JPH0545730Y2 - - Google Patents

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JPH0545730Y2
JPH0545730Y2 JP7129687U JP7129687U JPH0545730Y2 JP H0545730 Y2 JPH0545730 Y2 JP H0545730Y2 JP 7129687 U JP7129687 U JP 7129687U JP 7129687 U JP7129687 U JP 7129687U JP H0545730 Y2 JPH0545730 Y2 JP H0545730Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、不使用時の自動車の盗難をより確
実に防止できるようにした自動車の盗難防止装置
に関する。
(従来の技術) 上記自動車の盗難防止装置には、従来、第7図
で示すように構成されたものがある。
図はバツクドアの部分平面断面を示す図であ
り、図中41はドアのアウタパネル、42はこの
ドアの内部である。このドアの内部42には、ド
アを閉じた状態でこのドアを車体静止側にロツク
するロツク手段43が配設されている。このロツ
ク手段43はドアをロツクさせた状態で施錠、解
錠操作できるようになつている。
一方、上記アウタパネル41には貫通孔44が
形成されると共に、このアウタパネル41の外面
側にはドアハンドル45を上下回動自在に枢支し
てある。このドアハンドル45は上記貫通孔44
を貫通してドアの内部42に向つて延びるハンド
ルアーム46を有し、このハンドルアーム46の
車内側端に上記ロツク手段43が連動される。
そして、上記ロツク手段43を解錠操作したと
きのみ、ハンドルアーム46の下方回動にロツク
手段43が連動してドアのロツクが解除されるよ
うになつており、これによりこのドアを開閉する
ことができる。一方、上記ロツク手段43を施錠
操作したときにはこのロツク手段43はロツクさ
れてハンドルアーム46によつては作動せず、こ
のドアは閉状態にロツクされたままに保たれる。
また、上記貫通孔44を通して車外から針金等
により施錠状態のロツク手段43が解錠操作され
ないようにするため、上記貫通孔44を覆いハン
ドルアーム46の中途部に外嵌されるカバー板4
7が設けられる。また、このカバー板47を上記
貫通孔44を形成した部分のアウタパネル41に
沿うように上下摺動自在に支持する支持枠48が
上記貫通孔44の開口縁を縁取るように設けられ
る。この支持枠48の外面には一対の係止溝4
9,49が形成されており、支持枠48を貫通孔
44の開口縁に取り付ける場合には、一旦、支持
枠48を弾性変形させてこれを貫通孔44内に嵌
入し、ここで、支持枠48を元の形状に戻すとき
に、両係止溝49,49を貫通孔44の互いに対
向する開口縁に嵌め込み、これにより、この支持
枠48を上記貫通孔44の開口縁に取り付けてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来構成の場合、支持枠48を
アウタパネル41に強固に取り付けるには、この
支持枠48の係止溝49を深くしてこの係止溝4
9に対する貫通孔44の開口縁の嵌り込みを深く
することが好ましい。しかし、このようにする
と、貫通孔44の開口縁に支持枠48を嵌着させ
ようとするとき、上記のように嵌り込みを深くし
た分だけ支持枠48を大きく弾性変形させること
が必要となり、このため、アウタパネル41に対
する支持枠48の取付作業が煩雑となつている。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、自動車の盗難防止用のカバー板を支
持する支持枠をアウタパネルの貫通孔の開口縁に
容易に取り付けることができるようにし、かつ、
この支持枠が盗難防止の機能を損なわないように
することを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、アウタパネルに貫通孔を形成し、こ
の貫通孔の対向する開口縁に嵌め込ませる一対の
係止溝を支持枠の外面に形成し、上記両係止溝間
の支持枠の一部を切断してスリツトを形成し、こ
のスリツトを貫通孔の軸心に対して傾斜させた点
にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図から第5図に
より説明する。
第2図において、1は自動車で、その車体2の
後面にはバツクドア3が設けられる。このバツク
ドア3はその上端が車体2に枢支され、下端が上
下回動自在となつている。そして、このバツクド
ア3の回動で車体2の後面に形成されたドア開口
が開閉される。
上記バツクドア3は板金製のドア本体5と、こ
のドア本体5の上方に形成されるドア窓6とで構
成されている。上記ドア本体5は所定間隔をあけ
て互いに対面するアウタパネル7と、図示しない
インナパネルとを有し、これらアウタパネル7と
インナパネルの端縁は互いに接合されている。
一方、上記ドア窓6は同上ドア本体5に一体成
形された窓枠8を有し、同上ドア本体5の上端と
この窓枠8とで形成された窓開口を窓ガラス9で
覆つている。また、上記ドア本体5の上下方向中
途部でアウタパネル7の外面には、車幅方向に沿
つて延びるモール11が取り付けられている。更
