JP5665011B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機例えばパチンコ遊技機が並んで設置されるパチンコ島に設けられている矩形状の取付枠に遊技機を取り付ける際に用いる部材を備えた遊技機に関する。
遊技機、例えばパチンコ遊技機の入れ替え時には、パチンコ島内を構成する個々の取付枠に、パチンコ遊技機をいわゆる木枠と称される木製の外枠と共に嵌め込む。このとき、取付枠に対してパチンコ遊技機をその上部を作業者側に傾斜させ、パチンコ遊技機の下部を先に嵌め込み、次にその上部を押し込むようにして嵌め込む。次に、この外枠に対して回動可能に取り付けられた遊技機主部を扉のように開ける。パチンコ島に嵌め込まれた遊技機の外枠の上部の内面から上方に向けて釘を数本上部枠板に打ち込む。同様に遊技機の外枠の下部の内面から下方に向けて釘を数本下部枠板に打ち込んで外枠をパチンコ島の取付枠に固定する。
例えば、外枠の上部に釘を2本、下部にも2本を打ち込んで固定する。なお、釘を完全に打ち込まず、釘の頭から5〜6ミリ残しておく。打ち込んだだけでは島の上部枠板と下部枠板と外枠の間に隙間ができる。次に、釘の頭部をバールで引っ張ることにより、隙間が少なくなり固定される。釘の頭部を少し浮かすことによって次回の入れ替えの際に簡単に抜けるようになっている。その後、パチンコ遊技機について所定の傾斜を調整する。
遊技機をパチンコ島の取付枠から取り外すときは、遊技機主部を扉のように開ける。遊技機の外枠の上部と下部から打ち込んだ釘を引き抜く。次に、パチンコ島の取付枠から遊技機を外枠と共に外し、遊技機全体を取り外す。
このような遊技機の入れ替えに際して、釘の引く抜きと新たな遊技機の釘の打ち込みが必要なため、作業の煩雑さは解消されないものであった。そこで、遊技機をパチンコ島の取付枠に容易に取り付け、取り外すことに関する技術について、例えば特許文献1の特開平7−51459号公報「パチンコ台の取付装置」が提案されている。
特開平7−51459号公報
しかし、特許文献1の「パチンコ台の取付装置」では、パチンコ島の取付枠(取付板)両側面に、遊技機の外枠側と自在に着脱する別個の枠体を更に設ける構造である。そのために、パチンコ島の取付枠に枠体を更に設ける作業が必要になるという問題を有していた。
また、従来のこのような外枠付きの遊技機は、遊技機主部の周囲に木製と金属製の枠体(外枠)が一体になっているので、遊技機の入れ替えの際に、ホール内で嵩張り、入れ替え作業の邪魔になりやすいという問題を有していた。
そこで、本発明の発明者は、遊技機の島の枠板への固定手段を釘以外の手段にすることに着目した。遊技機主部から所謂外枠を分離し、遊技機主部のみを島に容易に取り付け、取り外すことにより、遊技機の入れ替えを短時間で終了することができ、かつ大量の遊技機をコンパクトに搬送できることに着目した。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技機主部と外枠とを分離した構成にすることで、遊技機主部をコンパクトにして容易に搬送でき、また遊技機主部を分離した外枠に迅速に取り付け、取り外しができると共に、その外枠と嵌合する部材が、遊技機主部を自立させることができ、円滑に入れ替え作業ができる遊技機を提供することにある。
本発明は、遊技機主部とこれを支持する外枠とが分離する遊技機であって、遊技機主部の底部において、細長い板状の一端が展開自在になるように、その他端を該遊技機主部に回動自在に軸支されたヒンジ部材と、前記ヒンジ部材と着脱自在に係合させることができる係合部材を具備した外枠と、を備え、前記外枠に、前記遊技機主部を前記ヒンジ部材を介して着脱自在に固定し得るように構成した、ことを特徴とする。
また、遊技機主部の底部において、細長い板状の一端が展開自在になるように、その他端を該遊技機主部に回動自在に軸支されたヒンジ部材を備え、前記ヒンジ部材を、遊技機用島設備側の取付枠に設けられた係合部材に着脱自在に係合させ、該取付枠に、前記遊技機主部をヒンジ部材を介して着脱自在に固定し得るように構成した、ことを特徴とする。
上記構成の発明では、遊技機主部が外枠から分離した構造になり、遊技機主部を外枠に装着する際に、遊技機ベースユニットに設けられたヒンジ部材を、外枠の係合部材に嵌合させることにより、遊技機主部と外枠とを強固に嵌合させることができる。入れ替え作業に際してこのヒンジ部材は、遊技機ベースユニットから展開した状態にすると、そのまま遊技機主部(遊技機ベースユニット)を自立させることができる。即ち、遊技機主部のみを交換するので、遊技機主部は下部が不安定な状態になるが、遊技機主部の下部に設けた可動自在になる下側部材が展開した状態になっていると、遊技機主部の転倒を防止することができ、遊技機主部を自立させることができる。
このヒンジ部材は、弾性部材の付勢力により係止を解除することで自動展開する構造になる。一方、ヒンジ部材を遊技機ベースユニットと平行に維持することで、従来の外枠と一体になった遊技機と比較してコンパクトに取り扱うことができる。
特に、遊技機主部と外枠とが分離する構成であるために、最初に外枠をホールの島の上部枠板と下部枠板の間に釘固定しておくことにより、遊技機の入れ替えに際しては、遊技機主部のみを交換するだけで迅速に入れ替え作業を終了させることができる。
このヒンジ部材は、そのまま枠体に嵌合する機能をあわせ持つ。更に、枠体に遊技機主部を取り付け後は、このヒンジ部材の弾性部材の付勢力が、そのまま遊技機主部を円滑に開けられるようになる。
また、上記構成の発明では、遊技機主部が外枠から分離した構造になり、遊技機主部はコンパクトになり、嵩張らない。予め外枠に相当する枠体をパチンコ島に設置しておくことで、遊技機の入れ替えに際して、この枠体に遊技機主部が着脱自在に嵌合することができ、短時間でこの枠体に遊技機主部を取り付けることができる。また、遊技機主部を取り外すことができる。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す背面図である。 遊技機前面ユニットの構成を示す背面図である。 裏パックユニットの構成を示す正面図である。 裏パックユニットの構成を示す分解斜視図である。 実施例1の展開自在になるヒンジ部材を備えた遊技機主部を示す斜視図である。 実施例1の係合部材が設けられた外枠を示す斜視図である。 外枠の係合部材に設けられた嵌合ピンを示す縦断面図であり、(a)はヒンジ部材を嵌合ピンに嵌合させる前の状態、(b)は嵌合させる途中の状態、(c)は嵌合させた状態である。 実施例1の展開自在になるヒンジ部材を備えた遊技機主部21を、外枠11に嵌合させた状態を示す斜視図である。 実施例1のヒンジ部材に設けられた回動弾性部材を示す拡大斜視図である。 実施例1の施錠装置がヒンジ部材の展開を阻止している状態を示す拡大斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1のパチンコ機10の遊技機主部21と外枠11とが嵌合した状態を示す斜視図である。図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。図4はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部21とを有する。特に、本発明では、後述するように、この外枠11と遊技機主部21とが着脱自在に分離する構造になっている。
<遊技機10の全体構成>
外枠11は、板材12〜15を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。外枠11を構成する板材12〜15は、左右の板材12,13がアルミなどの金属製となっており、上下の板材14,15が木製となっている。パチンコ機10は、外枠11の上下の板材14,15を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
上記のように左右の板材12,13を金属製とするとともに上下の板材14,15を木製とすることで、島設備への固定を可能としつつ外枠11の補強を行うことができる。なお、外枠11の構成は上記のものに限定されることはなく、全ての板材12〜15を木製としてもよく、全ての板材12〜15を金属製としてもよい。また、板材12〜15の全部又は一部を合成樹脂製としてもよい。
外枠11の左側の板材12には、その上下の各端部に支持金具17,18が取り付けられている。これら支持金具17,18に支持させるようにして、図2及び図3に示すように、遊技機主部21が外枠11に対して回動可能に取り付けられている。本発明は、これら支持金具17,18に遊技機主部21を着脱自在に取り付ける構造になる。
