JPH0335834Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0335834Y2 JPH0335834Y2 JP7731383U JP7731383U JPH0335834Y2 JP H0335834 Y2 JPH0335834 Y2 JP H0335834Y2 JP 7731383 U JP7731383 U JP 7731383U JP 7731383 U JP7731383 U JP 7731383U JP H0335834 Y2 JPH0335834 Y2 JP H0335834Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- closed
- alignment device
- piece
- rotate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は扉の傾斜整合装置に関する。
第1図に示したように、例えばレコード収納箱
や、或いはレコードプレヤー、アンプ、チユーナ
ーを収納させた音響機器のラツク等の箱体1の一
側には、硝子板やアクリル樹脂板等で構成したか
なり重量のある扉2が、一側端部上下に取りつけ
たピボツトヒンジ3a,3bを介して開閉自在に
取りつけられているが、このピボツトヒンジ3
a,3bのピボツト軸4a,4bと軸受穴との間
のガタや、取付上の誤差、或いは扉の重量等によ
つて、扉2が応々にして自由端側へ傾斜してしま
う場合を生じ、閉扉状態における見ばえが良くな
いばかりでなく、プツシユラツチ5を用いて該扉
2に取りつけたキヤツチプレート2aを磁力吸着
させるようにした場合には、この位置ずれによつ
て、上手く吸着できない場合をしばしば生ずると
いう問題があつた。
や、或いはレコードプレヤー、アンプ、チユーナ
ーを収納させた音響機器のラツク等の箱体1の一
側には、硝子板やアクリル樹脂板等で構成したか
なり重量のある扉2が、一側端部上下に取りつけ
たピボツトヒンジ3a,3bを介して開閉自在に
取りつけられているが、このピボツトヒンジ3
a,3bのピボツト軸4a,4bと軸受穴との間
のガタや、取付上の誤差、或いは扉の重量等によ
つて、扉2が応々にして自由端側へ傾斜してしま
う場合を生じ、閉扉状態における見ばえが良くな
いばかりでなく、プツシユラツチ5を用いて該扉
2に取りつけたキヤツチプレート2aを磁力吸着
させるようにした場合には、この位置ずれによつ
て、上手く吸着できない場合をしばしば生ずると
いう問題があつた。
この考案はこの点を解決したもので、その目的
とするところは、閉扉時に傾斜する扉を常に正規
な取付状態へと整合することのできる、扉の傾斜
整合装置を提供せんとするにある。
とするところは、閉扉時に傾斜する扉を常に正規
な取付状態へと整合することのできる、扉の傾斜
整合装置を提供せんとするにある。
以下にこの考案の一実施態様を図面に基づいて
詳細に説明すると、第2図乃至第5図において、
レコード収納箱やラツク等の箱体1の下部板1a
の扉2が閉じた状態における該扉2の自由端側下
端部近くには収装穴6が設けられ、この収装穴6
に鍔部7aを有するケース7が圧入固定されてい
る。このケース7の収装穴6に対する取付方法は
他に捻子着、貼着、ビス止め等の種々の公知手段
がある。このケース7には、中央部に溝8が設け
られ、この溝8は扉2の閉扉面に対して直角方向
に位置するよう設けられると共に、内部に回転駒
9がピン10によつて枢着されてり、扉2の閉扉
面に対して直角方向に回転可能である。溝8内に
はさらに板バネ11が取り付けられ、回転駒9を
開扉方向に回動附勢させている。
詳細に説明すると、第2図乃至第5図において、
レコード収納箱やラツク等の箱体1の下部板1a
の扉2が閉じた状態における該扉2の自由端側下
端部近くには収装穴6が設けられ、この収装穴6
に鍔部7aを有するケース7が圧入固定されてい
る。このケース7の収装穴6に対する取付方法は
他に捻子着、貼着、ビス止め等の種々の公知手段
がある。このケース7には、中央部に溝8が設け
られ、この溝8は扉2の閉扉面に対して直角方向
に位置するよう設けられると共に、内部に回転駒
9がピン10によつて枢着されてり、扉2の閉扉
面に対して直角方向に回転可能である。溝8内に
はさらに板バネ11が取り付けられ、回転駒9を
開扉方向に回動附勢させている。
したがつて今、扉2が閉扉状態にない時には回
転駒9は、第2図乃至第3図に示したように、板
