション11の
キー挿通穴12に対向し、取付部35がホルダ15の上
側切欠部16に挿通され、膨出部40が下側切欠部17
に挿通されるように、ホルダ先端15a側からホルダ1
5内に嵌入されることによってハンドルエスカッション
11に保持される。
【0027】そして、ハンドルエスカッション11は、
固定部14と取付部35との間でドアアウタパネル3の
取付フランジ部5を挟持し、取付部35のボルト穴36
及び取付フランジ部5の取付穴6を介して取付ボルト7
を固定部14のインサートナット13内に螺入すること
によってドアアウタパネル3に固定される。
【0028】従って、キーがキー穴22からロータ21
内に差し込まれ、キーシリンダ20に図3中で矢印F方
向に向かう押し込み力が作用した場合、ケース30には
取付部35のボルト穴36を回転中心とした図中で矢印
M方向のモーメントが働き、ケース30の下部がドアア
ウタパネル3から離間しかつ上方に移動される方向(図
中で矢印R方向)に付勢されるが、ケース本体31がホ
ルダ15内に保持され、取付部35がドアアウタパネル
3及びハンドルエスカッション11に固定されており、
また、膨出部40の上面部42がケース本体31と協働
して下側切欠部17の下端縁を挟持しているため、ケー
ス30の上方への移動が防止される。従って、キーによ
る押し込み力Fをキーシリンダ20の上部と下部の両端
で受け止めることができ、キーシリンダ20の支持剛性
を向上させることができる。
【0029】特に、盗難などの不法行為によってキー穴
22からロータ21内に長尺物の先端が差し込まれ、ア
ーム23側がキー穴22側よりも上方に移動する方向、
すなわち矢印M方向にキーシリンダ20が無理にこじら
れた場合に、従来は図9に示すように、ケース104の
上部が固定され、クリップ110の下端110aがドア
アウタパネル111に接面されているのみであったこと
から、係る方向への入力に対してクリップ110は何ら
作用せず、キーシリンダ103は容易に変形され、アー
ム108側が上方に持ち上げられてドアロック機構のド
アロックが解除されることが懸念されていたが、本発明
によれば、ホルダ15の下側切欠部17の下端縁がケー
ス本体31と膨出部40との間に挟持されていることか
ら、係る力の入力に対してアーム23側が上方に持ち上
げられるのを防止でき、キーシリンダ20の変形による
ドアロックの解除を簡易な構成によって確実に防止する
ことができる。
【0030】また、上記構成によれば、キーシリンダ2
0を一本の取付ボルト7で固定することができ、同時に
膨出部40の正面壁部45とハンドルエスカッション1
1との間で開口部4の下端縁部4bを挟持することがで
きる。従って、取付容易性を損なうことなく、ドアアウ
タハンドル取付部10のドアアウタパネル3への取付剛
性を向上させることができる。
【0031】(第2の実施の形態)図5は、第2の実施
の形態を説明する分解斜視図、図6は、図5のC−C線
断面図、図7は、図6のD方向矢視図であり、第1の実
施の形態における図2、図3、図4にそれぞれ対応して
いる。尚、第1の実施の形態と同様の構成要素には同一
の符号を付することでその詳細な説明を省略する。
【0032】本実施の形態において第1に特徴的なこと
は、ケース30の膨出部40をケース本体31とは別体
に設けたことであり、第2に特徴的なことは、膨出部4
0の材質を合成樹脂としたことである。
【0033】本実施の形態におけるケース本体31は、
ダイカストによって形成された軽合金によって構成さ
れ、ホルダ15の下側切欠部17間に亘る平面状の下面
34を有し、その中央には軸方向に沿って突起部37が
突設され、突起部37の基端両側にはそれぞれ軸方向に
延在する凹溝38が凹設されて、断面が逆T字形のレー
ル部39が形成されている。
【0034】一方、膨出部40は、合成樹脂によって構
成されており、縦壁部41の上端間に亘ってケース本体
31の下面34に接面する頭頂面部46を有し、頭頂面
部46の中央には、レール部39が係入される係入溝4
7が凹設されて、上面部42上に対向して起立する一対
の腕部49が形成されている。腕部49の上端には互い
に相対向するように爪部48が突設されており、爪部4
8は、凹溝38に係入される形状を有している。
【0035】また、特に図示していないが、ケース本体
31の突起部37の下面にはラッチが突設され、突起部
37下面に接面する係入溝47底面にはラッチが没入さ
れるラッチ穴が凹設されている。従って、膨出部40を
ケース本体31のアーム23側から係入溝47内にレー
ル部39が係入されるように移動させ、膨出部40とケ
ース本体31を結合し、ラッチをラッチ穴に没入させる
ことによって、ケース本体31と膨出部40との軸方向
の位置関係が固定される。
【0036】上記構成を有するキーシリンダ20によれ
ば、膨出部40を合成樹脂によって構成したことから、
キーシリンダ20に当接されるドアアウタパネル3の振
動を抑制して異音の発生を防止することができ、また、
ドアアウタパネル3の開口部4の下端縁部4bに合成樹
脂製の膨出部40が当接されることから、ドアアウタパ
