JP3631441B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機構板,前面枠等の開閉体が回動自在に装着される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機を代表してパチンコ遊技機として説明する。該パチンコ遊技機は、機枠の前面に開閉体としての前面枠が、また前面枠の裏面に開閉体としての機構板が軸ピンと軸孔によるヒンジ機構を介して着脱自在かつ回動自在に装着されている。前記機構板は、球タンクやタンクレールあるいは球払出装置,入賞球処理装置等の裏機構が集約して組付けられており、さらに前面枠には該機構板の他に遊技盤や球受皿が設けられて、全体の重量が非常に重いものとなっていた。そして、これらは上下2個所のヒンジ部材の軸ピンをほぼ同時に軸孔に嵌め込むようにして装着していた。また、作業性をよくするために上下軸ピンの長さを違えるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなパチンコ遊技機にあっては、前面枠および機構板等の開閉体を操って装着する作業は、例え上下軸ピンの長さを違えるようにしても常に大きく重い開閉体を支えながら行わなければならず、ヒンジ機構の微妙な位置合わせが困難であり、作業性が極端に悪いという問題があった。
【0004】
そこで本発明はこのような課題を解決すべくなされたもので、その目的とするところは、簡単にかつ短時間で機構板および前面枠等の開閉体を装着できる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、機構板および前面枠等の開閉体を軸および軸孔より構成される上下ヒンジ機構により機枠等の装着体に回動自在に装着してなる遊技機において、前記開閉体の上下いずれか一方のヒンジ機構を細径軸部と太径軸部を有する支持軸と、該支持軸の太径軸部に合致する大径軸孔とで構成し、前記細径軸部を他方のヒンジ機構を連繋する開閉体の装着用支軸とすると共に、太径軸部を開閉体の回動軸とし、前記細径軸部に前記太径軸部の外方に突出する突出部を設けると共に、前記大径軸孔には前記突出部に合致する凹部を形成し、前記突出部によりヒンジ機構の連繋が外れないようにしたことを特徴とする。詳しくは大径軸孔が太径軸部に嵌り開閉体が回動自在に装着され、開閉体を上動しても突出部に大径軸孔外周が当接するためヒンジ部材が抜脱することがない。
【0006】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の発明において、前記突出部は、大径軸孔を有するヒンジ部材を支持する戴置部と前記大径軸孔を太径軸部に誘導するガイド部とを有することを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記他方のヒンジ機構は側方が開放した軸孔と該軸孔に連通して大径軸受部とを有するヒンジ部材と、前記軸孔の側方から臨む小径軸部と前記大径軸受部の上方から嵌り込む大径軸部とを有するヒンジ部材とからなることを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記他方のヒンジ機構の軸孔と軸とが直線状となる位置決め手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の本発明は、請求項4記載の発明において、前記位置決め手段は、軸の挿通方向に向けて徐々に幅狭とし、軸の先端を軸孔に誘導するようにしたことを特徴とする。
【0010】
前記支持軸に開閉体を支持する戴置部を設けるのが好ましい。
【0011】
前記大径軸孔が太径軸部に嵌合するように誘導するガイド手段を設けるのが好ましく、具体的にガイド手段は傾斜面である。また、ガイド手段は他方のヒンジ機構を連繋させた状態で開閉体を回動することにより大径軸孔を太径軸部に誘導嵌合する凹凸部である。
【0012】
前記支持軸を円錐台とするのが好ましい。
【0013】
前記大径軸孔に前記細径軸部が装着用支軸となる位置決め部を設けるのが好ましい。
【0014】
上記のように構成された遊技機は、機構板および前面枠等の開閉体の装着時に細径軸部に大径軸孔を嵌めることで最初の位置決めが簡単となり、該細径軸部を支点として他方のヒンジ機構の軸および軸孔を連繋させ、大径軸孔を太径軸部に嵌めることで開閉体を開閉自在に装着することができる。また、大径軸孔が太径軸部に嵌合するように誘導するガイド手段を設けることにより、開閉体の装着作業の作業性がよくなる。
