JP2919790B2 - 引き戸錠装置 - Google Patents
引き戸錠装置Info
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- JP2919790B2 JP2919790B2 JP25659796A JP25659796A JP2919790B2 JP 2919790 B2 JP2919790 B2 JP 2919790B2 JP 25659796 A JP25659796 A JP 25659796A JP 25659796 A JP25659796 A JP 25659796A JP 2919790 B2 JP2919790 B2 JP 2919790B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はさみ状に開いた
1対の鎌状の鉤部が揺動したり、ガタついたりするのを
防止でき、確実に施錠、解錠しうる引き戸錠装置に関す
る。
1対の鎌状の鉤部が揺動したり、ガタついたりするのを
防止でき、確実に施錠、解錠しうる引き戸錠装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】引き戸dの端部に埋設され該引き戸dの
閉止により施錠する引き戸錠装置aは、従来、図7に略
示するように、引き戸dの端部から適宜の機構により突
出する鎌状の鉤部bを有する錠本体eと、引き戸dの端
部が近離する開口部の縦枠gに取付けられ前記鉤部bを
係止して引き戸dを施錠する受具fとを具える。
閉止により施錠する引き戸錠装置aは、従来、図7に略
示するように、引き戸dの端部から適宜の機構により突
出する鎌状の鉤部bを有する錠本体eと、引き戸dの端
部が近離する開口部の縦枠gに取付けられ前記鉤部bを
係止して引き戸dを施錠する受具fとを具える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、1つの鉤部bのみによる施
錠であるため、ややもすると施錠の確実性が低下すると
ともに、突出した鉤部bが揺動して受具fに係止できな
かったり、逆に係止した鉤部bへの応力集中によりこの
鉤部bを解放できないで解錠不可となったりする場合が
ある。
うな従来のものにあっては、1つの鉤部bのみによる施
錠であるため、ややもすると施錠の確実性が低下すると
ともに、突出した鉤部bが揺動して受具fに係止できな
かったり、逆に係止した鉤部bへの応力集中によりこの
鉤部bを解放できないで解錠不可となったりする場合が
ある。
【0004】本発明は、はさみ状に開閉する1対の鎌状
の鉤部を有する錠本体を具え、しかも該1対の鉤部が突
出する通孔に、はさみ開きした鉤部を挿入する挿入部
を、この通孔の上下辺かつ反対位置に形成したことを基
本として、1対の鉤部によって、確実に施錠、解錠しう
るとともに、前記挿入部により1対の鉤部をはさみ開き
の状態で揺動させることなく保持でき、装置の信頼性を
高めうる引き戸錠装置の提供を目的としている。
の鉤部を有する錠本体を具え、しかも該1対の鉤部が突
出する通孔に、はさみ開きした鉤部を挿入する挿入部
を、この通孔の上下辺かつ反対位置に形成したことを基
本として、1対の鉤部によって、確実に施錠、解錠しう
るとともに、前記挿入部により1対の鉤部をはさみ開き
の状態で揺動させることなく保持でき、装置の信頼性を
高めうる引き戸錠装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の引き戸錠装置は、開口部を開閉する引き戸の
端部に取付けられはさみ状に開閉しかつ開くことにより
鎌部を上下に移動する1対の鎌状の鉤部を有する錠本体
と、引き戸の端部が近離する開口部の縦枠に取付けられ
前記鉤部を係止する受具とからなり、前記錠本体は、前
記鉤部を収容する箱部を具えるとともに操作部の操作に
より前記1対の鉤部を閉じて箱部内に収容しかつ該1対
の鉤部が箱部前端に設ける前板の通孔から突出しかつは
