JP3678977B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設し、該底壁の下面に設けたシャッター板を摺動させることにより、球抜き孔を開放するようにした球皿を備えてなるパチンコ機に関し、特に球抜き孔が開放された球抜き状態であることを遊技者に容易に認識させ得ることができるようにしたパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設すると共に、該底壁の下面に球抜き孔を開閉するシャッター板を摺動自在に設け、該シャッター板を常には球抜き孔を閉じる閉鎖位置に付勢すると共に、ストッパー手段によりシャッター板を球抜き孔を開放する球抜き位置に係止保持し得るようにしたパチンコ機は知られている(例えば実開平5−9583号公報参照)。
【0003】
このようなパチンコ機は、球抜きが容易かつ楽にできるという有利性があるものの、遊技者が球抜き孔を開放したままの状態で台を移動してしまう場合が多くあり、このため、例えば次の遊技者が球抜き状態になっていることに気付かないで皿部にパチンコ球を投入するようなことがあるとそのパチンコ球が球抜き孔から落下して床面上に散乱してしまう等多大な迷惑を及ぼすようなことがあった。
【0004】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構造で遊技者に球抜き状態であることを認識させることができるようなパチンコ機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設すると共に、該底壁の下面に球抜き孔を開閉するシャッター板を摺動自在に設け、該シャッター板を常には球抜き孔を閉じる閉鎖位置に付勢すると共に、ストッパー手段によりシャッター板を球抜き孔を開放する球抜き位置に係止保持し得るようにした球皿を備えてなるパチンコ機において、前記皿部の底壁に、シャッター板が球抜き孔を開放する球抜き位置に係止保持された状態のとき皿部内のパチンコ球が嵌入し得る透孔を設け、該透孔に嵌入するパチンコ球を外部から視認可能な状態として球抜き孔が開放された球抜き状態であることを遊技者に認識させ得る表示手段として用いるようにしたことを特徴としている。
【0006】
このように構成することにより、皿部内に貯留されるパチンコ球を球抜き孔が開放された球抜き状態であることを遊技者に認識させる表示手段として効果的に利用することが可能となり、かつ簡単な構造で遊技者に球抜き状態であることを認識させることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。図1は本発明に係るパチンコ機の正面図、図2は下部球皿の斜視図、図3は下部球皿の分解斜視図である。図において、1はパチンコ機、2はその前面枠、3は前面枠2の後部に位置する遊技盤、4は遊技盤3の上方部分を覆うガラス枠、5は遊技盤3の下方部分を覆う前面板で、その前面に上部球皿6が取付けられている。また、前面枠2の前面下部に下部球皿7が装着されている。
【0008】
しかして、前記下部球皿7は、図2および図3に示すように皿部8と該皿部8上に被着させるカバー部材9とに二分割して形成されている。そして、皿部8の底壁10であって、そのほぼ中央位置に球抜き孔11が開設されており、さらに該球抜き孔11の近くにパチンコ球の直径とほぼ等しい大きさの透孔12が穿設されている。13は前記球抜き孔11を開閉するシャッター板で、該シャッター板13は皿部8の底壁10下面と該底壁10下面にビス着される支持枠14との間に摺動自在に装着されており、支持枠14に内装したスプリング15により球抜き孔11を閉じる方向に付勢されている。
【0009】
前記シャッター板13の前面縁には皿部8の外方に突出する操作部16が突設されており、該操作部16を手で操作することによってシャッター板13がスプリング15の付勢に抗して摺動し得るように構成されている。また、シャッター板13の後側縁には球抜き孔11を閉じる位置で透孔12を閉塞する受片17が一体に設けられている。
【0010】
また、前記シャッター板13の受片17には、シャッター板13を摺動させて球抜き孔11を全開する第1位置(図5(b)参照)で透孔12に合致する保持部18を有する屈曲溝孔19と、球抜き孔11をほぼ全開する第2位置(図5(c)参照)で透孔12に合致する貫通孔20とが設けられている。
【0011】
