JP4282372B2 - 扉のつまみ装置及びその取り付け方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部を有する対象物を開閉する扉に用いられるつまみ装置、及び、その取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、対象物の開口部を開閉する扉には、扉のつまみ装置が取り付けられている。従来の扉のつまみ装置の一例を図13に示す。
以下、図13を参照して扉のつまみ装置の構成を、その取り付け手順と共に説明する。扉100には挿入口100a、及びその上下に位置して一対の小さな係合孔100bが形成されている。この扉100の前面に一対の係合突起101aを有する固定板101を、その係合突起101aを係合孔100bに係合しながら当接させる。そして、この固定板101を介して、つまみ部102a、及び雄ねじ102bを有する操作棒102を前記挿入口100aに挿入し、扉100の裏面に突き出た前記操作棒102の雄ねじ部102b側からワッシャー103を介し、ばね104、かぎ部105を挿入し、前記雄ねじ部102bにナット106を螺合させ、以ってつまみ装置107を扉100に一体に取り付ける。
【0003】
このものでは、つまみ部102aを介して操作棒102を回動させることにより、前記かぎ部105も連動して回動し、このかぎ部105が対象物の開口部108に設けられた係止部材109の裏面に係止して扉100の開放を阻止、換言すれば閉塞状態を保持し、また、つまみ102aを介して操作棒102を逆方向に回動させることにより、かぎ部105と前記係止部材109との係止が解除されて扉100の開放が可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のものでは、つまみ装置107を扉100に装着する際に、組み立て状態で保管されているつまみ装置107を一度分解しなければならず、手間を要し、また、手が汚れる等といった不具合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、分解する必要がなく、簡単に扉に装着することが可能な扉のつまみ装置及びその取り付け方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の扉のつまみ装置は、一端部につまみ部を有し、他端部に固定部を有する操作棒と、この操作棒にそのつまみ部に当接するように嵌合された固定板と、前記操作棒にこれと共に回動可能に嵌合され、前記固定板に係脱可能な係止部を有し、その係合状態で前記操作棒の略90度の相対的回動を許容する規制板と、前記操作棒に通され、一端が前記規制板に当接する付勢部材と、前記操作棒にこれと一体に回動可能に嵌合され、前記付勢部材の他端に当接するかぎ部と、前記操作棒の固定部に取り付けられ、前記かぎ部の抜け止めを行って前記付勢部材に前記つまみ部方向への付勢力を作用させる抜け止め部材とを具備したことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0006】
また、この場合の扉のつまみ装置における取り付け方法としては、開口部を有し、且つその開口部に係止部材を有する対象物と、この対象物の開口部にこれを開閉するように設けられ、挿入口及びこの挿入口近傍に被係止部を有する扉と、上記請求項1記載のつまみ装置とを具備し、前記つまみ装置を扉の挿入口にそのかぎ部側から挿入して固定板を扉の前面に回り止め状態に当接させ、その後、つまみ部を介して操作棒を所定方向に回動させることによってかぎ部を回動させて係止部材に係止させると共に、規制板を回動させて、その係止部を扉の被係止部に係止させて規制板を回動不能状態とし、前記規制板により操作棒の回動をかぎ部が係止部材に係止する係止位置と、その係止が解除される解除位置との間に規制するようにする(請求項2の発明)。
【0007】
この構成によれば、操作棒に通された固定板、規制板、付勢部材、及びかぎ部は抜け止め部材によって当該操作棒に確実に固定されると共に、この抜け止め部材により前記付勢部材に付勢力が発生して、上述したそれぞれの部材が当該付勢力によって密に接触し結合力が向上するので、扉のつまみ装置を運搬中や取り付け作業中に容易に分解してしまったり、或いは振動や衝撃等により部材が抜けたりすることがない。更に、扉のつまみ装置を扉に取り付ける際に別途工具が必要なく、つまみ部を回動させるだけで取り付けることが可能となるので、簡単に当該扉のつまみ装置を扉に取り付けることができる。
【0008】
