JP2005278872A - 遊技機用ヒンジ機構 - Google Patents

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義典 末廣
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Abstract

【課題】パチンコ機,スロットマシン等の遊技機の扉の軸支側からの不正を防止するとともに、開閉時の扉の動きを適宜自由に設定できるようにする。
【解決手段】枠本体2に扉体6を開閉自在に装着する遊技機用ヒンジ機構7において、前記枠本体2に略水平に固着される固定基板16と、前記扉体6に略水平に固着される取付基板17と、前記固定基板16に回動軸18を介して回動自在に軸支すると共に一端を前記取付基板17に第一連結軸28を介して軸支する第一リンク9と、一端が前記取付基板17に第二連結軸33を介して軸支され他端にガイドピン20が突設された第二リンク21とにより構成され、前記固定基板16に主ガイド溝22を形成すると共に前記第一リンク19に副ガイド溝25を形成し、前記ガイドピン20を前記主ガイド溝22と副ガイド溝25とに貫挿し、前記扉体6の開閉時に前記ガイドピン20が前記主ガイド溝22内及び副ガイド溝25内を移動することにより該扉体6の動きが規制されるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明はパチンコ機,スロットマシン等の遊技機の扉を開閉可能に連結するヒンジ機構に関するものである。
一般にヒンジ機構によって開閉可能に支持されている遊技機の扉の前面には、球皿,ディスプレイ枠,操作釦、或いは装飾用の表面板等が設けられていることから遊技者側に突出したものとなっている。さらに、近年ではデザインのマンネリ化を打破するために、透明板扉枠の装飾カバーを膨出させて立体的なデザインにする傾向にある。このため、扉を開く際に開度が十分でないうちに隣接する遊技機や球貸機等に扉が衝突するおそれがあり、メンテナンスに支障をきたしたり装飾部を破損させたりするおそれがあった。
その衝突を避けるために、複数のリンクを介して扉を支持することにより、大きく円弧状の軌跡を描いて扉が開閉されるようにする蝶番機構が開示されている(例えば、特許文献1又は2参照。)。
特開平06−292758号公報 実公平06−32147号公報
ところで上記従来の蝶番機構は、前枠等の扉の回動軸がリンクによって内方に移動するように、リンクの枠体側の軸が扉側の軸より扉の自由端側に設けられているため、扉の開閉時に隣接する遊技機や球貸機等への干渉は解消されるものの、遊技者が不正目的で扉の軸支側端部を手前に引いてこじ開けようとすると、リンクの枠体側の軸を中心にリンクを回動させる方向にその力が作用してしまうため、簡単に扉の基端部に隙間を生じさせていた。そのため、この隙間から針金等の不正具を差し込まれて球払出装置や入賞装置等に不正行為が行われ、メダル,遊技球等が盗難されるという問題があった。
そこで本発明は、扉の軸支側からの不正を防止するとともに、扉の開閉時の動きを適宜自由に設定できる遊技機用ヒンジ機構を提供しようとするものである。
そのために、請求項1記載の発明は、枠本体に扉体を開閉自在に装着する遊技機用ヒンジ機構において、前記枠本体に略水平に固着される固定基板と、前記扉体に略水平に固着される取付基板と、前記固定基板に回動軸を介して回動自在に軸支すると共に一端を前記取付基板に第一連結軸を介して軸支する第一リンクと、一端が前記取付基板に第二連結軸を介して軸支され他端にガイドピンが突設された第二リンクとにより構成され、前記固定基板に主ガイド溝を形成すると共に前記第一リンクに副ガイド溝を形成し、前記ガイドピンを前記主ガイド溝と副ガイド溝とに貫挿し、前記扉体の開閉時に前記ガイドピンが前記主ガイド溝内及び副ガイド溝内を移動することにより該扉体の動きが規制されるようにしたことを特徴とする。そのため、主ガイド溝及び副ガイド溝の形状を適宜設定することにより扉体の開閉時の動きを必要に応じて自由に設定することができる。