JP2506349Y2 - 家具類における扉の蝶着装置 - Google Patents

家具類における扉の蝶着装置

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JP2506349Y2
JP2506349Y2 JP4337990U JP4337990U JP2506349Y2 JP 2506349 Y2 JP2506349 Y2 JP 2506349Y2 JP 4337990 U JP4337990 U JP 4337990U JP 4337990 U JP4337990 U JP 4337990U JP 2506349 Y2 JP2506349 Y2 JP 2506349Y2
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JP4337990U
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和夫 吉田
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ダイシン工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、鋼製キヤビネツト等の家具類における扉の
蝶着装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来から、鋼製キヤビネツト等の家具類の扉におい
て、扉の開度を拡げるために二段階に扉を開放する所謂
二重蝶番式の扉蝶着装置があったが、これは最初の段階
で扉を枢支している蝶番自体が家具に対して90度回転
し、次の段階で扉が蝶番に対して90度回転して全体とし
て扉が180度回転して全開放されるように構成したもの
で、扉がこの順序に従って開閉される場合は何等支障は
ないものであるが、扉が180度開放しているときに扉に
真横から力が加えられると、扉を枢支している蝶番の方
が先に回転してしまい、扉の枢支点が家具本体に接近す
ることになるため、その侭扉を閉鎖方向に回転させる
と、扉の枢支部側の端部が扉を面一の状態で納めるため
の天板及び底板の立ち上り片に擦れて傷付くという欠点
を有していた。
(考案の目的) 本考案は、上記従来技術の問題点を解決するために、
扉が180度全開放しているときに扉に真横から力が加わ
っても扉を枢支している蝶番が先に回転するようなこと
がないようにした家具類における扉の蝶着装置を提供す
ることを目的とするものである。
(考案の開示) 本考案に係る家具類における扉の蝶着装置は、家具本
体1の開口部側端部の天板を該軸受部21が開口部前方に
突出するように固着し、一端が前記軸受部21にピン31
て枢支される連結部材3の他端下面に、扉4の側端上端
部側に取着された軸受板5をピン51にて枢支し、連結部
材3には、90度回転したとき前記軸受部21の一部に係合
してそれ以上の回転を阻止するストツパー32と、前記軸
受板5に植設したピン52が嵌入して軸受板5が連結部材
3に対して90度の範囲内で回転できるように規制する四
分円状の溝33を下面側に形成すると共に、連結部材3の
一部に略々中央部がピン61にて枢支され、スプリング7
により一端が該連結部材3の上面から常時突出するよう
に付勢される挺子板6の他端63を、前記溝33内の、扉4
が連結部材3と同一方向に向いているときのピン52の位
置に嵌入して成る構造を特徴とするものである。
尚、連結部材3は、厚みのある亜鉛ダイカスト仕上げ
であって、ストツパー32が一体成形されており、扉の第
一段階の開放時に扉4と連結部材3とが一体となって回
転するように、連結部材3の一部に形成した孔にスプリ
ング81にて付勢されるボール8を嵌装し、軸受板5に穿
たれた孔53に該ボール8が嵌合するように構成してあ
る。また、扉4は鈑金の折曲加工により製作された厚み
はあるが中空の鋼製扉であって、その扉の隅角部側に溶
着固定された座金の一部に穿たれた孔に軸受板5の舌片
54が嵌合して取着されている。本案蝶着装置は扉4に上
下対称的に一対設けられているものである。
(考案の作用) 本考案の上記構成に従い、図示する実施例について本
案蝶着装置の作用を説明する。
即ち、第1図に示す閉鎖状態において、扉4に開放方
向の力を加えると、扉4は枢支部たるピン51を支点とし
て回転しようとするが、連結部材3に設けられたボール
8がスプリング81の復元力によって軸受板5の孔53に嵌
合して抵抗がかゝっているので、抵抗のない連結部材3
が先に枢支部たるピン31を支点として扉4と共に回転
し、第3図に示す90度開いた位置迄回転すると、連結部
材3のストツパー32が取付板2の軸受部21の一部に係合
して連結部材3のそれ以上の回転を阻止するので、更
に、扉4を押すと、抵抗をかけているボール8が孔53
ら押し出され、第1図二点鎖線に示すように扉自体は軸
受板5のピン51を支点として90度、全体として180度回
転して全開放する。このとき、扉4が連結部材3と一体
で同一方向に向いていたときに溝33内の前記挺子板6の
他端63が嵌入している位置にあってこの他端63を押し上
げていたピン52が溝33内の他端側に移動するため、挺子
板6はスプリング7の復元力により反転して一端62が上
方即ち軸受部21と係合する位置迄突出する。
而して、扉の全開放状態において、扉4に閉鎖方向の
力を加えると、扉4が連結部材3と同一方向の位置にく
る迄前記挺子板6の一端62が軸受部21に係合して固定状
態になっているので、扉4がピン52を支点として90度回
転し、第3図の半開状態となる。この状態になると、ピ
ン5が挺子板6の他端63を押し上げ、一端62を後退させ
るため、軸受部21との係合が解かれ、扉4は連結部材3
と一体となって連結部材3の枢支部たるピン31を支点と
して回転し、第1図の閉鎖状態に復帰する。
爾後、扉の開、閉毎に上記作動を反覆するものであ
る。
(考案の効果) 以上述べた如く、本考案に係る扉の蝶着装置によれ
ば、扉を連結部材を介して二段階に回転させる二重蝶番
式の扉蝶着装置において、開放順序と逆の順序以外では
扉を閉鎖することができないように規制する部材を設け
たものであるから、従来装置の如く、扉の全開放時に扉
に真横から力が加わっても扉の枢支側端部が家具本体側
に接近することがなくなり、その端部が天板及び底板の
立ち上り片に擦れて傷付くというような不都合が全く生
じないもので、その実用的効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示するもので、第1図は本
案装置の閉鎖状態における平面透視図、 第2図は同要部正面透視図、 第3図は同開扉途中における要部平面図、 第4図は同開扉状態における要部縦断正面図、 第5図は同開扉状態における要部底面図 である。 1……家具本体、2……取付板、21……軸受後、3……
連結部材、4……扉、5……軸受板、6……挺子板、7
……スプリング、8……ボール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体1の開口部側端部の天板の内面部
    に、軸受部21を有するL字形の取付板2を該軸受部21
    開口部前方に突出するように固着し、一端が前記軸受部
    21にピン31にて枢支される連結部材3の他端下面に、扉
    4の側端上端側に取着された軸受板5をピン51にて枢支
    し、連結部材3には、90度回転したとき前記軸受部21
    一部に係合してそれ以上の回転を阻止するストッパー32
    と、前記軸受板5に植設したピン52が嵌入して軸受板5
    が連結部材3に対して90度の範囲内で回転できるように
    規制する四分円状の溝33を下面側に形成し、連結部材3
    の一部に略中央部がピン61にて枢支され、スプリング7
    により一端62が該連結部材3の上面から常時突出するよ
    うに付勢される挺子板6の他端63を、前記溝33内の、扉
    4が連結部材3と同一方向に向いているときのピン52
    位置に嵌入すると共に、連結部材3の一部に形成された
    孔に、軸受板5に穿たれた孔53にスプリング81に付勢さ
    れて嵌合して扉の第一段階の開放時に扉4と連結部材3
    とが一体となって回転させるためのボール8を嵌装した
    ことを特徴とする家具類における扉の蝶着装置。
JP4337990U 1990-04-23 1990-04-23 家具類における扉の蝶着装置 Expired - Lifetime JP2506349Y2 (ja)

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JPH041978U JPH041978U (ja) 1992-01-09
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