遊技機主部21は、遊技機ベースユニット(本体枠又は内枠)22と、その遊技機ベースユニット22の前方に配置される遊技機前面ユニット(前面扉又は前枠)23と、遊技機ベースユニット22の後方に配置される裏パックユニット24とを備えている。遊技機主部21のうち遊技機ベースユニット22が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として遊技機ベースユニット22が前方へ回動可能(開閉可能)とされている。
遊技機前面ユニット23には、手前側へ膨出した第1膨出部95が窓パネル部91の下方に設けられており、その第1膨出部95内側には、上方に開口した上皿95aが設けられている。上皿95aは、第1払出口231より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら下流側(本実施の形態では右側)へ導くための球受皿である。
第1膨出部95には、上皿95aの下流側に上皿球抜きスイッチ232が設けられるとともに、上皿95aの前方に貸球操作部233が配設されている。上皿球抜きスイッチ232は、上皿95aに貯留された遊技球を排出するために操作されるものである。
貸球操作部233には、球貸しボタン234と、返却ボタン235とが設けられている。球貸しボタン234は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が払い出される。返却ボタン235は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
また、第1膨出部95の前面側中央部には、球貸しボタン234と返却ボタン235との間に、遊技者により操作可能なプッシュ式の演出スイッチ236が設けられている。演出スイッチ236には図示しないランプが内蔵されており、選択操作が有効とされる状況下ではランプが点灯表示され、選択操作が無効とされる状況下ではランプが消灯表示されるようになっている。そして、当該ランプが点灯表示されている状況下で演出スイッチ236を操作された場合、後述する図柄表示装置71の表示モードが変更されるようになっている。
遊技機前面ユニット23の下部位置には、手前側へ膨出した第2膨出部96が設けられており、その第2膨出部96内側には、上方に開口した下皿96aが設けられている。下皿96aは、第2払出口237より払い出された遊技球を一旦貯留するための球受皿である。下皿96aには、例えば下皿球抜きスイッチ233を操作された場合、上皿95aに貯留された遊技球が第2払出口237より排出されるようになっている。
第2膨出部96前面側には、下皿96aに貯留された遊技球を下方に排出するための上球抜きスイッチ238が設けられている。また、第2膨出部96の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル84が設けられている。遊技球発射ハンドル84は、板材12の背面側に設けられた遊技球発射機構80(図5参照)に連結されており、上皿95aに貯留された遊技球は、遊技者が遊技球発射ハンドル84を回転させることにより、遊技盤61に形成された遊技領域に向けて発射される。
遊技機ベースユニット22は、図2及び図3に示すように、外枠11の開口全体を覆う大きさを有しており、その背面側であって回動先端側には施錠装置31が取り付けられている。施錠装置31は長尺状の連動杆32を備えており、当該連動杆32には上下一対の鉤金具33が設けられている。外枠11に対して遊技機ベースユニット22を閉鎖した際には、鉤金具33が外枠11の右側の板材13に設けられた受け金具34に係止され、施錠装置31により施錠状態とされるようになっている。また、遊技機ベースユニット22にはシリンダ錠35が設けられており、シリンダ錠35の操作によって連動杆32を上方向又は下方向のうち予め定められた方向に移動させると、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の施錠状態が解除される。
遊技機ベースユニット22には、図2に示すように、遊技機前面ユニット23が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として前方へ回動可能(開閉可能)とされている。また、遊技機ベースユニット22には、図3に示すように、裏パックユニット24が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として後方へ回動可能(開閉可能)とされている。
次に、遊技機ベースユニット22、遊技機前面ユニット23及び裏パックユニット24のそれぞれについて詳細に説明する。
<遊技機ベースユニット22>
先ず、遊技機ベースユニット22の構成について詳細に説明する。図5は遊技機ベースユニット22の正面図である。図6は遊技機ベースユニット22に搭載された遊技盤61の正面図である。図7は遊技機ベースユニット22の背面図である。なお、図5では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
遊技機ベースユニット22は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース41を主体に構成されている。樹脂ベース41の中央部には略楕円形状の窓孔51が形成されている。樹脂ベース41にはその後方から遊技盤61が着脱可能に取り付けられている。詳細には、樹脂ベース41の裏面には、図7に示すように、複数(本実施の形態では4箇所)の固定金具52〜55が設けられており、これら固定金具52〜55によって遊技盤61は後方へ脱落しないように固定されている。固定金具52〜55は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。
遊技盤61は合板よりなり、遊技盤61の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース41の窓孔51を通じて遊技機ベースユニット22の前面側に露出した状態となっている。
ここで、遊技盤61の構成を図6に基づいて説明する。遊技盤61には、ルータ加工が施されることによって前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口62,可変入賞装置63,上作動口64,下作動口65,スルーゲート66及び可変表示ユニット67等がそれぞれ設けられている。このうち、可変入賞装置63、上作動口64、下作動口65及び可変表示ユニット67は、遊技盤61の左右方向の中央において上下方向に並べて設けられており、上から可変表示ユニット67、上作動口64、下作動口65及び可変入賞装置63の順となっている。また、一般入賞口62は、遊技盤61の下部において、左側に2個及び右側に2個の合計4個設けられている。ちなみに、遊技盤61の左側は遊技機前面ユニット23の回動基端側に相当し、遊技盤61の右側は遊技機前面ユニット23の回動先端側に相当する。
一般入賞口62、可変入賞装置63、上作動口64及び下作動口65に遊技球が入球すると、それが検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。具体的には、一般入賞口62に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として10個の遊技球が払い出され、可変入賞装置63に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として15個の遊技球が払い出され、上作動口64に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として3個の遊技球が払い出され、下作動口65に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として4個の遊技球が払い出される。
その他に、遊技盤61の最下部にはアウト口68が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口68を通って遊技領域から排出される。また、遊技盤61には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘69が植設されていると共に、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
