JP2015023883A - 遊技機 - Google Patents

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崇 前田
太 伊藤
Futoshi Ito
太 伊藤
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Abstract

【課題】遊技盤を遊技機前面ユニットに遊技機の前方から嵌合する遊技盤交換に際して、同時にコネクタを円滑に接続する。
【解決手段】遊技機前面ユニット23から遊技盤61を取り外すことができる遊技機10であって、遊技盤61の裏面に取り付けられた、少なくとも遊技機に関する信号の中継を行う信号中継回路が構成されたターミナル基板の配線用の遊技盤側のコネクタ2301と、この遊技盤側のコネクタ2301に接続される遊技機前面ユニットに取り付けられた遊技機前面ユニット側のコネクタ2302と、を備え、遊技盤側又は遊技機前面ユニット側の何れか一方のコネクタは、所定方向への位置ずれを吸収し得るように、コネクタが装着される保持穴2308を開けたコネクタ保持板2306を介在して遊技盤又は遊技機前面ユニットに取り付けられる構成である。
【選択図】図12

Description

本発明は、パチンコ機、スロットマシンあるいはメダルの代わりに遊技球でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に関する。
遊技機例えばパチンコ機を新台に交換する際に、遊技機全体を島の枠構造から取外すのではなく、遊技盤のみを外して交換する構造の遊技機がある。これは遊技盤を交換する際に、例えば遊技機の前方からこの遊技盤を遊技機前面ユニットに嵌合する構成になっているものがある。このような交換作業の容易な遊技機について、例えば特許文献1の特開平9−714公報「遊技機」が提案されている。
このような遊技盤のみを交換する遊技機について、コネクタを接続する際には、一旦交換した遊技盤はその側方のヒンジ構造を回動中心にして開け、個々にコネクタを接続していた。このような交換作業では、遊技盤の嵌合作業とコネクタの接続作業と2段階の作業が必要であり、遊技盤のみを遊技機の前方から交換する交換作業であっても作業全体の時間を短縮できなかった。
更に、遊技機の交換に際して、遊技機の前方から遊技盤をこの遊技機前面ユニットに嵌合すると同時にコネクタも接続することができる構成も提案されている。
特開平9−714
しかし、遊技盤の交換に際して、この遊技盤を遊技機前面ユニットに嵌合しやすいように、遊技機前面ユニットの側方に、遊技盤の側方を合わせる、いわゆる「位置決め」をしてから嵌合する必要がある。または前面ユニットの下部で「位置決め」をするように、遊技盤を下方へ落とし込むように嵌合する構造のものがある。遊技盤に取り付けられたコネクタを、遊技機前面ユニットに取り付けられたコネクタに差し込む際に位置ずれがあると嵌合接続をすることができないことがあった。
そのために、例えば差し込む側のコネクタは尖った形状に、差し込まれる側のコネクタはロート形状にしたいわゆる「誘い込み構造」を設ける必要があった。それぞれ遊技盤のコネクタも差し込まれる遊技機前面ユニット側のコネクタ(レセプタクル)にも誘い込み構造を設ける必要があった。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技盤を遊技機前面ユニットに遊技機の前方から嵌合する遊技盤の交換に際して、同時にコネクタを円滑に接続することができる遊技機を提供することにある。
本発明は、遊技機前面ユニットから遊技盤を取り外すことができる遊技機であって、前記遊技盤の裏面に取り付けられた、少なくとも遊技機に関する信号の中継を行う信号中継回路が構成されたターミナル基板の配線用の遊技盤側のコネクタと、前記遊技盤側のコネクタに接続される前記遊技機前面ユニットに取り付けられた遊技機前面ユニット側のコネクタと、を備え、前記遊技盤側又は遊技機前面ユニット側の何れか一方のコネクタは、所定方向への位置ずれを吸収し得るように、該コネクタが装着される保持穴を開けたコネクタ保持板を介在して該遊技盤又は該遊技機前面ユニットに取り付けられた、ことを特徴とする。
上記構成の発明では、遊技機前面ユニットから遊技盤を取り外すことができる遊技機について、遊技盤を遊技機前面ユニットに遊技機の前方から嵌合すると同時にコネクタを円滑に接続することができる。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す背面図である。 遊技機前面ユニットの構成を示す背面図である。 裏パックユニットの構成を示す正面図である。 裏パックユニットの構成を示す分解斜視図である。 実施例1のコネクタ接続構造を構成するコネクタ保持板によりコネクタを接続する状態を示す説明平面図である。 実施例1のコネクタ接続構造を構成するコネクタを示す拡大正面図である。 実施例1のコネクタ接続構造を構成するコネクタを示す拡大平面図である。 実施例1のコネクタ保持板に2個のコネクタを装着した状態を示す正面図である。 実施例1のコネクタ保持板を示す平面図である。 実施例1のコネクタ保持板を示す底面図である。 コネクタをコネクタ保持板へ装着する状態を示す拡大断面図であり、(a)は装着前の状態、(b)は装着中の状態、(c)は可撓性爪部を押し曲げている状態、(d)は装着後の状態である。 コネクタをコネクタ保持板から取り外す状態を示す拡大断面図であり、(a)は取り外す前の状態、(b)は取り外し中の状態、(c)は取り外し後の状態である。 遊技盤の側方で「位置決め」をしてから嵌合する場合に、コネクタ保持板に装着したコネクタをレセプタクルに接続する状態を示す拡大平面図である。 遊技盤の下部で「位置決め」をしてから嵌合する場合に、コネクタ保持板に装着したコネクタがレセプタクルに接続する状態を示す拡大側面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明のパチンコ機10の遊技機主部21と外枠11とが嵌合した状態を示す斜視図である。図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。図4はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部21とを有する。本発明は、この外枠11と遊技機主部21とが着脱自在に分離する構造になっている。
<遊技機10の全体構成>
外枠11は、板材12〜15を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。外枠11を構成する板材12〜15は、左右の板材12,13がアルミなどの金属製となっており、上下の板材14,15が木製となっている。パチンコ機10は、外枠11の上下の板材14,15を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
上記のように左右の板材12,13を金属製とすると共に上下の板材14,15を木製とすることで、島設備への固定を可能としつつ外枠11の補強を行うことができる。なお、外枠11の構成は上記のものに限定されることはなく、全ての板材12〜15を木製としてもよく、全ての板材12〜15を金属製としてもよい。また、板材12〜15の全部又は一部を合成樹脂製としてもよい。
外枠11の左側の板材12には、その上下の各端部に支持金具17,18が取り付けられている。これら支持金具17,18に支持させるようにして、図2及び図3に示すように、遊技機主部21が外枠11に対して回動可能に取り付けられている。本発明は、これら支持金具17,18に遊技機主部21を着脱自在に取り付ける構造になる。
遊技機主部21は、図3に示すように、遊技機ベースユニット(本体枠又は内枠)22と、その遊技機ベースユニット22の前方に配置される遊技機前面ユニット(前面扉又は前枠)23と、遊技機ベースユニット22の後方に配置される裏パックユニット24とを備えている。遊技機主部21のうち遊技機ベースユニット22が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として遊技機ベースユニット22が前方へ回動可能(開閉可能)とされている。
遊技機前面ユニット23には、手前側へ膨出した第1膨出部95が窓パネル部91の下方に設けられており、その第1膨出部95内側には、上方に開口した上皿95aが設けられている。上皿95aは、第1払出口231より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら下流側(本実施の形態では右側)へ導くための球受皿である。
