JPH0356613Y2 - - Google Patents

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JPH0356613Y2
JPH0356613Y2 JP19750285U JP19750285U JPH0356613Y2 JP H0356613 Y2 JPH0356613 Y2 JP H0356613Y2 JP 19750285 U JP19750285 U JP 19750285U JP 19750285 U JP19750285 U JP 19750285U JP H0356613 Y2 JPH0356613 Y2 JP H0356613Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のフードをロツクする自動車
用フードロツク装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば、実開昭53−98412号公報に開示されて
いるように、従来の自動車用フードロツク装置
は、車体側に固着した垂直な基板に、フードと係
合して、フードを閉止状態で係止するラツチレバ
ーや、このラツチレバーの回動を拘束するロツキ
ングレバー等の各種の回動部材を枢着し、かつこ
れらの回動部材における枢軸まわりに、グリスを
注入して、各回動部材が円滑に回動し得るように
なつている。
(考案が解決しようとする問題点) 自動車用フードロツク装置は、通常、車体の前
部における外気にさらされやすい部分に設けられ
ているので、上述の回動部材の枢軸部分に注入さ
れたグリスが、風雨により洗い流されたり、又は
外気中に含まれる塵芥や泥等がグリスに付着し
て、それらが塊となつて落下することにより、グ
リスが枢軸部分から散逸しやすく、いわゆるグリ
ス切れが早いという問題点がある。
このようなグリス切れが生じた場合、各回動部
材の作動が不円滑となつたり、さびが発生しやす
くなる等の問題が生じるので、早期に新たなグリ
スを補充する必要があるが、フードロツク装置が
車体に組付けられた後に、各回動部材の枢軸部分
にグリスを注入するのは困難な場合が多く、また
注入できたとしても、その作業が繁雑である場合
が多い。
また、従来の自動車用フードロツク装置におい
ては、回動部材と基板との摺動を円滑にするた
め、基板に、枢軸を中心とする円形又は弧状をな
して回動部材側に向かつて突出する膨出部やビー
ドを形成していたので、製造作業が煩雑になると
いう問題点があつた。
本考案は、このような問題点を解決した自動車
用フードロツク装置を提供することを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、車体側又はフード側のいずれか一方
に基板を固着し、該基板に、前記車体側又はフー
ド側の他方に係合して、フードを閉止状態で係止
するラツチレバー、及び該ラツチレバーの回動を
拘束するロツキングレバー等の回動部材を枢着し
た自動車用フードロツク装置において、任意の回
動部材と前記基板との間における枢軸まわりに、
前記基板側あるいは回動部材側のいずれか一方の
面にグリス溜め用の貯油溝が形成されたブツシユ
を介在させ、かつ該ブツシユと前記回動部材ある
いは基板の他方との間に回り止め手段を設けたこ
とを特徴としている。
(作用) 本考案によると、ブツシユが基板と回動部材と
の間に介在して、回動部材が直接基板に摺動する
のを防止するとともに、ブツシユが、従来の装置
において基板に形成していた膨出部やビード等と
同様に作用し、回動部材の回動を円滑に案内する
ことができる。
また、フードロツク装置の組立て時又は車体へ
の取付け作業時等に、グリスを貯油溝内に一度注
入しておけば、貯油溝内に溜つたグリスは、風雨
によつて洗い流されたり、又は塵芥等が付着して
それらの塊とともに落下する等のおそれが少な
く、かつ貯油溝内に溜つたグリスが、回動部材の
枢軸部分に浸出することにより、長期にわたつ
て、回動部材の円滑な回動や、さびの防止等を図
ることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に
基づいて説明する。
1は、自動車の車体(図示略)側に固着された
概ね垂直な基板、2は、基板1の中央上部に下向
きに切設された案内溝、3は、上端が基板1の後
面における案内溝2の左方に軸4をもつて枢着さ
れ、かつ下端が引張りばね5により右方に向けて
付勢されるとともに、車内の操作ハンドル(図示
略)にワイヤ(図示略)をもつて連結されたロツ
キングレバーで、上記操作ハンドルを操作するこ
とにより、ロツキングレバー3の下端が左方に揺
動させられるようになつている。
6は、中央が基板1の後面における案内溝2の
右下方に、軸7をもつて枢着され、かつ引張りば
ね8により、第1図及び第2図における時計方向
に付勢されたプライマリラツチレバーで、その第
1図における上部には、案内溝2の上部直後に開
口する係合溝9が切設されている。
20は、フード(図示略)の下面に垂設された
側面形が上向きコ字状をなすストライカで、フー
ドを閉じたときに、このストライカ20が、基板
1の案内溝2内に進入するとともに、プライマリ
ラツチレバー6の係合溝9に係合し、プライマリ
