JP3397261B2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP3397261B2
JP3397261B2 JP09688594A JP9688594A JP3397261B2 JP 3397261 B2 JP3397261 B2 JP 3397261B2 JP 09688594 A JP09688594 A JP 09688594A JP 9688594 A JP9688594 A JP 9688594A JP 3397261 B2 JP3397261 B2 JP 3397261B2
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丁 李
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蝶番に関し、更に詳しく
は、保管庫等の扉の支持に好適に使用することができる
蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフィス等で使用される保管
庫等としては、家具本体にその開口端を覆うように扉を
配設したものが広く用いられている。また、オフィス等
においては、この種の保管庫等が隙間なく並設されるこ
とが多い。したがって、この種の保管庫等の扉を家具本
体に支持するための蝶番としては、 保管庫等を隙間
なく並設しても扉を180゜近く開放させることができ
ること。 扉の開閉動作を一義的な動作に規制するも
のであること。 扉の前面に美観を損ねる切欠き等を
形成する必要がないこと。 扉の閉鎖時に互いに隣接
する保管庫等の扉間の隙間を小さくでき、しかも、扉の
開放時に扉又は蝶番が家具本体の収納部への物品の出し
入れの障害とならないこと。等の条件を全て満足するも
のであることが望ましい。
【0003】実開昭56−63768号、実公昭58−
20763号、実公昭62−6211号等に開示されて
いる扉の蝶番は、家具本体に対し回動可能なアームに扉
を回動可能に軸支したいわゆる2軸回動方式のものであ
り、何れも上記の条件を満足するが、上記の点は考
慮されていない。すなわち、扉がアームに対し独立に回
動可能であるため、アームの動きに対して扉の動きが一
定とならず、このため扉の開閉操作がしづらくなるとい
う欠点がある。また、これら何れの蝶番においても扉の
開放時にアームを扉の前面と交差させる必要があるの
で、扉の前面に切欠きが必要であり、上記の条件を満
足しない。さらに、これら2軸回動方式の蝶番において
は、アームの先端に軸支される扉の一側端からその軸支
位置までの距離を大きく設定すれば扉の閉鎖時に互いに
隣接する保管庫等の扉間の隙間を小さくすることができ
るが、その場合、扉の開放時に扉の一側端部が家具本体
の内側面の前方延長線よりも内方側にはみ出すものとな
ってしまう。したがって、上記の条件を満足させるこ
とが難しい。
【0004】実公平5−2772号等に開示されている
扉の蝶番は、扉を回動可能に軸支するアームが前後に移
動するように、このアームをリンクの1つとする4節リ
ンク機構を家具本体の内側面に取り付けた構成となって
いる。したがって、この蝶番は上記の条件を満足す
る。また、この蝶番においてはリンク機構のアームを扉
の前面と交差させる必要がないので、扉の前面に切欠き
を設ける必要がない。したがって上記の条件も満足す
る。しかし、上記の点は考慮されておらず、扉はアー
ムに対し独立に回動可能に軸支されているにすぎない。
さらに、また、扉開放時の扉の一側端位置について上記
の点が考慮されておらず、扉の解放時に扉が家具本体
の内側面の前方延長線より内方側にはみ出すとともに、
リンク機構自体が家具本体の内側面に取り付けられてい
るため、物品の出し入れの際の障害となる。
【0005】実公昭59−10295号、特開昭61−
257584号、実公平3−39590号等に開示され
ている蝶番は、4節若しくはそれ以上の多節リンク機構
を用いて扉を90゜以上回動させるものである。これら
の蝶番においては、リンク機構における2つのアームが
扉に軸着されており、扉の開閉動作がリンク機構によっ
て一義的な動きに規制されるので、上記の条件を満足
する。また、この蝶番においてはリンク機構のアームを
扉の前面と交差させる必要がないので、扉の前面に切欠