第1膨出部95には、上皿95aの下流側に上皿球抜きスイッチ232が設けられると共に、上皿95aの前方に貸球操作部233が配設されている。上皿球抜きスイッチ232は、上皿95aに貯留された遊技球を排出するために操作されるものである。
貸球操作部233には、球貸しボタン234と、返却ボタン235とが設けられている。球貸しボタン234は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が払い出される。返却ボタン235は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
また、第1膨出部95の前面側中央部には、球貸しボタン234と返却ボタン235との間に、遊技者により操作可能なプッシュ式の演出スイッチ236が設けられている。演出スイッチ236には図示しないランプが内蔵されており、選択操作が有効とされる状況下ではランプが点灯表示され、選択操作が無効とされる状況下ではランプが消灯表示されるようになっている。そして、当該ランプが点灯表示されている状況下で演出スイッチ236を操作された場合、後述する図柄表示装置71の表示モードが変更されるようになっている。
遊技機前面ユニット23の下部位置には、手前側へ膨出した第2膨出部96が設けられており、その第2膨出部96内側には、上方に開口した下皿96aが設けられている。下皿96aは、第2払出口237より払い出された遊技球を一旦貯留するための球受皿である。下皿96aには、例えば下皿球抜きスイッチ233を操作された場合、上皿95aに貯留された遊技球が第2払出口237より排出されるようになっている。
第2膨出部96前面側には、下皿96aに貯留された遊技球を下方に排出するための上球抜きスイッチ238が設けられている。また、第2膨出部96の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル84が設けられている。遊技球発射ハンドル84は、板材12の背面側に設けられた遊技球発射機構80(図5参照)に連結されており、上皿95aに貯留された遊技球は、遊技者が遊技球発射ハンドル84を回転させることにより、遊技盤61に形成された遊技領域に向けて発射される。
遊技機ベースユニット22は、図2及び図3に示すように、外枠11の開口全体を覆う大きさを有しており、その背面側であって回動先端側には施錠装置31が取り付けられている。施錠装置31は長尺状の連動杆32を備えており、当該連動杆32には上下一対の鉤金具33が設けられている。外枠11に対して遊技機ベースユニット22を閉鎖した際には、鉤金具33が外枠11の右側の板材13に設けられた受け金具34に係止され、施錠装置31により施錠状態とされるようになっている。また、遊技機ベースユニット22にはシリンダ錠35が設けられており、シリンダ錠35の操作によって連動杆32を上方向又は下方向のうち予め定められた方向に移動させると、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の施錠状態が解除される。
遊技機ベースユニット22には、図2に示すように、遊技機前面ユニット23が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として前方へ回動可能(開閉可能)とされている。また、遊技機ベースユニット22には、図3に示すように、裏パックユニット24が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として後方へ回動可能(開閉可能)とされている。
次に、遊技機ベースユニット22、遊技機前面ユニット23及び裏パックユニット24のそれぞれについて詳細に説明する。
<遊技機ベースユニット22>
先ず、遊技機ベースユニット22の構成について詳細に説明する。図5は遊技機ベースユニット22の正面図である。図6は遊技機ベースユニット22に搭載された遊技盤61の正面図である。図7は遊技機ベースユニット22の背面図である。なお、図5では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
遊技機ベースユニット22は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース41を主体に構成されている。樹脂ベース41の中央部には略楕円形状の窓孔51が形成されている。樹脂ベース41にはその後方から遊技盤61が着脱可能に取り付けられている。詳細には、樹脂ベース41の裏面には、図7に示すように、複数(本実施の形態では4箇所)の固定金具52〜55が設けられており、これら固定金具52〜55によって遊技盤61は後方へ脱落しないように固定されている。固定金具52〜55は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。
遊技盤61は合板より成り、遊技盤61の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース41の窓孔51を通じて遊技機ベースユニット22の前面側に露出した状態となっている。
ここで、遊技盤61の構成を図6に基づいて説明する。遊技盤61には、ルータ加工が施されることによって前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口62,可変入賞装置63,上作動口64,下作動口65,スルーゲート66及び可変表示ユニット67等がそれぞれ設けられている。このうち、可変入賞装置63、上作動口64、下作動口65及び可変表示ユニット67は、遊技盤61の左右方向の中央において上下方向に並べて設けられており、上から可変表示ユニット67、上作動口64、下作動口65及び可変入賞装置63の順となっている。また、一般入賞口62は、遊技盤61の下部において、左側に2個及び右側に2個の合計4個設けられている。ちなみに、遊技盤61の左側は遊技機前面ユニット23の回動基端側に相当し、遊技盤61の右側は遊技機前面ユニット23の回動先端側に相当する。
一般入賞口62、可変入賞装置63、上作動口64及び下作動口65に遊技球が入球すると、それが検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。具体的には、一般入賞口62に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として10個の遊技球が払い出され、可変入賞装置63に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として15個の遊技球が払い出され、上作動口64に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として3個の遊技球が払い出され、下作動口65に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として4個の遊技球が払い出される。
その他に、遊技盤61の最下部にはアウト口68が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口68を通って遊技領域から排出される。また、遊技盤61には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘69が植設されていると共に、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
可変表示ユニット67には、いずれかの作動口64,65への入賞をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置71が設けられている。また、可変表示ユニット67には、図柄表示装置71を囲むようにしてセンターフレーム72が配設されている。センターフレーム72の上部には、第1特定ランプ部73及び第2特定ランプ部74が設けられている。また、センターフレーム72の上部及び下部にはそれぞれ保留ランプ部75,76が設けられている。下側の保留ランプ部75は、図柄表示装置71及び第1特定ランプ部73に対応しており、遊技球が作動口64,65を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部75の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部76は、第2特定ランプ部74に対応しており、遊技球がスルーゲート66を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部76の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
