JP3494603B2 - ステー - Google Patents

ステー

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JP3494603B2
JP3494603B2 JP29814199A JP29814199A JP3494603B2 JP 3494603 B2 JP3494603 B2 JP 3494603B2 JP 29814199 A JP29814199 A JP 29814199A JP 29814199 A JP29814199 A JP 29814199A JP 3494603 B2 JP3494603 B2 JP 3494603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、躯体の開口部を
開閉する扉を開位置に保持するためのステーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のステーは、互いの一端
部が回動可能に連結された一対の第1、第2アームを有
しており、第1、第2アームの各他端部は躯体と、この
躯体の開口部を開閉する扉とにそれぞれ回転可能に連結
されている。第1および第2アームは、全体として
「く」字状をなしており、扉を開回動させると互いのな
す角度が大きくなる。そして、扉が開位置に達すると、
互いのなす角度が180°近くの大きな角度になり、第
1、第2アームがほぼ一直線上に並ぶ。
【0003】また、第1および第2アームは、第1およ
び第2付勢手段により互いのなす角度が大きくなるよう
に回動付勢されている。この回動付勢力は、扉を閉位置
から開位置側へ回動させることができるような強いもの
ではないが、第1および第2アームがほぼ一直線上に並
ぶ開位置では扉が閉回動するのを阻止するのに十分な大
きさであり、扉を閉位置に安定して保持する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】扉を開位置から閉位置
側へ回動させる際には、第1アームと第2アームとがほ
ぼ一直線上に並んでいるため、扉を大きな力で押さない
と第1、第2付勢手段の付勢力に抗して閉回動させるこ
とができない。ところが、扉に大きな力を作用させる
と、第1、第2アーム、それらの連結箇所等に無理が生
じ、それらの故障の原因になる。なお、第1、第2付勢
手段の付勢力を弱くすれば、扉を小さい力で開位置から
閉回動させることができるが、そのようにすると開位置
での扉の保持が不安定になってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するためなされたもので、全体として「く」字状
をなすように、互いの一端部が回動可能に連結され、各
他端部が躯体とこの躯体の開口部を開閉する扉とにそれ
ぞれ回動可能に連結された第1および第2アームと、こ
の第1および第2アームを互いのなす角度が大きくなる
ように回動付勢する第1および第2付勢手段とを備え、
上記扉を所定の開位置で保持するステーにおいて、上記
躯体と上記第1アームとの間に、上記扉が上記開位置か
らさらに開回動するときに、上記第1アームが上記扉の
回動に追随して回動するのを阻止する係止手段を設け、
上記扉と上記第2アームの先端部とのいずれか一方に両
者の回動中心たる軸部を設け、他方に上記軸部が回動可
能に、かつ移動可能に挿入されるガイド溝を形成し、上
記ガイド溝を、互いの一端部が連通した第1溝部と第2
溝部とから構成し、上記扉が閉位置から開位置まで開回
動する際には、上記第1および第2付勢手段の付勢力に
よって上記軸部が上記第1溝部の長手方向の他端部に位
置させられ、上記扉が上記開位置から所定の解除位置ま
でさらに開回動すると、上記第2アームが上記第1溝部
により上記第2付勢手段の付勢力に抗して回動させら
れ、それに伴って上記軸部が上記第1および第2溝部の
互いに連通した一端部まで移動させられ、その後上記第
2アームが上記第2付勢手段によって回動させられるこ
とにより、上記軸部が上記第2溝部の他端部まで移動さ
せられるように、上記第1および第2溝部を構成し、上
記軸部が上記第1溝部の他端部から一端部まで移動する
