JPH0734118Y2 - 2軸構造継手 - Google Patents
2軸構造継手Info
- Publication number
- JPH0734118Y2 JPH0734118Y2 JP1719291U JP1719291U JPH0734118Y2 JP H0734118 Y2 JPH0734118 Y2 JP H0734118Y2 JP 1719291 U JP1719291 U JP 1719291U JP 1719291 U JP1719291 U JP 1719291U JP H0734118 Y2 JPH0734118 Y2 JP H0734118Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- shaft
- slider
- concave groove
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hinges (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はロッカーや書庫等に取着
した扉を開閉するための2軸構造継手に関するものであ
る。
した扉を開閉するための2軸構造継手に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】建具やロッカー等の家具に取着した扉は
開閉することが出来る訳であるが、上記扉を取着する継
手が1軸構造であるならば、該扉の開度は制約される。
そこで、扉の開度をより大きくするため2軸構造の継手
を用いて上記扉を取着している場合があり、このような
2軸構造継手では該扉は約180°回動して開くことが
出来る。
開閉することが出来る訳であるが、上記扉を取着する継
手が1軸構造であるならば、該扉の開度は制約される。
そこで、扉の開度をより大きくするため2軸構造の継手
を用いて上記扉を取着している場合があり、このような
2軸構造継手では該扉は約180°回動して開くことが
出来る。
【0003】ところで、上記2軸構造にて構成した継手
としては、例えば実公昭62−31574号に係る「家
具等における蝶番装置」、実公昭62−6211号に係
る「キャビネットの扉蝶着装置」、実公昭60−613
3号に係る「保管庫の扉開閉装置」等が知られている。
勿論、これらの他にもそれなりの特徴をもって構成した
2軸構造継手が公知技術として知られているが、従来型
式のこれら継手は回動規制部材として、回動規制溝や係
止部、ストッパー、バネ等を設けていて、構造的にはい
たって複雑化している。したがって、製作コストが高く
なることは勿論、構造が複雑であるため耐久性が悪く、
扉の開閉操作に支障をきたす。
としては、例えば実公昭62−31574号に係る「家
具等における蝶番装置」、実公昭62−6211号に係
る「キャビネットの扉蝶着装置」、実公昭60−613
3号に係る「保管庫の扉開閉装置」等が知られている。
勿論、これらの他にもそれなりの特徴をもって構成した
2軸構造継手が公知技術として知られているが、従来型
式のこれら継手は回動規制部材として、回動規制溝や係
止部、ストッパー、バネ等を設けていて、構造的にはい
たって複雑化している。したがって、製作コストが高く
なることは勿論、構造が複雑であるため耐久性が悪く、
扉の開閉操作に支障をきたす。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】このように、従来型
式の2軸構造継手には上記のごとき問題がある。本考案
が解決しようとする課題はこれら問題点であって、極め
て簡単な構造でもって180°の開口度をもつ2軸構造
継手を提供する。
式の2軸構造継手には上記のごとき問題がある。本考案
が解決しようとする課題はこれら問題点であって、極め
て簡単な構造でもって180°の開口度をもつ2軸構造
継手を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の2軸構造継手は
上記課題を解決する手段として次の特徴をもって構成し
ている。すなわち、本体側には第1軸を取着し、扉には
第2軸を設け、上記第1軸には固定カムを、第2軸には
回転盤をそれぞれ取着し、これら固定カムと回転盤との
間にはスライダーを介在させる。又第1軸と第2軸にま
たがって中継板を設け、上記スライダーはこの中継板に
形成したガイド溝に遊嵌されている。固定カム及び回転
盤の周側面は滑らかな円弧面と凹状溝を形成していて、
上記スライダーはこれら凹状溝に係合し、逆に凹状溝か
ら離脱するよう摺動することが出来る。上記固定カムの
凹状溝は扉が約90°開口した位置に、又回転盤の凹状
