JP2566110B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2566110B2
JP2566110B2 JP5310747A JP31074793A JP2566110B2 JP 2566110 B2 JP2566110 B2 JP 2566110B2 JP 5310747 A JP5310747 A JP 5310747A JP 31074793 A JP31074793 A JP 31074793A JP 2566110 B2 JP2566110 B2 JP 2566110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ遊技機やアレ
ンジボール機等の弾球遊技機に関し、特に貯留タンクか
ら球を導き出し球排出装置に球を供給する誘導路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弾球遊技機としては、遊技機上部
に設けられた貯留タンクから賞品球排出装置に球を供給
する誘導路としては、賞品球排出装置としての賞品球ケ
ースの入口傍に球の流れを受け止める圧受壁を設け、該
圧受壁により球1個が上下に並ぶ段差を生じさせるよう
に屈曲形成して上方からの球圧を吸収するようにしたも
のが知られている(実公昭56−40462号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】貯留タンクから賞品球
排出装置へ球を誘導するこの従来の弾球遊技機の誘導路
においては、段差部により上方からの球圧が吸収される
ため賞品球排出装置としての賞品球ケースは作動に支障
を生じさせないようにすることができるものの、反面賞
品球の流れが遅くて賞品球ケースへの賞品球の充填に時
間が掛かるため、賞品球の排出動作をいま以上高速化す
ることが難しかった。
【0004】一方、周知のように近年の弾球遊技機は、
遊技の興趣を高めるために、例えば、電子回路によって
駆動制御される変動入賞装置などを遊技盤上に設け、予
め定められた遊技条件が満たされると変動入賞装置を一
定時間連続して作動させ短時間のうちに多量の入賞球が
得られるようにした弾球遊技機が多い。従って、これら
入賞球に対する賞品球の放出動作を高速で行う必要に迫
られており上述のような従来の誘導路の改善が強く臨ま
れていた。
【0005】更に、ただ単に賞品球の排出動作を高速化
しようとして、誘導路の構成を単に垂直路構成のみにし
た場合には、例えば、上方からの球により賞品球ケース
にかかる球圧力が非常に大きくなってしまい、賞品球ケ
ースへの衝撃なども大きくなり、賞品球ケースの破損の
原因となって正常な動作を確保することが困難となって
しまうことがあるので、この対策も早急に臨まれてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のよう
な背景の下になされたもので、貯留タンク(予備貯留部
24)から球を導き出す誘導路(25)の所定部位を横
U字状に屈曲形成すると共に、その屈曲下端から下方に
球排出装置(40)に連通する垂直路(垂下部25d)
を球が流下可能に連続させ、さらに上記垂直路の途中に
上方に並ぶ球の下部を受け止めて略球1個分流下方向を
変更させる屈曲部(第2屈曲部25e)を設けるように
したものである。
【0007】
【作用】上記手段によれば、貯留タンクの予備球は誘導
路によって整列されながら横U字状の第1屈曲部に導か
れて垂直路で流速を速めながら球排出装置へ誘導され
る。一方、誘導路に球が連続している場合には、第2屈
曲部により上流側に連続している球の圧力をその第2屈
曲部で充分に受け止めることになり、その結果、第2屈
曲部より下流側に並ぶ球には上流の球の圧力がほとんど
加わらないようになり、賞品球の排出動作を円滑に行う
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明を具体的に説明
する。本発明の実施例を説明する前に、先ず、弾球遊技
機としての例えばパチンコ遊技機が設置されるパチンコ
遊技店での設備とその管理方法を図1を用いて説明して
おく。パチンコ遊技店には、通常パチンコ島と呼ばれる
図1に示すような島設備が複数列設けられており、各パ
チンコ島100には、遊技盤の背面が互いに向き合った
状態で複数のパチンコ遊技機1,1,……が2列に配設
され、パチンコ島100に固設された機枠2に回動可能
