JP2006166982A - パチンコ機の遊技盤取付装置 - Google Patents

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和之 長谷川
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Abstract

【課題】遊技盤の遊技機枠への着脱容易化を図る。
【解決手段】枠側取付構造体3が枠側縦骨格部65と枠側回転支持部71と枠側下部骨格部68および枠側下盤裏受止部72を備えた一体の形状であって、枠側取付構造体3が可動枠2の左側部に回転可能に取り付けられ、枠側取付構造体3が可動枠2の盤収納室18の内部からの可動枠2の前側に横方向に回転された状態において、遊技盤4を取り付ける場合、盤側取付構造体5の上部に位置する盤側回転係合部14が枠側取付構造体3の上部に位置する枠側回転係合部7に嵌め込まれた後、枠側回転係合部7と盤側回転係合部14との嵌合部分を中心として遊技盤4の左側部の下部が枠側取付構造体3の方向に向けて回転されることによって、盤側取付構造体5が枠側取付構造体3に嵌め合わされて取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技盤の遊技機枠への着脱が容易なパチンコ機の遊技盤取付装置に関する。
パチンコ機には、遊技機枠を前側から見た場合、遊技機枠の左側部に上下一対の枠側取付構造体を前後方向に回転可能に設け、枠側取付構造体を遊技機枠から前側に回転させた状態において、遊技盤の左側部を遊技機枠の前側から枠側取付構造体に挿入し、遊技盤の右側部を人が前側から後側に押すことによって、遊技盤を遊技機枠に取り付けるものが知られている。しかしながら、枠側取付構造体が遊技機枠の上部に設けられる上部枠側取付構造体と遊技機枠の下部に設けられる下部枠側取付構造体とに分割され、上部枠側取付構造体と下部枠側取付構造体とが別々に回転する構造であるので、遊技盤を遊技機枠に取り付けるために、上部枠側取付構造体と下部枠側取付構造体とが遊技機枠から前側に回転させた状態において、遊技盤の左側部を上部枠側取付構造体および下部枠側取付構造体の両方に挿入することが困難であることから、遊技盤の左側部の上部を上部枠側取付構造体に挿入した後に、遊技盤の左側部の下部を下部枠側取付構造体に挿入するか、または、遊技盤の左側部の下部を下部枠側取付構造体に挿入した後に、遊技盤の左側部の上部を上部枠側取付構造体に挿入した場合、先に遊技盤の挿入された上部枠側取付構造体または下部枠側取付構造体が遊技機枠の方向に回転移動し、後から挿入する遊技盤の下部枠側取付構造体または上部枠側取付構造体への挿入が面倒となるというように、遊技盤の枠側取付構造体への取付作業が面倒であるという欠点がある。
特開平8−19647号公報
発明が解決しようとする問題点は、遊技盤の遊技機枠への取付作業が面倒であるという点である。
本発明に係るパチンコ機の遊技盤取付装置は、枠側取付構造体が可動枠の左側部に回転可能に取り付けられ、盤側取付構造体が遊技盤の左側部に固定的に設けられ、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部から可動枠の前側に横方向に回転された状態において、遊技盤が取り付けられるパチンコ機の遊技盤取付装置であって、枠側取付構造体が、枠側縦骨格部と、枠側縦骨格部の上部に設けられた枠側回転支持部と、枠側縦骨格部の下部に設けられた枠側下骨格部と、枠側下骨格部に設けられた枠側下盤裏受止部とを備えた一体の形状であり、盤側取付構造体が、遊技盤の左側部の上部に設けられる盤側回転係合部と、遊技盤の左側部における下部の裏面に設けられる盤側滑走係合部とを備え、遊技盤が遊技機枠に取り付けられる場合、盤側回転係合部が枠側回転支持部に嵌め込まれた後、枠側回転支持部と盤側回転係合部との嵌合部分を中心として遊技盤の左側部の下部が枠側取付構造体の方向に向けて回転されることによって、盤側滑走係合部と枠側下盤裏受止部とが互いに嵌め合わされて遊技盤の左側部が遊技機枠の左側部に盤側取付構造体と枠側取付構造体とで取り付けられたことを最も主要な特徴とする。本発明に係るパチンコ機の遊技盤取付装置において、枠側回転支持部および枠側下骨格部の枠側縦骨格部からの突出寸法が、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に、枠側回転支持部の前端部および枠側下骨格部の前端部が可動枠の盤収納室の下縁部よりも前側に突出する寸法に設定されるか、または、枠側取付構造体が枠側回転支持部よりも上部に位置して枠側縦骨格部に設けられた枠側上骨格部を備え、可動枠が前開放受止部を備え、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に枠側上骨格部が前開放受止部に衝突してそれ以上枠側取付構造体が可動枠の前側に横方向に回転しないように停止するか、または、枠側上骨格部と前開放受止部とが衝突した場合における枠側取付構造体の最大開放角度が可動枠に前側に左側のヒンジで片開き可能に取り付けられた扉の最大開放角度よりも小さい角度に設定されるか、または、枠側上骨格部が上規制機構を備え、可動枠が上規制逃部と上規制受止部とを備え、枠側取付構造体が可動枠の前側から可動枠の盤収納室の内部に回転された場合に上規制機構が上規制逃部に収納され、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に上規制機構が上規制受止部と前側に離れて向き合うようにしてもよい。
