JP2573541B2 - 車両用ワンモーションロック装置 - Google Patents

車両用ワンモーションロック装置

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JP2573541B2
JP2573541B2 JP25079592A JP25079592A JP2573541B2 JP 2573541 B2 JP2573541 B2 JP 2573541B2 JP 25079592 A JP25079592 A JP 25079592A JP 25079592 A JP25079592 A JP 25079592A JP 2573541 B2 JP2573541 B2 JP 2573541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ワンモーション
ロック装置に関するものである。ワンモーションロック
装置とは、内側のシルノブを押し下げて、ロックしてあ
っても、内側ハンドル(インナーハンドル)を開扉操作
すると、扉を開くことができる装置を言い、すでに広く
公知である。
【0002】
【従来技術】従来、公知の、特公平1−299980号
公報には、車両用ドアロック装置において、ボディの裏
側にオープンレバーとロックレバーを設け、一端が前記
オープンレバーに連結され他端はロックレバーに連結さ
れている作動片をラチェットに重合させてボディの表側
の凹部に設けた構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、一
端が前記オープンレバーに連結され他端はロックレバー
に連結されている作動片をラチェットに重合させてボデ
ィの表側の凹部に設けた構成であるが、前記公知例でい
う作動片とは、本願でいうレバーリンクのことであり、
確実作動のワンモーションのときは、レバーリンクの外
に更にキャンセルレバーを必要とする。本願は、レバー
リンクの外に、別途キャンセルレバーを設けて、確実に
作動するようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車体
側に固定されているストライカ33と、該ストライカ3
3と係合して回転する扉側の合成樹脂製ボディ1の表側
の凹部32内に設けたラッチ34と、該ラッチ34のフ
ルロック係合段部56に爪55が係合して前記ラッチ3
4の逆転を防止する前記凹部32内に設けたラチュット
51と、アウター開扉ハンドルを開扉操作すると回転す
る前記ボディ1の裏側に設けたアウター開扉レバー14
と、該アウター開扉レバー14に上端部が軸着され該レ
バー14が開扉方向に回転すると下動する当接部39を
有し前記凹部32内に設けたレバーリンク35と、該レ
バーリンク35の前記当接部39に当接する当接片54
と前記レバーリンク35の端面に当接するキャンセル突
起53とを有するキャンセルレバー50と、インナー開
扉ハンドルを開扉操作すると回転して前記ラチュット5
1を前記ラッチ34より離脱させるインナー開扉レバー
19とからなり、前記キャンセルレバー50は金属板で
形成して前記キャンセル突起53と前記当接片54とは
前記キャンセルレバー50の一部を直角に曲げて形成
し、前記キャンセルレバー50にピン孔65を前記ラチ
ュット51にピン孔67を設け、前記キャンセルレバー
50と前記ラチュット51とは隙間なく重合させて前記
ピン孔65、67にピンを挿通して一体的に固定した車
両用ワンモーションロック装置。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
図1において、1は合成樹脂製ボディで、合成樹脂製ボ
ディ1には、複数個の透孔が形成されている。2はアウ
ター開扉用透孔、3はロックレバー用透孔、4はインナ
ー開扉用透孔、5は組立用透孔である。前記ボディ1の
裏側(図1は背面図である)には、金属板で形成された
バックプレート6が重合され、任意の手段で固着され
る。該バックプレート6の前記インナー開扉用透孔4の
すぐ上部には、バックプレート6の一部を裏側に直角に
曲げた左右方向の第一廂片7が形成される。該第一廂片
7は、上方の窓ガラスの隙間から、金属棒を挿入して操
作しようとしても、金属棒が第一廂片7に突き当って、
インナー開扉用透孔4には届かない効果を奏するから、
盗難防止片でもある。又、第一廂片7の直上方位置に
は、バックプレート6の一部を裏側に直角に曲げた左右
方向の第二廂片8が設けられ、ロックレバー用透孔3の
直上方位置にも、バックプレート6の一部を裏側に直角
に曲げた左右方向の第三廂片9が設けられている。いず
れも、盗難防止としての効果がある。