きを設ける必要がない。したがって上記の条件も満足
する。しかし、上記の点は考慮されておらず、扉を隣
りの保管庫の扉と干渉させずに180゜近く開放させる
ことができない。また、扉開放時の扉の一側端位置につ
いて上記の点が考慮されておらず、扉の解放時に扉が
家具本体の内側面の前方延長線より内方側にはみ出すと
ともに、リンク機構自体が家具本体の内側面に取り付け
られているため、物品の出し入れの際の障害となる。
【0006】実開平5−73176号に開示されている
蝶番は上記〜の点を考慮したものであり、4節リン
ク機構を用いて扉を隣りの保管庫の扉と干渉させず18
0゜近く回動させることができるので、上記の条件を
満足するものである。また、リンク機構における2つの
アームが扉に軸着されており、扉の開閉動作がリンク機
構によって一義的な動きに規制されるので、上記の条
件を満足する。さらに、この蝶番においてはリンク機構
のアームを扉の前面と交差させる必要がないので、扉の
前面に切欠きを設ける必要がない。したがって上記の
条件も満足する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、実開
平5−73176号に開示されている蝶番は上記〜
の条件のうち最多の3つ(〜)の条件を満足し得る
ものであるが、扉の開放時に扉の一側端部が家具本体の
内側面の前方延長線よりも内方側にはみ出すものとなっ
ているため、上記の条件を満足せず、家具本体収納部
頁の物品の出し入れの際に扉が障害になるという点に課
題が残されている。
【0008】したがって、本発明の目的は、上記〜
の条件の全てを満足し得る蝶番、すなわち、保管庫等を
隙間なく並設しても扉を180゜近く開放させることが
でき、扉の開閉動作を一義的な動作に規制することがで
き、扉の前面に美観を損ねる切欠き等を形成する必要が
なく、しかも扉を180゜近く開放した時に扉や蝶番が
家具本体の収納部への物品の出し入れの障害となること
を防止できる蝶番を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、保管庫等の家具本体の開口
端面を覆うように配設される扉を家具本体に開閉動可能
に支持するための蝶番であって家具本体の開口端面
固定されて開口端面より前方に突出する本体側取付片
一端がアーム支軸を介して本体側取付片に軸支さ
れ、他端が第1の扉支軸を介して扉の一側端近傍を軸支
し、該第1の扉支軸を保持する端部近くに切欠きを設け
第1のアームと一端が第2の扉支軸を介して扉の一
側端近傍に軸支される第2のアームとこの第2のアー
ムの他端に保持され且つ上記本体側取付片と上記第1の
アームとに各々形成された長孔にスライド可能に係合す
るスライド軸とを具備し、本体側取付片の長孔は直線状
であって、家具側面に近づくに従って家具本体の開口端
面から遠ざかるように傾斜しており、扉が閉じた状態で
はスライド軸が該長孔の前記開口端面に近い側の端部に
位置し、90度に開放された状態では遠い側の端部近く
に位置し、第1アームの長孔は、アーム支軸の位置と第
1の扉支軸の位置とを結ぶ直線ラインに平行に延伸して
おり、扉が90度近くに開放されている場合に本体側取
付片の長孔と概ね合致し、第1の扉支軸近くの扉端部で
あって扉の前面でない部位に、扉開放中における扉端部
と第1アーム及び第2アームとの干渉を防止する切欠き
を設けたことを特徴とする蝶番としたものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の蝶
番において、本体側取付片と第1のアームがそれぞれ互
いに対向する上下の対向壁部と、これら上下対向壁部間
を連結する縦壁部とを有し、第1のアームが本体側取付
片の上下の対向壁部間に、第2のアームが第1のアーム
の上下の対向壁部間にそれぞれ嵌合し、アーム支軸は第
1のアームの上下の対向壁部を貫通し且つその両端がそ
れぞれ本体側取付片の上下の対向壁部に保持され、スラ
イド軸は第1のアームの上下の対向壁部及び本体側取付
片の上下の対向壁部にそれぞれ形成された長孔にスライ
ド可能に係合していることを特徴とする。
【0011】他の第1の形態として、請求項1記載の蝶
番において、本体側取付片には該本体側取付片を家具本
体の開口端面にねじ止めするためのねじを通す通孔が形
成されているように構成する
