JP2605576Y2 - 蓋等のロック装置 - Google Patents

蓋等のロック装置

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JP2605576Y2
JP2605576Y2 JP1993059488U JP5948893U JP2605576Y2 JP 2605576 Y2 JP2605576 Y2 JP 2605576Y2 JP 1993059488 U JP1993059488 U JP 1993059488U JP 5948893 U JP5948893 U JP 5948893U JP 2605576 Y2 JP2605576 Y2 JP 2605576Y2
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lid
lock
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rear cabinet
plate
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JP1993059488U
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Inventor
義裕 岩室
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、収納ケースなどの蓋
を閉じたときに蓋が不用意に開くのを防止するための蓋
等のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物品を保管したり運搬するときの収納ケ
ースや、いわゆる携帯式カセットテープレコーダ等の音
響機器には、収納された物品やカセットテープが脱落す
るのを防止するために、本体に対して開閉する蓋が設け
られるとともに、この蓋の本体に対する閉状態をロック
するロック装置が設けられているのが一般的である。
【0003】図5及び図6に携帯式テープレコーダに用
いられている蓋等のロック装置を示す。図5に示すこの
種の従来のロック装置の第1例において、テープレコー
ダ10はリヤキャビネット11と、このリヤキャビネッ
ト11内に設けられカセットテープ(図示せず)を収納
するための収納室12と、収納されたカセットテープが
収納室12から脱落するのを防止したりするための蓋1
3などから構成されている。 また、蓋13は後端部が
リヤキャビネット11に蝶番14等で結合され、リヤキ
ャビネット11に対して矢印Aで示す方向に開閉できる
ようになっている。また、蓋13の閉状態において蓋1
3が不用意に開くことがないように、リヤキャビネット
13等に設けたロックレバー15と蓋13に設けたロッ
ク片16からなるロック装置17がテープレコーダ10
の一端部に設けられている。
【0004】さて、このロック装置17では蓋13の開
閉はロックレバー15の矢印Bで示す方向への移動によ
り行われる。すなわち、蓋13の開状態から閉動作に応
じて蓋13のロック片16がリヤキャビネット11のロ
ックレバー15のテーパー面を押圧するのでロックレバ
ー15が矢印手前側に移動し、その後図示しない付勢力
により原位置に復帰するのでロックレバー15によりロ
ック片16がロックされる。従って、蓋13がリヤキャ
ビネット11に対してロックされた閉状態となる。ま
た、この閉状態より図示しない操作釦でロックレバー1
5を矢印手前側に移動させることによってロックレバー
15とロック片16との係合を解除させ蓋13を開方向
に移動させることにより蓋13の開状態を得ることがで
きる。図6に従来のロック装置の第2例を示す。この第
2例では前述の第1例に示すロック装置17をテープレ
コーダ10の全面中央部に設けたものであり、詳細な説
明は省略するが第1例と同様に、ロック装置17により
蓋13がリヤキャビネット11に対して開閉できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述のロック装置17
において、第1例では、ロック装置17がテープレコー
ダ10の一端部側だけに設けられているので、ロック装
置の設けらていない他端部側が浮いてしまうことがあっ
た。また、第2例では、テープレコーダ10の中央部に
ロック装置17が設けられているので第1例のような蓋
13の浮きは発生しない。しかしながら、ロックレバー
15が蓋13に対して単に平行に動くだけであるから、
ロックレバー15によりロック片17をロックする際、
ロックレバー15は蓋13をリヤキャビネット11側へ
引き込む作用は何等有していない。そのためロック装置
17、蓋13及びリヤキャビネット11の部品寸法や形
状のばらつき及び取付誤差などにより蓋13とリヤキャ
ビネット11の間に隙間が生じることがあった。
【0006】本考案は、上述したような課題を解決する
ためのロック装置に関するもので、ロック装置、蓋及び
リヤキャビネットに部品寸法や形状のばらつき及び取付
誤差などがあった場合でも、蓋の閉状態において収納ケ
ース本体と蓋の間に発生する隙間を防止することが可能
な蓋等のロック装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案においては、収納ケース等の本体に対して開閉可
能に配された蓋を閉状態にロックするため収納ケースに
設けられた蓋等のロック装置において、上記蓋に設けら
れたロック片と、上記本体に設けられ上記蓋の閉動作に
よりその閉方向へ移動する作動板と、この作動板の移動
