JP2007135840A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠同士の間に不正器具を挿入できる程度の隙間を生じさせて行う不正行為を確実に防止できる遊技機を提供すること。
【解決手段】中枠に設けられた第2蝶着部71はベース部73を備える。前枠に設けられた第1蝶着部51は、ベース部73の上面73a側に位置するヒンジ受け部53bを備える。ベース部73には、先端部78が折り返された折り返し部77が形成される。前枠が閉じている状態において、折り返し部77の先端部78は、ヒンジ受け部53bの上面53dに近接して配置される。よって、ベース部73とヒンジ受け部53bとの隙間に器具を挿入してヒンジ受け部53bを変形させようとしても、ヒンジ受け部53bの上面53dが折り返し部77の先端部78に当接して防止される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技機に係り、特には、前枠を中枠に対して開閉可能に取り付ける機構に関するものである。
一般に、パチンコ機や、遊技球(またはメダル)を遊技媒体としたスロットマシン等に代表される遊技機は、機体の外郭をなす外枠と、該外枠に対して着脱可能、開閉可能に取り付けられた前枠とを備えている。このような遊技機において、前枠を着脱可能、開閉可能にする機構(ヒンジ)は、遊技機の外側に露出するように設けられている。なお、前枠の開閉操作を容易にかつ円滑に行うために、ヒンジの各部材間にあらかじめ融通性を持たせてあることから、前枠が閉じている状態においても多少のガタツキが生じるようになっている。
しかしながら、閉じている状態での前枠のガタツキは、前枠を無理に持ち上げて外枠との間に隙間を生じさせ、その隙間から不正器具を挿入して遊技機内の装置を不正に作動させる不正行為の原因となりうる。このような不正行為が行われることに鑑み、近年、前枠を閉じたときの外枠との一体性を強めて、前枠の上方向への移動を規制する遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の遊技機は、外枠の下部と前枠の下部とにそれぞれ蝶着部材を有し、両者は支軸を介して回動可能になっている。また、外枠側の蝶着部材は係止爪片を有するとともに、前枠側の蝶着部材は係合凹部を有しており、前枠を閉じた状態で係止爪片が係合凹部に係止されるようになっている。これにより、外枠との一体性が強くなるため、前枠の上方向への移動を規制することができる。
特許第3634905号公報(図7等)
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機では、外枠側の蝶着部材と前枠側の蝶着部材との隙間にマイナスドライバー等の器具を挿入して前枠側の蝶着部材を変形させ、前枠側の蝶着部材を支軸から外すことにより、前枠と外枠との間に不正器具を挿入できる程度の隙間が生じるおそれがある。この場合、係止爪片や係合凹部が機能しなくなるため、上記の不正行為を防止できなくなってしまう。
また、近年の遊技機では、遊技者の興趣向上のために多様な演出が行われているが、その実現のためには複雑な制御が必要となるため、制御装置が重くなる傾向にある。特に、遊技機がスロットマシンである場合は制御装置が前枠側に設けられるため、制御装置の取り付けに伴って前枠も重くなり、前枠の開閉に支障を来す可能性がある。そこで、ヒンジの各部材を薄肉化するなどして遊技機の軽量化を図っているが、その反面、上記の器具が挿入された際にヒンジの各部材が曲がりやすくなるため、上記の不正行為が簡単に行われるおそれがある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、枠同士の間に不正器具を挿入できる程度の隙間を生じさせて行う不正行為を確実に防止できる遊技機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1蝶着部が設けられた第1の枠と、前記第1蝶着部に対応する第2蝶着部が設けられ、前記第1の枠が開閉可能に取り付けられた第2の枠とを備えた遊技機において、前記第2蝶着部は、前記第1蝶着部を回動可能に支持するための支持部を有するベース部を備え、前記第1蝶着部は、前記第1の枠に取り付けられる縦フレーム部と、前記縦フレーム部の端部から略垂直に突出し、前記ベース部の上面側に位置するヒンジ受け部と、前記支持部によって支持される被支持部とを備え、前記ベース部及び前記ヒンジ受け部の少なくとも一方に、前記ベース部または前記ヒンジ受け部から突出し、少なくともその先端部が折り返された折り返し部が形成され、前記支持部に前記被支持部が支持されることによって前記第1の枠が前記第2の枠に支持され、前記第1の枠が閉じている状態において、前記折り返し部の先端部が前記ヒンジ受け部の上面及び前記ベース部の下面の少なくとも一方に近接して配置されることを特徴とする遊技機をその要旨とする。
従って、請求項1に記載の発明によると、ベース部とヒンジ受け部との隙間に器具を挿入してヒンジ受け部またはベース部を変形させようとしても、ベース部の下面またはヒンジ受け部の上面が折り返し部の先端部に当接して防止されるため、ヒンジ受け部またはベース部を変形させて支持部による被支持部の支持を解除することができない。従って、第1の枠と第2の枠との間に不正器具を挿入できる程度の隙間を生じさせ、その隙間から遊技機内に不正器具を挿入して行う不正行為を確実に防止できる。