に取り付けられている。また、パチンコ島100の上部
空間部101内には、適当な角度で傾斜されたパチンコ
球の補給樋102が設けられ、この補給樋102から分
岐するように補給シュート103が設けられ、この補給
シュート103を通して各パチンコ遊技機1に対して賞
品球として払出される球を補給できるようになってい
る。
【009】すなわち、上記補給シュート103には、そ
れぞれ補給装置104が設けられており、図示しない総
合管理室からの指令によって上記補給装置104が動作
されて、上記補給樋102内を流れてくる球を補給シュ
ート103から各パチンコ遊技機1の上部の予備貯留部
24に供給するようになっている。さらに、パチンコ島
100の下部中央には、各パチンコ遊技機において回収
され、排出された打込み玉を一ヶ所に集める回収樋10
5が設けてあり、回収樋105の途中に設けられた玉磨
機で研磨されてから揚送装置(ともに図示せず)で上方
へ移送され、再び補給樋102に流出されるようになっ
ている。なお、各パチンコ遊技機への玉の補給指令は、
上記予備貯留部24の下部に設けられた玉不足検出器の
信号が総合管理室のコンピュータに送られ、これに基づ
いて発せられる。
【0010】この場合、上記補給装置104によって予
備貯留部24に対して一回の補給動作で一定量(例えば
400個)の玉が補給できるようになっている。従っ
て、パチンコ店では、各パチンコ遊技機における補給回
数の他に例えば入賞球数および打込み玉数を把握すれ
ば、コンピュータにより、各遊技機の出玉率(一回の賞
品球数×入賞球÷打込み玉数)および営業成績(打込み
玉数−総補給数)を簡単に算出することができる。上記
のような出玉率および営業成績を集中的に収集して経営
の合理化を計るために各種玉の検出が必要となり、図3
および図4に示すように、遊技盤後方下部の機枠2の背
面に玉受け箱110を設置し、入賞球およびアウト玉の
検出を行えるようになっている。この玉受け箱110に
は、入賞球受口111とアウト玉受口112とが設けら
れ、入賞球と打込み玉とを別々に正確に検出できる構造
となっている。
【0011】図2〜図4は本発明に係わる弾球遊技機と
しての例えばパチンコ遊技機の一実施例の全体構成図を
示す。パチンコ遊技機1は、前後面が開口している機枠
2(図3参照)に略垂直姿勢を保って、かつ図2に示す
ヒンジ3,3によって回動自在に取り付けられた額縁状
の前面枠4と、この前面枠4内に開閉可能に取り付けら
れたガラス収納枠5と、このガラス収納枠5の下方に同
じく開閉可能に取り付けられた開閉パネル6と、上記前
面枠4の後方に上記ガラス収納枠5内に保持されたガラ
ス板と一定の間隔を有して固定された遊技盤8とによっ
て構成されている。
【0012】上記開閉パネル6の前面には、多数の遊技
球(いわゆるパチンコ球)を一時的に収納する受皿9が
設けられ、また、上記前面枠4の下部背面には、上記受
皿9より一個ずつ供給される遊技球を弾き飛ばす打球発
射装置10が設けられ、前面枠4の下部前面にはその操
作ダイヤル11と補助受皿12とが設けられている。上
記打球発射装置10は既に公知の打球発射装置と同一構
成のものが用いられているので詳細な説明は省略する。
【0013】前記遊技盤8の前面には、上記打球発射装
置10により発射された打球を遊技盤8の上方部まで案
内するガイドレール13と、上方より落下してくる打球
の方向を無作為に変更させる多数の障害釘14が固設さ
れ、また盤面の適宜位置に入賞領域としての入賞チャッ
カー15、入賞口16、回転式入賞具17および変動入
賞装置18が設けられ、前面枠4に保持されたガラス板
との間の空間部にガイドレール13に囲まれた遊技領域
が形成されている。また、この遊技領域の下部には、上
方から落下してくる途中で偶発的に上記入賞領域15〜
18に入賞できなっかった打球を遊技盤8の後方へ回収
するアウト穴19が設けられている。
【0014】そして上記遊技盤8の裏面には、上記入賞
領域15〜18より入賞した打球が流下可能な間隔を有
する第1空間部Aを形成するように、裏面セット盤2
1が前面の遊技領域に対応して取り付けてあり、この裏
面セット盤21の背面に裏機構盤20を構成する各種機
構が重合的にセットされている。裏面セット盤21の第
一空間部Aの下方には、集合棚部21aが設けてあり
その略中央部には第1空間部Aに連続されかつ途中で
第1空間部Aから第2空間部A側に折曲されて前面
