JP2544200Y2 - キャビネットにおける回動扉の取付装置 - Google Patents

キャビネットにおける回動扉の取付装置

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JP2544200Y2
JP2544200Y2 JP5402791U JP5402791U JP2544200Y2 JP 2544200 Y2 JP2544200 Y2 JP 2544200Y2 JP 5402791 U JP5402791 U JP 5402791U JP 5402791 U JP5402791 U JP 5402791U JP 2544200 Y2 JP2544200 Y2 JP 2544200Y2
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道晴 田崎
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共栄工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャビネットの開口部
を被蓋する扉を、開放時水平状態でキャビネット本体内
に収納できるようにした回動扉の取付装置に関するもの
で、比較的簡単な構造で、より静かで、円滑に扉をキャ
ビネット本体内の上部に摺動収納し得るようにし、かつ
扉蝶番の取付が極めて簡便に行い得るようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種、キャビネットにおける回転扉の
収納装置としては、上部に切欠部を有するブロック状の
蝶番軸受と、前縁に軸受部を有する蝶番本体及び合成樹
脂製のスライダーを備え、上記軸受部を蝶番軸受の切欠
部に嵌合して支軸をもって回動自在に該蝶番軸受に取り
付けると共に、上記スライダーを蝶番本体の外側面に固
定して扉蝶番を構成し、上記蝶番軸受を扉の上隅部に固
定し、上記スライダーをキャビネット本体の内側に設け
たレールの溝内に摺動自在に嵌合してなるキャビネット
における回転扉の収納装置は従来から知られている(例
えば、実開昭62−103974号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャビネットにおける回動扉の取付は、鋼板製の蝶番本
体の外側面に別体で形成した合成樹脂製のスライダーを
取付け部材で固定し、該スライダーをキャビネット本体
の内側に設けたレールの溝内に摺動自在に嵌合してなる
ものであるため、回動扉の重量を、蝶番本体とスライダ
ーを固定している取付部材が支えなければならず、この
蝶番部に破損が起こるという問題点があった。本考案
は、以上の事情に鑑み、取付作業が簡易な蝶番本体とス
ライダーを一体的に成形して、蝶番自体で回動扉の重量
を支えるようにすることにより、上記の問題点を解決し
たキャビネットにおける回動扉の取付装置を提供するこ
とにその目的がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記の課題を
解決するため、キャビネットにおける回動扉の取付装置
において、合成樹脂製の上部に切欠溝を有するブロック
状の蝶番軸受と、合成樹脂製で一体成形され、前縁に軸
受部、及び一側縁にスライダーを有する蝶番本体とを備
え、前記軸受部を蝶番軸受の切欠溝に嵌合して蝶番軸を
もって回動自在に取り付けて扉蝶番を構成し、前記蝶番
軸受を回動扉の上端部に固定すると共に、前記蝶番本体
の一側縁に形成したスライダーをキャビネット本体の内
側に設けたレールの溝内に摺動自在に嵌合させるという
技術的手段を採用した。
【0005】
【作用】本考案は、以上の技術的手段の採用により、回
動扉の重量を支えるスライダーが蝶番本体と一体的に成
形されているため、回動扉の開閉に際して、レールの溝
内に一体化したスライダーを摺動自在に嵌合したので、
円滑に摺動できると共に、蝶番本体に別体のスライダー
を取付部材で固定しているものに比べて、破損すること
が減少し、しかも、蝶番本体とスライダーとを一体化し
たので、ボルト等の取付用部品が不要になり、その取付
作業が極めて簡易になり、作業時間も大幅に短縮でき
る。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例に関して説明する。図
1において、1はキャビネット本体、2は抽斗、3は回
動扉、また図2、図3において、6は合成樹脂製ブロッ
ク状の蝶番軸受、7は合成樹脂製の蝶番本体、8は該蝶
番本体7と一体的に形成した滑性の良好なスライダーを
示す。そして前記蝶番本体7の前縁に形成した軸受部1
0が蝶番軸受6の切欠溝11に嵌合し、蝶番軸12をも
って回動自在に蝶番軸受6に取り付けられている。また
蝶番本体7は一体的に外側縁13と、前後には角形の取
付孔14,14が穿設され、さらに、この部分に一体的
にスライダー8の滑動凸面9が形成されている。15は
蝶番本体の外側下縁に一体的に設けたストッパーであ
る。この回動扉3の蝶番軸受6が、回動扉3上隅の折曲
部に嵌合して、同蝶番軸受6に形成した外側軸受部16
を、回動扉3の側縁および上縁の折曲板部4,5を切欠
き形成した隅部の切欠部17に、嵌合係止すると共に回
動扉3の上縁折曲板部5を貫通して蝶番軸受6に螺着せ