なお、前記第1蝶着部及び前記第2蝶着部を形成する材料は特に限定されず、金属材料や樹脂材料などが採用可能であるが、器具が挿入された際の変形を防ぐために、強度の高い金属材料を用いることが好ましい。また、第1蝶着部及び第2蝶着部の形成方法も特に限定されないが、金属板を屈曲させることによって形成すれば、第1蝶着部及び第2蝶着部の形成が容易になる。
前記支持部及び前記被支持部としては、支持軸や、前記支持軸が挿入される孔部などが挙げられる。この場合、支持部が支持軸であって被支持部が孔部であってもよいし、支持部が孔部であって被支持部が支持軸であってもよいが、支持部が支持軸であって被支持部が孔部であることが好ましい。このようにすれば、遊技機全体の重さは変わらないが、被支持部が孔部である分だけ、第1の枠を軽量化することができる。つまり、制御装置等が設けられている第1の枠を軽量化することによって、第1の枠の開閉に支障を来たす可能性を低下させることができる。また、第2の枠側の支持部が突出している支持軸であるため、第1の枠を第2の枠に取り付ける際に、狙いをつけて孔部に支持軸を挿入させやすい。
ところで、不正行為は、なるべく目立たないように(例えば、手を上に伸ばしたり、席を立ったりしなくても済むように)して行われるため、遊技機の下側が狙われる可能性が高い。従って、前記ヒンジ受け部は、前記縦フレーム部の下端に設けられることが好ましい。このようにすれば、狙われやすい部分(縦フレーム部の下端にあるヒンジ受け部と、ベース部との隙間)への器具の挿入が困難になっているため、不正行為を効果的に防止できる。なお、前記ヒンジ受け部は、前記縦フレーム部の上端に設けられていてもよいし、前記縦フレーム部の上端及び下端(請求項4)にそれぞれ設けられていてもよい。なお、前記ヒンジ受け部を縦フレームの上端及び下端に設けた場合、ベース部を縦フレームの上端側及び下端側に設けることが好ましい。これにより、折り返し部が縦フレームの上端側及び下端側に設けられるため、よりいっそう不正行為を防止できる。
前記折り返し部は、ベース部に形成されていてもよいし、ヒンジ受け部に形成されていてもよい。なお、折り返し部をベース部とヒンジ受け部との両方に形成すれば、折り返し部の先端部とベース部(またはヒンジ受け部)との接触しうる面積の合計が大きくなるため、ベース部とヒンジ受け部との隙間に器具を挿入してヒンジ受け部またはベース部を変形させる行為をより確実に防止できる。しかも、ベース部とヒンジ受け部との隙間をより多くの箇所で覆うことができるため、ベース部とヒンジ受け部との隙間への器具の挿入をより確実に防止できる。
また、折り返し部は、遊技機の外部に露出することによって視認可能に設けられていてもよいし、他の部材の陰になることによって視認不能に設けられていてもよい。仮に、折り返し部が視認可能に設けられていれば、折り返し部の存在を見せて不正行為を諦めさせることができるため、不正行為を未然に防止できる。一方、折り返し部が視認不能に設けられていれば、折り返し部が目障りになりにくい。
さらに、折り返し部の幅(折り返し部と前記ベース部との接続部分の長さ、または、折り返し部と前記ヒンジ受け部との接続部分の長さ)は、可能な限り大きく設定されることが好ましい。このようにすれば、折り返し部の先端部とベース部(またはヒンジ受け部)との接触面積が大きくなるため、ベース部とヒンジ受け部との隙間に器具を挿入してヒンジ受け部またはベース部を変形させる行為をより確実に防止できる。しかも、ベース部とヒンジ受け部との隙間をより広範囲に覆うことができるため、ベース部とヒンジ受け部との隙間への器具の挿入をより確実に防止できる。しかし、折り返し部の幅を大きくしすぎると、第1蝶着部を回動させる際や、第1の枠を第2の枠に取り付ける際に、障害物となる可能性が高い。よって、上記折り返し部の幅は、障害物とならない範囲で、できるだけ大きく設定されることが好ましい。
また、折り返し部がベース部に形成されている場合、折り返し部の先端部とヒンジ受け部の上面との間隔は、先端に行くに従って広くなっていることが好ましい。このようにすれば、折り返し部の先端部とベース部との間にヒンジ受け部を誘導しやすくなる。一方、折り返し部がヒンジ受け部に形成されている場合、折り返し部の先端部とベース部の上面との間隔は、先端に行くに従って広くなっていることが好ましい。このようにすれば、折り返し部の先端部とヒンジ受け部との間にベース部を誘導しやすくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記折り返し部は、前記ベース部に形成されていることをその要旨とする。
従って、請求項2に記載の発明によると、ベース部とヒンジ受け部との隙間に器具を挿入してヒンジ受け部またはベース部を変形させる行為をより確実に防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記支持部は、前記ベース部の上面から突出し、前記被支持部としての孔部に挿入される支持軸であり、前記ベース部に形成された前記折り返し部の先端部の上面は、前記支持軸の上端よりも低くなるように配置されていることをその要旨とする。