本発明に係るパチンコ機の遊技盤取付装置は、枠側取付構造体が枠側縦骨格部と枠側回転支持部と枠側下骨格部および枠側下盤裏受止部を備えた一体の形状であって、盤側回転係合部が枠側回転支持部に嵌め込まれた後、枠側回転支持部と盤側回転係合部との嵌合部分を中心として遊技盤の左側部の下部が枠側取付構造体の方向に向けて回転されることによって、盤側滑走係合部と枠側下盤裏受止部とが互いに嵌め合わされて遊技盤の左側部が遊技機枠の左側部に盤側取付構造体と枠側取付構造体とで取り付けられることによって、盤側回転係合部が枠側回転支持部に嵌め込まれた状態において、枠側取付構造体が可動枠の方向に回転移動しても、盤側滑走係合部と枠側下盤裏受止部とが枠側取付構造体の可動枠の方向への回転移動と一緒に同じ方向に移動し、盤側滑走係合部と枠側下盤裏受止部とが互いに適切に嵌め合わされるので、遊技盤を可動枠に取り付ける作業を容易に行うことができるという利点がある。枠側回転支持部および枠側下骨格部の枠側縦骨格部からの突出寸法が、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に、枠側回転支持部の前端部および枠側下骨格部の前端部が可動枠の盤収納室の下縁部よりも前側に突出する寸法に設定されれば、盤側回転係合部と枠側回転支持部との嵌め合い作業と、盤側滑走係合部と枠側下盤裏受止部との嵌め合い作業とが、可動枠の盤収納室の下縁部よりも前側で行えるという利点がある。枠側取付構造体が枠側回転支持部よりも上部に位置して枠側縦骨格部に設けられた枠側上骨格部を備え、可動枠が前開放受止部を備え、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に枠側上骨格部が前開放受止部に衝突してそれ以上枠側取付構造体が可動枠の前側に横方向に回転しないように停止すれば、枠側取付構造体が枠側上骨格部と前開放受止部との衝突した位置以上可動枠の前側に横方向に回転しないので、盤側回転係合部を枠側回転支持部に容易に嵌め合わせられるとともに、盤側滑走係合部を枠側下盤裏受止部に容易に合わせられることができるという利点がある。枠側上骨格部と前開放受止部との衝突した場合における枠側取付構造体の最大開放角度が可動枠に前側に左側のヒンジで片開き可能に取り付けられた扉の最大開放角度よりも小さい角度に設定されれば、遊技盤を可動枠に取り付ける場合、扉が邪魔にならないという利点がある。枠側上骨格部が上規制機構を備え、可動枠が上規制逃部と上規制受止部とを備え、枠側取付構造体が可動枠の前側から可動枠の盤収納室の内部に回転された場合に上規制機構が上規制逃部に収納され、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に上規制機構が上規制受止部と前側に離れて向き合えば、枠側取付構造体が可動枠の前側に回転された場合、枠側取付構造体が前開放受止部と上規制受止部との間に保持されるので、盤側取付構造体を枠側取付構造体に取り付けたり枠側取付構造体から取り外したりする操作を容易に行うことができるという利点がある。
図1乃至図9は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、遊技機枠1と遊技盤4とを分解して前側から示す。図2のa図は枠側取付構造体3を前側から示す。図2のb図は枠側取付構造体3を裏側から示す。図3のa図は、枠側構造躯体6の上部を可動枠2に回転可能に取り付ける構造を示す。図3のb図は、枠側構造躯体6の上部が可動枠2に回転可能に取り付けられた構造を示す。図4のa図は、枠側構造躯体6の下部を可動枠2に回転可能に取り付ける構造を示す。図4のb図は、枠側構造躯体6の上部が可動枠2に回転可能に取り付けられた構造を示す。図5のa図は、枠側構造躯体6の上部が可動枠2の前側に開放された構造を示す。図5のb図は、図5のa図をB−B線に沿い切断した断面を示す。図6のa図は、盤側取付構造体5を前側から示す。図6のb図は、盤側取付構造体5を裏側から示す。図7のa図は上規制機構8が上規制受止部121と前後方向に対向するように動いた構造を示す。図7のb図は、上規制機構8が盤側取付構造体5によって可動枠2の上規制受止部121から下方に離されるように動いた構造を示す。図8は、盤側回転係合部14と枠側回転係合部7とが互いに嵌め合わされた構造を示す。図9は、枠側取付構造体3と盤側構造躯体13とによって、遊技盤4が可動枠2の盤収納室18に取り付けられた構造を示す。この明細書において、「前」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図1の状態に遊技機枠1および遊技盤4を置いて矢印Aで示す前側から見た場合に特定される方向である。「後」と「裏」とは同じ方向である。
図1を参照し、パチンコ機の遊技盤取付装置における構造について大まかに説明する。遊技盤取付装置は、遊技機枠1の可動枠2に設けられた枠側取付構造体3と、遊技盤4に設けられた盤側取付構造体5とから構成される。枠側取付構造体3は、枠側構造躯体6に枠側回転係合部7と上規制機構8および下規制機構9を備える。枠側構造躯体6は、可動枠2に上ヒンジ11および下ヒンジ12を中心として可動枠2から前側に横方向に開放される可動枠2の前側から可動枠2の方向である後側に横方向に閉じられるように、前後方向に回転可能に取り付けられる。盤側取付構造体5は、盤側構造躯体13に盤側回転係合部14を備える。盤側構造躯体13は遊技盤4の左側部に固定的に取り付けられる。
そして、遊技機枠1の扉23が前側に開けられ、枠側構造躯体6が人によって可動枠2の前側に回転された状態において、盤側取付構造体5が可動枠2の方向へと後側に回転しても、上規制機構8が可動枠2の上縁部に前側から衝突して枠側構造躯体6の後側への回転を規制し、枠側構造躯体6の前側に回転された位置が保持される。次に、人が遊技盤4を手で持ち、遊技盤4の前面が前側に向けられ、遊技盤4の裏面が可動枠2の前面に対し斜めに向けられ、遊技盤4の左側部が可動枠2に前側から近づけられる。その状態において、遊技盤4の左側部における上部が下部よりも可動枠2の方向に近くなるように、遊技盤4が傾けられたまま、盤側回転係合部14が人によって枠側構造躯体6の上部における枠側回転係合部7に上方から嵌め込まれ、盤側構造躯体13が上規制機構8を動かし、上規制機構8の枠側構造躯体6から上方への突出量が減少する。