バネ11の弾力によつて押され反時計方向に回転
傾斜して溝8の始端部に当接し、先端部を扉2側
へ向けている。一方向に傾斜している扉2を閉じ
ると、その傾斜した自由端側の下端部が、回転駒
9の上端面、或いは該上端面の一側より突設した
突起9aに当接し、これを板バネ11の附勢力に
抗して時計方向へ回転させるので、該回転駒9の
上端面は下部板1aの水平面より上方へ突出し、
その分だけその上面に乗せた扉2の下端部を上方
へ押し上げる。この状態を示したものが第4図乃
至第5図であり、これによつて扉2の傾斜は整合
され、見ばえが良くなると共に、プツシユラツチ
5の先端に設けた磁石5aと、扉2側に設けたキ
ヤツチプレート2aとの間の接触状態が良好とな
るものである。
転駒9は、第2図乃至第3図に示したように、板
バネ11の弾力によつて押され反時計方向に回転
傾斜して溝8の始端部に当接し、先端部を扉2側
へ向けている。一方向に傾斜している扉2を閉じ
ると、その傾斜した自由端側の下端部が、回転駒
9の上端面、或いは該上端面の一側より突設した
突起9aに当接し、これを板バネ11の附勢力に
抗して時計方向へ回転させるので、該回転駒9の
上端面は下部板1aの水平面より上方へ突出し、
その分だけその上面に乗せた扉2の下端部を上方
へ押し上げる。この状態を示したものが第4図乃
至第5図であり、これによつて扉2の傾斜は整合
され、見ばえが良くなると共に、プツシユラツチ
5の先端に設けた磁石5aと、扉2側に設けたキ
ヤツチプレート2aとの間の接触状態が良好とな
るものである。
閉じた扉2を開くと、開扉動作に従つて該扉2
の下端部と回転駒9の上端面との間の摩擦力及び
板バネ11の附勢力により、回転駒9が反時計方
向に回転し、第2図乃至第3図に示したように元
位置に戻るものである。
の下端部と回転駒9の上端面との間の摩擦力及び
板バネ11の附勢力により、回転駒9が反時計方
向に回転し、第2図乃至第3図に示したように元
位置に戻るものである。
尚、プツシユラツチを使用した場合には、扉2
は閉扉位置即ち、回転駒9の中立位置より若干後
方へ押圧されることになるが、上記した実施態様
のものは、溝8の後端部と回転駒9の背部との間
に間隙を設け、回転駒9の後方回転を許容するよ
う構成してあるので、何らの支障は生じない。
は閉扉位置即ち、回転駒9の中立位置より若干後
方へ押圧されることになるが、上記した実施態様
のものは、溝8の後端部と回転駒9の背部との間
に間隙を設け、回転駒9の後方回転を許容するよ
う構成してあるので、何らの支障は生じない。
その他の実施態様として、板バネはこれを省略
しても扉の閉扉時には回転駒は回転直立し、開扉
時には摩擦力によつて逆に反対方向へ回転して元
位置に戻るので、動作に支障は生じないが、板バ
ネを用いると、回転駒をフリー状態において回転
させても自然に元位置に戻るので誤動作がなくな
るという利点がある。
しても扉の閉扉時には回転駒は回転直立し、開扉
時には摩擦力によつて逆に反対方向へ回転して元
位置に戻るので、動作に支障は生じないが、板バ
ネを用いると、回転駒をフリー状態において回転
させても自然に元位置に戻るので誤動作がなくな
るという利点がある。
また、回転駒を偏芯させて軸支させ、常に一方
向へ回転附勢させるようにしても良い。このよう
にすると、板バネを用いずとも回転駒の誤動作を
防止できるという利点がある。
向へ回転附勢させるようにしても良い。このよう
にすると、板バネを用いずとも回転駒の誤動作を
防止できるという利点がある。
さらにまた、回転駒はケースにではなく下部板
に設けた溝に直接軸支させることも考えられる。
このように実施した場合には、ケースを省略でき
るのでコストダウンを図ることができる。尚、そ
の際に回転駒の軸支方法としては、溝の両側に直
角に軸受溝を設け、この溝受溝へ上方より回転駒
を枢着させた支持ピンを挿入させることによつて
軸着させることが考えられ、このように実施する
と回転駒の軸着作業が極めて容易であるという利
点がある。
に設けた溝に直接軸支させることも考えられる。
このように実施した場合には、ケースを省略でき
るのでコストダウンを図ることができる。尚、そ
の際に回転駒の軸支方法としては、溝の両側に直
角に軸受溝を設け、この溝受溝へ上方より回転駒
を枢着させた支持ピンを挿入させることによつて
軸着させることが考えられ、このように実施する
と回転駒の軸着作業が極めて容易であるという利
点がある。
以上詳細に説明したようにこの考案は、極めて