従って、請求項3に記載の発明によると、支持軸が孔部に挿入された状態で、ベース部とヒンジ受け部との間に器具を挿入してヒンジ受け部またはベース部を変形させようとしても、ヒンジ受け部に設けられている孔部は、支持軸の上端よりも下方に位置した状態を維持する。つまり、孔部に支持軸が挿入された状態が維持されるため、第1の枠と第2の枠との間に不正器具を挿入し、ヒンジ受け部またはベース部を変形させて支持部による被支持部の支持を解除することによって行う不正行為をより確実に防止できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記ヒンジ受け部は、前記縦フレーム部の上端及び下端にそれぞれ設けられていることをその要旨とする。
従って、請求項4に記載の発明によると、各ヒンジ受け部の下面側にそれぞれベース部を位置させた際に、前記折り返し部も、縦フレーム部の上端側及び下端側にそれぞれ位置するようになる。このため、上端側及び下端側の両方で、ベース部とヒンジ受け部との隙間への器具の挿入を防止することができる。ゆえに、第1の枠と第2の枠との間に不正器具を挿入できる程度の隙間を生じさせて行う不正行為をより確実に防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記支持部が前記ベース部の先端部に配置されるとともに、前記ベース部に形成された前記折り返し部が前記支持部の近傍に配置されることをその要旨とする。
ところで、特許文献1に記載の従来技術では、支軸が外枠側の蝶着部材の先端部に配置されるが、外枠側の蝶着部材が有する係止爪片及び前枠側の蝶着部材が有する係合凹部は支軸から数cm以上離間して配置されている。よって、両蝶着部材間に器具を挿入して蝶着部材を変形させると、係止爪片及び係合凹部が機能する前に、支軸から外れてしまう。
そこで、請求項5に記載の発明では、折り返し部を支持部の近傍に配置しているため、支持部の近傍においてベース部とヒンジ受け部との間に器具を挿入してヒンジ受け部またはベース部を変形させようとしても、ヒンジ受け部の上面はすぐに折り返し部の先端に当接する。よって、ヒンジ受け部またはベース部の変形がより確実に防止されるため、支持部による被支持部の支持が解除されることを確実に防止できる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項において、前記折り返し部の先端部は、前記遊技機の正面に対して直交する方向を向いており、前記先端部の下面は、前記ベース部の上面と略平行に配置されることをその要旨とする。
ところで、特許文献1に記載の従来技術では、外枠側の蝶着部材が有する係止爪片の先端部は、遊技機の前方に突出しているため、外枠側の蝶着部材を構成する水平な片と係止爪片との間に器具を挿入して変形させやすい。
そこで、請求項6に記載の発明では、折り返し部の先端部は、遊技機の正面に対して直交する方向(即ち、遊技機の横方向)を向くようになっている。その結果、折り返し部の先端とヒンジ受け部との隙間が、前方に露出しなくなって目立たなくなるため、折り返し部とベース部との間に器具が挿入されにくくなる。このため、第1の枠と第2の枠との間に不正器具を挿入できる程度の隙間を生じさせて行う不正行為を防止しやすくなる。
以上詳述したように、請求項1〜6に記載の発明によれば、枠同士の間に不正器具を挿入できる程度の隙間を生じさせて行う不正行為を確実に防止できる遊技機を提供することができる。特に、請求項3によれば、不正行為をより確実に防止できる。
以下、本発明の遊技機を、遊技球を遊技媒体としたスロットマシン1に具体化した一実施形態を図1〜図10に基づき説明する。
(1)スロットマシン1の基本的構成
図1は、本実施形態のスロットマシン1を遊技者側から見たときの全体正面図である。このスロットマシン1は、機体の外郭をなす縦長方形状の外枠4と、外枠4の左端部に対して開閉可能に取り付けられた中枠3(第2の枠)と、中枠3の左端部に対して着脱可能、開閉可能に取り付けられた前枠2(第1の枠)とを備えている。前枠2の前面側上部には上部パネル6が取り付けられている。上部パネル6には、入賞となる図柄組み合わせや、該図柄組み合わせにより獲得できる賞球数などの説明が記載されている。また、上部パネル6の下側には中部パネル7が取り付けられており、中部パネル7の下側には下部パネル8が取り付けられている。
中部パネル7の左右両側部には、遊技の演出状態に応じて各種音声(効果音、言語音声など)を出力するスピーカ45が互いに離間して形成されている。また、中部パネル7の中央部には、遊技状態に応じた各種表示内容を表示する演出表示器40が設けられている。
図1に示す下部パネル8において、図示しない可変表示装置(例えば回胴部材を有するドラムユニットなど)の前方位置には、矩形状の表示装置保護窓9が配設されている。従って、この表示装置保護窓9を介して可変表示装置の表示領域(リール)が視認可能となっている。なお、可変表示装置の表示領域には、複数の図柄からなる図柄組み合わせが表示されるようになっている。また、下部パネル8の右下部には、球貸しボタン35及び返却ボタン36が設けられている。球貸しボタン35は、遊技球の球貸しを行うために押圧操作され、返却ボタン36は、カードユニット(図示略)に挿入されたプリペイドカードを返却するために押圧操作されるようになっている。
