JP4926830B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、前面枠と、該前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤とを備え、該裏機構盤には、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクに貯留された遊技球を流下可能な流下案内路とを配置したパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、当該パチンコ遊技機を設置島へ設置するための機枠に前面枠を開閉可能に軸支させ、該前面枠の遊技盤収納部に遊技盤を着脱可能な状態で収納し、前面枠の前面側には遊技球を受けるための球皿を備え、前面枠の裏面側には遊技球を球皿へ供給するための構成を有する裏機構盤を備えている。
裏機構盤には、球貯留タンクと、該球貯留タンク内の遊技球を整流しながら流下させる流下案内路と、流下案内路を流下してきた遊技球を所定条件の成立に基づいて排出する球排出装置とを備えている。また、球排出装置を裏機構盤から着脱可能とし、球排出装置の球排出装置を取り外して点検や修理などを行い易いように構成されている。さらに、流下案内路から球排出装置への遊技球の流下を規制可能な流下規制機構(シャッター機構)を設け、球排出装置を取り外した場合には、流下規制機構により遊技球の流下を規制して、遊技球がパチンコ遊技機の外方へ落下することを阻止できるように構成されている。そして、裏機構盤を前面枠の一側に開閉可能な状態で軸着し、裏機構盤を開いてパチンコ遊技機の内部の点検や修理を行い易くしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−035343号公報
ところで、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機においては、前面枠に制御装置(例えば排出制御装置)を裏機構盤とは別個に設け、この制御装置と球排出装置とを電気配線で接続している。このため、電気配線が裏機構盤を開く時に引っ張られたり、あるいは裏機構盤を閉じる時に挟まれて断線したりする等の不具合が発生する虞がある。そこで、裏機構盤を開閉可能とする場合には、球排出装置を裏機構盤に配置せず、前面枠に配置することが望ましい。しかしながら、従来の流下規制機構では、球排出装置の取り外し時に作動するだけであるので、裏機構盤を開いて流下案内路と球排出流路とが離れた場合には遊技球が流下案内路から流下すること、ひいてはパチンコ遊技機の外方へ落下して散乱してしまう不具合を規制することができず、好ましくない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、球排出装置を前面枠から取り外した場合であっても、あるいは裏機構盤を開閉して流下案内路を移動した場合であっても、遊技球が流下案内路から落下して散乱する不都合を防止することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、前面枠と、該前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤と、を備え、
該裏機構盤には、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクに貯留された遊技球を流下可能な流下案内路と、を配置した遊技機において、
前記前面枠のうち流下案内路の下方には、流下案内路を流下してきた遊技球を受け入れて排出する球排出装置を着脱可能な状態で備え、
前記裏機構盤には、流下案内路から遊技球が流出することを規制可能な流下規制機構を備え、
該流下規制機構は、流下案内路に出没して遊技球の流下を規制可能な流下規制部と、流下案内路と球排出装置との連通状態により流下規制部を出没変換操作する規制操作部と、を備え、
前記規制操作部は、
裏機構盤が閉状態に変換されるとともに前面枠に球排出装置が取り付けられることで前記流下案内路と球排出装置とが連通する常態では、該球排出装置から押圧されることにより流下規制部を流下案内路から引き抜いて遊技球が球排出装置へ流下することを許容する一方
前記常態から裏機構盤が開状態に変換されるか、又は前面枠から球排出装置が取り外されることで前記流下案内路と球排出装置とが連通しなくなる状態では、該球排出装置による押圧から解除されることで流下規制部を流下案内路内へ突出させて遊技球が球排出装置へ流下することを規制するように構成されたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記前面枠のうち流下案内路の下方には、後部及び一側の側部が開放されて球排出装置が着脱可能な収納空間部が設けられ、
前記裏機構盤には、前記収納空間部の開放された側部に対向するように流下規制ベース部を備え、該流下規制ベース部に流下規制機構が設けられ、
前記規制操作部は、当該規制操作部を付勢するための付勢部材と、該付勢力により収納空間部内に臨むよう構成され、前記球排出装置が押圧可能な押圧受部と、を備え、
前記流下案内路と球排出装置とが連通する常態では、前記押圧受部が該球排出装置により押圧されることで付勢部材の付勢力に抗して流下規制部を流下案内路から引き抜いて遊技球が球排出装置へ流下することを許容する一方
前記流下案内路と球排出装置とが連通しなくなる状態では、該球排出装置による押圧から解除されることで付勢部材の付勢力により流下規制部を流下案内路内へ突出させて遊技球が球排出装置へ流下することを規制するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記流下規制機構は、前記流下規制部と前記規制操作部とを接続して前記流下規制ベース部に回動自在な状態で軸着される回動軸と、前記流下規制部の出没動作をガイドするガイド機構と、を備え流下規制部を回動軸周りに回動して流下案内路へ出没可能とし