により回動され上記ロック片に係合し上記蓋を閉状態に
ロックするロックレバーで構成され、上記作動板および
上記ロックレバーに、上記蓋の閉じた状態で上記蓋を閉
方向へ付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0008】
【作用】図1及び図2で示す蓋13の閉状態において、
作動板30はその先端部32が蓋13の縁に押圧され、
作動板30のロック部35の直線部38でロックレバー
40の第2ロック部43が規制されるので、撓み部45
を介してロックレバー40は反時計方向に付勢され、第
1ロック部42で蓋13のロック片22をリヤキャビネ
ット11側に引き込む作用が働き強固なロック状態を保
持することができ、リヤキャビネット11と蓋13との
間に隙間が発生することを防止できる。
【0009】
【実施例】続いて、この考案に係わる蓋等のロック装置
の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
尚、上述と同一の部分には同一の符号を付けて詳細な説
明は省略する。
【0010】図1は、携帯式カセットテープレコーダ1
0に本考案に係る蓋等のロック装置を適用したものであ
り、ロック装置1はテープレコーダ10前面のほぼ中央
部に設けられている。このロック装置1は、リヤキャビ
ネット11の内側に固定された矩形板状のシャーシ21
に配された作動板30、ロックレバー40及びトーショ
ンバネ50と、蓋13に配されたロック片22とから構
成される。
【0011】作動板30は例えば板状の材料で作られ、
シャーシ21に対して上下方向に摺動可能に配置され
る。この作動板30は、常にはトーションバネ50によ
って反時計方向に付勢されており、そのためにトーショ
ンバネ50の一端を支持する支持部31が設けられてい
る。また、作動板30には、その先端部32が蓋13の
閉動作に関連して蓋13の縁で押される位置とされるた
めに段差33が設けられるとともに長穴34が設けら
れ、この長穴34にシャーシ21に固定された軸61が
挿入され、この軸61をガイドとして長穴34により作
動板30が上下方向に直線運動するように配されてい
る。また、作動板30はこの軸61とシャーシ21に設
けた一対の凸部23,23bによって左右方向の移動が
規制される。さらに作動板30の下部には、ロック部3
5が設けられこのロック部35は対向するように設けら
れた一対のテーパー部36、37及びこのテーパー部3
6、37ではさまれた直線部38から構成される。ま
た、作動板30にはリヤキャビネット11の外側からこ
の作動板30を操作するための操作部39が設けられお
り、この操作部39にリヤキャビネット11に設けられ
たスリット24を介して操作用のスライドノブ25が取
り付けられている。そのため、スライドノブ25の操作
によって作動板を作動させることができる。
【0012】ロックレバー40も例えば板状の材料で作
られ、常にはトーションバネ50によって時計方向に付
勢されており、そのためにトーションバネ50の他端を
支持する支持部41が設けられている。また、ロックレ
バー40は軸61に作動板30と重なった状態で回転運
動可能に取り付けられ、第1ロック部42と第2ロック
部43がそれぞれ両端部に配されている。すなわち、ロ
ックレバー40の一端部に設けられた第1ロック部42
は、蓋13に設けられたロック片22を係止して蓋13
の閉状態をロックするためのものであり、ロック片22
を係止する側にはテーパー部44が設けられている。ま
た、ロックレバー40の他端部に撓み部45を介して設
けられた第2ロック部43は、作動板30のロック部3
5と共同しロックレバー40の制御を行うためのもので
ある。尚、ロックレバー40は作動板30に重なってい
るため、撓み部45には段差46が設けられており、こ
の段差46により作動板30のロック部35と係合する
位置に第2ロック部43が配される。
【0013】軸61の先端には作動板30およびロック
レバー40が抜け外れないように、ロックレバー40の
穴より若干大きな直径の頭部62を設ける。さらに軸6
1の頭部62にはトーションバネ50のコイル部51を
掛ける。頭部62にはコイル部51が抜け外れないよう
さらに頭部62より直径の大きい縁63を設ける。トー
ションバネ50は前述のように一端が作動板30の支持
部31に掛けられ、他端がロックレバー40の支持部4
1に掛けられているので、作動板30およびロックレバ
ー40を反時計方向及び時計方向にそれぞれ付勢する。
【0014】本考案に係わる蓋等のロック装置は以上の
ように構成され、次に図2、図3および図4を用いて、
本考案による蓋等のロック装置1の動作を説明する。
【0015】図4は蓋13の開状態を示す図である。こ
の開状態では、作動板30はトーションバネ50の付勢
力により反時計方向に付勢されているが、軸61とシャ
ーシ21に設けた一対の凸部23,23bによって左右
方向の移動が規制されているので作動板30は蓋13方
向に押し上げられ、長穴34の縁が軸61に当たる位置
で止まっている。その時作動板30の先端部32はリヤ
キャビネット11からはみ出た位置にある。ロックレバ
ー40はトーションバネ50の付勢力により時計方向に
動いており、第2ロック部43は作動板のロック部35
より下方に位置している。尚、本例の場合、ロックレバ
ー40の時計方向への回転は第2ロック部43が作動板
30の下部に当接することにより規制されるが、規制手
段を別途シャーシ21等に設けても良い。