また、本発明の扉のつまみ装置は、一端部につまみ部を有し、他端部に長手方向に伸びる平面が形成されたねじ部を有し、つまみ部の付け根に前記ねじ部より突出した角型係合部を有する操作棒と、この操作棒にそのつまみ部に当接するように嵌合され前記操作棒のねじ部側に位置して先端に凹部が形成された二つの突起部を有する固定板と、前記操作棒に嵌合され前記凹部と係脱可能に係合する凸部を有し、これらの係合状態で前記角型係合部を内部に位置させて前記操作棒の略90度の相対的回動を許容する切欠き部を有する規制板と、前記操作棒に通され一端が前記規制板に当接するばねと、前記操作棒のねじ部に嵌合され、その平面により前記操作棒と一体に回動するかぎ部と、前記操作棒のねじ部に螺合され前記かぎ部の抜け止めを行って前記ばねに前記つまみ部方向への付勢力を作用させるナットとを具備したことを特徴とする(請求項3の発明)。
【0009】
また、この場合の取り付け方法としては、開口部を有し、且つ、この開口部に係止部材を有する対象物と、この対象物の開口部にこれを開閉するように回動可能に設けられ、挿入口を有し、且つ、この挿入口の近傍に二つの回り止め用凹部、及び二つの係合凹部を有する扉と、上記請求項2記載のつまみ装置とを具備し、前記つまみ装置を扉の挿入口にそのかぎ部側から挿入して固定板をその突起部を回り止め用凹部に係合させながら扉の前面に当接させ、その後、つまみ部を介して操作棒を所定方向に回動させることによってねじ部の平面によりかぎ部を回動させて係止部材に係止させると共に、角型係合部により規制板の切欠き部の縁部を押圧して当該規制板を回動させて、この規制板の回動により規制板の凸部と固定板の凹部の係合を解除させた後、その凸部を扉の係合凹部に係合させ、その後は操作棒の回動が角型係合部が規制板の切欠き部内に位置する範囲内に規制されるようになっている(請求項4の発明)。
【0010】
上記構成によれば、操作棒に通されたそれぞれの部材の抜け止めはナットによってなされているので、各部材の着脱や組み立てが簡単であると共に、部品交換等も容易に行うことができる。また、ナットの締め付け具合によって、ばねから得られる付勢力の加減ができるので、例えば長距離輸送等で頻繁な揺れや衝撃が予想される場合等は、つまみ装置が分解してしまうのを防止するため当該ナットの締め付けをきつくして、扉のつまみ装置自体の結合力を向上させる等の対処が可能となる。
【0011】
また、扉のつまみ装置を扉に取り付ける際には、突起部を扉の回り止め用凹部に係合させると共に、つまみ部を回すことで規制板も一体に回動し、当該固定板の突起部の凹部と規制板の凸部との係合が外れ、前記規制板がばねの付勢力によって扉の裏面に当接し、この規制板の凸部が扉の係合凹部に密に係合することに基づいて、確実に扉のつまみ装置を扉に取り付けることができる。また、この取り付けはつまみ部を回すだけで簡単であり、組み付け時間の短縮に起因して作業性向上が向上する。
【0012】
なお、前記ばねとナットは金属製、他の部材は樹脂製であることを特徴とする(請求項5の発明)。
この場合、抜け止めや付勢力を作用させる等の、扉のつまみ装置を構成する部材において何らかの力が作用する部材は金属性であるため強度が確保でき、また、他の部材は樹脂製であるため所望の形状に容易に形成できると共に、扉のつまみ装置の重量を軽くできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を発電所における低圧電動機の開閉制御装置の扉に適用した一実施例につき図1〜12を用いて説明する。
低圧電動機の開閉制御装置1は、コントロールセンタと称されるもので、図2に示すように、垂直箱2を備えている。この垂直箱2は2つの配線処理室3、垂直配線処理室4、5つのユニット室5に分割されており、それぞれのユニット室5には、低圧電動機を開閉制御するユニット6(図3参照)が収納されている。また、ユニット室5は、図3に示すように、正面に開口部7を有しており、この開口部7には、これを開閉すべくヒンジを介した扉8の左端部が枢設されており、この扉8の右端部(自由端部)には、つまみ装置9が取り付けられている。なお、扉8は金属製の薄板からなるものである。
【0014】
つまみ装置9は、その構造を分解した状態で示す図1のように、操作棒10、固定板11、規制板12、付勢部材たるばね13、かぎ部14、及び抜け止め部材たるナット15によって構成されたものである。
操作棒10は、図4に示すように、軸部10aの一端部につまみ部10bを備え、軸部10aの他端部に長手方向に延びて互いに平行な平面10c、10cを有する固定部たるねじ部、いわゆる雄ねじ部10dを備えており、つまみ部10bの付け根たる軸部10aの一端部には角型係合部10eが形成されている。なお、本実施例において、操作棒10は樹脂製である。
【0015】