その後、遊技盤4の左側部における下部が可動枠2の方向に近くなるように、遊技盤4が人によって枠側回転係合部7と盤側回転係合部14との嵌合部分を中心として下方に回転され、盤側滑走係合部145と枠側下盤裏受止部72とが互いに嵌め合わされた後、下規制機構9が盤側構造躯体13を前側に抜けないように盤側構造躯体13の下部に係合する。これによって、遊技盤4の下縁部が可動枠2の盤棚17と平行な態様になり、遊技盤4の左側部が可動枠2の盤収納室18に配置される。上記上規制機構8における突出量の減少によって、上規制機構8が可動枠2の上縁部に前側から衝突しない態様になり、枠側取付構造体3が後側に回転可能となる。
引き続き、遊技盤4の右側部が人によって前側から可動枠2の方に押されると、遊技機枠1の盤ロック構造体19におけるロック操作部20が遊技盤4のロック取付部21におけるロック挿入孔22に後側から挿入されて前側に突出する。その状態において、人がロック操作部20を例えば左方向に90度回転操作すると、ロック操作部20がロック挿入孔22の周りにおけるロック取付部21の前面に係合し、遊技盤4が可動枠2の盤収納室18に取り付けられる。遊技盤4が取り付けられた後、扉23が閉じられる。これによって、パチンコ機が構成される。このパチンコ機は、遊技盤4が遊技機枠1の内部に格納され、遊技盤4の前側が扉23で覆われ、遊技盤4の遊技領域53が遊技機枠1の前側から前面パネル24を通して視認し得る形態である。
遊技機枠1の前側の構造について説明する。遊技機枠1は、固定枠25の前側に可動枠2を左側のヒンジ26で横方向に片開き可能に取り付け、可動枠2の前側に扉23および球皿構造体27を左側のヒンジ28で横方向に片開き可能に取り付けた、構造である。固定枠25は、パチンコ店の図外の遊技機設置構造体に取り付けるための外枠とも呼ばれ、前後方向に貫通した縦長な長方形の空間を囲む額縁形状である。可動枠2は、遊技盤4を取り付ける前枠とも呼ばれ、前後方向に貫通した縦長な長方形の空間を囲む額縁形状の可動枠本体29から盤収納構造体30を内部に延設する。可動枠本体29の右縦片部には、施錠装置31と複数のロック機構32;33;34およびロック解除操作体35が設けられる。盤収納構造体30は、遊技盤4を装着する前側に開口した盤収納室18の背壁36に前後方向に貫通する中央開口部37を備える。盤収納構造体30の左側部には、枠側取付構造体3が設けられる。背壁36の右側部には、盤ロック構造体19が設けられる。盤ロック構造体19は、背壁36から前側に突出する円筒状の台座の中心にロック操作部20を回転可能に備える。ロック操作部20は、台座から前側に突出した操作軸の端部に固定された横長な形態である。
盤収納室18の下縁部は、遊技盤4を搭載する左右方向に平坦な面としての盤棚17を形成する。盤棚17から下方に延設された盤収納構造体30における前壁38の前面には、球発射機構39、球発射レール40、戻り球取入口41、払出球中継樋42が設けられる。前壁38の裏面には、機外排出樋43が設けられる。球発射レール40は、球皿構造体27の球供給口44から供給された1個の球を受け取る。球発射機構39は、電力供給と遮断とを交互に受けることによって、球皿構造体27の球皿部45から球発射レール40に供給された球を遊技盤4の遊技領域53に向けて1個ずつ発射する。球発射レール40は、球発射機構39から発射された球を、遊技盤4における球発射通路60の入口に誘導する。払出球中継樋42は、可動枠2の裏側に設けられた図外の球払出装置から払い出された球を球皿構造体27の球取入口46に排出する。機外排出樋43は、遊技盤4の裏側から排出された球を受け取って遊技機設置構造体における捕球機構に排出する。扉23は、パネル枠とも呼ばれ、前後方向に貫通する窓47を囲む額縁形状である。扉23には、前面パネル24が窓47を覆う格好で裏面に取り付けられる。前面パネル24は、光を透過する性質の有るガラスまたは合成樹脂などの材料からなる板状である。球皿構造体27の前面には、球皿部45および発射操作機構48が設けられる。球皿部45は、遊技に使用する球を受ける上方に開口した上方から下方に窪む容器である。発射操作機構48は、遊技者が球を発射するために操作するものである。球皿構造体27の裏面には、球取入口46および球供給口44が設けられる。球取入口46は、払出球中継樋42から排出された球を球皿部45に供給する部分である。球供給口44は、球皿部45から球発射機構39に球を供給する部分である。
遊技機枠1では、可動枠2や扉23および球皿構造体27が閉じられてロック機構32;33;34で開閉不能に支持された場合、遊技店の店員が図外のキープレート(鍵)を遊技機枠1の前側から施錠装置31の鍵穴49に挿入し、当該キープレートを例えば右側に90度回転操作すると、固定枠25と可動枠2とのロック機構32による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が可動枠2を前側に引くことによって、可動枠2はヒンジ26を中心として前側に片開きされる。また、上記施錠装置31の鍵穴49に挿入されたキープレートが例えば左側に90度回転操作されると、可動枠2と扉23とのロック機構33による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が扉23を前側に引くことによって、扉23はヒンジ28を中心として前側に片開きされる。このように、扉23が前側に開かれた状態において、店員が可動枠2の前面に設けられたロック解除操作体35を操作すると、可動枠2と球皿構造体27とのロック機構34による支持形態が解除される。この支持形態の解除後に、店員が球皿構造体27を前側に引くことによって、球皿構造体27はヒンジ28を中心として前側に片開きされる。