【0012】他の第2の形態として、請求項2記載の蝶
番において、本体側取付片の縦壁部には該縦壁部を家具
本体の開口端面にねじ止めするためのねじを通す通孔
と、家具本体の開口端面に形成された係合穴に係合して
該係合穴の縁に係止される係止爪と、家具本体の開口端
面に形成された位置決め穴に係合する位置決め突起とが
形成されているように構成する
【0013】他の第3の形態として、請求項1記載の蝶
番において、第1の扉支軸は扉の内面に固着されたブラ
ケットの軸受穴に回動可能に挿嵌されるように第1のア
ームに突設されており、第2の扉支軸は第2のアームの
一端部に保持されると共に、第2の扉支軸には扉の内面
に固着された保持片の嵌合溝に挿嵌される軸受片が回動
可能に保持されているように構成する
【0014】
【作用】請求項1記載の蝶番においては、扉を実質上リ
ンクの1つとする4節リンク機構の動きにより、扉の開
動初期時に扉全体を家具本体の開口端面の前方に移動さ
せることができる。したがって、家具本体や隣接する保
管庫等の扉に干渉することなく扉を180゜近く開放さ
せることができる。
【0015】また、扉は第1及び第2のアームに軸支さ
れて実質上4節リンク機構のリンクの1つを構成するの
で、扉の開閉動作を一義的な動作に規制することができ
る。したがって、扉の開閉操作が容易になる。さらに、
第1及び第2のアームを扉の前面と交差させずに扉を1
80゜近く開放させることができるので、扉の前面に切
欠きを形成する必要がない。したがって、人目に付きや
すい扉の前面の美観の低下を防止することができる。
【0016】さらに、扉を180゜近く開放させるには
第2のアームの一端と扉とを連結する第2の扉支軸を第
1の扉支軸の周りに180゜近く回動させる必要がある
が、第2のアームの他端に保持されているスライド軸は
本体側取付片と第1のアームとに各々形成されている長
孔にスライド可能に係合しているので、扉の閉位置から
第1のアームを大きく回動させることなく、第2の扉支
軸を第1の扉支軸の周りに180゜近く回動させること
ができる。したがって、第1のアームと扉とを連結する
第1の扉支軸を家具本体の内側面の前方延長線よりも外
側位置に保ちつつ扉を180゜近く開放させることがで
きるので、扉を180゜近く開放した時に扉が家具本体
の内側面の前方延長線よりも内側にはみ出ることを防止
できる。したがって、物品を何等の障害もなく家具本体
の内側面に沿って出し入れできることとなる。
【0017】請求項2記載の蝶番においては、本体側取
付片及び第1のアームがそれぞれ上下の対向壁部と縦壁
部とで断面略コ字状の構造体を形成しており、第1のア
ームが本体側取付片の上下の対向壁部間に、第2のアー
ムが第1のアームの上下の対向壁部間にそれぞれ嵌合し
ており、アーム支軸は第1のアームの上下の対向壁部を
貫通し両端がそれぞれ本体側取付片の上下の対向壁部に
保持されており、スライド軸は第1のアームの上下の対
向壁部及び本体側取付片の上下の対向壁部にそれぞれ形
成された長孔にスライド可能に係合しているので、支持
強度の高い蝶番を実現することができる。
【0018】他の第1の形態の蝶番においては本体側
取付片を家具本体に取り付ける作業を家具本体の外側で
容易に行うことができる。
【0019】他の第2の形態の蝶番においては家具本
体の開口端面に形成された位置決め穴への位置決め突起
の係合により、本体側取付片を簡単に所定位置に位置決
めすることができる。また、本体側取付片の係止爪を家
具本体の係合穴の縁に係止させることができるので、ね
じ止め用のねじを少なくでき、本体側取付片を家具本体
に取り付ける作業を家具本体の外から容易迅速に行うこ
とができる。
【0020】他の第3の形態の蝶番においては、第1の
アームに突設された第1の扉支軸を扉の内面に固着され
たブラケットの軸受穴に差し込むとともに、第2の支軸
に保持された軸受片を扉の内面に固着された保持片の嵌
合溝に差し込むことにより、蝶番と扉とを容易に連結す
ることができる。したがって、家具本体と扉と蝶番をオ
フィス等の現場で容易に組み立てることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0022】図1乃至図8は本発明を保管庫に適用した
場合の一実施例を示したもので、図1は保管庫の家具本
