JP5017606B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、前面枠と、該前面枠に収納され、前面に遊技領域が区画形成された遊技盤と、該遊技盤の下方に配置された画像表示装置とを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、前面に遊技領域が区画形成された遊技盤を前面枠へ収納し、該前面枠の前面側には、ガラス板等の透明部材が収納(保持)された開閉枠を配置して遊技盤を被覆し、透明部材を通して遊技領域を前方から透視できるように構成されている。また、開閉枠の一側を前面枠に軸着して左右方向に開閉可能とし、開閉枠の他側には施錠機構を設け、開閉枠を閉状態でロックできるように構成されている。そして、遊技盤および開閉枠の下方に画像表示装置を配置し、遊技盤で行われる遊技に関連した各種画像を画像表示装置に表示するパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−131175号公報
ところで、上記特許文献1に記載のパチンコ遊技機においては、画像表示装置の表示部(例えば液晶パネル)を前方へ下り傾斜した状態で配置し、表示部の表示画面を前側上方へ向けて遊技者が画像を観賞し易いように構成されている。しかしながら、開閉枠を開いて遊技領域を露出した場合、例えば、遊技領域を流下する遊技球が役物や障害釘等に引っ掛かって所謂球詰まりが発生し、この球詰まりを解消するために遊技領域を露出した場合、遊技領域から遊技球が落下すると、下方の表示部へ衝突してしまう虞、ひいては画像表示装置を損傷する虞がある。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技領域を露出したとしても、遊技領域からこぼれ落ちた遊技球が下方の画像表示装置の表示部に衝突することを防ぐことができ、画像表示装置が損傷する不都合を抑えることができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、前面枠と、該前面枠に収納され、前面に遊技領域が区画形成されるとともに該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置を配設した遊技盤と、該遊技盤の下方に配置され、遊技盤で実行される遊技に関わる画像を表示可能な画像表示装置と、を備え、該画像表示装置を、表示部前方へ下り傾斜した状態であり、且つ表示部の傾斜上端が遊技盤の下端部に隣接する状態で前面枠に配置した遊技機であって、
前記前面枠には、遊技領域を前方から被覆可能な内側開閉枠を開閉可能な状態で軸着するとともに、該内側開閉枠を前方から被覆可能な外側開閉枠開閉可能な状態で軸着し、前記内側開閉枠を開状態の姿勢で維持するための姿勢維持部を設け、画像表示装置の両側方に遊技の進行に伴って音を発生して演出を行うスピーカーを各々配設し、
前記内側開閉枠は、遊技領域を透視可能な状態で遊技盤を前方から被覆する内側透明部材を内側保持フレームに保持して構成され
前記外側開閉枠は、内側透明部材を介して遊技領域を透視可能な状態で内側開閉枠を前方から被覆する上側部と、該上側部の下端部から前方へ向けて下り傾斜して画像表示装置を表示部が透視可能となる状態で前方から被覆する下側部とが備えられた外側透明部材を開閉枠本体に保持して構成され
前記外側透明部材の下側部は、スピーカーを前方から被覆するとともに、該スピーカーから発生する音を前方へ透過させるための透音孔を開設し、
前記内側開閉枠の開閉中心となる内側回動軸を遊技盤と画像表示装置の間に配置し、内側開閉枠を開くと、内側開閉枠の上端部を下端部よりも前方に移動するよう構成し、
前記姿勢維持部は、前記内側回動軸の下方に前方へ突出した状態で配置され、開状態となった内側開閉枠の内側保持フレームの前面に当接して姿勢を維持することを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記遊技盤は、遊技領域の下端部に遊技球を遊技領域外へ排出するためのアウト口を備え、
前記外側開閉枠は、前記前面枠の一側に設定される外側回動軸を中心に左右方向に開閉回動するよう構成され、
前記内側開閉枠は、開状態において遊技球をアウト口へ誘導可能な球誘導部を備え、
