JP6354827B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
該遊技機前面ユニットの外部に張り出す位置との間を略水平方向へスライド移動するように支持する遊技盤スライド枠と、
前記遊技機前面ユニットに対して、前記遊技盤スライド枠が水平方向へ回動するように、該遊技機前面ユニットと該遊技盤スライド枠に介在させたヒンジ部材と、を備え、
前記遊技盤スライド枠には、前記遊技盤の略水平方向へのスライドを停止させるストッパ部を設け、
前記ストッパ部は、前記遊技盤を、第1の張り出し位置にて停止させる第1ストッパ部と、前記遊技盤を、第1の張り出し位置よりも外部に張り出した第2の張り出し位置にて停止させる第2ストッパ部と、を備えることを特徴とする。
図1は本発明の遊技機すなわちパチンコ機10の遊技機主部21と外枠11とが嵌合した状態を示す斜視図である。図2はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。図3はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部21とを有する。
外枠11は、図1及び図3に示すように、板材12〜15を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。外枠11を構成する板材12〜15は、左右の板材12,13がアルミなどの金属製となっており、上下の板材14,15が木製となっている。パチンコ機10は、外枠11の上下の板材14,15を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
<遊技機ベースユニット22>
図4は遊技機ベースユニット22の正面図である。図5は遊技機ベースユニット22に搭載された遊技盤61の正面図である。図6は遊技機ベースユニット22の背面図である。なお、図4では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
先ず、遊技機ベースユニット22の構成について詳細に説明する。
遊技機ベースユニット22は、図4に示すように、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース41を主体に構成されている。樹脂ベース41の中央部には略楕円形状の窓孔51が形成されている。樹脂ベース41には後述する遊技盤スライド枠2101を介在して遊技盤61が取り付けられている。
図柄表示装置71は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置であり、後述する表示制御装置101により、いずれかの作動口64,65への入賞をトリガとして図柄を可変表示するように制御されている。図柄表示装置71には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。なお、図柄表示装置71は、CRT,ドットマトリックス,7セグメント等その他のタイプにより表示画面を構成したものであってもよい。
遊技機ベースユニット22の樹脂ベース41の前面における回動基端側には、その上端部及び下端部に支持金具42,43が取り付けられている。これら支持金具42,43に対して遊技機前面ユニット23が支持されていることで当該遊技機前面ユニット23が遊技機ベースユニット22に対して前方に回動可能となっている。また、樹脂ベース41の前面における回動先端側には、遊技機前面ユニット23の背面に設けられた鉤金具44(図2参照)を挿入するための挿入孔45が上下方向に離間させて複数設けられている。遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23を閉鎖した状態では、遊技機前面ユニット23の鉤金具44が挿入孔45内に入り込み、当該鉤金具44は上述した施錠装置31に係止される。これにより、遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23が施錠された状態となる。この施錠状態はシリンダ錠35の操作によって施錠装置31の連動杆32を、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の解錠を行う場合とは反対側に移動させることで解除される。
樹脂ベース41の背面における回動先端側には既に説明した施錠装置31が設けられている。また、樹脂ベース41の中央には上記のとおり遊技盤61が取り付けられている。
樹脂ベース41の背面における回動基端側(図6の右側)には、軸受け金具111,112,113が取り付けられている。軸受け金具111〜113は上下に離間させて3個設けられている。なお、軸受け金具111〜113の数は任意であり、2個であってもよく、4個以上であってもよい。遊技機ベースユニット22には、これら軸受け金具111〜113に対して軸支させて裏パックユニット24が取り付けられている。裏パックユニット24により、可変表示ユニット67の全部及び主制御装置ユニット105の一部が後方から覆われており、裏パックユニット24を開放させない限り可変表示ユニット67及び主制御装置ユニット105を樹脂ベース41から取り外すことができないようになっている。
遊技機前面ユニット23の構成について図1に基づいて説明する。