枠4の下端線上に出口が形成された入賞球排出路22が
形成され、第1空間部Aに入って来た入賞球はここを
流下して遊技盤後方の前記玉受け箱110の入賞球受口
111に向かって排出されるようになっている。中央部
に向かって下り傾斜となるように形成された集合棚21
aは、発生した入賞球を順次一段一列に整流させて、入
賞球排出路22へ案内する。そして、入賞球排出路22
の途中に設けられた入賞球検出器55で1個宛検出さ
れ、裏面セット盤21の上方にセットされた制御装置5
0内の記憶回路に順次記憶される。
【0015】又、上記第1空間部Aには、アウト穴1
9に対応して、アウト玉樋23が設けられており、アウ
ト穴19より回収されたアウト玉は玉受け箱110のア
ウト玉受口112に対抗するように設けられた出口23
aより玉受け箱110内に排出されるようになってい
る。そして裏面セット盤21の表面上方には、外部より
補給される予備球を貯えておく貯留タンクとしての予備
貯留部24が取り付けてあり図5に示すように、予備貯
留部24を裏面セット盤21に腰掛けるようにして固定
することにより、予備球の重量に耐える構造となってい
る。予備貯留部24の下り傾斜の先端一側には流出口2
4aが設けてあり、この流出口24aの下方には裏面セ
ット盤21の左から右方向へ玉が自重で転がる程度に傾
斜させられ、右端で下方へ屈曲され、その後略垂直に降
下する誘導路25が連設され、この誘導路25の終端が
球排出装置としての賞品球排出装置40の流入口へ接続
されている。なお、上記誘導路25は、予備球貯留部2
4の予備球を賞品球排出装置40まで流下可能な構成で
あれば、もちろん分割構成することも可能である。
【0016】誘導路25は、図5および図6に示すよう
に、裏面セット盤21の背面に、樋状の第2空間部A
を形成するように設けられて、前記流出口24aに臨む
底部に、踏板レバー26が傾動自在に設けられ、一方の
端を誘導路25内に突出させ、他端にはウエイト27が
取り付けてあり、さらに踏板レバー26の傾動動作と関
連して、玉不足検出器56が臨ませてある。これは、予
備貯留部24内の玉の有無を検出し、無くなると玉不足
信号を発し、総合管理室(図示せず)に連絡し、玉補給
を促すものである。又、誘導路25は予備球を一段二列
に自作用的に整列せしめ誘導するように、仕切壁25a
が徐々に隆起するように設けられて、上記の略垂直に降
下する部分で完全に二列となっている。
【0017】誘導路25の途中には予備貯留部24内の
玉の貯留加減により、誘導路25における玉圧力が微妙
に変化して、玉が二段、三段と重なって玉止り現象を起
こすのを防止する為に、揺動自在な玉ナラシ28が吊設
され、また、一端を軸着することにより傾動自在な玉押
え板29が配設されている。前記誘導路25には所定部
位を横U字状に屈曲形成した第1屈曲部25bを設け、
この第1屈曲部25bに玉抜機構30を配設すると共
に、玉抜路31の受口を臨ませてある。屈曲部25bに
は、外周面の一部を開閉できるようにされた周壁部32
と、これを揺動自在に保持する揺動杆33と、その上方
に傾動自在な作動杆34が設けてあり、揺動杆33の係
止部33aと作動杆34の凸部34aが係合するように
構成され、外部からの操作により、その係合を解くこと
により周壁部32を開かせて予備球を玉抜路31へ導く
ようにしてある。
【0018】上記誘導路25は、図4から明らかなよう
に、誘導路25の傾斜下端に連通する部分を横U字状に
屈曲して第1屈曲部25bを形成するとともに、その屈
曲下端から下方に垂直路としての垂下部25dを延長形
成し、その垂下部25dの途中に上方から流下する予備
球の下部を受け止めて略球1個分ほぼ直角に流下方向を
変更させる第2屈曲部25eを設ける。そして上記垂下
部25dの屈曲下端を賞品球排出装置40に連通させて
いる。本実施例は上記のような構成であるから、予備貯
留部24の予備球は、誘導路25によって整列されなが
ら横U字状の第1屈曲部25bに導かれ、垂下部25d
で流速を速めながら賞品球排出装置40に誘導される。
この際に垂下部25dの第2屈曲部25eを通過する球
は後続の球に押されてほとんど流速に変化を生じさせる
ことなく高速で流下する。更に、誘導路25に球が連続
している場合には、第2屈曲部25eにおいて2個の球
が横に並んで当該第2屈曲部25eにより上流に連続す
る球の球圧をその第2屈曲部25eで、充分に受け止め
ることになり、その結果第2屈曲部25eより下流に並
