JP3558962B2 - パチンコ機における球受皿の球抜き装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設し、該皿部の底壁の下面に設けたシャッター板を摺動させることにより、球抜き孔を開放して球抜きするようにしたパチンコ機における球受皿の球抜き装置に関し、特に皿部に貯留されるパチンコ球を利用して球抜き孔を開放する位置にシャッター板を停止保持することができるようにしたパチンコ機における球受皿の球抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設すると共に、該底壁の下面に球抜き孔を開閉するシャッター板を摺動自在に設け、該シャッター板を常には球抜き孔を閉じる閉鎖位置に付勢すると共に、ストッパー手段により球抜き孔を開放する球抜き位置にシャッター板を係止保持し得るようにしたパチンコ機における球受皿の球抜き装置は知られている(例えば実開平5−9583号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の球受皿の球抜き装置にあっては、多くの可動部品を必要として構造が複雑であり、かつ、組立てに手間が掛かってどうしてもコスト高になる上、可動部品が壊れるとストッパー手段を解除することができなくなったりするという問題点があった。
【0004】
また、皿部にパチンコ球が無くて球抜きする必要がない状態でも、シャッター板を摺動させるとストッパー手段によってシャッター板が球抜き位置で停止保持されてしまうことになるため、いたずらや嫌がらせによって多くのパチンコ機の球受皿が球抜き状態に置かれたままになってしまうという問題点も併せ有していた。
【0005】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、従来の球抜き装置を大幅に変更することなく簡単な構造で確実にシャッター板を球抜き位置に停止保持させることができると共に、球抜き操作が容易にでき、しかも遊技者によるいたずらや嫌がらせによって球抜き状態に放置されることがないようなパチンコ機における球受皿の球抜き装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設すると共に、底壁の下面には球抜き孔を閉じる方向にスプリングで付勢したシャッター板を設け、球抜き孔を解放する位置に前記シャッター板を摺動させることにより皿部のパチンコ球を球抜きするようにしたパチンコ機において、前記皿部の底壁に溝孔を設け、該溝孔は、スプリングの付勢に抗して球抜き孔を全開する第1位置までシャッター板を摺動させたとき、皿部内のパチンコ球が落入し得るようになっており、シャッター板から手を離すことでスプリングの付勢によりシャッター板が球抜き孔をほぼ全開する第2位置まで復動したとき、前記溝孔に落入したパチンコ球によってシャッター板を停止保持させるようにしたことを特徴としている。
【0007】
このように構成された球受皿の球抜き装置は、皿部内のパチンコ球を球抜きする際にシャッター板を手加減することなく球抜き孔を全開する第1位置まで摺動させた状態で手を離しても、溝孔に落入するパチンコ球によって球抜き孔をほぼ全開する第2位置に確実にシャッター板を停止保持することが可能となる。このため、シャッター板を意識しながら球抜き孔を開放する位置に摺動させる必要がなく、球抜き操作が容易となる。また、溝孔に落入するパチンコ球によって球抜き孔が開放された球抜き状態であることを遊技者に容易に認識させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。図1はパチンコ機の正面図、図2は下部の球受皿の斜視図、図3はその分解斜視図である。図において、1はパチンコ機本体、2はその前面枠、3は前面枠2の後部に位置する遊技盤、4は遊技盤3の上方部分を覆うガラス枠、5は遊技盤3の下方部分を覆う前面板で、その前面に上部球受皿6が取付けられ、また上部球受皿6の下方であって前面枠2の前面に下部球受皿7が装着されている。
【0009】