前記流下規制部のうち流下案内路内へ突出する部分を尖らせて球列間挿入部を形成し、
前記ガイド機構は、流下規制部に突設されたガイド突起と、該ガイド突起を遊嵌するガイド溝部と、からなり、該ガイド溝部には、ガイド突起を下方から支持可能な突起支持部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、球排出装置を前面枠から取り外した場合であっても、あるいは裏機構盤を開状態に変換して流下案内路を移動した場合であっても、遊技球が流下案内路から落下して散乱する不都合を防止することができる。このことから、遊技機のメンテナンス作業を円滑に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、球排出装置の取り外し時や流下案内路の移動時に遊技球の流下案内路からの落下を防止する機構を簡単な構成で実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、流下規制部の出没動作、ひいては流下規制部による遊技球の流下規制動作をスムーズに行うことができる。
た、流下案内路内へ突出した流下規制部に遊技球が引っ掛かって球圧が加えられたとしても、流下規制部の変形を抑えることができ、流下規制部が損傷する不都合を抑制することができる。
さらに、流下案内路内に遊技球が列をなして停留していたとしても、これら遊技球を移動させながら流下規制部を流下案内路内へ突出することができ、支障なく遊技球の流下を規制して球排出装置の取り外しや、流下案内路の移動を行うことができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図、図2は前面側を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図、図3は遊技領域を露出した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、図1から図3に示すように、外枠(機枠あるいは本体枠)2の側部(図1中、左側部)に前面枠3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる略額縁状の前面枠本体4(すなわち前面枠3側)の上部に矩形状の遊技盤5を収納可能とし、該遊技盤5の表面(前面)に遊技領域6を区画形成し、遊技盤5の下方には画像表示装置8を配置(収納)している。また、前面枠本体4の前面側には、遊技領域6を前方から被覆可能な内側開閉枠9を上下方向へ開閉可能な状態で軸着するとともに、該内側開閉枠9および画像表示装置8を前方から被覆可能な外側開閉枠10を左右方向へ開閉可能な状態で軸着し、外側開閉枠10の下部には、遊技球を貯留可能な球貯留ユニット13を備えている。さらに、外側開閉枠10の下方には棚部15を前面枠本体4の下部から前方へ突設し,該棚部15の上面を左右方向の中央部が下方へ凹んだ曲面で形成し、この凹み部に外側開閉枠10の球貯留ユニット13を収容するように構成されている。そして、棚部15の前面の一側(図1中、右側)には、発射装置16(図5参照)を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)17を備え、他側(図1中、左側)には遊技演出用ボタン18を備えている。
前面枠本体4は、大きな矩形状の開口を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、図2から図5に示すように、開口の上半部分に、遊技盤5と略同じ広さの空間部に設定された遊技盤収納部22を備え、該遊技盤収納部22内に遊技盤5を前面枠本体4の裏面側から収納可能とし、遊技盤収納部22の下部には、遊技盤5の下縁部を載置可能な載置部23を設けている。さらに、図5に示すように、遊技盤収納部22の外周部のうち前面枠3の軸着部側(図5中、右側)には、後方から見て逆L字状の収納壁24を後方へ延設し、該収納壁24の下端を載置部23の側方に配置し、収納壁24により遊技盤収納部22内の遊技盤5の縁部、具体的には前面枠3の軸着部寄り(右寄り)に位置する上縁部および側縁部を外方から被覆(あるいは当接)できるように構成されている。
また、前面枠本体4の開口の下半部分であって遊技盤5の下方には表示装置配置部27を備え、該表示装置配置部27に画像表示装置8を配置している。さらに、表示装置配置部27と棚部15との間の一側寄り(図2中、左寄り)には、遊技球が1個ずつ通過可能な球送り開口28を開設し、該球送り開口28の後方には、球貯留ユニット13に貯留された遊技球を遊技領域6へ向けて発射可能な発射装置16を配置している。そして、発射装置16と球送り開口28とを球送り流路(図示せず)で連通し、球貯留ユニット13から球送り開口28に流下してきた遊技球が球送り流路を通過して発射装置16へ到達するよう構成されている。また、表示装置配置部27と棚部15との間の他側寄り(図2中、右寄り)には球排出口30を開設している。
そして、図5および図6に示すように、前面枠本体4の裏面の側部、詳しくは遊技盤収納部22を挟んで収納壁24とは反対側(図5中、左側)には、前方から見て逆L字状を呈した裏機構盤32を前面枠本体4に対して前後方向へ開閉可能な状態で軸着し、裏機構盤32よりも収納壁24寄り(図5中、右寄り)の位置には、裏機構盤32を前面枠本体4に対して閉じた状態に維持可能な動作規制機構33を備えている。また、前面枠本体4の裏面のうち裏機構盤32の下方の位置には、矩形状の収納空間部34を後部および裏機構盤32の軸着側の側部(図6中、左側部)が開放された状態で備え、該収納空間部34には、裏機構盤32内を賞球として流下してきた遊技球を排出可能な球排出装置35を着脱可能な状態で前面枠本体4の後方から収納し、該球排出装置35の下端には縦長な賞球排出路36を接続している。そして、該賞球排出路36の下端を球排出口30へ連通し、裏機構盤32内を賞球として流下してきた遊技球が賞球排出路36および球排出口30を通って前面枠3の表側、具体的には外側開閉枠10の球貯留ユニット13へ排出できるように構成されている。さらに、球排出装置35および賞球排出路36の前方には、縦長な球抜き排出路(図示せず)を配置し、該球抜き排出路の下端をパチンコ遊技機1の外部(例えば、島設備の球回収樋)へ連通し、メンテナンス時などにおいて裏機構盤32から抜き出された遊技球が球抜き排出路を通ってパチンコ遊技機1の外方へ回収できるように構成されている。そして、前面枠本体4の裏面側の下部には排出発射制御装置39、電源供給装置40等を設けている。なお、裏機構盤32および球排出装置35については、後で詳細に説明する。