なお、前記固定基板又は取付基板の少なくともいずれか一方を、枠本体又は扉体に一体的に設けるようにしてもよい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記副ガイド溝を前記扉体側に凸状に湾曲する長孔状に形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記主ガイド溝を前記枠本体側に凸状に湾曲する長孔状に形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記副ガイド溝の前記扉体の自由端側に位置する端部に前記第一リンクの回動軸を曲率中心とする前記ガイドピンの円弧状の移動を阻止する鉤状凹部を形成し、前記扉体の全閉状態時に前記ガイドピンを前記鉤状凹部に位置させることで該扉体の基端側が前記枠本体から離間するのを阻止するようにしたことを特徴とする。このようにすることで、軸支側から扉体をこじ開けようとしてもガイドピンが鉤状凹部の内周縁に当接してリンクを回動させることはなく、不正を確実に防止することができる。
また、前記主ガイド溝は枠本体の横幅方向に形成され、該主ガイド溝の枠本体の軸支側の端部位置を他側端部位置より枠本体の前面側寄りに位置させるのが好ましい。
また、前記扉体の閉鎖状態にあって前記副ガイド溝は平面視して前記主ガイド溝に対して枠本体の前面側に所定角度なすように形成するのが好ましい。その角度は0度より大きく90度より小さい範囲で設定される。
前記副ガイド溝の湾曲部を該副ガイド溝の始端側に位置して設けるのが好ましく、回転支軸を早くパチンコ機の内方に移動させることができる。
リンクの動きを主ガイド溝及び副ガイド溝により規制するようにしたので、主ガイド溝及び副ガイド溝の形状を適宜設定することにより開閉時の扉の動きを必要に応じ自由に設定でき、しかも扉体の軸支側からの不正を確実に防止することができる。
次に、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。図1は遊技機としてのパチンコ機の正面図である。図において、1は枠本体として方形枠状に形成されたパチンコ機の機枠、2は機枠1の前面にヒンジ機構3により開閉自在に装着される扉体としての前面枠であり、該前面枠2の裏面側に設けられる遊技盤取付枠4に遊技盤5が着脱自在に取着される。また、前面枠2の前面には、該前面枠2を枠本体として、遊技盤5が視認できるようにガラス又はアクリル,ポリカーボネート等の合成樹脂による透明板が保持される扉体としての透明板扉枠6がヒンジ機構7により開閉自在に設けられる。そして、透明板扉枠6の下方には打球供給皿8が設けられると共に該打球供給皿8の余剰球を貯留する余剰球受皿9が一体に設けられ、透明板扉枠6と共に開閉するようにしている。また、その側方に打球の飛力を調整する操作ハンドル10が設けられている。なお、透明板扉枠6と打球供給皿8とを別体に形成して、打球供給皿8が前板を介して独立して開閉するようにしてもよく、さらに打球供給皿8と余剰球受皿9とが一体に開閉するようにしてもよい。
前記透明板扉枠6は、図1及び図2に示すように透明板としてのガラス板11を介して遊技盤5が視認できるように額縁状に形成されており、枠体12と、該枠体12の前面に取付けられる装飾カバー体13とにより大略構成される。そして、枠体12の裏面側には上方が開放したコ字形の保持枠材14が取付けられ、該保持枠材14には前記ガラス板11が複数嵌るガラス挿入溝14a,14aが設けられている。装飾カバー体13の周縁には不正防止用リブ15が設けられ、前面枠2の突堤に対向して設けることにより針金等が侵入するクリアランスをなくし、針金等の異物を突っ込んで遊技機内を操作する不正行為を防止する。
前記ヒンジ機構7は、図3に示すように前記前面枠2に略水平に固着される固定基板16と、透明板扉枠6に略水平に固着される取付基板17と、固定基板16に略中間部を回動軸18により回動自在なるように軸支され一端を取付基板17に第一連結軸28により軸支する第一リンク19と、取付基板17に水平面内で回動自在なるように一端を第二連結軸33により軸支すると共に他端にガイドピン20を突設した第二リンク21とにより構成される。