溝は扉面と同一方向に形成されていて、上記固定カムは
回動せず、回転盤は扉側に固定され、扉とともに回動す
る。
上記課題を解決する手段として次の特徴をもって構成し
ている。すなわち、本体側には第1軸を取着し、扉には
第2軸を設け、上記第1軸には固定カムを、第2軸には
回転盤をそれぞれ取着し、これら固定カムと回転盤との
間にはスライダーを介在させる。又第1軸と第2軸にま
たがって中継板を設け、上記スライダーはこの中継板に
形成したガイド溝に遊嵌されている。固定カム及び回転
盤の周側面は滑らかな円弧面と凹状溝を形成していて、
上記スライダーはこれら凹状溝に係合し、逆に凹状溝か
ら離脱するよう摺動することが出来る。上記固定カムの
凹状溝は扉が約90°開口した位置に、又回転盤の凹状
溝は扉面と同一方向に形成されていて、上記固定カムは
回動せず、回転盤は扉側に固定され、扉とともに回動す
る。
【0006】
【作用】このように構成した2軸構造継手の作用を説明
するに、まず閉じられた状態にある扉を開く場合、該扉
は第1軸を中心として回動する。この場合、第2軸を中
心に持つ回転盤の凹状溝にはスライダーが嵌入し、該ス
ライダーはこの凹状溝から離脱することが出来ないよう
にスライダーの他端は固定カムの外周に当接している。
したがって、中継板も扉と同時に回動し、約90°開口
する。
するに、まず閉じられた状態にある扉を開く場合、該扉
は第1軸を中心として回動する。この場合、第2軸を中
心に持つ回転盤の凹状溝にはスライダーが嵌入し、該ス
ライダーはこの凹状溝から離脱することが出来ないよう
にスライダーの他端は固定カムの外周に当接している。
したがって、中継板も扉と同時に回動し、約90°開口
する。
【0007】扉及び中継板が約90°開動すれば、その
位置に固定カムの凹状溝が形成されていて、スライダー
の他端はフリーな状態となる。中継板には回動規制部材
(ストッパー)が設けられており、90°以上の回動が
阻止され、そうすれば、第1軸を中心とした回動は出来
ず、第2軸を中心として扉は回動を開始する。スライダ
ーが固定カムの凹状溝に嵌入することで、回転盤の凹状
溝からは離脱し、第2軸を中心とした回動が許容され、
しかも固定カムの凹状溝に嵌入したスライダーはその一
端が回転盤の外周面に当接するため、その動きは拘束さ
れて上記凹状溝から離脱することはない。逆に扉を閉じ
る場合も同じように、約90°の開口状態で上記スライ
ダーの先端が嵌入する凹状溝が入れ変わって回転軸が第
2軸から第1軸へと移り変わることになるが、扉の側端
に設けた回動規制部材(ストッパー)が中継板に当たっ
て第2軸中心の回動を阻止する。以下、本考案に係る実
施例を図面に基づいて説明する。
位置に固定カムの凹状溝が形成されていて、スライダー
の他端はフリーな状態となる。中継板には回動規制部材
(ストッパー)が設けられており、90°以上の回動が
阻止され、そうすれば、第1軸を中心とした回動は出来
ず、第2軸を中心として扉は回動を開始する。スライダ
ーが固定カムの凹状溝に嵌入することで、回転盤の凹状
溝からは離脱し、第2軸を中心とした回動が許容され、
しかも固定カムの凹状溝に嵌入したスライダーはその一
端が回転盤の外周面に当接するため、その動きは拘束さ
れて上記凹状溝から離脱することはない。逆に扉を閉じ
る場合も同じように、約90°の開口状態で上記スライ
ダーの先端が嵌入する凹状溝が入れ変わって回転軸が第
2軸から第1軸へと移り変わることになるが、扉の側端
に設けた回動規制部材(ストッパー)が中継板に当たっ
て第2軸中心の回動を阻止する。以下、本考案に係る実
施例を図面に基づいて説明する。
【0008】
【実施例】図1は本考案の2軸構造継手を示す具体例で
ある。同図において1は本体、2は扉を示し、該本体1
側には固定カム3が固定され、固定カム3には第1軸4
が設けられていて、この第1軸4には中継板5が回動自
在に軸支されている。この実施例では本体1に固定プレ
ート6を別に設け、第1軸4は固定プレート6から垂直
に起立し、該第1軸4の先端に固定カム3が固定された
状態にある。そして中継板5は固定カム3と固定プレー
ト6の間に介在する。一方、扉2側には第2軸7が設け
られ、該第2軸7には回転盤8が取着されており、該回
転盤8は扉2に固定されて、該扉2とともに回動する。
そして上記回転盤8から伸びた第2軸7は上記中継板5
に連結し、回動自在に軸支されていて、中継板5に形成
したガイド溝にはスライダー9が両軸4、7間方向に往
復動可能な状態で遊嵌されている。
ある。同図において1は本体、2は扉を示し、該本体1
側には固定カム3が固定され、固定カム3には第1軸4
が設けられていて、この第1軸4には中継板5が回動自