【0006】前記ボディ1および前記バックプレート6
の上部寄の中央には、ラッチ軸孔10が形成され、ラッ
チ軸11が軸装される。前記ボディ1および前記バック
プレート6の下部寄りの中央には、ラチェット軸孔12
が形成され、ラチェット軸13が挿通される。
【0007】図2は、図1に各種のレバーおよびその他
の部品を取付けた状態を図示してある。前記ラッチ軸1
1には、アウターハンドルで回動するアウター開扉レバ
ー14の左右中間位置が軸着され、該レバー14の一部
(右側)は、前記アウター開扉用透孔2と重合して回動
する。15はアウターハンドルに接続されているロッ
ド、16は前記レバー14を常時反a方向に回転させる
バネで、前記レバー14と前記バックプレート6の一部
17の切起しとの間に張設される。前記レバー14の一
部は、前記第一廂片7と前記第二廂片8の間に臨んで位
置し、裏方向に折り曲げられて折曲部18を形成する。
【0008】前記ボディ1の表側のラチェット軸13の
外周には、インナー開扉レバー19が軸着され、インナ
ー開扉レバー19の回動端20(左端)は、インナー開
扉用透孔4を通ってボディ1の裏側に突き出しており、
前記回動端20にインナーケーブル21の下端を軸着す
る。
【0009】インナーケーブル21は、第二廂片8に外
筒が固定され、折曲部18と第一廂片7とを通って下降
し、下端にワイヤー金具22を取付けて、回動端20に
軸着23する。インナーケーブル21の上端は、インナ
ー開扉ハンドルに結合され、インナー開扉ハンドルを開
扉操作すると、ワイヤー金具22が第一廂片7の下面に
突き当たる迄上昇する。前記折曲部18には、インナー
ケーブル21が弛く通る穴24が開けてあって、インナ
ーケーブル21は弛く貫通しているから、インナー開扉
ハンドルを開扉操作しただけでは、アウター開扉レバー
14は回転しない。しかし、第一廂片7と折曲部18の
間には、取付け位置変更可能のジョイントピン25が取
付けてあるので、ジョイントピン25が折曲部18に衝
突するとアウター開扉レバー14はバネ16の弾力に抗
して回動する。
【0010】前記バックプレート6の下端には、軸穴2
6が形成され、該軸穴26にはピン27を挿通して、ロ
ックレバー28を軸着する。ロックレバー28の一部は
二又部29になる。二又部29は前記ロックレバー用透
孔3の裏側に重合した状態で回動する。30はキーシリ
ンダに接続されるロッドで、その下端はロックレバー2
8に接続されている。
【0011】図3は、合成樹脂製ボディ1を表側から見
た分解図である。合成樹脂製ボディ1の表側の外周部に
は、高さの高い(厚さの厚い)外周縁31が形成され、
外周縁31の内側は凹部32になっている。凹部32内
のラッチ軸11には、車体側に固定したストライカ33
(図4)と係合して正転するラッチ34が軸止され、前
記ラッチ34よりも奥側には、ラッチ34と一部重合す
るようにレバーリンク35(前記公知例の作動片に該当
する)が設けられる。
【0012】レバーリンク35の上端には、裏側方向に
突き出ている突起36が一体的に形成され、該突起36
はアウター開扉用透孔2を通ってボディ1の裏側に突出
し、ボディ1の裏側に設けてあるアウター開扉レバー1
4に軸止されてピン37により止着される。即ち、裏側
のアウター開扉レバー14が、図2でa方向に回転する
と、突起36はアウター開扉用透孔2を下動し、表側の
レバーリンク35が下降するように形成されている。レ
バーリンク35の上下中間位置には、表方向に突出する
キャンセルピン38が設けられ、キャンセルピン38の
稍下方位置に、前記レバーリンク35の一部を表方向に
直角に折曲げて形成した当接部39を形成し、該当接部
39の側方に上下方向に長いスリット40を形成する。
なお、前記キャンセルピン38はこれを設けず、レバー
リンク35の端部を兼用させることもある。
【0013】前記スリット40には、合成樹脂で形成さ
れた左右摺動片41の一端に設けた係合ピン42を係合
させる。左右摺動片41には左右方向の長孔43が形成
されており、該長孔43はラチェット軸13に嵌合して
いる。又、左右摺動片41の他端には、第二係合ピン4
4が形成され、左右摺動片41の裏側の係合ピン42の
近くには第三係合ピン45が設けられ、該第三係合ピン
45はロックレバー用透孔3を通って表側に突出し、二
又部29に係合する。それゆえ、ロックレバー28をb
方向に回転させると、二又部29と第三係合ピン45を
介して左右摺動片41を図3でc方向に移動させる。
【0014】前記ラチェット軸13には、シルノブ操作
で回動する切替レバー46の長孔47が係合している。
切替レバー46は、シルノブ操作により、d方向とe方