ぶ球には上流の球の球圧がほとんど加わらないことにな
る。上記玉抜路31は、上記誘導路25の垂下部25d
と並設されて裏面セット盤21の一側方に偏位され、誘
導路25の屈曲部で分岐された第2空間部Aを構成す
るように形成されているとともに、流路の下方部は、第
1空間部Aに向かって折曲されて、パチンコ遊技機1
の下部まで延設されて前記アウト玉排出樋23に合流さ
れている。これによって、玉抜路31を通って排出され
た玉は、上記玉受箱110内を通って機外へ排出され、
打込み玉として計数できるようになっている。玉受箱1
10には、入賞球受口111とアウト玉受口112とを
分離するための分離壁113が設けられ、下方には入賞
球受口111とアウト玉受口112から入ってきた玉を
合流させて打込み玉として案内する案内樋114が設け
られており、入賞球受口111の下方には入賞球センサ
115が、また案内樋114の途中には打込み玉センサ
116が設けられており、アウト玉はもちろん入賞球お
よび玉抜路31から抜かれた玉を打込み玉として検出す
る。
【0019】上記実施例においては、入賞球排出路22
の出口を玉受け箱110の入賞球受口111に、またア
ウト玉排出樋23と玉抜路31は途中で合流させ出口を
玉受け箱110のアウト玉受口112にそれぞれ機能的
に臨ませてある。すなわち、補助貯留部47を挾むよう
にして入賞球排出路22とアウト玉排出樋23の出口を
設けることにより、入賞球とアウト玉を左右に振り分け
るようにしてあるので、入賞球受口111とアウト玉受
口112を確実に分離でき、玉受け箱110内での玉の
混入および箱外への玉の飛出しを防止できる。その結
果、玉受け箱110を小型にして、パチンコ島内部の簡
素化が計れるとともに、総合管理室へ送信する入賞球数
や打込み玉数に画するデータの正確度が向上することに
なる。また、このデータと予備貯留部24に体する補給
玉数とから、前述の方法により、出玉数と営業成績の集
中的収集が可能となる。
【0020】また、上記案内樋114に設けられた打込
み玉センサ116は、案内樋114内に臨むように取り
付けた計数用ギヤの回転を永久磁石とリードスイッチと
で検出して、ギヤの1回転当たり1パルスの検出信号を
発生するようになっている。さらに、上記入賞球排出路
22、アウト玉排出樋23および玉抜樋31の出口は、
上記のごとく玉受け箱110の各受口に機能的に臨ませ
るため、第1空間部もしくは第1空間部から第2空間部
にかけて形成させてあるが、これに限定されるものでな
い。ただし、入賞球排出路22は、玉受け箱110との
関係で、第1空間部から第2空間部を変換するほど、玉
の検出が容易となる。さらに、上記誘導路25の垂下部
25dの途中には、各列ごとにそれぞれ流路内へ臨む検
出板57aとマイクロスイッチ57bとから成る流下異
常検出器57が設置され、誘導路25内の玉止りやゴミ
等の混入による予備球の流動の異常を監視し、制御装置
50に指令信号を出力するようにしてある。本実施例に
おいては、上記第2屈曲部25eに検出板57aを配設
する構成としたが、もちろんこれに限定されるものでな
く、検出板57aは誘導路25内であればどこに配設さ
れていてもよい。
【0021】誘導路25に連設された電動式の賞品球排
出装置40は、一実施例として後で詳述するように周面
に球の移送部としての凹部を有するスプロケット42
と、これを回転軸により直接回転させる駆動源パルスモ
ータ41とで構成し、小型化してある。賞品球排出装置
40は、上記入賞領域への打球の入賞に伴い遊技者に所
定数の賞品球を払い出す装置であって、上記入賞球排出
路22内の入賞球検出器55からの信号に基づいて形成
される駆動指令信号によって、賞品球を1個宛順次、所
定数に達するまでスプロケット42を回転させることで
排出するものである。
【0022】しかして、誘導路25内において前記のよ
うな予備球流動異常を検知すると、制御装置50が、そ
の時点で賞品球の排出を停止させるが、その回の排出動
作が終了するまで、つまり1個の入賞球に対する所定数
の賞品球の排出を待って次回からの排出を停止させるよ
うにしておいて、制御装置50によってLED表示素子
等の警報ランプ58(図11参照)を点灯させて、機能
停止の原因がすぐわかるようにし、且つ迅速な処置がと
れるようにすると共に、不正確な排出動作による賞品球
の不足や排出タイミングのずれによるスプロケット42
への玉の噛み込みを確実に防止させるようになってい
