JP3773806B2 - コンソールボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両前後方向にスライド可能な蓋体を備えたコンソールボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平8−113086号公報は、ベースと、ベースに対して車両前後方向に可動でありアームレストとして使用可能な蓋体と、からなるコンソールボックスを開示している。
特開平8ー113086号公報では、蓋体前端に設けられたロック解除レバーを指で引っ掛けてロック解除し、ロックを解除したまま蓋体を車両前方に腕で押し出すことにより、蓋体をベースに対して車両前方にスライドさせる。蓋体をスライドさせた位置で、蓋体のベースに対する車両前後方向位置を固定したまま、蓋体だけをベースに対して回動させて蓋体を開閉する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のコンソールボックスには、つぎの▲1▼、▲2▼の問題がある。
▲1▼蓋体のスライドを人の腕の力で行うため、スライドにおいて蓋体が重い。
▲2▼蓋体をベースに対して移動させた状態で蓋体を開けようとすると、蓋体の前端が大きな半径の回動軌跡(図3のA)を描くため、蓋体開閉の操作性が悪い。
本発明の目的は、蓋体のスライドの操作力が軽くて済むコンソールボックスを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、上記の目的とともに、蓋体の開閉の操作性のよいコンソールボックスを提供することにある。
【0004】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両に回動可能に取付けられるベースと、
前記ベースに対してスライド可能な蓋体と、
前記蓋体を前記ベースに対して常時車両前方に付勢する付勢装置と、
前記蓋体を前記ベースにロックするロック装置と、
前記蓋体に設けられたロック解除装置と、
を備えているコンソールボックスであって
前記ロック装置は、前記蓋体に配置され車両左右方向に直線動可能なロックピンと、前記ベースに設けられたロックピン係合穴と、からなり、
前記ロック解除装置は、前記蓋体の車両前端部またはその近傍に設けられ車両左右方向に延びる回動軸芯まわりに回動可能なロック解除レバーと、前記蓋体に対して車両前後方向に直線動可能であり前記ロック解除レバーによって押されて車両後方に移動し前記ロックピンを前記ロックピン係合穴から抜ける方向に移動させるキャッチと、該キャッチを前記ロック解除レバーにより押される前の状態に戻る方向に付勢するキャッチ付勢スプリングと、からなる、
コンソールボックス。
(2) 前記蓋体は前記ベースの後端側で車両に上下方向に回動可能に取付けられている(1)記載のコンソールボックス。
(3) 前記蓋体を開く際にスライドと回動とを同時に行うことが可能である(1)記載のコンソールボックス。
(4) 車両と前記ベースのいずれか一方に前記蓋体の閉時に前記ベースを車両に吸着固定する磁石が設けられている(1)記載のコンソールボックス。
(5) 前記付勢装置はボビンと該ボビンに巻つけ・巻ほどしが可能なシート状のバネとからなる(1)記載のコンソールボックス
【0005】
上記(1)〜()のコンソールボックスでは、付勢装置が備えられているので、蓋体をベースに対してスライドさせる時に、付勢装置が備えられていない場合に比べて蓋体を軽い力でスライドさせることができる。
上記(3)のコンソールボックスでは、上記の作用とともに、蓋体を開く際にスライドと回動とを同時に行うことができるので、蓋体をベースに対して移動させた状態で蓋体を開けようとする時、蓋体前端の回動軌跡(図3のB)が楕円形となり、従来に比べて蓋体の開閉操作性がよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明実施例のコンソールボックス1は、図1、図2に示すように、車両の内装部材60に回動可能に取付けられるベース10と、ベース10に対してスライド可能な蓋体20と、蓋体20をベース10に対して常時車両前方に付勢する付勢装置30と、蓋体20をベース10にロックするロック装置40と、蓋体20に設けられたロック解除装置50とを、有する。
【0007】