遊技機前面ユニット23は遊技機ベースユニット22の前面側全体を覆うようにして設けられている。遊技機前面ユニット23には、上記遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした略楕円形状の窓パネル部91が設けられている。窓パネル部91の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓パネル部91の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部92が設けられている。環状電飾部92では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部92の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部93が設けられている。また、窓パネル部91の左上方及び右上方には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部94が設けられている。
第1膨出部95内側には、上方に開口した上皿95aが設けられている。上皿95aは、第1払出口231より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら下流側(本実施の形態では右側)の遊技球発射機構80へ導く機能を有する球受皿である。
遊技機前面ユニット23の背面における回動基端側(図7の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸97,98が設けられている。これら突起軸97,98は遊技機ベースユニット22に対する組付機構を構成する。また、遊技機前面ユニット23の背面における回動先端側(図7の左側)には、上述した鉤金具44が上下方向に複数並設されている。
裏パックユニット24の構成について詳細に説明する。
図8は裏パックユニット24の正面図である。図9は裏パックユニット24の分解斜視図である。
裏パックユニット24は、当該裏パックユニット24の上部及び中央部分を構成する第1裏パックユニット121と、当該第1裏パックユニット121に連続させて設けられ裏パックユニット24の下部を構成する第2裏パックユニット141とを備えている。第1裏パックユニット121にはその下部に開口部122が形成されており、第2裏パックユニット141の上部は当該開口部122の下縁部分を構成している。
第1裏パックユニット121は、裏パック124を備えており、当該裏パック124に対して、払出機構部125が取り付けられている。裏パック124は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部125などが取り付けられるベース部126と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部127とを有する。保護カバー部127は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット67を囲むのに十分な大きさを有する。
第2裏パックユニット141は、排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とを備えている。排出通路盤142は第2裏パックユニット141の前側を構成し、制御装置集合ユニット143は第2裏パックユニット141の後側を構成している。そして、これら排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とが前後に組み付けられて第2裏パックユニット141が構成されている。
以下に実施例1の本発明を説明する。
図10は遊技盤61をスライド移動かつ回動可能に支持する遊技盤スライド枠2101を示す斜視図である。図11は遊技盤スライド枠2101を遊技機前面ユニット23の裏面に取り付ける状態を示す斜視図である。なお、この図10から図14までは、遊技盤スライド枠2101と関係のない遊技盤61と遊技機前面ユニット23等の詳細な説明、図示を簡潔な表現にして、遊技盤スライド枠2101の構成の説明を中心に説明する。
実施例1の遊技機10の遊技盤スライド枠2101は、遊技機前面ユニット23の裏面に取り付けた略四角形状になる枠構造体であり、遊技盤61をスライド移動かつ回動可能に支持する部材である。遊技盤スライド枠2101は、例えば金属製の略四角形状の枠体2102を有し、この上下位置にそれぞれ略水平方向に伸びるようにガイドレール2103を、両ガイドレール2103の一端に抜止めレール2104を備えた部材である。この抜止めレール2104の反対側は開放部になり、遊技盤61の出入を可能にする。
遊技盤61の天井部に設けた抜止め部材2105は、例えば遊技盤61の天井部に開けた長方形状の開口部2106において出没する、上方へコイルばね等の弾性部材により付勢される突起2107から成り、常時はこの開口部2106から突出した状態にあり、遊技盤スライド枠2101のガイドレール2103の端縁に当たり、抜け止めとして機能する。この抜止め部材2105は、遊技機主部21が遊技盤スライド枠2101即ちガイドレール2103間で不用意に移動することを防止するものである。
遊技盤61は、遊技機10の遊技時には遊技盤スライド枠2101内において維持される。遊技機10の点検、清掃、整備する際に、遊技盤61を、この遊技盤スライド枠2101から水平方向に引き出すように容易にスライド移動させることができる。