【0015】
なお、本発明における細径軸部とは、太径軸部の最大径部より小径部を有するものであり、例え太径軸部が細径軸部と同じ小径部を有していても本発明においては何等影響するものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係わるパチンコ遊技機の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図、図2はパチンコ遊技機の裏面図、図3は前面枠を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図、図4は前面枠および機構板を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。図において1は装着体としてのパチンコ遊技機の機枠、2は機枠1の前面にヒンジ機構3a,3bを介して開閉自在に設けられる開閉体としての前面枠である。該前面枠2の裏面には遊技盤取付枠4を介して遊技盤5が回動式固定具21により着脱自在に取付けられ、前面枠2の前面にはガラス扉枠6および前面板7が開閉自在に装着されており、該前面板7の前面に打球供給用の上部球受皿8が取付けられている。また、前面枠2の下部には上部球受皿8から溢出するパチンコ球を貯留する下部球受皿9およびパチンコ球の弾発力を調節する操作ハンドル10が設けられている。なお、本実施の形態では前面枠2および遊技盤取付枠4は、合成樹脂により一体に形成されている。
【0017】
また、前記遊技盤5の裏面には、合成樹脂により方形状に形成された開閉体としての機構板11がヒンジ機構12a,12bにより装着体としての前面枠2に着脱開閉可能に装着されている。該機構板11には窓孔18が形成され、該窓孔18の上部には球タンク13が固着されており、該球タンク13の下方にはタンクレール14が設けられている。また、タンクレール14下流端は屈曲レール15を介して球払出装置16に接続されており、該球払出装置16の下方には払出されたパチンコ球を前記上部球受皿8に導く排出樋17が設けられている。
【0018】
また、前記窓孔18の下方部には上面が開口した入賞球集合部19が設けられている。そして、該入賞球集合部19に集められた入賞球は、その出口と連通状に設けられ入賞球を一列で導き出す入賞球通路20を介して機外に排出処理するようにしている。
【0019】
一方、前記機構板11の開放側の上下部に、いわゆる「ナイラッチ」と呼ばれる固定具22,22が取着され、遊技盤取付枠4の一側上下部に該固定具22,22に対応位置して係止部23,23が形成されている。該固定具22,22は、係止部23,23に係止することで機構板11を遊技盤5の裏面に密着固定させることができるようになっている。
【0020】
前記機枠1は、図5および図6に示すように、ABS樹脂等の合成樹脂により形成される上板25,下部成形材26とアルミ合金等のダイカストにより成形される左右両側板27,28を個々独立に成形して構成され、下部成形材26の前面に飾り板29が装着される。また、本実施の形態において合成樹脂およびアルミ合金製の機枠としたが木製の機枠であっても、プレス加工およびマグネシウム合金のダイカストによる金属製の機枠であってもよい。
【0021】
上板25は、図6に示すように、左右両端に段部30を介して差込杆部31,31を一体に延長突設し、この差込杆部31の前面に所定幅の帯状の突条32を複数設けると共に上面に差込突部37を設けている。また、上板25の外面に少なくとも一つの指掛け用の凹窪部33を設けて、機枠1の持ち運びを便利にするのが好ましい。また、上板25に機枠1を設置島に固定する固定長孔34,34を穿設している。
【0022】
下部成形材26は、板状部26aの左右両端に平面L字状の差込杆部36,36を一体に屈曲突設しており、その前面に所定幅の帯状の複数の突条32を設けている。また、板状部26a前面に後述する飾り板29の位置決め突条38および切り溝39により弾性を備えた係止孔40が設けられると共に、機枠1を設置島に固定する固定長孔34,34を穿設している。
【0023】