前記固定基板16にはガイドピン20が遊挿され、く字状に形成された第二リンク21の動きを規制する主ガイド溝22が形成されている。主ガイド溝22は、直線の長孔状に形成され、該主ガイド溝22の始端位置(透明板扉枠6の全閉状態時のガイドピン20の初期位置)は終端位置(透明板扉枠6の全開状態時のガイドピン20の最終位置)よりも後寄りに位置して、機枠1の開口面に対して約30度内向きに傾斜して形成されている。また、第一リンク19は、該第一リンク19を取付基板17に軸支するアーム状の軸支部23と幅広の板状部24とにより全体鉈型に形成されている。前記板状部24には、ガイドピン20が遊挿される副ガイド溝25が急傾溝部25aと緩傾溝部25bとにより透明板扉枠6側に凸状となるように略へ字状に湾曲した長孔状に形成され、主ガイド溝22と共に該第一リンク19の回動範囲を規制するようにしている。前記副ガイド溝25は、湾曲部が該副ガイド溝25の始端寄り(透明板扉枠6の自由端側)に位置しており、湾曲部までの急傾溝部25aにより透明板扉枠6の初動開放操作により第一連結軸28を透明板扉枠6の自由端側に早く移動させることができる。そして、透明板扉枠6の閉鎖時には、図4に示すように副ガイド溝25の始端部と主ガイド溝22の始端部とのなす角度αが約40度に設定され、終端部は主ガイド溝22の終端部とほぼ平行となるように設けられている。また、主ガイド溝22と副ガイド溝25とは、図4に示すように透明板扉枠6の全閉状態時において合致しない形状としている。それというのも、透明板扉枠6の全閉状態時に主ガイド溝22と副ガイド溝25とが平面視して合致する形状とすると、ガイドピン20が単に主ガイド溝22を移動することとになり、第一リンク19を可動させることはなく、第一連結軸28が移動せず意味のないものになってしまうため、主ガイド溝22と副ガイド溝25とを異形状としている。なお、主ガイド溝22と副ガイド溝25とを同形状として、透明板扉枠6の全閉状態時において主ガイド溝22と副ガイド溝25とが完全に合致せずに位置がずれていればよい。
前記第一リンク19及び第二リンク21は、図5に示すように固定基板24及び取付基板17を挟むように軸着している。この実施例において、第一リンク19は固定基板16の上面に回動軸18により回動自在に軸支すると共に、一端を取付基板17の上面であり回動軸18より透明板扉枠6の基端側に位置して透明板扉枠6の回転軸となる第一連結軸28により軸支している。また、第二リンク21は第一リンク19の第一連結軸28と所定間隔を離して取付基板17の下面に水平面内で回転自在なるように第二連結軸33により軸支すると共に他端のガイドピン21を固定基板16の主ガイド溝22の下方から臨ませ、さらに第一リンク19の副ガイド溝25に遊挿し、座付ビス27をガイドピン20に螺着することにより抜け止めを施している。なお、主ガイド溝22及び副ガイド溝25は、ガイドピン20の初期位置(透明板扉枠6の全閉状態時)を起点として前面枠2の前面側でありかつ回動軸18側に設けられ、かつ透明板扉枠6の閉鎖時に副ガイド溝25の始端部と主ガイド溝22の始端部とのなす角度αは、0度<α<90度を満たすものである。この条件のもとで、主ガイド溝22及び副ガイド溝25は、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて任意に変更が可能であり、例えば主ガイド溝22を機枠1の開口面と平行となるように形成したり湾曲状に形成してもよい。また、第一リンク19及び第二リンク21の形状は実施例の形状に限定されるものではなく、例えば第二リンク21は直線棒状であってもよい。
上記構成のヒンジ機構7は、固定基板16を前面枠2にボルト又はビス着し、取付基板17を透明板扉枠6の内面にボルト又はビス着することで取付けられる。なお、前面枠2には、図5に示すように主ガイド溝22の下方に位置して凹状の切欠き36が形成され、該切欠き36内を第二リンク部材21が移動し得るようにしている。第二リンク部材21が切欠き36によって保護されて該切欠き36内を移動するため、ヒンジ機構7は安定した状態で回動作用することができる。