前記内側開閉枠と当接する前記姿勢維持部の当接部は、前記内側開閉枠の球誘導部がアウト口へ向けて下り傾斜するように、後方に向けて下り傾斜し、
前記内側保持フレームは、前記内側回動軸側となる下端部が上端部よりも幅広となる略蒲鉾形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、開放状態の内側開閉枠表示部を上方から保護する庇部として機能することができる。したがって、メンテナンス作業などにおいて内側開閉枠を開放して遊技領域を露出したとしても、遊技領域からこぼれ落ちた遊技球が表示部に衝突することを防ぐことができ、画像表示装置が損傷する不都合を抑えることができる。
また、姿勢維持部により内側開閉枠が開き過ぎて表示部に衝突する不具合をなくすことができる。さらに、外側透明部材に透音孔を開設してスピーカーから発生する音を前方に透過させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、球誘導部により開放状態の内側開閉枠の上に落下した遊技球をアウト口へ回収することができる。したがって、遊技領域からこぼれ落ちた遊技球が散乱する不都合をなくすことができる。
また、外側開閉枠を十分に開かなければ内側開閉枠を開けないように設定することができる。したがって、不正目的で遊技領域を露出しようとする不正行為を目立たせることができ、不正行為の摘発や防止を促進することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図、図2は前面側を開放した状態のパチンコ遊技機の斜視図、図3は遊技領域を露出した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、図1から図3に示すように、外枠(機枠あるいは本体枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる略額縁状の前面枠本体4(すなわち前面枠3側)の上部に矩形状の遊技盤5を収納可能とし、該遊技盤5の前面に遊技領域6を区画形成し、遊技盤5の下方には画像表示装置8を配置(収納)している。また、前面枠本体4の前面側には、遊技領域6を前方から被覆可能な内側開閉枠9を上下方向へ開閉可能な状態で軸着するとともに、該内側開閉枠9および画像表示装置8を前方から被覆可能な外側開閉枠10を左右方向へ開閉可能な状態で軸着し、外側開閉枠10の下部には、遊技球を貯留可能な球貯留ユニット13を備えている。さらに、外側開閉枠10の下方には棚部15を前面枠本体4の下部から前方へ突設し,該棚部15の上面を左右方向の中央部が下方へ凹んだ曲面で形成し、この凹み部に外側開閉枠10の球貯留ユニット13を収容するように構成されている。そして、棚部15の前面の一側(図1中、右側)には、発射装置(図示せず)を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)17を備え、他側(図1中、左側)には、遊技中に遊技者が操作するための遊技演出用ボタン18を備えている。
前面枠本体4は、大きな矩形状の開口を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、図2に示すように、開口の上半部分に額縁状の遊技盤収納フレーム22を備え、該遊技盤収納フレーム22内に遊技盤5を着脱可能な状態で収納(配置)している。また、遊技盤収納フレーム22の下方には遊技盤載置部23(図4参照)を設け、該遊技盤載置部23に遊技盤5の下端を載置することで遊技盤5の上下方向の位置を規制するように構成されている。そして、前面枠本体4の開口の下半部分であって遊技盤5の下方には表示装置配置部25を備え、該表示装置配置部25に画像表示装置8を配置している。
さらに、表示装置配置部25と棚部15との間の一側寄り(図2中、左寄り)には、遊技球が1個ずつ通過可能な球送り開口28を開設し、該球送り開口28の後方には、球貯留ユニット13に貯留された遊技球を遊技領域6へ向けて発射可能な発射装置を配置している。そして、発射装置と球送り開口28とを球送り流路(図示せず)で連通し、球貯留ユニット13から球送り開口28に流下してきた遊技球が球送り流路を通過して発射装置へ到達するよう構成されている。また、表示装置配置部25と棚部15との間の他側寄り(図2中、右寄り)には球排出口30を開設し、前面枠本体4の裏側に配置された球タンク31から球排出装置32を経て流下する遊技球を球排出口30から排出できるように構成されている。