際の上記第2アームの回動角度を、上記軸部が上記第2
溝部の一端部から他端部まで移動する際の上記第2アー
ムの回動角度より大きく設定したことを特徴としてい
る。この場合、上記扉が上記解除位置から上記開位置
越えて所定のリセット位置まで閉回動すると、上記第1
アームが上記第1付勢手段によって回動させられること
に伴って上記第2アームが変位することにより、上記軸
部が上記第2溝部の他端部から一端部まで移動させら
れ、その後上記第2アームが上記第2付勢手段によって
回動させられることにより、上記軸部が上記第1溝部の
他端部まで移動させられることが望ましい。上記第2付
勢手段が、上記第2アームの基端部に設けられたカム面
と、上記第1アームにその長手方向へ移動可能に、かつ
回動可能に設けられ、上記カム面を転動するロールと、
このロールを上記カム面に押しつけることによって上記
第2アームを回動付勢する弾性部材とを備えていること
が望ましい。上記カム面に上記扉が開位置に達したとき
に上記ロールが入り込むロック凹部を形成し、このロッ
ク凹部と上記ロールとにより上記第2アームを開位置に
おいてその回動を規制するロック手段を構成するのが望
ましい。上記軸部が上記第1溝部の他端部から一端部ま
で移動する際の上記第2アームの回動角度を、上記ロー
ルを上記ロック凹部から抜け出させるのに必要な上記第
2アームの回動角度より大きく設定し、上記軸部が上記
第2溝部の一端部から他端部まで移動する際の上記第2
アームの回動角度を、上記ロック凹部から抜け出たロー
ルを上記ロック凹部に入り込ませるのに必要な上記第2
アームの回動角度より小さく設定するのが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図1〜図7を参照して説明する。この実施の形態
は、この発明に係るステー1を床下収納庫に用いたもの
であり、ステー1は、床下収納庫の図示しない一対の側
壁(躯体)と、床下収納庫の上端開口部を開閉する扉D
との各間にそれぞれ設けられている(一方のステー1の
み図示)。勿論、ステー1は、床下収納庫以外の躯体と
その開口部を開閉する扉との間に用いることも可能であ
る。
【0007】床下収納庫の上端開口部近傍の側壁には、
取付板11が固定されている。この取付板11の上端隅
部には、床下収納庫の一角部から中央部側へ向うにした
がって下方へ向うように傾斜した長孔11aが形成され
ている。一方、扉Dの一端部には、水平方向を向く回動
軸Dが設けられており、この回動軸Dが長孔11a
に回動可能に、かつ長孔11aの長手方向へ移動可能に
挿入されている。これにより、扉Dが、図1に示す閉位
置では床下収納庫の上端開口部をほぼ隙間なく閉じ、し
かも閉位置から床下収納庫の側壁に干渉することなく図
3に示す開位置を経て図4に示す解除位置まで開回動
し、さらには解除位置から閉位置まで閉回動することが
できるようになっている。扉Dは、躯体に移動不能に、
かつ回動可能に連結してもよい。
【0008】 上記取付板11には、左右方向に延びる
ボックス12が固定されている。このボックス12の一
端部(図1の右端部)には、第1アーム13の基端部が
水平な軸14を介して上下方向へ回動可能に連結されて
いる。この第1アーム13の先端部には、第2アーム1
5の基端部が軸14と平行な軸16を介して回動自在に
連結されている。第2アーム15の先端部には、軸1
4,16と平行な軸17が設けられている。この軸17
は、扉Dに固定された連結金具18のガイド孔(ガイド
溝)19に回動可能に、かつガイド孔19の長手方向へ
移動可能に挿入されている。これにより、第2アーム1
5の先端部が扉Dに相対回動可能に、かつガイド孔19
の長手方向へ相対移動可能に連結されている。
【0009】第1、第2アーム13,15は、全体とし
て常時「く」字状になっているが、扉Dの回動に追随し
て回動することにより、互いのなす角度は扉Dの回動位
置に応じて変化する。この場合、扉Dが閉位置に位置し
ているときには、図1に示すように鋭角になっている
が、扉Dが開回動するのにしたがって大きくなる。そし
て、図3に示すように、扉Dが開位置に回動すると第
1、第2アーム13,15のなす角度が最も大きくな