下部パネル8の下方位置には、入賞により払い出された遊技球や、遊技者が入れた遊技球などを貯留する上受け皿11が設けられている。上受け皿11の上面11aには、1BETボタン20及びMAXBETボタン21が設けられ、上受け皿11の前面11bには、回胴停止装置である3つの停止ボタン22、スタートレバー23及び球抜きボタン24が配設されている。また、上受け皿11の左側位置には、遊技球の払い戻しを行う際に押圧操作される精算ボタン26が配設されている。
図1に示されるように、前記前枠2の前面における下端部中央には、球抜きボタン24の操作によって上受け皿11から排出された遊技球を貯留する下受け皿12が設けられている。この下受け皿12の前面には、該下受け皿12に貯留された遊技球を外部に排出する際に操作される球抜きレバー25が設けられている。
図2には、前枠2が取り外されて前記中枠3全体が露出した状態のスロットマシン1が示されている。中枠3の表面の中央部には、前記可変表示装置の表示領域を照射可能な複数の照明用発光ダイオード44が設けられている。各照明用発光ダイオード44は、前記表示装置保護窓9に表示される各図柄を目立たせるために後方から点灯するバックライトとして機能している。また、中枠3の表面の上部には、遊技球の払い出しを制御する払出制御基板43が設けられている。
ところで、このようなスロットマシン1において、前枠2を着脱可能、開閉可能にするヒンジ機構は、その一部がスロットマシン1の外側に露出している。図1〜図3に示されるように、ヒンジ機構は、第1蝶着部51、第1蝶着部51に対応する上側第2蝶着部61(第2蝶着部)、及び、同じく第1蝶着部51に対応する下側第2蝶着部71(第2蝶着部)から構成されている。以下、第1蝶着部51、上側第2蝶着部61及び下側第2蝶着部71の構成を詳述する。
(2)第1蝶着部51の構成
図3〜図6に示される第1蝶着部51は、前枠2の後面における左端部に取り付けられており、金属板を屈曲させることによって形成されている。第1蝶着部51は、上側第2蝶着部61及び下側第2蝶着部71を形成する金属板よりも薄い金属板によって形成されている。第1蝶着部51は、『縦フレーム部』としての縦フレーム片52と、『ヒンジ受け部』としての上側ヒンジ受け片53a及び下側ヒンジ受け片53bとを備えている。縦フレーム片52は、前枠2の後面に対して面接触した状態で取り付けられており、取付状態において前枠2の上下方向に沿って延びている。縦フレーム片52は、縦フレーム片52の左端縁から垂直に屈曲し、取付状態において前枠2の前面側に突出する左側フレーム補強片52aと、縦フレーム片52の右端縁から垂直に屈曲し、取付状態において前枠2の後面側に突出する右側フレーム補強片52bとを有している。左側フレーム補強片52a及び右側フレーム補強片52bは、互いに逆方向に突出している。特に左側フレーム補強片52aは、縦フレーム片52の左端部の略全体に亘って形成されている。また、縦フレーム片52には、同縦フレーム片52を前枠2の後面にネジ止めするための複数のネジ孔56が設けられている。図4(a),(b)に示されるように、縦フレーム片52の上端部には、同縦フレーム片52の幅方向に延びる規制片55が切り起こしによって形成されている。規制片55は、ヒンジ受け片53a,53b及び左側フレーム補強片52aとは逆方向に突出している。
図3〜図6に示されるように、上側ヒンジ受け片53aは、縦フレーム片52の上端全体から垂直に屈曲し、上記取付状態において前枠2の前面側に突出している。また、下側ヒンジ受け片53bは、縦フレーム片52の下端全体から垂直に屈曲し、取付状態において前枠2の前面側に突出している。両ヒンジ受け片53a,53bは、それぞれ略L字状をなし、互いに同一方向に突出している。図5,図9に示されるように、上側ヒンジ受け片53aは、前記上側第2蝶着部61を構成するベース片63の上面63a側に位置している。また、上側ヒンジ受け片53aの先端部には、円形状をなす『被支持部』としての孔部54aが形成されており、孔部54aには上側第2蝶着部61を構成する支持軸64が挿入支持されるようになっている。なお、孔部54aの開口縁は上方に突出している。
一方、図6,図10に示されるように、下側ヒンジ受け片53bは、前記下側第2蝶着部71を構成するベース片73の上面73a側に位置している。下側ヒンジ受け片53bの面積は、上側ヒンジ受け片53aの面積よりもかなり大きく、本実施形態では上側ヒンジ受け片53aの約3倍の大きさに設定されている。また、下側ヒンジ受け片53bの先端部には、円形状をなす『被支持部』としての孔部54bが形成されており、孔部54bには下側第2蝶着部71を構成する支持軸74が挿入支持されるようになっている。なお、孔部54bの開口縁は上方に突出している。さらに、下側ヒンジ受け片53bの先端縁の中央部には、同先端縁から突出して下方に折り曲げられた折り曲げ片57が形成されている。
(3)上側第2蝶着部61の構成
図2に示されるように、前記上側第2蝶着部61は、前記中枠3の前面における左上部分に取り付けられている。図3〜図5に示されるように、上側第2蝶着部61は、金属板を屈曲させることによって形成されており、略矩形板状をなす取付片62と、『ベース部』としてのベース片63とを備えている。取付片62には、略矩形状をなす規制口65が貫通形成されている。規制口65は、前記第1蝶着部51に形成された前記規制片55が係合可能となっている。また、取付片62における規制口65の左右両側には、同取付片62を中枠3にネジ止めするためのネジ孔66がそれぞれ設けられている。
