JP4229360B2 - 車両用ドアハンドルの取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
車両用ドアを開閉するプッシュボタン式ドアハンドルをドアに取りつける車両用ドアハンドルの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のドアを開閉するためにドアにドアハンドルを取り付け、そのドアハンドルを操作することでドアロック装置を作動させてドアを開閉する技術は知られている。
【0003】
そのドアハンドルは操作方法によりプルハンドル式、プッシュボタン式等、種種のものが知られているが、例えば、図8に示すようにプッシュボタン式ドアハンドル1のプッシュボタン3により押された(3aは押された位置を示す)プッシュロッド5がベルクランク7と係合してベルクランク(軸は図示を省略している)をAのように回動させて、そのベルクランク7の他端をBのように回動させて図示しないリンクを介してドア端部に設けられているドアロックを作動させ、ドアが開くよう構成されている。
【0004】
そして、ドアハンドル1はブラケット11を介してドアアウタパネル9と2箇所で共締めされると共に端部11aはドアインナパネル13に取り付けられベルクランク7が位置決めされるよう構成されているものが広く使用されている。
【0005】
ブラケット11は、事故等によりドアアウタパネル9が変形した場合、プッシュボタン3を押してもベルクランク7とプッシュロッド5との相対位置が変化してドアを開放する事ができなくなるのを防ぐ役目を持っていることが広く知られている。
【0006】
ブラケット11が比較的大きいため、これを小さくして軽量化に寄与したいという要請が存在する。
しかし、上述した様な従来技術においては、ブラケット11を小さくすれば、生産組み付け時に際して、仮止め或いは仮支持を確実に行うことが出来なくなるので、生産組み付け時の作業効率が著しく低下してしまう、という問題が存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、ブラケットを小さくしても仮支持が確実に行われ、しかも、ドアのアウタパネルの変形等が生じてもドアの開閉が可能な車両用ドアハンドルの取付構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用ドアハンドルの取付構造は、車両用ドアを開閉するプッシュボタン式ドアハンドルをドアに取り付ける車両用ドアハンドルの取付構造において、取付ブラケット(10)がドアハンドル(1)とプッシュボタン(3)の近傍にてドアアウタパネル(9)を介しその裏面から共締めされるとともに、前記プッシュボタン(3)のプッシュロッド(5)と係合するベルクランク(7)の取り付けられているドアインナパネル(13)とビス(24)により締結されており、前記取付ブラケット(10)に、ドアハンドル(1)に形成されたプッシュロッド用ハウジング部(15)を挿入する窓(21)が設けられ、組み付け時の位置決め手段として該窓(21)に前記ハウジング部(15)の上部に設けられた孔(16)と係合する突起(22)が設けられている。
【0009】
また本発明の車両用ドアハンドルの取付構造は、車両用ドアを開閉するプッシュボタン式ドアハンドルをドアに取り付ける車両用ドアハンドルの取付構造において、取付ブラケット(10)がドアハンドル(1)とプッシュボタン(3)の近傍にてドアアウタパネル(9)を介しその裏面から共締めされるとともに、前記プッシュボタン(3)のプッシュロッド(5)と係合するベルクランク(7)の取り付けられているドアインナパネル(13)とビス(24)により締結されており、前記取付ブラケット(27)に、ドアハンドル(1)に形成されたプッシュロッド用ハウジング部(15)を挿入する窓(21)が設けられ、かつ組み付け時の位置決め手段としてフランジ部(27a)が設けられ、該フランジ部(27a)に前記ハウジング部(19)の上部に設けられた角錐状突起(19a)と係合する角孔(28)が設けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図において、従来技術と同じ機能を有する部材には同じ符合を付して重複説明は省略する。
【0013】
図1は本発明にかかるドアハンドル取付ブラケットを用いてドアハンドル1をドアに取り付けた態様を示す断面図である。図1において、ドアアウタパネル9にはドアハンドル1の取付スタド2、2aによりナット4で締結され、スタド2aには図2及び図3を参照して、ブラケット10が共締めされると共にインナパネル13とビス24、24により締結されている。
【0014】