る。このときの第1、第2アーム13,15のなす角
度、つまり軸14,16を結ぶ線と、軸16,17を結
ぶ線とのなす角度をθとすると、角度θは、通常、
170°〜175°程度に設定されている。
【0010】図6に示すように、ボックス12内には、
第1付勢手段20が設けられている。この第1付勢手段
20は、第1アーム13を図6の矢印X方向(扉Dの開
回動方向と同方向)へ回動付勢するためのものであり、
ボックス12に左右方向へ移動可能に設けられたスライ
ダ21を有している。このスライダ21は、一対のコイ
ルばね(弾性部材)22,22によって第1アーム13
側へ付勢されている。スライダ21には、リンク23の
一端部が軸24を介して回動可能に連結されており、リ
ンク23の他端部は、軸25を介して第1アーム13の
基端部に回転可能に連結されている。これにより、コイ
ルばね22が第1アーム13を矢印X方向へ常時付勢し
ている。
【0011】図6および図7に示すように、第1アーム
13と第2アーム15との間には、第2付勢手段30が
設けられている。この第2付勢手段30は、第2アーム
15を矢印Y方向へ回動付勢するためのものであり、第
1アーム13にその長手方向へ移動可能に設けられた支
持ロッド31を有している。この支持ロッド31は、コ
イルばね(弾性部材)32によって第2アーム15側へ
付勢されている。また、支持ロッド31の第2アーム1
5側の端部には、ロール支持体33が設けられている。
このロール支持体33には、ロール34が回転自在に設
けられている。一方、第2アーム15の基端部には、カ
ム面15aが形成されている。このカム面15aには、
ロール34がコイルばね32によって押し付けられてい
る。これにより、第2アーム15が矢印Y方向へ回動付
勢されている。なお、第2アーム15の回動時には、ロ
ール34がカム面15a上を転動するので、第2アーム
15は円滑に回動可能である。
【0012】カム面15aには、ロック凹部15bが形
成されている。このロック凹部15bは、扉Dが開位置
に回動したときに、上記ロール34がロック凹部15b
に入り込むように配置されている。ロック凹部15bお
よびロール34により、第2アーム15の回動を開位置
において規制するロック手段40が構成されている。
【0013】 上記構成において、扉Dが閉位置に回動
しているときには、軸17がガイド孔19の後述する第
1溝部19Aの端部19bに突き当たっており、第1、
第2付勢手段20,30が第1、第2アーム13,15
を介して扉Dを開位置側へ付勢している。しかし、扉D
の自重が第1、第2付勢手段20,30の付勢力より大
きいので、扉Dは閉位置に位置し続ける。
【0014】一方、扉Dが開位置に回動したときには、
扉Dが鉛直に近い状態になり、かつ第1、第2アーム1
3,15のなす角度θが180°に近い大きな角度に
なっているから、扉Dの自重による閉位置側へ回動力は
第1、第2付勢手段20,30による回動付勢力より小
さい。したがって、扉Dは、開位置からさらに開方向へ
回動されるはずであるが、開位置ではロール34がロッ
ク凹部15bに入り込むことによって第2アーム15の
第2付勢手段による回動が阻止され、それに伴なって第
1アーム13の第1付勢手段20による回動が阻止され
る。これにより、扉Dが開位置に保持される。
【0015】このように、この実施の形態では、第1、
第2付勢手段の付勢力のみならず、ロール34をロック
凹部15bに入り込ませることによって扉Dを開位置に
保持しているが、ロール34はロック凹部15bに必ず
しも入り込ませる必要がない。例えば、第1、第2アー
ム13,15のいずれか一方に、扉Dが閉位置から開位
置まで回動したときに他方に突き当たることにより、第
2アーム15が第2付勢手段30によって矢印Y方向へ
回動させられるのを阻止する突起等の係止部を設けるよ
うにしてもよい。その場合には、第1、第2付勢手段2
0,30の付勢力だけで扉Dを開位置に保持することに
なるが、第1、第2アーム13,15のなす角度が18
0°に近い大きな角度であるので、扉Dを開位置に安定
して保持することができる。
【0016】前述したように、扉Dを開位置に安定して