前記下部球受皿7は図2および図3に示すように皿部8と該皿部8上に被着させるカバー部材9とに二分割して形成されている。そして、皿部8の底壁10のほぼ中央位置に球抜き孔11を開設すると共に、該球抜き孔11と連通状に溝孔12を開設する。13は前記皿部8の底壁10の球抜き孔11を開閉するシャッター板であり、該シャッター板13は皿部8の底壁10下面と該底壁10下面にビス着される支持枠14との間に摺動自在に装着されており、支持枠14に内装したスプリング15の弾性により常時球抜き孔11を閉じる方向に付勢されている。なお、前記溝孔12はパチンコ球が1個落下可能な溝幅に選ばれると共に、シャッター板13の復動方向に所定の角度で傾斜状に設けられている。また、支持枠14には球抜き孔11と相対する位置にほぼ同じ大きさの円形孔22が開設されている。
【0010】
前記シャッター板13の前面縁には皿部8の外方に突出する操作部16が突設されており、該操作部16を手で操作することによってシャッター板13を摺動し得るようにしている。また、シャッター板13の後側縁には球抜き孔11を閉じた状態のとき溝孔12を閉塞する受片部17を一体に設けている。
【0011】
一方、前記シャッター板13の受片部17には、球抜き孔11を全開する第1位置(図5参照)で溝孔12に合致して皿部8のパチンコ球が1個落入する第1凹窪部18と、該第1凹窪部18と連通し、かつ球抜き孔11をほぼ全開する第2位置(図6参照)で溝孔12に合致して第1凹窪部18のパチンコ球を落入させる第2凹窪部19と、シャッター板13を第2位置から第1位置に摺動させることにより第2凹窪部19のパチンコ球を球抜き孔11に送り出す凹溝部20(図7参照)とを設けている。
【0012】
前記第1凹窪部18と第2凹窪部19とは図8に示すように低い堰止め部21を介して連通されている。また第2凹窪部19は図8(b)に示すように落入したパチンコ球の少なくとも半径より上部分が溝孔12に当接するようにその深さが選ばれる。さらに、凹溝部20は受片部17の側端で開口し、かつ溝孔12と交差状に形成されると共に、その底面は開口に向けて緩やかな上り傾斜状に形成されている。
【0013】
次に、本実施の形態の作用を図4ないし図8を参照して説明する。通常、シャッター板13はスプリング15の付勢により図4および図8(a)に示すように球抜き孔11を閉塞する位置に置かれている。なお、溝孔12はシャッター板13の受片部17によって閉塞されることになる。この状態で操作部16に指を掛けてシャッター板13を図5および図8(b)に示すように球抜き孔11を全開する第1位置へ摺動させると溝孔12と第1凹窪部18とが合致して皿部8に貯留されているパチンコ球のうちの1個が第1凹窪部18に自然に落入する。なお、シャッター板13を第1位置に摺動させる際に、皿部8に貯留されているパチンコ球の1個が第2凹窪部19に落入することになるが、該パチンコ球は凹溝部20から球抜き孔11に送り出されてそのまま下方へ落下させられる。
【0014】
そして、シャッター板13を第1位置に摺動させた後、操作部16から手を放すとシャッター板13はスプリング15の付勢で球抜き孔11を閉じる方向に復動し、これによって第1凹窪部18に落入しているパチンコ球Bは図8(b)鎖線のように堰止め部21を乗り越えながら第2凹窪部19に落入する(図6参照)。そして、第2凹窪部19に落入したパチンコ球Bはシャッター板13の復動動作により図8に示すようにその半径より上部分が溝孔12の一方の側縁12aに当接した状態となる。従って、操作部16から手を離してもシャッター板13は球抜き孔11をほぼ全開する第2位置に停止保持されることになり、皿部8のパチンコ球は球抜き孔11から円形孔22に落下して球抜きすることができる。
【0015】
このように、本実施の形態によれば、球抜き孔11を全開する第1位置にシャッター板13を摺動させることによって皿部8のパチンコ球Bがシャッター板13に形成された第1凹窪部18に落入し、この状態でシャッター板13から手を離すことによって第1凹窪部18に落入したパチンコ球Bがシャッター板の復動動作に伴い直ちに第2凹窪部19に落入し、さらに第2凹窪部19に落入したパチンコ球Bが皿部8の溝孔12に当接して球抜き孔11をほぼ全開する第2位置にシャッター板13を停止させるものであるから、例えばシャッター板13を手加減することなく球抜き孔11を全開する第1位置まで摺動させた状態で手を離しても、溝孔12に落入するパチンコ球によって球抜き孔11をほぼ全開する第2位置に確実にシャッター板13を停止保持することができるため、シャッター板13を意識しながら球抜き孔11を開放する位置に摺動させる必要がなくなって球抜き操作を容易に行うことができる。