固定板11は、図5に示すように、中央部に操作棒10を嵌合させるための筒部11aを有した円形状をなす薄板で、その裏面には、先端に凹部11bが形成された一対の突起部11cが設けられている。なお、本実施例において、固定板11は樹脂製である。
規制板12は、図6に示すように、中央部に操作棒10を嵌合させるための筒部12aを有し、この筒部12aの上下には前記固定板11の突起部11cに設けられた凹部11bに係合し、且つ当該凹部に対して係脱可能な係止部たる一対の凸部12bが形成されている。また、筒部12aには、前記操作棒10に設けられた角型係合部10eと係合し、操作棒10の略90度の回動を許容するための切欠き部12cが形成されている。なお、本実施例において、規制板12は樹脂製である。
【0016】
かぎ部14は、図7に示すように、操作棒10の雄ねじ部10dの断面と同形の孔14aを有しており、また、後方に指向するように湾曲する傾斜部14b、14bが先端部14cの両側部に形成されている。なお、本実施例において、かぎ部14は金属製である。
操作棒10には、上記に説明してきた固定板11、規制板12、ばね13、及びかぎ部14が順次挿入され、最後にナット15によって、図8に示すとおり、それぞれの部材が操作棒10から抜けないように固定され、つまみ装置9として一体に組み立てられている。なお、ナット15は金属製である。
【0017】
上記のように構成されたつまみ装置9を、低圧電動機における開閉制御装置1のユニット室5に設けられた扉8に取り付ける手順を説明する。
つまみ装置9を固定する扉8の自由端部には図1、及び図9に示すように、表面から裏面に貫通する円形状の挿通口8aが形成され、この挿通口8aの上下近傍には、回り止め用凹部たる一対の矩形状の孔部8b、8bが形成されていると共に、挿通口8aの左右近傍には、被係止部たる係合凹部、いわゆる係合孔8c、8cが形成されている。
なお、これらの挿通口8a、孔部8b、8b、係合孔8c、8cは、同時に打ち抜き形成されるようになっている。また、ユニット室5の開口部7には係止部材16が立設されている。この係止部材16は、ユニット6と一体に設けられていてもよい。
【0018】
而して、扉8によりユニット室5の開口部7を閉塞した状態、或いは開放した状態にて、図9に示すように、挿入口8aにつまみ装置9をかぎ部14側から全体を傾斜させた状態にして挿入する。つまみ装置9を挿入口8aに挿入したら、図10(a)に示すように、固定板11を扉8の前面に当接させる。この時、前記矩形状の孔部8b、8bに前記固定板11の突起部11c、11cを係合させて回動不能状態、いわゆる回り止め状態にする。
【0019】
突起部11c、11cは扉8前板よりも厚いため、その先端は扉8の裏側に突き出て、この先端に設けられた凹部11bと係合している凸部12bを有する規制板12も扉8の裏側に位置する。この際における規制板12の切欠き部12cと、操作棒10の角型係合部10eとの係合状態は、操作棒10の正面側から見ると、図10(b)のように、角型係合部10eは右側を向いて位置して、切欠き部12cの時計方向側の縁部12caに当接、係合するものである。また、かぎ部14と、操作棒10に形成された雄ねじ部10dとの状態は、図10(c)に示すように、雄ねじ部10dの平面10cと平行にかぎ部14は上側に向いて垂直となっているものである。
【0020】
次に、この状態から操作棒10のつまみ部10bを所定方向たる時計方向に回すと、操作棒10の角型係合部10eが、これと係合している規制板12の切欠き部12cの縁部12caを押圧するので、当該規制板12が同方向へ回動し、固定板11に設けられた突起部11cの先端の凹部11bから前記規制板12の凸部12bが外れる。この時、規制板12には、ばね13によってつまみ部10b方向への付勢力が作用しているため、当該固定板11から外れた規制板12の凸部12b、12bは扉8の裏面に当接される。そして、つまみ部10bを図10(a)の状態から時計方向に略90度回動させて、図11(a)の状態にすると、図12に示すように、扉8の係合孔8c、8cに当該規制板12の凸部12b、12bが前記ばね10による付勢力によって嵌り込み、扉8の裏面に規制板12が固定される。
【0021】
この際における規制板12の切欠き部12cと、操作棒10の角型係合部10eとの係合状態は、図11(b)のように、角型係合部10eは下側を向いて位置し、規制板12の切欠き部12cは右側方を向いて固定されるものである。また、かぎ部14と操作棒10に形成された雄ねじ部10dとの状態は、図11(c)に示すように、雄ねじ部10dの平面10cと平行にかぎ部14は右側を向いて水平となっている。
【0022】