遊技盤4の前側の構造について説明する。遊技盤4の左側部には、盤側取付構造体5を備える。遊技盤4の右側部には、ロック取付部21を備える。ロック取付部21には、ロック挿入孔22が前後方向への貫通孔として設けられる。遊技盤4の前面には、内ガイドレール51と外ガイドレール52とで囲まれた内側の遊技領域53を備える。遊技領域53には、入賞部品54、遊技釘55、飾り部品56、アウト口57、サイドランプ58、風車59などの遊技部品が取り付けられる。内ガイドレール51の左側部と外ガイドレール52の左側部との間の隙間が球発射通路60である。
図2を参照し、枠側取付構造体3の構造について説明する。枠側取付構造体3の枠側構造躯体6は、金属板により、枠側縦骨格部65、枠側後骨格部66、枠側上骨格部67、枠側下骨格部68、上ヒンジ11、下ヒンジ12、上規制取付部69、下規制取付部70、枠側回転支持部71、枠側下盤裏受止部72、枠側下盤前受止部73を備えた、一体の形状として構成される。枠側縦骨格部65は、上下方向に長い帯板状である。枠側後骨格部66は、枠側縦骨格部65の後縁部から右側に直角に折り曲げられて突出する。枠側上骨格部67は、枠側後骨格部66の上縁部から前側に直角に折り曲げられて突出する。枠側上骨格部67には、上ヒンジ11が、枠側上骨格部67から上方に直線的に突出した、ヒンジピンと呼ばれる丸棒として設けられる。枠側下骨格部68は、枠側後骨格部66の下縁部から前側に直角に折り曲げられて突出する。枠側下骨格部68には、下ヒンジ12およびレバー逃孔75が設けられる。下ヒンジ12は、枠側下骨格部68から下方に直線的に突出した、ヒンジピンと呼ばれる丸棒として設けられる。レバー逃孔75は、上下方向への貫通孔である。枠側下骨格部68の下面には、ばね止部76が、枠側下骨格部68の下面から下方に直線的に突出した後に前側に直角に折り曲げられて突出する。上規制取付部69は、枠側上骨格部67よりも右側に位置し、枠側下骨格部68の上縁部から上方に直線的に突出する。下規制取付部70は、枠側下骨格部68から下方に直角に折り曲げられて突出する。枠側回転支持部71は、枠側上骨格部67よりも下方に位置し、枠側縦骨格部65の前縁部から右側に直角に折り曲げられて突出した部材と、枠側後骨格部66から右側に直線的に延びた部材とからなる、前後一対である。前後一対の枠側回転支持部71には、枠側回転係合部7が、枠側回転支持部71の上縁部から下方に向けて内部に窪む半円弧状に、個別に設けられる。枠側下盤裏受止部72は、枠側後骨格部66の右側に延設された下縁部により形成される。枠側下盤前受止部73は、枠側下骨格部68の前縁部から上方に直角に折り曲げられて突出する。
上規制機構8は、上レバー軸80、上規制レバー81、上ばね82を備える。上レバー軸80は、金属製の丸棒であって、上規制取付部69に設けられ、上規制取付部69から前側に突出する。上規制レバー81は、金属板からなり、上レバー軸80に上下方向に回転可能に取り付けられる。上規制レバー81の上レバー軸80よりも左側に位置する左端部は、枠側構造躯体6の枠側上骨格部67の真下に配置される。上規制レバー81の上レバー軸80よりも右側に位置する右端部は、枠側構造躯体6の上規制取付部69よりも右側に突出する。上規制レバー81の右端部には、補強部83が上規制レバー81の右端部から後側に直角に折り曲げられて突出する。上規制レバー81の上レバー軸80に回転可能に取り付けられた中央部には、ストッパー84が上規制レバー81の中央部の上縁部から後側に直角に折り曲げられて突出する。上ばね82は、金属からなるコイルばねにより構成される。上ばね82の一端部が上規制取付部69に固定され、上ばね82の他端部が上規制レバー81に固定されることによって、上ばね82が上規制レバー81の左端部を矢印W3で示す上方から下方に向けて付勢する。上規制レバー81が上ばね82で下方に向けて付勢されることによって、上規制レバー81のストッパー84が枠側構造躯体6の枠側上骨格部67の右縁部に上方の外側から衝突し、上規制レバー81の枠側構造躯体6への取付姿勢が位置決めされる。
下規制機構9は、下レバー軸86、下規制レバー87、下ばね88を備える。下レバー軸86は、金属製の丸棒であって、枠側構造躯体6の下規制取付部70に固定され、下規制取付部70から前側に突出する。下規制レバー87は、金属板からなり、下レバー軸86に上下方向に回転可能に取り付けられる。下規制レバー87の下レバー軸86よりも左側に位置する左端部は、枠側構造躯体6の枠側下骨格部68の真下に配置される。下規制レバー87の左端部から上方に突出する先端部は、枠側構造躯体6の枠側下骨格部68の真下からレバー逃孔75を経由して枠側下骨格部68の上方に突出する。下規制レバー87における枠側下骨格部68の真下に配置される左端部の上縁部には、操作体89が、下規制レバー87の左端部から前側に直角に折り曲げられて突出する。下ばね88は、金属からなるコイルばねにより構成される。下ばね88の一端部が枠側構造躯体6のばね止部76に固定され、下ばね88の他端部が下規制レバー87の操作体89に固定されることによって、下ばね88が下規制レバー87の左端部を矢印W4で示す下方から上方に向けて付勢する。下規制レバー87が下ばね88で上方に向けて付勢されることによって、下規制レバー87の先端部におけるレバー逃孔75に挿入された部分がレバー逃孔75を囲む枠側下骨格部68に下方から衝突し、下規制レバー87の枠側構造躯体6への取付姿勢が位置決めされ、下規制レバー87の先端部が枠側構造躯体6の枠側下骨格部68より上方に突出する。