可変表示ユニット67には、いずれかの作動口64,65への入賞をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置71が設けられている。また、可変表示ユニット67には、図柄表示装置71を囲むようにしてセンターフレーム72が配設されている。センターフレーム72の上部には、第1特定ランプ部73及び第2特定ランプ部74が設けられている。また、センターフレーム72の上部及び下部にはそれぞれ保留ランプ部75,76が設けられている。下側の保留ランプ部75は、図柄表示装置71及び第1特定ランプ部73に対応しており、遊技球が作動口64,65を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部75の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部76は、第2特定ランプ部74に対応しており、遊技球がスルーゲート66を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部76の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
図柄表示装置71は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。図柄表示装置71には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。なお、図柄表示装置71は、CRT,ドットマトリックス,7セグメント等その他のタイプにより表示画面を構成したものであってもよい。
第1特定ランプ部73では、作動口64への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には大当たりが発生する。また、第2特定ランプ部74では、遊技球のスルーゲート66の通過をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には下作動口65に付随する電動役物65aが所定時間だけ開放状態となる。
ちなみに、下作動口65は、開閉手段としての電動役物65aが開放状態の場合に入球が可能となり、閉鎖状態の場合に入球が不可となる。なお、これに限定されることはなく、電動役物65aが開放状態の場合に入球し易くなり、閉鎖状態の場合に入球しがたくなる構成としてもよい。
可変入賞装置63は、開閉手段としての開閉扉63aが通常は遊技球が入球できない又は入球しがたい閉鎖状態になっており、大当たりの際に遊技球が入球しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置63の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置63が繰り返し開放されるものが一般的である。
遊技盤61には、内レール部77と外レール部78とが取り付けられており、これら内レール部77と外レール部78とにより誘導レールが構成され、遊技球発射機構から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。ちなみに、図5に示すように、樹脂ベース41の窓孔51の右上部には返しゴム79が設けられており、所定以上の勢いで発射された遊技球は返しゴム79に当たり、遊技領域の中央寄りに跳ね返されるようになっている。この場合、返しゴム79はその遊技球が当たる面が遊技領域の中央側に向けて傾斜させて形成されているため、遊技領域の中央に向けた遊技球の跳ね返しが良好に行われるようになっている。
遊技球発射機構80は、図5に示すように、樹脂ベース41における窓孔51の下方に取り付けられている。遊技球発射機構80は、電磁式のソレノイド81と、発射レール82と、球送り機構83とからなり、ソレノイド81への電気的な信号の入力により当該ソレノイド81の出力軸が伸縮方向に移動し、球送り機構83によって発射レール82上に置かれた遊技球を遊技領域に向けて打ち出す。ソレノイド81への電気的な信号の入力は、遊技機前面ユニット23の下部に設けられた遊技球発射ハンドル84(図1等参照)が操作されることに基づいて発生する。
樹脂ベース41の前面における回動基端側にはその上端部及び下端部に支持金具42,43が取り付けられており、これら支持金具42,43に対して遊技機前面ユニット23が支持されていることで当該遊技機前面ユニット23が遊技機ベースユニット22に対して前方に回動可能となっている。また、樹脂ベース41の前面における回動先端側には、遊技機前面ユニット23の背面に設けられた鉤金具44(図2参照)を挿入するための挿入孔45が上下方向に離間させて複数設けられている。遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23を閉鎖した状態では、遊技機前面ユニット23の鉤金具44が挿入孔45内に入り込み、当該鉤金具44は上述した施錠装置31に係止される。これにより、遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23が施錠された状態となる。この施錠状態はシリンダ錠35の操作によって施錠装置31の連動杆32を、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の解錠を行う場合とは反対側に移動させることで解除される。
<遊技機前面ユニット23>
ここで、遊技機前面ユニット23の構成について説明する。図8は遊技機前面ユニット23の背面図である。
遊技機前面ユニット23は遊技機ベースユニット22の前面側全体を覆うようにして設けられている。遊技機前面ユニット23には、図1に示すように、上記遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした略楕円形状の窓パネル部91が設けられている。窓パネル部91の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓パネル部91の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部92が設けられている。環状電飾部92では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部92の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部93が設けられている。また、窓パネル部91の左上方及び右上方には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部94が設けられている。
遊技機前面ユニット23における窓パネル部91の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部95と下側膨出部96とが上下に並設されている。上側膨出部95内側には上方に開口した上皿95aが設けられており、下側膨出部96内側には同じく上方に開口した下皿96aが設けられている。上皿95aは、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿96aは、上皿95a内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。なお、下側膨出部96の右方には、上述した遊技球発射ハンドル84が設けられている。
遊技機前面ユニット23の背面における回動基端側(図8の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸97,98が設けられている。これら突起軸97,98は遊技機ベースユニット22に対する組付機構を構成する。また、遊技機前面ユニット23の背面における回動先端側(図8の左側)には、上述した鉤金具44が上下方向に複数並設されている。
また、遊技機前面ユニット23の背面には、図8に示すように、前面側通路ユニット271が取り付けられている。前面側通路ユニット271は、合成樹脂により成形されており、上皿95aに通じる前扉側上皿通路と、下皿96aに通じる前扉側下皿通路とが形成されている。前面側通路ユニット271の詳細については後に説明する。
<遊技機ベースユニット22の背面構成>
次に、遊技機ベースユニット22の背面構成について図7を用いて詳細に説明する。
樹脂ベース41の背面における回動先端側には既に説明した施錠装置31が設けられている。また、樹脂ベース41の中央には上記のとおり遊技盤61が取り付けられている。
