JP5762992B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技盤(20)が配設される本体枠(13)と、
前記本体枠(13)の前側に開閉可能に配設され、遊技球を貯留する球貯留部(17a)を有する球皿部材(17)と、
前記本体枠(13)に設けられ、遊技球を案内する本体枠側通路(62)と、
前記球貯留部(17a)に繋がると共に前記球皿部材(17)側の閉成時に前記本体枠側通路(62)に接続し、該本体枠側通路(62)から該球貯留部(17a)へ遊技球を案内する球皿側通路(37)と、
前記本体枠(13)に配設されたシャッタ機構(100)とを備え、
前記シャッタ機構(100)は、
前記本体枠側通路(62)の流出口(63)からの遊技球の流出を規制する規制位置と流出口(63)の開口外側方向へ退避して該流出口(63)からの遊技球の流出を許容する許容位置との間でスライド変位可能に配設されたシャッタ本体(102)と、
前記シャッタ本体(102)を許容位置から規制位置へ向けて弾力的に押す弾性部材(106)と、
前記シャッタ本体(102)の前面に形成されて、前記規制位置側から前記許容位置側に向かうにつれて前方に傾斜するガイド部(108)とを備え、
前記球皿部材(17)側の閉成に際して前記ガイド部(108)に当たる押圧部(120)が該球皿部材(17)側に設けられて、当該ガイド部(108)に押圧部(120)が当たることでシャッタ本体(102)が許容位置に変位するよう構成され、
前記本体枠側通路(62)の流出口(63)を囲うように延在する庇片(95a)が設けられると共に、該庇片(95a)の外周を囲むように補強枠(96)が設けられたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、シャッタ本体の前側に突出形成されたガイド部と球皿部材側に設けられた押圧部との当接によってシャッタ本体をスライド変位させるので、後方へ向けた押圧部の突出量を最小限に抑えることができる。すなわち、コンパクトな構成で、球皿部材側の開放時に本体枠側通路からの遊技球の流出を適切に規制し得る。
請求項2に係る発明によれば、一対の誘導片によってシャッタ本体を案内し得るので、シャッタ本体のスライド変位に際して両誘導片の対向方向へのガタツキを防止し得る。
請求項3に係る発明によれば、シャフトによってシャッタ本体が保持されているので、シャッタ本体のスライド変位に際してガタツキを防止し得る。
前記本体枠側通路(62)と前記球皿側通路(37)とは、前記球皿部材(17)側の閉成時に、前記流出口(63)の底面と前記入口部(37b)の底面とが揃うと共に、前記入口部(37b)が前記庇片(95a)で囲まれた内側に位置するように構成されたことを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、球皿部材側の閉成時に本体枠側通路から球皿側通路へ遊技球を円滑に案内し得る。
図1または図2に示すように、実施例に係るパチンコ機10は、遊技店に設けられた図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11と、該外枠11に対して着脱および開閉可能に設けられ、各種制御装置等の遊技機構成部品が設置される本体枠としての中枠13と、該中枠13に着脱交換可能に取り付けられて所要の遊技領域20aが画成された遊技盤20と、該中枠13の前面側に着脱および開閉可能に設けられると共に遊技盤20を透視保護する装飾枠としての前枠14とを基本的に備えている。実施例のパチンコ機10では、パチンコ球を貯留可能な2つの球皿部材16,17が前枠14の下部に上下の関係で一体的に配設されており、前枠14の開閉動作に合わせて両球皿部材16,17が開閉するよう構成されている。すなわち、実施例のパチンコ機10では、前枠14が中枠13の前側で開閉可能な開閉体として機能すると共に、該前枠14が球皿部材16,17としても機能している。そして、パチンコ機10の前面側(実施例では前枠14)における右下部位置には、パチンコ球の発射を制御する発射・払出制御装置S1(図2参照)に電気的に接続された発射操作ハンドル18が配設されており、遊技者による発射操作ハンドル18の回動操作により球送り装置22および打球発射装置24(図3参照)が作動して、上側の上球皿部材16の上球受け皿16aに貯留されたパチンコ球が遊技盤20の遊技領域20aに向けて1球ずつ発射されるよう構成されている。