向に移動する。切替レバー46がd方向に移動すると、
切替レバー46により第二係合ピン44を押圧して、左
右摺動片41をc方向に摺動させ、左右摺動片41の第
三係合ピン45を介して、ロックレバー28をb方向に
回転させる。
【0015】図3において、前記ラチェット軸13に
は、インナー開扉レバー19の基部の透孔48が挿通さ
れる。インナー開扉レバー19の下縁の一部は、表側方
向に切り起されて突起49が形成される。インナー開扉
レバー19の回動端20は、前記インナー開扉用透孔4
より合成樹脂製ボディ1の裏側に突き出ており、ワイヤ
ー21を介してインナーハンドルに接続されている。
【0016】前記ラチェット軸13には、図3におい
て、インナー開扉レバー19の上にキャンセルレバー5
0とラチェット51がその順に嵌合される。キャンセル
レバー50とラチェット51とは加締方法等所望の手段
で連結されて一体構造である。キャンセルレバー50
は、比較的厚みの薄い鉄板を加工して形成されており、
基部に前記ラチェット軸13に係合する軸孔52を有
し、軸孔52より遠い回動端には、回動すると前記キャ
ンセルピン38に衝突して、レバーリンク35をロック
位置からアンロック位置に移動させるキャンセル突起5
3と、前記レバーリンク35が下動すると、レバーリン
ク35の当接部39が当ってラチェット51を回転させ
る当接片54とを形成する。
【0017】ラチェット51は相当に肉が厚く(ラッチ
34と同じ厚さか、又は僅かに薄い程度)、その爪55
は、ラッチ34のフルロック係合段部56に係合してラ
ッチ34の逆転を強固に防止する。ラチェット51の中
間位置にはラチェット軸13に係合する軸孔59を有す
る。しかして、ラチェット軸13は、ボディ1に軸装さ
れる小径部60と、前記切替レバー46の長孔47が係
合する第一係合部61と、鍔部62と、前記キャンセル
レバー50とラチェット51が係合する第二係合部63
と、該第二係合部63より稍小径のインナー開扉レバー
19が係合する第三係合部64を主として有している。
【0018】前記第二係合部63に係合される前記キャ
ンセルレバー50とラチェット51には、ピン孔65、
66とピン孔67、68が設けられ、ピン孔65、6
6、67、68を合せてピンを差込み、叩いてカシメ
(加締め)る。
【0019】ラチェット51の一部は解除片57になっ
て爪55と反対方向に突き出し、ラチェット51の軸孔
59をラチェット軸13の第二係合部63に軸装したと
き、前記解除片57はインナー開扉レバー19の突起4
9に臨んでおり、インナーケーブル21を牽引してイン
ナー開扉レバー19を上方に回動させると、突起49に
より解除片57を押上げて、爪55を下降させ、ラチェ
ット51とラッチ34の係合を離脱させる。
【0020】図11は、ピン孔68を形成するとき、プ
レス加工で、一側を叩いて凹部69を形成し、他側にピ
ン70を形成した例である。なお、キャンセルレバー5
0とラチェット51の固定は、上記に限定されず、1本
のピンと1個のボスで行う方法とか、1本のピンだけで
行う方法とか、直接スポット溶着する方法等がある。
【0021】
【作用】次に作用を述べる。 (図5と図6の作用)閉扉すると、車体側のストライカ
33と、扉側のロック装置のラッチ34の係合溝58は
係合してラッチ34は図で正転(右転)し、ラチェット
51の爪55は、ラッチ34のフルロック係合段部56
に係合してラッチ34の逆転を強固に防止し、閉扉完了
する。図5は、ロック状態だから、アウターハンドルを
開扉操作して、アウター開扉レバー14を左転させ、レ
バーリンク35をf方向に下動させても、レバーリンク
35の当接部39はキャンセルレバー50の当接片54
に当たらず、当接部39がそのまま矢印f方向に下動す
るだけで空振りであるから、ラチェット51は離脱方向
に回転せず、開扉できないが、インナーケーブル21を
牽引してインナー開扉レバー19を上方回転させると、
ワンモーションで開扉できる。
【0022】即ち、インナー開扉ハンドルを開扉操作し
て、インナーケーブル21を上方に牽引すると、インナ
ー開扉レバー19はラチェット軸13を中心として上動
し、インナー開扉レバー19の一部に形成された突起4
9でラチェット51の解除片57を上方に押し上げる
(図6)。そのため、ラチェット51はラチェット軸1
3を中心に左転し、ラチェット51にピンで一体的に固
定されているキャンセルレバー50を左転させ、キャン
セルレバー50の一部を直角に曲げて形成したキャンセ
ル突起53をラチェット軸13を中心に回動させる。し
かして、キャンセル突起53の回動軌跡内には、前記レ
バーリンク35に植えたキャンセルピン38が突出して