遊技盤61の中央に配置された可変表示ユニット67には、図3及び図7に示すように、センターフレーム72を後方から覆う合成樹脂製のフレームカバー100が後方に突出させて設けられており、フレームカバー100に対して後側から上述した図柄表示装置71が取り付けられているとともに、その図柄表示装置71を駆動するための表示制御装置101が取り付けられている。これら図柄表示装置71及び表示制御装置101は前後方向に重ねて配置され(図柄表示装置71が前、表示制御装置101が後)、さらにその後方に音声ランプ制御装置ユニット102が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット102は、音声ランプ制御装置103と、取付台104とを具備する構成となっており、取付台104上に音声ランプ制御装置103が装着されている。
音声ランプ制御装置103は、後述する主制御装置からの指示に従い音声やランプ表示、及び表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックスに収容されて構成されている。
遊技盤61の背面であって可変表示ユニット67の下方には、主制御装置ユニット105が搭載されている。主制御装置ユニット105は、合成樹脂製の取付台106を有し、取付台106に主制御装置107が搭載されている。主制御装置107は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス108に収容されて構成されている。なお、当該基板ボックス108には、当該基板ボックスの開放痕跡手段としてカシメ構造や図示しない封印シールが設けられているとともに、取付台106に対する主制御装置107の離脱痕跡手段としてカシメ構造が設けられている。
遊技盤61の背面における主制御装置ユニット105により覆われた領域には、図示しない集合板ユニットが設けられている。集合板ユニットには、各種入賞口に入賞した遊技球を回収するための遊技球回収機構や、各種入賞口等への遊技球の入賞を検知するための入賞検知センサなどが設けられている。遊技球回収機構にて回収された遊技球は後述する排出通路を介してパチンコ機10外部に排出される。また、入賞検知センサは主制御装置107と電気的に接続されており、遊技球の入賞を検知した場合の検知信号は主制御装置107にて入力される。
樹脂ベース41の背面における回動基端側(図7の右側)には、軸受け金具111,112,113が取り付けられている。軸受け金具111〜113は上下に離間させて3個設けられている。なお、軸受け金具111〜113の数は任意であり、2個であってもよく、4個以上であってもよい。これら軸受け金具111〜113に対して軸支させて遊技機ベースユニット22には裏パックユニット24が取り付けられている。裏パックユニット24により、図5に示すように、可変表示ユニット67の全部及び主制御装置ユニット105の一部が後方から覆われており、裏パックユニット24を開放させない限り可変表示ユニット67及び主制御装置ユニット105を樹脂ベース41から取り外すことができないようになっている。
樹脂ベース41の背面には、図3及び図7に示すように、裏パックユニット24を遊技機ベースユニット22に固定するための固定金具115が設けられている。固定金具115は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。また、図7に示すように、樹脂ベース41の背面には締結孔部116が形成されており、当該締結孔部116に対して裏パックユニット24に設けられた締結具117(図9参照)を締結させることによっても裏パックユニット24が遊技機ベースユニット22に固定される。
<裏パックユニット24>
次に、裏パックユニット24の構成について詳細に説明する。図9は裏パックユニット24の正面図である。図10は裏パックユニット24の分解斜視図である。
裏パックユニット24は、当該裏パックユニット24の上部及び中央部分を構成する第1裏パックユニット121と、当該第1裏パックユニット121に連続させて設けられ裏パックユニット24の下部を構成する第2裏パックユニット141とを備えている。第1裏パックユニット121にはその下部に開口部122が形成されており、第2裏パックユニット141の上部は当該開口部122の下縁部分を構成している。
第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141には、図9に示すように、それぞれ軸金具123,139が設けられており、それら軸金具123,139はそれぞれ個別に軸受け金具111〜113に支持されている。これにより、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とは、遊技機ベースユニット22に対してそれぞれ個別に回動可能となっている。
ここで、上記のとおり、第2裏パックユニット141はその上部が第1裏パックユニット121の開口部122の下縁部分を構成しており、当該下縁部分において、第1裏パックユニット121がパチンコ機10前方となるようにして第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが前後に重なっている。したがって、第1裏パックユニット121を遊技機ベースユニット22に対して閉鎖した状態で第2裏パックユニット141を開放させることはできるが、第2裏パックユニット141を閉鎖した状態で第1裏パックユニット121を開放させることはできない。なお、これに限定されることはなく、開閉の関係が第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とで逆であってもよく、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが相互に干渉することなく開閉可能な構成であってもよい。さらには、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが一体化され個別に開閉できない構成としてもよい。
次に、第1裏パックユニット121の構成について詳細に説明する。
第1裏パックユニット121は、裏パック124を備えており、当該裏パック124に対して、払出機構部125が取り付けられている。裏パック124は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部125などが取り付けられるベース部126と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部127とを有する。保護カバー部127は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット67を囲むのに十分な大きさを有する。
ベース部126には、その右上部に外部端子板131が設けられている。外部端子板131には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。また、ベース部126には上述した第1裏パックユニット121の軸金具123が設けられている。
ベース部126には、保護カバー部127を迂回するようにして払出機構部125が配設されている。払出機構部125は、タンク132と、タンクレール133と、上下通路ユニット134とを備えている。タンク132は上方に開放されており、裏パック124の最上部に設けられている。タンク132には遊技ホールの島設備から遊技球が逐次補給される。タンクレール133は、タンク132の下方において当該タンク132に連結されており、下流側に向けて緩やかに傾斜している。当該タンクレール133の下流部に連結させて上下通路ユニット134が設けられている。上下通路ユニット134は上下方向に延びており、その途中位置に払出装置135が設けられている。また、上下通路ユニット134の下流側には、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部が設けられており、前面側通路部は上皿95a及び下皿96aに連通されている。
つまり、タンク132と、上皿95a及び下皿96aの受け皿との間には、タンクレール133、上下通路ユニット134、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部からなる誘導通路部が設けられており、タンク132に貯留されている遊技球は当該誘導通路部を通じて上皿95a又は下皿96aに払い出される。なお、上下通路ユニット134の構成、及びそれよりも下流側の構成については後に詳細に説明する。