図5に示すように、遊技盤20は、円弧状に湾曲する外レール26および内レール27が盤面(前面)に配設されて、該内外レール26,27の内側に画成される略円形の遊技領域20a内に、各種図柄の変動などの遊技演出が行われる図柄表示装置30や、入賞装置(図示せず)等の遊技用部品が配置されている。また、遊技盤20の左側部に位置する外レール26および内レール27は、パチンコ球が通過可能な距離だけ離間した状態で遊技領域20aの径方向に重なるよう構成されて、打球発射装置24から発射されたパチンコ球を遊技領域20aへ案内する発射通路28を画成している。発射通路28は、遊技盤20の下端左寄り位置で下方に開口すると共に、遊技盤20の左上部位置で遊技領域20a内に開口しており、打球発射装置24から発射通路28の下方に開口する始端開口部(開口部)28aに向けて発射されたパチンコ球が、発射通路28を介して遊技領域20aの上部位置に打ち出されるようになっている。そして、遊技領域20aを流下する過程で入賞装置の入賞口に入賞したパチンコ球を入賞検出センサが検出することで、中枠13に配設された賞球や貸球の払出しを制御する発射・払出制御装置S1(図2参照)に入賞検出信号が入力され、該入賞検出信号の入力に応じて球払出装置32(図2参照)が作動制御されて所定数の賞球が払い出されるようになっている。なお、実施例では、パチンコ球の発射制御および賞球や貸球の払出し制御を、1つの発射・払出制御装置S1で行うよう構成したが、別々の制御装置で行ってもよい。
図3に示すように、外枠11は、前後に開口する矩形枠状に形成されており、該外枠11の左上部位置および左下部位置に、当該外枠11と中枠13とを開閉可能に連結する外枠側ヒンジ部11aが取り付けられている。実施例では、外枠11は上縁を構成する上外枠部12aと、下縁を構成する下外枠部12bと、左縁を構成する左外枠部12cと、右縁を構成する右外枠部12dとから基本的に構成されて、上下の外枠部12a,12bが木製の板部材で形成されると共に、左右の外枠部12c,12dがアルミ等の金属部材で形成されている。また、下外枠部12bの前端部には、左右方向の全長に亘って上方へ延出する輿板12eが備えられており、上外枠部12aおよび左右の外枠部12c,12dと、下外枠部12bの輿板12eとにより、前後に開口した開口部が画成され、この開口部に中枠13が臨むようになっている。なお、輿板12eの高さは、遊技店において別途準備される球箱の高さよりも大きな寸法に設定されて、前枠14に設けられた下球皿部材17の下方に位置するように球箱を輿板12eの前側に設置し得るよう構成されている。
図1,3および図4に示すように、前枠14は、外枠11の開口形状に略整合する矩形状に形成された前枠基体部15に、前後に貫通する窓口15aが開口する枠状に形成されており、該前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、遊技盤20に形成された遊技領域20aが窓口15aを介して前方に露出するよう構成されている。そして、前枠基体部15の後面側には、窓口15aの開設位置に対応してガラス板等の透明な透視保護板34が着脱可能に配設されており、パチンコ機10の前側から遊技盤20を視認可能な状態で透視保護している。なお、図4では、前枠14に取り付けられる透視保護板34の図示を省略してある。また、前枠14(前枠基体部15)の左上部位置および左下部位置には、当該前枠14を中枠13に設けられた中枠側ヒンジ部13a(図5参照)に対して開閉可能に連結する前枠側ヒンジ部14a(図4参照)が設けられており、該前枠14を中枠13に対して閉鎖した際に、中枠13の前面全体が前枠14で被覆されるよう構成されている。なお、前枠基体部15の前面には、窓口15aの周囲を囲繞するよう各種の飾り部材14bやランプ装置等が配設されて、パチンコ機10の前面を装飾している。
図1に示すように、前枠14(前枠基体部15)の前面側には、上方へ開口する上球受け皿16aを備えた上球皿部材16が窓口15aの下方位置に取り付けられており、該上球受け皿16a内に所定数のパチンコ球を一時的に貯留し得るようになっている。また、前枠14(前枠基体部15)の後面側には、前記発射・払出制御装置S1に電気的に接続する球送り装置22(図4参照)が上球受け皿16aの下流端部に連通するよう設置されている。そして、発射操作ハンドル18の回動操作に基づいて球送り装置22が作動して、上球受け皿16aに貯留されたパチンコ球を、中枠13に配設された打球発射装置24に1球ずつ送り出すよう構成されている。また、前枠14(前枠基体部15)の左側部には、前後に貫通する上皿連絡通路36が形成され(図4参照)、この上皿連絡通路36の下流端の上皿給出口36a(図1参照)が上球受け皿16aの左端部側で開口している。前枠14の後面に臨む上皿連絡通路36の上流端は、前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、中枠13に形成された中枠連絡口55に連通接続するよう構成され、上皿連絡通路36を介してパチンコ球(賞球や貸球)が上球受け皿16aへ給出されるようになっている。
