JP5459855B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、球排出口開口部の縁部と後側枠部材と前側枠部材との間での遊技球の挟み込みを防止し得るようにした遊技機に関する。
パチンコ機においては、弾球された遊技球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、遊技球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で遊技球が遊技領域内の遊技釘(ゲージともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に遊技球が入賞すれば所定の賞球の払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に遊技球が流入すれば賞球の払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は遊技球の流下における偶然性を利用しつつ遊技球の入賞及び賞球の払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機は、遊技領域が設けられた遊技盤や遊技球を遊技領域に発射する発射装置等の各種遊技部品を備えており、これらの遊技部品は、遊技機枠ユニットに装着される。例えば、遊技機枠ユニットは、パチンコ機の周囲を囲む外枠、その内側にヒンジによって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤を保持する前枠、及び前枠の前方にヒンジによって前方開閉可能に揺動支持されガラス及びその周囲を装飾する装飾部材を保持するガラス枠、を有して構成される。
ガラス枠の後方には、遊技盤を保持する前枠が配置されており、この遊技盤の前面側には遊技球が流下する遊技領域が配置されている。遊技領域には、各種入賞装置やゲート等が配置されており、遊技を行っている最中に遊技領域において遊技球の球詰まりが発生することがある。ガラス枠は、前枠に対してヒンジを介して揺動開閉に支持されており、例えば、遊技領域において球詰まりが発生した場合には、ガラス枠を揺動開閉することにより、遊技領域の前方を開放して球詰まりを解消する。
しかし、このガラス枠を前枠に対して揺動開閉した際に、遊技領域の遊技球が前枠の下部に落下してしまうことがある。前枠の下部に遊技球が落下した状態で、ガラス枠を閉鎖しようとすると、前枠とガラス枠との間に遊技球を挟み込んでしまい、ガラス枠や前枠が破損してしまうおそれがある。このような問題に鑑みて、前枠とガラス枠との間の遊技球の挟み込みを低減することができるパチンコ機が提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。
特許文献1に記載のパチンコ機は、内枠の左端に皿枠が回動自在に支持されており、皿枠は内枠に対し閉鎖及び開放可能とされている。皿枠の左端縁と内枠の係止突起との間には、皿枠が内枠に対し所定範囲の角度に開放された際に遊技球が上方から侵入可能な隙間が形成されている。また、隙間に連通して排出口が設けられており、この排出口を介して隙間内に侵入した遊技球を排出することができるように構成されている。したがって、隙間内に遊技球が侵入した際には、隙間に連通する排出口から遊技球を排出することができ、皿枠と係止突起との間に遊技球を挟み込むことを防止できる。
また、特許文献2に記載のパチンコ機は、遊技盤を支持する遊技機本体と、遊技機本体の一側部にて開閉可能に支持され、閉鎖された際には遊技領域の手前側に配置されて遊技領域を落下する遊技球が手前に落下しないように被覆する前面扉と、を備えている。遊技機本体には、前面扉が閉鎖された状態で前面扉下端と対応する位置に手前側への段差部が形成されており、段差部は、その上面を手前に傾斜する傾斜面とされている。遊技機本体に対して前面扉を閉じる際、遊技球が各段差部に至っても傾斜面に沿って落下していくため、遊技機本体と前面扉との間で挟み込まれることを防止することができる。
ところで近年、演出用の音響効果をより高めるために、前枠の上部や下部等に設けたスピーカ以外にも、外枠の最下部の幕板部分にスピーカユニットを配設して幕板スピーカユニットとして構成したパチンコ機が現出している。
特開2003−210786号公報 特開2004−275300号公報
上記のような近年のパチンコ機では、幕板部分のスピーカユニットに対し、上記特許文献1及び2に記載されるような遊技球挟み込み低減構造を適用することはできない。従って、前枠や中枠からなる前側枠部材を揺動開閉した際に、該前側枠部材の上部にある球貯留タンクや、島設備側の該球貯留タンクへの球補給機構などから零れた遊技球が、スピーカユニット上に載ってしまった場合、次のような問題を生じるおそれがある。
すなわち、遊技場の島設備においてパチンコ機を並列して配備する場合、各島設備におけるパチンコ機の奥側に位置する部位には、配置された各パチンコ機の裏側から排出される遊技球を、内方下部で常時回転している搬送ベルトに落下させて循環させるための球排出口が設けられている。島設備に配置される各パチンコ機は、製造会社ごとに構造上の違いはあるものの、通常、前側枠部材は、外枠(後側枠部材)の向かって左側にヒンジ部材で回動支持され、かつパチンコ機の裏側に遊技球を排出する排出部は、遊技機本体の向かって右寄りに位置しているものが多い傾向にある。そして、球排出口には、多くの遊技球を効率良く搬送ベルト上に落下させるための、開口部に対して着脱自在な箱体状の縁部が、スピーカユニットよりやや上側に突出するように取り付けられている。