保持することができるということは、扉Dを開位置から
閉位置側へ回動させる際には多大の力を作用させなけれ
ばならないということであり、扉Dに閉方向への大きな
力を作用させると、ステー1および躯体側に無理な力が
作用する。例えば、第1アーム13は、図7から明らか
なように、薄い板材を「コ」字状に形成してなるもので
あり、第2アーム15は単なる板材である。したがっ
て、第1、第2アーム13,15は、引っ張り力には比
較的強いが、圧縮力には弱い。しかるに、扉Dを閉回動
させようとすると、第1、第2アーム13,15には圧
縮力が作用する。このため、第1、第2アーム13,1
5が折れ曲がったり、破損したりするおそれがある。
【0017】このような不都合を未然に防止するため
に、このステー1では、次の構造が採用されている。す
なわち、上記取付板11の上端部には、収納庫の内側へ
向って水平に突出する係止板部(係止手段)11bが形
成されている。この係止板部11bは、図3に示すよう
に、扉Dが閉位置から開位置に回動したときに、側面に
第1アーム13が突き当たるように配置されている。し
たがって、第1アーム13は、扉Dが開位置からさらに
開回動したとしても、さらに矢印X方向へ回動すること
はない。
【0018】なお、係止板部11bは、扉Dが開位置か
ら開方向へさらに若干回動した後に第1アーム13に突
き当たるように配置してもよい。また、係止板部11b
に代えて第1アーム13に突起を形成し、この突起を取
付板11その他の躯体側の部材に突き当てることによ
り、第1アーム13がそれ以上X方向へ回動するのを阻
止するようにしてもよい。
【0019】上記ガイド孔19は、第1孔部(第1溝
部)19Aと第2孔部(第2溝部)19Bとから構成さ
れている。第1孔部19Aと第2孔部19Bは、基端部
(一端部)どうしが連通部19aにおいて互いに連通し
ており、それぞれの先端部(他端部)19b,19cが
連通部19aから互いに異なる方向に延びている。
【0020】第1溝部19Aは、図1に示すように、扉
Dが閉位置に位置しているときには連通部19aから右
方へほぼ水平に延び、図3に示すように、扉Dが開位置
に位置しているときには連通部19aからほぼ上方へ延
びるように配置されている。しかも、扉Dが閉位置と開
位置との間に位置しているときには、軸17が第1およ
び第2付勢手段20,30の付勢力により先端部19b
に押し付けられるように配置形成されている。
【0021】このように、扉Dが閉位置から開位置まで
回動する間は、軸17が第1孔部19Aの先端部19b
に押し付けられているが、扉Dが開位置から解除位置側
へ回動する際には、第1アーム13が係止板部11bに
よって矢印X方向への回動が阻止されているため、第2
アーム15が第2付勢手段30の付勢力に抗して矢印Y
方向と逆方向へ回動させられる。第2アーム15が同方
向へ回動すると、それに伴なって軸17が先端部19b
から連通部19a側へ移動する。そして、扉Dが図4に
示す解除位置に達すると、回動軸17が連通部19aま
で移動するようになっている。
【0022】一方、第2溝部19Bは、図4に示すよう
に、扉Dが解除位置に位置しているときには、第2アー
ム15の先端部の回動方向にほぼ沿うように連通部19
aから右斜め上方に向って延びている。したがって、扉
Dを開位置から解除位置まで回動させて、軸17を連通
部19aまで移動させると、第2アーム15が第2付勢
手段30の付勢力によって矢印Y方向へ回動し、軸17
が連通部19aから第2溝部19B内に入り込み、その
先端部19cに突き当たるまで移動する。換言すれば、
軸17が連通部19aから第2溝部19Bの先端部19
cに突き当たるまでの間、第2アーム15が矢印Y方向
へ回動する。
【0023】ここで、扉Dが解除位置に位置していると
きの第1、第2アーム13,15のなす角度をθ
し、軸17が連通部19aから第2溝部19Bの先端部
19cに突き当たるまでの間に第2アーム15が矢印Y
方向へ回動する角度をαとすると、θ+α<θに設
定されている。これから明らかなように、扉Dが解除位
置に位置しているときの第1、第2アーム13,15の
なす角度θは、扉Dが開位置に位置しているときの第
1、第2アーム13,15のなす角度θより小さい。