図2に示すように、ドアハンドル1のプッシュボタン3のハウジング部15の上部には孔16が設けられており、ブラケット10には前記ハウジング部15に挿入される窓21にその孔16と契合する突起22が設けられている。そして、ナット4で締結されるまで、ブラケット10が脱落しないよう構成されているため、組付作業は容易である。
【0015】
ベルクランク7は従来公知の技術により設けられているため、詳細に付いては図示が省略されている。そして、アウタパネル9のドアハンドル1が取り付けられる部分は、従来技術より凹部に余裕をつけることが可能となり、操作性が向上する。
【0016】
以下、図1、図2で示す実施形態の作用について説明する。
アウタパネル9にドアハンドル1を取り付けるためのブラケット10がプッシュボタン側だけで取り付け可能となり、ブラケット10を従来技術に比較して小型化しても、仮組み付け作業の作業性を悪化させること無く、確実に仮止め(仮支持)することができる。
また、事故等でドアアウタパネル9が変形したとしても、ブラケットが小さくなった分、ドアパネル変形の影響を受け難い。
【0017】
図4及び5は、本発明の別の実施形態を示す。
図4及び図5の第2実施形態では、ドアハンドル1のハウジング部に円柱状の突起17aを設け、ブラケット20にフランジ部20aを設け、突起17aと係合する孔25を設け点を除けば、図1、図2の第1実施形態と同じである。
【0018】
図6及び7は本発明の第3実施形態を示す。
図6、図7の第3実施形態では、突起を角錐状に形成し、ブラケット27のフランジ部27aに係合する角孔28を設けたこと以外は、図5、図6の第2実施形態と同じである。
【0019】
第2実施形態及び第3実施形態は、何れも、ドアハンドル1にブラケット10(20、27)を取り付け、ドアアウタパネル9に仮付け(挿入)し、ナットを取り付けるまでの間に、ブラケットだけでなくドアハンドル1が脱落し難いので、組立が容易であると言う利点を有している。
【0020】
なお、図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
【0021】
【発明の効果】
本発明は、以下に列挙する様な作用効果を奏する。
(1) ブラケットに設けた部材とハウジングに設けた部材とを係合することにより、確実に仮止めが行われる。
(2) 事故等でドアパネルが変形しても、ブラケットが小さくなった分、ドアの変形の影響が少ない。
(3) ブラケットが小型軽量となり、組付け作業も容易でコストも安い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態を示す断面図。
【図2】図1の要部を示す斜視図。
【図3】ブラケットを示す斜視図。
【図4】本発明の別の実施形態を示す斜視図。
【図5】図4に用いるブラケットの斜視図。
【図6】本発明の他の実施形態を示す斜視図。
【図7】図6に用いるブラケットの斜視図。
【図8】従来の技術の例を示す図。
【符号の説明】
1…ドアハンドル
3…プッシュボタン
5…プッシュロッド
7…ベルクランク
10、20、27…ブラケット
Claims (2)
- 車両用ドアを開閉するプッシュボタン式ドアハンドルをドアに取り付ける車両用ドアハンドルの取付構造において、取付ブラケット(10)がドアハンドル(1)とプッシュボタン(3)の近傍にてドアアウタパネル(9)を介しその裏面から共締めされるとともに、前記プッシュボタン(3)のプッシュロッド(5)と係合するベルクランク(7)の取り付けられているドアインナパネル(13)とビス(24)により締結されており、前記取付ブラケット(10)に、ドアハンドル(1)に形成されたプッシュロッド用ハウジング部(15)を挿入する窓(21)が設けられ、組み付け時の位置決め手段として該窓(21)に前記ハウジング部(15)の上部に設けられた孔(16)と係合する突起(22)が設けられていることを特徴とする車両用ドアハンドルの取付構造。
- 車両用ドアを開閉するプッシュボタン式ドアハンドルをドアに取り付ける車両用ドアハンドルの取付構造において、取付ブラケット(10)がドアハンドル(1)とプッシュボタン(3)の近傍にてドアアウタパネル(9)を介しその裏面から共締めされるとともに、前記プッシュボタン(3)のプッシュロッド(5)と係合するベルクランク(7)の取り付けられているドアインナパネル(13)とビス(24)により締結されており、前記取付ブラケット(27)に、ドアハンドル(1)に形成されたプッシュロッド用ハウジング部(15)を挿入する窓(21)が設けられ、かつ組み付け時の位置決め手段としてフランジ部(27a)が設けられ、該フランジ部(27a)に前記ハウジング部(19)の上部に設けられた角錐状突起(19a)と係合する角孔(28)が設けられていることを特徴とする車両用ドアハンドルの取付構造。
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