図1に示すように、前枠14(前枠基体部15)の前面側には、上方へ開口する下球受け皿17aを備えた下球皿部材17が上球皿部材16の下方位置に取り付けられており、該下球受け皿17a内に所定数のパチンコ球を一時的に貯留し得るようになっている。なお、実施例では、前枠14(前枠基体部15)における下球皿部材17の右側方に、前記発射操作ハンドル18が設置されている。また、前枠14(前枠基体部15)の下側略中央部には、前後に貫通する下皿連絡通路37が形成され(図4参照)、この下皿連絡通路37の下流端の下皿給出口37a(図1参照)が下球受け皿17aの略中央部に開口している。前枠14の後面に臨む下皿連絡通路37の上流端は、前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、中枠13に形成された案内通路62に連通接続するよう構成され、上球受け皿16aからオーバーフローしたパチンコ球や後述の球回収通路64で回収されたパチンコ球(ファール球)が、案内通路62を介して下皿給出口37aから下球受け皿17aへ給出されるようになっている。実施例の下球皿部材17には、下球受け皿17aの内部(例えば底面)で開口すると共に該下球皿部材17の下面に開口する球抜き路38が形成されている。球抜き路38の下球受け皿17a側の開口は、下球皿部材17に配設された球抜き操作レバー39(図1参照)の操作に応じて開閉する扉部材39aにより閉鎖されており、該球抜き操作レバー39を操作して扉部材39aを開閉動作させることで、下球受け皿17aに貯留されたパチンコ球を下球皿部材17の下方に設置した球箱に直接抜き出し得るようになっている。
図2および図3に示すように、中枠13は、外枠11の開口形状に略整合すると共に上方側に偏った位置で前後に開口する矩形枠状に形成されており、該中枠13の左上部位置および左下部位置に、当該中枠13と外枠11とを開閉可能に連結すると共に中枠13と前枠14とを開閉可能に連結する中枠側ヒンジ部13a(図5参照)が設けられている。すなわち、中枠13は、外枠側ヒンジ部11aと中枠側ヒンジ部13aとを連結することで、中枠13の左側部が外枠11に対して開閉可能に軸支され、中枠側ヒンジ部13aと前枠側ヒンジ部14aとを連結することで、中枠13および前枠14の左側部が相対的に開閉可能に軸支される。このように、実施例における外枠11、中枠13および前枠14の夫々は、各ヒンジ部11a,13a,14aに相対的に設けられた支持軸および軸孔の軸支構造により開閉可能に連結されるようになっている。
図3および図5に示すように、中枠基体部44の前面右側には、スピーカ57が配設され、前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、スピーカ57が前枠14の後側に形成されたスピーカ口14cに面するようになっている。また、中枠基体部44の前面左側には、上球受け皿16aに入らなかったパチンコ球を下球受け皿17aに案内する案内通路62と、前記発射通路28の始端開口部28aの下側に繋がる球回収通路64とを有する通路形成ユニット60が配設されている。そして、中枠基体部44の前面には、通路形成ユニット60の右側方(一側方)に、該通路形成ユニット60とスピーカ57との間に位置して、遊技盤20の遊技領域20aに向けてパチンコ球を打ち出す打球発射装置24が配設されている。