したがって、扉Dを解除位置から閉回動させる場合に
は、扉Dを開位置から閉位置側へ回動させる場合に比し
て、小さい力で閉位置側へ回動させることができる。
【0024】また、軸17が第1溝部19Aの先端部1
9bから連通部19aまで移動する間に第2アーム15
が(矢印Y方向と逆方向へ)回動する角度をβとし、ロ
ール34がロック凹部15bから抜け出るのに必要な第
2アーム15の回動角度をγとすると、β>γ、かつβ
−α>γに設定されている。したがって、扉Dが開位置
から解除位置まで回動すると、それに伴なって第2アー
ムが矢印Y方向と逆方向へ回動することにより、ロール
34がロック凹部15bから脱出する。その後、第2ア
ーム15が第2付勢手段30の付勢力により、矢印Y方
向へ回動させられても、ロール34がロック凹部15b
に再度入り込むことがない。したがって、扉Dを軽く閉
位置側へ回動させることができる。
【0025】また、扉Dを解除位置から閉位置側へ開位
置を越えて図5に示す所定のリセット位置まで回動させ
ると、それに伴なって第1、第2アーム13,15が第
1、第2付勢手段20,30に抗してそれぞれ回動する
ことにより、第2孔部19Bの上側面がほぼ水平ないし
は先端部19cから連通部19a側に向って上り傾斜の
状態になる。この状態になると、第1アーム13が第1
付勢手段20の付勢力によって矢印X方向へ回動させら
れ、それに伴なって第2アーム15が先端部19c側か
ら連通部19a側へ向ってほぼ平行移動させられる。こ
れにより、軸17が第2溝部19Bの先端部19cから
連通部19aまで移動させられる。そして、軸17が連
通部19aに達すると、第2アーム15が第2付勢手段
30の付勢力により矢印Y方向へ回動させられ、軸17
が連通部19aから第1孔部19Aに入り込み、その先
端部19bに突き当たるまで移動する。その後、扉Dが
閉位置まで閉回動することにより、ステー1が図1に示
す状態に戻る。
【0026】なお、この発明は上記の実施の形態に限定
されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記
の実施の形態においては、第2付勢手段30をカム機構
とばねとによって構成しているが、第1付勢手段20と
同様に構成してもよく、第1付勢手段20を第2付勢手
段30と同様に構成してもよい。また、上記の実施の形
態においては、ガイド孔19が形成された連結金具18
を扉Dに設け、軸17を第2アーム15に設けている
が、連結金具18を第2アーム15に設け、軸17を扉
Dに設けてもよい
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、扉を安定して開位置に保持することができるのは勿
論のこと、開位置から閉位置側へ容易に回動させること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態について扉を閉位置に
回動させた状態で示す図である。
【図2】同実施の形態について扉を閉位置と開位置との
間に回動させた状態で示す図である。
【図3】同実施の形態について扉を閉位置に回動させた
状態で示す図である。
【図4】同実施の形態について扉を解除位置に回動させ
た状態で示す図である。
【図5】同実施の形態について扉をリセット位置に回動
させた状態で示す図である。
【図6】同実施の形態の第1、第2アームおよび第1、
第2付勢手段を示す図である。
【図7】同実施の形態の第1アームに組み込まれた第2
付勢手段を示す分解図であって、図7(A)はその平面
図、図7(B)はその正面図である。
【符号の説明】
D 扉 1 ステー 11b 係止板部(係止手段) 13 第1アーム 15 第2アーム 15a カム面 15b ロック凹部 19 ガイド孔(ガイド溝) 19A 第1孔部(第1溝部) 19B 第2孔部(第2溝部) 19a 連通部(第1、第2溝部の一端部) 19b 先端部(第1溝部の他端部) 19c 先端部(第2溝部の他端部) 20 第1付勢手段 30 第2付勢手段 32 コイルばね(弾性部材) 34 ロール