図3を参照し、枠側取付構造体3における枠側構造躯体6の上部が可動枠2に回転可能に取り付けられる構造について説明する。図3のa図において、可動枠2の盤収納構造体30における左側部の上部には、上軸受部118、上取付部119、上規制逃部120および上規制受止部121が設けられる。上軸受部118は、上ヒンジ11を盤収納構造体30の前側から収納し得る窪みであって、盤収納構造体30の前面および盤収納室18に開口する。上取付部119は、上軸受部118の周囲に位置し、盤収納構造体30の前面から前側に突出する。上取付部119には、ねじ取付孔122が、上取付部119の前面から内部への窪みとして設けられる。上規制逃部120は、上軸受部118および上取付部119よりも右側に位置し、上規制レバー81の中央部および上規制取付部69を盤収納構造体30の前側から収納し得る窪みであって、盤収納構造体30の前面および盤収納室18に開口する。上規制受止部121は、上規制逃部120の右側に位置し、上規制レバー81の右端部を衝突し得る突起であって、盤収納構造体30の前面により形成される。上ヒンジ支持体123は、上前面板124および上軸抜止部125を備える。上軸抜止部125は、上前面板124の裏面から後側に突出する。上前面板124には、ねじ挿入孔126および上嵌合部127が設けられる。ねじ挿入孔126は、上軸抜止部125の周囲に位置し、前後方向への貫通孔である。上嵌合部127は、上取付部119を前側から収納し得る窪みであって、ねじ挿入孔126を中心とし、上前面板124の裏面から内部に窪む。
そして、枠側取付構造体3の上ヒンジ11が可動枠2の前側から上軸受部118に挿入され、枠側構造躯体6の枠側上骨格部67が盤収納構造体30から下方に離れて盤収納室18に配置される。その後、上軸抜止部125が可動枠2の前側から上軸受部118に挿入され、上嵌合部127が上取付部119に前側から嵌め込まれ、タッピングスクリューのような止ねじ128が上ヒンジ支持体123の前側からねじ挿入孔126を経由して盤収納構造体30のねじ取付孔122に締結される。これによって、図3のb図に示すように、上ヒンジ支持体123が盤収納構造体30に取り付けられ、上軸抜止部125が上軸受部118の前部を塞ぎ、上ヒンジ11が上ヒンジ支持体123で盤収納構造体30の上軸受部118に回転可能に取り付けられる。
図4を参照し、枠側取付構造体3における枠側構造躯体6の下部が可動枠2に回転可能に取り付けられる構造について説明する。図4のa図において、可動枠2の盤収納構造体30における左側部の下部には、下後軸受部130と下取付部131および下規制逃部132が設けられる。下後軸受部130は、下ヒンジ12の後半部を前側から収納し得る窪みであって、可動枠2の前面から内部に半円弧状に窪む。下取付部131は、下後軸受部130の周囲に位置し、盤収納構造体30の前面から前側に突出する。下取付部131には、ねじ取付孔133が、下取付部131の前面から内部への窪みとして設けられる。下ヒンジ支持体134には、下前軸受部135とねじ挿入孔136および下嵌合部137が設けられる。下前軸受部135は、下ヒンジ12の前部を前側から収納し得る窪みであって、下ヒンジ支持体134の裏面から前側である内部に半円弧状に窪む。ねじ挿入孔136は、下後軸受部130の周囲に位置し、前後方向への貫通孔である。下嵌合部137は、下取付部131を前側から収納し得る窪みであって、ねじ挿入孔136を中心とし、下ヒンジ支持体134の裏面から前側である内部へ窪む。
そして、枠側取付構造体3の下ヒンジ12が可動枠2の前側から下後軸受部130に接触され、枠側構造躯体6の枠側下骨格部68が盤収納構造体30から下方に離れて盤収納室18に配置される。その後、下ヒンジ支持体134の下前軸受部135が可動枠2の前側から下ヒンジ12に嵌め込まれ、下ヒンジ支持体134の下嵌合部137が下取付部131に前側から嵌め込まれ、タッピングスクリューのような止ねじ138が下ヒンジ支持体134の前側からねじ挿入孔136を経由して盤収納構造体30のねじ取付孔133に締結される。これによって、図4のb図に示すように、下ヒンジ12が下後軸受部130と下前軸受部135とで前後から挟まれ、下ヒンジ支持体134が盤収納構造体30に取り付けられ、下ヒンジ12が下ヒンジ支持体134で盤収納構造体30の下後軸受部130に回転可能に取り付けられる。
図3および図4で述べたように枠側取付構造体3が可動枠2に取り付けられることによって、枠側取付構造体3は、図1に示すように、上ヒンジ11および下ヒンジ12を中心として可動枠2から矢印W1で示す前側に横方向に開放されるとともに、可動枠2の前側から矢印W2で示す後側に横方向に閉じられるようになっている。
図5を参照し、枠側取付構造体3が上ヒンジ11および下ヒンジ12を中心として可動枠2から矢印W1で示す前側に横方向に開放された場合と、枠側取付構造体3が上ヒンジ11および下ヒンジ12を中心として可動枠2の前側から矢印W2で示す後側に横方向に閉じられた場合とにおける、可動枠2と枠側取付構造体3との関係について説明する。とりわけ、図5のb図において、枠側取付構造体3が、人によって、仮想線で示す位置から矢印W1で示す前側に横方向に開放されて実線で示す位置に到達すると、枠側構造躯体6の枠側上骨格部67が、可動枠2の上規制逃部120よりも下方に位置して盤収納室18の奥の隅部に形成された前開放受止部139に衝突し、枠側構造躯体6が、それ以上、矢印W1で示す前側に回転しないように停止する一方、上規制レバー81における補強部83の真上に位置する右端部が上ばね82によって上方に跳ね上げられて可動枠2の上規制受止部121と前側に離れて向き合う。
これによって、枠側取付構造体3が、図5のb図における実線で示す位置から矢印W2で示す後側に回転した場合、上規制レバー81における補強部83の真上に位置する右端部が、可動枠2の上規制受止部121と衝突し、それ以上、矢印W2で示す後側に回転しないように停止する。つまり、枠側取付構造体3は、人によって、図5のb図における仮想線で示す位置から矢印W1で示す前側に横方向に開放されて実線で示す位置に到達することによって、前開放受止部139と上規制受止部121との間に保持される。このように枠側取付構造体3が、図5のb図に示す実線で示すように前開放受止部139と上規制受止部121との間に保持された場合、枠側取付構造体3の枠側回転支持部71の前端部および枠側下骨格部68の前端部は、可動枠2の盤収納室18および盤棚17よりも前側に突出する。