前記中枠基体部44の前面には、遊技盤設置部48に設置された遊技盤20の盤面(前面)と略同一平面上に位置する発射装置設置部44a(図8参照)が形成されており、発射操作ハンドル18の操作により作動してパチンコ球を発射通路28に向けて発射する打球発射装置24が発射装置設置部44aに設置されている。図7および図8に示すように、打球発射装置24は、右側方(一側方)から左側方(他側方)に向かうにつれて上方傾斜する傾斜姿勢で配設されると共に球送り装置19から送出されるパチンコ球を発射待機位置に保持する発射レール66と、発射操作ハンドル18の操作に応じて作動するロータリーソレノイド(打球機構)67と、該ロータリーソレノイド67の回転軸に接続され、ロータリーソレノイド67の作動に伴って回動される打球杆(打球機構)68とを備えており、発射レール66における発射待機位置に保持されたパチンコ球を打球杆68の回動によって打ち出すようになっている。打球発射装置24は、発射レール66が金属製の発射設置板69の後面に設置されると共に、ロータリーソレノイド67が発射設置板69の前面に設置され、発射設置板69を発射装置設置部44aに取り付けるようになっている。なお、図7では、発射設置板69が図示省略されている。発射レール66は、発射設置板69を発射装置設置部44aに取り付けることで、該発射レール66の後側に対応して設けられた発射ガイド片70と発射設置板69との間に挟まれ、発射設置板69および発射ガイド片70によって発射レール66で案内されるパチンコ球の前後が位置規制される。なお、発射ガイド片70の前面には、発射レール66の傾斜に沿って延在する複数の凸筋が形成されている。
図7および図8に示すように、通路形成ユニット60は、中枠基体部44の前面左側に位置する通路ユニット設置部44bに取り付けられる。通路形成ユニット60は、案内通路62および球回収通路64の後側を区画する通路ベース72と、この通路ベース72の前側を覆う通路カバー74とから基本的に構成されている(図7参照)。通路形成ユニット60には、案内通路62の下流端に位置して前方に開口するよう流出口63が形成され、通路形成ユニット60を通路ユニット設置部44bに設置した状態で、流出口63が中枠基体部44の左右方向中央部下側に配置される。流出口63は、前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、前枠14に設けられた下皿連絡通路(球皿側通路)37の後端部の入口部37aと接続するようになっている。そして、案内通路62を流下したパチンコ球が、下皿連絡通路37を通って該下皿連絡通路37の前端の下皿給出口37aから下球受け皿17aに流れ込むようになっている。また、通路形成ユニット60には、中枠連絡口55の前方に対応して前後に開口する払出口65が後述の通路ベース72および通路カバー74に形成され、通路形成ユニット60を通路ユニット設置部44bに設置した状態で、払出口65が中枠基体部44の左側上部に配置される。払出口65は、前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、前枠14に前後に連通するように設けられた上皿連絡通路36の後端開口と接続するようになっている。なお、払出口65の後端開口は、通路形成ユニット60を通路ユニット設置部44bに設置した状態で、中枠連絡口55の前端開口に連通接続される。
図7に示すように、案内通路62は、中枠基体部44の左側上部にある中枠連絡口55の下方において開口する中枠溢れ口56から該中枠溢れ口56の右下に位置する前述した流出口63まで結ぶように形成されている。案内通路62は、通路ベース72の後側板部72aに対向形成された第1画壁部76および第2画壁部77によって上流側が画成され、第1画壁部76および第2画壁部77の下流側に連なる対向する壁片を備えた下流側画壁部79によって下流側が画成されている。そして、案内通路62は、中枠溢れ口56が臨む中枠基体部44の左側から中央部側に向かうにつれて全体として下方傾斜するよう形成されている。実施例の案内通路62は、中枠溢れ口56から斜め下側に横引きした上流側横案内部62aと、この上流側横案内部62aの下流端から下方に縦引きした縦案内部62bと、この縦案内部62bの下流端から斜め下側に横引きした下流側横案内部62cとからなり、これらの案内部62a,62b,62cによりクランク状に屈曲している。ここで、案内通路62は、第1画壁部76および第2画壁部77の間と、下流側画壁部79の対向する壁片79a,79bの間との夫々が、パチンコ球2個以上の通過を許容する幅に設定されると共に、前述の如く前後寸法も球回収通路64よりも広く設定され、中枠溢れ口56から流出口63に向けて多量のパチンコ球の流下を許容するようになっている。なお、案内通路62には、縦案内部62bの下流端に臨ませた球検知片78a(図7参照)の変位によって、案内通路62(下球受け皿17a)にパチンコ球が滞留しているか否かを検知する満量検知手段78が配設されている。