遊技盤5は、図3に示すように、当該遊技盤5の表面(前面)に領域区画部材43を止着して略半円形状の遊技領域6を区画形成し、遊技領域6の側方(図3中、左側方)には、発射装置16から発射された遊技球を遊技領域6内へ案内するための円弧状の発射流路44を形成している。そして、遊技領域6の中央部よりも下寄りの位置には、画像表示装置8で実行される変動表示ゲームを始動するための始動入賞口45や、変動表示ゲームの大当たり時に遊技球が入賞可能となる大入賞口46等を配置し、遊技領域6の下端部には、入賞せずに遊技領域6を流下してきた遊技球(アウト球)を遊技領域6の外方へ排出するためのアウト口47を開設している。
また、遊技盤5の裏面側には、図4および図5に示すように、遊技盤5よりもひと回り小さい略矩形状の球寄せベース51を装着し、該球寄せベース51の裏側には遊技制御装置52および装飾制御装置(図示せず)を装着している。さらに、球寄せベース51内には、始動入賞口45や大入賞口46等に入賞した遊技球(セーフ球)やアウト口47を通過した遊技球(アウト球)を回収するための球寄せ流路53を形成している。そして、球寄せベース51の下端部に球寄せ流路53の下流開口を開設し、該下流開口を表示装置配置部27の後方に設けた球回収流路55へ連通し、球寄せ流路53および球回収流路55を介して遊技球をパチンコ遊技機1の外部へ流下できるように構成されている。
画像表示装置8は、図2および図4に示すように、液晶表示器からなる表示部57と、該表示部57の後方に配置された表示制御装置58と、表示部57の左右両側方に配置され、遊技の進行に伴って音を発生して演出を行うスピーカー59とを備えて構成されている。そして、表示部57を前方へ下り傾斜した状態で配置するとともに、表示部57の傾斜上端を遊技領域6(言い換えると遊技盤5と内側開閉枠9との間の空間)の下端部に隣接する状態、具体的には、遊技領域6内に配置された始動入賞口45や遊技領域6を流下する遊技球の直下に配置している。なお、表示部57では、遊技盤5で実行される遊技に関わる画像、例えば始動入賞口45への入賞に基づいて実行される変動表示ゲームの画像を表示するように設定されている。
次に、内側開閉枠9および外側開閉枠10について説明する。
内側開閉枠9は、図3および図4に示すように、遊技盤5(または遊技盤収納部22)よりも僅かに小さい略蒲鉾形状の内側保持フレーム61を備え、該内側保持フレーム61の内側には、遊技領域6よりもひと回り大きなガラス板または透明樹脂板で形成された内側透明部材62を保持し、該内側透明部材62により遊技領域6を透視可能な状態で遊技盤5を前方から被覆できるように構成されている。そして、閉状態となる縦向き姿勢(図2参照)において下部となる内側保持フレーム61の縁部(すなわち内側開閉枠9の下部)には、横長な内側ヒンジ機構63を配置し、該内側ヒンジ機構63を介して当該内側開閉枠9を前面枠本体4、具体的には載置部23の前縁部へ軸着し、内側開閉枠9の開閉中心となる内側回動軸LAを遊技盤5と画像表示装置8の間に配置している。
したがって、内側開閉枠9のうち内側透明部材62を挟んで内側ヒンジ機構63とは反対側となる端部(図2中、上端部)を内側自由端部9aとし、該内側自由端部9aを上下方向へ移動可能としている。さらに、前面枠本体4(前面枠3)に対して横向きの内側回動軸LAを中心にして縦方向(上下方向)へ開閉するように構成されている。具体的には、内側自由端部9aを遊技盤5の上部の前方に配置して閉状態へ変換し(図2参照)、内側自由端部9aを下方へ移動して内側ヒンジ機構63(内側回動軸LA)よりも前方、言い換えると内側開閉枠9の下端部よりも前方へ配置(移動)して開状態へ変換する(図3および図4参照)。
そして、内側開閉枠9の開状態においては、後方の遊技盤5、詳しくは遊技領域6のアウト口47へ向けて下り傾斜した姿勢となる。したがって、開放状態の内側開閉枠9が表示部57を上方から保護する庇部として機能することができる。この結果、メンテナンス作業などにおいて内側開閉枠9を開放して遊技領域6を露出したとしても、遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球が表示部57に衝突することを防ぐことができ、画像表示装置8が損傷する不都合を抑えることができる。さらに、内側透明部材62のうち遊技領域6に対向し得る裏面が遊技領域6の下部から前方へ延出した姿勢に設定され、遊技球をアウト口47へ誘導可能な球誘導部64として機能し、開放状態の内側開閉枠9の上に落下した遊技球をアウト口47へ回収することができる。このことから、遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球が散乱する不都合をなくすことができる。