ベース10は、車両の内装部材60に回動可能に支持されるアーム11と、アーム11に固定して取り付けられるベース本体12と、からなる。
車両の内装部材60とベース10の前端のいずれか一方に、蓋体20の閉時にベース10を車両に吸着固定する磁石が設けられており、車両の内装部材60とベース10の前端の他方に、蓋体20の閉時にベース10が車両に吸着固定される鉄板が設けられている。以下、本発明実施例および図示例では、ベース10の前端に、蓋体20の閉時にベース10が車両に吸着固定される鉄板10aが設けられている場合を示す。ただし、ベース10の前端に蓋体20の閉時にベース10を車両に吸着固定する磁石が設けられていてもよい。
車両の内装部材60は、図示略の収容部を有する。蓋体20をベース10に対して回動させて開けたとき、収容部に小物等を収納したり、収容部内に収容した小物等を収容部から取り出すことができる。
アーム11は、たとえば金属製または硬質樹脂製である。アーム11は、アーム11の後端11aで内装部材60に回動可能に連結されており、アーム11の前端11bでベース本体12に固定されている。アーム11の後端11aは、内装部材60の収容部より車両後方にある。アーム11の回動軸芯Pは、車両左右方向に延び、したがって蓋体20は軸芯Pを中心として上下方向に回動する。
【0008】
ベース本体12は、金属製または樹脂製である。ベース本体12は、アーム11の前端11bに固定して取り付けられている。
ベース本体12は、平板またはほぼ平板からなる平板部12aと、平板部12aの車両左右方向両端またはその近傍から後述の蓋体アウター21側に立ち上がる側壁12bと、ボビン保持部12cと、ガイド12dとを、有する。
側壁12bは、車両前後方向に延びている。
ボビン保持部12cは、付勢装置30のボビン31を回動可能に保持する。
【0009】
ガイド12dは、側壁12bから車両左右方向外方に突出して形成されている。ガイド12dは車両前後方向に延びている。ガイド12dは、後述のガイドレール23を車両前後方向に可動に保持する。ガイド12dには、サポート12eが設けられている。サポート12eは板ばねからなる。サポート12eは、1個のガイド12bに少なくとも1個設けられている(図示例では1個のガイド12bに2個設けられている場合を示している)。サポート12eが設けられているので、ガイド12dに対してガイドレール23ががたつくことを防止できる。また、サポート12eが設けられているので、サポート12eのバネ定数を調節することにより、ガイド12dとガイドレール23との摺動荷重を調節することができる。
【0010】
蓋体20は、車両の内装部材60の収容部の蓋である。蓋体20は、ベース10のベース本体12に車両前後方向にスライド可能に保持されている。蓋体20は、アームレストとして使用してもよい。蓋体20は、蓋体アウター21と、蓋体インナー22と、ガイドレール23とを、有する。ただし、蓋体20は、蓋体インナー22を有していなくてもよい(本発明実施例および図示例では、蓋体20が蓋体インナー22を有する場合を示している)。
【0011】
蓋体アウター21は、たとえば樹脂製である。蓋体アウター21の表面(外面)には、クッション材21aが取り付けられている。蓋体アウター21にクッション材21aが取り付けられているので、蓋体20をアームレストとして使用した場合に、腕を痛めることはない。クッション材21aの表面(外面)には、表皮21bが取り付けられている。クッション材21aの外面に表皮21bが取り付けられているので、蓋体20の見栄えがよい。
蓋体アウター21は、ロック解除装置50のロック解除レバー51を保持するレバー保持部21cを有する。
レバー保持部21cは、蓋体アウター21の裏面の車両前端部またはその近傍に形成されている。 レバー保持部21cは、ロック解除レバー51を回動可能に保持する。
【0012】
蓋体インナー22は、たとえば樹脂製である。蓋体インナー22は、蓋体アウター21の裏面に取り付けられる。蓋体インナー22は、蓋体20をベース10に対して回動して開けた時に(蓋体20が開位置にある時に)、蓋体20の裏側から蓋体20の内部が見えることを防ぐ。
ガイドレール23は、金属製または硬質樹脂製である。ガイドレール23は、蓋体アウター21の車両左右方向の各側壁の内側面に固定して取り付けられている。ガイドレール23は、車両前後方向に延びている。ガイドレール23は、ベース本体12のガイド12dに、車両前後方向にスライド可能に保持されている。