遊技盤5は、図3に示すように、当該遊技盤5の前面に領域区画部材35を止着して略半円形状の遊技領域6を区画形成し、遊技領域6の側方(図3中、左側方)には、発射装置から発射された遊技球を遊技領域6内へ案内するための円弧状の発射流路36を形成している。そして、遊技領域6の中央部よりも下寄りの位置には、遊技球が入賞可能な入賞装置38、例えば、画像表示装置8で実行される変動表示ゲームを始動するための始動入賞口や、変動表示ゲームの大当たり時に遊技球が入賞可能となる大入賞口を配置し(図4参照)、遊技領域6の下端部には、入賞せずに遊技領域6を流下してきた遊技球(アウト球)を遊技領域6の外方へ排出するためのアウト口40を開設している。
また、遊技盤5の裏面側には、遊技盤5よりもひと回り小さい略矩形状の球寄せベース41を装着し、該球寄せベース41内に入賞装置38に入賞した遊技球(セーフ球)やアウト口40を通過した遊技球(アウト球)を回収するための球寄せ流路42を形成している。そして、球寄せベース41の下端部に球寄せ流路42の下流開口を開設し、該下流開口をフレームボード部28の裏面側に設けた球回収流路(図示せず)へ連通し、球寄せ流路42および球回収流路を介して遊技球をパチンコ遊技機1の外部へ流下できるように構成されている。
画像表示装置8は、図4に示すように、液晶表示器からなる表示部45と、該表示部45の後方に配置された表示制御装置46と、表示部45の左右両側方に配置され、遊技の進行に伴って音を発生して演出を行うスピーカー47とを備えて構成されている。そして、表示部45を前方へ下り傾斜した状態で配置するとともに、表示部45の傾斜上端を遊技領域6(言い換えると遊技盤5と内側開閉枠9との間の空間)の下端部に隣接する状態、具体的には、遊技領域6内に配置された入賞装置38や遊技領域6を流下する遊技球の直下に配置している。なお、表示部45では、遊技盤5で実行される遊技に関わる画像、例えば始動入賞口である入賞装置38への入賞に基づいて実行される変動表示ゲームの画像を表示するように設定されている。
次に、内側開閉枠9および外側開閉枠10について説明する。
内側開閉枠9は、図3および図4に示すように、遊技盤5(または遊技盤収納フレーム22)よりも僅かに小さい略蒲鉾形状(下端部が上端部よりも幅広となる略蒲鉾形状)の内側保持フレーム50を備え、該内側保持フレーム50の内側には、遊技領域6よりもひと回り大きなガラス板または透明樹脂板で形成された内側透明部材51を保持し、該内側透明部材51により遊技領域6を透視可能な状態で遊技盤5を前方から被覆できるように構成されている。そして、閉状態となる縦向き姿勢(図2参照)において下部となる内側保持フレーム50の縁部(すなわち内側開閉枠9の下部)には、横長な内側ヒンジ機構52を配置し、該内側ヒンジ機構52を介して当該内側開閉枠9を前面枠本体4、具体的には遊技盤載置部23の前縁部へ軸着し、内側開閉枠9の開閉中心となる内側回動軸LAを遊技盤5と画像表示装置8の間に配置している。
したがって、内側開閉枠9のうち内側透明部材51を挟んで内側ヒンジ機構52とは反対側となる端部(図2中、上端部)を内側自由端部9aとし、該内側自由端部9aを上下方向へ移動可能としている。さらに、前面枠本体4(前面枠3)に対して横向きの内側回動軸LAを中心にして縦方向(上下方向)へ開閉するように構成されている。具体的には、内側自由端部9aを遊技盤5の上部の前方に配置して閉状態へ変換し(図2参照)、内側自由端部9aを下方へ移動して内側ヒンジ機構52(内側回動軸LA)よりも前方、言い換えると内側開閉枠9の下端部よりも前方へ配置(移動)して開状態へ変換する(図3および図4参照)。そして、内側開閉枠9の開状態においては、図中に示すように、内側透明部材51のうち遊技領域6に対向し得る裏面が遊技領域6の下部から前方へ延出した姿勢に設定され、遊技球をアウト口40へ誘導可能な球誘導部54として機能する。なお、球誘導部54の作用については、後で詳細に説明する。