このため、島設備の球排出口は、上記傾向に合わせて、やや右側に形成されていることが多い。上述のように落下した遊技球がスピーカユニット上に載った場合、この遊技球は、奥側への落下を箱体状の縁部に遮られて、該スピーカユニット上に停留することがある。この状態で、前側枠部材が外枠(後側枠部材)に対して閉止されると、前側枠部材裏側の裏セット盤の下部などに遊技球が挟み込まれることになり、その際の対応する部位が破損してしまう等のおそれがある。
そこで本発明は、前側枠部材の揺動開閉時等に落下した遊技球がスピーカユニット等のボックス部上に停留して、前側枠部材と球排出口開口部の縁部と後側枠部材との間に挟み込まれてしまう等の不具合の発生を防止し得るように構成した遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図14参照)、島設備に設けられた球排出口(50)に対応して配置される遊技機(PM)であって、遊技球(Ba)を打ち出して遊技し得る遊技領域(PA)を形成する遊技盤(10)と、該遊技盤(10)を保持し且つ前記遊技領域(PA)から排出される遊技球(Ba)を前記球排出口(50)に排出し得る排出部(48)を有する前側枠部材(2,11)と、該前側枠部材(2,11)を扉状に開閉自在に支持する後側枠部材(1)と、を備えてなる遊技機(PM)において、
前記後側枠部材(1)は、前記前側枠部材(2,11)の開閉時に該前側枠部材(2,11)に対して接離する上面部を有する箱状からなり、かつ前記球排出口(50)の開口部の縁部(50a)との間に遊技球(Ba)が入り込まないように該球排出口(50)が近接して配置されると共に該球排出口(50)よりも幅広なボックス部(33)を備え、
前記ボックス部(33)は、幅方向(例えば図5の左右方向)に傾斜して前記球排出口(50)を迂回して前記後側枠部材(1)の裏側に遊技球(Ba)を排除し得る迂回通路(37)を備
前記前側枠部材(2,11)は、前記後側枠部材(1)に設けられたヒンジ部材(例えば3b)を介して開閉自在に支持され、かつ、
前記迂回通路(37)は、前記ヒンジ部材(3b)に向けて下降するように傾斜してなり、
前記ヒンジ部材(3b)は、該ヒンジ部材(3b)に載った遊技球(Ba)を該ヒンジ部材上から排出する排出手段(43,53a,53b)を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(PM)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図13及び図14参照)、前記排出手段は、前記ヒンジ部材(3b)の上面に有する傾斜面(53a,53b)からなる、
請求項に記載の遊技機(PM)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図10及び図11参照)、前記排出手段は、前記ヒンジ部材(3b)に設けられた貫通孔部(43)からなる、
請求項に記載の遊技機(PM)にある。
請求項に係る本発明は(例えば図1、図3、図5乃至図7参照)、音声信号を生成する制御部(34)を備え、かつ、
前記ボックス部は、前記制御部(34)で生成された音声信号に基づく音声を出力するスピーカが配置されたスピーカユニット(33)からなる、
請求項1乃至のいずれか1項に記載の遊技機(PM)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、後側枠部材が、球排出口の開口部の縁部との間に遊技球が入り込まないように該球排出口が近接して配置されると共に該球排出口よりも幅広なボックス部を備え、該ボックス部が、幅方向に傾斜して球排出口を迂回して後側枠部材の裏側に遊技球を排除し得る迂回通路を備えるので、前側枠部材の揺動開閉時等にボックス部上に遊技球が落下しても、該遊技球を、迂回通路を介して後側枠部材裏側に排除して該ボックス部上に停留させないようにすることができる。これにより、閉止された前側枠部材と、ボックス部の上面部と、球排出口開口部の縁部との間に遊技球が挟み込まれてしまう等の不具合の発生を、確実に防止することができる。また、前側枠部材が、後側枠部材に設けられたヒンジ部材を介して開閉自在に支持され、迂回通路は、ヒンジ部材に向けて下降するように傾斜してなり、該ヒンジ部材が、該ヒンジ部材に載った遊技球を該ヒンジ部材上から排出する排出手段を備えるので、前側枠部材の揺動開閉時等にヒンジ部材上に遊技球が落下しても、該遊技球を該ヒンジ部材上に停留させずに排除することができる。これにより、閉止された前側枠部材と、ボックス部の上面部と、球排出口開口部の縁部との間に遊技球が挟み込まれてしまう等の不具合の発生を、確実に防止することができる。
請求項に係る本発明によると、排出手段が、ヒンジ部材の上面に有する傾斜面からなるので、ヒンジ部材上面を傾斜させるだけの極めて簡単な構成により、ヒンジ部材上から遊技球を有効に排除し得る構成を実現することができる。
請求項に係る本発明によると、排出手段が、ヒンジ部材に設けられた貫通孔部からなるので、ヒンジ部材に貫通孔部を設けるだけの極めて簡単な構成により、ヒンジ部材上から遊技球を有効に排除し得る構成を実現することができる。
請求項に係る本発明によると、ボックス部が、制御部で生成された音声信号に基づく音声を出力するスピーカが配置されたスピーカユニットからなるので、外枠等の後側枠部材の幕板部分に配設されたスピーカユニットに対して所要の処理を施すことにより、閉止された前側枠部材と、スピーカユニットの上面部と、球排出口開口部の縁部との間に遊技球が挟み込まれてしまう等の不具合の発生を防止できる構造を実現させることができる。