図柄表示装置71は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。図柄表示装置71には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。なお、図柄表示装置71は、CRT,ドットマトリックス,7セグメント等その他のタイプにより表示画面を構成したものであってもよい。
第1特定ランプ部73では、作動口64への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には大当たりが発生する。また、第2特定ランプ部74では、遊技球のスルーゲート66の通過をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には下作動口65に付随する電動役物65aが所定時間だけ開放状態となる。
ちなみに、下作動口65は、開閉手段としての電動役物65aが開放状態の場合に入球が可能となり、閉鎖状態の場合に入球が不可となる。なお、これに限定されることはなく、電動役物65aが開放状態の場合に入球し易くなり、閉鎖状態の場合に入球しがたくなる構成としてもよい。
可変入賞装置63は、開閉手段としての開閉扉63aが通常は遊技球が入球できない又は入球しがたい閉鎖状態になっており、大当たりの際に遊技球が入球しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置63の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置63が繰り返し開放されるものが一般的である。
遊技盤61には、内レール部77と外レール部78とが取り付けられており、これら内レール部77と外レール部78とにより誘導レールが構成され、遊技球発射機構から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。ちなみに、図5に示すように、樹脂ベース41の窓孔51の右上部には返しゴム79が設けられており、所定以上の勢いで発射された遊技球は返しゴム79に当たり、遊技領域の中央寄りに跳ね返されるようになっている。この場合、返しゴム79はその遊技球が当たる面が遊技領域の中央側に向けて傾斜させて形成されているため、遊技領域の中央に向けた遊技球の跳ね返しが良好に行われるようになっている。
遊技球発射機構80は、図5に示すように、樹脂ベース41における窓孔51の下方に取り付けられている。遊技球発射機構80は、電磁式のソレノイド81と、発射レール82と、球送り機構83とからなり、ソレノイド81への電気的な信号の入力により当該ソレノイド81の出力軸が伸縮方向に移動し、球送り機構83によって発射レール82上に置かれた遊技球を遊技領域に向けて打ち出す。ソレノイド81への電気的な信号の入力は、遊技機前面ユニット23の下部に設けられた遊技球発射ハンドル84(図1等参照)が操作されることに基づいて発生する。
樹脂ベース41の前面における回動基端側にはその上端部及び下端部に支持金具42,43が取り付けられており、これら支持金具42,43に対して遊技機前面ユニット23が支持されていることで当該遊技機前面ユニット23が遊技機ベースユニット22に対して前方に回動可能となっている。また、樹脂ベース41の前面における回動先端側には、遊技機前面ユニット23の背面に設けられた鉤金具44(図2参照)を挿入するための挿入孔45が上下方向に離間させて複数設けられている。遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23を閉鎖した状態では、遊技機前面ユニット23の鉤金具44が挿入孔45内に入り込み、当該鉤金具44は上述した施錠装置31に係止される。これにより、遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23が施錠された状態となる。この施錠状態はシリンダ錠35の操作によって施錠装置31の連動杆32を、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の解錠を行う場合とは反対側に移動させることで解除される。
<遊技機前面ユニット23>
ここで、遊技機前面ユニット23の構成について説明する。図8は遊技機前面ユニット23の背面図である。
遊技機前面ユニット23は遊技機ベースユニット22の前面側全体を覆うようにして設けられている。遊技機前面ユニット23には、図1に示すように、上記遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした略楕円形状の窓パネル部91が設けられている。窓パネル部91の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓パネル部91の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部92が設けられている。環状電飾部92では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部92の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部93が設けられている。また、窓パネル部91の左上方及び右上方には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部94が設けられている。
遊技機前面ユニット23における窓パネル部91の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部95と下側膨出部96とが上下に並設されている。上側膨出部95内側には上方に開口した上皿95aが設けられており、下側膨出部96内側には同じく上方に開口した下皿96aが設けられている。上皿95aは、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿96aは、上皿95a内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。なお、下側膨出部96の右方には、上述した遊技球発射ハンドル84が設けられている。
遊技機前面ユニット23の背面における回動基端側(図8の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸97,98が設けられている。これら突起軸97,98は遊技機ベースユニット22に対する組付機構を構成する。また、遊技機前面ユニット23の背面における回動先端側(図8の左側)には、上述した鉤金具44が上下方向に複数並設されている。
また、遊技機前面ユニット23の背面には、図8に示すように、前面側通路ユニット271が取り付けられている。前面側通路ユニット271は、合成樹脂により成形されており、上皿95aに通じる前扉側上皿通路と、下皿96aに通じる前扉側下皿通路とが形成されている。前面側通路ユニット271の詳細については後に説明する。
<遊技機ベースユニット22の背面構成>
次に、遊技機ベースユニット22の背面構成について図7を用いて詳細に説明する。
樹脂ベース41の背面における回動先端側には既に説明した施錠装置31が設けられている。また、樹脂ベース41の中央には上記のとおり遊技盤61が取り付けられている。
遊技盤61の中央に配置された可変表示ユニット67には、図3及び図7に示すように、センターフレーム72を後方から覆う合成樹脂製のフレームカバー100が後方に突出させて設けられており、フレームカバー100に対して後側から上述した図柄表示装置71が取り付けられていると共に、その図柄表示装置71を駆動するための表示制御装置101が取り付けられている。これら図柄表示装置71及び表示制御装置101は前後方向に重ねて配置され(図柄表示装置71が前、表示制御装置101が後)、さらにその後方に音声ランプ制御装置ユニット102が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット102は、音声ランプ制御装置103と、取付台104とを具備する構成となっており、取付台104上に音声ランプ制御装置103が装着されている。