【0016】
なお、シャッター板13を元に戻すには、操作部16に指を掛けてシャッター板13を図7に示すように球抜き孔11を全開する第1位置に摺動させる。これによって、第2凹窪部19に落入しているパチンコ球Bが第2凹窪部19と一緒に移動して図8(d)に示すように溝孔12の他方の側縁12bに当接し、次いで該溝孔12の側縁12bの傾斜により凹溝部20に導かれて前方へ押し出されつつ球抜き孔11に落入する(図7参照)。従って、操作部16から手を離すとスプリング15の付勢によりシャッター板13が復動して球抜き孔11を閉じることになる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明における球受皿の球抜き装置は、皿部の底壁に溝孔を設け、該溝孔は、スプリングの付勢に抗して球抜き孔を全開する第1位置までシャッター板を摺動させたとき、皿部内のパチンコ球が落入し得るようになっており、シャッター板から手を離すことでスプリングの付勢によりシャッター板が球抜き孔をほぼ全開する第2位置まで復動したとき、前記溝孔に落入したパチンコ球によってシャッター板を停止保持させるようにしたものであるから、皿部内のパチンコ球を球抜きする際にシャッター板を手加減することなく球抜き孔を全開する第1位置まで摺動させた状態で手を離しても、溝孔に落入するパチンコ球によって球抜き孔をほぼ全開する第2位置に確実にシャッター板を停止保持することができるため、シャッター板を意識しながら球抜き孔を開放する位置に摺動させる必要がなくなり球抜き操作を容易に行うことができる。
【0018】
また、皿部にパチンコ球がない状態ではシャッター板を球抜き位置に停止させることができず、従っていたずらや嫌がらせによって球抜き状態に放置されるような事態を防止することができると共に、皿部のパチンコ球がすべて球抜きされても、その皿部に遊技者から見えるようにパチンコ球が1個残るため、遊技者はそのパチンコ球を回収するべくシャッター板を停止解除位置に戻す操作を行う確率が非常に高くなり、従って、遊技者がシャッター板を球抜き位置に停止させたままで立ち去るようなことが少なくなるため、次の遊技者に迷惑を及ぼしたり従業員がシャッター板を復動させたりする手間を省くことができる。
【0019】
さらに、本発明の球抜き装置は、従来の部品数で構成することができて余分な可動部品が不要であることから構造が簡単で、かつ破損することが少なく、仮に破損してシャッター板の開放状態が保持できないような場合でも、通常の球抜き操作には何ら支障を及ぼすようなことがないといったように多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図。
【図2】下部球受皿の斜視図。
【図3】下部球受皿の分解斜視図。
【図4】下部球受皿の平面図。
【図5】シャッター板を第1位置へ摺動させた状態の平面図。
【図6】球抜き孔を開放する位置でシャッター板を停止保持した状態の平面図。
【図7】シャッター板を第2位置から第1位置へ摺動させた状態の平面図。
【図8】(a)〜(d)は作用を説明する要部の断面図。
【符号の説明】
7 下部球受皿
8 皿部
10 底壁
11 球抜き孔
12 溝孔
13 シャッター板
15 スプリング
Claims (1)
- パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設すると共に、底壁の下面には球抜き孔を閉じる方向にスプリングで付勢したシャッター板を設け、球抜き孔を解放する位置に前記シャッター板を摺動させることにより皿部のパチンコ球を球抜きするようにしたパチンコ機において、
前記皿部の底壁に溝孔を設け、該溝孔は、スプリングの付勢に抗して球抜き孔を全開する第1位置までシャッター板を摺動させたとき、皿部内のパチンコ球が落入し得るようになっており、シャッター板から手を離すことでスプリングの付勢によりシャッター板が球抜き孔をほぼ全開する第2位置まで複動したとき、前記溝孔に落入したパチンコ球によってシャッター板を停止保持させるようにしたことを特徴とするパチンコ機における球受皿の球抜き装置。
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