外側開閉枠10は、開閉枠本体57と、該開閉枠本体57に保持された外側透明部材58と、開閉枠本体57の下縁部に配置された球貯留ユニット13とを備えて構成されており、当該外側開閉枠10の側部(図1中、左側部)を前面枠本体4の一側(図1中、左側)へ軸着している。開閉枠本体57は、前面枠本体4と略同じ横幅で形成された枠体であり、左右両側部および上部を前方へ膨出し、開閉枠本体57の中央部には縦向き長円形の開閉枠開口59を大きく開設し、該開閉枠開口59の上縁部を内側開閉枠9の上縁部と略同じ大きさの半円形状に設定している。
外側透明部材58は、開閉枠開口59を塞ぐ状態で開閉枠本体57に保持された透明樹脂製の部材であり、内側透明部材51を介して遊技領域6を透視可能な状態で内側開閉枠9を前方から被覆できるように構成されている。そして、外側透明部材58の側方および上方には光拡散レンズ61を外側透明部材58の外縁部から前後方向(詳しくは前方)へ延在する状態で備え、光拡散レンズ61の前縁部を開閉枠開口59の開口縁へ後方から接続して開閉枠開口59を後方から閉塞している。さらに、外側透明部材58の下半部分を前方へ大きく突出し、該突出部62の上面を前方へ下り傾斜した状態、言い換えると遊技者の顔へ対向する状態に形成し、突出部62(本発明における下側部に相当。突出部62よりも外側透明部材58の上側が本発明における上側部に相当。)の左右両側、詳しくは、突出部62のうちスピーカー47を前方から被覆する箇所には、スピーカー47の発生音を前方へ透過させるための透音孔63を開設している。また、開閉枠本体57の側部(図1中、左側部)には縦長な外側ヒンジ機構65を配置し、該外側ヒンジ機構65を介して外側開閉枠10を前面枠本体4の一側(図2中、左側)へ軸着している。
したがって、外側開閉枠10のうち外側透明部材58を挟んで外側ヒンジ機構65とは反対側となる側端部(図1中、右端部)を外側自由端部10aとし、該外側自由端部10aを左右方向へ移動可能とし、前面枠本体4(前面枠3)に対して一側(左側)に配置した縦向きの外側回動軸LB、すなわち内側回動軸LAとは異なる外側回動軸LBを中心にして横方向(左右方向)、言い換えると内側開閉枠9とは異なる回動方向へ回動して開閉するように構成されている。具体的には、外側自由端部10aを前面枠本体4の他側(図2中、右側)に当接して閉状態へ変換し(図1参照)、外側自由端部10aを前面枠本体4から離して外側ヒンジ機構65(外側回動軸LB)よりも前方に配置して開状態へ変換する(図2参照)。
なお、球貯留ユニット13は、図1に示すように、前方へ膨出した球貯留皿70を備え、該球貯留皿70の内部を下方へ凹ませて球貯留空間部71を形成し、該球貯留空間部71の後部には、球排出口30に連通可能な排出連通口72を開設している。さらに、球貯留皿70の後部には、球貯留空間部71から下り傾斜した球整列路73を設け、該球整列路73の下流部を上流部よりも絞り込んで遊技球が1個ずつ流下可能な流路幅に設定し、球整列路73内の遊技球を横一列に整列しながら流下させるように構成されている。また、球整列路73の下流端には、後方へ下り傾斜する球導出路74を連通し(図2参照)、該球導出路74の後端部を外側開閉枠10の後面側に開放している。そして、外側開閉枠10を閉じると、球導出路74の後端部と球送り開口28とを前後に重ねる状態で連通し、球導出路74、球送り開口28および球送り流路を介して、球貯留皿70内の遊技球を発射装置へ供給することができるように構成されている。
さらに、前面枠本体4は、遊技盤載置部23の前縁部のうち内側ヒンジ機構52の近傍に姿勢維持部77を設け、該姿勢維持部77により内側開閉枠9の姿勢、詳しくは内側透明部材51の裏面である球誘導部54をアウト口40へ向けて下り傾斜した姿勢に維持できるように構成されている。姿勢維持部77は、図5に示すように、内側ヒンジ機構52の端部(図5(a)中、左端部)および内側保持フレーム50の側部(図5(a)中、左側部)の下方に前方へ突出した状態で配置されている。そして、当該姿勢維持部77の上面を、開状態の内側保持フレーム50を当接(載置)可能なフレーム当接部77aとし、該フレーム当接部77aを後方、具体的には内側ヒンジ機構52の端部の下方へ向けて下り傾斜した状態に設定している。