本発明に係るパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 本発明に係るパチンコ機の外部構造を示す斜視図である。 本発明に係るパチンコ機を分解した状態で示す分解斜視図である。 本パチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本実施形態における外枠をパチンコ機前側から見た状態で示す斜視図である。 本実施形態における外枠下部分に配設されたスピーカユニットを中心に示す斜視図である。 図6に示すスピーカユニットを裏側から見た状態で示す斜視図である。 図6に示すスピーカユニットをヒンジ部材側に見た状態で示す一部断面した斜視図である。 (a)は外枠に対して前側枠部材を開けた状態で示す斜視図、(b)は前側枠部材を閉止して外枠裏側から見た状態で示す背面図である。 外枠下部のヒンジ部材に設けた貫通孔部及びその近傍を示す斜視図である。 外枠下部のヒンジ部材に設けた貫通孔部及びその近傍を別の角度から見た状態で示す斜視図である。 貫通孔部から外枠裏側に排出される遊技球の排出経路を示す背面図である。 本実施形態の変形例を示す斜視図である。 (a),(b)は変形例における、前枠が閉位置の状態と前枠が開位置の状態とを模式的に示した下ヒンジ部分及び下係合部材部分の拡大平面図である。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機PMを図面に沿って説明する。なお、本実施形態は、所謂第1種パチンコ機の機能を備えたパチンコ機を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限らず、所謂第2種パチンコ機の機能を備えるパチンコ機(所謂、羽根モノ)などにも適用し得る。
本パチンコ機(遊技機)PMは、遊技場における島設備(図示せず)に設けられた球排出口50に対応して配置され、遊技球Baを打ち出して遊技し得る遊技領域PAを形成する遊技盤10と、該遊技盤10を保持し且つ遊技領域PAから排出される遊技球Baを球排出口50に排出し得る排出部48(図4参照)を有する前枠2及び中枠11からなる前側枠部材と、該前側枠部材(2,11)を扉状に開閉自在に支持する後側枠部材としての外枠1と、を備えている。
すなわち、上記パチンコ機PMは、図3に示すように、前側から、ガラス扉5及び球皿6を含む前枠2と、中枠11と、外枠1とを備えている。球皿6の右側下部には、遊技球Baの発射操作を行う操作ハンドル8が装備されている。上皿6aの中央上部には、遊技者を弾球遊技に参加させるための遊技ボタン9が配設されている。
つまり、パチンコ機PMは、図1及び図2に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの後側枠部材をなす外枠1の開口前面に、前枠2及び中枠11からなる前側枠部材が取り付けられている。該前側枠部材(2,11)は、外枠1に合わせた方形枠サイズに構成され、開閉搭載用の該前側枠部材の左側上下部に対向するように配設されたヒンジ部材3a,3bを介して横開き開閉及び着脱を可能に取り付けられている。なお、符号4は、前枠2及び中枠11を外枠1に閉鎖状態に保持する施錠装置である。
上記中枠11は、上下のヒンジ部材3a,3bを介して外枠(後側枠部材)1にヒンジ接続されている。つまり、上記前側枠部材(2,11)は、外枠1に設けられたヒンジ部材3a,3bを介して開閉自在に支持されている。該前側枠部材は、外枠1の開口部(不図示)を前方から塞ぐ閉位置と、外枠1の該開口部を開放する開位置と、の間で揺動開閉される。中枠11は、発射ユニット30等各種部品が装着され(図3参照)、前枠2と一体となって外枠1の開口部を塞ぐように構成される。発射ユニット30は、球送り装置(不図示)によって上皿6aから発射位置に送り出された遊技球を遊技領域PAの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。
前枠2の各部には、パチンコ遊技を展開する遊技展開部材として、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5及び球皿6(上皿6a,下皿6b)が、中枠11の正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを介して、中枠11に対し(つまり、外枠1に対し)横開き開閉及び着脱可能に組付けられている。
図5及び図6に示すように、外枠1は、前側枠部材(2,11)を扉状に開閉自在に支持するように構成されると共に、下部にスピーカユニット33を備えている。該スピーカユニット33は、前側枠部材(2,11)の開閉時に該前側枠部材に対して接離する上面部を有する箱状からなり、図9(a)に示すように、球排出口50の開口部に設けられた箱体状の縁部50aとの間に遊技球が入り込まないように該球排出口50が近接して配置されると共に該球排出口50よりも幅広な(即ち、図9(a),(b)の左右方向に長い)ボックス部として構成される。該スピーカユニット33は、所要の工具を使用するなどにより外枠1から取り外しできるように構成されている。なお、図9(a)における符号49は、パチンコ機PMが配置される島設備側の、賞球箱(図示せず)等を置く台部分を示している。