る。賞品球排出装置40の下方には、裏面セット盤21
の背面に、前記第2空間部Aを賞品球排出装置40の
下方まで延長させるように形成された受皿貯留部36が
連設されている。この受皿貯留部36はS字状に形成さ
れて賞品球が整流して流下できるようにされると共に、
流下球を下方に設けたベル37に衝突させて、爽快音を
発生できる構造となっている。
【0023】さらに、受皿貯留部36は、図7に示すよ
うに、ベル37の近傍で、パチンコ遊技機1の前面に設
けてある受皿9へ約90度流路を変換して連通させるよ
うにした流路変換部38を有し、流下する賞品球は、受
皿貯留部36の第2空間部A2から、上記第1空間部A
及び遊技盤8を貫通して、遊技盤表面に達するように
なっている。遊技盤表面からは、図7に示すように受皿
9と一体に取り付けられた接続樋39により連絡してあ
る。そして、遊技中に打球の入賞があると、賞品球排出
装置40が駆動することにより、所定数の賞品球を受皿
貯留部36に排出し、賞品球は、流下してベル37に衝
突して爽快音を発生し、すみやかに受皿9へ流出される
ようにしてある。
【0024】図4に示すように、受皿貯留部36の流路
変換部38には、左斜め下方に向かって前記第2空間部
を更に延長するように形成され、遊技盤8前面下部
に設けた補助受皿12へ連通する大型の補助貯留部47
が連設されており、受皿9及び受皿貯留部36が賞品球
で満杯になった時に、自動的に賞品球が溢れ出て、下方
へ流出するように構成することにより、遊技者の手を煩
わせることなく、たくさんの賞品球を貯留することがで
き、現在流行中のラッキーセブン機と呼ばれるパチンコ
遊技機に対処できるようになっている。つまり、第2空
間部Aにおける流路変換部38と補助貯留部47の連
絡部に、規制片48を突設し、通常は排出された賞品球
が乗り越えないように規制するが、受皿9が満杯になる
につれて、受皿貯留部36の上流に向かって貯留してき
て流路変換部38も満杯になると、排出された賞品球
が、前記規制片48を自動的に乗り越えて、補助貯留部
47へ流出する構造となっている。
【0025】又、補助貯留部47は、第2空間部A
り、パチンコ遊技機1の前面側へ約90度の流路変換し
て、遊技盤8下部を通り、さらに、前面枠4を貫通して
上記補助受皿12へ接続されている。以上のようにして
裏面セット盤21の背面に第2空間部A2を形成するよ
うに、上方には予備貯留部24と誘導路25を配設し、
一側方には、誘導路25を連続して設け、賞品球排出装
置40、受皿貯留部36、補助貯留部47を取り付け、
且つ玉抜路31を併設させることにより、裏機構盤を一
層集約できると共に、中央部に比較的広い空間Cが構成
可能となる。空部Cは、上記実施例のように裏面セット
盤21を全面的に一体の構造として第1空間部Aを形
成し、裏面セット盤21の背部に形成されるようにして
もよいし、又、前記裏面セット盤21の背面に図4に2
点鎖線で示すように集合板49を装着自在に取り付ける
ことができるように構成して集合板49の背部に形成さ
れるようにしてもよい。このようにすると、図3に示す
ように裏面セット盤21の後方へ突出する変動入賞装置
18の突出する開口部を分離可能な集合板49に形成に
すればよいので穴抜き加工が容易となる。
【0026】図8は上記電動式の賞品球排出装置40の
一構成例を示す拡大斜視図である。誘導路25の終端部
は、図示のごとく、斜め下方に向かって屈曲され、かつ
2条の出口部25c、25cが設けられている。こ
の出口部25c、25cに対向するように分離用の
スプロケット42が配設され、スプロッケト42はパル
スモータ41の回転軸に固着され、かつモータ41には
スプロケット42と適当な間隔をおいて阻止プレート4
3が固着されている。また、上記スプロッケット42の
外周には、パチンコ球が係合可能な例えば6個の凹部4
2aと6個の爪部42bとが形成されている。上記誘導
路25終端の出口部25c、25cは、一方が上記
スプロケット42の凹部42aに対向しているときには
他方が爪部42bに対向するように構成されている。
【0027】そして、阻止プレート43と出口部25c
、25cの端部とは球一つ分の間隔を有するように
位置決めされ、その下方には、受皿貯留部36の上端に
接続された排出樋44が設けられており、爪部42bに
当接した賞品球Bは流出しないように係止され、凹部4
2aに係合した賞品球B’は阻止プレート43に当接し