この場合、かぎ部14が、図10の状態から図11の状態になる過程においては、傾斜部14b(図中、下側の傾斜部)から係止部材16の裏面側に侵入するので、先端部14cが係止部材16の縁部16aに衝突するようなことなく当該係止部材16の裏面に係止される。なお、扉8の閉塞状態では、図12に示すように、扉8の周辺部に形成されたフランジ部8dが前記係止部材16の前面に当接している。
【0023】
以上のように、つまみ装置9は、扉8に固定される。
次に、扉8の開閉において当該つまみ装置9の作用を説明する。
つまみ装置9は、かぎ部14の先端部14cが係止部材16の裏面に係止されることで扉8を閉塞状態に保持している。この時、つまみ部10bは、水平に位置しており、かぎ部14も前記つまみ部10b同様に水平に位置して扉8を閉塞状態として保持している。
【0024】
扉8を開けるときには、前記つまみ部10bを反時計方向に回す。これにより、かぎ部14もつまみ部10bが回動した分だけ回動するので、かぎ部14の先端部14cと、係止部材16の裏面との係止が外れる。つまみ部10bを、更に反時計回りに回動させると、操作棒10の角型係合部10eが切欠き部12cの反時計方向側の縁部12cbに係止されて当該操作棒10のそれ以上の回動は阻止されるようになる。このとき、つまみ部10b、及びかぎ部14は垂直状態になる。かぎ部14の先端部14cと、係止部材16との係止が外れると扉8は開けられる。
【0025】
また、扉8にて開口部7を閉塞状態に保持する場合は、まず扉8により開口部7を閉塞させる。このとき、扉8のフランジ部8dが係止部材16の前面に当接する。この状態でつまみ部10bを時計方向に回動させる。つまみ部10bが回動するとかぎ部14も同様に回動し、かぎ部14の傾斜部14bにガイドされて当該かぎ部14の先端部14cが係止部材16の裏面に係止し、扉8は閉塞状態に保持される。即ち、扉8に取り付けられたつまみ装置9は、係止位置として、角型係合部10eが切欠き部12cの一方の縁部12caに係止される位置と、解除位置として、当該角型係合部10eが他方の縁部12cbに係止される位置との間の略90度の範囲に操作棒10の回動を規制し、扉8を閉塞状態に保持する場合と、その保持を解除する場合とを具現するものである。
【0026】
なお、本発明は上記し、且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、次のような拡張、或いは変形が可能である。
本実施例では扉8に係合孔8c、及び固定板11の突起部11cに凹部11bを設け、規制板12にこれらと係合する凸部12bを設けるようにしたが、逆に、扉8、及び固定板11に凸部を設け、規制板12にこれらと係合する凹部(孔部)を設けるようにしてもよく、且つこれらの個数は任意に設定することができる。
固定板11の突起部11cは、扉8の裏面から突出させなくても、先端がその裏面と面一になる構成としてもよい。
操作棒10に、雄ねじ部10dの代わりに係止孔を設け、ナット15の代わりにその係止孔に圧入される抜け止め部材としてピンを設けるようにしてもよい。
【0027】
固定板11に、突起部11cの代わりに複数のピンを設け、扉にこのピンと係合して固定板11の回り止めを行う孔を設けるようにしてもよい。
かぎ部14の先端部14cにおいて、その両側部に湾曲した傾斜部14bを形成したが、係止部材16に係止する方だけの側部に形成したり、或いは傾斜部14を形成しない構成としてもよい。
操作棒10、固定板11、及び規制板12を樹脂製、ばね13、かぎ部14、及びナット15を金属製としたが、重量を軽くするために全部材を樹脂製にしたり、或いは強度を向上させるために全部材を金属製にしたり、部材の材質は適宜変更すればよい。
【0028】
つまみ装置9を取り付ける扉8が大きい場合等には、つまみ装置9全体の寸法を大きくし、この場合、操作性を考慮すると、つまみ部10bを、例えば長尺な棒状のものとするのがよい。
つまみ装置9を、金属製の薄板によって構成された扉8ではなく、厚みのある扉に取り付ける場合には、規制板12の凸部12bの高さ、或いはばねの付勢力等を適宜調節して対応すればよい。
そして、実施例では、本発明をコントロールセンタのユニット室5の扉8に適用した場合であるが、他の装置の扉に適用してもよく、特には、スライド式の扉に適用してもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、つまみ装置を扉に取り付ける際に、当該つまみ装置を分解したり、工具を使用したりすることなく、簡単に扉に装着することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すつまみ装置の分解斜視図