ラツチレバー6を第2図に示すフルラツチ位置ま
で回動させるようになつている。
また、プライマリラツチレバー6がフルラツチ
位置に達したときは、プライマリラツチレバー6
における係合溝9の一側方に形成された足片6a
の先端が、ロツキングレバー3の中位部右側縁に
形成された段部3aに係止されて、プライマリラ
ツチレバー6はフルラツチ位置に拘束され、フー
ドを完全閉止状態でロツクし得るようになつてい
る。
上述の車内の操作ハンドルの操作により、ロツ
キングレバー3の下端を、引張りばね5の付勢力
に抗して左方に揺動させると、段部3aがプライ
マリラツチレバー6の足片6aの先端から外れ、
プライマリラツチレバー6は、引張りばね8の付
勢力により、第2図に示すフルラツチ位置から、
同図の時計方向に回動して、第1図に示す開放位
置に至り、足片6aでストライカ20を押し上
げ、ストライカ20を案内溝2から押し出し、フ
ードを開くことができる。
10は、下部が基板1の前面右部に、軸11を
もつて枢着され、かつ引張りばね12により、第
1図における時計方向に向けて付勢されたセカン
ダリラツチレバーで、その上端には、右方を向く
フツク部13が形成されており、そのフツク部1
3の上縁には、右下方を向く傾斜縁13aが形成
されている。
14は、セカンダリラツチレバー10における
枢着部より右上方に向けて延出するロツク解除操
作用の腕部で、この腕部14の先端を押し上げる
ことにより、セカンダリラツチレバー10を、第
1図及び第2図に示すロツク位置から、同図の反
時計方向であるロツク解除方向に回動し得るよう
になつている。
15は、セカンダリラツチレバー10の下端部
に後方に向けて折曲形成されたストツパで、この
ストツパ15が、基板1に穿設された、軸11を
中心とする弧状の長孔16内に嵌合されることに
より、セカンダリラツチレバー10の回動範囲
を、所望の範囲に制限するようにしてある。
17は、基板1とほぼ平行をなすように、各軸
4,7の後端部に支持され、基板1とともに、ロ
ツキングレバー3及びプライマリラツチレバー6
を前後より挟むカバープレートである。
21は、フードの下面に固着された補強板で、
その中央には、開口22が形成され、この開口2
2における内上方に向かつて若干傾斜する縁部
が、フツク係合部22aをなしている。
このフツク係合部22aに、セカンダリラツチ
レバー10のフツク部13が係合することによ
り、フードは、若干開いた状態で掛止され、この
状態から、フードの下方に手指を挿入して、腕部
14の先端を押し上げ、セカンダリラツチレバー
10をロツク解除方向に回動させることにより、
フツク部13がフツク係合部22aから離脱し
て、フードを開くことができるようになつてい
る。
以上の構成は、従来の構成とほぼ同一であり、
本考案は、これらの構成に次のような構成を付加
したことを特徴としている。
すなわち、この実施例においては、第3図及び
第4図に示すように、プライマリラツチレバー6
と基板1との間、及びプライマリラツチレバー6
とカバープレート17との間における軸7まわり
に、例えば6−6ナイロン等の硬質合成樹脂材料
よりなる円板形のブツシユ18をそれぞれ介在さ
せてある。
ブツシユ18における基板1側又はカバープレ
ート17側を向く面には、軸7が挿通する軸孔1
8aに内端が連通し、かつ軸孔18aを中心とす
る放射状をなす複数(実施例では4個)のグリス
溜め用の貯油溝18bが形成されている。
各貯油溝18aは直線状とし、その溝の深さ
は、軸孔18a側が深く、かつ先端に行くにした
がつて浅くなるようにしてある。
ブツシユ18におけるプライマリラツチレバー
6側を向く面には、軸孔18aを中心とする同一
円周上に、複数(実施例では4個)の切頭円錐形
の突起18cが形成されており、またプライマリ
ラツチレバー6における各面には、前記突起18
cに対応するように、複数の皿孔状の係合孔6b
が形成されている。
ブツシユ18を、プライマリラツチレバー6と
基板1との間、及びプライマリラツチレバー6と
カバープレート17との間に介在させる際に、各
突起18cを、対応する係合孔6bにそれぞれ嵌
合させることにより、各ブツシユ18とプライマ
リラツチレバー6とを回り止めし、各ブツシユ1
8が、プライマリラツチレバー6と一体となつ
て、基板1及びカバープレート17に対して摺動
しつつ、軸7を中心として回動するようにしてあ
る。
かくして、突起18cと係合孔6bとにより、
各ブツシユ18を、プライマリラツチレバー6に
対して回り止めする回り止め手段19が形成され
ている。
このような構成とすることにより、ブツシユ1
8が、プライマリラツチレバー6と基板1との
間、及びプライマリラツチレバー6とカバープレ
ート17との間において、スペーサとして介在
し、プライマリラツチレバー6が直接基板1又は
カバープレート17に摺接するのを防止するとと
もに、ブツシユ18が従来の装置において基板に
形成していた膨出部やビード等と同様に作用し、
プライマリラツチレバー6の回動を円滑に案内す
ることができる。
また、この実施例においては、ブツシユ18を
樹脂製としたことにより、ブツシユ18が、自動
車の振動等による衝撃を緩和したり、プライマリ
ラツチレバー6と基板1又はカバープレート17