て後続の賞品球B”との間に挾持された後、スプロケッ
ト42が回転すると爪部42bによって分離され、下方
の排出樋44に流下せしめられるようになっている。
【0028】図10および図11は、上記賞品球排出装
置40における排出作用を示すものであり、図10のご
とく先ずスプロッケット42の凹部42aに係合した
球Bがスプロッケットの回転に伴う爪部42bの移
動によって送り出されて分離され、次に球Bの後続の
球Bが同図11のごとく爪部42bに当接すると、
そのとき凹部42aに球Bが係合して爪部42b
によって下方へ送り出されて分離される。そして、球B
の後続の球Bが爪部42bに当接すると、球B
が凹部42aに係合されて爪部42bによって分離
される。このようにして、スプロッケット42の回転に
伴う分離作用によって、出口部25cと25c内に
整列している賞品球が一ずつ交互に取り出されて排出樋
44に排出されていく。
【0029】また、上記阻止プレート43にはL字状の
切欠きが形成され、この切欠きには図10に示すごと
く、複数個のセンサ45a〜45dを備えた排出球検出
器45が設けられている。上記センサー45a〜45d
のうち45aと45bは、出口部25cと25c
に次に排出するべき球があるか否かを検出し、センサ4
5cと45dはその球が排出されたか否かを確認するた
めのもので、いずれも、光センサや近接スイッチを用い
て構成することができる。上記賞品球排出装置40は、
前記入賞球検出器55から出力された入賞検知信号が制
御装置50に供給されると、制御装置50から出力され
る駆動指令信号によってモータ41が駆動させ、排出を
開始する。このとき、制御装置50は、排出球検出器4
5から検出信号に基づいて予備球が誘導路25の出口に
存在することを確認してから駆動指令信号を発生し、同
じく排出球検出器45から賞品球ごとに出力される排出
確認信号を受けて排出状態を検知し、賞品球が所定数に
達したことを判別して排出終了信号を賞品球排出装置4
0に出力し、モータ41の回転を停止させるようになっ
ている。
【0030】図12は上記制御装置50による賞品球排
出装置40の制御システムの一例を示すブロック図であ
る。入賞球検出器55から個々の入賞球に対応し発生さ
れる入賞検知信号(パルス)は、例えばカウンタのよう
な記憶手段としての記憶回路51に供給されて計数され
ることにより入賞球数が記憶される。また、マイクロコ
ンピュータ(CPU)等からなる制御回路52には、賞
品球排出装置40内の排出球検出器45からの検出信号
が入力されており、上記記憶回路51の記憶値が”1”
以上になると、賞品球排出装置40のモータ41を駆動
させる駆動指令信号を出力する。すると、モータ41が
回転して賞品球の排出を開始するとともに、賞品球ごと
に、上記検出器45から検知信号(パルス)が制御回路
52へ送られる。制御回路52はこの検知信号を例えば
内部のカウンタでカウントし、そのカウント値が内部の
設定器に予め設定されている値に達すると、所定数の賞
品球が排出されたと判定して、排出終了信号を出力し、
もしくはモータ駆動信号の出力を停止して排出を終了さ
せる。
【0031】また、排出途中で玉詰まり等の原因で誘導
路25の終端の出口部25c、25cに排出される
球が存在しないことが、排出球検出器45によって検出
されると、その出力を受けて制御回路52は直ちにモー
タ41を停止させるとともに、カウンタの値をそのまま
保持しておき、出口部25c、25cに賞品球が入
ってきたとき再びモータ41を動作させ残りの賞品球を
排出させる。一回の排出が終了すると制御回路52は記
憶回路51に信号を送って記憶内容をデクリメント(減
少)させる。なお、制御回路52には玉不足検出器56
からの信号を入力させるようにして、予備貯留部24内
に予備球がなくなって検出信号が制御回路52に送られ
てきた場合にモータ41の駆動を停止させ、賞品球の排
出を中止させるようにしてもよい。
【0032】この場合、賞品球の排出が中止されても入
賞球数は記憶回路51に保持させ、かつその間に新たな
入賞があればそれを検知し、カウントアップして記憶す
る。そして、予備貯留部24への予備球の補給が行われ
たとき、再び制御回路52からの制御信号によって賞品
球の排出を開始させるのがよい。一方、制御回路52
は、ゴミや異物が入り込み玉詰まりを起こし易い誘導路
25の途中に設けられた流下異常検出器57からの信号
に基づいて球の流下異常を監視していて異常信号が入っ