図7に示すように、球回収通路64は、通路形成ユニット60を通路ユニット設置部44bに取り付けた状態で、遊技盤20の下方で開口する発射通路28の始端開口部28aの下側に繋がるように設けられ、該球回収通路64の下流端が案内通路62の縦案内部62bに合流するよう形成されている。球回収通路64は、該中枠基体部44の中央部下側に延在する案内通路62の下流側横案内部62cの上方に形成され、案内通路62の上流側横案内部62aおよび縦案内部62bと打球発射装置24との間に位置している。そして、パチンコ機10は、発射レール66の発射端66aから球回収通路64の上部を通るように発射通路28の始端開口部28aに向けて打ち出されたパチンコ球のうち遊技領域20aに到達しなかったファール球を、球回収通路64および案内通路62を介して下球受け皿17aに回収するよう構成されている。
図5および図7に示すように、通路ベース72には、中枠13に対する前枠14(球皿部材側)の開閉状態に応じて案内通路62の流出口63を開閉し得る第1シャッタ機構(シャッタ機構)100が配設されている。第1シャッタ機構100は、通路ベース72において流出口63の底面を画成する第1画壁部76の下流端の下側にあるシャッタ機構設置部72b(図8参照)に設置されている。図9に示すように、第1シャッタ機構100は、前記シャッタ機構設置部72bにネジ止めして取り付けられるシャッタベース101と、このシャッタベース101にスライド変位可能に配設され、流出口63を開閉するシャッタ本体102と、流出口63を閉じる方向へシャッタ本体102を付勢する弾性部材106と、シャッタ本体102の前面に設けられ、前枠14(球皿部材側)に設けられた押圧部120との当接によりシャッタ本体102を開く方向へ変位させるガイド部108を備えている。ここで、通路カバー74の前面には、流出口63の上および左右を囲うように前方へ延出する庇片95aを備えた補助カバー95が取り付けられ、この庇片95aの外周は金属製の補強枠96が取り付けられている。このように、庇片95aの外周を補強枠96で補強することで、庇片95aを壊して不正具を遊技盤20側へ侵入させる不正行為の防止が図られている。
図8に示すように、第2シャッタ機構110は、払出口65の上縁にシャッタ支持軸111で上部が軸支されたシャッタ板112を有している。シャッタ板112は、自重により垂下して払出口65(中枠連絡口55の前方開口)をパチンコ球の通過を阻むように塞ぐ閉成姿勢と、この閉成姿勢から後方へ退避して払出口65をパチンコ球の通過を許容するように開放する開放姿勢との間で回動するようになっている。シャッタ板112の上部には、前方に突出する回動規制片(図示せず)が設けられており、この回動規制片が払出口65の上縁に当接することで、シャッタ板112の閉成姿勢から前方への回動を規制するようになっている。第2シャッタ機構110は、前枠14を中枠13に対して閉鎖した状態で、払出口65に挿入された上皿連絡通路36の後端部によってシャッタ板112が開放姿勢に保持される。また、第2シャッタ機構110は、前枠14を中枠13から開放した状態で、上皿連絡通路36の後端部が払出口65から退避することにより、シャッタ板112が自重により閉成姿勢となり、この際、回動規制片によってシャッタ板112の前方への回動が規制されているので、中枠連絡口55からのパチンコ球の流下が阻まれる。そして、第2シャッタ機構110は、前枠14を中枠13に対して閉鎖する際に、払出口65に挿入される上皿連絡通路36の後端部によってシャッタ板112が後方へ回動される。なお、上皿連絡通路36の後端部は、前枠基体部15の後面から後方に突出形成された筒状部分であって、左側部を軸とした前枠14の中枠13に対する開閉に際して、払出口65に干渉しないよう、該後端部の右側縁が前方へ凹むように切り欠かれている。
実施例のパチンコ機10は、発射操作ハンドル18を回動操作すると、打球発射装置24のロータリーソレノイド67で回動された打球杆68により、発射レール66の発射待機位置にあるパチンコ球が打ち出される。発射レール66に案内されたパチンコ球は、球回収通路64の上部を右側から斜め左上側に向けて通過し、球回収通路64の上方に繋がる始端開口部28aを介して遊技盤20の発射通路28に入り、発射通路28を通って遊技領域20aに打ち出される。ここで、パチンコ球の発射の勢いが弱い場合には、発射通路28に至ったものの遊技領域まで到達しなかったり、または発射通路28に到達しない、ファール球が発生することがあるが、このようなファール球は球回収通路64に回収される。例えば発射通路28を左上から右下に向けて流下するパチンコ球は、球回収通路64の右側上部に配置された緩衝部材85に主にぶつかって落下し、転動壁部80の上面の傾斜や段壁部82の上面の傾斜などによって案内されて、転動壁部80の傾斜下端と第1縦壁部81との間の中間通過口84に集められる。