払出機構部125には、裏パック基板136が設置されている。裏パック基板136には、例えば交流24ボルトの主電源が供給され、電源スイッチ137の切替操作により電源ON又は電源OFFとされるようになっている。
次に、第2裏パックユニット141の構成について詳細に説明する。
第2裏パックユニット141は、排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とを備えている。排出通路盤142は第2裏パックユニット141の前側を構成し、制御装置集合ユニット143は第2裏パックユニット141の後側を構成している。そして、これら排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とが前後に組み付けられて第2裏パックユニット141が構成されている。
排出通路盤142は、制御装置集合ユニット143と対向する面に後方に開放された排出通路144が形成されており、当該排出通路144の開放部は制御装置集合ユニット143によって塞がれている。排出通路144は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されており、上述した各種入賞口等から排出通路144に導出された遊技球は当該排出通路144を通ることでパチンコ機10外部に排出される。
制御装置集合ユニット143は、横長形状をなす取付台145を有し、取付台145に払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とが搭載されている。これら払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とは、払出制御装置146がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置146は、基板ボックス148内に払出装置135を制御する払出制御基板が収容されている。なお、払出制御装置146から払出装置135への払出指令の信号は上述した裏パック基板136により中継される。また、払出制御装置146には状態復帰スイッチ148aが設けられている。例えば、払出装置135における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ148aが押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。
電源及び発射制御装置147は、基板ボックス149内に電源及び発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電源が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル84の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源及び発射制御装置147にはRAM消去スイッチ149aが設けられている。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ149aを押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
<ヒンジ部材2201の全体構成>
図11は実施例1の展開自在になるヒンジ部材2201を備えた遊技機主部21を示す斜視図である。図12は実施例1の係合部材2203が設けられた外枠11を示す斜視図である。
実施例1の遊技機10を構成する遊技機主部21は、その遊技機ベースユニット22の底面部に、この遊技機ベースユニット22の横方向と略同じ長さを有するヒンジ部材2201を備えている。このヒンジ部材2201は、その一端が遊技機ベースユニット22の下端の支持金具18に回動自在に軸支されている(図15参照)。このヒンジ部材2201は遊技機ベースユニット22の上端の支持金具17と共に、外枠11に対する遊技機主部21のヒンジ機能を有する。
ヒンジ部材2201は、図11に示すように、遊技機ベースユニット22の奥行きより広い幅を有する細長い板状の金属製の部材であり、その長手方向の一側端縁に、数箇所の固定用の係合横孔2202が開けられている。係合横孔2202は、ヒンジ部材2201の金属板をその一側端縁を曲折し、その曲折した部分に開けられたものである。
<外枠11の係合部材2203の全体構成>
外枠11には、図12に示すように、その内側下部に金属製又は合成樹脂製などの係合部材2203が備えられている。この係合部材2203には、ヒンジ部材2201の係合横孔2202に、水平方向から係合する係合片2204が複数形成されている。図示例の係合部材2203には、金属製の板材の4箇所に舌片を突出させ、この舌片の先端部を横断面が横U字状になるように曲折して成る係合片2204を備えている。各係合片2204は、ヒンジ部材2201の係合横孔2202にそれぞれ係合する。このように形成することで、ヒンジ部材2201即ち遊技機ベースユニット22を、係合部材2203即ち外枠11に強固に取り付けることができる。これは一例であり、このような1枚構成の金具に代えて、それぞれの係合横孔2202に係合する位置に数個の係合片2204を配置する手段でもよい。
また、外枠11の係合部材2203には、その数箇所に位置決め用の嵌合ピン2206を挿通させる嵌合挿通孔2207が開けられている。各嵌合挿通孔2207の配置間隔は、ヒンジ部材2201の嵌合孔2205の配置間隔と整合させてある。
一方、ヒンジ部材2201には、図11に示すように、数箇所に位置決め用の嵌合孔2205が上下方向に開けられている。各嵌合孔2205には、外枠11に設けられた係合部材2203を構成する部材の下面から上方へ付勢された嵌合ピン2206が着脱自在に嵌合する。この嵌合ピン2206は先端(図示上は上端)が半球状になっている。
図13は外枠11の係合部材2203に設けられた嵌合ピン2206を示す縦断面図であり、(a)はヒンジ部材2201を嵌合ピン2206に嵌合させる前の状態、(b)は嵌合させる途中の状態、(c)は嵌合させた状態である。
係合部材2203には、図13に示すように、支持部材2208に上下方向に出没自在に支持された嵌合ピン2206が設けられている。この嵌合ピン2206は、支持部材2208に内装されたコイルばね等の弾性部材2209により、第1フランジ2210で上方へ付勢されている。図13(a)に示すように、嵌合ピン2206はこの弾性部材2209の付勢力で先端部が、係合部材2203の嵌合挿通孔2207からその半球状部分のみが露出するようになっている。
ヒンジ部材2201を嵌合ピン2206に嵌合させるとき、即ち遊技機主部21を外枠11に嵌合させるときは、図13(b)に示すように、この嵌合ピン2206の先端部は半球状に形成されているために、ヒンジ部材2201の下面が、係合部材2203面上をスライドする際に、嵌合ピン2206は弾性部材2209に抗して容易に内部に引っ込む。ヒンジ部材2201をスライドさせることができる。
そのまま、遊技機主部21を外枠11に完全に嵌合させると、図13(c)に示すように、ヒンジ部材2201の嵌合孔2205の位置になると、弾性部材2209の付勢力で嵌合ピン2206の先端部が、各嵌合挿通孔2207を通過し、嵌合孔2205に嵌合し、位置決めとしての機能を発揮する。
更に、ヒンジ部材2201と外枠11の係合部材2203とを確実に固定するために、支持部材2208には嵌合ピン2206のストッパ2211が水平方向にスライドするように設けられている。このストッパ2211は、図13(a)に示すように、嵌合ピン2206が嵌合孔2205に嵌合している状態を維持するものである。このストッパ2211は、嵌合ピン2206の外径よりやや広い幅を有する長孔2212を有し、かつこの長孔2212の一部は薄い部分2213(嵌合ピン2206の出没を可能にする位置)と一部は厚い部分2214(嵌合ピン2206の可動を阻止する位置)とからなっている。通常は、図13(a)に示すように、嵌合孔2205から突出するように付勢されているが、上方から内部に押すと弾性部材2209の付勢力に抗して嵌合ピン2206が内部に没するようになっている。
図13(b)に示すように、このストッパ2211の長孔2212の厚い部分2214を、嵌合ピン2206側に移動させると、嵌合ピン2206の第2フランジ2215がこの長孔2212の厚い部分2214で固定され、図13(c)に示すように、嵌合ピン2206の突出した状態が維持される。これらのストッパ2211は数箇所それぞれで、嵌合ピン2206を固定するようにする。これにより、ヒンジ部材2201が係合部材2203から離脱しなくなり、強固に固定することができる。