次に、枠側取付構造体3が図5のb図に示す実線で示すように前開放受止部139と上規制受止部121との間に保持された状態において、枠側取付構造体3が人によって矢印W2で示す後側に回転される場合、上規制レバー81における補強部83の真上に位置する右端部が人または図1に示す盤側取付構造体5によって上ばね82のばね力に抗して可動枠2の上規制受止部121よりも下方に回転される。その状態において、枠側取付構造体3が、図5のb図に示す実線で示す位置から矢印W2で示す後側に押されて横方向に閉じられて仮想線で示す位置に到達すると、枠側取付構造体3の枠側回転支持部71の前端部および枠側下骨格部68の前端部は、可動枠2の盤収納室18の内部および盤棚17の上方に配置されて右側に向いた状態に停止する。図5のb図において、仮想線で示す位置の枠側取付構造体3と実線で示す位置の枠側取付構造体3とからなる枠側取付構造体3の最大開放角度θ1は、例えば、45度になっている。仮想線で示す位置の扉23における可動枠2の一点鎖線L1で示す前面に対する前側への最大開放角度θ2は、例えば、120度になっている。よって、枠側取付構造体3の最大開放角度θ1は、扉23の最大開放角度θ2よりも小さい角度である(θ1<θ2)。このように枠側取付構造体3の最大開放角度θ1<扉23の最大開放角度θ2の関係によって、遊技盤4を可動枠2に取り付ける場合、扉23が邪魔にならないという利点がある。
図6を参照し、盤側取付構造体5の構造について説明する。盤側取付構造体5の盤側構造躯体13は、金属板により、盤側縦骨格部141、盤側後骨格部142、盤側上骨格部143、盤側下骨格部144、盤側回転係合部14、盤側滑走係合部145を備えた、一体の形状として構成される。盤側縦骨格部141は、上下方向に長い帯状である。盤側後骨格部142は、盤側縦骨格部141の後縁部から右側に直角に折り曲げられて突出する。盤側上骨格部143は、盤側後骨格部142の上縁部から前側に直角に折り曲げられて突出する。
盤側上骨格部143には、盤挿入溝147および盤側回転係合部14が設けられる。盤挿入溝147は、盤側上骨格部143と、盤側上骨格部143の前縁部から下方に直角に折り曲げられて突出した盤側上盤前受止部148と、盤側上骨格部143の後縁部から下方に直角に折り曲げられて突出した盤側上盤裏受止部149とによって、下方および右側に開口した形状に形成される。盤側回転係合部14は、盤側上盤前受止部148の前面から前側に突出するとともに、盤側上盤裏受止部149の裏面から裏側に突出した、ヒンジピンと呼ばれる丸棒として設けられる。盤側下骨格部144は、盤側後骨格部142の下縁部から前側に直角に折り曲げられて突出する。
盤側下骨格部144には、盤側下盤裏受止部150および盤側滑走係合部145が設けられる。盤側下盤裏受止部150は、盤側下骨格部144の後縁部から上方に折り曲げられて突出する。盤側滑走係合部145は、盤側下盤裏受止部150の上縁部から後側に折り曲げられた後に下方に折り曲げられて、下方および前後方向に開口した盤側滑走係合溝151を形成する。盤側後骨格部142と盤側上盤裏受止部149および盤側下盤裏受止部150には、木ねじのような止ねじ152を挿入するためのねじ挿入孔153が設けられる。
図1、図7乃至図9を参照し、遊技盤取付装置の作用について説明する。図7のa図に示すように、枠側取付構造体3が上ヒンジ11および下ヒンジ12を中心として可動枠2から図1の矢印W1で示す前側に横方向に最大に開放されて保持された状態において、遊技盤4が可動枠2に取り付けられる。その場合、図8に示すように、人が遊技盤4を手で持ち、遊技盤4の前面170が前側に向けられ、遊技盤4の左側部における上部が下部よりも可動枠2の方向に近くなるように、遊技盤4が傾けられたまま、盤側上骨格部143が前後一対の枠側回転支持部71の間に挿入されつつ、盤側回転係合部14が枠側回転係合部7に上方から嵌め込まれる。このように盤側回転係合部14が枠側回転係合部7に嵌め込まれるのに伴い、図7のb図に示すように、盤側構造躯体13が上規制レバー81の左端部を上レバー軸80を中心として上方に動かすことによって、上規制レバー81の右端部が上レバー軸80を中心として上規制受止部121から下方に離れるように動く。
引き続き、図8に示すように、盤側下盤裏受止部150の裏面が枠側下盤裏受止部72の前面に接触される。盤側下盤裏受止部150と枠側下盤裏受止部72とが互いに接触したまま、遊技盤4の左側部における下部が枠側縦骨格部65の方向に近くなるように、遊技盤4が人によって枠側回転係合部7と盤側回転係合部14との嵌合部分を中心として矢印W5で示す下方に回転されると、盤側滑走係合溝151が枠側下盤裏受止部72に上方から挿入され、盤側滑走係合部145と枠側下盤裏受止部72とが互いに嵌め合わされ、盤側下骨格部144が枠側取付構造体3の下規制レバー87の先端部を下方に押し下げる。図8では、遊技盤4の前面170に取り付けられる前側部品の図示を省略してある。
引き続き、遊技盤4の矢印W5で示す下方への回転に伴い、盤側下骨格部144が枠側取付構造体3の下規制レバー87の先端部を枠側縦骨格部65の方向に越え、下規制レバー87の先端部が遊技盤4の下面に接触することによって、下規制機構9が盤側構造躯体13を枠側縦骨格部65から離れる方向に抜けないように盤側下骨格部144に係合する。これによって、図9に示すように、下規制機構9の枠側下骨格部68よりも上方の先端部が遊技盤4の逃部154に収納され、遊技盤4の下縁部が可動枠2の盤棚17と平行な態様になり、遊技盤4の左側部が可動枠2の盤収納室18に配置される。上記上規制機構8における突出量の減少によって、上規制機構8が可動枠2の上縁部に前側から衝突しない態様になり、枠側取付構造体3が後側に回転可能となる。逃部154は、図6に示す盤側下骨格部144に上下方向への貫通孔として形成されるとともに図8に示す遊技盤4の下面から内部への窪みとして形成されている。