外側開閉枠10は、開閉枠本体67と、該開閉枠本体67に保持された外側透明部材68と、開閉枠本体67の下縁部に配置された球貯留ユニット13とを備えて構成されており、当該外側開閉枠10の側部(図1中、左側部)を前面枠本体4の一側(図1中、左側)へ軸着している。開閉枠本体67は、前面枠本体4と略同じ横幅で形成された枠体であり、左右両側部および上部を前方へ膨出し、開閉枠本体67の中央部には縦向き長円形の開閉枠開口69を大きく開設し、該開閉枠開口69の上縁部を内側開閉枠9の上縁部と略同じ大きさの半円形状に設定している。また、外側透明部材68は、開閉枠開口69を塞ぐ状態で開閉枠本体67に保持された透明樹脂製の部材であり、内側透明部材62を介して遊技領域6を透視可能な状態で内側開閉枠9を前方から被覆できるように構成されている。さらに、外側透明部材68の下半部分の左右両側には、スピーカー59の発生音を前方へ透過させるための透音孔73を開設している。そして、開閉枠本体67の側部(図1中、左側部)には縦長な外側ヒンジ機構75を配置し、該外側ヒンジ機構75を介して外側開閉枠10を前面枠本体4の一側(図2中、左側)へ軸着している。
したがって、外側開閉枠10のうち外側透明部材68を挟んで外側ヒンジ機構75とは反対側となる側端部(図1中、右端部)を外側自由端部10aとし、該外側自由端部10aを左右方向へ移動可能とし、前面枠本体4(前面枠3)に対して一側(左側)に配置した縦向きの外側回動軸LB、すなわち内側回動軸LAとは異なる外側回動軸LBを中心にして横方向(左右方向)、言い換えると内側開閉枠9とは異なる回動方向へ回動して開閉するように構成されている。具体的には、外側自由端部10aを前面枠本体4の他側(図2中、右側)に当接して閉状態へ変換し(図1参照)、外側自由端部10aを前面枠本体4から離して外側ヒンジ機構75(外側回動軸LB)よりも前方に配置して開状態へ変換する(図2参照)。
球貯留ユニット13は、図1に示すように、前方へ膨出した球貯留皿80を備え、該球貯留皿80の内部を下方へ凹ませて球貯留空間部81を形成し、該球貯留空間部81の後部には、球排出口30に連通可能な排出連通口82を開設している。さらに、球貯留皿80の後部には、球貯留空間部81から下り傾斜した球整列路83を設け、該球整列路83内の遊技球を横一列に整列しながら流下させるように構成されている。また、球整列路83の下流端には、後方へ下り傾斜する球導出路84を連通し(図2参照)、該球導出路84の後端部を外側開閉枠10の後面側に開放している。そして、外側開閉枠10を閉じると、球導出路84の後端部と球送り開口28とを前後に重ねる状態で連通し、球導出路84、球送り開口28および球送り流路を介して、球貯留皿80内の遊技球を発射装置16へ供給することができるように構成されている。
次に、裏機構盤32および球排出装置35について説明する。
裏機構盤32は、図7に示すように、当該裏機構盤32の基部となる機構ベース部90と、パチンコ遊技機1の外部(具体的にはパチンコ遊技機1が設置される島設備)から供給された遊技球を貯留する球貯留タンク91と、該球貯留タンク91内の遊技球を下方へ流下可能な流下案内路92とを備えて構成されている。
機構ベース部90は、前方から見て逆L字状を呈する樹脂製の部材であり、当該機構ベース部90の上部に横長な板状のタンク装着部95を備え、該タンク装着部95を遊技盤収納部22の横幅よりも短い長さに設定している。また、機構ベース部90の下部には縦長な流路装着部96を備え、該流路装着部96をタンク装着部95の側部(図7中、左側)から下方へ延設し、流路装着部96の下端を載置部23の側方に配置している。さらに、流路装着部96の側面に縦長な機構盤ヒンジ部97を配置し、該機構盤ヒンジ部97を前面枠本体4の裏側に軸着して、裏機構盤32を前面枠本体4(詳しくは遊技盤収納部22)に対して前後方向へ開閉可能としている。言い換えると、裏機構盤32の軸着側に流路装着部96を備えている。そして、タンク装着部95の左右両側方にはブロック状のタンク止着部98を設け、該タンク止着部98の間に球貯留タンク91の一部(具体的には裏機構盤32の閉状態における球貯留タンク91の前側部)を挿入し、この状態でタンク装着部95の裏面側に球貯留タンク91を装着するように構成されている。なお、動作規制機構33側(図7中、右側)に配置されたタンク止着部98には、動作規制機構33に係合可能な係合突起99を側方(左側方)へ向けて突設している。
さらに、流路装着部96の表面(言い換えると遊技盤収納部22に対向し得る面)には、遊技盤5の一側を支持可能な機構盤側支持部102を後方の流下案内路92側へ凹ませた状態で配置し(図6参照)、流路装着部96の裏面には流下案内路92を装着している。そして、機構盤側支持部102の下端部には、遊技盤5の下縁部へ下方から当接(支持)可能な支持当接部103を設け、機構盤側支持部102の側部には、遊技盤5の側部へ側方から当接可能な側方当接部104を設けている。なお、機構盤側支持部102は、裏機構盤32を閉じた状態で遊技盤収納部22内に位置するように設定されている。さらに、支持当接部103は、裏機構盤32を閉じた状態で載置部23の横に並んで載置部23と同一平面上に位置するように設定されている。
球貯留タンク91は、裏機構盤32の上部に位置する横長な箱状の部材であり、上面を開放して遊技球を上方から受入可能とし、底部を流路装着部96側(図7中、左側)へ向けて下り傾斜させている。また、裏機構盤32を閉じた状態で球貯留タンク91の後側に位置する底部を前側に位置する底部よりも低く設定して段差部(タンク側押圧部)109を形成し、該段差部109で遊技盤5を裏面側から押圧できるように構成されている。さらに、球貯留タンク91の底部の傾斜下端には、遊技球が通過可能となるタンク排出路111を縦向きで備え、該タンク排出路111の下端に流下案内路92の上流端を連通し、球貯留タンク91内の遊技球をタンク排出路111から流下させて流下案内路92へ供給するように構成されている。