図14は実施例1の展開自在になるヒンジ部材2201を備えた遊技機主部21を、外枠11に嵌合させた状態を示す斜視図である。
このように構成された遊技機主部21と外枠11は、図14に示すように、遊技機主部21の遊技機ベースユニット22に設けられた支持金具17b(17)を、外枠11に設けられた支持金具17a(17)に装着する。次に、遊技機ベースユニット22に設けられたヒンジ部材2201を係合部材2203に嵌合させる。このときヒンジ部材2201は、外枠11の係合部材2203に嵌合させることにより、遊技機主部21と外枠11とを強固に嵌合させることができる。
このときに、本発明のヒンジ部材2201は、図11に示したように、遊技機ベースユニット22から展開した状態にすると、そのまま遊技機主部21(遊技機ベースユニット22)を自立させることができる。一方、ヒンジ部材2201を遊技機ベースユニット22と平行に維持することで、従来の外枠と一体になった遊技機10と比較してコンパクトに取り扱うことができる。
また、本発明は遊技機主部21と外枠11とが分離する構成であるために、一番最初に外枠11をホールの島の上部枠板と下部枠板の間に釘固定しておく。遊技機10の入れ替えに際しては、遊技機主部21のみを交換するだけで迅速に入れ替え作業を終了させることができる。
図15は実施例1のヒンジ部材2201に設けられた回動弾性部材2216を示す拡大斜視図である。
ヒンジ部材2201は、遊技機ベースユニット22の片側に軸支されている箇所には、このヒンジ部材2201を展開する方向へ付勢するようにコイルばね等の回動弾性部材2216が取り付けられている。図示するように、遊技機ベースユニット22に設けられた支持金具18にボス孔2217を設け、このボス孔2217にヒンジ部材2201の軸部材2218を回動自在に取り付け、このボス孔2217の周囲に回動弾性部材2216を取り付けた。この回動弾性部材2216の付勢力により約直角方向に展開させることが望ましい。これはこのヒンジ部材2201が島に取り付ける前では、遊技機10を自立させる機能を持たせるためである。
そこで、遊技機ベースユニット22から展開したときに、例えば、遊技機ベースユニット22の面方向から約130度から140度程度の角度で開くように設定する。これは、このヒンジ部材2201が展開角度が90度より小さいと、遊技機10を設置後にホール内で遊技機主部21を開ける際に、その内部の点検が容易に実施できないからである。逆に、約140度以上に展開すると、遊技機10を自立させる機能が発揮できないからである。
そこで、ヒンジ部材2201の回動部分には、過展開を防止するヒンジ部材側停止片2219が設けられている。図15の図示例では、回動弾性部材2216のばね材の一端を固定する部材を兼用している。遊技機主部21側には下端部の支持金具18に、このヒンジ部材側停止片2220と接するユニット側停止片2220が設けられている。この両停止片2219,2220が当接してヒンジ部材2201の過展開を防止する。
本発明のヒンジ部材2201は、文字通りのヒンジ機能が第1の機能である。更に、上述したように回動弾性部材2216の付勢力により展開するようになっている。この展開したヒンジ部材2201は、遊技機ベースユニット22の転倒を防止する機能が第1の機能である。
図16は実施例1の施錠装置31がヒンジ部材2201の展開を阻止している状態を示す拡大斜視図である。
ヒンジ部材2201の一部に切り欠き状の被係止部2221が設けられている。この被係止部2221には、施錠装置31の連動杆32の下側に設けられている鉤金具33の下端に更に下方へ延びる展開防止金具3201が係止する。この展開係止金具3201は、シリンダ錠35の操作によって連動杆32を上方向又は下方向のうち予め定められた方向に移動させると、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の施錠状態が解除される。外枠11に対する遊技機ベースユニット22の施錠状態とされるようになっている。
更に、本発明のヒンジ部材2201は回動弾性部材2216により常時展開するようになっている。そこで、このように、運搬時、格納時には遊技機ベースユニット22にヒンジ部材2201を格納してコンパクトにする必要がある。そこで、この遊技機ベースユニット22にヒンジ部材2201と並行状態にするために、施錠装置31の鉤金具33に展開防止金具3201を設けた。
外枠11に対して遊技機ベースユニット22を閉鎖した際には、鉤金具33が外枠11の右側の板材13に設けられた受け金具34に係止され、施錠装置31により施錠状態とされるようになっている。なお、展開防止金具2222は、ヒンジ部材2201の被係止部2221とは完全に密着せず、いわゆる「遊び」を設けている。これはヒンジ部材2201、遊技機ベースユニット22の設置状態のずれが生じたときにも対応でき、汎用性を高めるようにするためである。
実施例2の本発明では、上述した外枠11に設けられた金属製又は合成樹脂製などの係合部材2203を、遊技機用島設備に固定された取付枠に設けた(図示していない)。予め、上述した外枠11と同じ構造の部材がホールの島に設けられている場合は、展開自在のヒンジ部材2201を備えた遊技機主部21をこの取付枠に嵌め込むだけで遊技機10の入れ替えが短時間で完了する。
この実施例2の本発明は、外枠11に設けられた係合部材2203が取付枠に設けられたこと以外は、上述した構成と同様である。
例えば、ヒンジ部材には、その長手方向に数箇所の固定用の係合横孔が開けられ、取付枠の係合部材は、各係合横孔に係合する係合片が複数形成され、それぞれの係合片が係合横孔に係合するようになっている。
取付枠の係合部材には、その長手方向に数箇所に位置決め用の出没自在になる嵌合ピンを備え、ヒンジ部材に開けられた嵌合孔に、各嵌合ピンが嵌合するようになっている。取付枠の係合部材には、ヒンジ部材の嵌合孔に嵌合している嵌合ピンをストッパで下から固定するようになっている。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)上記実施の形態では、残存遊技球数が29個となるように、上下通路ユニット134において切換片から払出装置135の回転体までの通路長を設定したが、残存遊技球数は29個に限定されることはなく、単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しない数であれば具体的な数は任意である。例えば、上記実施の形態における単位遊技球数の設定において、残存遊技球数を17個、19個、23個等としてもよい。
(2)入賞口62〜65に対する単位遊技球数の設定は、上記実施の形態のものに限定されることはなく、任意である。但し、単位遊技球数の設定を変更した場合には、それら単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しないように残存遊技球数を変更する必要がある。ちなみに、可変入賞装置63に対する単位遊技球数を15個に代えて、14個としてもよい。当該構成であっても、残存遊技球数を29個とすることで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(3)上記実施の形態では、単位遊技球数が異なる入賞口の種類を4種類としたが、これに限定されることはなく、1種類、2種類、3種類又は5種類以上であってもよい。この場合であっても、残存遊技球数を単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しないようにすることで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(4)上記実施の形態では、図柄表示装置71を備えたパチンコ機10に対して本発明を適用したが、それ以外のタイプのパチンコ機に適用してもよい。例えば、遊技球転動部や有利口などが設けられた入賞役物装置を備えたパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。また、受け皿として上皿95a及び下皿96aが設けられているのではなく、単一の受け皿が設けられたパチンコ機にも、本発明を適用できる。
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
遊技機A1.