その後、遊技盤4の右側部が人によって前側から可動枠2の方に押されると、図1に示す遊技機枠1の盤ロック構造体19におけるロック操作部20が遊技盤4のロック取付部21におけるロック挿入孔22に後側から挿入されて前側に突出する。その状態において、人がロック操作部20を例えば左方向に90度回転操作すると、ロック操作部20がロック挿入孔22の周りにおけるロック取付部21の前面に係合し、遊技盤4が可動枠2の盤収納室18に取り付けられる。
遊技盤4が可動枠2の盤収納室18に取り付けられた状態において、遊技盤4を可動枠2から取り外す場合について説明する。扉23が前側に開けられた後、人がロック操作部20を右方向に90度回転操作し、ロック操作部20がロック挿入孔22から前側に抜けるようにロック挿入孔22と対向される。そして、遊技盤4の右側部が人によって可動枠2の前側に引き出されると、ロック操作部20がロック挿入孔22から抜けるとともに、枠側取付構造体3が上ヒンジ11および下ヒンジ12を中心として可動枠2から図1の矢印W1示す前側に横方向に開かれる。そして、枠側取付構造体3が最大に開放されて保持された状態において、人が枠側取付構造体3の操作体89を下方に操作すると、下規制レバー87が下方に回転し、下規制レバー87と下規制機構9による盤側下骨格部144との係合が解除される。そのまま、遊技盤4の下縁部が上方に移動するように、人が遊技盤4の下縁部を持ち上げるに伴い、遊技盤4が枠側回転係合部7と盤側回転係合部14との嵌合部分を中心として上方に回転される。その後、人が遊技盤4を手で持ち上げ、枠側回転係合部7と盤側回転係合部14との嵌め合いを外し、遊技盤4を可動枠2の盤収納室18から可動枠2の前側に取り外す。これによって、遊技盤4が可動枠2から前側に取り外される。
最良の形態によれば、図1において、枠側取付構造体3が枠側縦骨格部65と枠側回転支持部71と枠側下骨格部68および枠側下盤裏受止部72を備えた一体の形状であって、枠側取付構造体3が可動枠2の左側部に回転可能に取り付けられ、枠側取付構造体3が可動枠2の盤収納室18の内部からの可動枠2の前側に横方向に回転された状態において、遊技盤4を取り付ける場合、盤側取付構造体5の上部に位置する盤側回転係合部14が枠側取付構造体3の上部に位置する枠側回転係合部7に嵌め込まれた後、枠側回転係合部7と盤側回転係合部14との嵌合部分を中心として遊技盤4の左側部の下部が枠側取付構造体3の方向に向けて回転される。よって、盤側回転係合部14が枠側回転支持部71に嵌め込まれた状態において、枠側取付構造体3が可動枠2の方向に回転移動しても、盤側滑走係合部145と枠側下盤裏受止部72とが枠側取付構造体3の可動枠2の方向への回転移動と一緒に同じ方向に移動し、盤側滑走係合部145と枠側下盤裏受止部72とが互いに適切に嵌め合わされるので、遊技盤4を可動枠2に取り付ける作業を容易に行うことができるという利点がある。
図1、図2、図6において、枠側取付構造体3が枠側縦骨格部65と枠側回転支持部71と枠側下骨格部68および枠側下盤裏受止部72を備えた一体の形状であって、盤側回転係合部14が枠側回転係合部7に嵌め込まれた後、枠側回転係合部7と盤側回転係合部14との嵌合部分を中心として遊技盤4の左側部の下部が枠側取付構造体3の方向に向けて回転されることによって、盤側滑走係合部145と枠側下盤裏受止部72とが互いに嵌め合わされて遊技盤4の左側部が可動枠2の左側部に枠側取付構造体3と盤側取付構造体5とで取り付けられる。よって、枠側回転係合部7と盤側回転係合部14とが互いに嵌め合わされた状態において、枠側取付構造体3が可動枠2の方向に回転移動しても、枠側下盤裏受止部72と盤側滑走係合部145とが枠側取付構造体3の可動枠2の方向への回転移動と一緒に同じ方向に移動し、枠側下盤裏受止部72と盤側滑走係合部145とが互いに適切に嵌め合わされるので、遊技盤4を遊技機枠1に取り付ける作業を容易に行うことができるという利点がある。
枠側回転支持部71および枠側下骨格部68の枠側縦骨格部65からの突出寸法、具体的には、図2に示す上ヒンジ11の中心と枠側回転支持部71の前端部との間の寸法L3および図5のb図に示す下ヒンジ12の中心と枠側下骨格部68の前端部との間の寸法L2は、枠側取付構造体3が可動枠2の盤収納室18の内部からの可動枠2の前側に横方向に回転された場合に、枠側回転支持部71の前端部および枠側下骨格部68の前端部が可動枠2の盤収納室18の下縁部である盤棚17よりも前側に突出する寸法に設定されているので、盤側回転係合部14と枠側回転係合部7との嵌め合い作業と、盤側滑走係合部145と枠側下盤裏受止部72との嵌め合い作業とが、可動枠2の盤収納室18の盤棚17よりも前側で行えるという利点がある。
図5に示すように、枠側取付構造体3が枠側回転支持部71よりも上部に位置して枠側縦骨格部65に設けられた枠側上骨格部67を備え、可動枠2が前開放受止部139を備え、枠側取付構造体3が可動枠2の盤収納室18の内部からの可動枠2の前側に横方向に回転された場合に、枠側上骨格部67が前開放受止部139に衝突し、それ以上、枠側取付構造体3が可動枠2の前側に横方向に回転しないように停止することによって、枠側取付構造体3が枠側上骨格部67と前開放受止部139との衝突した位置以上可動枠2の前側に横方向に回転しないので、盤側回転係合部14を枠側回転係合部7に容易に嵌め合わせられるとともに、盤側滑走係合部145を枠側下盤裏受止部72に容易に合わせられることができるという利点がある。
図5において、枠側上骨格部67が上規制機構8を備え、可動枠2が上規制逃部120と上規制受止部121とを備え、枠側取付構造体3が可動枠2の前側から盤収納室18の内部に回転された場合に上規制機構8が上規制逃部120に収納され、枠側取付構造体3が盤収納室18の内部からの可動枠2の前側に横方向に回転された場合に上規制機構8が上規制受止部121と前側に離れて向き合うので、枠側取付構造体3が可動枠2の前側に回転された場合、枠側取付構造体3が前開放受止部139と上規制受止部121との間に保持されるので、図1の盤側取付構造体5を枠側取付構造体3に取り付けたり枠側取付構造体3から取り外したりする操作を容易に行うことができるという利点がある。