在に軸支されている。この実施例では本体1に固定プレ
ート6を別に設け、第1軸4は固定プレート6から垂直
に起立し、該第1軸4の先端に固定カム3が固定された
状態にある。そして中継板5は固定カム3と固定プレー
ト6の間に介在する。一方、扉2側には第2軸7が設け
られ、該第2軸7には回転盤8が取着されており、該回
転盤8は扉2に固定されて、該扉2とともに回動する。
そして上記回転盤8から伸びた第2軸7は上記中継板5
に連結し、回動自在に軸支されていて、中継板5に形成
したガイド溝にはスライダー9が両軸4、7間方向に往
復動可能な状態で遊嵌されている。
【0009】ところで、上記扉2を開く場合、まず第1
軸を中心として扉2が回動し、約90゜開口したところ
で、次に第2軸7を中心として回動する訳で、この第1
軸4から第2軸7への移動を上記中継板5及び該中継板
5に取着したスライダー9が行なう。図2は上記2軸構
造継手を各部品に分解した展開図であり、固定カム3は
その側面10が滑らかな曲面を成し、一ケ所には凹状溝
11を形成し、固定プレート6から起立する第1軸4に
固定される。ここで上記凹状溝11の位置は本体正面に
対して垂直外方向であって、第1軸4の外側となる。中
継板5にはその一方端に上記第1軸4が嵌入する軸孔1
2を形成し、他端には第2軸7が突出し、軸孔12と第
2軸7の間にはガイド溝13が形成されている。ここ
で、第2軸7を中継板5側に取着せず扉側に取着し、第
2軸7の代りに軸孔を形成することも可能である。又中
継板5の側端にはストッパー20が形成されている。そ
して、上記ガイド溝13にはスライダー9がセットさ
れ、セットされたスライダー9がガイド溝13から抜け
落ちないように上部両サイドにツバ14a、14bを突
出・形成している。扉2側に固定される取着板15には
回転盤8が取着され、回転盤8の中心に設けた軸孔16
に上記第2軸7が嵌入する。取着板15両端の孔は、該
取着板15を扉2に固定するためのネジ孔17a、17
bであり、上記扉2にもストッパー21が設けられる。
又同図において23は平プレートであり、この継手を扉
の上部に取着した場合にスライダー9の落下を防止す
る。もちろん、スライダー9の落下防止手段はツバ14
や平プレート23に限定されない。
軸を中心として扉2が回動し、約90゜開口したところ
で、次に第2軸7を中心として回動する訳で、この第1
軸4から第2軸7への移動を上記中継板5及び該中継板
5に取着したスライダー9が行なう。図2は上記2軸構
造継手を各部品に分解した展開図であり、固定カム3は
その側面10が滑らかな曲面を成し、一ケ所には凹状溝
11を形成し、固定プレート6から起立する第1軸4に
固定される。ここで上記凹状溝11の位置は本体正面に
対して垂直外方向であって、第1軸4の外側となる。中
継板5にはその一方端に上記第1軸4が嵌入する軸孔1
2を形成し、他端には第2軸7が突出し、軸孔12と第
2軸7の間にはガイド溝13が形成されている。ここ
で、第2軸7を中継板5側に取着せず扉側に取着し、第
2軸7の代りに軸孔を形成することも可能である。又中
継板5の側端にはストッパー20が形成されている。そ
して、上記ガイド溝13にはスライダー9がセットさ
れ、セットされたスライダー9がガイド溝13から抜け
落ちないように上部両サイドにツバ14a、14bを突
出・形成している。扉2側に固定される取着板15には
回転盤8が取着され、回転盤8の中心に設けた軸孔16
に上記第2軸7が嵌入する。取着板15両端の孔は、該
取着板15を扉2に固定するためのネジ孔17a、17
bであり、上記扉2にもストッパー21が設けられる。
又同図において23は平プレートであり、この継手を扉
の上部に取着した場合にスライダー9の落下を防止す
る。もちろん、スライダー9の落下防止手段はツバ14
や平プレート23に限定されない。
【0010】以下、この継手の作動を図3a〜cに基づ
いて説明するに、aは扉2が閉じられている状態で、固
定カム3と回転盤8との間にはスライダー9が位置し、
スライダー9の一端は固定カム3の第1軸4方向に形成
している回転盤8の凹状溝18に嵌入し、他端は固定カ
ム3の側面10に当接している。したがって、この状態
で扉2を開く場合、該扉2側に取着している回転盤8の
回動がスライダー9によって規制されているため、扉2
は第1軸4を中心として回動する。扉2が約90°回動
するまではスライダー他端が固定カム3側面10に当接
しているためにそのままの状態で回動する。bは扉2が
約90°開口した状態であって、スライダー9他端は固
定カム3の凹状溝11に位置し、該スライダー9の他端
はフリーな状態となる。そして扉2の回動とともに中継