さみ開きすることにより受具に設ける係止金具の受孔で
係止されるとともに、前記通孔は、前記鉤部と略同厚か
つはさみ開きする鉤部を挿入する切欠き状の挿入部を、
該通孔の上下辺かつ該通孔の中心線に対して互いに反対
となる位置に形成したことを特徴としている。
に本発明の引き戸錠装置は、開口部を開閉する引き戸の
端部に取付けられはさみ状に開閉しかつ開くことにより
鎌部を上下に移動する1対の鎌状の鉤部を有する錠本体
と、引き戸の端部が近離する開口部の縦枠に取付けられ
前記鉤部を係止する受具とからなり、前記錠本体は、前
記鉤部を収容する箱部を具えるとともに操作部の操作に
より前記1対の鉤部を閉じて箱部内に収容しかつ該1対
の鉤部が箱部前端に設ける前板の通孔から突出しかつは
さみ開きすることにより受具に設ける係止金具の受孔で
係止されるとともに、前記通孔は、前記鉤部と略同厚か
つはさみ開きする鉤部を挿入する切欠き状の挿入部を、
該通孔の上下辺かつ該通孔の中心線に対して互いに反対
となる位置に形成したことを特徴としている。
【0006】なお前記係止金具を引き戸に向けて位置変
え可能とすることが、1対の鉤部を精度よくかつ確実に
係止金具に係止しうるとともに、施錠された引き戸の端
面と、これに向き合う縦枠の当り面との間の距離を容易
に調整しうる点で望ましい。
え可能とすることが、1対の鉤部を精度よくかつ確実に
係止金具に係止しうるとともに、施錠された引き戸の端
面と、これに向き合う縦枠の当り面との間の距離を容易
に調整しうる点で望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図において本発明の引き戸錠装
置1は、開口部を開閉する引き戸Dの端部に取付けられ
る錠本体2と、引き戸Dの端部が近離する開口部の縦枠
Aに取付けられる受具3とからなる。
図面に基づき説明する。図において本発明の引き戸錠装
置1は、開口部を開閉する引き戸Dの端部に取付けられ
る錠本体2と、引き戸Dの端部が近離する開口部の縦枠
Aに取付けられる受具3とからなる。
【0008】前記錠本体2は、図1、図6に示すよう
に、1対のケース20、20を接合することにより内部
に空間を形成した円筒状の前後(本説明において引き戸
Dの端部側を「前」、その逆を「後」と呼ぶことにす
る)にのびる箱部4を具えるとともに、この箱部4の内
部の空間に、操作部5をなすサムターン21の操作によ
り図1、図3、図4に示すように回動するく字状の作動
具22と、この作動具22の一端に突設したピン状体2
3が上下に摺動自在に嵌入される溝部24を一方の後端
に形成した1対の側板25、25と、この1対の側板2
5、25間に配されかつ前記作動具22の他端に後端が
枢着されるとともに前端に押し片26を設けた連動具2
7と、この連動具27の前記押し片26によって前方に
揺動する略L字形のジョイントスプリング29と、前記
1対の側板25、25間に配されかつ前記ジョイントス
プリング29により前方に押される鎌部材30とを収容
している。
に、1対のケース20、20を接合することにより内部
に空間を形成した円筒状の前後(本説明において引き戸
Dの端部側を「前」、その逆を「後」と呼ぶことにす
る)にのびる箱部4を具えるとともに、この箱部4の内
部の空間に、操作部5をなすサムターン21の操作によ
り図1、図3、図4に示すように回動するく字状の作動
具22と、この作動具22の一端に突設したピン状体2
3が上下に摺動自在に嵌入される溝部24を一方の後端
に形成した1対の側板25、25と、この1対の側板2
5、25間に配されかつ前記作動具22の他端に後端が
枢着されるとともに前端に押し片26を設けた連動具2
7と、この連動具27の前記押し片26によって前方に
揺動する略L字形のジョイントスプリング29と、前記
1対の側板25、25間に配されかつ前記ジョイントス
プリング29により前方に押される鎌部材30とを収容
している。
【0009】前記鎌部材30は、はさみ状に開閉しかつ