【図2】 電動機の制御装置の斜視図
【図3】 電動機の制御装置の部分拡大図
【図4】 操作棒の正面図(a)、及び側面図(b)
【図5】 固定板の背面図(a)、及び側面図(b)
【図6】 規制板の図4相当図
【図7】 かぎ部の図4相当図
【図8】 つまみ装置の側面図
【図9】 つまみ装置を扉に挿入する際の斜視図
【図10】 (a)はつまみ装置を扉に挿入した状態を示す図、(b)は規制板と角型係合部の係合状態を示す図、(c)は雄ねじ部とかぎ部の係合状態を示す図
【図11】 (a)はつまみ装置が扉に固定された状態を示す図、(b)は規制板と角型係合部の係合状態を示す図、(c)は雄ねじ部とかぎ部の係合状態を示す図
【図12】 扉に取り付けられたつまみ装置部分の横断面図
【図13】 従来品を示す図1相当図
【符号の説明】
図中、1は開閉制御装置(対象物)、7は開口部、8は扉、8aは挿入口、8cは被係止部材、9はつまみ装置(扉のつまみ装置)、10は操作棒、10bはつまみ部、10dは雄ねじ部(固定部)、11は固定板、12は規制板、12bは凸部(係止部)13はばね(付勢部材)、14はかぎ部、15はナット(抜け止め部材)、16は係止部材である。
Claims (5)
- 一端部につまみ部を有し、他端部に固定部を有する操作棒と、
この操作棒にそのつまみ部に当接するように嵌合された固定板と、
前記操作棒にこれと共に回動可能に嵌合され、前記固定板に係脱可能な係止部を有し、その係合状態で前記操作棒の略90度の相対的回動を許容する規制板と、
前記操作棒に通され、一端が前記規制板に当接する付勢部材と、
前記操作棒にこれと一体に回動可能に嵌合され、前記付勢部材の他端に当接するかぎ部と、
前記操作棒の固定部に取り付けられ、前記かぎ部の抜け止めを行って前記付勢部材に前記つまみ部方向への付勢力を作用させる抜け止め部材とを具備したことを特徴とする扉のつまみ装置。 - 開口部を有し、且つ、その開口部に係止部材を有する対象物と、
この対象物の開口部にこれを開閉するように設けられ、挿入口及びこの挿入口近傍に被係止部を有する扉と、
請求項1記載のつまみ装置とを具備し、
前記つまみ装置を扉の挿入口にそのかぎ部側から挿入して固定板を扉の前面に回り止め状態に当接させ、その後、つまみ部を介して操作棒を所定方向に回動させることによってかぎ部を回動させて係止部材に係止させると共に、規制板を回動させて、その係止部を扉の被係止部に係止させて規制板を回動不能状態とし、
前記規制板により操作棒の回動をかぎ部が係止部材に係止する係止位置と、その係止が解除される解除位置との間に規制するようにしたことを特徴とする扉のつまみ装置の取り付け方法。 - 一端部につまみ部を有し、他端部に長手方向に伸びる平面が形成されたねじ部を有し、つまみ部の付け根に前記ねじ部より突出した角型係合部を有する操作棒と、
この操作棒にそのつまみ部に当接するように嵌合され前記操作棒のねじ部側に位置して先端に凹部が形成された二つの突起部を有する固定板と、
前記操作棒に嵌合され前記凹部と係脱可能に係合する凸部を有し、これらの係合状態で前記角型係合部を内部に位置させて前記操作棒の略90度の相対的回動を許容する切欠き部を有する規制板と、
前記操作棒に通され一端が前記規制板に当接するばねと、
前記操作棒のねじ部に嵌合され、その平面により前記操作棒と一体に回動するかぎ部と、
前記操作棒のねじ部に螺合され前記かぎ部の抜け止めを行って前記ばねに前記つまみ部方向への付勢力を作用させるナットとを具備したことを特徴とする扉のつまみ装置。 - 開口部を有し、且つ、この開口部に係止部材を有する対象物と、
この対象物の開口部にこれを開閉するように回動可能に設けられ、挿入口を有し、且つ、この挿入口の近傍に二つの回り止め用凹部、及び二つの係合凹部を有する扉と、
請求項3記載のつまみ装置とを具備し、
前記つまみ装置を扉の挿入口にそのかぎ部側から挿入して固定板をその突起部を回り止め用凹部に係合させながら扉の前面に当接させ、その後、つまみ部を介して操作棒を所定方向に回動させることによってねじ部の平面によりかぎ部を回動させて係止部材に係止させると共に、角型係合部により規制板の切欠き部の縁部を押圧して当該規制板を回動させて、この規制板の回動により規制板の凸部と固定板の凹部の係合を解除させた後、その凸部を扉の係合凹部に係合させ、
その後は操作棒の回動が角型係合部が規制板の切欠き部内に位置する範囲内に規制されるようになっていることを特徴とするつまみ装置の取り付け方法。 - 前記ばねとナットは金属製、他の部材は樹脂製であることを特徴とする請求項3記載の扉のつまみ装置。
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