音声ランプ制御装置103は、後述する主制御装置からの指示に従い音声やランプ表示、及び表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックスに収容されて構成されている。
遊技盤61の背面であって可変表示ユニット67の下方には、主制御装置ユニット105が搭載されている。主制御装置ユニット105は、合成樹脂製の取付台106を有し、取付台106に主制御装置107が搭載されている。主制御装置107は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス108に収容されて構成されている。なお、当該基板ボックス108には、当該基板ボックスの開放痕跡手段としてカシメ構造や図示しない封印シールが設けられていると共に、取付台106に対する主制御装置107の離脱痕跡手段としてカシメ構造が設けられている。
遊技盤61の背面における主制御装置ユニット105により覆われた領域には、図示しない集合板ユニットが設けられている。集合板ユニットには、各種入賞口に入賞した遊技球を回収するための遊技球回収機構や、各種入賞口等への遊技球の入賞を検知するための入賞検知センサなどが設けられている。遊技球回収機構にて回収された遊技球は後述する排出通路を介してパチンコ機10外部に排出される。また、入賞検知センサは主制御装置107と電気的に接続されており、遊技球の入賞を検知した場合の検知信号は主制御装置107にて入力される。
樹脂ベース41の背面における回動基端側(図7の右側)には、軸受け金具111,112,113が取り付けられている。軸受け金具111〜113は上下に離間させて3個設けられている。なお、軸受け金具111〜113の数は任意であり、2個であってもよく、4個以上であってもよい。これら軸受け金具111〜113に対して軸支させて遊技機ベースユニット22には裏パックユニット24が取り付けられている。裏パックユニット24により、図5に示すように、可変表示ユニット67の全部及び主制御装置ユニット105の一部が後方から覆われており、裏パックユニット24を開放させない限り可変表示ユニット67及び主制御装置ユニット105を樹脂ベース41から取り外すことができないようになっている。
樹脂ベース41の背面には、図3及び図7に示すように、裏パックユニット24を遊技機ベースユニット22に固定するための固定金具115が設けられている。固定金具115は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。また、図7に示すように、樹脂ベース41の背面には締結孔部116が形成されており、当該締結孔部116に対して裏パックユニット24に設けられた締結具117(図9参照)を締結させることによっても裏パックユニット24が遊技機ベースユニット22に固定される。
<裏パックユニット24>
次に、裏パックユニット24の構成について詳細に説明する。図9は裏パックユニット24の正面図である。図10は裏パックユニット24の分解斜視図である。
裏パックユニット24は、当該裏パックユニット24の上部及び中央部分を構成する第1裏パックユニット121と、当該第1裏パックユニット121に連続させて設けられ裏パックユニット24の下部を構成する第2裏パックユニット141とを備えている。第1裏パックユニット121にはその下部に開口部122が形成されており、第2裏パックユニット141の上部は当該開口部122の下縁部分を構成している。
第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141には、図9に示すように、それぞれ軸金具123,139が設けられており、それら軸金具123,139はそれぞれ個別に軸受け金具111〜113に支持されている。これにより、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とは、遊技機ベースユニット22に対してそれぞれ個別に回動可能となっている。
ここで、上記のとおり、第2裏パックユニット141はその上部が第1裏パックユニット121の開口部122の下縁部分を構成しており、当該下縁部分において、第1裏パックユニット121がパチンコ機10前方となるようにして第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが前後に重なっている。したがって、第1裏パックユニット121を遊技機ベースユニット22に対して閉鎖した状態で第2裏パックユニット141を開放させることはできるが、第2裏パックユニット141を閉鎖した状態で第1裏パックユニット121を開放させることはできない。なお、これに限定されることはなく、開閉の関係が第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とで逆であってもよく、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが相互に干渉することなく開閉可能な構成であってもよい。さらには、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが一体化され個別に開閉できない構成としてもよい。
次に、第1裏パックユニット121の構成について詳細に説明する。
第1裏パックユニット121は、裏パック124を備えており、当該裏パック124に対して、払出機構部125が取り付けられている。裏パック124は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部125などが取り付けられるベース部126と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部127とを有する。保護カバー部127は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット67を囲むのに十分な大きさを有する。
ベース部126には、その右上部に外部端子板131が設けられている。外部端子板131には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。また、ベース部126には上述した第1裏パックユニット121の軸金具123が設けられている。
ベース部126には、保護カバー部127を迂回するようにして払出機構部125が配設されている。払出機構部125は、タンク132と、タンクレール133と、上下通路ユニット134とを備えている。タンク132は上方に開放されており、裏パック124の最上部に設けられている。タンク132には遊技ホールの島設備から遊技球が逐次補給される。タンクレール133は、タンク132の下方において当該タンク132に連結されており、下流側に向けて緩やかに傾斜している。当該タンクレール133の下流部に連結させて上下通路ユニット134が設けられている。上下通路ユニット134は上下方向に延びており、その途中位置に払出装置135が設けられている。また、上下通路ユニット134の下流側には、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部が設けられており、前面側通路部は上皿95a及び下皿96aに連通されている。
つまり、タンク132と、上皿95a及び下皿96aの受け皿との間には、タンクレール133、上下通路ユニット134、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部からなる誘導通路部が設けられており、タンク132に貯留されている遊技球は当該誘導通路部を通じて上皿95a又は下皿96aに払い出される。なお、上下通路ユニット134の構成、及びそれよりも下流側の構成については後に詳細に説明する。
払出機構部125には、裏パック基板136が設置されている。裏パック基板136には、例えば交流24ボルトの主電源が供給され、電源スイッチ137の切替操作により電源ON又は電源OFFとされるようになっている。
次に、第2裏パックユニット141の構成について詳細に説明する。
第2裏パックユニット141は、排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とを備えている。排出通路盤142は第2裏パックユニット141の前側を構成し、制御装置集合ユニット143は第2裏パックユニット141の後側を構成している。そして、これら排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とが前後に組み付けられて第2裏パックユニット141が構成されている。