板5も回動し、該中継板5に形成しているストッパー2
0が固定プレート6の側面に当接する。
いて説明するに、aは扉2が閉じられている状態で、固
定カム3と回転盤8との間にはスライダー9が位置し、
スライダー9の一端は固定カム3の第1軸4方向に形成
している回転盤8の凹状溝18に嵌入し、他端は固定カ
ム3の側面10に当接している。したがって、この状態
で扉2を開く場合、該扉2側に取着している回転盤8の
回動がスライダー9によって規制されているため、扉2
は第1軸4を中心として回動する。扉2が約90°回動
するまではスライダー他端が固定カム3側面10に当接
しているためにそのままの状態で回動する。bは扉2が
約90°開口した状態であって、スライダー9他端は固
定カム3の凹状溝11に位置し、該スライダー9の他端
はフリーな状態となる。そして扉2の回動とともに中継
板5も回動し、該中継板5に形成しているストッパー2
0が固定プレート6の側面に当接する。
【0011】よって、bの状態から扉2をさらに開く場
合、中継板5のストッパー20によって90°以上の回
動は阻止され、第1軸4を中心とした回動は出来なくな
る。したがって、第2軸7を中心とした回動を行なうよ
うになる訳で、扉側に固定されている回転盤8が回転出
来るようにスライダー9は回転盤8の凹状溝18から離
脱する。すなわち、回転盤8が回転すれば、固定カム3
側がフリーな状態にあるため、スライダー9は固定カム
3側へ動き、固定カム3の凹状溝11へ嵌入する。図3
のcは扉2が約180°開いた状態であり、上記中継板
5が固定カム3に対して約90°回動し、中継板5に対
して回転盤8が約90°回動している。
合、中継板5のストッパー20によって90°以上の回
動は阻止され、第1軸4を中心とした回動は出来なくな
る。したがって、第2軸7を中心とした回動を行なうよ
うになる訳で、扉側に固定されている回転盤8が回転出
来るようにスライダー9は回転盤8の凹状溝18から離
脱する。すなわち、回転盤8が回転すれば、固定カム3
側がフリーな状態にあるため、スライダー9は固定カム
3側へ動き、固定カム3の凹状溝11へ嵌入する。図3
のcは扉2が約180°開いた状態であり、上記中継板
5が固定カム3に対して約90°回動し、中継板5に対
して回転盤8が約90°回動している。
【0012】逆に180°開いた扉2を閉じる場合には
上記作動順がc→b→aとなる訳であって、90°の開
口状態にてスライダー9の片端19が固定カム3の凹状
溝11に嵌入している状態から、回転盤8の凹状溝18
へ移行しなければならない。扉2の側端にはストッパー
21が設けられていて、cからbの状態まで閉じた場
合、ストッパー21は中継板5の側面22に当接し、扉
2の回動を阻止してしまう。したがって、扉2を閉じる
力は上記中継板5を回動させるようになり、中継板5は
第1軸4を中心として回動し、スライダー9は凹状溝1
1から離脱し、回転盤8の凹状溝18に嵌入することが
出来、扉2は中継板5とともに閉じられる。以上述べた
実施例は本考案の単なる1具体例に過ぎず、この実施例
に限定するものではない。ところで、本考案の継手をこ
のように構成したことで、次のような効果を得ることが
出来る。
上記作動順がc→b→aとなる訳であって、90°の開
口状態にてスライダー9の片端19が固定カム3の凹状
溝11に嵌入している状態から、回転盤8の凹状溝18
へ移行しなければならない。扉2の側端にはストッパー
21が設けられていて、cからbの状態まで閉じた場
合、ストッパー21は中継板5の側面22に当接し、扉
2の回動を阻止してしまう。したがって、扉2を閉じる
力は上記中継板5を回動させるようになり、中継板5は
第1軸4を中心として回動し、スライダー9は凹状溝1
1から離脱し、回転盤8の凹状溝18に嵌入することが
出来、扉2は中継板5とともに閉じられる。以上述べた
実施例は本考案の単なる1具体例に過ぎず、この実施例
に限定するものではない。ところで、本考案の継手をこ
のように構成したことで、次のような効果を得ることが
出来る。
【0013】
【考案の効果】本考案の2軸構造継手は、所定の曲面を
もって形成した固定カムと回転盤に、第1軸と第2軸を
設け、両軸間を中継板で連結し、中継板にはスライダー
を摺動可能に取着し、スライダーの動きによって固定カ
ムの凹状溝、又は回転盤の凹状溝に嵌入させることで上
記第1軸と第2軸での回動を規制して扉の開度を180
°ならしめるものであるため、回動規制部材の機構がい
たって簡単である。すなわち、本考案の2軸構造継手は
板カムを利用した機構であって、扉の開閉操作も、板カ
ム(固定プレート、回転盤、スライダー)の形状を適当