体上部に取り付けられる蝶番の分解斜視図、図2は蝶番
と家具本体との取付け構造を説明するための斜視図、図
3は蝶番を取り付けるための扉の構造を説明するための
要部斜視図、図4は上下部にそれぞれ蝶番を取り付けた
家具本体の要部正面図、図5は家具本体と蝶番と扉の取
付け状態を示す要部側面図、図6乃至図8はそれぞれ蝶
番の動作を説明するための要部横断面平面図である。
【0023】はじめに図1乃至図6を参照すると、この
実施例の保管庫はその前面に開口する収納部2aを有す
る家具本体2(図1,図4参照)と、この家具本体2の
前面すなわち開口端面を覆うように家具本体2の前面に
配設される扉3(図3,図5参照)とを有する。図1及
び図4に示すように、家具本体2は右側板4と左側板
(図示省略)と、天板5と、底板6と、背面板(図示省
略)とを有し、右側板4の前面折曲縁4aと、左側板の
前面折曲縁(図示省略)と、天板5及び底板6の前面折
曲縁5a,6aとが家具本体2の前面すなわち開口端面
をなしている。
【0024】図5に概略的に示すように、天板5は前面
折曲縁5aの下端から後方に折曲された下端折曲縁5b
を有し、天板5の前端部内側には補強板5cが固着され
ている。また、図2及び図6に示すように、右側板4は
前面折曲縁4aの内端から後方に折曲された内端折曲縁
4bを有し、右側板4の前端部内側には補強板4cが固
着されている。左側板は右側板と同様の補強構造を有す
る。底板6は、図示は省略するが、前面折曲縁6aの上
端から後方に折曲された上端折曲縁を有し、この上端折
曲縁と同一面に内底板が固設されている。
【0025】図4に示すように、扉3はその一側端の上
部と下部がそれぞれ本発明の特徴をなす上下の蝶番7,
8により家具本体2に開閉可能に支持されるものとなっ
ている。上下の蝶番7,8は上下対称な構造をなすが、
その基本構造は同一であるので、以下、上蝶番7につき
詳細に説明することとし、下蝶番8においては、上蝶番
7と同様の構成要素に同一参照符号を付して詳細な説明
を省略することとする。
【0026】図1を参照すると、上蝶番7は、家具本体
2の天板5の前面折曲縁5aに取着されて前方に突出す
る本体側取付片9と、一端がアーム支軸10を介して本
体側取付片9に軸支され、且つ、他端が第1の扉支軸1
1を介して扉3の一側端近傍を軸支する第1のアーム1
2と、一端が第2の扉支軸13を介して扉3の一側端近
傍を軸支する第2のアーム14と、この第2のアーム1
4の他端に保持され且つ本体側取付片9と第1のアーム
12とに各々形成された長孔15,16にスライド可能
に係合するスライド軸17とを備えている。
【0027】本体側取付片9は1枚の平板状の板片から
なるものであってもよいが、この実施例では、本体側取
付片9は互いに対向して左右方向に延びる上下一対の対
向壁部9a,9bと、これら上下対向壁部9a,9bの
後縁部間を連結する縦壁部9cとを有し、縦断面略コ字
状をなしている。同様に、第1のアーム13は1枚の平
板状の板片からなるものであってもよいが、この実施例
では、第1のアーム12は互いに対向して左右方向に延
びる上下一対の対向壁部12a,12bと、これら上下
対向壁部12a,12bの後縁部及び内端縁部(左端縁
部)間を連結する縦壁部9cとを有し、縦断面略コ字状
をなしている。そして、第1のアーム12は本体側取付
片9の上下の対向壁部9a,9b間に嵌合しており、第
2のアーム14は第1のアーム12の上下の対向壁部1
2a,12b間に嵌合している。また、アーム支軸10
は第1のアーム12の上下の対向壁部12a,12bを
貫通し且つその両端がそれぞれ本体側取付片9の上下の
対向壁部9a,9bに保持され、一方、スライド軸17
は第1のアーム12の上下の対向壁部12a,12b及
び本体側取付片9の上下の対向壁部9a,9bに形成さ
れた長孔15,16にスライド可能に係合している。
【0028】図2に示すように、上蝶番7の本体側取付
片9は家具本体2の天板5の前面折曲縁5aに形成され
たねじ穴5dに螺合するねじ18で家具本体2の天板5
の前面折曲縁5a(すなわち開口端面)に取着されるも
のとなっている。したがって、上蝶番7の本体側取付片
9の縦壁部9cにはねじ18通す通孔9dが形成されて
いる。また、この実施例では、縦壁部9cには家具本体
2の天板5の前面折曲縁5aに形成された係合穴5eに