いるので、キャンセル突起53はキャンセルピン38に
衝突し、キャンセルピン38を、図6で車外側に押出す
ことになる。
【0023】このように、キャンセルピン38をキャン
セル突起53で押すと、レバーリンク35の下端側は、
上部の突起36を中心に車外側に移動するから、レバー
リンク35の当接部39はキャンセルレバー50の当接
片54の上方に臨むようになり(図6の状態)、アウタ
ーハンドルを開扉操作して、アウター開扉レバー14を
左転させ、レバーリンク35をf方向に下動させると、
当接部39は当接片54に当接し、開扉できるようにな
る。
【0024】他方、ラチェット51の図6の左回転で爪
55は回転し、爪55はフルロック係合段部56から外
れる。その瞬間、ラッチ34は逆転し、扉は「バック
ン」(当業者用語)とシールゴムの弾力により開扉す
る。即ち、爪55がフルロック係合段部56から外れた
瞬間、扉はシールゴムの弾力により開扉するから、図6
は開扉完了の状態であるといえるが、爪55がフルロッ
ク係合段部56から外れるといっても固体差があって、
ロック装置によっては、なお、爪55がフルロック係合
段部56から外れないものもある。そこで、従来から、
確実を見込んで、インナー開扉ハンドルによるインナー
開扉レバー19の回動は、少し余分に行なわせている。
そのため、キャンセル突起53によるキャンセルピン3
8を押し出し作用も、その分余分にさせるから、場合に
よっては、前記説明のように、破損させてしまうことも
あるが、本発明は、これを図7により解決する。
【0025】(図7の作用)図6に戻って、インナーケ
ーブル21を見ると、インナーケーブル21にはジョイ
ントピン25が固定されている。そして、図6では、ジ
ョイントピン25がアウター開扉レバー14の折曲部1
8の下面に丁度突き当っている。即ち、フルロック係合
段部56から爪55が離れた瞬間、ジョイントピン25
は折曲部18の下面に突当るタイミングに取付けてあ
り、したがって、インナー開扉ハンドルを、それ以上余
分に過剰回転させると、ジョイントピン25によりその
分折曲部18を上動させ、アウター開扉レバー14を回
転させることになる。アウター開扉レバー14が回転す
ると、アウター開扉レバー14の一部に軸止されている
レバーリンク35を下動させるから、キャンセルピン3
8は下方にαだけ逃げ、もって、キャンセル突起53に
よりキャンセルピン38の更なる押しから逃げることに
なって、破損を防止する。
【0026】(本発明独自の作用)キャンセルレバー5
0は、比較的厚みの薄い鉄板を加工して形成したもの
で、基部には前記ラチェット軸13に係合する軸孔52
を有し、軸孔52より遠い回動端には、回動すると前記
キャンセルピン38(又はレバーリンク35の端面)に
衝突して、レバーリンク35をロック位置からアンロッ
ク位置に移動させる直角に曲げて形成したキャンセル突
起53と、前記レバーリンク35が下動すると、レバー
リンク35の当接部39が当ってラチェット51を回転
させる直角に曲げて形成した当接片54とを形成してあ
り、ラチェット51は相当に肉が厚く、その爪55は、
ラッチ34のフルロック係合段部56に係合してラッチ
34の逆転を強固に防止する。
【0027】そして、前記キャンセルレバー50とラチ
ェット51には、ピン孔65、66とピン孔67、68
が設けられ、ピン孔65、66、67、68を合せてピ
ンを差込み、叩いてカシメ付けるものである。
【0028】
【発明の効果】前記公知のものは、一端が前記オープン
レバーに連結され他端はロックレバーに連結されている
作動片をラチェットに重合させてボディの表側の凹部に
設けた構成であるが、前記公知例でいう作動片とは、本
願でいうレバーリンクのことであり、ワンモーションの
ときは、レバーリンクの外にキャンセルレバーが必要に
なる。
【0029】しかるに本発明は、車体側に固定されてい
るストライカ33と、該ストライカ33と係合して回転
する扉側の合成樹脂製ボディ1の表側の凹部32内に設
けたラッチ34と、該ラッチ34のフルロック係合段部
56に爪55が係合して前記ラッチ34の逆転を防止す
る前記凹部32内に設けたラチュット51と、アウター
開扉ハンドルを開扉操作すると回転する前記ボディ1の
裏側に設けたアウター開扉レバー14と、該アウター開
扉レバー14に上端部が軸着され該レバー14が開扉方
向に回転すると下動する当接部39を有し前記凹部32
内に設けたレバーリンク35と、該レバーリンク35の
前記当接部39に当接する当接片54と前記レバーリン
ク35の端面に当接するキャンセル突起53とを有する
キャンセルレバー50と、インナー開扉ハンドルを開扉