に設定することにより極めてスムーズとなり、しかも耐
久性のある構造となる。
もって形成した固定カムと回転盤に、第1軸と第2軸を
設け、両軸間を中継板で連結し、中継板にはスライダー
を摺動可能に取着し、スライダーの動きによって固定カ
ムの凹状溝、又は回転盤の凹状溝に嵌入させることで上
記第1軸と第2軸での回動を規制して扉の開度を180
°ならしめるものであるため、回動規制部材の機構がい
たって簡単である。すなわち、本考案の2軸構造継手は
板カムを利用した機構であって、扉の開閉操作も、板カ
ム(固定プレート、回転盤、スライダー)の形状を適当
に設定することにより極めてスムーズとなり、しかも耐
久性のある構造となる。
【図1】本考案の2軸構造継手の断面概略図
【図2】本考案の2軸構造継手の展開図
【図3】2軸構造継手の作動図
1 本体 2 扉 3 固定カム 4 第1軸 5 中継板 6 固定プレート 7 第2軸 8 回転盤 9 スライダー 10 側面 11 凹状溝 12 軸孔 13 ガイド溝 14 ツバ 15 取着板 16 軸孔 17 ネジ孔 18 凹状溝 19 片端 20 ストッパー 21 ストッパー 22 側面 23 平プレート
Claims (1)
- 【請求項1】 本体側には所定半径の側面と該側面に連
続して形成した凹状溝を本体正面に対して垂直外方向に
持った固定カムを取着し、該固定カムには第1軸を設
け、一方、扉側には所定半径の外周面と該外周面に連続
して形成した凹状溝を上記第1軸の方向に持った回転盤
を固定し、該回転盤には第2軸を設け、上記第1軸と第
2軸を中継板にて連結し、該中継板にはガイド溝と約9
0°以上の回動を阻止するストッパーを設け、ガイド溝
にはスライダーを遊嵌し、スライダーの両端が移動して
上記凹状溝に嵌入可能な形状とし、また扉の側端にも上
記中継板側面に当接するストッパーを形成したことを特
徴とする2軸構造継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1719291U JPH0734118Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 2軸構造継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1719291U JPH0734118Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 2軸構造継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0571382U JPH0571382U (ja) | 1993-09-28 |
JPH0734118Y2 true JPH0734118Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=11937073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1719291U Expired - Lifetime JPH0734118Y2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 2軸構造継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734118Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10342659B4 (de) * | 2003-09-16 | 2009-06-25 | Linde Material Handling Gmbh | Flurförderzeug mit einer seitlichen Rahmenöffnung und einer Tür mit Doppelscharnier |
JP5649917B2 (ja) * | 2010-11-10 | 2015-01-07 | キヤノンファインテック株式会社 | 開閉装置 |
JP5745963B2 (ja) * | 2011-07-22 | 2015-07-08 | 株式会社三渡工業所 | 制動ヒンジ機構 |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP1719291U patent/JPH0734118Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0571382U (ja) | 1993-09-28 |
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