JPH0649776Y2 - 取手部材 - Google Patents

取手部材

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JPH0649776Y2
JPH0649776Y2 JP1990114062U JP11406290U JPH0649776Y2 JP H0649776 Y2 JPH0649776 Y2 JP H0649776Y2 JP 1990114062 U JP1990114062 U JP 1990114062U JP 11406290 U JP11406290 U JP 11406290U JP H0649776 Y2 JPH0649776 Y2 JP H0649776Y2
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JP
Japan
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casing
handle body
pin
handle
shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990114062U
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JPH0472170U (ja
Inventor
俊雄 谷井
Original Assignee
高橋金物株式会社
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Publication date
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、引戸や折戸の外側面、あるいは床下収納庫
の蓋部材や窓枠等(以下単に壁面と称する)に取付て使
用される取手部材に関し、詳しくは、壁面に略直角に起
立する開成位置と壁面に略面一となる閉成位置の二つの
位置に任意に取り得るいわゆる面付式の取手部材に関す
るものである。
〔従来の技術〕
例えば引戸では、木口面の上下方向に沿って形成された
長穴状の堀込み穴に埋込み固定される取手部材と、この
取手部材に上端側を回動自在に支持された取手本体とか
らなる構造のものが知られている。取手本体は取付部材
に略面一に収納できるようになっている。また取手部材
の先端側としての下端側には、引っ掛け構造のフック部
が形成されており、下端側が木口面の外報に突出する用
に回動した後フック部に指を引っ掛けて引戸を移動でき
るようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のような従来技術においては取手本体のフック部を
使用位置に回動する場合、上端部を指で内方に押し込ん
で下端側を若干突出させ、他方の手で突出した下端部を
引き起こさなければならず、片手での操作が極めて困難
であり、円滑な操作性が得られなかった。
一方、片手操作を行えるものとして実開昭63-165057号
に配電盤の扉の取手部材が開示されている。これは、取
手本体の上端部を指で内方へ押し込むと、取手本体の背
面に連結された湾曲板バネが取手本体の下端部を外側に
突出する向きの回転力を生じて下端部が使用位置に突出
されるものである。
上記の取手部材は取手本体背面の切欠状のバネ支点とこ
の支点の斜め下方のケーシング側のバネ支点との間に湾
曲板バネの両端部が係止される構造のため、取手本体の
下端部を大きく回動して突出することができず、取手本
体を壁面に略直角に突出してそのフック部に指を引っか
けて引き戸を移動するような取手部材には直ちに利用で
きる構造にはなっていない。
また、上記のものでは取手本体の下端がケーシング内に
格納された位置ではその上端側が30度の角度で扉の外側
に突出した状態となるので、身体や衣服等と接触して損
傷を与える恐れがあった。
そこで本考案は、片手による円滑な操作を行うことがで
きるとともに取手本体の格納時に外側に突出する部分が
なく、さらに製造ならびに取付が容易な取手部材を提供
することをその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の取手部材は、壁
面の堀込み穴に前端面が略面一に埋設されるケーシング
と、このケーシング内の前部に固定された回動軸によっ
て壁面に略面一となる閉成位置と壁面から略直角に突出
する開成位置との間で回動可能に取付けられ先端側にフ
ック部を有する取手本体と、ケーシング内の後部に固定
された軸ピンと、回動軸と軸ピンに面する側の取手本体
に固定され上記閉成位置と開成位置とにおいて回動軸と
軸ピンとを結ぶ直線の一側と他側とにそれぞれ偏位した
位置をとる連結ピンと、軸ピンと連結ピンとに両端がそ
れぞれ回動自在に連結され軸ピンと連結ピンとを離間す
る方向に付勢するねじりコイルばねとを備え、上記ケー
シングはその後部が半割りされて前部に一体化された一