前側枠部材(2,11)の背面には、該前側枠部材の中央部から上部にかけて後方に突出する方形枠状の収容枠28(図4参照)が取り付けられている。前側枠部材(2,11)には、所定のゲージ設定で構成された遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス扉5に遊技盤10正面の遊技領域PAを臨ませている。ガラス扉5の前面には透明ガラス板12が装着されており、該透明ガラス板12により遊技盤10の前方が覆われている。透明ガラス板12と遊技盤10との間には、これら透明ガラス板12と遊技盤10とで囲まれた上記遊技領域PAが設けられている。
図1に示すように、遊技盤10の遊技領域PAには、図示しない障害釘が多数打ち込まれており、遊技領域PAの中央部近傍には、センター飾り13が配設されている。該センター飾り13の中央上部には、第2大入賞装置14が配置されている。該センター飾り13の中央部には矩形状の開口部15が形成されており、該開口部15には、遊技に関する演出表示を行う不図示の画像表示装置がその表示部を露出した状態で配置されている。
センター飾り13は、ワープ導入口16を開口部15の左側部に位置するように有しており、該ワープ導入口16は、導入した遊技球Baを、開口部15の下部に位置するステージSに導くように構成されている。ワープ導入口16から導入された遊技球は、ステージSに向けて開口する放出口24から該ステージSに放出され、該ステージS上を転がり移動した後、下方に落下して始動入賞装置(始動入賞口)に入賞し、或いは、該始動入賞装置には入賞せずに遊技領域PAに流下して下側のアウト口23から遊技盤裏面側に排出される。
遊技領域PAの下部には、電動開閉式(所謂チューリップ状)の上記始動入賞装置(始動入賞口)を配置するための開口17が形成されている。該始動入賞装置への入賞は、当たり抽選(特別図柄抽選)実行の契機となり得るものであるが、該入賞に基づく抽選結果が所定回数分保留されている状態では当たり抽選実行の契機とはならない。該始動入賞装置の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘18が打ち込まれている。該一対の障害釘18の間を遊技球が通過すると、該遊技球は、始動入賞装置内に設けられた入賞検出センサ(図示せず)で検出された後、遊技盤10の裏面側へ排出される。
遊技領域PAにおける上記始動入賞装置の下方には、開閉可能な蓋体19aを有する第1大入賞装置19を配設するための開口20が形成されている。該第1大入賞装置19は、大当たり遊技等の通常遊技よりも遊技者に有利となる特別遊技の実行中に、第1大入賞装置ソレノイド(図示せず)の作動で蓋体19aを所定時間ずつ(又は所定数の遊技球が入賞する毎)、所定回数(所定ラウンド)だけ開放させる。
上記第1大入賞装置19は、遊技領域PAの下部に設けられた矩形状の入賞口を有しており、蓋体19aが閉鎖状態にあるとき遊技球は該入賞口を通過することができず、開放状態になったときに該入賞口を通過することが可能となる。該入賞口を通過した遊技球は、第1大入賞装置19内に設けられた入賞検出センサ(図示せず)によって検出された後、遊技盤10の裏面側へ排出される。
遊技領域PAにおけるセンター飾り13の左方には、不図示の普通図柄作動ゲートを配設するための開口21が形成されている。該普通図柄作動ゲートは、上記チューリップ状の始動入賞装置を開閉動作させるための抽選(普通図柄抽選)の契機となる遊技球の通過が行われるものである。
また、遊技領域PAの左下部には、不図示の普通入賞装置の入賞口ユニットを配設するための開口22が設けられている。流下してくる遊技球が該普通入賞装置の普通入賞口(図示せず)を通過すると、該遊技球は、普通入賞装置内に設けられた入賞検出センサ(図示せず)で検出された後、遊技盤10の裏面側へ排出される。また、遊技領域PAの下端部には、遊技領域PAに打ち出された後、いずれの入賞装置にも入賞せずに流下してきた遊技球を遊技盤裏面側に排出するアウト口23が設けられている。なお、上述の複数の入賞検出センサ(図示せず)は、いずれも近接センサ等で構成されている。
球皿6に前面側が覆われた中枠11(図3参照)の下部領域には、遊技補助盤(図示せず)と称される補助機構部が形成されている。この遊技補助盤の各部には、発射ユニット(打球発射装置)30や、裏セット盤25(図4参照)側の賞球排出路(図示せず)と連絡され、球皿6に排出できない遊技球を一時貯留する貯留カセット(図示せず)などが設けられている。なお、図1中の符号47は、操作ハンドル8の操作で打ち出された遊技球Baを遊技領域PAに案内する案内レールである。
前側枠部材(2,11)の裏面側には、図4に示すように、外枠1よりもやや小型の方形枠状に形成された裏セット盤25が、複数のフック部材を介して着脱可能にセット保持されている。裏セット盤25の各部には、遊技球を貯留する球貯留タンク27、タンクレール、整列待機通路、賞球カセット、賞球排出路などの賞球装置が装備されている。更に、前側枠部材(2,11)の裏面側には、パチンコ機PMの全体の制御を行う主制御基板を収容した主制御基板ケース(図示せず)と、画像表示装置の画像表示の制御等を行う演出制御基板を収容した演出制御基板ケース(図示せず)と、賞球払出ユニット70による賞球の払出しを制御する払出制御基板(図示せず)を収容した払出制御基板ケース29と、電源基板(図示せず)を収容した電源基板ケース26と、が配置されている。