遊技機、例えばパチンコ遊技機の入れ替え時には、パチンコ島内を構成する個々の取付枠に、パチンコ遊技機をいわゆる木枠と称される木製の外枠と共に嵌め込む。このとき、取付枠に対してパチンコ遊技機をその上部を作業者側に傾斜させ、パチンコ遊技機の下部を先に嵌め込み、次にその上部を押し込むようにして嵌め込む。次に、この外枠に対して回動可能に取り付けられた遊技機主部を扉のように開ける。パチンコ島に嵌め込まれた遊技機の外枠の上部の内面から上方に向けて釘を数本上部枠板に打ち込む。同様に遊技機の外枠の下部の内面から下方に向けて釘を数本下部枠板に打ち込んで外枠をパチンコ島の取付枠に固定する。
例えば、外枠の上部に釘を2本、下部にも2本を打ち込んで固定する。なお、釘を完全に打ち込まず、釘の頭から5〜6ミリ残しておく。打ち込んだだけでは島の上部枠板と下部枠板と外枠の間に隙間ができる。次に、釘の頭部をバールで引っ張ることにより、隙間が少なくなり固定される。釘の頭部を少し浮かすことによって次回の入れ替えの際に簡単に抜けるようになっている。その後、パチンコ遊技機について所定の傾斜を調整する。
遊技機をパチンコ島の取付枠から取り外すときは、遊技機主部を扉のように開ける。遊技機の外枠の上部と下部から打ち込んだ釘を引き抜く。次に、パチンコ島の取付枠から遊技機を外枠と共に外し、遊技機全体を取り外す。
このような遊技機の入れ替えに際して、釘の引く抜きと新たな遊技機の釘の打ち込みが必要なため、作業の煩雑さは解消されないものであった。そこで、遊技機をパチンコ島の取付枠に容易に取り付け、取り外すことに関する技術について、例えば特許文献1の特開平7−51459号公報「パチンコ台の取付装置」が提案されている。
特開平7−51459号公報
しかし、特許文献1の「パチンコ台の取付装置」では、パチンコ島の取付枠(取付板)両側面に、遊技機の外枠側と自在に着脱する別個の枠体を更に設ける構造である。そのために、パチンコ島の取付枠に枠体を更に設ける作業が必要になるという問題を有していた。
また、従来のこのような外枠付きの遊技機は、遊技機主部の周囲に木製と金属製の枠体(外枠)が一体になっているので、遊技機の入れ替えの際に、ホール内で嵩張り、入れ替え作業の邪魔になりやすいという問題を有していた。
そこで、本発明の発明者は、遊技機の島の枠板への固定手段を釘以外の手段にすることに着目した。遊技機主部から所謂外枠を分離し、遊技機主部のみを島に容易に取り付け、取り外すことにより、遊技機の入れ替えを短時間で終了することができ、かつ大量の遊技機をコンパクトに搬送できることに着目した。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技機主部と外枠とを分離した構成にすることで、遊技機主部をコンパクトにして容易に搬送でき、また遊技機主部を分離した外枠に迅速に取り付け、取り外しができると共に、その外枠と嵌合する部材が、遊技機主部を自立させることができ、円滑に入れ替え作業ができる遊技機を提供することにある。
遊技機A1は、遊技機主部とこれを支持する外枠とが分離する遊技機であって、
遊技機主部の底部において、細長い板状の一端が展開自在になるように、その他端を該遊技機主部に回動自在に軸支されたヒンジ部材と、
前記ヒンジ部材と着脱自在に係合させることができる係合部材を具備した外枠と、を備え、
前記外枠に、前記遊技機主部を前記ヒンジ部材を介して着脱自在に固定し得るように構成した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A1では、遊技機主部が外枠から分離した構造になり、遊技機主部を外枠に装着する際に、遊技機ベースユニットに設けられたヒンジ部材を、外枠の係合部材に嵌合させることにより、遊技機主部と外枠とを強固に嵌合させることができる。入れ替え作業に際してこのヒンジ部材は、遊技機ベースユニットから展開した状態にすると、そのまま遊技機主部(遊技機ベースユニット)を自立させることができる。即ち、遊技機主部のみを交換するので、遊技機主部は下部が不安定な状態になるが、遊技機主部の下部に設けた可動自在になる下側部材が展開した状態になっていると、遊技機主部の転倒を防止することができ、遊技機主部を自立させることができる。
このヒンジ部材は、弾性部材の付勢力により係止を解除することで自動展開する構造になる。一方、ヒンジ部材を遊技機ベースユニットと平行に維持することで、従来の外枠と一体になった遊技機と比較してコンパクトに取り扱うことができる。
特に、遊技機主部と外枠とが分離する構成であるために、最初に外枠をホールの島の上部枠板と下部枠板の間に釘固定しておくことにより、遊技機の入れ替えに際しては、遊技機主部のみを交換するだけで迅速に入れ替え作業を終了させることができる。
遊技機A2は、前記ヒンジ部材は、その長手方向に数箇所の固定用の係合横孔が開けられ、
前記外枠の係合部材は、各係合横孔に係合する係合片が複数形成された、ことを特徴とする遊技機1の遊技機。
遊技機A2では、このように形成することで、ヒンジ部材(遊技機ベースユニット)を、係合部材(外枠)に強固に取り付けることができる。
遊技機A3は、前記外枠の係合部材は、その長手方向に数箇所に位置決め用の出没自在になる嵌合ピンを備え、
前記ヒンジ部材は、各嵌合ピンが嵌合する嵌合孔が開けられた、ことを特徴とする遊技機A1の遊技機。
遊技機A3では、この嵌合ピンが出没自在になるので、ヒンジ部材を係合部材面上をスライドさせるように閉止させるだけで、嵌合ピンを嵌合孔に嵌合させることができ、位置決めとしての機能を発揮する。
遊技機A4は、前記外枠の係合部材に、前記ヒンジ部材の嵌合孔に嵌合している嵌合ピンを下から一時的に固定するストッパを、更に備えた、ことを特徴とする遊技機A3の遊技機。