流下案内路92は、遊技球を流下可能な縦向き流路であり、当該流下案内路92の上流端をタンク排出路111の下端へ接続し、当該流下案内路92の上流部には、1回の排出動作で排出される個数の遊技球を裏機構盤32内(具体的には流下案内路92内)に貯留しているか否かを検出する半端センサ115を設けている。また、流下案内路92のうち半端センサ115の下方を前後方向へ分岐し、後方へ分岐した一方の流路(賞球案内路116)の下流端、および前方へ分岐した他方の流路(球抜き案内路117)の下流端を下方へ向けて開放し、裏機構盤32を閉じた状態で、賞球案内路116の下流端が球排出装置35の球導入口へ連通し、球抜き案内路117の下流端が球抜き排出路の上流端に連通するように構成されている。なお、賞球案内路116は、裏機構盤32を閉じた状態で遊技球を左右に並んで2条で流下可能な縦向き流路である(図9(b)参照)。また、流下案内路92の分岐部には、遊技球の流下先を賞球案内路116あるいは球抜き案内路117に切り換えるための切換操作部118を備えている(図5参照)。さらに、球抜き案内路117の機構盤側支持部102側を段差部109と同一平面上に設定している。
また、タンク装着部95と球貯留タンク91との間には、金属板からなる横長な補強部材122を設け、該補強部材122の長手方向の両端部には、球貯留タンク91とタンク止着部98との間に配置される側方補強部123をタンク装着部95とは反対方向へ延設し、該側方補強部123の延設端を側方へ屈曲して屈曲部124を形成している。そして、動作規制機構33側(図7中、右側)の屈曲部124には、その下部を前面枠本体4側(前方)へ屈曲して装着側押圧部125を形成している。さらに、装着側押圧部125と機構盤側支持部102の支持当接部103との上下方向の間隔を遊技盤5の縦方向の長さ(高さ)に等しく設定して、装着側押圧部125が機構盤側支持部102に支持された遊技盤5の上縁部に当接するように構成されている。
球排出装置35は、流下案内路92の下方に配置された装置であり、流下案内路92(詳しくは賞球案内路116)を2条に整列して流下してきた遊技球を受け入れて下方へ排出するように構成されている。具体的に説明すると、図9(c)および図10(c)に示すように、当該球排出装置35の内部に、遊技球を流下可能な排出導入流路130を縦向きに形成し、該排出導入流路130の上流端を当該球排出装置35の上部に開放して球導入口とし、排出導入流路130の上下方向の途中に球送り部材131を上下に揺動可能な状態で臨ませ、球送り部材131の駆動を制御して排出動作を行い、予め設定された個数の遊技球を排出(流下)できるように構成されている。
さらに、裏機構盤32の下端には、賞球案内路116(流下案内路92)から球排出装置35への遊技球の流下を規制可能な流下規制機構134を備えている。流下規制機構134は、図7および図8に示すように、裏機構盤32の下端から下方へ延設された流下規制ベース部135に設けられ、賞球案内路116の下流端に出没可能な流下規制部136と、該流下規制部136を出没変換操作する規制操作部137と、流下規制ベース部135に回動自在な状態で軸着され、規制操作部137の一部と流下規制部136とを接続する縦長な回動軸138とを備えて構成されている。流下規制ベース部135は、流路装着部96の下端から下方へ延設された第1ベース135aと、流下案内路92の下端から下方へ延設された第2ベース135bとを前後に重ねて構成されており、裏機構盤32を閉じた状態では収納空間部34の側方に配置されて収納空間部34の側部開放部分を被覆するように構成されている。また、第1ベース135aには、機構盤ヒンジ部97側(図8(a)中、左側)へ向けて凹ませてベース凹部140を形成し、該ベース凹部140内に後述する規制操作部137を収納し、裏機構盤32を閉じた状態でベース凹部140と収納空間部34とを連通できるように構成されている。

流下規制部136は、上方から見て「へ」字状に屈曲した横長な部材であり、屈曲部分が機構盤側支持部102側へ向けて突出した姿勢で機構ベース部90と球排出装置35との間、詳しくは賞球案内路116の下流端(出口)の近傍に配置されている。また、当該流下規制部136の機構盤ヒンジ部97側の端部(図8(a)および(b)中、左端部)には回動軸138の上部を接続し、該回動軸138を第1ベース135aと第2ベース135bとの間に挟持する状態で回動自在に軸着し、当該流下規制部136の先端部(図8(a)中、右端部)が回動軸138の周りに回動(揺動)して賞球案内路116の下流端に機構盤側支持部102側(言い換えると裏機構盤32を閉じた状態における前方)から出没できるように構成されている。そして、賞球案内路116の下流端の内部に突出した突出状態では、下流端の開放開口を遊技球の直径よりも狭く設定して遊技球が賞球案内路116から流下することを規制(阻止)し、賞球案内路116の下流端から引き抜かれた引き抜き状態では、下流端の開放開口を遊技球の直径よりも広く設定して遊技球が賞球案内路116から流下することを許容する。さらに、流下規制部136のうち賞球案内路116内へ突出する部分、言い換えると賞球案内路116側に位置する縁部には、球列間挿入部141を賞球案内路116側へ向けて尖らせた状態で形成している。なお、流下規制機構134は、回動軸138を第1ベース135aのうち第2ベース135bが重合する端部(裏機構盤32の閉状態における後端部)に軸受部142を形成して回動軸138を軸支し、この状態で第1ベース135aに第2ベース135bを重合して回動軸138が軸受部142から脱落することを阻止している。