またパチンコ機PMは、図1に示すように、上記各制御基板ケースに収容された各制御基板を含む制御部34(図1参照)を備えており、該制御部34の制御によって遊技が実現される。図1に示す制御部34は、スピーカユニット(ボックス部)33に備えたスピーカ31,32に対する音声信号を生成する音声信号生成手段34aを有している。
次に、図5ないし図12を参照して、本実施形態における特徴的構成について詳細に説明する。
すなわち、図5に示すように、外枠1は、パチンコ機2の上下及び左右を囲む上下フレーム部1d,1c及び左右フレーム部1a,1bと、下フレーム部1cに対応して設けられた幕板部に配置されたスピーカユニット33と、を有している。外枠1の左側部の上下には、前枠2を支持した中枠11(図2及び図3参照)を揺動開閉自在に支持するヒンジ部材3a,3bが装着されている。外枠1は、正面視にて略矩形状を呈しており、その内側に前枠2及び中枠11からなる前側枠部材を収容する開口部1eを有している。
図5に示すように、ヒンジ部材3a,3bは、それぞれ略平板状に形成されており、ヒンジ部材3aが外枠1の上端に配置され、ヒンジ部材3bが外枠1の幕板部のスピーカユニット33の上方に配設されている。ヒンジ部材3a,3bは、外枠1よりもパチンコ機前方向に突出して配置されている。下側のヒンジ部材3bには、上方に突出した下回転軸41が設けられており、上側のヒンジ部材3aには、下方に突出した上回転軸57が設けられている。
図6ないし図8に示すように、スピーカユニット33は、外枠1の下部において下フレーム部1c(図5参照)上に配置されている。該スピーカユニット33は、制御部34(図1参照)の音声信号生成手段34aで生成された音声信号に基づく音声を出力するスピーカ31,32を内蔵し、かつ外枠1に対して着脱可能なボックス部として構成されている。なお、図6における符号58は、スピーカ31,32に電源や音声信号等を供給するためのコネクタを示している。
スピーカユニット33は、幅方向(図5及び図6の左右方向)に傾斜して球排出口50(図9(a)参照)を迂回して外枠(後側枠部材)1の裏側に遊技球Baを排除し得る迂回通路37を上面部に備えている。該迂回通路37は、ヒンジ部材3bに向けて下降するように傾斜して形成されている。つまり、該迂回通路37は、図6における右側の傾斜一端部37bから左側の傾斜他端部37aに向けて次第に下降するように傾斜している。傾斜他端部37aの端部には、転動してきた遊技球Baを当接させて外枠1裏側に落下させる壁部37dが突出形成されている。
そして、迂回通路37は、傾斜一端部37bから傾斜他端部37aへの傾斜に加えて、図8に示すように、全体的にパチンコ機後方(図8の右方)に向けて次第に下降するように傾斜して形成されている。これらの傾斜をスピーカユニット33の上面部に有することにより、スピーカユニット33は、島設備において球排出口50の開口部の縁部50aとの間に遊技球Baが入り込まないように該球排出口50に近接配置されながらも、前側枠部材(2,11)の揺動開閉時に、球貯留タンク27(図2及び図3参照)や、島設備側の該球貯留タンク27への球補給機構などから零れ落ちた遊技球Ba(図9(a)参照)を、傾斜他端部37a側に転がり移動させながら外枠1裏側に向けて確実に流下させることができる。このように外枠1裏側に流下した遊技球Baは、縁部50aとは異なる部分から球排出口50の開口部に落下し、島設備の搬送ベルトによって循環されることになる。なお、図8における符号37cは、迂回通路37と転動面38との間の境界部である。
なお、図7に示すように、傾斜一端部37bから傾斜他端部37aへの迂回通路37の傾斜の角度θは、例えば1〜2[°]に設定することができる。また、迂回通路37におけるパチンコ機後方(つまり外枠1の裏側)に向けて次第に下降するように傾斜する角度も、同様に1〜2[°]に設定することができる。
また、スピーカユニット33は、上面部に設けられ、迂回通路37に隣接して並行するように延在する転動面38,39を備えており、これら転動面38,39にも所定の傾斜を有している。即ち、転動面38は、図6における手前側(つまり外枠1の前側)に向けて次第に下降するように全体的に傾斜して形成されている。また、転動面39は、図6における手前側(外枠1の前側)に向けて次第に下降するように傾斜する傾斜突起39aを互いに所定間隔をあけた状態で多数有している。従って、これらの傾斜を有する転動面38,39を排出手段として備えることにより、スピーカユニット33は、上記と同様の理由で遊技球Baが転動面38,39上に落下しても、これら転動面38,39上から遊技球Baを外枠1前側に流下させ、スピーカユニット33上から確実に排除することができる。これにより、遊技球Baの挟み込みによる不具合の発生を防止することができる。
図3に示すように、前枠2は、ヒンジ機構7a,7b,7c(図3参照)を介して中枠11にヒンジ接続されており、該中枠11の開口部を前方から塞ぐ閉位置と、該開口部を開放する開位置と、の間で揺動開閉される。また、中枠11は、ヒンジ機構7a,7cを外枠1のヒンジ部材3a,3bにそれぞれ係合させることにより該外枠1にヒンジ接続されており、前枠2を伴って該外枠1の開口部を前方から塞ぐ閉位置と、該開口部を開放する開位置と、の間で揺動開閉される。なお、図14(a),(b)は、本実施形態の変形例における、前枠が閉位置の状態と前枠が開位置の状態とを模式的に示した下ヒンジ部分及び下係合部材部分の拡大平面図であるが、便宜上、本実施形態のヒンジ部材3bの構成と共通の部分に関しては、同図を参照することとする。