排出通路盤142は、制御装置集合ユニット143と対向する面に後方に開放された排出通路144が形成されており、当該排出通路144の開放部は制御装置集合ユニット143によって塞がれている。排出通路144は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されており、上述した各種入賞口等から排出通路144に導出された遊技球は当該排出通路144を通ることでパチンコ機10外部に排出される。
制御装置集合ユニット143は、横長形状をなす取付台145を有し、取付台145に払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とが搭載されている。これら払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とは、払出制御装置146がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置146は、基板ボックス148内に払出装置135を制御する払出制御基板が収容されている。なお、払出制御装置146から払出装置135への払出指令の信号は上述した裏パック基板136により中継される。また、払出制御装置146には状態復帰スイッチ148aが設けられている。例えば、払出装置135における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ148aが押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。
電源及び発射制御装置147は、基板ボックス149内に電源及び発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電源が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル84の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源及び発射制御装置147にはRAM消去スイッチ149aが設けられている。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ149aを押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
図11は実施例1のコネクタ接続構造を構成するコネクタ保持板2306によりコネクタ2301を接続する状態を示す説明平面図である。
本発明の遊技機10は、遊技機10の交換に際して、この遊技機10に向かって遊技盤61を遊技機前面ユニット23に前方から嵌合することができる構成である。この遊技盤61を遊技機前面ユニット23に前方から嵌合する際に、同時に遊技盤61側のコネクタ2301と遊技機前面ユニット23側のレセプタクル2302(コネクタ)を同時に接続するようになる。
これらのコネクタ2301を接続する際には、図11に示すように、遊技盤10の交換に際して、この遊技盤61を遊技機前面ユニット23に嵌合しやすいように、遊技機前面ユニット23の側方に、遊技盤61の側方を合わせる、いわゆる「位置決め」をしてから嵌合する。そこで、本発明の遊技機10は、多少の芯位置のずれがあっても遊技機10の交換作業に手間がかからず迅速に交換できるように、そのずれを容易に吸収して適切な位置でコネクタ2301を接続できる構成にした。
<コネクタの構造>
図12は実施例1のコネクタ接続構造を構成するコネクタ2301を示す拡大正面図である。図13は実施例1のコネクタ接続構造を構成するコネクタ2301を示す拡大平面図である。
本発明のコネクタ接続構造を構成するコネクタ2301は、略直方体形状のプラグ本体2303と、レセプタクル2302に接続されるプラグターミナル2304とを備え、このプラグターミナル2304の他端に電線等のハーネス2305を接続した部品である。本発明のコネクタ接続構造は、このコネクタ2301をコネクタ保持板2306に装着して、レセプタクル2302側に差し込む際にその位置ずれを吸収して適切な位置で嵌合接続できるようになっている。そこで、本発明のコネクタ接続構造を構成するコネクタ2301には、プラグ本体2303の周囲におけるハーネス2305の接続側に抜け止め片等が数か所形成されている。これらの抜け止め片は後述するコネクタ保持板2306の保持穴2308の周縁に引っ掛かることで、抜け止め作用を奏する。
更に、このコネクタ2301には、その接続後に偶発的に抜けないようにするためのロック機能を有し、抜去時にロック解除動作を必要とするポジティブロック、偶発的にロック解除用バーに引っ掛けたり、押し付けたりすることにより、ロック部が破損することを抑制するための部分ロック保護壁、更に左右に配置されたポジティブロックを同時に解除するための連結部分になるロック解除用バーを備えることも可能である。
<コネクタ2301の第1抜け止め片2307>
コネクタ2301は、そのハーネス2305が接続されているプラグ本体2303であって、その短辺側に、第1抜け止め片2307を形成している。第1抜け止め片2307は、コネクタ2301の差し込む方向に向かってコネクタ保持板2306に開けた保持穴2308の周縁に接するようになる。即ち、コネクタ2301は、このコネクタ2301を差し込む方向(図12の正面図の紙面上で上方向)へ抜けないようになる。
なお、ここで第1、第2等・・・と番号を使用したのは、同じ部材名称について、形成されている位置を特定しやすいように便宜的に使用するもので、個数又は順番を意味するものではない。以下の番号表記も同様な趣旨によるものである。
第1抜け止め片2307は、図13の平面図に示すように、コネクタ2301の長辺に沿う方向へ突出するように板状の抜け止め片が形成されたものである。この第1抜け止め片2307の先端側が、保持穴2308の周縁に引っ掛かり抜けないようになる。この第1抜け止め片2307の形状は図示は一例であり、その他の形状ものでもよい。
<第1可撓性爪部2309>
この第1抜け止め片2307に囲まれた位置に、第1可撓性爪部2309を形成している。この第1可撓性爪部2309はコネクタ2301のプラグ本体2303の短辺部分から、コネクタ2301の長辺方向へ突出するように形成された細長い板状の爪部材である。この第1可撓性爪部2309は文字通り撓むことができる部材である。この第1可撓性爪部2309には、その先端側(図示例では保持穴2308の周縁側に)に第1位置決め突起部2310が形成されている。
第1位置決め突起部2310は、コネクタ保持板2306の保持穴2308を通過したら、この第1位置決め突起部2310が保持穴2308の周縁に接し、この保持穴2308内でのコネクタ2301のプラグ本体2303の動きを規制すると共に、この保持穴2308からの離脱を防止するようになる。図示例では、略正方形状の第1抜け止め片2307の内部に第1可撓性爪部2309を形成している状態を示しているが、この配置を逆にした、第1可撓性爪部2309が第1抜け止め片2307を挟むような構成でもよい。
<第2抜け止め片2311>
コネクタ2301の反対の短辺側には、コネクタ保持板2306の保持穴2308の周縁に引っ掛かるように第2抜け止め片2311を形成している。この第2抜け止め片2311では、一旦保持穴2308に取り付けたコネクタ2301が抜けることを防止する作用を奏する。即ち、第2抜け止め片2311は、このコネクタ2301のハーネス2305側(図12の正面図の紙面上で下方向)へ抜けないようになる。そこで、第2抜け止め片2311は、コネクタ2301のハーネス2305側に向かって、保持穴2308の周縁に接するようになる。
第2抜け止め片2311は、コネクタ2301のプラグ本体2303の短辺の周囲に2本の部材が突出するように形成されたものである。しかし、この形状は一例であり、第2抜け止め片2311は、単純に1本の部材から成るものでもよい。
<第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313>
コネクタ2301の長辺の両側には、それぞれ第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313を形成している。第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313は、それぞれコネクタ保持板2306の保持穴2308の周縁においてコネクタ2301が抜けないようになり、遊技盤61を遊技機前面ユニット23に遊技機10の前方から嵌合すると同時に、コネクタ2301をレセプタクル2302(コネクタ)に接続できるようになる。