簡単な構造で、自由端の方向へ傾斜した扉の位置
を、閉扉状態において常に正常位置へ整合するこ
とができ、これによつて、閉扉状態における扉の
見ばえを良くし、かつ、プツシユラツチを用いた
場合には、磁力吸着をより完全なものにすること
ができる等々の作用効果を奏し得る。
簡単な構造で、自由端の方向へ傾斜した扉の位置
を、閉扉状態において常に正常位置へ整合するこ
とができ、これによつて、閉扉状態における扉の
見ばえを良くし、かつ、プツシユラツチを用いた
場合には、磁力吸着をより完全なものにすること
ができる等々の作用効果を奏し得る。
第1図は従来の扉の閉扉状態を示す一部正面
図、第2図はこの考案に係る傾斜復元装置の平面
図、第3図は同側断面図、第4図は扉を閉じて見
た同側断面図、第5図は扉を閉じて見た箱体の一
部正面図である。 1……箱体、1a……下部板、2……扉、3
a,3b……ピボツトヒンジ、6……収装穴、7
……ケース、8……溝、9……回転駒、11……
板バネ。
図、第2図はこの考案に係る傾斜復元装置の平面
図、第3図は同側断面図、第4図は扉を閉じて見
た同側断面図、第5図は扉を閉じて見た箱体の一
部正面図である。 1……箱体、1a……下部板、2……扉、3
a,3b……ピボツトヒンジ、6……収装穴、7
……ケース、8……溝、9……回転駒、11……
板バネ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 箱体と、この箱体の一側に開閉自在に取りつ
けられた扉と、前記箱体の下部板に前記扉の閉
扉位置に対し略直角方向へ回動可能となるよう
軸支させた回転駒とから成り、この回転駒を前
記扉の閉扉時に該扉の下端部によつて押圧回転
させることにより、該回転駒の上端部で前記扉
を若干上方へ持ち上げるよう構成したことを特
徴とする、扉の傾斜整合装置。 2 回転駒がバネによつて一方向へ回動付勢され
ていることを特徴とする、実用新案登録請求の
範囲第1項記載の扉の傾斜整合装置。 3 回転駒が偏芯して軸支されており、これによ
つて一方向へ回動附勢されていることを特徴と
する、実用新案登録請求の範囲第1項乃至第2
項記載の扉の傾斜整合装置。 4 回転駒が下部板に埋没固着させたケースに軸
支されていることを特徴とする、実用新案登録
請求の範囲第1項乃至第3項のいづれかに記載
の扉の傾斜整合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7731383U JPS59182586U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 扉の傾斜整合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7731383U JPS59182586U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 扉の傾斜整合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59182586U JPS59182586U (ja) | 1984-12-05 |
JPH0335834Y2 true JPH0335834Y2 (ja) | 1991-07-30 |
Family
ID=30207345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7731383U Granted JPS59182586U (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | 扉の傾斜整合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59182586U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5423386B2 (ja) * | 2009-12-25 | 2014-02-19 | 株式会社明電舎 | 扉の垂れ下がり防止機構 |
-
1983
- 1983-05-23 JP JP7731383U patent/JPS59182586U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59182586U (ja) | 1984-12-05 |
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