一方、前記支持枠14には、球抜き孔11と相対する位置にほぼ同じ大きさの円形孔21が開設されている。また、シャッター板13の受片17と対向する位置に長溝状の凹部22が形成されており、該凹部22にはシャッター板13の球抜き孔11を全開する第1位置で屈曲溝孔19の開放端部に合致する第1落下孔23と、貫通孔20に合致する第2落下孔24とがそれぞれ開設されている。また、凹部22には保持部18または貫通孔20に落入したパチンコ球を受ける浅い凹窪部25と、保持部18に落入したパチンコ球が当接してシャッター板13を球抜き孔11をほぼ全開する第2位置で停止させるように機能する係合段部26とを設けている。なお、凹部22の底面は第1落下孔23に向かう緩やかな傾斜面として形成されている。
【0012】
このように構成された下部球皿7は、通常皿部8の底壁10に開設された球抜き孔11が図5(a)に示すようにシャッター板13によって閉塞されている。また、透孔12は図6(a)に示すようにシャッター板13の受片17によって閉塞されていて皿部8に貯留されているパチンコ球が落入し得ない状態になっている。
【0013】
しかして、この状態で操作部16に指を掛けてシャッター板13を図5(b)および図6(b)に示すように球抜き孔11を全開する第1位置へ摺動させると透孔12と屈曲溝孔19の保持部18とが合致して皿部8に貯留されているパチンコ球のうちの1個が保持部18に自然に落入する。なお、シャッター板13を第1位置に摺動させる際に、皿部8に貯留されているパチンコ球がシャッター板13の受片17に設けられた貫通孔20に落入することになるが、該パチンコ球は支持枠14に開設された第2落下孔24に運ばれてそのまま下方へ落下するようになっている。
【0014】
そして、シャッター板13を第1位置に摺動させた後、操作部16から手を放すとシャッター板13はスプリング15の付勢で球抜き孔11を閉じる方向に復動することになるが保持部18に落入したパチンコ球Bが凹部22を移動して係合段部26に当接することになるため、その復動が阻止される(図5(c)および図6(c)参照)。従って、操作部16から手を離しても係合段部26に当接するパチンコ球Bがストッパー手段として機能してシャッター板13は球抜き孔11をほぼ全開する第2位置に停止保持されることになり、皿部8のパチンコ球は球抜き孔11から円形孔21に落下して球抜きすることができる。
【0015】
一方、シャッター板13が第2位置で停止保持されると、皿部8の透孔12とシャッター板13の貫通孔20とが一致してシャッター板13の停止保持と同時的に皿部8に貯留されるパチンコ球B1が透孔12から貫通孔20に落入することになる。この貫通孔20に落入したパチンコ球B1は、図6(c)に示すように凹部22の凹窪部25に受けられて皿部8の透孔12から視認可能な状態であり、このため球抜き孔11が開放された球抜き状態であることを遊技者に認識させ得る表示手段として用いることができる。
【0016】
なお、シャッター板13を元に戻すには、操作部16に指を掛けて一旦シャッター板13を図5(d)および図6(d)に示すように球抜き孔11を全開する第1位置に摺動させる。これによって、屈曲溝孔19の開放端部と第1落下孔23とが合致し、係合段部26に当接してシャッター板13を第2位置に停止保持していたパチンコ球Bが屈曲溝孔19と凹部22の傾斜底面に案内されて第1落下孔23に落下し、同時に貫通孔20と第2落下孔24とが合致して表示手段として貫通孔20に落入していたパチンコ球B1も第2落下孔24に落下することになる。このため、操作部16から手を離すとスプリング15の付勢によりシャッター板13が復動して球抜き孔11を閉じることになる。
【0017】
このように本発明によれば、皿部8に貯留されるパチンコ球がすべて球抜きされても皿部8の透孔12には遊技者が視認可能な状態でパチンコ球B1が残されることになるため、該パチンコ球B1を球抜き孔11が開放された球抜き状態であることを遊技者に認識させ得る表示手段として用いることができ、これによって遊技者に対して球抜き状態であることを効果的に知らしめることができる。また、皿部8の透孔12に表示手段として残されているパチンコ球B1は、当然に遊技者のものであり、たとえ1個であったとしても景品交換に影響を及ぼすことになり得るため、そのパチンコ球を回収するべく遊技者自身に高い確率で自発的に球抜き解除操作を行なってもらうことができ、その結果シャッター板13が球抜き状態のままで放置されるようなことが少なくなる。
【0018】