ヒンジ機構7a,7cは、ヒンジ部材3a,3bとそれぞれに係合する。上端のヒンジ機構7aの上係合部材(図示せず)及び下端のヒンジ機構7cの下係合部材59(図14参照)は、それぞれ平板形状を有し、かつ中枠11よりも前方に突出して配置されている。ヒンジ機構7aの上係合部材には、ヒンジ部材3aの上回転軸57(図5参照)に係合して支持される上軸受部(図示せず)が設けられ、ヒンジ機構7cの下係合部材59には、ヒンジ部材3bの下回転軸41(図5、図14参照)に係合して支持される下軸受部60(図14参照)が設けられている。ヒンジ機構7a,7cの各係合部材に設けられた軸受部と、各ヒンジ部材3a,3bに設けられた回転軸57,41と、が回動自在に係合することによって、中枠11(及び前枠2)が各回転軸57,41を中心に揺動開閉される。この状態において、ヒンジ機構7aの上係合部材とヒンジ部材3aとの間の隙間、及び、ヒンジ機構7cの下係合部材59とヒンジ部材3bの係合部材40(図14(b)参照)との間の隙間は、遊技球Baを確実に進入させないように極めて狭く設定される。
更に、図6〜図8、図10及び図11を参照して、下側のヒンジ部材3b及びその近傍における構成について説明する。
図6〜図8、図10及び図11に示すように、ヒンジ部材3bの係合部材40上には枠下カバー部材42が配置されている。該枠下カバー部材42は、例えば導電性を有し弾性変形可能な薄い冷間圧延鋼板やステンレス板等のバネ板金により形成されている。図10に示すように、枠下カバー部材42は、水平に延びた前部42a、この前部42aに対して斜め上方に屈曲されて後方に延びた傾斜後部42b、及び前部42aの左端部が下方に屈曲された係止部42cから構成される。傾斜後部42bは、前部42aに対して上下に弾性変形可能となっている。係止部42cは、係合部材40上に枠下カバー部材42を載置して組み立てるときに、位置決めとして利用される。また、枠下カバー部材42は、図示しないワイヤーハーネスやクリップ等により設置枠台と電気接続されている。
枠下カバー部材42は、ヒンジ部材3bの係合部材40の表面に対して傾斜した状態で上方から押圧されることにより、係合部材40の表面と略平行な状態に弾性変形するため、前枠2及び中枠11からなる前側枠部材が閉位置に向かって移動した際に、該前側枠部材の下部に枠下カバー部材42を収容することが可能であり、閉位置の前側枠部材と枠下カバー部材42との干渉を回避することができる。
また、図10及び図11に示すように、下側のヒンジ部材3bは、前側枠部材(2,11)の揺動開閉時などに落下して該ヒンジ部材3bに載った遊技球Baを該ヒンジ部材上から排出する排出手段としての貫通孔部43を備えている。即ち、ヒンジ部材3b(及び枠下カバー部材42)の左フレーム部1aとの接合部分には、係合部材40(及び枠下カバー部材42)を上下方向に貫通した貫通孔部43が形成されている。該貫通孔部43は、ヒンジ部材3b上の遊技球Baを、外枠1の裏側下方に流下させるように構成されている。
また、ヒンジ部材3bにおける一辺に隣接するように、上方に突出したリブ40aが設けられており、該リブ40aは、ヒンジ部材3bの上面よりも上方に突出しており、ヒンジ部材3bの補強構造として機能している。該リブ40aにより、貫通孔部43が貫通形成されたヒンジ部材3bの強度が保持されている。なお、符号62は、係合部材40上の枠下カバー部材42と後部44との間に突出形成された壁部である。
ところで、貫通孔部43から外枠1裏側下方に遊技球Baを流下させる構造は、図12に示すようになっている。
すなわち、図12に示すように、外枠1裏側の左フレーム部1aに隣接する部位には、二点鎖線の矢印Dで示すように貫通孔部43から該貫通孔部43に続く空間部spを経由して落下した遊技球Baを一旦受けて外枠1裏側に落下させる受け部56が形成されており、該受け部56から落下した遊技球Baは、ヒンジ構成部材54の下プレート54b上に落下し外枠1裏側に転がり移動して排除される。これら貫通孔部43に連通する空間部sp、受け部56及び下プレート54bにより、スピーカユニット33の左フレーム部1a側の端部33aと左フレーム部1aとの間で、貫通孔部43から落下した遊技球Baを排出する排出路61が構成されている。なお、符号54aは、ヒンジ構成部材54の上プレートである。
上記排出路61が設けられていることにより、前枠2及び中枠11からなる前側枠部材が揺動開閉された際に球貯留タンク27等から遊技球Baがヒンジ部材3bに落下しても、該遊技球Baを貫通孔部(排出手段)43から外枠1裏側へ円滑に且つ確実に排除することができる。
また、図10及び図11に示すように、ヒンジ部材3bの係合部材40上の後部44には、前側枠部材の揺動開閉時などに落下した遊技球Baを該ヒンジ部材上から外枠1裏側に排出する一対ずつのリブ45及びリブ46が突出形成されている。これらリブ45,46は、ヒンジ機構7cの下係合部材59(図14参照)とヒンジ部材3bの係合部材40との間の僅かな隙間から針金等を挿入させて行う不正行為を防止するものであるが、その上面は外枠1裏側に向けて下降するように傾斜しており、図11のように上面に載った遊技球Baを外枠1裏側に転がり移動させて落下させるように構成されている。
以上の構成を備えたパチンコ機PMは、図1に示すように、ガラス扉5及び球皿6を含む前枠2と、中枠11とが、ともに外枠1に対して閉塞され施錠された状態で遊技に供される。そして、遊技者が球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより、パチンコゲーム(弾球遊技)が開始される。即ち、操作ハンドル8が図1の時計回り方向に回動操作されると、球皿6に貯留された遊技球が発射ユニット30により1球ずつ遊技盤10の遊技領域PAに打ち出され、以降、弾球遊技が展開される。
