JPH07269182A - 車両用キーシリンダ取付構造 - Google Patents

車両用キーシリンダ取付構造

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JPH07269182A
JPH07269182A JP6371694A JP6371694A JPH07269182A JP H07269182 A JPH07269182 A JP H07269182A JP 6371694 A JP6371694 A JP 6371694A JP 6371694 A JP6371694 A JP 6371694A JP H07269182 A JPH07269182 A JP H07269182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key cylinder
edge
protrusion
mounting hole
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP6371694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Watanuki
喜夫 綿貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP6371694A priority Critical patent/JPH07269182A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付パネルの板厚を上げることなく、キーシ
リンダの回転防止力を高めることができる車両用キーシ
リンダ取付構造を提供する。 【構成】 第1突起部19の回転方向Rでの対応面19
aと、該対応面19aに対する第1切欠部18の対応縁
18aが、該対応縁18aと取付孔17との交点S1
おける取付孔17の接線Lに対してそれぞれ回転方向R
で略同一の鋭角θ 2 をなしている。従って、対応面19
aがキーシリンダ2の回転力に応じた強い力で対応縁1
8aに係合しても、その回転力は主に強度の高いエッジ
対応部S2に集中して、対応縁18aが変形しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用キーシリンダ取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用キーシリンダ取付構造とし
ては図4〜図6に示されるようなものが知られている
(実開昭62−133851号公報参照)。1は取付パ
ネルで、具体的にはドアのアウタパネルである。図は便
宜上、下向きに表されているため、取付パネル1の上側
がドア内部でキーシリンダ2の取付け方向(図中A方
向)となっており、下側がドア外部でキーシリンダ2の
取外し方向(図中B方向)となっている。この取付パネ
ル1には基本的に円形をした取付孔3が形成されてい
る。この取付孔3の対称位置には、大小2つの第1切欠
部4、5が形成されており、それと直交する対称位置に
2つの第2切欠部6が形成されている。そして、取付孔
3の前記各切欠部4〜6以外の縁部には、取付孔の剛性
を高めるためにフランジ7が取付け方向Aへ向けて曲折
形成されている。
【0003】キーシリンダ2は、全体円柱形状をしてお
り、一端には大径のキー差込部(図示せず)が形成され
ており、他端には操作力伝達用のレバー9が取付けられ
ている。また、このキーシリンダ2の側面には、前記第
1切欠部4、5に係合する大小の第1突起部10、11
と、各第2切欠部6を通過する第2突起部12が形成さ
れている。
【0004】更に、13がリテーナクリップで、このリ
テーナクリップ13の先端側部分は隆起部14となって
おり、この部分が一定のバネ性で撓む構造となってい
る。そして、この隆起部14には先端部から概略長方形
の凹部15が切欠かれた状態で形成されている(図7参
照)。この凹部15の先端部分はは左右に広がる傾斜縁
15aも形成されている。また、リテーナクリップ13
の基端部は手でつかむための立上げ部16となってい
る。
【0005】そして、前記キーシリンダ2を他端のレバ
ー9側から取付パネル1の取付孔3内へ挿入し、第1突
起部10、11は第1切欠部4、5に係合させ、第2突
起部12は第2切欠部6を通過させる。次いで、リテー
ナクリップ13の立上げ部16を手で持って、その先端
部の凹部15を前記キーシリンダ2に差込み、凹部15
の対向縁部15bを前記第2突起部12の対応面12a
に係合させて、キーシリンダ2が取付孔3から取外し方
向Bへ抜けるのを防止している。
【0006】このようにして取付けられたキーシリンダ