前記左右両側の側板27,28は上下端を内方に屈曲してコ字型に形成され、上下の屈曲部は側方および後面が開口した差込部42,43としている。該差込部42,43の前面には前記突条32,32が嵌る嵌合孔45が設けられ、差込部42の後面に前記差込突部37が嵌る切欠き凹部46を設けている。そして、右側板28には後述する施錠機構47の上下フック48,48が係止する係止部49,49が一体に設けられ、左側板27にはヒンジ機構3a,3bの上下固定ヒンジ部材50a,50bが一体に設けられている。また、上固定ヒンジ部材50aの前面を覆うように合成樹脂製の装飾カバー部材51が装着される。なお、左右側板27,28は肉薄にして格子状リブRを設けることにより強度を保ちながら軽量化を図っている。なお、ヒンジ機構3a,3bの上下固定ヒンジ部材50a,50bを機枠1と一体に設けるようにしたが、別体に形成し機枠1に取着するようにしてもよい。
【0024】
前記飾り板29は、合成樹脂により下部成形材26の前面を覆う大きさに形成され、裏面下部に前記係止孔40に嵌合する係止突起52を設けている。53は前記下固定ヒンジ部材50bの前面を覆うカバー部であり、54は前面枠2の下面を支えるすべり金具である。
【0025】
上記構成の機枠1は、図7に示すように左右両側の側板27,28の後方から上板25の差込杆部31,31を差込部42,42に差込み、突条32および差込突部37を嵌合孔45および切欠き凹部46に嵌め込んで左右両側の側板27,28が横方向に外れないようにしてビス着44して門型に形成する。そして、同様に左右両側の側板27,28の後方から下部成形材26の差込杆部36,36を差込部43,43に差込み、突条32を嵌合孔45に嵌め込んで左右両側の側板27,28が横方向に外れないように方形枠状に組付ける。次に、図8および図9に示すように飾り板29の下部を前記位置決め突条38に合致させ係止突起52を係止孔40に係止すると共に、裏面側からビス44で左右側板27,28と共締めするように固着し機枠1が組立てられる。
【0026】
一方開閉体としての前面枠2は、一側に機枠1に開閉自在に装着する上下一対のヒンジ機構3a,3bの可動ヒンジ部材55a,55bが設けられ、他側部開放側裏面には施錠機構47が設けられている。該施錠機構47は、前面枠2の一側部解放側の裏面に固着された取付基板57に前面枠2を開閉するための摺動板58をスプリング59を介して摺動自在に設け、この摺動板58の上下部にフック48,48を固着設置して該上下フック48,48を前記スプリング59により下方へ付勢し、錠60の操作により上下フック48,48を上方へ持ち上げるように設けられる。
【0027】
しかして、前記上下ヒンジ機構3a,3bは、図10に示すように装着体としての機枠1に設けられる上下固定ヒンジ部材50a,50bと開閉体としての前面枠2に設けられる上下可動ヒンジ部材55a,55bとにより構成される。上下固定ヒンジ部材50a,50bは前述したように左側板27に一体に形成され、上固定ヒンジ部材50aは下面に補強塊を設け前方に突出した軸受部61の側方にガイド部となる有底ガイド溝62を有する軸孔63を形成すると共に、該軸孔63と連通しかつ有底ガイド溝62と反対方向に開放した大径軸受部64を設けている。また、下固定ヒンジ部材50bは軸受板65上面に所定高さの細径軸部66aと太径軸部66bを有する凸型支持軸66を設けている。なお、前記軸孔63は、側方が開放していても有底であるため開閉体の荷重により軸孔63が拡開したり変形したりすることがなく、確実にヒンジ機能を果すことができる。
【0028】
一方、前面枠2の上可動ヒンジ部材55aは、図10に示すように軸受板67下面に小径軸部68aと前記大径軸受部64と合致する大径軸部68bを有する軸ピン68を設け、下可動ヒンジ部材55bは軸受板69に前記太径軸部66bと合致する大径軸孔70を有すると共に該大径軸孔70周縁に前記細径軸部66aと合致する位置決め部としての小径凹部71を形成している。該小径凹部71は具体的には大径軸孔70のほぼ円周上を中心とした円弧としている。また、下可動ヒンジ部材55および下固定ヒンジ部材50bに大径軸孔70と太径軸部66bとを合致嵌合させるガイド手段72を設けている。該ガイド手段72は、下固定ヒンジ部材50bに設けられた軸部72aと下可動ヒンジ部材55bに形成された凹部72bとで構成され、前面枠2の閉鎖時に凹部72b内面が軸部72aに接触することにより、下可動ヒンジ部材55aの大径軸孔70が下固定ヒンジ部材50bの太径軸部66bに誘導するように設けられている。
【0029】