規制操作部137は、回動軸138を介して流下規制部136に接続された押圧受部145と、該押圧受部145を付勢する付勢部材(板バネ)146とを備えて構成されている。押圧受部145は、図8(a)に示すように、回動軸138のうち流下規制部136よりも下方の位置から第1ベース135a側へ向けて延設されており、回動軸138および流下規制部136と共回りするように構成されている。そして、回動軸138の周りに回動すると、押圧受部145の延設端部(第1ベース135a寄りに位置する部分)が収納空間部34に出没できるように、言い換えるとベース凹部140と収納空間部34との間を移動できるように構成されている。さらに、押圧受部145の延設端部のうち収納空間部34側に位置する箇所には押圧受面145aを設け、収納空間部34内に収納された状態の球排出装置35の側面に押圧受面145aを当接可能としている。また、付勢部材146は、上方から見てレ字状に屈曲した状態に形成されており、屈曲部分を第2ベース135b側へ向けた姿勢に設定されている。さらに、固定片となるベース凹部140側の部分を、第1ベース135aのベース凹部140内に形成された付勢固定部148に第2ベース135b側から差し込んで固定し、自由片となる収納空間部34側の部分を押圧受部145のうちベース凹部140側に位置する側面(言い換えると押圧受面145aの裏面)に当接している(図9(a)および(b)参照)。したがって、規制操作部137は、付勢部材146を第1ベース135aと押圧受部145との間に挟んで配置し、付勢部材146の付勢力により押圧受部145を収納空間部34へ突出する方向へ付勢(押圧)する。さらに、回動軸138を介して付勢部材146の付勢力を流下規制部136へ伝達し、この伝達力(具体的には回動軸138の周りに回動するための回動力)により流下規制部136を賞球案内路116の下流端の内部へ突出する方向へ付勢する。
そして、裏機構盤32と流下規制機構134との間には、流下規制部136の出没動作をガイドするガイド機構150を備えている。ガイド機構150は、図8に示すように、流下規制部136の上部に突設された縦長なガイド突起151と、該ガイド突起151を遊嵌するガイド溝部152とから構成されている。ガイド突起151は、ガイド基部151aを流下規制部136から上方へ立設し、該ガイド基部151aの上端にガイド基部151aよりもひと回り大きなガイド先端部151bを備えて構成されている。ガイド溝部152は、流路装着部96の下部に設けられた溝であり、回動軸138を中心にして形成される円弧状に設定されている。また、賞球案内路116側から機構盤側支持部102側へ向けて、言い換えると裏機構盤32を閉じた状態で流路装着部96の前後方向に沿って延設され、後端部となる賞球案内路116側の端部には、ガイド突起151を挿入する挿入口を開放している。さらに、ガイド溝部152の下部を下方へ向けて開放してガイド基部151aを通し、この開放部分の外周側縁部には突起支持部153を回動軸138側へ向けて突設し、該突起支持部153の上部にガイド突起151(詳しくはガイド先端部151bの下部)を係合して、ガイド突起151を下方から支持できるように構成されている。なお、ガイド機構150は、流下規制部136の状態(突出状態、引き抜き状態)に拘らず、ガイド溝部152にガイド突起151を遊嵌している状態に設定されている。
このような構成の流下規制機構134およびガイド機構150を備えたパチンコ遊技機1において、図5および図9に示すように、裏機構盤32を閉じるとともに球排出装置35を収納空間部34へ収納すると、賞球案内路116と球排出装置35(詳しくは排出導入流路130)とが上下に連通して遊技球を賞球案内路116から球排出装置35へ流下可能な常態となる。この常態では、図9(a)に示すように、球排出装置35が押圧受面145aを付勢部材146の付勢力に抗して押圧してベース凹部140内へ押し込む。そして、押圧受部145が押圧された規制操作部137は、押圧受面145a(押圧受部145)に球排出装置35を当接していることで、賞球案内路116と球排出装置35とが離れずに連通していること、すなわち常態であることを感知し、この感知結果に基づいて流下規制部136を操作する。具体的には、押圧受部145が受ける押圧力により押圧受部145、回動軸138、流下規制部136を付勢部材146の付勢力に抗して回動して、流下規制部136を賞球案内路116の下流端から前方(機構盤側支持部102側)へ引き抜く(図9(b)参照)。この結果、流下規制機構134は、図9(c)に示すように、賞球案内路116内の遊技球が球排出装置35へ流下することを許容することができる。なお、流下規制部136が引き抜き状態へ変換する際には、ガイド機構150は、ガイド溝部152内にガイド突起151をスライドさせて流下規制部136を引き抜き方向へ案内する。したがって、流下規制部136の引き抜き動作、ひいては流下規制部136による遊技球の流下許容動作をスムーズに行うことができる。
さらに、球排出装置35を後方へ引き抜いて収納空間部34から取り外すと、図10に示すように、球排出装置35が前面枠本体4および賞球案内路116から離れて後方(流路装着部96を挟んで機構盤側支持部102とは反対方向)へ移動し、球排出装置35と賞球案内路116との連通状態が解除された状態(連通解除状態)となる。この連通解除状態では、図10(a)に示すように、球排出装置35が押圧受面145aから離れて押圧受部145の押圧状態が解除される。すると、規制操作部137は、押圧受部145の押圧状態が解除されたことで、賞球案内路116と球排出装置35とが離れたことを感知し、この感知結果に基づいて流下規制部136を操作する。具体的には、付勢部材146の付勢力により押圧受部145、回動軸138、流下規制部136を回動して、押圧受部145の延設端部をベース凹部140から収納空間部34へ突出するとともに、流下規制部136を賞球案内路116の下流端へ突出する(図10(b)参照)。この結果、流下規制機構134は、図10(c)に示すように、賞球案内路116内の遊技球が球排出装置35へ流下することを規制する。なお、流下規制部136が突出状態へ変換する際には、ガイド機構150は、ガイド溝部152内にガイド突起151をスライドさせて流下規制部136を突出方向へ案内する。したがって、流下規制部136の突出動作、ひいては流下規制部136による遊技球の流下規制動作をスムーズに行うことができる。