このように構成したヒンジ機構7では、透明板扉枠6を図6に示すように開放操作したとき、ガイドピン20が主ガイド溝22に規制されて移動することにより、第一リンク19が回動軸18を中心に内向き回動(図上反時計回り)し、透明板扉枠6は第一連結軸28が回動軸18を曲率中心とした回動によってパチンコ機の内方へ移動するのにともなって開放し、かつ傾斜状の主ガイド溝22により前面側に移動して図7に示すように前面枠2に対して約100度開放した全開状態となる。このように、主ガイド溝22と副ガイド溝25との形状を異ならせ、主ガイド溝22と副ガイド溝25の始端部の傾斜角度を異ならせて所定角度なすように形成したことにより、透明板扉枠6の開放操作によりすぐに第一リンク19が回動して第一連結軸28を前面枠2から離脱させ、透明板扉枠6の自由端側であるパチンコ機の内方に移動させるため、透明板扉枠6は全開状態になっても、機枠1本体の側面からはみ出さないようにすることができる。このため、透明板扉枠6は膨出した装飾カバー体13が設けられていても隣接する遊技機や球貸機等に接触することなく開閉することができる。また、実施例において、第一連結軸28が回動軸18を透明板扉枠6側に越えないように位置させたので、遊技盤5の装着時に透明板扉枠6が邪魔になることはない。なお、ガイドピン20の外周にローラを回転自在に設け、主ガイド溝22及び副ガイド溝25内を軽摩擦で移動し得るようにしてもよい。
このようにヒンジ機構7を構成すると、透明板扉枠6の装飾カバー体13を透明板扉枠6の端部から回動軸18までの厚さに膨出させても、隣接するパチンコ機又は球貸機等に衝突することはない。また、ガイドピン20が主ガイド溝22及び副ガイド溝25を移動するようにしたので、主ガイド溝22及び副ガイド溝25によって透明板扉枠6の開放角度が規制され、必要以上に透明板扉枠6を開放させることがないので、点検等のために透明板扉枠6を開放させても隣の遊技者の邪魔とならず迷惑をかけることがない。しかも、不正目的で透明板扉枠6の軸支側端部をこじ開けて針金等の不正具を侵入させようとしても、ガイドピン20が主ガイド溝20の端部に当接して移動することができないため、従来のヒンジ機構のようにリンクが回動することはなく、確実に不正行為を防ぐことができる。
図8乃至図11は他の実施例を示したもので、前記実施例と異なる点は、主に主ガイド溝22及び副ガイド溝25の形状であり、前記実施例と同じ構成には同一符号を付して説明する。この実施例では主ガイド溝22を前面枠2側に凸状となるように湾曲して形成して、主ガイド溝22の始端部(透明板扉枠6の全閉状態時のガイドピン20側)及び副ガイド溝25の湾曲部までの急傾溝部25aとのなす角αが約70度となっている。そして、図10に示すようにガイドピン20が急傾溝部25aを移動する透明板扉枠6の僅かな開放操作により、第一リンク19をほぼ全開状態とし、主ガイド溝22の終端部と副ガイド溝25の緩傾溝部25bがほぼ一致した状態となり、以後ガイドピン20はほぼ一致した主ガイド溝22の終端部と副ガイド溝25の緩傾溝部25bを移動するだけで、第一リンク19を回動させることはなく、透明板扉枠6は、第一連結軸28を回転軸として回動する。このように、主ガイド溝22の始端部と副ガイド溝25の急傾溝部25aとのなす角αが90度に近づくにつれて、透明板扉枠6の僅かな開放操作により第一リンク19を大きく回動させることができ、透明板扉枠6に不正防止用リブ15が設けられていても、第一連結軸28を早く透明板扉枠6の自由端側に移動させることができるため、何の支障もなく透明板扉枠6を開閉することができる。さらに、透明板扉枠6の端部まで装飾カバー体13を膨出させることができ、デザインの多様化を図ることができる。また、この実施例において第一リンク19の第一連結軸28及び第二リンク21の第二連結軸33の取付基板17への軸支位置を機枠1前面に対してほぼ平行となるように設けたので、ヒンジ機構7をコンパクトにすることができる。