開くことにより前端に設けた鎌部6、6を上下に移動さ
せるとともに略中央でピン34によって枢着されて重な
り合う1対の鎌状の鉤部7、7と、この1対の鉤部7、
7の前記ピン34よりも後方の各後端部から前記側板2
5、25に向かって夫々突出するピン31、31を上下
動可能に挿入する挿通部32、32が夫々設けられかつ
前記側板25、25の向き合う面に沿って配されしかも
前記鉤部7、7を枢着する前記ピン34の両端が固定さ
れる1対のプレート35、35とを具える。
開くことにより前端に設けた鎌部6、6を上下に移動さ
せるとともに略中央でピン34によって枢着されて重な
り合う1対の鎌状の鉤部7、7と、この1対の鉤部7、
7の前記ピン34よりも後方の各後端部から前記側板2
5、25に向かって夫々突出するピン31、31を上下
動可能に挿入する挿通部32、32が夫々設けられかつ
前記側板25、25の向き合う面に沿って配されしかも
前記鉤部7、7を枢着する前記ピン34の両端が固定さ
れる1対のプレート35、35とを具える。
【0010】又前記ピン31は、前記側板25に凹設し
た案内溝33に沿って該側板25に対して相対的に摺動
しうるとともに、前記案内溝33を、ピン31が挿入さ
れることによって鉤部7を閉じた状態で保持する第1の
溝部33Aと、この第1の溝部33Aから前方に斜めに
のびる連結溝33Cと、この連結溝33Cから前方にの
びかつピン31が挿入されることによって鉤部7を開い
た状態で保持する第2の溝部33Bとから形成し、かつ
1対の側板25、25で前記第2の溝部33B、33B
を上下に位置を違えることにより、この側板25、25
の後方への移動と共にピン31、31を前記第2の溝部
33B、33Bにより上下に離間させて前記1対の鉤部
7、7の鎌部6、6をはさみ状に開きうる。
た案内溝33に沿って該側板25に対して相対的に摺動
しうるとともに、前記案内溝33を、ピン31が挿入さ
れることによって鉤部7を閉じた状態で保持する第1の
溝部33Aと、この第1の溝部33Aから前方に斜めに
のびる連結溝33Cと、この連結溝33Cから前方にの
びかつピン31が挿入されることによって鉤部7を開い
た状態で保持する第2の溝部33Bとから形成し、かつ
1対の側板25、25で前記第2の溝部33B、33B
を上下に位置を違えることにより、この側板25、25
の後方への移動と共にピン31、31を前記第2の溝部
33B、33Bにより上下に離間させて前記1対の鉤部
7、7の鎌部6、6をはさみ状に開きうる。
【0011】前記受具3は、前記縦枠Aに取付けられる
断面略コ字状の本体部36と、この本体部36に可回転
に取付けられたネジ軸37を介して位置変え可能に設け
られかつ引き戸Dに向く端縁に1対の係止片39、39
を形成した係止金具9とを具える。
断面略コ字状の本体部36と、この本体部36に可回転
に取付けられたネジ軸37を介して位置変え可能に設け
られかつ引き戸Dに向く端縁に1対の係止片39、39
を形成した係止金具9とを具える。
【0012】又前記ピン34を介して前記1対の鉤部
7、7に取付けられた前記1対のプレート35、35
は、その後端部において、前記連動具27に設けた長孔
27aを通るピン状体43により連結されるとともに、
この1対のプレート35、35は、操作部5の操作によ
り前記作動具22を介して図1の状態で後方移動して保
持された連動具27、およびこの連動具27の後方移動
と共に後方に移動する前記ピン状体43によって後方に
位置し、図1に示すように、前記ピン31、31を前記
第1の溝部33Aに挿入させて1対の鉤部7、7を重ね
合って閉じた状態で前記箱部4内に収容させる。
7、7に取付けられた前記1対のプレート35、35
は、その後端部において、前記連動具27に設けた長孔
27aを通るピン状体43により連結されるとともに、
この1対のプレート35、35は、操作部5の操作によ
り前記作動具22を介して図1の状態で後方移動して保
持された連動具27、およびこの連動具27の後方移動