上下ヒンジ機構3a,3bは上記のように構成され、前面枠2を外枠1に軸支するには、図11および図13(a)実線に示すようにまず機枠1の下固定ヒンジ部材50bの細径軸部66aに前面枠2の下可動ヒンジ部材55bの小径凹部71を合致させて細径軸部66aを装着用支軸とすると共に、太径軸部66b上面を下可動ヒンジ部材55bの戴置部として位置決め支持し、次に図11鎖線に示すように上可動ヒンジ部材55aの軸ピン68の小径軸部68aを上固定ヒンジ部材50aのガイド溝62から軸孔63に当接するように嵌め込むことにより位置決めされると同時に外枠1と前面枠2とが連繋される。このときガイド溝62により軸ピン68を軸孔63へ導きやすくしている。そして、細径軸部66aおよび小径軸部68aを支軸として図13(a)鎖線に示すように前面枠2を閉鎖方向に回動すると、前記ガイド手段72の凹部72bの円弧面が軸部72aに接触し、それにともない図13(b)に示すように小径凹部71が細径軸部66aから外れ、図12および図13(c)に示すようにガイド手段72の凹部72bと軸部72aが嵌合することにより下可動ヒンジ部材55bの大径軸孔70が下固定ヒンジ部材50bの太径軸部66bに合致するように誘導されて下動し嵌合すると共に、上可動ヒンジ部材55aの大径軸部68bも下動して上固定ヒンジ部材50aの大径軸受部64に嵌合し、太径軸部66bおよび大径軸部68bを回動軸として前面枠2が機枠1に回動自在に軸支装着される。また、取外しは施錠機構47を解除した状態で前面枠2を持ち上げれば簡単に外すことができる。
【0030】
このように、上下ヒンジ機構3a,3bを同時に連繋嵌合することなく下ヒンジ機構3bを支点として前面枠2を機枠1にワンタッチで回動自在に装着することができるので前面枠2の荷重を受けながら連繋することがなく、しかも大径軸孔70を細径軸部66aに嵌挿するようにしたので簡単に目安挿通できて最初の支点が決めやすく作業性がよい。なお、有底ガイド溝62は外方に向うに従い拡開させることで小径軸部68aを軸孔63に導きやすくなり上ヒンジ機構3aを連繋しやすくすることができる。また、上ヒンジ機構3bは上記実施の形態に限定されることなく、図14に示すように単一の太さの軸ピン68と軸孔63としてもよく、好ましくは同図鎖線に示すように前記した有底ガイド溝62を利用して軸ピン68を軸孔63に誘導するようにするのがよく、さらに同図に示すように大径軸孔70の嵌挿方向と上ヒンジ機構3aの連繋方向(有底ガイド溝62の開放方向)を同一方向とすることにより作業性がよくなる。また、本実施の形態において上固定ヒンジ部材50aをアルミ合金等のダイカストにより一体に成形してガイド溝を設けるようにしたが、上固定ヒンジ部材50aをプレス成形により成形し、同時にプレス加工によりガイド溝を形成するようにしてもよく、さらにガイド溝は上固定ヒンジ部材50aに一体的に形成することなく図15に示すように上固定ヒンジ部材50aの前面を覆う装飾カバー部材51等の別部材にガイド溝51aを形成したり機枠側に形成してもよい。
【0031】
また、下固定ヒンジ部材50bの支持軸66は、図16に示すように細径軸部66aと太径軸部66bとをテーパー面を介して連設して円錐台としてもよく、小径凹部71を細径軸部66aとテーパー面の交差部に押圧支持して支点として上ヒンジ機構3aを連繋させ、この状態で下ヒンジ機構3bの押圧力を緩めることで傾斜面がガイド手段の働きをして自重により円錐台の傾斜面に沿って下動し大径軸孔70が太径軸部66bに嵌合するため、別途ガイド手段72を設けて強制的に誘導させる必要がなくなる。なお、細径軸部66aと太径軸部66bとを同心上に設けるようにしたが敢えて同心上に設けることはなく、軸心をずらして他方のヒンジ機構を連繋する支点時の可動ヒンジ部材の戴置面積を大きくして安定感を高めたり、細径軸部66aの長さをそのままにしてテーパー面の傾斜角αを変えるようにしてもよい。また、細径軸部66aは真円でなく楕円としてもよく、大径軸孔70の直径より細く該大径軸孔70に嵌めやすく他方のヒンジ機構を連繋する支点となればよい。さらに、細径軸部66aを少なくとも一面の平面を有するDカットおよび角柱とするのが好ましく、細径軸部66aの平面部により大径軸孔70の支持部が二点支持となり安定した状態で他のヒンジ機構を連繋することができる。当然のことながら角柱とは底面が多角形である柱体であり、三角柱,四角柱…多角柱であってもいいのはいうまでもない。
【0032】
また、下可動ヒンジ部材55bは、大径軸孔70の周縁に小径凹部71を設けただるま型としたが、図17に示すように大径軸孔70と小径凹部71を接線状に連設した楕円状であってもよい。さらに、位置決め部を設けることなく大径軸孔70のみとしてもよく、大径軸孔70の周縁を細径軸部66aに適当に当接させて支点とすることができる。このとき、少なくとも細径軸部66aを図18に示すように傾斜角αが45°〜60°程度の円錐台とするのが好ましく、上ヒンジ機構3aを連繋後テーパー面により太径軸部66bへ案内誘導することができる。また、大径軸孔70内周下面を該支持軸66の傾斜面に沿ったテーパー面とするのが好ましい。