また、副ガイド溝25の透明板扉枠6の自由端側に位置する端部に鉤状凹部30を形成している。該鉤状凹部30は、回動軸18を曲率中心とするガイドピン20の円弧状の移動を阻止するように透明板扉枠6の基端側に開放してガイドピン20とほぼ同径に形成され、透明板扉枠6の全閉状態時にガイドピン20を鉤状凹部30に位置させることで、透明板扉枠6の基端側を手前に引いてこじ開け、ピアノ線等を隙間から差込み不正をしようとしても、ガイドピン20が鉤状凹部30の内側に当接して第一リンクの回動軸18を曲率中心とするガイドピン20の円弧状の移動を阻止するため、第一リンク19は回動することなく、透明板扉枠6の基端側が前面枠2から離間するのを阻止して確実に軸支側端部からの不正を防止することができる。
このように、本発明では主ガイド溝22及び副ガイド溝25の形状を適宜設定することによって、透明板扉枠6の動きを必要に応じ自由に設定することができる。
なお、このヒンジ機構7は必要に応じ透明板扉枠6の上部と下部に設けられるが、夫々透明板扉枠6の開口の内側に設けて外部に露出させないように取付けることも可能である。
また、固定基板16及び取付基板17の形状も限定されるものではなく、取付場所によって固定基板16及び取付基板17の形状をL字状,コ字状に形成するようにしてもよい。なお、実施例において、固定基板16及び取付基板17をボルト又はビス着としたが、固定基板16又は取付基板17の少なくともいずれか一方を、枠本体又は扉体に一体的に設けるようにしてもよい。
さらに、固定基板16及び取付基板17の取付手段は限定されることなく、好ましくは透明板扉枠6を容易に着脱し得るようにするのが好ましい。そのために、例えば図12に示すように取付基板17側をビス着に替えてヒンジ機構7の取付基板17に複数の有頭軸40を突設し、透明板扉枠6の固定板42に有頭軸40の頭部が挿通し得る大径孔とそれより細径の有頭軸の軸部が挿通し得る細径孔とを連通した略達磨型の係止孔41を形成し、前記係止孔41を有頭軸40に挿通し透明板扉枠6をずらして有頭軸40を細径孔に係止させることで、透明板扉枠6をヒンジ機構7を介して前面枠2に着脱自在に取着することができる。また、前記係止孔41の方向は限定されるものではなく、係止孔41を透明板扉枠6の左右の幅方向に設けてもよく、さらに前記係止孔41の一方を逆向き達磨型にして透明板扉枠6を回転させるようにずらすことで該透明板扉枠6を取付基板17に固定するようにしてもよい。なお、有頭軸40を取付基板17側に設けて前記係止孔41を透明板扉枠6側に設けるようにしてもよいのはいうまでもない。また、固定板42の一端に下方に垂下した位置決め片39が設けられており、透明板扉枠6の取付時に固定板42を取付基板17の上方に臨ませながら、位置決め片39を取付基板17の側端に当接させて左右の位置決めをし、係止孔41を有頭軸40に嵌挿しやすくしている。なお、位置決め片39は取付基板17側に設けるようにしても、透明板扉枠6の装着の作業性を向上させることができる。
また、透明板扉枠6とヒンジ機構7の他の取付手段として、図13に示すように取付基板17の透明板扉枠6側をL型に屈曲して当接片43を形成すると共に、該当接片43のほぼ中央を切欠き開口して、その開口部に当接片43から所定間隔離して受片44を起立させ、当接片43と受片44とにより上向コ字型の挟持部45を形成している。一方、透明板扉枠6側には、前記挟持部45に挟み込まれる支持片46が平面視してL字状に屈曲して設けられ、その屈曲片47は当接片43の側方に当接して透明板扉枠6の位置決めの役割をなし、透明板扉枠6の取付けの作業性の向上を図るものである。また、支持片46の下方には前記受片44の基部に合致して透明板扉枠6を位置規制する凹欠き48が形成され、屈曲片47の下方には透明板扉枠6が簡単に外れないようにする抜脱防止片49が折曲して設けられている。