操作すると回転して前記ラチュット51を前記ラッチ3
4より離脱させるインナー開扉レバー19とからなり、
前記キャンセルレバー50は金属板で形成して前記キャ
ンセル突起53と前記当接片54とは前記キャンセルレ
バー50の一部を直角に曲げて形成し、前記キャンセル
レバー50にピン孔65を前記ラチュット51にピン孔
67を設け、前記キャンセルレバー50と前記ラチュッ
ト51とは隙間なく重合させて前記ピン孔6567にピ
ンを挿通して一体的に固定した車両用ワンモーションロ
ック装置としたから、 a.一部を直角に曲げて形成したキャンセル突起53と
当接片54とを有するキャンセルレバー50を別途形成
し、これをラチュット51に隙間なく重合させてピンで
一体的に固定したので、作動は確実である。 b.キャンセルレバー50は金属板で形成したので、キ
ャンセル突起53と当接片54との形成が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボディの背面図。
【図2】 ボディの背面図で、各部品を取付けた状態
図。
【図3】 ボディの正面の分解図。
【図4】 図3の組立図。
【図5】 インナー開扉ハンドル開扉操作前の状態図。
【図6】 インナー開扉ハンドル開扉操作して開錠した
瞬間の状態図。
【図7】 インナー開扉ハンドルを一杯に開扉操作した
状態図。
【図8】 ラチュット軸の斜視図。
【図9】 キャンセルレバーの斜視図。
【図10】ラチュットの斜視図。
【図11】ピンの実施例図。
【符号の説明】
1…合成樹脂製ボディ、2…アウター開扉用透孔、3…
ロックレバー用透孔、4…インナー開扉用透孔、5…組
立用透孔、6…バックプレート、7…第一廂片、8…第
二廂片、9…第三廂片、10…ラッチ軸孔、11…ラッ
チ軸、12…ラチェット軸孔、13…ラチェット軸、1
4…アウター開扉レバー、15…ロッド、16…バネ、
17…一部、18…折曲部、19…インナー開扉レバ
ー、20…回動端、21…インナーケーブル、22…ワ
イヤー金具、23…軸着、24…穴、25…ジョイント
ピン、26…軸穴、27…ピン、28…ロックレバー、
29…二又部、30…ロッド、31…外周縁、32…凹
部、33…ストライカ、34…ラッチ、35…レバーリ
ンク、36…突起、37…ピン、38…キャンセルピ
ン、39…当接片、40…スリット、41…左右摺動
片、42…係合ピン、43…長孔、44…第二係合ピ
ン、45…第三係合ピン、46…切替レバー、47…長
孔、48…透孔、49…突起、50…キャンセルレバ
ー、51…ラチェット、52…軸孔、53…キャンセル
突起、54…当接片、55…爪、56…フルロック係合
段部、57…解除片、58…係合溝、59…軸孔、60
…小径部、61…第一係合部、62…鍔部、63…第二
係合部、64…第三係合部、65、66、67、68…
ピン孔、69…凹部、70…ピン、α…キャンセルピン
の下方への移動幅。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定されているストライカ33
    と、該ストライカ33と係合して回転する扉側の合成樹
    脂製ボディ1の表側の凹部32内に設けたラッチ34
    と、該ラッチ34のフルロック係合段部56に爪55が
    係合して前記ラッチ34の逆転を防止する前記凹部32
    内に設けたラチュット51と、アウター開扉ハンドルを
    開扉操作すると回転する前記ボディ1の裏側に設けたア
    ウター開扉レバー14と、該アウター開扉レバー14に
    上端部が軸着され該レバー14が開扉方向に回転すると
    下動する当接部39を有し前記凹部32内に設けたレバ
    ーリンク35と、該レバーリンク35の前記当接部39
    に当接する当接片54と前記レバーリンク35の端面に
    当接するキャンセル突起53とを有するキャンセルレバ
    ー50と、インナー開扉ハンドルを開扉操作すると回転
    して前記ラチュット51を前記ラッチ34より離脱させ
    るインナー開扉レバー19とからなり、前記キャンセル
    レバー50は金属板で形成して前記キャンセル突起53
    と前記当接片54とは前記キャンセルレバー50の一部
    を直角に曲げて形成し、前記キャンセルレバー50にピ
    ン孔65を前記ラチュット51にピン孔67を設け、前
    記キャンセルレバー50と前記ラチュット51とは隙間
    なく重合させて前記ピン孔65、67にピンを挿通して
    一体的に固定した車両用ワンモーションロック装置。
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