【0033】
また支持軸66を円錐台とした際に、図19および図20に示すように傾斜面に細径軸部66aを支点とする戴置部77を設け、支持状態を安定させるのが好ましく、このとき下可動ヒンジ部材55bの軸孔は大径軸孔70の周縁に前記戴置部77に合致する扇形の凹部78を形成している。このように構成したヒンジ機構は、図19鎖線に示すように下可動ヒンジ部材55bの大径軸孔70の周縁を細径軸部66aに当接させると共に戴置部77に支持させ安定した状態で上ヒンジ機構3aを連繋させることができる。そして、この状態で前面枠2を回動させると図20鎖線に示すように凹部78が戴置部77と合致して戴置部77の支持から外れ支持軸66のテーパー面により大径軸孔70が太径軸部66bへ案内され前面枠2が回動自在に装着される。なお、凹部78は大径軸孔70の半円内で戴置部77より大きめに形成するのが好ましい。
【0034】
また、図21ないし図23に示すように細径軸部66aを円錐台としてDカットを施し、細径軸部66aの最大径部が太径軸部66bの直径と等しくしてもよく、該細径軸部66aを他方のヒンジ機構を連繋する際の支軸とするときに、上下ヒンジ機構の軸ピンが直線状に垂直に設けられているため最初に図23に示すように必然的に前面枠2を傾けて連繋しようとする。このため、該細径軸部66aの最大径部が太径軸部66bの直径と等しくても図22および図23に示すように大径軸孔70の縁部が戴置部77で必ず支持される。そして、他方のヒンジ機構の軸孔と軸ピンが直線状になり前面枠2が垂直状になった時に自動的に大径軸孔70が太径軸部66bに嵌るようになり、戴置部77にガイド手段となる傾斜をつけなくても開閉体を開閉自在に装着することができる。
【0035】
なお、これまで上記実施の形態において、太径軸部66bおよび大径軸孔70を真円としたが、いずれか一方を角型としてもよい。例えば図24および図25に示すように大径軸孔70を角型とした場合には太径軸部66bは該大径軸孔の内接円であればよく、図25鎖線に示すように角型の大径軸孔70を図上Dカット状の細径軸部66aに当接させて上ヒンジ機構3aを連繋する支点部とする。このとき、大径軸孔70が角孔でありしかも細径軸部66aにDカット面が施してあるため、支軸としての接触部が面接触となりより安定した状態で上ヒンジ機構3aを連繋することができる。そして、上ヒンジ機構3aを連繋後、戴置部77の傾斜がガイド手段となり角型の大径軸孔70が太径軸部66bに嵌り開閉体が開閉自在に装着される。なお、戴置部77の傾斜は細径軸部66aと太径軸部66bとの交線位置により変更するのが好ましく、交線位置が太径軸部66bの中心部より奥に位置して戴置部が広い場合には傾斜角を45°〜60°程度の傾斜にしたり、交線位置が太径軸部66bの中心部より手前に位置して戴置部が狭い場合には傾斜角を15°〜30°程度のゆるやかな傾斜にしたりするのがよい。
【0036】
また、大径軸孔70を角孔とすると必ず太径軸部66bの直径より長径の大径部が存在することになるため、見た目にもより細径軸部66aに嵌め易くなる。なお、大径軸孔70を細径軸部66aに嵌める際に、図上Dカット面の幅より奥行き側の方が大径軸孔70に対する寸法が小さいため、当然のことながらDカット面の側方より嵌めた方が細径軸部66aに対し狙いやすくなる。さらに、図26に示すように大径軸孔70の角部と細径軸部66aの角部を支点とすることにより二面で接触支持することになり、より安定した位置決めが可能となる。また、逆に太径軸部66bを真円でなく角柱とすることも可能でありこのとき大径軸孔70は該太径軸部66bの外接円であればよい。
【0037】
なお、本発明における細径軸部66aとは、太径軸部66bの最大径部より小径部を有する軸部であり、図27に示すように例え太径軸部66bが細径軸部66aと同じ小径部を有していても本発明においては何等影響するものではない。また、上記した二点支持および一面,二面支持において太径軸部66bの最大径部で支持するのが最も安定するのはいうまでもない。
【0038】