ネル3の当接面を保護することができ、発傷に起因した
錆の発生を防止することができる。また、樹脂化するこ
とによって、キーシリンダ20の軽量化を図ることがで
きる。
【0037】そして、第1の実施の形態と同様に膨出部
40の上面部42がケース本体31と協働して下側切欠
部17の下端縁を挟持することから、キーシリンダ20
の上方向への移動を防止し、キーシリンダ20の支持剛
性を向上させることができる。そして、膨出部40の正
面壁部45とハンドルエスカッション11との間で開口
部4の下端縁部4bを挟持することができるので、ドア
アウタハンドル取付部10のドアアウタパネル3への取
付剛性を向上させることができる。更に、ホルダ15が
下方に移行するに従って漸次膨出部の縦壁部41に接近
し切欠部の下端縁で縦壁部41と当接していることか
ら、ケース本体31に上方へ向かう力が働いた場合に、
下側切欠部17の下端縁によって膨出部40の縦壁部4
1を押圧させることができ、爪部48が外方に変形移動
される、いわゆる外開きを防止することができ、ケース
本体31と膨出部40との結合をより強固でかつ確実に
行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用ドアのキーシリンダ取付構造によれば、ケース本体と
膨出部との間でホルダの切欠部の下端縁を挟持してケー
スの下部を支持することから、簡易な構成によって上方
向へ向かう力に対するキーシリンダの支持剛性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動車の側面を示す説明図
である。
【図2】ドアアウタハンドル取付部をドアアウタパネル
の内側から概略的に示した斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図3のB方向矢視図である。
【図5】第2の実施の形態を説明する分解斜視図であ
る。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図6のD方向矢視図である。
【図8】従来技術を説明する斜視図である。
【図9】図8のX−X線断面図である。
【符号の説明】
3 ドアアウタパネル 4 開口部 5 取付フランジ部 10 ドアアウタハンドル取付部 11 ハンドルエスカッション 15 ホルダ 16 上側切欠部 17 下側切欠部 20 キーシリンダ 21 ロータ 30 ケース 31 ケース本体 35 取付部 40 膨出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアアウタパネルのドアハンドル取付け
    用開口部に取り付けられるハンドルエスカッション及び
    前記ハンドルエスカッションに取り付けられキーの回動
    操作によりドアロックを解除するキーシリンダを有する
    車両用ドアのキーシリンダ取付構造において、 前記ハンドルエスカッションは、ドア内側に略水平方向
    に突設される略円筒状で少なくとも下側に切欠部が形成
    されたホルダを有し、 前記キーシリンダは、ロータとケースを有し、 該ケースは、 前記ホルダ内に嵌合されると共に前記ロータを回転自在
    に保持するケース本体と、 該ケース本体に延設されて前記切欠部から下方に下端が
    突出形成されると共に前記ケース本体と協働して前記切
    欠部の端縁を挟持する膨出部と、を有することを特徴と
    する車両用ドアのキーシリンダ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記膨出部は、 前記ハンドルエスカッションと協働して前記ドアアウタ
    パネルを挟持することを特徴とする請求項1に記載の車
    両用ドアのキーシリンダ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ケースは、 前記ケース本体と前記膨出部が別体に形成され、前記膨
    出部がケース本体に着脱自在に設けられたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の車両用ドアのキーシリンダ
    取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ケース本体と前記膨出部とが別体に
    形成され、 前記ケース本体は、下面に突設された断面逆T字状のレ
    ール部を有し、 前記膨出部は、該膨出部の上面の間に前記レール部が介
    在されるように対をなして立設されて前記下側切欠部の
    端縁と当接される外側面をそれぞれ有する腕部と、前記
    腕部の上端で互いに接近する方向に突設して前記レール
    部を係止する爪部とを有することを特徴とする請求項3
    に記載の車両用ドアのキーシリンダ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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