なお、上記実施の形態では、球抜き孔11と貫通孔12とを離して設ける構成として説明したが、例えば図7に示すように透孔12と球抜き孔11とを連通状に設けるようにしてもよい。このように構成することによって、シャッター板13を第1位置に戻したとき、シャッター板13の第2位置で貫通孔20に収容された表示手段としてのパチンコ球B1の上に積み重なったパチンコ球が保持部18に落入してシャッター板13を再び開放状態にするような事態を防ぐことができる。
【0019】
また、図8に示すように透孔12と球抜き孔11とを連通状に形成し、さらにこの透孔12の周縁沿いに堤29を形成してもよい。このように構成することによって、より一層パチンコ球の積み重なりによるシャッター板13の無用な開放状態を防ぐことができる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、パチンコ球を貯留する皿部の底壁に球抜き孔を開設すると共に、該底壁の下面に球抜き孔を開閉するシャッター板を摺動自在に設け、該シャッター板を常には球抜き孔を閉じる閉鎖位置に付勢すると共に、ストッパー手段によりシャッター板を球抜き孔を開放する球抜き位置に係止保持し得るようにした球皿を備えてなるパチンコ機において、前記皿部の底壁に、シャッター板が球抜き孔を開放する球抜き位置に係止保持された状態のとき皿部内のパチンコ球が嵌入し得る透孔を設け、該透孔に嵌入するパチンコ球を外部から視認可能な状態として球抜き孔が開放された球抜き状態であることを遊技者に認識させ得る表示手段として用いるようにしたものであるから、簡単な構造であり、かつ遊技者が一番意識する皿部内に貯留されるパチンコ球を表示手段として効果的、かつ有効に利用して遊技者に球抜き状態であることを知らしめることができる。
【0021】
また、球抜きが終った状態で皿部に表示手段としてのパチンコ球が残されているため、そのパチンコ球を回収するべく遊技者自身に高い確率で自発的に球抜き解除操作を行なってもらうことができ、球抜き状態のままで台を移動して次の遊技者に迷惑を及ぼすというような事態を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ機の正面図である。
【図2】 下部球皿の斜視図である。
【図3】 下部球皿の分解斜視図である。
【図4】 下部球皿の平面図である。
【図5】 (a)〜(d)は作用を説明する要部平面図である。
【図6】 (a)〜(d)は作用を説明する要部断面図である。
【図7】 球抜き孔と透孔を連通させた他の実施の形態を示す下部球皿の平面図である。
【図8】 球抜き孔と透孔を連通させ、さらに周縁に堤を設けた他の実施の形態を示す下部球皿の平面図である。
【符号の説明】
7 下部球皿
8 皿部
10 底壁
11 球抜き孔
12 透孔
13 シャッター板
Claims (1)
- 球皿の底壁に開設した球抜き孔と、前記球抜き孔を閉じる方向にスプリングで付勢したシャッター板と、前記シャッター板を摺動自在に支持させる支持枠とを備え、前記シャッター板を常には前記球抜き孔を閉じる閉鎖位置に付勢すると共に、前記シャッター板を前記球抜き孔を開放する球抜き位置に係止保持し得るようにしたパチンコ機であって、
前記底壁であって前記球抜き孔の傍にはパチンコ球が落下可能な透孔を穿設し、前記シャッター板には前記球抜き孔を全開する位置で前記底壁の透孔に合致してパチンコ球が落入する貫通孔を設け、
前記シャッター板が球抜き位置に係止保持されると、合致した状態の前記透孔及び前記貫通孔に嵌入し且つ前記支持枠上にあるパチンコ球が外部から視認でき、前記球抜き孔が開放状態であることを遊技者に認識させ得るようにしたことを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
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JP2000137766A JP3678977B2 (ja) | 1993-05-14 | 2000-05-10 | パチンコ機 |
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JP2000137766A JP3678977B2 (ja) | 1993-05-14 | 2000-05-10 | パチンコ機 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Family Applications (1)
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