図28ないし図30は、開閉体としての前面枠2が上下ヒンジ機構により連繋後、無用に外れないようにした実施の形態を示している。この実施の形態において、図28に示すように支持軸66の細径軸部66a途中に該細径軸部66aを支点とするためのリブ状の戴置部77を設けると共に、下端を太径軸部66bの外周から突出させ該戴置部77の外側をテーパー面とし、大径軸孔70が太径軸部66bに嵌合するように誘導するガイド手段としてのガイド部79としている。一方、可動ヒンジ部材55bの大径軸孔70には前記実施の形態と同様に前記戴置部77に合致する凹部78を形成しており、該凹部78の外径は少なくとも戴置部77上面の外径または太径軸部66bの外周から突出した径のいずれか大きい方より大径となっている。また、当然のことながら太径軸部66bから突出した戴置部77下面までの太径軸部66bの長さは可動ヒンジ部材55bの大径軸孔70部の厚さより長い寸法が選ばれる。
【0039】
次にこの作用を説明する。まず図29に示すように下可動ヒンジ部材55bの大径軸孔70の周縁を細径軸部66aに当接させると共に戴置部77に支持させ安定した状態で上ヒンジ機構3aを連繋して前面枠2を回動すると、図29鎖線のように凹部78が戴置部77と合致しガイド部79の傾斜により図30に示すように下可動ヒンジ部材55bが下動する。そしてさらに下動して図30鎖線のように大径軸孔70が太径軸部66bに嵌合し前面枠2が回動自在に装着される。このように回動自在に装着された前面枠2は、図28に示すようにこの凹部78と戴置部77が合致する箇所以外では同図鎖線のように大径軸孔70の外周が太径軸部66bの外周から突出戴置部77の下端に当接して下ヒンジ機構3bの連繋を解除することがないため、前面枠2の開閉時に無用に外れることがない。
【0040】
図31および図32は軸ピン75と軸孔74が直線状となる位置決め手段を設けた実施の形態を示し、上ヒンジ機構3aを軸受板61に軸孔74を設けた固定ヒンジ部材50aと、軸受板67に軸ピン75を設けた可動ヒンジ部材55aとで構成している。該位置決め手段は、軸受板61と前面枠2に軸挿通方向である上方に向うに従い徐々に幅狭する一対の突条76,76とで構成されており、下ヒンジ機構3bを支点とした状態で前記突条76,76間に固定ヒンジ部材50aの軸受板61を当接して前面枠2を下動することにより幅狭する突条76,76に軸受板61が誘導され、軸ピン75と軸孔74が直線状となり軸ピン75が軸孔74に確実に案内され嵌合する。このように、下方が拡開した位置決め手段であるため、一点決めとならずおよその見当で軸受板61を拡開した突条76,76間に適当に当接させればよく他方の上ヒンジ機構3aを連繋する作業性がより向上する。また、位置決め手段は前面枠2の側面に設けるようにしてもよく、さらに機枠1側に設けるようにして可動ヒンジ部材55aの軸受板67が当接するようにしてもよい。このとき位置決め手段は、前述とは逆に下方に向うに従い徐々に幅狭するように設ければよい。なお、位置決め手段は突条に限られることなく溝状に設けるようにしたり、壁状に設けるようにしてもよい。さらに、ヒンジ部材50a,55aを直接当接させて位置決め手段とすることなく別途位置決め手段に当接する当接部材を設けるようにしてもよい。
【0041】
以上説明したが上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば上ヒンジ機構3aを支点として下ヒンジ機構3bを連繋するようにしてもよい。また、上記した実施の形態において、下可動ヒンジ部材55bの大径軸孔70を上方から下固定ヒンジ部材50bの支持軸66に嵌めるようにしたが、軸孔と軸ピンの関係を逆の構造にして下可動ヒンジ部材55bの支持軸66を下固定ヒンジ部材50bの大径軸孔70に嵌め込むようにして、細径軸部66aを大径軸孔70に挿通して支点軸とした状態で上ヒンジ機構3aを連繋するようにしてもよい。
【0042】
また、実施の形態において開閉体として前面枠2について説明したが、開閉体を機構板11として上記上下ヒンジ機構3a,3bの実施の形態を上下ヒンジ機構12a,12bに適応することができる。さらに開閉体は前面に打球供給用の上部球受皿8が設けられた前面板7としてもよく、遊技機において上下ヒンジ機構により開閉自在に設けられるものであればすべてに適応可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明に係わる遊技機は、前面枠等の開閉体のいずれか一方のヒンジ機構を細径軸部と太径軸部を有する支持軸と、該支持軸の太径軸部に合致する大径軸孔とで構成し、前記細径軸部を開閉体の装着用支軸として他方のヒンジ機構を連繋すると共に、太径軸部と大径軸孔を開閉体の回動軸としたものであるから、細径軸部と大径軸孔とで最初の支点決めが簡単となり開閉体を装着する作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】前面枠を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