この第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313の形状は、図12の正面図に示すように、横断面図で略逆L字形状を有する。第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313は、コネクタ2301の長辺方向に延びる抜け止め片を有し、コネクタ保持板2306の保持穴2308からの抜け止め機能を奏する。このように略逆L字形状にしたのは、この保持穴2308の周縁の表面に当たることで、コネクタ2301の差し込み方向の抜け止めとしての機能と、これに連続した部分が周縁に接することで、コネクタ2301の長辺方向へのストッパ機能を有する。一方、コネクタ2301の長辺の反対方向へのずれは、後述するように、コネクタ保持板2306に形成した弾性部材2321に当接させてその移動範囲を規制している。
<第4抜け止め片2314と第6抜け止め片2315>
コネクタ2301の長辺の両側には、それぞれ第4抜け止め片2314と第6抜け止め片2315を形成している。第4抜け止め片2314と第6抜け止め片2315の形状は、横断面図でクランク形状を有する。第4抜け止め片2314と第6抜け止め片2315では、コネクタ2301の長辺方向に延びる抜け止め片を有し、コネクタ保持板2306の保持穴2308からの抜け止め機能を奏する。更にコネクタ2301の長辺方向に延びる抜け止め片をハーネス2305側にも形成している。このハーネス2305側の抜け止め片は、後述するように数本の突起を有する治具を用いて、各位置決め突起部2310,2317,2319を押して可撓性爪部2309,2316,2318を撓ませると同時に、コネクタ2301をその長辺方向にずらしたときに、位置決め突起部2310,2317,2319が保持穴2308の周縁の裏面に移動し、治具の数本の突起が収まるようにする機能を有する(図18(b)参照)。この保持穴2308の周縁の表面に当たる抜け止め片とその裏面に当たる抜け止め片とを連結するようにその中間でも保持穴2308の周縁に接して、コネクタ2301の長辺方向への位置決め機能を有する。
<コネクタ2301の構造(第2,3可撓性爪部2316,2318)>
コネクタ2301において第3抜け止め片2312と第4抜け止め片2314の間に、第2可撓性爪部2316を形成している。この第2可撓性爪部2316の可動先側に第2位置決め突起部2317が形成されている。第2位置決め突起部2317は保持穴2308を通過したら、この第2位置決め突起部2317が保持穴2308の周縁に接し、この保持穴2308内でのコネクタ2301の長辺方向への動きを規制して、この保持穴2308からの離脱を防止するようになる。
同様に、コネクタ2301において第5抜け止め片2313と第6抜け止め片2315の間に、第3可撓性爪部2318を形成している。この第3可撓性爪部2318の可動先側に第3位置決め突起部2319が形成されている。第3位置決め突起部2319は保持穴2308を通過したら、この第3位置決め突起部2319が保持穴2308の周縁に接し、この保持穴2308内でのコネクタ2301の長辺方向への動きを規制して、この保持穴2308からの離脱を防止するようになる。
<位置決め用突片部2320>
コネクタ2301の短辺側には、更にコネクタ2301の長辺方向へ突出するように位置決め用突片部2320を形成している。コネクタ2301の短辺には、コネクタ2301の長辺方向へ突出するように第2抜け止め片2311を形成しているが、この第2抜け止め片2311と同じ側であるが、保持穴2308を挟んだハーネス2305側に位置決め用突片部2320を突出するように形成している。これは、コネクタ保持板2306に形成した弾性部材2321に当接して、コネクタ2301の揺動範囲をある程度規制する機能を有する。コネクタ2301はコネクタ保持板2306においてある程度移動可能に装着することが望ましい。その移動範囲が広すぎると却って、レセプタクル2302(コネクタ)と芯位置がずれて嵌合させづらくなるからである。
<差込み案内先端部2322>
略直方体形状のプラグ本体2303には、プラグターミナル2304を挟むように、両短辺部分に先が尖った形状の差込み案内先端部2322が形成されている。差込み案内先端部2322は、プラグターミナル2304の先端面より更に前方に突出した状態で形成されている。各差込み案内先端部2322は、先端が4方向に傾斜するように尖った形状になる。略直方体形状のプラグ本体2303のプラグターミナル2304に対して、長辺方向又は短辺方向の何れへの位置ずれがあってもそれを吸収できるようにするためである。これらの差込み案内先端部2322は、コネクタ2301をコネクタ保持板2306と共に、レセプタクル2302側に差し込む方向に、多少の位置ずれがあっても、この差込み案内先端部2322が受け側のレセプタクル2302を捉えそのまま嵌合させることができる。
<コネクタ保持板2306の構造)>
図14は実施例1のコネクタ保持板2306に2個のコネクタ2301を装着した状態を示す正面図である。図15は実施例1のコネクタ保持板2306を示す平面図である。図16は実施例1のコネクタ保持板2306を示す底面図である。
コネクタ保持板2306は、細長い部材の保持板本体2323に2個のコネクタ2301を保持する保持穴2308を開け、周囲にネジ止め用のネジ挿通孔2324を数か所設けている。保持板本体2323は横断面形状がコ字形状を有する。このコネクタ保持板2306は遊技機10の遊技盤61の裏面に装着され、このコネクタ保持板2306にコネクタ2301を揺動自在に保持した状態で、遊技機10の遊技機前面ユニット23に取り付けられたレセプタクル2302(コネクタ)に接続される。
コネクタ保持板2306は、遊技盤61を遊技機前面ユニット23に嵌合する際に、その位置決めとなる位置を回動中心として、その回動中心位置から遠ざかる方向に高くなるように傾斜面(角度α)を形成した形状になる。例えば、遊技盤61の交換に際して、この遊技盤61を遊技機前面ユニット23に嵌合しやすいように、図11に示したように、遊技機前面ユニット23の側方に、遊技盤61の側方を合わせる、いわゆる「位置決め」をしてから嵌合するときは、この傾斜面により円滑な接続が可能になる。
コネクタ2301の嵌合方向が直線状になると嵌り易くなる。その後、コネクタ2301の若干の傾斜は、コネクタ保持板2306に取り付けられたコネクタ2301が長辺方向又は短辺方向への位置ずれにより吸収できる。
また、遊技機前面ユニット23の下部に「位置決め」をしてから、遊技盤61を下方へ落とし込むように嵌合する構造では、コネクタ保持板2306の取付け方向を90度回転して遊技盤61に取り付ける。
<コネクタ保持板2306の通過用切欠き部2325,2326,2327>
コネクタ保持板2306は、コネクタ2301を保持するために、保持穴2308を形成している。この保持穴2308は、コネクタ2301のプラグ本体2303の横断面形状に合わせて略長方形状になる。この保持穴2308は、プラグ本体2303の横断面より大きな貫通穴である。この保持穴2308の周縁に、更にコネクタ2301の抜け止め片を装着の際に通過させる通過用切欠き部2325,2326,2327を数か所形成している。図示例のコネクタ保持板2306は2個の保持穴2308を開けた状態を示しているが、これは1穴又は3穴あるいはそれ以上であってもよく、2個に限定されない。
保持穴2308には、コネクタ2301の第3,5抜け止め片2312,2313とを通過させる略正方形状の第1通過用切欠き部2325を形成している。この第1通過用切欠き部2325は、第3、5抜け止め片2312,2313が通過したあとは、その後通過する第1可撓性爪部2309の第1位置決め突起部2310が飛出し、この第1位置決め突起部2310が第1通過用切欠き部2325の周縁に当たり、この第1位置決め突起部2310が保持穴2308の周縁に接し、この保持穴2308内でのコネクタ2301の長辺方向への動きを規制して、この保持穴2308からの離脱を防止するようになる。
更に、コネクタ2301の第4抜け止め片2314を通過させる略長方形状の第2通過用切欠き部2326を形成している。この第2通過用切欠き部2326は、第4抜け止め片2314が通過したあとは、その後通過する第2可撓性爪部2316の第2位置決め突起部2317が飛出し、この第2位置決め突起部2317が第2通過用切欠き部2326の周縁に当たり、この保持穴2308内でのコネクタ2301の長辺方向への動きを規制して、この保持穴2308からの離脱を防止するようになる。