【0013】
付勢装置30は、蓋体20をベース10に対して車両前方に常時付勢する。付勢装置30は、ボビン31と、ボビン31に巻つけ・巻ほどしが可能なシート状でかつ帯状のバネ32と、からなる。
ボビン31は、ベース本体12のボビン保持部12cに回動可能に支持されている。ボビン31の回動軸芯は、車両左右方向に延びている。
バネ32は、ボビン31に巻き付けられている。バネ32の先端部32aは、蓋体アウター21または蓋体インナー22に引っかけられる(以下、バネ32の先端部32aが引っ掛けられる部位を先端部引っ掛け部33といい、図示例では、先端部引っ掛け部33は蓋体インナー22に設けられている)。バネ32は、常時、ボビン31に巻きつく方向、すなわちボビン31と先端部引っ掛け部33との距離を小とする方向に蓋体20を付勢している。
【0014】
先端部引っ掛け部33は、蓋体アウター21または蓋体インナー22の車両後端またはその近傍に形成される。
付勢装置30は、バネ32をボビン31に巻き付けたものに限定されず、捩じりバネ、コイルスプリング、あるいは、モーター等の電気的手段を用いたものでもよい。
【0015】
ロック装置40は、ロックがかかった時に、蓋体20をベース10に対し車両前後方向に移動不能にし、ロックが外れた時に移動可能にする。
ロック装置40は、ロックピン41と、ロックピン41が係合可能なロックピン係合穴42と、からなる。
【0016】
ロックピン41は、たとえば金属製または硬質樹脂製である。ロックピン41は、2本設けられている(ただし、1本以上であればよい)。2本のロックピン41は、蓋体20の車両左右方向中央で車両前後方向に延びる中心線に対して左右対称に配置されている。ロックピン41は、車両左右方向に延びている。ロックピン41は、蓋体アウター21の裏面とロックピンカバー(図1の43)とで挟みこまれて支持されている。ロックピン41が蓋体20の車両左右方向中央側から蓋体20の車両左右方向外側に移動したとき、ロックピン41の車両左右方向外側端41aが、ロックピン係合穴42に入り込む。ロックピン41がロックピン係合穴42に入り込んでいるとき、蓋体20はスライドベース13に対して車両前後方向に移動できず、ロックされる。
【0017】
ロックピン41は、蓋体20の車両左右方向中央側から蓋体20の車両左右方向外側に向って(ロックピン41がロックピン係合穴42に係合する方向に)、ロックピン付勢スプリング44により付勢されている。
ロックピン付勢スプリング44は、たとえばコイルスプリングからなる。ロックピン付勢スプリング44は、2本のロックピン41の間に圧縮された状態で配置されている。
ロックピン係合穴42は、ベース本体12の側壁12bに形成されている。ロックピン係合穴42は、側壁12bを車両左右方向に貫通している。ロックピン係合穴42は、車両前後方向に間隔を隔てて複数形成されている。
【0018】
ロック解除装置50は、ロック装置40によるロック(蓋体20がベース10に対して車両前後方向に移動できない状態)を解除する装置である。ロック解除装置50は、ロック解除レバー51と、キャッチ52と、キャッチ付勢スプリング53と、からなる。
ロック解除レバー51は、蓋体アウター21の車両前端部またはその近傍(蓋体アウター21の表側から手が届く場所)に設けられている。ロック解除レバー51は、蓋体アウター21のレバー保持部21eに回動可能に保持されている。ロック解除レバー51の回動軸芯は、車両左右方向に延びている。ロック解除レバー51を指で引っかけることにより、ロック解除レバー51は、蓋体アウター21に対して回動する。ロック解除レバー51には、キャッチ52を車両後方に押す押し部51aが形成されている。
【0019】
キャッチ52は、蓋体アウター21の裏面と蓋体インナー22との間に配置されて(挟まれて)いる。キャッチ52は、蓋体20に対して車両前後方向に移動可能である。キャッチ52が蓋体20に対して車両前後方向に移動するとき、キャッチ52は、蓋体アウター21と蓋体インナー22の少なくとも一方と摺動する。
キャッチ52は、車両前後方向に延びる通常部52aと、通常部52aと一体に形成され通常部52の車両後方側にある二股部52bと、からなる。キャッチ52は、車両左右方向に対称形状となっている。
【0020】