2は、第1突起部10、11と第1切欠部4、5との係
合により、軸心αを中心とした回転が規制されるので、
キー差込部(図示せず)キーを差込んで必要なキーの回
転操作を行うことができる。具体的には、第1突起部1
0、11の回転方向Rにおける対応面10a、11a
が、第1切欠部4、5の対応縁4a、5aにそれぞれ係
合することにより、軸心αを中心としたキーシリンダ2
の回転が防止される。そして、前記対応面10a、11
a及び対応縁4a、5aは、該対応縁4a、5aと取付
孔3との交点S1における取付孔3の接線Lに対して鈍
角θ1 となっているため、対応面10a、11aが特に
対応縁4a、5aの前記交点S1 に当たる状態で係合す
る。尚、S 2 はエッジ対応部で、第1突起部10、11
のエッジeに対する部位であり、前記交点S1 よりも高
強度である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両用キーシリンダ取付構造にあっては、第
1突起部10、11と第1切欠部4、5との係合によ
り、通常のキー操作時におけるキーシリンダ2の回転は
防止されるものの、対応面10a、11a及び対応縁4
a、5aが共に接線Lに対して鈍角θ1 であるため、例
えばキーシリンダ2に不正操作用の工具が挿入されて非
常に大きな回転力がキーシリンダ2に加えられると、力
が加えられた回転方向Rにおける対応縁4a、5aが強
度の低い交点S1 (図6参照)に特に当たり、該交点S
1 を変形させ、終いにはキーシリンダ2の回転を許し
て、ドアロックが解錠してしまうおそれがある。そのた
めに、従来は交点S1 が強い力を受けても変形しないよ
うに、取付パネル1の板厚を十分に上げていたため、そ
の分、車体重量の増加を招いている。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、取付パネルの板厚を上げること
なく、キーシリンダの回転防止力を高めることができる
車両用キーシリンダ取付構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用キ
ーシリンダ取付構造は、上記の目的を達成するために、
第1突起部の回転方向での対応面と、該対応面に対する
第1切欠部の対応縁が、該対応縁と取付孔との交点にお
ける取付孔の接線に対してそれぞれ回転方向で略同一の
鋭角をなしている。
【0010】
【作用】この発明によれば、第1突起部の対応面と第1
切欠部の対応縁が、取付孔の接線に対してぞれぞれ回転
方向で略同一の鋭角をなしているため、対応面がキーシ
リンダの回転力に応じた強い力で対応縁に係合しても、
その回転力は主に強度の高いエッジ対応部に集中して、
対応縁が変形しない。従って、キーシリンダが大きな不
正操作力を受けても回転しないため、取付パネルの板厚
を上げる必要がなくなり、車体重量の軽減化を図ること
ができる。
【0011】
【実施例】以下この発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0012】この実施例に係る取付孔17の第1切欠部
18は概略扇形をしており、第1突起部19もこの第1
切欠部18に相応した断面概略扇形の断面形状をしてい
る。すなわち、第1切欠部18は対応縁18aと湾曲外
縁18bを有し、第1突起部19は対応面19aと湾曲
外面19bを有している。そして、第1切欠部18の対
応縁18aは、該対応縁18aと取付孔17との交点S
1 における取付孔17の接線Lに対してそれぞれ回転方
向Rで鋭角θ2 をなしている。このように対応縁18a
が接線Lに対して鋭角θ2 になっている場合も、対応縁
18aの交点S 1 とエッジ対応部S2 とでは、エッジ対
応部S2 の方が高強度である。また、第1切欠部18の
形状を扇形にすることにより、第1切欠部18と第2切
欠部12とを一目で区別することができ、キーシリンダ
2を取付孔17内に挿入する際に、第1切欠部18と第
2切欠部12とを間違うおそれがない。
【0013】一方、第1突起部19の対応面19aも、
前記第1切欠部18の対応縁18aと同様に、前記接線
Lに対して鋭角θ2 をなしている。従って、第1突起部
19のエッジeは従来よりも鋭角になっている。
【0014】以上のように、この実施例では、第1突起
部対応面19aと第1切欠部18の対応縁18aが、取
付孔17の接線Lに対してぞれぞれ回転方向Rで同一の
鋭角θ2 をなしているため、例えば不正操作によりキー
シリンダ2に大きな回転力が加えられ、第1突起部19
の対応面19aが強い力で対応縁18aに係合しても、
その力は主に強度の高いエッジ対応部S2 の方に集中す