遊技機A4では、ストッパを嵌合ピン側に移動させると、嵌合ピンを突出した状態で維持することにより、嵌合ピンを一時的に固定することができ、ヒンジ部材が係合部材から外れないようにすることができる。
遊技機A5は、前記ヒンジ部材に切り欠き状の被係止部を設け、
該被係止部に、施錠装置に設けられている鉤金具と連動する展開防止金具が係止するように構成した、ことを特徴とする遊技機A1の遊技機。
遊技機A5では、この展開係止金具が、シリンダ錠の操作によって連動杆を上方向又は下方向のうち予め定められた方向に移動させると、外枠に対する遊技機ベースユニットの施錠状態が解除される。外枠に対する遊技機ベースユニットの施錠状態とすることができる。運搬時、格納時に、この展開防止金具により遊技機ベースユニット22にヒンジ部材を格納してコンパクトにすることができる。
遊技機A6は、遊技機主部の底部において、細長い板状の一端が展開自在になるように、その他端を該遊技機主部に回動自在に軸支されたヒンジ部材を備え、
前記ヒンジ部材を、遊技機用島設備に固定された取付枠に設けられた係合部材に着脱自在に係合させ、
該取付枠に、前記遊技機主部を前記ヒンジ部材を介して着脱自在に固定し得るように構成した、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A6では、遊技機主部が外枠から分離した構造になり、遊技機主部はコンパクトになり、嵩張らない。予め外枠に相当する枠体をパチンコ島に設置しておくことで、遊技機の入れ替えに際して、この枠体に遊技機主部が着脱自在に嵌合することができ、短時間でこの枠体に遊技機主部を取り付けることができる。また、遊技機主部を取り外すことができる。
遊技機A7は、前記ヒンジ部材は、その長手方向に数箇所の固定用の係合横孔が開けられ、
前記取付枠の係合部材は、各係合横孔に係合する係合片が複数形成された、ことを特徴とする遊技機A6の遊技機。
遊技機A8は、前記取付枠の係合部材には、その長手方向に数箇所に位置決め用の出没自在になる嵌合ピンを備え、
前記ヒンジ部材は、各嵌合ピンが嵌合する嵌合孔が開けられた、ことを特徴とする遊技機A6の遊技機。
遊技機A9は、前記取付枠の係合部材には、前記ヒンジ部材の嵌合孔に嵌合している嵌合ピンを下から固定するストッパを、更に備えた、ことを特徴とする遊技機A8の遊技機。
遊技機10、A1〜A9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機10、A1〜A9のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機10、A1〜A9のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手投(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技機は、主にパチンコ機の遊技機に利用することができるが、遊技球を一時停止させる構成の遊技機であれば、パチンコ機以外の様々な遊技機に利用することができる。
10 遊技機としてのパチンコ機
17b(17)支持金具
17a(17)支持金具
18 支持金具
22 遊技機本体としての遊技機ベースユニット
2201 ヒンジ部材
2202 係合横孔
2203 係合部材
2204 係合片
2205 嵌合孔
2206 嵌合ピン
2207 嵌合挿通孔
2208 支持部材
2209 弾性部材
2210 第1フランジ
2211 ストッパ
2212 長孔
2213 長孔の薄い部分
2214 長孔の厚い部分
2215 第2フランジ
2216 回動弾性部材
2217 ボス孔
2218 軸部材
2219 ヒンジ部材側停止片
2220 ユニット側停止片
2221 被係止部
23 遊技機前面体としての遊技機前面ユニット
31 施錠装置
32 連動杆
3201 展開防止金具
61 遊技盤
62 開放入球部としての一般入賞口
63 開閉入球部としての可変入賞装置
63a 開閉手段としての開閉扉
64 開放入球部としての上作動口
65 開閉入球部としての下作動口
65a 開閉手段としての電動役物
71 図柄表示装置
80 遊技球発射機構
84 遊技球発射ハンドル
91 窓パネル部
95 第1膨出部
95a 外側貯留部としての上皿
95b 貯留部
95c ねじボス
95d 周縁
95e 反し部
96a 外側貯留部としての下皿
103 音声ランプ制御装置
107 主制御装置
132 内側貯留部としてのタンク
135 払出装置
146 払出制御装置

Claims (2)

  1. 遊技機主部とこれを支持する外枠とが分離する遊技機であって、
    遊技機主部の底部において、細長い板状の一端が展開自在になるように、その他端を該遊技機主部に回動自在に軸支されたヒンジ部材と、
    前記ヒンジ部材と着脱自在に係合させることができる係合部材を具備した外枠と、を備え、
    前記外枠に、前記遊技機主部を前記ヒンジ部材を介して着脱自在に固定し得るように構成した、ことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技機主部の底部において、細長い板状の一端が展開自在になるように、その他端を該遊技機主部に回動自在に軸支されたヒンジ部材を備え、
    前記ヒンジ部材を、遊技機用島設備側の取付枠に設けられた係合部材に着脱自在に係合させ、該取付枠に、前記遊技機主部をヒンジ部材を介して着脱自在に固定し得るように構成した、ことを特徴とする遊技機。
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