【図4】前面枠および機構板を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
【図5】機枠の斜視図である。
【図6】機枠の分解斜視図である。
【図7】機枠の要部断面図である。
【図8】機枠の要部断面図である。
【図9】機枠の要部断面図である。
【図10】ヒンジ機構の分解斜視図である。
【図11】ヒンジ機構部分の作用側断面図である。
【図12】ヒンジ機構部分の要部側面図である。
【図13】(a)〜(b)は下ヒンジ機構の作用説明図である。
【図14】他の実施の形態のヒンジ機構を示す側断面図である。
【図15】他の実施の形態の上ヒンジ機構の斜視図である。
【図16】他の実施の形態の支持軸の斜視図である。
【図17】他の実施の形態の軸孔を示す斜視図である。
【図18】他の実施の形態の軸孔を示す要部断面図である。
【図19】他の実施の形態の支持軸の斜視図である。
【図20】図19の作用を示す平面図である。
【図21】他の実施の形態のヒンジ機構の斜視図である。
【図22】図21の平面図である。
【図23】図21の側断面図である。
【図24】他の実施の形態のヒンジ機構の斜視図である。
【図25】図24の作用を示す斜視図である。
【図26】他の実施の形態のヒンジ機構の平面図である。
【図27】他の実施の形態のヒンジ機構の斜視図である。
【図28】他の実施の形態のヒンジ機構の斜視図である。
【図29】図28の作用を示す斜視図である。
【図30】図28の作用を示す斜視図である。
【図31】位置決め手段を示す斜視図である。
【図32】図31の作用を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 機枠(装着体)
2 前面枠(装着体,開閉体)
3a,3b ヒンジ機構
11 機構板(開閉体)
12a,12b ヒンジ機構
50a,50b 上下固定ヒンジ部材
55a,55b 上下可動ヒンジ部材
61 軸受部
62 ガイド溝
63 軸孔
64 大径軸受部
66 支持軸
66a 細径軸部(装着用支軸)
66b 太径軸部(回動軸)
67 軸受板
68 軸ピン
68a 小径軸部
68b 大径軸部
70 大径軸孔
71 小径凹部(位置決め部)
72 ガイド手段
72a 軸部(ガイド手段)
72b 凹部(ガイド手段)
74 軸孔
75 軸ピン
76,76 突条(位置決め手段)
77 戴置部
79 ガイド部(ガイド手段)

Claims (5)

  1. 機構板および前面枠等の開閉体を軸および軸孔より構成される上下ヒンジ機構により機枠等の装着体に回動自在に装着してなる遊技機において、
    前記開閉体の上下いずれか一方のヒンジ機構を細径軸部と太径軸部を有する支持軸と、該支持軸の太径軸部に合致する大径軸孔とで構成し、前記細径軸部を他方のヒンジ機構を連繋する開閉体の装着用支軸とすると共に前記太径軸部を開閉体の回動軸とし、前記細径軸部に前記太径軸部の外方に突出する突出部を設けると共に、前記大径軸孔には前記突出部に合致する凹部を形成し、前記突出部によりヒンジ機構の連繋が外れないようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記突出部は、大径軸孔を有するヒンジ部材を支持する戴置部と前記大径軸孔を太径軸部に誘導するガイド部とを有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記他方のヒンジ機構は側方が開放した軸孔と該軸孔に連通して大径軸受部とを有するヒンジ部材と、前記軸孔の側方から臨む小径軸部と前記大径軸受部の上方から嵌り込む大径軸部とを有するヒンジ部材とからなることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記他方のヒンジ機構の軸孔と軸とが直線状となる位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  5. 前記位置決め手段は、軸の挿通方向に向けて徐々に幅狭とし、軸の先端を軸孔に誘導するようにしたことを特徴とする請求項4記載の遊技機。
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