通常部52aの前端は、蓋体アウター21の車両前端近傍にあり、通常部52aの車両後端は、蓋体アウター21の車両前後方向中央またはその近傍にある。通常部52aの前端は、ロック解除レバー51の押し部51aに、常時、接触している。ただし、通常部52aの前端は、ロック解除レバー51の押し部51aと回動可能に連結されていてもよい。
【0021】
二股部52bは、通常部52aの後端から蓋体20の車両左右方向外側に向って延びる第1の延び部52cと、第1の延び部52cの延び方向先端から車両後方に折れ曲がり車両後方に延びる第2の延び部52dと、からなる。第2の延び部52dの車両左右方向中央側面は、車両後方にいくにつれて車両左右方向外側に傾斜する傾斜面52eとなっている。傾斜面52eは、第2の延び部52dの車両前後方向全体に形成されていてもよく、第2の延び部52dの車両前後方向の一部に形成されていてもよい。第2の延び部52dの車両左右方向内側面には、ロック装置40のロックピン41が摺動可能に引っかけられる。キャッチ52が車両後方に移動することにより、ロックピン41が傾斜面52e上を摺動し(のぼり)、ロックピン41がロックピン付勢スプリング44の付勢力に抗して蓋体20の車両左右方向中央側に移動する。キャッチ52が車両前方に移動すると、ロックピン41がロックピン付勢スプリング44の付勢力により傾斜面52e上を摺動し(すべりおり)、ロックピン41が蓋体20の車両左右方向外側に移動する。
【0022】
キャッチ付勢スプリング53は、キャッチ52を、常時、車両前方に付勢している。キャッチ52がキャッチ付勢スプリング53により車両前方に付勢されると、キャッチ52と接触(または連結)するロック解除レバー51が、指を引っ掛ける前の状態に戻る方向に付勢される。
【0023】
本発明実施例の作用を説明する。
▲1▼ まず、蓋体20の開状態での車両前後方向の位置調整を説明する。
ロック解除レバー51を指で引っ掛けてないとき、キャッチ52は、ロック解除レバー51により押されておらず、キャッチ付勢スプリング53の付勢力により車両前側にある。キャッチ52が車両前側にあるので、ロックピン41がキャッチ52の傾斜面52e上をのぼっていない。ロックピン41の車両左右方向外側端41aは、ロックピン係合穴42に係合している。ロックピン41がロックピン係合穴42に係合しているので、蓋体アウター21はベース10に対して車両前後方向に移動できない。
【0024】
ロック解除レバー51を指で引っ掛けると、ロック解除レバー51の押し部51aがキャッチ52をキャッチ付勢スプリング53の付勢力に抗して車両後方に押し込む。キャッチ52が車両後方に移動すると、ロックピン41がキャッチ52の傾斜面52e上を摺動し(のぼり)、ロックピン41が蓋体20の車両左右方向中央側に移動する。ロックピン41が蓋体20の車両左右方向中央側に移動するので、ロックピン41がロックピン係合穴42から抜け、ロックが解除される。ロックが解除されたとき、蓋体20をベース10に対して車両前後方向にスライドさせることができる。このとき、付勢装置30が備えられているので、蓋体20をベース10に対して車両前方にスライドさせる時に、付勢装置30が備えられていない場合に比べて蓋体20を軽い力で車両前方にスライドさせることができる。
【0025】
蓋体20をベース10に対して車両前方に所望の位置に移動させた後、ロック解除レバー51に引っ掛けていた指をロック解除レバー51から外す。ロック解除レバー51から指を外すと、キャッチ52がキャッチ付勢スプリング53の付勢力により蓋体20に対して車両前方に移動する。キャッチ52が車両前方に移動すると、ロック解除レバー51は、指で引っ掛ける前の状態に戻る方向にキャッチ52により押し戻される。また、キャッチ52が車両前方に移動すると、ロックピン41がロックピン付勢スプリング44の付勢力でキャッチ52の斜面52e上を摺動しながら蓋体20の車両左右方向中央から車両左右方向外側に移動する。ロックピン41が蓋体20の車両左右方向外方に移動すると、蓋体20がベース10に対して車両前方に移動する前に係合していたロックピン係合穴42とは別の(車両前後方向位置で異なる)ロックピン係合穴42に係合する。ロックピン41がロックピン係合穴42に係合することにより、蓋体20はベース10に対して車両前後方向に移動不能となる。
【0026】