遊技盤スライド枠2101には、枠体2102の抜止めレール2104が備えられた側にヒンジ部材2108が備えられている。このヒンジ部材2108は、例えば遊技機前面ユニット23から着脱し得るように遊技盤スライド枠2101に取り付けた部材である。図11の図示例では、遊技盤スライド枠2101の上下位置にそれぞれ下向きに突出する回動軸2109を有するスライド枠支持金具2110を取り付けている。一方、遊技機前面ユニット23には、これらスライド枠支持金具2110の回動軸2109が着脱自在に差し込める軸孔2111が2箇所設けられている。この2箇所に限定されず、3箇所又は4箇所とその数は2箇所以上であれば良い。
図13は遊技盤スライド枠2101を遊技機前面ユニット23の裏面に施錠装置2112により固定した状態を示す斜視図である。
遊技盤スライド枠2101に、遊技機前面ユニット23の裏面に遊技盤スライド枠2101を着脱自在に掛け止める施錠装置2112を取り付けた。この施錠装置2112は、遊技盤スライド枠2101の開放口側の枠体2102に、固定側のスライド枠鉤金具2113を形成した。図示例では遊技盤スライド枠2101の枠体2102の上部と下部その中間の3箇所に遊技機前面ユニット23に向けて設けられている。これらのスライド枠鉤金具2113を掛け止めるスライド枠連動杆2114が遊技機前面ユニット23側に設けられている。このスライド枠連動杆2114の上下動の操作により、スライド枠鉤金具2113を施錠、解錠するようになっている。このスライド枠鉤金具2113は枠体2102と一体成形になったものを図示しているが、一体成形のものに限定されない。
図14は遊技盤スライド枠2101にストッパ部(嵌合孔2115)を設けた変形例の平面図であり、(a)は遊技盤61を遊技盤スライド枠2101の途中で維持している状態、(b)は遊技盤61を遊技盤スライド枠2101の開口まで抜き出した状態である。
遊技盤スライド枠2101には、遊技盤61を略水平方向のスライド途中で停止するようにストッパ部(嵌合孔2115)を設けることができる。このストッパ部(嵌合孔2115)は、上側ガイドレール2103の板材に、嵌合孔2115を数箇所設けたものである。図14の図示例では、上側ガイドレール2103の長手方向にその中間位置と開放側の2箇所に開けている。これらの嵌合孔2115には、上述した遊技機主部21例へば遊技盤61の天井部に設けた出没自在になる抜止め部材2105(突起2107)が掛け止められる。
中間又は開放側の嵌合孔2115に抜止め部材2105(突起2107)を掛け止め、遊技盤61を維持することにより、作業中に遊技機主部が不用意に移動しないので安全に作業できる。
上記実施の形態では、図柄表示装置を備えたパチンコ機10に対して本発明を適用したが、それ以外のタイプのパチンコ機に適用してもよい。例えば、遊技球転動部や有利口などが設けられた入賞役物装置を備えたパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。また、受け皿として上皿及び下皿が設けられているのではなく、単一の受け皿が設けられたパチンコ機にも、本発明を適用できる。
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
遊技機Aは、パチンコ、スロットマシンあるいはメダルの代わりに遊技球でスロットマシンの遊技をするパロット等の遊技機に関する。
同様に各制御装置(各制御ユニット)も枠材(外枠)が邪魔して点検、清掃、整備がしづらいことがあった。
前記遊技機前面ユニットに対して、前記遊技盤スライド枠が水平方向へ回動するように、該遊技機前面ユニットと該遊技盤スライド枠に介在させたヒンジ部材と、を備えた、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A3の構成では、遊技盤スライド枠にストッパ部材を設けたものは、遊技機主部を略水平方向の途中で停止することができるので、遊技盤の盤面の左半分を引き出し、その状態で点検、清掃、整備の作業を容易に実施できる。このストッパ部材により、作業中に遊技機主部が不用意に移動しないので安全に作業できる。
遊技機A4の構成では、ヒンジ部材が、遊技機前面ユニットから着脱し得るように構成したものは、必要に応じて遊技盤スライド枠と共に遊技盤を、遊技機前面ユニットから取り外すことができる。例えば、島から遊技盤のみを簡単に外すことができる。従来のように外枠から遊技機全体を外す必要はない。
61 遊技盤
22 遊技機ベースユニット
23 遊技機前面ユニット
2101 遊技盤スライド枠
2102 枠体
2103 ガイドレール
2104 抜止めレール
2105 抜止め部材
2106 開口部
2107 突起
2108 ヒンジ部材
2109 回動軸
2110 スライド枠支持金具
2111 軸孔
2112 施錠装置
2113 スライド枠鉤金具
2114 スライド枠連動杆
2115 ストッパ部(嵌合孔)
Claims (1)
- 遊技機前面ユニットの裏面において、遊技盤を、該遊技機前面ユニットの裏面位置と、
該遊技機前面ユニットの外部に張り出す位置との間を略水平方向へスライド移動するように支持する遊技盤スライド枠と、
前記遊技機前面ユニットに対して、前記遊技盤スライド枠が水平方向へ回動するように、該遊技機前面ユニットと該遊技盤スライド枠に介在させたヒンジ部材と、を備え、
前記遊技盤スライド枠には、前記遊技盤の略水平方向へのスライドを停止させるストッパ部を設け、
前記ストッパ部は、前記遊技盤を、第1の張り出し位置にて停止させる第1ストッパ部と、前記遊技盤を、第1の張り出し位置よりも外部に張り出した第2の張り出し位置にて停止させる第2ストッパ部と、を備えることを特徴とする遊技機。
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