係合して該係合穴5eの縁に係止される係止爪9eが形
成されており、さらに縦壁部9cには天板5の前面折曲
縁5aに形成された位置決め穴5fに係合する位置決め
突起9fが形成されている。下蝶番8の本体側取付片9
は上蝶番7と同様の方法で家具本体2の底板6の前面折
曲縁6aに位置決め及びねじ止めされるものとなってい
る。
【0029】一方、図3に概略的に示すように、扉3の
一側端近傍の内面には上下端に軸受穴19aを有するブ
ラケット19が例えば溶接により固設されており、また
扉3の一側端近傍の内面には該内面との間に嵌合溝20
aを形成する保持片が例えば溶接により固設されてい
る。そして、図1及び図4からわかるように、第1の扉
支軸11は上記ブラケット19の軸受穴19aに回動可
能に挿嵌されるように第1のアーム12の上記他端に突
設されている。ここでは、上蝶番7の第1の扉支軸11
は第1のアーム12の上下の対向壁12a,12bに形
成された穴に嵌合し、上端が上対向壁12aにかしめら
れて保持されている。また、図4及び図5からわかるよ
うに、上蝶番7第2の扉支軸13は第2のアーム14
の一端部に保持されると共に、第2の扉支軸13には上
記保持片20の嵌合溝20aに挿嵌される軸受片21が
回動可能に保持されている。すなわち、図示の第2のア
ーム14の一端部には上下に二又状に分岐した軸保持部
14a,14bが形成されており、第2の扉支軸13は
両端が軸保持部14a,14bに保持されると共に、軸
保持部14a,14bの間で軸受片21が第2の扉支軸
13に回動可能に嵌合保持されている。
【0030】なお、上蝶番7の第1の扉支軸11及び軸
受片21はそれぞれ上からブラケット19の軸受穴19
a及び保持片20の嵌合溝20aに挿嵌されるように形
成されているのに対し、下蝶番8の第1の扉支軸11及
び軸受片21はそれぞれ下からブラケット19の軸受穴
19a及び保持片20の嵌合溝20aに挿嵌されるよう
に形成されている点が上蝶番7と異なる。
【0031】図6乃至図8は上記構成を有する蝶番の動
作を示したものであり、図6は扉3が閉止されていると
き、図7は扉3が約90゜開放されたとき、図8は扉3
が180゜近く開放された状態を示す。図6からわかる
ように、扉3が閉止状態のとき、扉3の一側端(図中右
端)は、家具本体2の一側端(図中右端)近傍に位置し
ているが家具本体2の一側端の外方にはみ出していない
ので、保管庫の家具本体2を隙間なく並設することがで
きる。また、扉3は第1及び第2のアーム12,14に
軸支されて実質上4節リンク機構のリンクの1つを構成
するので、4節リンク機構の動きにより、扉3の開動初
期時に扉3全体が家具本体2の開口端面の前方に移動す
る。したがって、家具本体2や隣接する保管庫の扉3’
(図7,図8参照)と干渉することなく扉3を180゜
近く開放させることができる。図8からわかるように、
扉3が180゜近く開放されたとき、扉3は隣りの保管
庫の扉3’とほぼ平行になり、扉3’の前面と僅かな隙
間を介して重なる。したがって、それ以上の開動は不要
である。
【0032】また、上述したように、扉3は第1及び第
2のアーム12,14に軸支されて実質上4節リンク機
構のリンクの1つを構成するので、扉3の開閉動作を一
義的な動作に規制することができる。したがって、扉3
の開閉操作が容易になる。しかも、第1及び第2のアー
ム12,14を扉3の前面と交差させずに扉3を180
゜近く開放させることができるので、扉3の前面に切欠
きを形成する必要がない。したがって、人目に付きやす
い扉3の前面の美観の低下を防止することができる。
【0033】なお、この実施例では、扉3の180゜近
い開放を確保するために、図1に示すように、第1のア
ーム12の上下の対向壁部12a,12bには第1の扉
支軸11を保持する端部の近傍に切欠き12dが形成さ
れており、また、図6〜図8に示すように、扉3の一側
端部(図6の右端部)には第1及び第2のアーム12,
14を受容する切欠き3aが形成されている。しかし、
扉3の切欠き3aは閉じた保管庫の正面からは見えない
ので、扉3の前面の美観を損ねることはない。
【0034】さらに、図6乃至図8からわかるように、
扉3を閉止位置から180゜近く開放させるには第2の
アーム14の一端と扉3とを連結する第2の扉支軸13