同様にコネクタ2301の第6抜け止め片2315と第3可撓性爪部2318を通過させる略長方形状の第3通過用切欠き部2327を形成している。この第3通過用切欠き部2327は、第6抜け止め片2315と第3可撓性爪部2318が通過したあとは、その後通過する第3可撓性爪部2318の第3位置決め突起部2319が飛出し、この第2位置決め突起部2317が第2通過用切欠き部2326の周縁に当たり、この保持穴2308内でのコネクタ2301の長辺方向への動きを規制して、この保持穴2308からの離脱を防止するようになる。
<コネクタ保持板2306へコネクタ2301の装着と取り外し>
図17はコネクタ2301をコネクタ保持板2306へ装着する状態を示す拡大断面図であり、(a)は装着前の状態、(b)は装着中の状態、(c)は可撓性爪部を押し曲げている状態、(d)は装着後の状態である。図18はコネクタ2301をコネクタ保持板2306から取り外す状態を示す拡大断面図であり、(a)は取り外す前の状態、(b)は取り外し中の状態、(c)は取り外し後の状態である。
このように構成したコネクタ保持板2306へコネクタ2301を装着するときは、図17(a)に示すように、コネクタ2301をそのプラグ本体2303を保持穴2308に差し込み、この状態で更にコネクタ保持板2306の第1通過用切欠き部2325から第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313を通過させようとするが、図17(b)に示すように、この状態では、第1可撓性爪部2309の第1位置決め突起部2310が保持穴2308に当たり、第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313は第1通過用切欠き部2325の周縁に当たり、完全に通過させ、第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313を保持穴2308の周縁を乗り越えることができない。
同時に第4抜け止め片2314と第6抜け止め片2315も、第2位置決め突起部2317、第3位置決め突起部2319が保持穴2308に当たり、第2通過用切欠き部2326、第3通過用切欠き部2327での周縁に当たり、完全に通過させ、第4抜け止め片2314と第6抜け止め片2315を保持穴2308の周縁を乗り越えることができない。
次に、そのまま、コネクタ2301を差し込み方向へ押していくと、図17(b)の状態から図17(c)の状態のように、第1可撓性爪部2309は撓み、第3抜け止め片2312と第5抜け止め片2313は第1通過用切欠き部2325を通過し、保持穴2308の周縁を乗り越えることができる。
同時に、第2可撓性爪部2316と第3可撓性爪部2318は撓み、第4抜け止め片2314と第6抜け止め片2315も、第2通過用切欠き部2326、第3通過用切欠き部2327を通過し、保持穴2308の周縁を乗り越えることができる。
最後に、図17(d)に示すように、第2通過用切欠き部2326を通過した第4抜け止め片2314は所定の方向へずらす(図示する矢印方向)。これで、撓んでいる第2可撓性爪部2316の第2位置決め突起部2317が第2通過用切欠き部2326に飛び出す。この第2位置決め突起部2317と第4抜け止め片2314が第2通過用切欠き部2326を塞ぎ、コネクタ2301の長辺方向への動作を規制する。これで第4抜け止め片2314が保持穴2308に周縁に当たり、抜け止めの機能を奏する。
同様に、第3通過用切欠き部2327を通過した第6抜け止め片2315を所定の方向へずらす。これで、撓んでいる第3可撓性爪部2318の第3位置決め突起部2319が第3通過用切欠き部2327に飛び出す。この第3位置決め突起部2319と第6抜け止め片2315が第3通過用切欠き部2327を塞ぎ、コネクタ2301の長手方向への動作を規制する。これで第6抜け止め片2315が保持穴2308に周縁に当たり、抜け止めの機能を奏する。
コネクタ保持板2306へコネクタ2301を装着するときの説明を、個々に説明したが、第1通過用切欠き部2325から第3通過用切欠き部2327までの各抜け止め片と可撓性爪部の通過は同時に行われる。
コネクタ保持板2306からコネクタ2301を取り外すときは、上述した手順を逆にすればよい。但し、図18(a)に示すように、コネクタ2301をそのプラグ本体2303を保持穴2308に差し込み、この状態で第1通過用切欠き部2325から第3通過用切欠き部2327までの各抜け止め片と可撓性爪部の通過は同時に行う必要がある。そこで、図18(b)に示すように、所定の治具を用いて、3カ所の各可撓性爪部2309,2316,2318の位置決め突起部2310,2317,2319を押し込む(コネクタ2301の差し込み方向と反対方向)。その後、コネクタ2301をコネクタ保持板2306で各抜け止め片が各通過用切欠き部2325,2326,2327を通過できる位置までずらす。通過できる位置まできたら、コネクタ2301を抜き取ることができ、取り外しが完了する。
<コネクタ保持板2306によるレセプタクル2302への接続状態>
図19は遊技盤61の側方で「位置決め」をしてから嵌合する場合に、コネクタ保持板2306に装着したコネクタ2301をレセプタクル2302に接続する状態を示す拡大平面図である。図20は遊技盤61の下部で「位置決め」をしてから嵌合する場合に、コネクタ保持板2306に装着したコネクタ2301がレセプタクル2302に接続する状態を示す拡大側面図である。
図19の拡大平面図に示すように、このように構成したコネクタ2301をコネクタ保持板2306に装着して、レセプタクル2302に嵌合するように接続する。遊技盤61の交換に際して、この遊技盤61を遊技機前面ユニット23に嵌合しやすいように、遊技機前面ユニット23の側方に、遊技盤61の側方を合わせる、いわゆる「位置決め」をしてから嵌合する。遊技盤61と遊技機前面ユニット23を嵌合する際に、コネクタ2301を、レセプタクル2302側に差し込む際にその位置ずれを吸収して適切な位置で嵌合接続できる。コネクタ2301の位置決め突起2310が回転中心の近い側に形成されているが(図11参照)、この反対位置にコネクタ2301の位置ずれを吸収する弾性部材2321をコネクタ保持板2306に設けることにより、位置ずれを吸収し易くしている。
更に、コネクタ保持板2306は、コネクタ2301の長辺方向への位置ずれも吸収することができる。更に、図20の拡大側面図に示すように、コネクタ保持板2306ではコネクタ2301の短辺方向への位置ずれも吸収することができる。これにより、コネクタ2301をレセプタクル2302に差し込む際にその位置ずれを吸収して適切な位置で嵌合接続することができる。
上記図示例では、本発明のコネクタ2301を保持するコネクタ保持板2306を遊技盤61側に取り付け、このコネクタ2301を接続するレセプタクル2302(コネクタ)を遊技機前面ユニット23側に取り付けた状態を示している。しかし、この配置に限定されず、本発明のコネクタ2301を保持するコネクタ保持板2306を遊技機前面ユニット23側に取り付け、このコネクタ2301を接続するレセプタクル2302を遊技盤61側に取り付ける反対の配置も可能である。
本発明は、図19のような嵌合方法に限定されず、遊技機前面ユニット23の下部に「位置決め」をしてから、遊技盤61を下方へ落とし込むように嵌合するときは、コネクタ保持板2306を90度回転させた状態で遊技盤61に取り付ける。このような配置でも、コネクタ2301をレセプタクル2302に差し込む際にその位置ずれを吸収して適切な位置で嵌合接続することができる。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)上記実施の形態では、残存遊技球数が29個となるように、上下通路ユニット134において切換片から払出装置135の回転体までの通路長を設定したが、残存遊技球数は29個に限定されることはなく、単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しない数であれば具体的な数は任意である。例えば、上記実施の形態における単位遊技球数の設定において、残存遊技球数を17個、19個、23個等としてもよい。