と共に後方に移動する前記ピン状体43によって後方に
位置し、図1に示すように、前記ピン31、31を前記
第1の溝部33Aに挿入させて1対の鉤部7、7を重ね
合って閉じた状態で前記箱部4内に収容させる。
【0013】なお前記1対の側板25、25も、前記溝
部24に嵌入する前記ピン状体23によって後方に位置
するとともに、一方のケース20に設けた隆起部44と
一方の前記側板25後端に突設した突部45との間に架
け渡されるバネ材46によって、前記作動具22は、図
1に示す状態で保持される。
部24に嵌入する前記ピン状体23によって後方に位置
するとともに、一方のケース20に設けた隆起部44と
一方の前記側板25後端に突設した突部45との間に架
け渡されるバネ材46によって、前記作動具22は、図
1に示す状態で保持される。
【0014】又前記操作部5は角軸47を介して前記作
動具22に連動可能に連結されるとともに、引き戸Dの
両面には、操作部5と角軸47とを可回動に支持しかつ
一方に設けた軸体51、51を他方に設けた孔52、5
2に嵌着することにより連結される1対の面化粧板4
9、49が取付けられている。
動具22に連動可能に連結されるとともに、引き戸Dの
両面には、操作部5と角軸47とを可回動に支持しかつ
一方に設けた軸体51、51を他方に設けた孔52、5
2に嵌着することにより連結される1対の面化粧板4
9、49が取付けられている。
【0015】なお他方の前記面化粧板49には、前記角
軸47を固定する角軸固定部54を可回動に設けた支持
杆53が固着される。
軸47を固定する角軸固定部54を可回動に設けた支持
杆53が固着される。
【0016】従って、解錠状態では、1対の鉤部7、7
を引き戸D内にコンパクトに収容しうるとともに、前記
箱部4は円筒形をなすため、引き戸Dへの加工工数を低
減でき、コストダウンを図りうる。
を引き戸D内にコンパクトに収容しうるとともに、前記
箱部4は円筒形をなすため、引き戸Dへの加工工数を低
減でき、コストダウンを図りうる。
【0017】又前記操作部5を操作して、図1に示す状
態から図3、図4に示す状態に前記作動具22と連動具
27とを移動させ、かつ前記押し片26によってジョイ
ントスプリング29を前方に押圧し、該ジョイントスプ
リング29によって前記1対の鉤部7、7をプレート3
5、35と共に前方に移動させることにより、この1対
の鉤部7、7は箱部4前端に設ける前板10の通孔11
から突出するとともに(図3に示す)、前記ピン状体2
3を介した前記側板25、25の後方移動に伴って前記
ピン31、31が案内溝33、33に沿って摺動して前
記第2の溝部33B、33Bに挿入され、これにより該
1対の鉤部7、7をはさみ開きさせる(図4に示す)。
態から図3、図4に示す状態に前記作動具22と連動具
27とを移動させ、かつ前記押し片26によってジョイ
ントスプリング29を前方に押圧し、該ジョイントスプ
リング29によって前記1対の鉤部7、7をプレート3
5、35と共に前方に移動させることにより、この1対
の鉤部7、7は箱部4前端に設ける前板10の通孔11
から突出するとともに(図3に示す)、前記ピン状体2
3を介した前記側板25、25の後方移動に伴って前記
ピン31、31が案内溝33、33に沿って摺動して前
記第2の溝部33B、33Bに挿入され、これにより該
1対の鉤部7、7をはさみ開きさせる(図4に示す)。
【0018】なお図4に示す状態において前記側板2
5、25、連動具27、および作動具22は、前記バネ
材46によって保持されるとともに、前記前板10は、
一方の前記ケース20前端に設けた垂直な前固定片55
にビス等の固着具を用いて固定される。
5、25、連動具27、および作動具22は、前記バネ
材46によって保持されるとともに、前記前板10は、
一方の前記ケース20前端に設けた垂直な前固定片55
にビス等の固着具を用いて固定される。
【0019】このはさみ開きした1対の鉤部7、7の各