を第1の扉支軸11の周りに180゜近く回動させる必
要があるが、第2のアーム14の他端に保持されている
スライド軸17は本体側取付片9と第1のアーム12と
に各々形成されている長孔15,16にスライド可能に
係合しているので、扉3の閉位置から第1のアーム12
を大きく回動させることなく、第2の扉支軸13を第1
の扉支軸11の周りに180゜近く回動させることがで
きる。したがって、第1のアーム12と扉3とを連結す
る第1の扉支軸11を家具本体2の内側面の前方延長線
Lよりも外側位置に保ちつつ扉を180゜近く開放させ
ることができるので、扉3を180゜近く開放した時に
扉3が家具本体2の内側面の前方延長線Lよりも内側に
はみ出すことを防止できる。したがって、ファイルケー
ス、書籍等の物品を何等の障害もなく家具本体2の内側
面に沿って出し入れできる。
【0035】なお、この実施例では、第1のアーム12
の長孔16はアーム支軸10と第1の扉支軸11とを結
ぶ直線と平行に延びており、本体側取付片9の長孔15
は扉3が90゜近い開度のときに第1のアーム12の長
孔16とほぼ合致するように、家具本体2の開口端面に
対して斜め方向に延びている。
【0036】また、上記構成の蝶番においては、本体側
取付片9及び第1のアーム12がそれぞれ上下の対向壁
部9a,9b,12a,12bと縦壁部9c,12cと
で断面略コ字状の構造体を形成しており、第1のアーム
12が本体側取付片9の上下の対向壁部9a,9b間に
嵌合するとともに、第2のアーム14が第1のアーム1
2の上下の対向壁部12a,12b間に嵌合しており、
アーム支軸10は第1のアーム12の上下の対向壁部1
2a,12bを貫通し両端がそれぞれ本体側取付片9の
上下の対向壁部9a,9bに保持されており、さらにス
ライド軸17は第1のアーム12の上下の対向壁部12
a,12b及び本体側取付片9の上下の対向壁部9a,
9bにそれぞれ形成された長孔15,16にスライド可
能に係合しているので、支持強度の高い蝶番となってい
る。
【0037】さらに、上記構成の蝶番においては、本体
側取付片9を家具本体2の開口端面(上蝶番7の場合は
天板5の前面折曲縁5a、下蝶番8の場合は底板6の前
面折曲縁6a)に取り付けることができるので、本体側
取付片9が家具本体2の収納部への物品の出し入れの障
害となることを防止できる。また、本体側取付片9を家
具本体2に取り付ける作業を家具本体2の外側で容易に
行うことができる。
【0038】さらに、上記構成の蝶番においては、本体
側取付片9の係止爪9eを家具本体2の係合穴5eの縁
に係止させることができるので、ねじ止め用のねじ18
を少なく例えば1つにすることができ、本体側取付片9
を家具本体2に取り付ける作業を容易迅速に行うことが
できる。
【0039】また、上記構成の蝶番においては、第1の
アーム12に突設された第1の扉支軸11を扉3の内面
に固着されたブラケット19の軸受穴19aに差し込む
とともに、第2の支軸13に保持された軸受片21を扉
3の内面に固着された保持片20の嵌合溝20aに差し
込むことにより、蝶番7,8と扉3とを容易に連結する
ことができる。したがって、家具本体2と扉3と蝶番
7,8とをオフィス等の現場で容易に組み立てることが
できる。
【0040】以上、図示実施例につき説明したが、本発
明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、
例えば次のような変形例を包含する。
【0041】(a) 上記実施例では、第2のアーム14が
第2の扉支軸13と軸受片21と保持片20を介して扉
3に軸着されるように構成されているが、第1のアーム
12と同様に第2のアーム14に突設した第2の扉支軸
を扉3の内面に固設されるブラケットの軸受穴に回動可
能に挿嵌する構成としてもよい。
【0042】(b) 第2のアーム14は平板状の板片の曲
げ加工により形成されているが、その剛性を高めるため
に、図9に示すように、第2のアームの背面部に補強リ
ブ14cを設けてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、保管庫等を隙間なく並設しても扉を180゜
近く開放させることができ、扉の開閉動作を一義的な動
作に規制することができ、扉の前面に美観を損ねる切欠