【0016】この図4で示す蓋13の開状態より、蓋1
3を閉動作し図2で示す蓋13の閉状態とするには、蓋
13の閉動作に伴い蓋13の縁が作動板30の先端部3
2を押圧するので、作動板30が下方へ移動することに
より行われる。すなわち、蓋13の閉動作に伴う作動板
30の下方への移動により、蓋13のロック片22がが
ロックレバー40の第1ロック部42のテーパー部44
より下方に位置したとき、作動板30に設けたロック部
35のテーパー部37に、ロックレバー40の第2ロッ
ク部43が当接する。さらに蓋13を閉じていくと作動
板30がさらに下方へ移動し、第2ロック部43がロッ
ク部35のテーパー部37から直線部38に移動するの
で、全体としてロックレバー40を反時計方向に回転さ
せる。ロックレバー40が反時計まわりに回転すること
によりロックレバー40の第1ロック部43がロック片
22のロックを開始する。
【0017】さらに蓋13を閉め、蓋16がリヤキャビ
ネット11に当接した時点で作動板30の移動が停止す
る。この時第2ロック部43がロック部35の直線部3
8ににより位置が規制されるとともに、ロック片22は
第1ロック部42のテーパー部44で発生する分力によ
りリヤキャビネット11側へ押しつけられる。また、各
々の部品寸法のばらつきや取付誤差などによりテーパー
部44によってロック片22に無理な力が加わった場合
でも、ロックレバー40に設けた撓み部45のバネ性に
よりその力を吸収することができる。従って、ロック装
置、蓋及びリヤキャビネットに部品寸法や形状のばらつ
き及び取付誤差などがあった場合でも、蓋の閉状態にお
いてリヤキャビネット11と蓋13の間に発生する隙間
を防止することが可能となる。図1及び図2は蓋13の
閉状態を示している。
【0018】次に、蓋13の閉状態からロック装置1の
ロックを解除する動作について説明する。図1に示すス
ライドノブ25を下方へスライドさせると、作動板30
が図1及び図2に示す位置よりさらに下方へ移動する。
そうするとロックレバー40の第2ロック部43が作動
部30のロック部35の直線部39からテーパー部36
に移動するため、ロックレバー40がトーションバネ5
0により時計方向に回転する。このため、図3に示すよ
うにロックレバー40の第1ロック部42がロック片2
2から離れ蓋13の閉状態のロックが解除される。
【0019】その後スライドノブ25の下方への移動を
解除すると、作動板30はトーションバネ50の付勢力
により上方へ移動する。その際ロックレバー40の第2
ロック部43が作動板30のロック部35を乗り越えて
移動し、図4に示す蓋13の開状態となる。尚、ロック
レバー40の第2ロック部43が作動板30のロック部
35を乗り越えて移動するとき、作動板30に負荷がか
かるがテーパー部36を滑らかにするなどの方法によ
り、この負荷を軽減することができる。
【0020】また、本実施例においては蓋13の縁で作
動板30の先端部32を押しているが、先端部32を押
す方法としては蓋13の縁を利用することに限られるも
のではない。たとえばロック片22を横方向、先端部3
2まで伸ばし、ロック片22により先端部32を押して
も良い。この場合、先端部32の位置、形状あるいは段
差33の寸法やロック部35の位置等は適宜決定すれば
良い。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係わる
蓋等のロック装置を使用すると、収納ケースなどの蓋を
閉じたときに、強固にロックできるため蓋が不用意に開
くのを防止できる。そして蓋をリヤキャビネット方向に
引き込む付勢力が作用するので蓋とリヤキャビネットの
間にできる隙間を無くすことができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる蓋等のロック装置を適用したテ
ープレコーダの構成図である。
【図2】実施例の動作を説明する図である。
【図3】実施例の動作を説明する図である。
【図4】実施例の動作を説明する図である。
【図5】従来の蓋等のロック装置の第1例を示すテープ
レコーダの構成図である。
【図6】従来の蓋等のロック装置の第2例を示すテープ
レコーダの構成図である。
【符号の説明】
1、17 ロック装置 10 テープレコーダ 11 リヤキャビネット 12 収納室 13 蓋 14 蝶番 15、40 ロックレバー 16、22 ロック片 30 作動板 50 トーションバネ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納ケース等の本体に対して開閉可能に配
    された蓋を閉状態にロックするため収納ケースに設けら
    れた蓋等のロック装置において、上記蓋に設けられたロ
    ック片と、上記本体に設けられ上記蓋の閉動作によりそ
    の閉方向へ移動する作動板と、この作動板の移動により
    回動され上記ロック片に係合し上記蓋を閉状態にロック
    するロックレバーで構成され、上記作動板および上記ロ
    ックレバーに、上記蓋の閉じた状態で上記蓋を閉方向へ
    付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする蓋等のロッ
    ク装置。
JP1993059488U 1993-10-07 1993-10-07 蓋等のロック装置 Expired - Lifetime JP2605576Y2 (ja)

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