ることになり、対応縁18aが変形しない。従って、キ
ーシリンダ2が回転することはなく、ドアロックが解錠
されることはない。
【0015】尚、以上の説明では、取付孔17の縁部に
フランジ7を形成する例を示したが、本発明はフランジ
7がない取付孔17にも適用できる。
【0016】また、2つの第1突起部19及び第1切欠
部18を形成する例を示したが、少なくとも1つの第1
突起部と第1切欠部が形成されていれば良い。
【0017】更に、扇形の第1切欠部18と断面扇形の
第1突起部19を例にしたが、第1切欠部18が少なく
とも鋭角θ2 の対応縁18aを有し、第1突起部19が
少なくとも鋭角θ2 の対応面19aを有していれば、扇
形或いは断面扇形以外の形状であっても良い。
【0018】
【発明の効果】この発明に係る車両用キーシリンダ取付
構造は、以上説明して如き内容のものであって、第1突
起部の対応面と第1切欠部の対応縁が、取付孔の接線に
対してぞれぞれ回転方向で略同一の鋭角をなしているた
め、対応面がキーシリンダの回転力に応じた強い力で対
応縁に係合しても、その回転力は主に強度の高いエッジ
対応部に集中して、対応縁が変形しない。従って、キー
シリンダが大きな不正操作力を受けても回転しないた
め、取付パネルの板厚を上げる必要がなくなり、車体重
量の軽減化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る車両用キーシリンダ
取付構造を示す斜視図である。
【図2】取付孔を示す平面図である。
【図3】取付孔を示す斜視図である。
【図4】従来の車両用キーシリンダ取付構造を示す斜視
図である。
【図5】従来の取付孔を示す斜視図である。
【図6】従来の取付孔を示す平面図である。
【符号の説明】
1 取付パネル 2 キーシリンダ 6 第2切欠部 12 第2突起部 17 取付孔 18 リテーナクリップ 18 第1切欠部 18a 第1切欠部の対応縁 19 第1突起部 19a 第1突起部の対応面 S 交点 L 接線 θ2 鋭角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付パネルに少なくとも1つの第1切欠
    部と2つの対称な第2切欠部を有する円形の取付孔を形
    成すると共に、該取付孔内に前記第1切欠部に係合する
    第1突起部と第2切欠部を各々通過する第2突起部を有
    するキーシリンダを取付け、前記第1突起部と第1切欠
    部との係合によりキーシリンダの回転が防止され、且つ
    第2突起部と取付パネルとの間にリテーナクリップを差
    込むことによりキーシリンダの抜けが防止される車両用
    キーシリンダ取付構造において、 前記第1突起部の回転方向での対応面と、該対応面に対
    する第1切欠部の対応縁が、該対応縁と取付孔との交点
    における取付孔の接線に対してそれぞれ回転方向で略同
    一の鋭角をなすことを特徴とする車両用キーシリンダ取
    付構造。
  2. 【請求項2】 取付孔の縁部にキーシリンダの取付け方
    向へ曲折されたフランジが形成されている請求項1記載
    の車両用キーシリンダ取付構造。
  3. 【請求項3】 第1切欠部及び第1突起部と、第2切欠
    部及び第2突起部が、ぞれぞれ直交する方向の対称位置
    に形成されている請求項1又は請求項2記載の車両用キ
    ーシリンダ取付構造。
  4. 【請求項4】 第1切欠部が円弧状の湾曲外縁を有した
    概略扇形である請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用キーシリンダ取付構造。
JP6371694A 1994-03-31 1994-03-31 車両用キーシリンダ取付構造 Pending JPH07269182A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121936A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用ドアのキーシリンダ取付構造
CN114753721A (zh) * 2022-05-30 2022-07-15 湖北三环汽车电器有限公司 车门锁芯连杆安装结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002121936A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用ドアのキーシリンダ取付構造
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