方のケーシング片と半割りされた他方のケーシング片と
が夫々に形成された嵌合孔と嵌合凸部との嵌合によって
一体に固定されるとともにケーシングの外面には上記堀
込み穴に固定するための環状の段差突起が形成されて成
るものである。
〔作用〕
この考案によれば、取手本体はねじりコイルばねの付勢
力でケーシング前端面から外方へ突出させられ、壁面に
略直角となる使用位置としての開成位置を得る。
不使用位置である閉成位置を得る場合、取手本体は開成
位置からねじりコイルばねの付勢力に抗して閉成方向へ
回動される。取手本体の回動による連結ピンの位置変化
によってねじりコイルばねの付勢力が途中で閉成方向の
回動モーメントを生じるように切り替わり、これによっ
て取手本体は自動的に閉成位置を得るとともに閉成方向
に付勢された状態となる。
閉成位置から開成位置を得る場合には、押圧操作で取手
部材をねじりコイルばねの付勢力に抗して開成位置に回
動して、開成方向の回動モーメントが生じる位置に達す
ると取手本体はねじりコイルばねの付勢力で自動的に開
成方向へ回動され、開成位置を得る。
〔実施例〕
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示す。
第4図に示すように、引戸への適用例を示したものであ
る。
壁部材2には戸収納部4が形成されており、戸収納部4
には引戸6、6、6が収納されている。各引戸6の木口
面としての壁面6aには取手部材8が取り付けられてい
る。
取手部材8には、壁面6aの堀込み穴6bに埋設固定される
ケーシング10と、このケーシング10に回動可能に取付け
られる取手本体12と、取手本体12に開成時の回動力を付
与するとともに閉成位置での閉止力を付与するねじりコ
イルばね14と、ねじりコイルばね14の取手本体12に対す
る作用位置を変位させるばね接続部16とから概略構成さ
れている。
ケーシング10は、取手本体12が取付けられるフロント部
18を一体に有する一方のケーシング片20と、底面22を一
体に有する他方のケーシング片24とから構成され、ケー
シング片20とケーシング片24との間には、嵌合凸部とが
相対的に形成されるようになっている。
ケーシング10の前部であるフロント部18には軸挿孔18
a、18aが形成されており、これらの軸挿通孔18a、18a間
には取手本体12の回動軸30が挿通される。また、ケーシ
ング10内の後部には、取手本体12の閉成位置を規制する
規制凸部32、32がケーシング10の底面と一体に設けられ
ている。
これらの規制凸部32、32には挿通孔32a、32aが形成され
ており、ねじりコイルばね14の一端14aが回動自在に連
結される軸ピン34が取付けられている。
また、ケーシング10のフロント部18と底面22との間の胴
部には、壁面6aの堀込み穴6bへの強制嵌入によって固定
を図るための環状の段差突起10a・・が形成されてお
り、ケーシング10外面側の段差突起10aの機能を消失し
ないためにフロント部18には面取り部18bが形成されて
いる。
取手本体12には、上端側に回動軸30bの挿通孔12aが形成
されているとともに、先端としての下端にはフック部12
bが形成されている。ばね接続部16は取手本体12の上端
側に一体に形成されており、ねじりコイルばね14の他端
14bが回動自在に連結される連結ピン36と、この連結ピ
ン36を支持する一対の支持片38、38とから構成すること
ができる。符号38a、38aは連結ピン36の挿通孔を示す。
また、符号40はケーシング10を補強するとともに取手本
体12の閉成位置を規制する組立ピンを示し、符号10b、1
0bは組立ピン40の挿通孔を示す。また、符号10cは軸ピ
ン34の挿通孔を示す。
次に取手部材8の使用動作を説明する。
第1図は不使用位置としての閉成位置P1を示しており、
この場合、取手本体12に対するねじりコイルばね14の作
用点S(連結ピン36)は軸ピン34と回動軸30とを結ぶ直
線の一側に偏位した位置、すなわち回動軸30の上方に寸
法l1ずれた位置にあり、取手本体12にはねじりコイルば
ね14の付勢力F1によって閉成方向である矢印I方向に回
動させるモーメントl1×がF1作用する。これによってケ
ーシング10との間に係合構造を要することなく取手本体
12が閉成位置で静止するための閉止力が得られる。な
お、取手本体12の閉成位置は、ケーシング10の前端面18
cないし壁面6aと面一となるように組立ピン40で規制さ
れる。
閉成位置P1から取手本体12の上端部12cが押圧操作され
ると、取手本体12の回動に伴ってねじりコイルばね14の
作用点Sが変位して寸法l1が縮小し回動軸30と軸ピン34
とを結ぶ直線を境にして取手本体12を上方に回動させる
モーメントが生じる。これによって取手本体12は第3図
に示すように、自動的に上方に回動して使用位置として
の開成位置P2を得る。この場合、取手本体12には寸法l2
をモーメント腕とするねじりコイルばね14の付勢力F2