そして、透明板扉枠6の取付けは、当接片43に支持片46の下部を当接させ、抜脱防止片49が取付基板17に干渉しないように透明板扉枠6を下げて、屈曲片47が当接片43の側方に当接するように移動させることで抜脱防止片49が取付基板17の下方に臨んで透明板扉枠6の上方への移動が規制され、さらに支持片46の凹欠き48が受片44の基部に嵌まることで透明板扉枠6の左右方向の位置決めがなされて、透明板扉枠6が安易に外れないように取付けることができる。なお、位置決めとなる屈曲片47を支持片46と一体に形成したが、直接透明板扉枠6に設けるようにしても取付基板17側に設けるようにしても、透明板扉枠6の装着の作業性を向上させることができる。また、透明板扉枠6の取り外しは、透明板扉枠6を持ち上げて凹欠き48の係合を外して、透明板扉枠6の自由端側へずらしながら持ち上げることで前面枠2から外すことができる。なお、当接片43及び支持片46にはビス穴50a,50bが設けられており、当接片43及び支持片46をビス着するようにしてもよい。
また本発明は、パチンコ機の機枠1に対し前面枠2を支持するためのヒンジ機構、前面枠2に対し打球供給皿8,余剰球受皿9、または、これらを一体に構成した球皿扉枠等を支持するためのヒンジ機構、前面枠2に対し球払出装置等の裏機構部品を装着する機構板を支持するためのヒンジ機構、或いは、スロットマシンの前面枠を支持するためのヒンジ機構等にも使用することができる。
遊技機としてのパチンコ機の正面図である。 透明板扉枠を開放して示すパチンコ機の斜視図である。 遊技機用ヒンジ機構の分解斜視図である。 透明板扉枠の全閉時のヒンジ機構の平面図である。 ヒンジ機構の要部断面図である。 透明板扉枠の開放途中を示すヒンジ機構の平面図である。 透明板扉枠の全開時のヒンジ機構の平面図である。 他の実施例の遊技機用ヒンジ機構の分解斜視図である。 図8のヒンジ機構の全閉時の平面図である。 図8のヒンジ機構の開放途中を示す平面図である。 図8のヒンジ機構の全開時の平面図である。 ヒンジ機構と透明板扉枠との連繋を示す斜視図である。 ヒンジ機構と透明板扉枠との他の連繋を示す斜視図である。
符号の説明
1 機枠(枠本体)
2 前面枠(扉体,枠本体)
3 ヒンジ機構
6 透明板扉枠(扉体)
7 ヒンジ機構
16 固定基板
17 取付基板
18 回動軸
19 第一リンク
20 ガイドピン
21 第二リンク
22 主ガイド溝
25 副ガイド溝
28 第一連結軸
30 鉤状凹部
33 第二連結軸

Claims (4)

  1. 枠本体に扉体を開閉自在に装着する遊技機用ヒンジ機構において、
    前記枠本体に略水平に固着される固定基板と、前記扉体に略水平に固着される取付基板と、前記固定基板に回動軸を介して回動自在に軸支すると共に一端を前記取付基板に第一連結軸を介して軸支する第一リンクと、一端が前記取付基板に第二連結軸を介して軸支され他端にガイドピンが突設された第二リンクとにより構成され、前記固定基板に主ガイド溝を形成すると共に前記第一リンクに副ガイド溝を形成し、前記ガイドピンを前記主ガイド溝と副ガイド溝とに貫挿し、前記扉体の開閉時に前記ガイドピンが前記主ガイド溝内及び副ガイド溝内を移動することにより該扉体の動きが規制されるようにしたことを特徴とする遊技機用ヒンジ機構。
  2. 前記副ガイド溝を前記扉体側に凸状に湾曲する長孔状に形成したことを特徴とする請求項1記載の遊技機用ヒンジ機構。
  3. 前記主ガイド溝を前記枠本体側に凸状に湾曲する長孔状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機用ヒンジ機構。
  4. 前記副ガイド溝の前記扉体の自由端側に位置する端部に前記第一リンクの回動軸を曲率中心とする前記ガイドピンの円弧状の移動を阻止する鉤状凹部を形成し、前記扉体の全閉状態時に前記ガイドピンを前記鉤状凹部に位置させることで該扉体の基端側が前記枠本体から離間するのを阻止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機用ヒンジ機構。
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