鎌部6、6は、前記係止金具9の受孔12を形成する前
記係止片39、39に夫々係止し、引き戸Dを施錠す
る。
鎌部6、6は、前記係止金具9の受孔12を形成する前
記係止片39、39に夫々係止し、引き戸Dを施錠す
る。
【0020】なお前記係止金具9は、前記ネジ軸37の
回動操作により、引き戸Dに向けて位置変えしうるた
め、1対の鉤部7、7の通孔11からの突出長さに合わ
せてこの係止金具9の位置を調整でき、確実に前記鎌部
6、6を係止片39、39に係止させうるとともに、施
錠された引き戸Dの端面とこれに向き合う前記縦枠Aの
当り面との間の距離を調整での、該端面と当り面との間
の小間隙Gに薄いプレート等を挿入して鉤部7、7を閉
じるようにすることも可能となり、万一の解錠不能に対
応できる。
回動操作により、引き戸Dに向けて位置変えしうるた
め、1対の鉤部7、7の通孔11からの突出長さに合わ
せてこの係止金具9の位置を調整でき、確実に前記鎌部
6、6を係止片39、39に係止させうるとともに、施
錠された引き戸Dの端面とこれに向き合う前記縦枠Aの
当り面との間の距離を調整での、該端面と当り面との間
の小間隙Gに薄いプレート等を挿入して鉤部7、7を閉
じるようにすることも可能となり、万一の解錠不能に対
応できる。
【0021】又前記通孔11には、図5に示すように、
前記鉤部7と略同厚かつはさみ開きした1対の鉤部7、
7を夫々挿入する切欠き状の挿入部13、13が、該通
孔11の上下辺かつ前記した図5から明瞭に把握しうる
ように通孔11の中心線に対して互いに反対となる位置
に形成されているため、施錠のためにはさみ開きした1
対の鉤部7、7を個々に拘束でき、その揺動、ガタツキ
を防止し、施錠及び解錠の確実化に役立つ。
前記鉤部7と略同厚かつはさみ開きした1対の鉤部7、
7を夫々挿入する切欠き状の挿入部13、13が、該通
孔11の上下辺かつ前記した図5から明瞭に把握しうる
ように通孔11の中心線に対して互いに反対となる位置
に形成されているため、施錠のためにはさみ開きした1
対の鉤部7、7を個々に拘束でき、その揺動、ガタツキ
を防止し、施錠及び解錠の確実化に役立つ。
【0022】さらに引き戸Dは、1対の鉤部7、7によ
って2点で確実に施錠しうるとともに、図4に示すよう
な鉤部7、7のはさみ開き状態で、引き戸Dを閉じるこ
とにより、前記鎌部6前縁の傾斜面41が前記係止金具
9に衝突して一旦、1対の鉤部7、7を閉じさせて、然
る後、自動的に係止片39、39に鎌部6、6を係止さ
せることも出来る。
って2点で確実に施錠しうるとともに、図4に示すよう
な鉤部7、7のはさみ開き状態で、引き戸Dを閉じるこ
とにより、前記鎌部6前縁の傾斜面41が前記係止金具
9に衝突して一旦、1対の鉤部7、7を閉じさせて、然
る後、自動的に係止片39、39に鎌部6、6を係止さ
せることも出来る。
【0023】
【発明の効果】叙上の如く本発明の引き戸錠装置は、は
さみ状に開閉する1対の鎌状の鉤部を有しかつこの1対
の鉤部を閉じて収容する箱部を具える錠本体と、箱部前
端に設ける前板の通孔から突出しかつはさみ開きした1
対の鉤部を係止する係止金具を有する受具とからなるた
め、引き戸の施錠を1対の鉤部により2点で確実に行い
うるとともに、解錠状態ではこの1対の鉤部を箱部内、
すなわち引き戸内にコンパクトに収容しうる。
さみ状に開閉する1対の鎌状の鉤部を有しかつこの1対
の鉤部を閉じて収容する箱部を具える錠本体と、箱部前
端に設ける前板の通孔から突出しかつはさみ開きした1
対の鉤部を係止する係止金具を有する受具とからなるた
め、引き戸の施錠を1対の鉤部により2点で確実に行い
うるとともに、解錠状態ではこの1対の鉤部を箱部内、
すなわち引き戸内にコンパクトに収容しうる。
【0024】又前記通孔の上下辺かつ該通孔の中心線に
対して反対となる位置に、前記鉤部と略同厚かつはさみ
開きする鉤部を挿入する切欠き状の挿入部を形成してい
るため、はさみ開きした1対の鉤部が夫々前記挿入部に