遊技領域PAに打ち出された遊技球が、開口17の位置にある始動入賞装置(不図示)に入賞すると、主制御基板の抽選機能により特別図柄抽選(第1の大当たりの抽選)が行われ、その結果として、開口部15の位置にある画像表示装置(不図示)において特別図柄(装飾図柄)が所定時間だけ変動表示される。この特別図柄抽選では、始動入賞装置への入賞時に取得された乱数値に基づき、第1大入賞装置19の蓋体19aを所定ラウンド数だけ開閉動作させる第1の大当たり、第2大入賞装置14の開閉部材35を所定ラウンド数だけ開閉動作させる第2の大当たり、並びに、これら第1及び第2の大当たりの何れにもならない外れ、などが決められる。上記画像表示装置の表示部には、特別図柄抽選の決定結果に応じた特別図柄に対応する装飾図柄が表示され、最終的に3つの図柄を一致させるような表示態様(例えば「777」「555」「333」)や、最終的に3つの図柄が一致しない表示態様(例えば「527」「346」)、などが表示される。
遊技球がセンター飾り13のワープ導入口16を介して放出口24からステージSに導入された際には、遊技球がステージSの上を一時的に停留するように左右に転動し、最終的にはステージSの下方に落下して始動入賞口に入賞したり、該始動入賞口には入賞せずに遊技領域PAに流下して下側のアウト口23に取り込まれたりする。
そして、上記第1の大当たりに当選した場合は、下部アタッカーとしての第1大入賞装置19の蓋体19aが、所定回数だけ開放される。つまり、蓋体19aが所定時間開放された時点、または例えば9球以上の遊技球が入賞した時点で、該蓋体19aが一旦閉鎖されるという該蓋体19aの開閉動作が、所定回数(例えば15回)継続して繰り返される。この間、遊技者による操作ハンドル8の操作で遊技領域PAに打ち出された遊技球Baが、開放した蓋体19aに受け入れられ、これにより、第1大入賞装置19に入賞した各遊技球に夫々対応して払い出される多量の遊技球(賞球)が球皿6上に放出される。
一方、上記第2の大当たりに当選した場合は、上部アタッカーとしての第2大入賞装置14の開閉部材35が、段階的(例えば3段階(16回,32回,48回))に異なる回数だけ開放される。つまり、所定時間ずつで所定回数、小刻みに開放される開閉部材35によって、遊技領域PAに打ち出された遊技球Baが該遊技領域PAの上部において受け入れられて入賞する。このように第2大入賞装置14に入賞した各遊技球にそれぞれ対応して払い出される多量の遊技球(賞球)が球皿6上に放出される。
そして、本実施形態では、外枠1が、球排出口50の開口部の縁部50aとの間に遊技球Baが入り込まないように該球排出口50が近接して配置されると共に該球排出口50よりも幅広なスピーカユニット33を備え、該スピーカユニット33が、幅方向に傾斜して球排出口50を迂回して外枠1の裏側に遊技球Baを排除し得る迂回通路37を備えている。このため、前枠2及び中枠11からなる前側枠部材の揺動開閉時等にスピーカユニット33上に遊技球Baが落下しても、該遊技球Baを該スピーカユニット33上に停留させずに外枠1の裏側に円滑に且つ確実に排除することができる。これにより、スピーカユニット33の上面部と、閉止された上記前側枠部材との間に遊技球Baが噛み込まれてしまう等の不都合の発生を、確実に防止することができる。
また、本実施形態では、前側枠部材(2,11)が、外枠1に設けられたヒンジ部材3a,3bを介して開閉自在に支持され、迂回通路37が、ヒンジ部材3bに向けて下降するように傾斜してなり、ヒンジ部材3bが、該ヒンジ部材3bに載った遊技球Baを該ヒンジ部材上から排出する排出手段として貫通孔部43を有している。このため、前側枠部材(2,11)の揺動開閉時等にヒンジ部材3b上に遊技球Baが落下しても、該遊技球Baを該ヒンジ部材3b上に停留させずに排除することができる。これにより、ヒンジ部材3bの上面と、閉止された前側枠部材との間に遊技球Baが挟み込まれてしまう等の不具合の発生を、確実に防止することができる。そして、ヒンジ部材3bに貫通孔部43を設けるだけの極めて簡単な構成により、ヒンジ部材3b上から遊技球Baを有効に排除し得る構成を実現することができる。
更に、本実施形態によると、ボックス部として、制御部34の音声信号生成手段34aで生成された音声信号に基づく音声を出力するスピーカ31,32が配置されたスピーカユニット33を有するので、外枠1の幕板部分に配設されたスピーカユニット33に対して、迂回通路37を設ける等の所要の処理を施すだけで、スピーカユニット33の上面部と、閉止された前側枠部材(2,11)との間に遊技球Baが挟み込まれてしまう等の不具合の発生を確実に防止できる構造を、簡便に実現させることができる。
次に、図13及び図14を参照して、上述した本実施形態における変形例について説明する。なお、本変形例では、上述の実施形態と共通する構成部及び部材に関しては図示及びその説明を省略することとする。
すなわち、本変形例では、ヒンジ部材3aに枠下カバー部材42は設けられておらず、図13に示すように、下側のヒンジ部材3bに、上下方向に貫通した遊技球穴部52が形成されている。遊技球穴部52は、下側のヒンジ部材3b上の遊技球Baを下方に落下させるように構成されている。遊技球穴部52は、平面視にて三角形状であり、その一辺に隣接して上方に突出したリブ40aが設けられている。リブ40aは、下側のヒンジ部材3bの上面よりも上方に突出しており、遊技球穴部52を有する該ヒンジ部材3bの補強構造として機能している。