に、上記アウタパネル7とモール11との間の空
間にバツクドア3の開閉操作用のドアハンドル1
2を設けてある。
第1図及び第3図において、上記ドア本体5の
内部5aにはバツクドア3を閉じた状態でロツク
するロツク手段13が配設されている。このロツ
ク手段13は上記バツクドア3をロツクさせた状
態で図示しないキーによりアウタパネル7の外部
から施錠、解錠操作できるようになつている。
また、上記アウタパネル7には、上下方向に長
いほぼ矩形状の貫通孔14が形成される。一方、
上記モール11にはブラケツト15がネジ止めさ
れ、このブラケツト15に軸心が車幅方向に延び
る枢支軸16により上記ドアハンドル12が枢支
されている。
上記ドアハンドル12は板金製であつて、第1
図で示すように平面視でほぼL字状をなしてい
る。このドアハンドル12は上記貫通孔14を貫
通してドア本体5の内部に向つて延びる連動アー
ムたるハンドルアーム17と、このハンドルアー
ム17の基部側に一体成形され車幅方向に沿つて
延びる車外側操作部たる取手18とで構成され
る。また、上記ハンドルアーム17は第3図中実
線で示すように上方回動する方向へ付勢され、こ
のハンドルアーム17の回動端に上記ロツク手段
13が連動するようになつている。
前記ロツク手段13が解錠操作された場合、取
手18を把持して第3図中二点鎖線と矢印Hで示
す方向にドアハンドル12を回動させれば、同図
中矢印Lで示す方向へハンドルアーム17が回動
し、これにドアロツク手段20が連動する。これ
により、バツクドア3に対するロツク手段13の
ロツク動作が解除され、バツクドア3を開くとが
可能となる。
一方、上記ロツク手段13を施錠操作すれば、
このロツク手段13は第3図中実線で示すように
上方に回動した状態でロツクされる。よつて、ド
アハンドル12を回動させようとしてもこのドア
ハンドル12にロツク手段13が連動することは
なく、ロツク手段13の施錠状態が保持され、バ
ツクドア3は閉状態にロツクされたままに保たれ
る。
また、上記貫通孔14の開口縁とハンドルアー
ム17の外面との間の間隙を通して車外から針金
等により、上記施錠状態のロツク手段13が解錠
操作されることを防止するため、貫通孔14を覆
うカバー板21と、このカバー板21を上記貫通
孔14を形成した部分のアウタパネル7に沿つて
上下摺動自在に支持する支持枠22とが設けられ
る。
第1図、第3図、及び第4図により、上記カバ
ー板21と支持枠22についてより詳しく説明す
る。
上記カバー板21は弾性のある樹脂製でほぼ矩
形状をなし、その上部には嵌合孔24を形成して
ある。この嵌合孔24をハンドルアーム17が相
対摺動自在に貫通し、このハンドルアーム17の
中途部に上記カバー板21が外嵌されこのカバー
板21はハンドルアーム17と共に上下移動す
る。
一方、上記支持枠22は樹脂製で弾性を有し、
上記貫通孔14の開口縁を縁取るように矩形に形
成されている。この支持枠22は互いに対面する
板状の左、右枠部材27,27′と上、下枠部材
28,28′とを有し、左、右枠部材27,2
7′の内面にはアウタパネル7に対して平行で上
下方向に延びる案内溝25を形成してある。そし
て、この案内溝25に上記カバー板21が上下摺
動自在に嵌入されている。
また、上記左、右枠部材27,27′の外面に
は貫通孔14の互いに対向する開口縁に嵌め込ま
れる一対の係止溝30が形成されている。即ち、
上記左、右枠部材27,27′の車外側端には外
フランジ31,31を突設してある。また、この
外フランジ31に対面する突起3にが左、右枠部
材27,27′の各外面に形成され、これら外フ
ランジ31と突起32の間が上記係止溝30とな
つている。また、上記突起32は第1図及び第4
図で示すように上方から見てほぼ三角形状をなし
ている。
特に、第5図において示すように、上記支持枠
22の上枠部材28はその中途部が切断されてこ
こにスリツト34が形成される。このスリツト3
4は上記貫通孔14の軸心に対して傾斜させてあ
り、上記上枠部材28を斜めに横切つている。こ
の場合、上記スリツト34の幅寸法aは上記貫通
孔14の軸心に対して直交する方向の切断面間の
寸法bよりも小さいものである。
次に、上記第5図と第6図とにより、支持枠2
2を貫通孔14の開口縁に取り付けるための手順
を説明する。
まず、第5図中、実線で示す状態から左枠部材
27と右枠部材27′の各上部を互いに接近させ
るように押圧する。すると、図中一点鎖線で示す
ように下枠部材28′が弾性変形して、上枠部材
28の切断面同士が接合し、上記左枠部材27と
右枠部材27′の各上部は図中寸法b分だけ互い
に近づく。
更に、上記状態から第6図中二点鎖線で示すよ
うに上枠部材28の切断面同士を滑らせて左、右
枠部材27,27′を前後に偏位させ、所謂勾配
合せを行う。すると、上記下枠部材28′が更に
弾性変形して上記左、右枠部材27,27′は更
に互いに近づく。即ち、これによれば左右突起3
2間の寸法が短くなるため、貫通孔14に対する
支持枠22の嵌入は容易になされる。そして、こ
のように貫通孔14に嵌入した状態から支持枠2
2に対する押圧力を解除し、支持枠22を元の形
状に戻すときに、両係止溝30,30を貫通孔1
4の開口縁に嵌め込めば、貫通孔14の開口縁に
対する支持枠22の取り付けが完了する。
(考案の効果) この考案によれば、アウタパネルに貫通孔を形