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1)実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
(2)実施例では、前枠と一体形成された球皿部材を例に挙げたが、上下の球皿部材の一方または両方を前枠と別体に形成してもよい。また、球皿部材は、前枠または中枠に対して回動可能に軸支して、軸支対象に対して球皿部材を開閉し得る構成であってもよい。
(3)実施例では、上下2つの球皿部材を備えた所謂「二枚皿タイプ」を例示したが、1つの球皿部材だけを備えた所謂「一枚皿タイプ」であってもよい。
(5)球回収通路の下流端を案内通路に合流させたが、発射通路の始端開口部から球受け皿に繋がる球回収通路を設け、この球回収通路に案内通路の下流端を合流させてもよい。球回収通路と案内通路との合流位置は、中途部位に限られず、下流部であってもよい。
(6)球回収通路の第1縦壁部および第2縦壁部は、上下に延在する構成に限られず、傾いていてもよい。
(8)シャッタ本体は、流出口の上方に位置する許容位置と規制位置との間を上下方向にスライド変位したり、流出口の横側に位置する許容位置と規制位置との間を左右方向にスライド変位する構成であってもよい。
(9)シャッタ本体を付勢する弾性部材は、コイルばねに限定されず、トーションばね等のその他のばねやゴムなどのシャッタ本体に対して付勢力を与えることができるものであればよい。
(10)押圧部は、シャッタ機構のガイド部に当接してシャッタ本体を作動できれば、下皿連絡通路(球皿部材側通路)の外周から離れていてもよい。
20 遊技盤
17 下球皿部材(球皿部材)
17a 下球受け皿(球貯留部)
37 下皿連絡通路(球皿側通路)
37b 入口部
62 案内通路(本体枠側通路)
63 流出口
95a 庇片
96 補強部材
97 誘導片
100 第1シャッタ機構(シャッタ機構)
102 シャッタ本体
105 シャフト
106 弾性部材
108 ガイド部
120 押圧部
122 ガイド受部(凹部)
Claims (4)
- 遊技盤が配設される本体枠と、
前記本体枠の前側に開閉可能に配設され、遊技球を貯留する球貯留部を有する球皿部材と、
前記本体枠に設けられ、遊技球を案内する本体枠側通路と、
前記球貯留部に繋がると共に前記球皿部材側の閉成時に前記本体枠側通路に接続し、該本体枠側通路から該球貯留部へ遊技球を案内する球皿側通路と、
前記本体枠に配設されたシャッタ機構とを備え、
前記シャッタ機構は、
前記本体枠側通路の流出口からの遊技球の流出を規制する規制位置と流出口の開口外側方向へ退避して該流出口からの遊技球の流出を許容する許容位置との間でスライド変位可能に配設されたシャッタ本体と、
前記シャッタ本体を許容位置から規制位置へ向けて弾力的に押す弾性部材と、
前記シャッタ本体の前面に形成されて、前記規制位置側から前記許容位置側に向かうにつれて前方に傾斜するガイド部とを備え、
前記球皿部材側の閉成に際して前記ガイド部に当たる押圧部が該球皿部材側に設けられて、当該ガイド部に押圧部が当たることでシャッタ本体が許容位置に変位するよう構成され、
前記本体枠側通路の流出口を囲うように延在する庇片が設けられると共に、該庇片の外周を囲むように補強枠が設けられた
ことを特徴とする遊技機。 - 前記本体枠には、前記シャッタ本体を挟んで該シャッタ本体のスライド方向に延在すると共に、前方へ突出する一対の誘導片が形成された請求項1記載の遊技機。
- 前記シャッタ本体は、該シャッタ本体のスライド方向に延在するシャフトにスライド変位可能に保持された請求項1または2記載の遊技機。
- 前記押圧部は、前記球皿側通路において後方へ向けて突出すると共に前記流出口に連通する入口部外周に設けられ、
前記本体枠側通路と前記球皿側通路とは、前記球皿部材側の閉成時に、前記流出口の底面と前記入口部の底面とが揃うと共に、前記入口部が前記庇片で囲まれた内側に位置するように構成された請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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