▲2▼ つぎに、蓋体20とベース10の開閉について説明する。
▲2▼−1 蓋体20が閉位置にある時、ベース10は、ベース10の鉄板10aと車両の磁石により車両に吸着されている。そのため、蓋体20閉時に、蓋体20とベース10が車両に対して上下にばたつくことはない。
▲2▼−2 蓋体20を開く際に、ロック解除レバー51に指を引っ掛けてスライドと回動とを同時に行うことができるので、蓋体20をベース10に対して車両前方に移動させた状態で蓋体20を開けようとする時、蓋体20をベース10に対して車両後方にスライドさせながら蓋体20を回動させると、蓋体20前端の回動軌跡(図3のB)が楕円形となり、従来(図3のA)に比べて蓋体20の開閉操作性がよい。
また、蓋体20の開動をスライドを伴う回動としたのにもかかわらず、蓋体20の開動操作時に、蓋体20の荷重を付勢装置30とベース10を介して回動支点(軸芯P)で支えることができ、人の腕で蓋体20の荷重を支える必要がない。そのため、蓋体20の開閉が楽であり、開閉操作が容易になる。
さらに、また、a)アーム11は内装部材60の収容部の車両後方で内装部材60に連結されていること、b)アーム11の前端11bはベース本体12に取り付けられていること、c)蓋体20はベース本体12に対して車両前後方向に移動すること、により、蓋体20をベース本体12に対して車両前方にスライドさせた場合でも、蓋体20が開位置にあるときには、内装部材60の収容部の開口を全開にすることができる。
【0027】
【発明の効果】
請求項1〜請求項のいずれかに記載のコンソールボックスによれば、付勢装置が備えられているので、蓋体をベースに対してスライドさせる時に、付勢装置が備えられていない場合に比べて蓋体を軽い力でスライドさせることができる。
請求項3記載のコンソールボックスによれば、上記の効果とともに、蓋体を開く際にスライドと回動とを同時に行うことができるので、蓋体をベースに対して移動させた状態で蓋体を開けようとする時、蓋体前端の回動軌跡(図3のB)が楕円形となり、従来に比べて蓋体の開閉操作性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のコンソールボックスの分解斜視図である。
【図2】本発明実施例のコンソールボックスの断面図である。
【図3】本発明実施例のコンソールボックスの概略側面図である。
【符号の説明】
1 コンソールボックス
10 ベース
10a 鉄板
20 蓋体
30 付勢装置
31 ボビン
32 シート状のバネ
40 ロック装置
41 ロックピン
42 ロックピン係合穴
50 ロック解除装置
51 ロック解除レバー
P 回動軸芯

Claims (5)

  1. 車両に回動可能に取付けられるベースと、
    前記ベースに対してスライド可能な蓋体と、
    前記蓋体を前記ベースに対して常時車両前方に付勢する付勢装置と、
    前記蓋体を前記ベースにロックするロック装置と、
    前記蓋体に設けられたロック解除装置と、
    を備えているコンソールボックスであって
    前記ロック装置は、前記蓋体に配置され車両左右方向に直線動可能なロックピンと、前記ベースに設けられたロックピン係合穴と、からなり、
    前記ロック解除装置は、前記蓋体の前端部またはその近傍に設けられ該蓋体に対して車両左右方向に延びる回動軸芯まわりに回動可能なロック解除レバーと、前記蓋体に対して車両前後方向に直線動可能であり前記ロック解除レバーによって押されて車両後方に移動し前記ロックピンを前記ロックピン係合穴から抜ける方向に移動させるキャッチと、該キャッチを車両前方に付勢するキャッチ付勢スプリングと、からなる、
    コンソールボックス。
  2. 前記蓋体は前記ベースの後端側で車両に上下方向に回動可能に取付けられている請求項1記載のコンソールボックス。
  3. 前記蓋体を開く際にスライドと回動とを同時に行うことが可能である請求項1記載のコンソールボックス。
  4. 車両と前記ベースのいずれか一方に前記蓋体の閉時に前記ベースを車両に吸着固定する磁石が設けられている請求項1記載のコンソールボックス。
  5. 前記付勢装置はボビンと該ボビンに巻つけ・巻ほどしが可能なシート状のバネとからなる請求項1記載のコンソールボックス
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