(2)入賞口62〜65に対する単位遊技球数の設定は、上記実施の形態のものに限定されることはなく、任意である。但し、単位遊技球数の設定を変更した場合には、それら単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しないように残存遊技球数を変更する必要がある。ちなみに、可変入賞装置63に対する単位遊技球数を15個に代えて、14個としてもよい。当該構成であっても、残存遊技球数を29個とすることで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(3)上記実施の形態では、単位遊技球数が異なる入賞口の種類を4種類としたが、これに限定されることはなく、1種類、2種類、3種類又は5種類以上であってもよい。この場合であっても、残存遊技球数を単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しないようにすることで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(4)上記実施の形態では、図柄表示装置71を備えたパチンコ機10に対して本発明を適用したが、それ以外のタイプのパチンコ機に適用してもよい。例えば、遊技球転動部や有利口などが設けられた入賞役物装置を備えたパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。また、受け皿として上皿95a及び下皿96aが設けられているのではなく、単一の受け皿が設けられたパチンコ機にも、本発明を適用できる。
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
遊技機A
本発明は、パチンコ機、スロットマシンあるいはメダルの代わりに遊技球でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に関する。
遊技機例えばパチンコ機を新台に交換する際に、遊技機全体を島の枠構造から取外すのではなく、遊技盤のみを外して交換する構造の遊技機がある。この遊技盤を交換する際に、遊技機の前方からこの遊技盤を遊技機前面ユニットに嵌合する構成になっている。このような交換作業の容易な遊技機について、例えば特許文献2の特開平9−714公報「遊技機」が提案されている。
このような遊技盤のみを交換する遊技機について、コネクタを接続する際には、一旦交換した遊技盤はその側方のヒンジ構造を回動中心にして開け、個々にコネクタを接続していた。このような交換作業では、遊技盤の嵌合作業とコネクタの接続作業と2段階の作業が必要であり、遊技盤のみを遊技機の前方から交換する交換作業であっても作業全体の時間を短縮できなかった。
更に、遊技機の交換に際して、遊技機の前方から遊技盤をこの遊技機前面ユニットに嵌合すると同時にコネクタも接続することができる構成も提案されている。
特開平9−714
しかし、遊技盤の交換に際して、この遊技盤を遊技機前面ユニットに嵌合しやすいように、遊技機前面ユニットの側方に、遊技盤の側方を合わせる、いわゆる「位置決め」をしてから嵌合する必要がある。または前面ユニットの下部で「位置決め」をするように、遊技盤を下方へ落とし込むように嵌合する構造のものがある。遊技盤に取り付けられたコネクタを、遊技機前面ユニットに取り付けられたコネクタに差し込む際に位置ずれがあると嵌合接続をすることができないことがあった。
そのために、例えば差し込む側のコネクタは尖った形状に、差し込まれる側のコネクタはロート形状にしたいわゆる「誘い込み構造」を設ける必要があった。それぞれ遊技盤のコネクタも差し込まれる遊技機前面ユニット側のコネクタ(レセプタクル)にも誘い込み構造を設ける必要があった。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技盤を遊技機前面ユニットに遊技機の前方から嵌合する遊技盤交換に際して、同時にコネクタを円滑に接続することができる遊技機を提供することにある。
遊技機A1は、遊技機前面ユニットから遊技盤を取り外すことができる遊技機であって、
前記遊技盤の裏面に取り付けられた、少なくとも遊技機に関する信号の中継を行う信号中継回路が構成されたターミナル基板の配線用の遊技盤側のコネクタと、
前記遊技盤側のコネクタに接続される前記遊技機前面ユニットに取り付けられた遊技機前面ユニット側のコネクタと、を備え、
前記遊技盤側又は遊技機前面ユニット側の何れか一方のコネクタは、所定方向への位置ずれを吸収し得るように、該コネクタが装着される保持穴を開けたコネクタ保持板を介在して該遊技盤又は該遊技機前面ユニットに取り付けられた、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A1では、新台交換に際して遊技盤を遊技機前面ユニットに遊技機の前方から嵌合すると同時にコネクタを円滑に接続することができる。
遊技機A2は、前記コネクタ保持板は、前記コネクタを保持する保持穴を開けた部材から成り、前記遊技盤と遊技機前面ユニットを嵌合する際に、その位置決めとなる位置を回動中心として、その回動中心位置から遠ざかる方向に向けて高くなるように傾斜面を形成した、ことを特徴とする遊技機A1の遊技機。
遊技機A2では、コネクタ保持板の傾斜面により、遊技機前面ユニットの側方に、遊技盤の側方を合わせる、いわゆる「位置決め」をしてから回動するように嵌合する際に、コネクタ保持板のコネクタの円滑な接続が可能になる。
遊技機A3は、前記コネクタ保持板は、保持穴において保持される前記コネクタの移動位置を規制する弾性部材を該保持穴の周囲に設けた、ことを特徴とする遊技機A1又はA2の遊技機。
遊技機A3では、コネクタ保持板に形成した弾性部材により、コネクタの揺動範囲をある程度規制し、コネクタの移動範囲が広すぎることで、却ってレセプタクル(コネクタ)と芯位置がずれて嵌合させづらくなることを防止することができる。
遊技機10、A1〜A3のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機10、A1〜A3のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機10、A1〜A3のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手投(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技機は、主にパチンコ機の遊技機に利用することができるが、外枠等の枠状部材を有する構成の遊技機であれば、パチンコ機以外の様々な遊技機に利用することができる。
10 遊技機としてのパチンコ機
23 遊技機前面ユニット
61 遊技盤
2301 コネクタ
2302 レセプタクル(コネクタ)
2306 コネクタ保持板
2308 保持穴
2307 第1抜け止め片
2309 第1可撓性爪部
2310 第1位置決め突起部
2311 第2抜け止め片
2312 第3抜け止め片
2313 第5抜け止め片
2314 第4抜け止め片
2315 第6抜け止め片
2316 第2可撓性爪部
2317 第2位置決め突起部
2318 第3可撓性爪部
2319 第3位置決め突起部
2320 位置決め用突片部
2321 弾性部材
2325 第1通過用切欠き部
2326 第2通過用切欠き部
2327 第3通過用切欠き部

Claims (3)

  1. 遊技機前面ユニットから遊技盤を取り外すことができる遊技機であって、
    前記遊技盤の裏面に取り付けられた、少なくとも遊技機に関する信号の中継を行う信号中継回路が構成されたターミナル基板の配線用の遊技盤側のコネクタと、
    前記遊技盤側のコネクタに接続される前記遊技機前面ユニットに取り付けられた遊技機前面ユニット側のコネクタと、を備え、
    前記遊技盤側又は遊技機前面ユニット側の何れか一方のコネクタは、所定方向への位置ずれを吸収し得るように、該コネクタが装着される保持穴を開けたコネクタ保持板を介在して該遊技盤又は該遊技機前面ユニットに取り付けられた、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記コネクタ保持板は、前記コネクタを保持する保持穴を開けた部材から成り、前記遊技盤と遊技機前面ユニットを嵌合する際に、その位置決めとなる位置を回動中心として、その回動中心位置から遠ざかる方向に向けて高くなるように傾斜面を形成した、ことを特徴とする請求項1の遊技機。
  3. 前記コネクタ保持板は、保持穴において保持される前記コネクタの移動位置を規制する弾性部材を該保持穴の周囲に設けた、ことを特徴とする請求項1又は2の遊技機。
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