成し、この貫通孔の互いに対向する開口縁に嵌め
込ませる一対の係止溝を支持枠の外面に形成し、
上記両係止溝間の支持枠の一部を切断してスリツ
トを形成したため、支持枠を貫通孔の開口縁に取
り付けようとする際には、スリツトを形成する支
持枠の切断面同士を接近させるようにこの支持枠
を押圧して弾性変形させれば、係止溝同士が互い
に接近して両係止溝間の寸法が小さくなる。そし
て、支持枠をこの状態にすれば、貫通孔に対して
支持枠を容易に嵌入させることができると共に、
対向する開口縁に対して両係止溝を容易に対応さ
せることができる。次に、ここで、支持枠に対す
る押圧力を解除すれば、支持枠は元の形状に戻
り、このとき各係止溝が開口縁に嵌りこみ、これ
によつて支持枠の取り付けが完了する。
上記の場合、支持枠にスリツトを設けたことに
より、第1に、小さな押圧力でこの支持枠を弾性
変形させることができ、よつて、上記したような
支持枠の取り付け作業は容易にすることができ
る。また、第2に、上記スリツトを設けたことに
よりこの支持枠の弾性変形量を容易に大きくして
両係止溝間の寸法を小さくすることができる。よ
つて、支持枠の取り付けに先立ち両係止溝間の寸
法を小さくさせ得る分だけ係止溝を十分に深くし
てこれと貫通孔の開口縁との嵌り込みを大きくす
ることができる。このため、上記開口縁に対する
支持枠の取り付けを強固にでき、これは自動車の
盗難防止の面から有益である。
また、上記の場合、支持枠を弾性変形させよう
とする方向は貫通孔の軸心に対しほぼ直交する方
向であるが、これに対し、この考案では上記スリ
ツトを貫通孔の軸心に対して傾斜させてあるた
め、次の効果がある。
即ち、貫通孔の軸心に直交する方向では、スリ
ツトにおける切断面間の距離はスリツトの幅寸法
に比較して長いものとなる。よつて、このスリツ
トの幅寸法をある程度小さくしても貫通孔の軸心
に直交する方向で切断面同士を接近させることに
より、支持枠に十分大きい弾性変形を与えること
ができる。しかも、上記のようにスリツトを傾斜
させたことから、切断面同士を摺動させて勾配合
せをし、これにより、支持枠の弾性変形量を更に
大きくできる。
従つて、スリツトの幅寸法はある程度小さくし
ても支持枠に所望の弾性変形量を確保できること
から、このスリツトを通して車外から針金等を差
し込んでロツク手段を操作しようとするような行
為を防止できる。即ち、上記のように支持枠にス
リツトを形成しても盗難防止の機能は良好に保た
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図はこの考案の実施例を示し、
第1図は第3図の−線矢視断面図、第2図は
自動車後部の斜視図、第3図は第2図の−線
矢視断面図、第4図は支持枠の斜視図、第5図は
支持枠の平面図、第6図は支持枠の取り付け手順
を説明する図、第7図は従来例を示し第1図に相
当する図である。 1……自動車、3……バツクドア(ドア)、5
a……内部、7……アウタパネル、12……ドア
ハンドル、13……ロツク手段、14……貫通
孔、17……ハンドルアーム(連動アーム)、1
8……取手(車外側操作部)、21……カバー板、
22……支持枠、27……左枠部材、27′……
右枠部材、28……上枠部材、28′……下枠部
材、30……係止溝、34……スリツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアを閉じた状態でロツクするロツク手段をこ
    のドアの内部に設け、このドアのアウタパネルに
    貫通孔を形成し、この貫通孔を貫通して上記ロツ
    ク手段を上記アウタパネルの外面側に設けた車外
    側操作部に連動させる連動アームを設け、上記貫
    通孔を覆い連動アームと共に移動するカバー板を
    設けると共に、このカバー板を貫通孔を形成した
    部分のアウタパネルに沿うように摺動自在に支持
    する弾性の支持枠を設け、この支持枠の外面に一
    対の係止溝を形成して、これら係止溝を上記貫通
    孔の互いに対向する開口縁にそれぞれ嵌め込ませ
    た自動車のドア操作装置において、上記両係止溝
    間の支持枠の一部を切断してスリツトを形成し、
    このスリツトを貫通孔の軸心に対して傾斜させた
    ことを特徴とする自動車の盗難防止装置。
JP7129687U 1987-05-13 1987-05-13 Expired - Lifetime JPH0545730Y2 (ja)

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JP7129687U JPH0545730Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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JP7129687U JPH0545730Y2 (ja) 1987-05-13 1987-05-13

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JPS63179380U JPS63179380U (ja) 1988-11-21
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