しめた止めネジ18(図3を参照)をもって締着して、
回動扉3の隅部に取り付けられている。なお、蝶番軸受
6を嵌合後、側縁折曲板部4に切り起こし設けた係合片
19を蝶番軸受6の下面に係止して保持を強固にしてい
るが、これら切欠部17による係止または係合片19の
係止の何れか一方を使用するだけでもよく、またこれら
係止の代わりに蝶番軸受6を側縁折曲板部4等にネジ止
めにより固定してもよい。図2において、20はキャビ
ネット本体1の内側上部に設けた断面内向きコ字状のレ
ールで、キャビネット本体1前後部の縦補強板24に係
止し、レール下部の下向きレール補強縁23には合成樹
脂製のストッパー係止片25に一体的に設けた係合突片
26をレール補強縁23に穿設した係合孔27に係止さ
れている。22は溝21前端の上縁に設けた傾斜案内面
である。またレール20前方の縦補強板24には合成樹
脂製の滑子28が止めネジ30により取り付けられ、前
記蝶番本体7と一体的に形成されたスライダー8がレー
ル20の溝21に摺動自在に嵌合し、回動扉3は蝶番軸
12を介し蝶番本体7に支持されてキャビネット本体1
の前部開口を閉じている。この状態から回動扉3を蝶番
軸12を支点として上方に開きキャビネット本体1内に
押し込めば、蝶番本体7と一体的に形成されたスライダ
ー8がレール20の溝21内を後方に摺動するので回動
扉3はキャビネット本体1内に収納され、抽斗2を引き
出すことができる。この場合、回動扉3の側部折曲縁は
蝶番本体7と一体的に形成されたスライダー8とほぼ同
一直線上にあるので溝21に嵌合するが、主として蝶番
本体7と一体的に形成されたスライダー8と、キャビネ
ット本体1の戸口滑子28の滑り面29に支持されて移
動するので回動扉3の側縁とレール20が摺合う等のこ
とがなく円滑に移動できる。また回動扉3を前記蝶番本
体7の外側下縁に一体的に形成したストッパー15が扉
レール用のストッパー係止片25に係止されるまで引き
出し、下方に回動すれば回動扉3を閉じることができ
る。本考案のキャビネットにおける回動扉の取付装置は
上述のように上部に切欠溝11を有するブロック状の蝶
番軸受6と、前縁に軸受部10を有する合成樹脂製の蝶
番本体7と一体的に形成されたスライダー8を備え、前
記軸受部10を蝶番軸受6の切欠溝11に嵌合して蝶番
軸12をもって回動自在に該蝶番軸受6に取り付けて構
成し、前記蝶番軸受6を回動扉3の上隅部に固定し、前
記蝶番本体と一体的に形成されたスライダー8をキャビ
ネット本体1の内側に設けたレール20の溝21内に摺
動自在に嵌合したものである。また以上のような蝶番を
用いるので、前もって扉蝶番を組み立てて貯蔵してお
き、必要に応じ回動扉3に取り付けるだけで、回動扉3
の蝶番が構成できる。なお、キャビネットだけでなく回
動扉を応用するものであれば種々適用することができ
る。
【0007】
【考案の効果】本考案は、以上の構成に基いて次の効果
を得ることができる。 (1)蝶番本体とスライダーを一体的に形成したので、
取付部材等の部品が削減でき、組立作業工程が著しく簡
素化され、それに伴って製作単価を安価にすると共に、
回動扉の開閉によって繰り返し疲労が発生する部分を一
体化したので強度的にも堅固になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるキャビネット本体の外
観斜視図である。
【図2】前記実施例における要部の縦断側面図である。
【図3】前記実施例における扉蝶番の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥キャビネット本体 2‥‥抽斗 3‥‥回動扉 4‥‥側縁折曲
板部 5‥‥上縁折曲板部 6‥‥蝶番軸受 7‥‥蝶番本体 8‥‥スライダ
ー 9‥‥滑動凸面 10‥‥軸受部 11‥‥切欠溝 12‥‥蝶番軸 13‥‥外側縁 14‥‥取付孔 15‥‥ストッパー 16‥‥外側軸
受部 17‥‥切欠部 18,30‥‥止めネ
ジ 19‥‥係合片 20‥‥レール 21‥‥溝 22‥‥傾斜案
内面 23‥‥レール補強縁 24‥‥縦補強
板 25‥‥ストッパー係止片 26‥‥係合突
片 27‥‥係合孔 28‥‥滑子 29‥‥滑り面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の上部に切欠溝11を有する
    ブロック状の蝶番軸受6と、合成樹脂製で一体成形さ
    れ、前縁に軸受部10、及び一側縁にスライダー8を有
    する蝶番本体7とを備え、前記軸受部10を蝶番軸受6
    の切欠溝11に嵌合して蝶番軸12をもって回動自在に
    取り付けて扉蝶番を構成し、前記蝶番軸受6を回動扉3
    の上端部に固定すると共に、前記蝶番本体7の一側縁に
    形成したスライダー8をキャビネット本体1の内側に設
    けたレール20の溝21内に摺動自在に嵌合してなるキ
    ャビネットにおける回動扉の取付装置。
JP5402791U 1991-06-17 1991-06-17 キャビネットにおける回動扉の取付装置 Expired - Fee Related JP2544200Y2 (ja)

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