また、ベース片63は、略矩形板状をなし、取付片62の上端における左端部分から垂直に屈曲し、中枠3に取り付けた際に中枠3の前方に突出している。ベース片63の突出量は、ベース片63と取付片62との接続部分の長さよりも大きくなっている。なお、ベース片63の面積は、前記上側ヒンジ受け片53aの面積とほぼ等しくなっている。ベース片63の先端部には、棒状をなす『支持部』としての支持軸64が設けられている。支持軸64は、ベース片63とは別部材によって形成されており、殆どの部分がベース片63の上面63aから突出するとともに、下端側がベース片63を貫通して下面63bから僅かに突出している(図9(a)参照)。また、支持軸64の上端部は、テーパ状になっている。さらに、支持軸64の下端部にはフランジ部64a(図9(a)参照)が突設されており、フランジ部64aは上面63aに当接している。なお、この支持軸64を前記上側ヒンジ受け片53aに設けられた前記孔部54aに挿入することにより、上側第2蝶着部61(中枠3)に第1蝶着部51(前枠2)が回動可能に支持される。
図3〜図5,図9に示されるように、ベース片63には、『折り返し部』としての折り返し片67が一体形成されている。折り返し片67は、ベース片63の外周縁左側の中央部から突出し、ベース片63の上面63a側に折り返されている。即ち、折り返し片67の先端部68は、ベース片63の突出方向と直交する方向(スロットマシン1の正面に対して直交する方向)を向くように折り返されている。具体的にいうと、折り返し片67の基端部69は、ベース片63に対して垂直に屈曲され、折り返し片67の先端部68は、基端部69に対して垂直に屈曲されてベース片63の上面63aの上方に位置している。先端部68の幅は、基端部69の幅と等しくなっている。折り返し片67は、支持軸64の近傍に配置されており、支持軸64との最短距離が1cm以下(本実施形態では約0.9cm)に設定されている。先端部68は、前枠2が閉じている状態において、上側ヒンジ受け片53aの上面53cに近接して配置されている(図5(a),図9(b)参照)。先端部68の上面68aは、支持軸64の上端よりも低くなるように配置されている。一方、先端部68の下面68bは、ベース片63の上面63aと略平行に配置されているが、先端部68は、先端に行くに従って上面63aとの距離が僅かに広がっている。このため、前枠2を閉じる際に、ベース片63と先端部68との間に上側ヒンジ受け片53aを誘導しやすくなる。
(4)下側第2蝶着部71の構成
図2に示されるように、前記下側第2蝶着部71は、前記中枠3の前面における左下部分に取り付けられている。図3,図4,図6,図7に示されるように、下側第2蝶着部71は、上側第2蝶着部61と同じ板厚を有する金属板を屈曲させることによって形成されており、略矩形板状をなす取付片72と、『ベース部』としてのベース片73とを備えている。取付片72におけるベース片73との接続部分近傍には、略矩形状をなす逃げ孔75が設けられている。逃げ孔75は、前記中枠3と前記外枠4とをつなぐヒンジ(図示略)が挿入可能となることにより、当該ヒンジの下側第2蝶着部71への接触を防止する機能を有している。また、取付片72における逃げ孔75の左右両側には、同取付片72を中枠3にネジ止めするためのネジ孔76がそれぞれ設けられている。
図7,図8等に示されるように、ベース片73は、略L字状をなしており、取付片72の下端全体から垂直に屈曲し、中枠3に取り付けた際に中枠3の前方に突出している。ベース片73の突出量は、前記上側第2蝶着部61の前記ベース片63の突出量とほぼ等しくなっている。ベース片73の面積は、前記下側ヒンジ受け片53bの面積とほぼ等しくなっている。また、ベース片73の面積は、上側第2蝶着部61のベース片63の面積よりもかなり大きく、本実施形態ではベース片63の約3倍の大きさに設定されている。ベース片73の先端部には、棒状をなす『支持部』としての支持軸74が設けられている。支持軸74は、ベース片73とは別部材によって形成されており、殆どの部分がベース片73の上面73aから突出するとともに、下端側がベース片73を貫通して下面73bから僅かに突出している(図8,図10(a)参照)。また、支持軸74の上端部は、テーパ状になっている。さらに、支持軸74の下端部にはフランジ部74aが突設されており、フランジ部74aは上面73aに当接している。なお、この支持軸74を前記下側ヒンジ受け片53bに設けられた前記孔部54bに挿入することにより、下側第2蝶着部71(中枠3)に第1蝶着部51(前枠2)が回動可能に支持される。
図7,図8に示されるように、ベース片73には、同ベース片73の先端側縁から突出して上方に折り曲げられた折り曲げ片79(折り曲げ部)が一体形成されている。折り曲げ片79は、第1蝶着部51の下側ヒンジ受け片53bに設けられた前記折り曲げ片57が接触しない箇所に配置されている。なお、折り曲げ片79の突出量は、フランジ部74aの厚さとほぼ等しくなっている。この折り曲げ片79と下側ヒンジ受け片53b側の折り曲げ片57とにより、前枠2が閉じた状態で、ベース片73と下側ヒンジ受け片53bとの間に生じる隙間が前方に露出しなくなる。