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 17/32 E05D 15/28 - 15/46

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体として「く」字状をなすように、
    互いの一端部が回動可能に連結され、各他端部が躯体と
    この躯体の開口部を開閉する扉とにそれぞれ回動可能に
    連結された第1および第2アームと、この第1および第
    2アームを互いのなす角度が大きくなるように回動付勢
    する第1および第2付勢手段とを備え、上記扉を所定の
    開位置で保持するステーにおいて、 上記躯体と上記第1アームとの間に、上記扉が上記開位
    置からさらに開回動するときに、上記第1アームが上記
    扉の回動に追随して回動するのを阻止する係止手段を設
    け、 上記扉と上記第2アームの先端部とのいずれか一方に両
    者の回動中心たる軸部を設け、他方に上記軸部が回動可
    能に、かつ移動可能に挿入されるガイド溝を形成し、 上記ガイド溝を、互いの一端部が連通した第1溝部と第
    2溝部とから構成し、 上記扉が閉位置から開位置まで開回動する際には、上記
    第1および第2付勢手段の付勢力によって上記軸部が上
    記第1溝部の長手方向の他端部に位置させられ、上記扉
    が上記開位置から所定の解除位置までさらに開回動する
    と、上記第2アームが上記第1溝部により上記第2付勢
    手段の付勢力に抗して回動させられ、それに伴って上記
    軸部が上記第1および第2溝部の互いに連通した一端部
    まで移動させられ、その後上記第2アームが上記第2付
    勢手段によって回動させられることにより、上記軸部が
    上記第2溝部の他端部まで移動させられるように、上記
    第1および第2溝部を構成し、 上記軸部が上記第1溝部の他端部から一端部まで移動す
    る際の上記第2アームの回動角度を、上記軸部が上記第
    2溝部の一端部から他端部まで移動する際の上記第2ア
    ームの回動角度より大きく設定したことを特徴とするス
    テー。
  2. 【請求項2】 上記扉が上記解除位置から上記開位置
    越えて所定のリセット位置まで閉回動すると、上記第1
    アームが上記第1付勢手段によって回動させられること
    に伴って上記第2アームが変位することにより、上記軸
    部が上記第2溝部の他端部から一端部まで移動させら
    れ、その後上記第2アームが上記第2付勢手段によって
    回動させられることにより、上記軸部が上記第1溝部の
    他端部まで移動させられることを特徴とする請求項1に
    記載のステー。
  3. 【請求項3】 上記第2付勢手段が、上記第2アームの
    基端部に設けられたカム面と、上記第1アームにその長
    手方向へ移動可能に、かつ回動可能に設けられ、上記カ
    ム面を転動するロールと、このロールを上記カム面に押
    しつけることによって上記第2アームを回動付勢する弾
    性部材とを備えていることを特徴とする請求項1または
    2に記載のステー。
  4. 【請求項4】 上記カム面に上記扉が開位置に達したと
    きに上記ロールが入り込むロック凹部を形成し、このロ
    ック凹部と上記ロールとにより上記第2アームを開位置
    においてその回動を規制するロック手段を構成したこと
    を特徴とする請求項3に記載のステー。
  5. 【請求項5】 上記軸部が上記第1溝部の他端部から一
    端部まで移動する際の上記第2アームの回動角度を、上
    記ロールを上記ロック凹部から抜け出させるのに必要な
    上記第2アームの回動角度より大きく設定し、上記軸部
    が上記第2溝部の一端部から他端部まで移動する際の上
    記第2アームの回動角度を、上記ロック凹部から抜け出
    たロールを上記ロック凹部に入り込ませるのに必要な上
    記第2アームの回動角度より小さく設定したことを特徴
    とする請求項4に記載のステー。
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