また、流下規制部136のうち賞球案内路116内へ突出する部分には球列間挿入部141を形成しているので、賞球案内路116内に遊技球が列をなして停留していたとしても、これら遊技球を上方へ押し上げて移動させながら流下規制部136を賞球案内路116内へ突出することができる。したがって、支障なく遊技球の流下を規制して球排出装置35の取り外しを行うことができる。さらに、流下規制部136により遊技球の流下を規制した状態においては、図10(c)に示すように、賞球案内路116の下流端に停留した遊技球が流下規制部136に引っ掛かって、この流下規制部136に遊技球の球圧(詳しくは賞球案内路116内に停留した遊技球列の重量)が加わる。しかしながら、ガイド機構150のガイド溝部152には突起支持部153を設け、該突起支持部153によりガイド突起151を下方から支持するので、球圧により流下規制部136が撓んで変形することを抑えることができ、流下規制部136が損傷する不都合を抑制することができる。
そして、球排出装置35を収納空間部34へ収納した状態で裏機構盤32を開状態へ変換すると、図6および図11に示すように、賞球案内路116(流下案内路92)が球排出装置35から離れて、裏機構盤32とともに前面枠本体4の側方へ向けて移動し、球排出装置35と賞球案内路116との連通状態が解除された状態(連通解除状態)となる。さらに、流下規制機構134が裏機構盤32とともに回動して流下規制ベース部135および規制操作部137が球排出装置35から側方へ離れ、押圧受部145の押圧状態が解除される(図11(a)参照)。すると、規制操作部137は、押圧受部145の押圧状態が解除されたことで、賞球案内路116と球排出装置35とが離れたことを感知し、この感知結果に基づいて流下規制部136を操作する。具体的には、図11(b)に示すように、付勢部材146の付勢力により押圧受部145、回動軸138、流下規制部136を回動して、押圧受部145の延設端部をベース凹部140から球排出装置35へ向けて突出するとともに、流下規制部136を賞球案内路116の下流端へ突出する。この結果、流下規制機構134は、賞球案内路116内の遊技球が球排出装置35へ流下することを規制する。なお、流下規制部136が突出状態へ変換する際には、ガイド機構150は、ガイド溝部152内にガイド突起151をスライドさせて流下規制部136を突出方向へ案内する。したがって、流下規制部136の突出動作、ひいては流下規制部136による遊技球の流下規制動作をスムーズに行うことができる。また、流下規制部136のうち賞球案内路116内へ突出する部分には球列間挿入部141を形成しているので、賞球案内路116内に遊技球が列をなして停留していたとしても、これら遊技球を上方へ押し上げて移動させながら流下規制部136を賞球案内路116内へ突出することができる。したがって、支障なく遊技球の流下を規制して賞球案内路116の移動、ひいては裏機構盤32の開動作を円滑に行うことができる。
このようにして、流下規制機構134を備えたパチンコ遊技機1では、球排出装置35を前面枠3(前面枠本体4)から取り外した場合であっても、あるいは裏機構盤32を開閉して賞球案内路116(流下案内路92)を移動した場合であっても、遊技球が流下案内路92から落下して散乱する不都合を防止することができる。このことから、パチンコ遊技機1のメンテナンス作業を円滑に行うことができる。さらに、規制操作部137に付勢部材146と押圧受部145とを備え、該押圧受部145の球排出装置35による押圧状態が解除されたことで賞球案内路116と球排出装置35とが離れたことを感知可能としたので、球排出装置35の取り外し時や賞球案内路116の移動時に遊技球の賞球案内路116からの落下を防止する機構を簡単な構成で実現することができる。
また、流下規制部136を回動軸138の周りに回動して流下案内路92へ出没可能としたので、流下規制部136の出没動作、ひいては流下規制部136による遊技球の流下規制動作や遊技盤の交換作業をスムーズに行うことができる。そして、球排出装置35を裏機構盤32とは別個に前面枠3へ装着しているので、裏機構盤32とともに球排出装置35が回動することを避けることができ、裏機構盤32の開閉動作時に球排出装置35に接続された電気配線が邪魔になって裏機構盤32が開閉し難くなったり、あるいは電気配線が断線してしまったりする不具合をなくすことができる。
ところで、上記実施形態では、球排出装置35は、その後方へ移動して賞球案内路116との連通状態を解除可能としたが、本発明はこれに限定されない。要は、球排出装置35と賞球案内路116(流下案内路92)とが離れるものであれば、球排出装置35を着脱する方向をどのように設定してもよい。また、流下規制部136は、回動軸138を中心に回動して賞球案内路116へ出没可能としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、横方向にスライドして賞球案内路116へ出没できるように構成してもよい。さらに、規制操作部137は、付勢部材146と押圧受部145とで構成したが、本発明はこれに限定されない。要は、賞球案内路116と球排出装置35とが離れたか否かを感知し、この感知結果に基づいて流下規制部136を出没変換操作できれば、どのような構成であってもよい。例えば、球排出装置35が収納空間部34に配置されたことを検出可能な検出センサと、該検出センサの検出信号に基づいて流下規制部136を出没動作させるソレノイド等の電気的駆動源とを備えて構成してもよい。