図6〜図8,図10等に示されるように、ベース片73には、『折り返し部』としての折り返し片77が一体形成されている。折り返し片77は、ベース片73の外周縁左側の略全体から突出し、ベース片73の上面73a側に折り返されている。即ち、折り返し片77の先端部78は、ベース片73の突出方向と直交する方向(スロットマシン1の正面に対して直交する方向)を向くように折り返されている。具体的にいうと、折り返し片77の基端部80は、ベース片73に対して垂直に屈曲され、折り返し片77の先端部78は、基端部80に対して垂直に屈曲されてベース片73の上面73aの上方に位置している。先端部78の基端部80との接続部分における幅は、基端部80の幅よりもかなり小さく、本実施形態では基端部80の1/3程度に設定されている。また、先端部78の基端部80との接続部分における幅は、前記上側第2蝶着部61の折り返し片67の先端部68の幅よりも小さくなっている。先端部78の幅は、先端に行くに従って徐々に小さくなっている。折り返し片77は、支持軸74の近傍に配置されており、支持軸74との最短距離が1cm以下(本実施形態では約0.8cm)に設定されている。先端部78は、前枠2が閉じている状態において、下側ヒンジ受け片53bの上面53dに近接して配置されている(図6(a),図10(b)参照)。先端部78の上面78aは、支持軸74の上端よりも低くなるように配置されており、先端部78の下面78bは、フランジ部74aよりも高くなるように配置されている(図10(a)参照)。また、先端部78の下面78bは、ベース片73の上面73aと略平行に配置されているが、先端部78は、先端に行くに従って上面73aとの距離が僅かに広がっている。このため、前枠2を閉じる際に、ベース片73と先端部78との間に下側ヒンジ受け片53bを誘導しやすくなる。
次に、第1蝶着部51、上側第2蝶着部61及び下側第2蝶着部71の作用を説明する。
本実施形態では、ベース片73に折り返し片77を設け、ベース片63に折り返し片67を設けている。このため、ベース片73と下側ヒンジ受け片53bとの隙間に器具を挿入して下側ヒンジ受け片53bを変形させようとしても、下側ヒンジ受け片53bの上面53dが折り返し片77の先端部78に当接して防止されるため、支持軸74を孔部54bから外すことができない。同様に、ベース片63と上側ヒンジ受け片53aとの隙間に器具を挿入して上側ヒンジ受け片53aを変形させようとしても、上側ヒンジ受け片53aの上面53cが折り返し片67の先端部68に当接して防止されるため、支持軸64を孔部54aから外すことができない。ゆえに、前枠2と中枠3との間に隙間を生じさせることができないため、その隙間からの不正器具の侵入を確実に防止できる。
また、折り返し片77の先端部78の上面78aは、支持軸74の上端よりも低くなるように配置され、かつ、折り返し片77は支持軸74の近傍に配置されている。また、折り返し片67の先端部68の上面68aは、支持軸64の上端よりも低くなるように配置され、かつ、折り返し片67は支持軸64の近傍に配置されている。従って、ベース片73と下側ヒンジ受け片53bとの間に器具を挿入して下側ヒンジ受け片53bを変形させようとしても、下側ヒンジ受け片53bに設けられている孔部54bは、支持軸74が挿入された状態を維持する。しかも、折り返し片77が支持軸74の近傍にあるため、器具を挿入して下側ヒンジ受け片53bを変形させようとしても、下側ヒンジ受け片53bの上面53dがすぐに折り返し片77に当接することでより確実に防止される。同様に、ベース片63と上側ヒンジ受け片53aとの間に器具を挿入して上側ヒンジ受け片53aを変形させようとしても、上側ヒンジ受け片53aに設けられている孔部54aは、支持軸64が挿入された状態を維持する。しかも、折り返し片67が支持軸64の近傍にあるため、器具を挿入して上側ヒンジ受け片53aを変形させようとしても、上側ヒンジ受け片53aの上面53cがすぐに折り返し片67に当接することでより確実に防止される。よって、前枠2と中枠3との間に不正器具を挿入し、支持軸74を孔部54bから外したり、支持軸64を孔部54aから外したりすることによって行う不正行為をより確実に防止できる。
従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態のスロットマシン1によれば、ベース片63と上側ヒンジ受け片53aとの隙間に器具を挿入して上側ヒンジ受け片53aを変形させて支持軸64を孔部54aから外す行為が、折り返し片67によって防止される。また、ベース片73と下側ヒンジ受け片53bとの隙間に器具を挿入して下側ヒンジ受け片53bを変形させて支持軸74を孔部54bから外す行為が、折り返し片77によって防止される。従って、前枠2と中枠3との間に生じさせた隙間からスロットマシン1内に不正器具を挿入して行う不正行為を確実に防止できる。
(2)本実施形態の上側第2蝶着部61には折り返し片67が一体形成されているため、上側第2蝶着部61が三次元的な形状となって変形しにくくなり、ベース片63の剛性が向上する。これにより、上側第2蝶着部61によって前枠2を支持しやすくなる。ところで、本実施形態の下側第2蝶着部71には、前枠2の自重が掛かるため、上側第2蝶着部61よりも高い剛性が要求される。しかし、下側第2蝶着部71は、折り返し片77に加えて折り曲げ片79も一体形成されているため、下側第2蝶着部71が三次元的な形状となって変形しにくくなり、ベース片73の剛性はベース片63よりも高くなる。従って、下側第2蝶着部71によって前枠2を容易に支持することができる。