このような構成を備えたパチンコ遊技機1において、内側開閉枠9および外側開閉枠10を閉じると、内側開閉枠9(内側透明部材51)が遊技領域6を前方から被覆し、外側開閉枠10(外側透明部材58)が内側開閉枠9、遊技盤5および画像表示装置8を前方から被覆する。この結果、内側透明部材51および外側透明部材58を通して遊技領域6と表示部45とを上下に並んだ状態で前方から視認できるように設定される。このとき、表示部45の傾斜上端を遊技領域6の下端部に隣接しているので、遊技者に対して遊技領域6と表示部45とが一体であるかのような印象を与えることができる。したがって、遊技盤5と画像表示装置8を別個に配置したとしても、遊技領域6で行なわれる遊技と表示部45で表示される画像とが別個の遊技を行っていると誤認され難くすることができ、一体感のある遊技の実行を実現することができる。
一方、内側開閉枠9および外側開閉枠10を閉じた状態から遊技領域6を露出するには、まず、外側回動軸LBを中心にして外側開閉枠10を回動し、外側自由端部10aを前面枠本体4から前方へ離して、外側透明部材58および光拡散レンズ61が内側開閉枠9の前方から外れるまで開放する(図2参照)。すると、内側開閉枠9が露出し、内側開閉枠9の前方に、内側開閉枠9が下方(言い換えると外側開閉枠10とは異なる回動方向)へ回動可能となる空間を確保することができる。したがって、外側開閉枠10を十分に開かなければ内側開閉枠9を開けないように設定することができる。これにより、不正目的で遊技領域6を露出しようとする不正行為を目立たせることができ、不正行為の摘発や防止を促進することができる。
内側開閉枠9を露出したならば、内側回動軸LAを中心にして内側開閉枠9を開き、内側自由端部9aを遊技盤5の上部から前方へ離す。すると、内側開閉枠9は、表示部45の上方において、上端部(内側自由端部9a)を下端部よりも前方に移動し、後方の遊技盤5、詳しくは遊技領域6のアウト口40へ向けて下り傾斜した姿勢となる(図3および図4参照)。したがって、開放状態の内側開閉枠9が表示部45を上方から保護する庇部として機能することができる。この結果、メンテナンス作業などにおいて内側開閉枠9を開放して遊技領域6を露出したとしても、遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球が表示部45に衝突することを防ぐことができ、画像表示装置8が損傷する不都合を抑えることができる。
さらに、内側開閉枠9は、図5(b)に示すように、内側保持フレーム50の側部(詳しくは、内側保持フレーム50の側部のうち内側開閉枠9の閉状態(縦向き姿勢)においてはパチンコ遊技機1の前方を向く前面)を姿勢維持部77のフレーム当接部77aへ当接し、横向き倒伏状態の内側透明部材51のうち上方を向いた面、言い換えると遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球を転動可能な球誘導部54をアウト口40へ下り傾斜した姿勢に維持される。したがって、開放状態の内側開閉枠9の上に落下した遊技球をアウト口40へ回収することができる。このことから、遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球が散乱する不都合をなくすことができる。また、遊技球が上方から落下して内側開閉枠9へ衝突したとしても、内側開閉枠9により遊技球をアウト口40へ回収する機能を維持することができる。さらに、内側開閉枠9が開き過ぎて表示部45に衝突する不具合、ひいては表示部45が損傷する不具合をなくすことができる。
ところで、上記実施形態では、内側透明部材51の一部、詳しくは内側開閉枠9の開状態において遊技領域6の下方に臨ませた面(遊技領域6に対向し得る面)を球誘導部54としたが、本発明はこれに限定されない。要は、開状態の内側開閉枠9上に落下してきた遊技球をアウト口40へ誘導可能な球誘導部であれば、どのようなものでもよい。例えば、透明な部材で浅い溝状の球誘導部を構成し、この球誘導部を内側開閉枠9のうち遊技領域6に対向し得る面に配置し、内側開閉枠9を開いた状態で球誘導部をアウト口40へ向けて下り傾斜するように設定してもよい。