との金属的な当接音や摺接音を防止する等の作用
を生じるとともに、樹脂の持つ潤滑性により、プ
ライマリラツチレバー6の回動の円滑性を向上し
得るという利点がある。
さらに、フードロツク装置の組立て時又は車体
への取付け作業時等に、グリスを、貯油溝18b
内に浸入するように、軸7まわりに一度注入して
おけば、貯油溝18b内に溜つたグリスは、風雨
や塵芥等によつても散逸しにくく、かつ貯油溝1
8b内に溜つたグリスが、軸7まわりと、各ブツ
シユ18と基板1及びカバープレート17との間
の摺接部分に浸出することにより、長期にわたつ
て、プライマリラツチレバー6の円滑な回動や、
さびの防止等を図ることができる。
この実施例のフードの開閉操作の要領及びその
際の各部材の作用は、公知のものと同一であり、
かつ関係技術者にとつては自明の事項であるの
で、その詳細な説明は省略する。
(変形例) 上述の実施例においては、プライマリラツチレ
バー6の両側面に、ブツシユ8を設けたが、ブツ
シユ8は、プライマリラツチレバー6だけでな
く、ロツキングレバー3やセカンダリラツチレバ
ー10等の、基板1に枢着された回動部材と基板
1との間、若しくは回動部材と、実質的に基板1
の一部をなすカバープレート17との間、又はそ
れらの両方の枢軸まわりに設ければよい。
また、貯油溝の形状は、第1実施例におけるよ
うな各々が直線状で、全体として軸孔18aを中
心とする放射状をなすものだけでなく、例えば第
5図に示すブツシユ18′の貯油溝18b′のよう
に、軸孔18a′を中心とする渦巻き状としたり、
又はその他の形状としてもよい。
さらに、回り止め手段19は、上述の構成以外
のものとしてもよい。
また、第6図に示すように、ブツシユ18にお
けるプライマリーラツチ6側を向く面に貯油溝1
8bを形成し、更に、基板1及びカバープレート
17側を向く面に複数の突起18cを形成して、
この突起18cを基板1及びカバープレート17
の係合孔1a,17aに嵌合させて、回り止め手
段19′を形成してもよい。
(考案の効果) 以上から明らかなように、本考案によると、ブ
ツシユが基板と回動部材との間に介在して、回動
部材が直接基板に摺接するのを防止するととも
に、ブツシユが、従来の装置において基板に形成
していた膨出部やビード等と同様に作用し、回動
部材の回動を円滑に案内することができる。
また、フードロツク装置の組立時又は車体への
取付け作業時等に、グリスを貯油溝内に一度注入
しておけば、貯油溝内に溜つたグリスは、風雨に
よつて洗い流されたり、塵芥等が付着してそれら
の塊とともに散逸する等のおそれが少なく、かつ
貯油溝内に溜つたグリスが、回動部材の枢軸部分
に浸出することにより、長期にわたつて、回動部
材の円滑な回動や、さびの防止等を図ることがで
き、実用上頗る便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案の一実施例を示す
もので、第1図は、フードを開いたときの状態の
正面図、第2図は、フードを閉じたときの正面
図、第3図は、第1図のX−X線に沿う拡大断面
図、第4図は、プライマリラツチレバーとブツシ
ユとの分解斜視図、第5図は、ブツシユの変形例
を示す正面図、第6図は、他の実施例を示す第3
図と同様な拡大断面図である。 1……基板、3……ロツキングレバー、4,
7,11……軸、6……プライマリラツチレバ
ー、6b……係合孔、10……セカンダリラツチ
レバー、17……カバープレート、18,18′
……ブツシユ、18a,18a′……軸孔、18
b,18b′……貯油溝、18c……突起、19,
19,……回り止め手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体側又はフード側のいずれか一方に基板を固
    着し、該基板に、前記車体側又はフード側の他方
    に係合して、フードを閉止状態で係止するラツチ
    レバー、及び該ラツチレバーの回動を拘束するロ
    ツキングレバー等の回動部材を枢着した自動車用
    フードロツク装置において、任意の回動部材と前
    記基板との間における枢軸まわりに、前記基板側
    あるいは回動部材側のいずれか一方の面にグリス
    溜め用の貯油溝が形成されたブツシユを介在さ
    せ、かつ該ブツシユと前記回動部材あるいは基板
    の他方との間に回り止め手段を設けたことを特徴
    とする自動車用フードロツク装置。
JP19750285U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH0356613Y2 (ja)

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JP19750285U JPH0356613Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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JPS62105278U JPS62105278U (ja) 1987-07-04
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