(3)例えば、折り返し片67,77を、ヒンジ受け片53a,53bから遠い位置にある取付片62,72に形成する場合、折り返し片67,77の形成時の折り曲げ回数を多くする必要があるため、折り返し片67,77の形成が大変である。一方、本実施形態の折り返し片67,77は、取付片62,72よりもヒンジ受け片53a,53bの近傍に位置するベース片63,73に形成されている。その結果、折り返し片67,77の形成時の折り曲げ回数が少なくなるため、折り返し片67,77の形成が容易になる。
(4)本実施形態では、第1蝶着部51を形成する金属板が、上側第2蝶着部61や下側第2蝶着部71を形成する金属板よりも薄くなっている。これにより、第1蝶着部51が取り付けられる前枠2が軽量化されるため、前枠2を回動させやすくなる。
(5)本実施形態では、第1蝶着部51に規制片55が設けられるとともに、上側第2蝶着部61に、規制片55が係合するための規制口65が設けられている。これにより、孔部54a(または孔部54b)に支持軸64(または支持軸74)を挿入したまま前枠2を上方向に移動させて中枠3との間に隙間を生じさせる行為が、折り返し片67,77がヒンジ受け片53a,53bに当接することだけでなく、規制片55が規制口65に係合することによっても防止される。ゆえに、スロットマシン1内に不正器具を挿入して行う不正行為をより確実に防止できる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ベース片63に、同ベース片63から突出し、先端部68が折り返された折り返し片67が形成されるとともに、ベース片73に、同ベース片73から突出し、先端部78が折り返された折り返し片77が形成されていた。しかし、上側ヒンジ受け片53aに、同上側ヒンジ受け片53aから突出し、先端部92が折り返された折り返し片91がさらに形成されていてもよい(図11参照)。また、下側ヒンジ受け片53bに、同下側ヒンジ受け片53bから突出し、先端部(図示略)が折り返された折り返し片(図示略)がさらに形成されていてもよい。なお、上側ヒンジ受け片53aに折り返し片91が形成されている場合、折り返し片67は省略されていてもよい。また、下側ヒンジ受け片53bに折り返し片が形成されている場合、折り返し片77は省略されていてもよい。
・上記実施形態では、第1蝶着部51の上端側に折り返し片67を有する機構(上側第2蝶着部61)が設けられるとともに、第1蝶着部51の下端側に折り返し片77を有する機構(下側第2蝶着部71)が設けられていた。しかし、折り返し片67,77を有する機構は、第1蝶着部51の上端側のみに設けられていてもよいし、下端側のみに設けられていてもよい。
・上記実施形態では、ベース片63に支持軸64が設けられ、上側ヒンジ受け片53aに孔部54aが設けられているが、ベース片63に孔部54aが設けられ、上側ヒンジ受け片53aに支持軸64が設けられていてもよい。また、上記実施形態では、ベース片73に支持軸74が設けられ、下側ヒンジ受け片53bに孔部54bが設けられているが、ベース片73に孔部54bが設けられ、下側ヒンジ受け片53bに支持軸74が設けられていてもよい。
・上記実施形態の規制口65は、取付片62に貫通形成された貫通孔であった。しかし、規制口65は、取付片62の一方の面のみにて開口する有底の凹部(非貫通孔)であってもよい。
・上記実施形態の構成を、スロットマシン1以外の遊技機、例えば、メダルを遊技媒体とするスロットマシンや、パチンコ機などに適用してもよい。要するに、開閉可能な2つの枠を有する縦置きの遊技機であれば、上記実施形態の構成を適用することができる。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記第1蝶着部に、前記縦フレーム部に対して前記ヒンジ受け部とは逆方向に突出する規制片が設けられ、前記第2蝶着部に、前記規制片が係合するための規制口が設けられていることを特徴とする遊技機。
(2)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記支持部は支持軸であり、前記被支持部は、前記支持軸が挿入される孔部であることを特徴とする遊技機。
(3)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記第2蝶着部は、前記第1蝶着部の上側及び下側にそれぞれ位置しており、前記第1蝶着部の下側に位置する前記第2蝶着部は、前記ベース部の外周縁から突出し、前記ベース部の上面側に折り曲げられた折り曲げ部を有していることを特徴とする遊技機。
(4)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記支持部は前記ベース部に設けられていることを特徴とする遊技機。
(5)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記被支持部は前記ヒンジ受け部に設けられていることを特徴とする遊技機。
(6)請求項1乃至6のいずれか1項において、前記折り返し部は、前記ベース部または前記ヒンジ受け部の外周縁から突出していることを特徴とする遊技機。
(7)請求項4において、前記ヒンジ受け部に対応するベース部に前記折り返し部が形成されていることを特徴とする遊技機。