そして、上記実施形態では、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例にして説明したが、本発明はこれに限らず、前面枠と、該前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤とを備え、該裏機構盤には、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクに貯留された遊技球を流下可能な流下案内路とを配置した遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の斜視図である。 外側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 外側開閉枠および内側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 内側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の断面図である。 パチンコ遊技機の背面図である。 裏機構盤を開いた状態のパチンコ遊技機の後方から見た斜視図である。 裏機構盤の分解斜視図である。 流下規制機構の説明図であり、(a)は流下規制機構の分解斜視図、(b)は第1ベースに流下規制部および回動軸を組み付けた状態の説明図である。 裏機構盤を閉じるとともに球排出装置を収納空間部に収納した状態の断面図であり、(a)は押圧受部の押圧状態を説明する断面図、(b)は流下規制部の引き抜き状態を説明する断面図、(c)は賞球案内路と球排出装置との連通状態を説明する断面図である。 裏機構盤を閉じ、球排出装置を収納空間部から外した状態の断面図であり、(a)は押圧受部の押圧解除状態を説明する断面図、(b)は流下規制部の突出状態を説明する断面図、(c)は賞球案内路と球排出装置との連通解除状態を説明する断面図である。 裏機構盤を開くとともに球排出装置を収納空間部に収納した状態の断面図であり、(a)は押圧受部の押圧解除状態を説明する断面図、(b)は流下規制部の突出状態を説明する断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
4 前面枠本体
5 遊技盤
8 画像表示装置
9 内側開閉枠
9a 内側自由端部
10 外側開閉枠
10a 外側自由端部
13 球貯留ユニット
16 発射装置
22 遊技盤収納部
23 載置部
32 裏機構盤
33 動作規制機構
34 収納空間部
35 球排出装置
36 賞球排出路
47 アウト口
63 内側ヒンジ機構
64 球誘導部
67 開閉枠本体
75 外側ヒンジ機構
90 機構ベース部
91 球貯留タンク
92 流下案内路
95 タンク装着部
96 流路装着部
97 機構盤ヒンジ部
102 機構盤側支持部
116 賞球案内路
117 球抜き案内路
122 補強部材
125 装着側押圧部
130 排出導入流路
134 流下規制機構
135 流下規制ベース部
135a 第1ベース
135b 第2ベース
136 流下規制部
137 規制操作部
138 回動軸
141 球列間挿入部
145 押圧受部
145a 押圧受面
146 付勢部材
150 ガイド機構
151 ガイド突起
152 ガイド溝部
153 突起支持部

Claims (3)

  1. 前面枠と、該前面枠の裏面側に開閉可能な状態で軸着された裏機構盤と、を備え、
    該裏機構盤には、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクに貯留された遊技球を流下可能な流下案内路と、を配置した遊技機において、
    前記前面枠のうち流下案内路の下方には、流下案内路を流下してきた遊技球を受け入れて排出する球排出装置を着脱可能な状態で備え、
    前記裏機構盤には、流下案内路から遊技球が流出することを規制可能な流下規制機構を備え、
    該流下規制機構は、流下案内路に出没して遊技球の流下を規制可能な流下規制部と、流下案内路と球排出装置との連通状態により流下規制部を出没変換操作する規制操作部と、を備え、
    前記規制操作部は、
    裏機構盤が閉状態に変換されるとともに前面枠に球排出装置が取り付けられることで前記流下案内路と球排出装置とが連通する常態では、該球排出装置から押圧されることにより流下規制部を流下案内路から引き抜いて遊技球が球排出装置へ流下することを許容する一方
    前記常態から裏機構盤が開状態に変換されるか、又は前面枠から球排出装置が取り外されることで前記流下案内路と球排出装置とが連通しなくなる状態では、該球排出装置による押圧から解除されることで流下規制部を流下案内路内へ突出させて遊技球が球排出装置へ流下することを規制するように構成されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記前面枠のうち流下案内路の下方には、後部及び一側の側部が開放されて球排出装置が着脱可能な収納空間部が設けられ、
    前記裏機構盤には、前記収納空間部の開放された側部に対向するように流下規制ベース部を備え、該流下規制ベース部に流下規制機構が設けられ、
    前記規制操作部は、当該規制操作部を付勢するための付勢部材と、該付勢力により収納空間部内に臨むよう構成され、前記球排出装置が押圧可能な押圧受部と、を備え、
    前記流下案内路と球排出装置とが連通する常態では、前記押圧受部が該球排出装置により押圧されることで付勢部材の付勢力に抗して流下規制部を流下案内路から引き抜いて遊技球が球排出装置へ流下することを許容する一方
    前記流下案内路と球排出装置とが連通しなくなる状態では、該球排出装置による押圧から解除されることで付勢部材の付勢力により流下規制部を流下案内路内へ突出させて遊技球が球排出装置へ流下することを規制するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記流下規制機構は、前記流下規制部と前記規制操作部とを接続して前記流下規制ベース部に回動自在な状態で軸着される回動軸と、前記流下規制部の出没動作をガイドするガイド機構と、を備え流下規制部を回動軸周りに回動して流下案内路へ出没可能とし
    前記流下規制部のうち流下案内路内へ突出する部分を尖らせて球列間挿入部を形成し、
    前記ガイド機構は、流下規制部に突設されたガイド突起と、該ガイド突起を遊嵌するガイド溝部と、からなり、該ガイド溝部には、ガイド突起を下方から支持可能な突起支持部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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