本変形例では更に、スピーカユニット33における図13の左端部に、遊技球穴部52の下方にて対向するように切り欠き形成されたザグリ部63が設けられている。該ザグリ部63の底面63aは、スピーカユニット前側(図13における矢印(前)に対応)に向けて下降するように傾斜しており、遊技球穴部52に落下した遊技球Baを受けつつ、その傾斜に沿わせてパチンコ機前側に円滑且つ確実に流下させることができる。更に、ザグリ部63を、スピーカユニット後側(図13における矢印(後)に対応)にも貫通するように切り欠き形成し、且つ上記底面63aに連続して後側に延びる底面(図示せず)をスピーカユニット後側に向けて下降するように傾斜させれば、遊技球穴部52に落下した遊技球Baを後側の底面で受けつつ、その傾斜に沿わせてパチンコ機後側にも円滑且つ確実に流下させ得るようになる。
更に、ヒンジ部材3bは、該ヒンジ部材3bに載った遊技球Baを該ヒンジ部材上から排出する排出手段として、該ヒンジ部材3bの上面に傾斜面53a,53bを有している。即ち、傾斜面53a,53bの間に稜線53cが設けられ、傾斜面53aは、該稜線53cから外枠1の前側(図13のほぼ左側)に向けて下降するように傾斜し、傾斜面53bは、該稜線53cから外枠1の裏側(図13のほぼ右側)に向けて下降するように傾斜している。傾斜面53a,53bの傾斜角度は、例えば1〜2[°]に設定することができる。
本変形例では、迂回通路37の端部の壁部37dが無い場合等に、ヒンジ部材3bの係合部材40上に転動してきた遊技球Baや、前側枠部材(2,11)の揺動開閉時に落下してきた遊技球Baは、傾斜面53aの勾配に従って外枠1の前側に流下したり、その途中で遊技球穴部52に落下したりして、確実に係合部材40上から排除される。また、上記のように係合部材40上に転動し或いは落下してきた遊技球Baが傾斜面53bに載った場合には、該傾斜面53bの傾斜に従って外枠1の裏側に流下させることで、確実に係合部材40上から排除することができる。これにより、遊技球Baの挟み込みによる不具合の発生を防止することができる。
なお、図13では壁部37d(図10参照)を描いていないが、壁部37dが有る構成の場合には、迂回通路37からの係合部材40上への移動は阻止されることになり、前側枠部材(2,11)の揺動開閉時に落下してきた遊技球Baが傾斜面53a,53bによって係合部材40上から確実に排除されることになる。
以上の変形例によると、前述した実施形態とほぼ同様の効果を得ることができると共に、排出手段がヒンジ部材3b上面の傾斜面53a,53bからなるので、ヒンジ部材3b上面を傾斜させるだけの極めて簡単な構成により、ヒンジ部材3b上から遊技球Baを有効に排除し得る構成を実現することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態及び変形例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態及び変形例の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
1 後側枠部材(外枠)
2,11 前側枠部材(前枠,中枠)
3b ヒンジ部材
10 遊技盤
33 ボックス部(スピーカユニット)
34 制御部
37 迂回通路
43,53a,53b 排出手段(貫通孔部,傾斜面)
48 排出部
50 球排出口
50a 球排出口の開口部の縁部
Ba 遊技球
PA 遊技領域
PM 遊技機(パチンコ機)

Claims (4)

  1. 島設備に設けられた球排出口に対応して配置される遊技機であって、遊技球を打ち出して遊技し得る遊技領域を形成する遊技盤と、該遊技盤を保持し且つ前記遊技領域から排出される遊技球を前記球排出口に排出し得る排出部を有する前側枠部材と、該前側枠部材を扉状に開閉自在に支持する後側枠部材と、を備えてなる遊技機において、
    前記後側枠部材は、前記前側枠部材の開閉時に該前側枠部材に対して接離する上面部を有する箱状からなり、かつ前記球排出口の開口部の縁部との間に遊技球が入り込まないように該球排出口が近接して配置されると共に該球排出口よりも幅広なボックス部を備え、
    前記ボックス部は、幅方向に傾斜して前記球排出口を迂回して前記後側枠部材の裏側に遊技球を排除し得る迂回通路を備
    前記前側枠部材は、前記後側枠部材に設けられたヒンジ部材を介して開閉自在に支持され、かつ、
    前記迂回通路は、前記ヒンジ部材に向けて下降するように傾斜してなり、
    前記ヒンジ部材は、該ヒンジ部材に載った遊技球を該ヒンジ部材上から排出する排出手段を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記排出手段は、前記ヒンジ部材の上面に有する傾斜面からなる、
    請求項に記載の遊技機。
  3. 前記排出手段は、前記ヒンジ部材に設けられた貫通孔部からなる、
    請求項に記載の遊技機。
  4. 音声信号を生成する制御部を備え、かつ、
    前記ボックス部は、前記制御部で生成された音声信号に基づく音声を出力するスピーカが配置されたスピーカユニットからなる、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の遊技機。
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