(8)第1蝶着部が設けられた第1の枠と、前記第1蝶着部に対応する第2蝶着部が設けられ、前記第1の枠が開閉可能に取り付けられた第2の枠とを備えた縦置きの遊技機において、前記第2蝶着部は、金属板を屈曲させることによって形成され、前記第2の枠の前面に取り付けられる取付片と、前記取付片から垂直に突出するベース片と、前記ベース片に設けられ、前記第1蝶着部を回動可能に支持するための支持軸とを備え、前記第1蝶着部は、金属板を屈曲させることによって形成され、前記第1の枠の後面に取り付けられる縦フレーム片と、前記縦フレーム片の端部から垂直に突出し、前記ベース片の上面側に位置するヒンジ受け片と、前記ヒンジ受け片に設けられ、前記支持軸が挿入支持される孔部とを備え、前記取付片、前記ベース片及び前記ヒンジ受け片の少なくとも1つに、前記取付片、前記ベース片及び前記ヒンジ受け片のいずれかの外周縁から突出し、少なくともその先端部が前記ベース片の突出方向と直交する方向を向くように折り返された折り返し片が形成され、前記支持軸が前記孔部に挿入支持されることによって前記第1の枠が前記第2の枠に支持され、前記第1の枠が閉じている状態において、前記折り返し片の先端部が前記ヒンジ受け片の上面及び前記ベース片の下面の少なくとも一方に近接して配置されることを特徴とする遊技機。
(9)技術的思想(8)において、前記第1蝶着部を形成する金属板は、前記第2蝶着部を形成する金属板よりも薄いことを特徴とする遊技機。
本実施形態におけるスロットマシンを示す正面図。 前枠が取り外された状態のスロットマシンを示す正面図。 (a),(b)は、第1蝶着部、上側第2蝶着部及び下側第2蝶着部を示す斜視図。 (a),(b)は、第1蝶着部、上側第2蝶着部及び下側第2蝶着部を示す斜視図。 (a),(b)は、第1蝶着部及び上側第2蝶着部を示す要部斜視図。 (a),(b)は、第1蝶着部及び下側第2蝶着部を示す要部斜視図。 下側第2蝶着部を示す斜視図。 下側第2蝶着部を示す正面図。 (a),(b)は、上側ヒンジ受け片と上側第2蝶着部との関係を示す断面図。 (a),(b)は、下側ヒンジ受け片と下側第2蝶着部との関係を示す断面図。 他の実施形態における第1蝶着部及び上側第2蝶着部を示す要部斜視図。
符号の説明
1…遊技機としてのスロットマシン
2…第1の枠としての前枠
3…第2の枠としての中枠
51…第1蝶着部
52…縦フレーム部としての縦フレーム片
53a…ヒンジ受け部としての上側ヒンジ受け片
53b…ヒンジ受け部としての下側ヒンジ受け片
53c,53d…ヒンジ受け部の上面
54a,54b…被支持部としての孔部
61…第2蝶着部としての上側第2蝶着部
63,73…ベース部としてのベース片
63a,73a…ベース部の上面
63b,73b…ベース部の下面
64,74…支持部としての支持軸
67,77,91…折り返し部としての折り返し片
68,78,92…折り返し部の先端部
68a,78a…折り返し部の先端部の上面
68b,78b…折り返し部の先端部の下面
71…第2蝶着部としての下側第2蝶着部

Claims (6)

  1. 第1蝶着部が設けられた第1の枠と、
    前記第1蝶着部に対応する第2蝶着部が設けられ、前記第1の枠が開閉可能に取り付けられた第2の枠と
    を備えた遊技機において、
    前記第2蝶着部は、前記第1蝶着部を回動可能に支持するための支持部を有するベース部を備え、
    前記第1蝶着部は、前記第1の枠に取り付けられる縦フレーム部と、前記縦フレーム部の端部から略垂直に突出し、前記ベース部の上面側に位置するヒンジ受け部と、前記支持部によって支持される被支持部とを備え、
    前記ベース部及び前記ヒンジ受け部の少なくとも一方に、前記ベース部または前記ヒンジ受け部から突出し、少なくともその先端部が折り返された折り返し部が形成され、
    前記支持部に前記被支持部が支持されることによって前記第1の枠が前記第2の枠に支持され、前記第1の枠が閉じている状態において、前記折り返し部の先端部が前記ヒンジ受け部の上面及び前記ベース部の下面の少なくとも一方に近接して配置される
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記折り返し部は、前記ベース部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記支持部は、前記ベース部の上面から突出し、前記被支持部としての孔部に挿入される支持軸であり、
    前記ベース部に形成された前記折り返し部の先端部の上面は、前記支持軸の上端よりも低くなるように配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記ヒンジ受け部は、前記縦フレーム部の上端及び下端にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記支持部が前記ベース部の先端部に配置されるとともに、前記ベース部に形成された前記折り返し部が前記支持部の近傍に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記折り返し部の先端部は、前記遊技機の正面に対して直交する方向を向いており、前記先端部の下面は、前記ベース部の上面と略平行に配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機。
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