挿入されることにより、その揺動、ガタツキを防止で
き、確実に前記係止金具に係止させうるとともに、該係
止の解除を円滑化しうる。
対して反対となる位置に、前記鉤部と略同厚かつはさみ
開きする鉤部を挿入する切欠き状の挿入部を形成してい
るため、はさみ開きした1対の鉤部が夫々前記挿入部に
挿入されることにより、その揺動、ガタツキを防止で
き、確実に前記係止金具に係止させうるとともに、該係
止の解除を円滑化しうる。
【0025】さらに請求項2の発明において、前記係止
金具を、引き戸に向けて位置変え可能としたときには、
前記通孔から突出した1対の鉤部の突出長さに合わせて
係止金具の位置を調整でき、この1対の鉤部を精度よく
かつ確実に係止金具に係止させうるとともに、施錠され
た引き戸の端面とこれに向き合う縦枠の当り面との間の
距離を調整でき、該端面と当り面との間に小間隙を形成
することが可能となり、万一の解錠不能に際して該小間
隙に薄いプレート等を挿入して鉤部を閉じ、強制的に解
錠させることも可能となる。
金具を、引き戸に向けて位置変え可能としたときには、
前記通孔から突出した1対の鉤部の突出長さに合わせて
係止金具の位置を調整でき、この1対の鉤部を精度よく
かつ確実に係止金具に係止させうるとともに、施錠され
た引き戸の端面とこれに向き合う縦枠の当り面との間の
距離を調整でき、該端面と当り面との間に小間隙を形成
することが可能となり、万一の解錠不能に際して該小間
隙に薄いプレート等を挿入して鉤部を閉じ、強制的に解
錠させることも可能となる。
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】その錠本体の横断面図である。
【図3】その作用を説明するための縦断面図である。
【図4】その作用を説明するための縦断面図である。
【図5】通孔を例示する前板の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図7】従来の技術を説明するための部分断面図であ
る。
る。
2 錠本体 3 受具 4 箱部 5 操作部 6 鎌部 7 鉤部 9 係止金具 10 前板 11 通孔 12 受孔 13 挿入部 A 縦枠 D 引き戸
Claims (2)
- 【請求項1】開口部を開閉する引き戸の端部に取付けら
れはさみ状に開閉しかつ開くことにより鎌部を上下に移
動する1対の鎌状の鉤部を有する錠本体と、引き戸の端
部が近離する開口部の縦枠に取付けられ前記鉤部を係止
する受具とからなり、 前記錠本体は、前記鉤部を収容する箱部を具えるととも
に操作部の操作により前記1対の鉤部を閉じて箱部内に
収容しかつ該1対の鉤部が箱部前端に設ける前板の通孔
から突出しかつはさみ開きすることにより受具に設ける
係止金具の受孔で係止されるとともに、 前記通孔は、前記鉤部と略同厚かつはさみ開きする鉤部
を挿入する切欠き状の挿入部を、該通孔の上下辺かつ該
通孔の中心線に対して互いに反対となる位置に形成した
ことを特徴とする引き戸錠装置。 - 【請求項2】前記係止金具は、引き戸に向けて位置変え
可能であることを特徴とする請求項1記載の引き戸錠装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25659796A JP2919790B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 引き戸錠装置 |
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1996
- 1996-09-27 JP JP25659796A patent/JP2919790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10102853A (ja) | 1998-04-21 |
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