き等を形成する必要がなく、しかも扉を180゜近く開
放した時に扉や蝶番が家具本体の収納部への物品の出し
入れの障害となることを防止できる蝶番を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蝶番を保管庫の家具本体に取り付ける
場合の一実施例を示す家具本体上部と該上部に取り付け
られる蝶番の分解斜視図である。
【図2】図1に示す蝶番と家具本体との取付け構造を説
明するための斜視図である。
【図3】図1の蝶番を取り付けるための扉の構造を示す
要部斜視図である。
【図4】図1に示す家具本体の上下部にそれぞれ蝶番を
取り付けた状態を示す要部正面図である。
【図5】図1の家具本体と蝶番と扉の取付け状態を示す
要部側面図である。
【図6】図1の蝶番を介して家具本体に支持された扉を
閉止した状態を示す要部横断面平面図である。
【図7】図1の蝶番を介して家具本体に支持された扉を
約90゜開放した状態を示す要部横断面平面図である。
【図8】図1の蝶番を介して家具本体に支持された扉を
180゜近く開放した状態を示す要部横断面平面図であ
る。
【図9】第2のアームの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 家具本体 3 扉 4 右側板 5 天板 5a 前面折曲縁 6 底板 6a 前面折曲縁 7 上蝶番 8 下蝶番 9 本体側取付片 9a,9b 対向壁部 9c 縦壁部 10 アーム支軸 11 第1の扉支軸 12 第1のアーム 12a,12b 対向壁部 12c 縦壁部 13 第2の扉支軸 14 第2のアーム 15,16 長孔 17 スライド軸 19 ブラケット 19a 軸受穴 20 保持片 20a 嵌合溝 21 軸受片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 7/085 E05D 3/02,3/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保管庫等の家具本体の開口端面を覆うよ
    うに配設される扉を家具本体に開閉動可能に支持するた
    めの蝶番であって 家具本体の開口端面に固定されて開口端面より前方に
    突出する本体側取付片と 一端がアーム支軸を介して本体側取付片に軸支され、他
    端が第1の扉支軸を介して扉の一側端近傍を軸支し、該
    第1の扉支軸を保持する端部近くに切欠きを設けた第1
    のアームと 一端が第2の扉支軸を介して扉の一側端近傍に軸支され
    る第2のアームと この第2のアームの他端に保持され且つ上記本体側取付
    片と上記第1のアームとに各々形成された長孔にスライ
    ド可能に係合するスライド軸とを具備し、 本体側取付片の長孔は直線状であって、家具側面に近づ
    くに従って家具本体の開口端面から遠ざかるように傾斜
    しており、扉が閉じた状態ではスライド軸が該長孔の前
    記開口端面に近い側の端部に位置し、90度に開放され
    た状態では遠い側の端部近くに位置し、 第1アームの長孔は、アーム支軸の位置と第1の扉支軸
    の位置とを結ぶ直線ラインに平行に延伸しており、扉が
    90度近くに開放されている場合に本体側取付片の長孔
    と概ね合致し、 第1の扉支軸近くの扉端部であって扉の前面でない部位
    に、扉開放中における扉端部と第1アーム及び第2アー
    ムとの干渉を防止する切欠きを設けた ことを特徴とする
    蝶番。
  2. 【請求項2】 本体側取付片と第1のアームがそれぞれ
    互いに対向する上下の対向壁部と、これら上下対向壁部
    間を連結する縦壁部とを有し、第1のアームが本体側取
    付片の上下の対向壁部間に、第2のアームが第1のアー
    ムの上下の対向壁部間にそれぞれ嵌合し、アーム支軸は
    第1のアームの上下の対向壁部を貫通し且つその両端が
    それぞれ本体側取付片の上下の対向壁部に保持され、ス
    ライド軸は第1のアームの上下の対向壁部及び本体側取
    付片の上下の対向壁部にそれぞれ形成された長孔にスラ
    イド可能に係合していることを特徴とする請求項1記載
    の蝶番。
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