よるモーメントl2×F2が作用し、上端部12cの裏面12dが
規制凸部32、32に当接することによって開成位置P2での
静止状態が得られる。この開成位置P2で取手本体12のフ
ック部12bに指を引っ掛けて引っ張ることにより、引戸
6を壁部材2内に収納された状態でも引っ張ることがで
きる。閉成位置P1からの押圧操作が円滑に行われるよう
に、ケーシング10のフロント部18と取手本体12の上端面
にはそれぞれ面取り部18d、12fが形成されている。
開成位置P2から閉成位置P1を得る場合、取手本体12の下
端部12eがねじりコイルばね14の付勢力に抗して押圧さ
れる。閉成位置に近づくと、ねじりコイルばね14の作用
点Sが回動軸30と軸ピン34とを結ぶ直線より上方に変位
して自動的に閉成位置P1が得られる。
閉成位置P1から開成位置P2を得る場合、取手本体12の上
端部12cの押し込み量は、回動軸30に対する作用点Sの
垂直寸法l1と水平寸法l2とを任意に変えることによって
調整することができる。この例では、5mm程度の押し込
み量で開成動作が得られるようにした。これは、床下収
納庫に使用した場合に踏み付けによる誤動作を回避でき
る寸法である。
〔考案の効果〕
この考案によれば、連結ピンが取手本体の閉成位置と開
成位置とにおいて、ケーシングに固定された回動軸と軸
ピンとを結ぶ直線の一側と他側とにそれぞれ偏位した位
置をとるように取手本体に固定されるとともに、軸ピン
と連結ピンとを離間する方向に付勢するねじりコイルば
ねの両端が軸ピンと連結ピンとにそれぞれ回動自在に連
結されているため、上記直線を境に取手本体に対するね
じりコイルばねの付勢方向が閉成位置側と開成位置側と
に円滑に切り替わり、取手本体を壁面に略面一となる状
態で格納される閉成位置から壁面に略直角となる開成位
置まで片手による操作だけで容易に引き起こすことがで
き、折戸や引戸等用の取手部材として実用化することが
できる。
また、閉成位置では取手本体が壁面に面一になるように
格納されるため、身体や衣服等と接触して損傷を与える
ことがない。
さらに、一方のケーシング片と他方のケーシング片とを
一体に組み合わせてケーシングを構成するとともに、ケ
ーシングの外面に設けられた環状の段差突起によってケ
ーシングが壁面の堀込み穴に堅固に固定されるため、嵌
合孔と嵌合凸部との嵌合のみで両方のケーシング片どう
し確実に結合保持しておくことができ、ねじ等の結合手
段を用いる必要がないので容易に製造することができ
る。
さらに、壁面への取付にねじ等の固定部材が不要となる
ため、引戸や折戸等への組付作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る取手部材の一実施例を示す閉成
位置での断面図、第2図は第1図に示す取手部材の分解
斜視図、第3図は開成位置での断面図、第4図は使用状
態を示す概要正面図である。 6a……壁面、8……取手部材 10……ケーシング、10a……段差突起 12……取手本体、12b……フック部 14……ねじりコイルばね、16……ばね接続部 18……フロント部、20,24……ケーシング片 26……嵌合凹部、28……嵌合孔 30……回動軸、34……軸ピン、36……連結ピン P1……閉成位置、P2……開成位置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面の堀込み穴に前端面が略面一に埋設さ
    れるケーシング10と、このケーシング10内の前部に固定
    された回動軸30によって壁面に略面一となる閉成位置と
    壁面から略直角に突出する開成位置との間で回動可能に
    取付けられ先端側にフック部12bを有する取手本体12
    と、ケーシング10内の後部に固定された軸ピン34と、回
    動軸30と軸ピン34に面する側の取手本体12に固定され上
    記閉成位置と開成位置とにおいて回動軸30と軸ピン34と
    を結ぶ直線の一側と他側とにそれぞれ偏位した位置をと
    る連結ピン36と、軸ピン34と連結ピン36とに両端がそれ
    ぞれ回動自在に連結され軸ピン34と連結ピン36とを離間
    する方向に付勢するねじりコイルばね14とを備え、 上記ケーシング10はその後部が半割りされて前部に一体
    化された一方のケーシング片20と半割りされた他方のケ
    ーシング片24とが夫々に形成された嵌合孔28と嵌合凸部
    26との嵌合によって一体に固定されるとともにケーシン
    グ10の外面には上記堀込み穴に固定するための環状の段
    差突起10aが形成されて成ることを特徴とする取手部
    材。
JP1990114062U 1990-11-01 1990-11-01 取手部材 Expired - Lifetime JPH0649776Y2 (ja)

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