図3のb図、図4のb図、図5のb図において、枠側取付構造体3が可動枠2の前側に回転された場合、枠側取付構造体3の枠側回転支持部71の前端部および枠側下骨格部68の前端部が可動枠2の盤収納室18および盤棚17よりも前側に突出するので、遊技盤4を取り付ける場合、盤側回転係合部14を枠側回転係合部7に容易に嵌め込むことができ、盤側取付構造体5の下部が枠側取付構造体3の下部に容易に嵌め込むことができるという利点がある。枠側取付構造体3が可動枠2の前側に回転された場合、枠側取付構造体3が前開放受止部139と上規制受止部121との間に保持されるので、盤側取付構造体5を枠側取付構造体3に取り付けたり枠側取付構造体3から取り外したりする操作を容易に行うことができるという利点がある。
枠側取付構造体3の最大開放角度θ1は、45度に限定されるものではなく、図5のb図に示すように、枠側取付構造体3を前側に回転した場合、枠側取付構造体3が前側に開かれた扉23と衝突しないで、遊技盤4を可動枠2の前側から取り付けたり取り外したりする操作が可能な範囲であればよい。その範囲は、例えば、40度から80度の範囲であろう。
遊技機枠と遊技盤とを示す分解斜視図(最良の形態)。 枠側取付構造体を示し、a図は前側からの斜視図、b図は裏側からの斜視図(最良の形態)。 枠側構造躯体の上部と可動枠との取付構造を示し、a図は分解斜視図、b図は組立斜視図(最良の形態)。 枠側構造躯体の下部と可動枠との取付構造を示し、a図は分解斜視図、b図は組立斜視図(最良の形態)。 a図は枠側構造躯体の上部が可動枠の前側に開放された構造の前側からの斜視図、b図はa図のB−B線断面図(最良の形態)。 盤側取付構造体を示し、a図は前側からの斜視図、b図は裏側からの斜視図(最良の形態)。 a図は上規制機構が上規制受止部と前後方向に対向する正面図。b図は上規制機構が上規制受止部から下方に離された正面図(最良の形態)。 枠側回転係合部と盤側回転係合部との嵌合構造の前側からの斜視図(最良の形態)。 遊技盤が盤収納室に取り付けられた左側を示す正面図(最良の形態)。
符号の説明
1 遊技機枠
2 可動枠
3 枠側取付構造体
4 遊技盤
5 盤側取付構造体
6 枠側構造躯体
7 枠側回転係合部
8 上規制機構
11 上ヒンジ
12 下ヒンジ
13 盤側構造躯体
14 盤側回転係合部
18 盤収納室

Claims (5)

  1. 枠側取付構造体が可動枠の左側部に回転可能に取り付けられ、盤側取付構造体が遊技盤の左側部に固定的に設けられ、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部から可動枠の前側に横方向に回転された状態において、遊技盤が取り付けられるパチンコ機の遊技盤取付装置であって、枠側取付構造体が、枠側縦骨格部と、枠側縦骨格部の上部に設けられた枠側回転支持部と、枠側縦骨格部の下部に設けられた枠側下骨格部と、枠側下骨格部に設けられた枠側下盤裏受止部とを備えた一体の形状であり、盤側取付構造体が、遊技盤の左側部の上部に設けられる盤側回転係合部と、遊技盤の左側部における下部の裏面に設けられる盤側滑走係合部とを備え、遊技盤が遊技機枠に取り付けられる場合、盤側回転係合部が枠側回転支持部に嵌め込まれた後、枠側回転支持部と盤側回転係合部との嵌合部分を中心として遊技盤の左側部の下部が枠側取付構造体の方向に向けて回転されることによって、盤側滑走係合部と枠側下盤裏受止部とが互いに嵌め合わされて遊技盤の左側部が遊技機枠の左側部に盤側取付構造体と枠側取付構造体とで取り付けられたことを特徴とするパチンコ機の遊技盤取付装置。
  2. 枠側回転支持部および枠側下骨格部の枠側縦骨格部からの突出寸法が、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に、枠側回転支持部の前端部および枠側下骨格部の前端部が可動枠の盤収納室の下縁部よりも前側に突出する寸法に設定されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の遊技盤取付装置。
  3. 枠側取付構造体が枠側回転支持部よりも上部に位置して枠側縦骨格部に設けられた枠側上骨格部を備え、可動枠が前開放受止部を備え、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に枠側上骨格部が前開放受止部に衝突してそれ以上枠側取付構造体が可動枠の前側に横方向に回転しないように停止することを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の遊技盤取付装置。
  4. 枠側上骨格部と前開放受止部との衝突した場合における枠側取付構造体の最大開放角度が可動枠に前側に左側のヒンジで片開き可能に取り付けられた扉の最大開放角度よりも小さい角度に設定されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の遊技盤取付装置。
  5. 枠側上骨格部が上規制機構を備え、可動枠が上規制逃部と上規制受止部とを備え、枠側取付構造体が可動枠の前側から可動枠の盤収納室の内部に回転された場合に上規制機構が上規制逃部に収納され、枠側取付構造体が可動枠の盤収納室の内部からの可動枠の前側に横方向に回転された場合に上規制機構が上規制受止部と前側に離れて向き合うことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の遊技盤取付装置。
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