て来た場合に排出装置40を停止させる。上記流下異常
検出器57は誘導路25内を2列に整列されて流下して
くる予備球の列ごとに設けられている。
【0033】なお、上記実施例では、制御回路52内の
設定器の設定値を変えることにより一回当りの任意の数
の賞品球の払出しを行わせることができる。しかも、上
記実施例の制御回路52内の設定器を複数個設けて設定
値を異ならしめておくとともに、入賞領域15〜18ご
とに入賞検出器を設け、入賞の種類を区別して記憶回路
51に記憶させ、入賞の種類に応じて排出される賞品球
数を変えるようにすることも可能である。また、上記実
施例では、賞品球排出装置40の回転体として周面に凹
部を有するスプロケット42を使用しているが、スプロ
ケット42の代わりに、周面もしくは周縁部に球の移送
部を有する回転体であれば、スクリュー方式その他の構
成のものを用いてもよい。更に、本実施例においては、
賞品球排出装置40をパルスモータ41等の駆動源を利
用して賞品球を排出するようにした球排出装置として説
明したが、これに限定されるものでなく、少なくとも賞
品球を排出できるものであればどのようなものであって
もよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように上記実施例において
は、貯留タンクから球を導き出す誘導路の所定部位を横
U字状に屈曲形成すると共に、その屈曲下端から下方に
球排出装置に連通する垂直路を球が流下可能に連続さ
せ、さらに上記垂直路の途中に上方に並ぶ球の下部を受
け止めて略球1個分流下方向を変更させる屈曲部を設け
て成るので、貯留タンクの予備球は誘導路によって整列
されながら横U字状の第1屈曲部に導かれて垂直路で流
速を速めながら球排出装置へ誘導される。一方、誘導路
に球が連続している場合には、第2屈曲部において流下
方向を変えることにより上流側に連続している球の圧力
をその第2屈曲部で受け止めることになり、その結果、
第2屈曲部より下流側に並ぶ球には上流の球の圧力がほ
とんど加わらないようになる。これによって、球排出装
置への球の供給時間を短縮することと球圧の吸収とを同
時に達成することができ、球の排出動作を円滑かつ高速
に行わせることができるという効果がある。更に、第2
屈曲部による上方からの球圧の吸収効果により、球排出
装置への球圧を抑制することもでき、球排出装置の耐久
性も向上することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の取り付けられるパチンコ遊技
店における島設備の一例を示す斜視図。
【図2】パチンコ遊技機の遊技盤の構成の一例を示す正
面図。
【図3】本発明の一実施例を示す裏面セット盤の斜視
図。
【図4】裏面セット盤の背面図。
【図5】図5におけるVI−VI線断面図。
【図6】同じく図4におけるVII−VII線断面図。
【図7】同じく図4におけるVIII−VIII線断面
図。
【図8】賞品球排出装置の一構成例を示す斜視図。
【図9】排出球検出器の取付例を示す斜視図。
【図10】賞品球排出装置における排出作用を示す作用
説明図。
【図11】賞品球排出装置における排出作用を示す作用
説明図。
【図12】本発明における裏機構盤の制御システムの構
成の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 8 遊技盤 9 受皿 12 補助受皿 14 障害部材 15〜18 入賞領域 21 裏面セット盤 24 予備貯留部(貯留タンク) 25 誘導路 26 受皿貯留部 40 賞品球排出装置(球排出装置) 41 モータ 42 スプロッケット 45 排出球検出器 47 補助貯留部 51 記憶回路 52 制御回路 55 入賞検出器 57 流下異常検出器 A1 第1空間部 A2 第2空間部 C 空部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留タンクから球を導き出す誘導路の所
    定部位を横U字状に屈曲形成すると共に、その屈曲下端
    から下方に球排出装置に連通する垂直路を球が流下可能
    に連続させ、さらに上記垂直路の途中に上方に並ぶ球の
    下部を受け止めて略球1個分流下方向を変更させる屈曲
    部を設けて成ることを特徴とする弾球遊技機。
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