さらに、球誘導部により誘導される遊技球は、アウト口40に回収されることに限定されない。例えば、開状態の内側開閉枠9の傾斜下端の近傍に、球誘導部により誘導された遊技球を回収可能な球回収口をアウト口40とは別個に開設し、該球回収口と球排出口30とを回収流路により連通してもよい。なお、球排出口30(言い換えると回収流路の下流端)にはシャッター機構を設け、外側開閉枠10が開状態へ変換するとシャッター機構が球排出口30を閉成し、外側開閉枠10が閉状態へ変換するとシャッター機構が球排出口30を開放して球排出口30と球貯留皿72とを連通するように構成する。このような構成を備えて、球誘導部により遊技球を誘導すれば、この遊技球を球回収口から回収流路を通って球排出口30へ流下することができる。そして、外側開閉枠10を閉じれば、排出連通路72を通って球貯留皿70(球貯留ユニット13)へ戻すことができる。したがって、遊技領域6からこぼれ落ちた遊技球、言い換えるとまだアウト口40へ回収されていない遊技球をアウト球として処理せず、発射球として使用することができる。
また、上記実施形態では、内側開閉枠9を下方から支持可能なブロック体で姿勢維持部77を構成したが、本発明はこれに限定されない。要は、姿勢維持部は、内側開閉枠9の球誘導部をアウト口40へ向けて下り傾斜した姿勢に維持できればどのようなものでもよい。例えば、内側保持フレーム50の側部と前面枠本体4の側部とを係合する係合ロッドで姿勢維持部を構成してもよい。
そして、上記した実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、前面枠と、該前面枠に収納され、前面に遊技領域が区画形成された遊技盤と、該遊技盤の下方に配置された画像表示装置とを備え、該画像表示装置には、遊技盤で実行される遊技に関わる画像を表示可能な表示部を前方へ下り傾斜した状態で配置した遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の斜視図である。 外側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 外側開閉枠および内側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 内側開閉枠を開いた状態のパチンコ遊技機の断面図である。 姿勢維持部の説明図であり、(a)は内側開閉枠を閉じた状態の説明図、(b)は内側開閉枠を開いた状態の説明図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
4 前面枠本体
5 遊技盤
6 遊技領域
8 画像表示装置
9 内側開閉枠
9a 内側自由端部
10 外側開閉枠
10a 外側自由端部
13 球貯留ユニット
15 棚部
22 遊技盤収納フレーム
23 遊技盤載置部
35 領域区画部材
38 入賞装置
40 アウト口
45 表示部
50 内側保持フレーム
51 内側透明部材
52 内側ヒンジ機構
54 球誘導部
57 開閉枠本体
58 外側透明部材
59 開閉枠開口
65 外側ヒンジ機構
70 球貯留皿
71 球貯留空間部
77 姿勢維持部
77a フレーム当接部

Claims (2)

  1. 前面枠と、該前面枠に収納され、前面に遊技領域が区画形成されるとともに該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置を配設した遊技盤と、該遊技盤の下方に配置され、遊技盤で実行される遊技に関わる画像を表示可能な画像表示装置と、を備え、該画像表示装置を、表示部前方へ下り傾斜した状態であり、且つ表示部の傾斜上端が遊技盤の下端部に隣接する状態で前面枠に配置した遊技機であって、
    前記前面枠には、遊技領域を前方から被覆可能な内側開閉枠を開閉可能な状態で軸着するとともに、該内側開閉枠を前方から被覆可能な外側開閉枠開閉可能な状態で軸着し、前記内側開閉枠を開状態の姿勢で維持するための姿勢維持部を設け、画像表示装置の両側方に遊技の進行に伴って音を発生して演出を行うスピーカーを各々配設し、
    前記内側開閉枠は、遊技領域を透視可能な状態で遊技盤を前方から被覆する内側透明部材を内側保持フレームに保持して構成され
    前記外側開閉枠は、内側透明部材を介して遊技領域を透視可能な状態で内側開閉枠を前方から被覆する上側部と、該上側部の下端部から前方へ向けて下り傾斜して画像表示装置を表示部が透視可能となる状態で前方から被覆する下側部とが備えられた外側透明部材を開閉枠本体に保持して構成され
    前記外側透明部材の下側部は、スピーカーを前方から被覆するとともに、該スピーカーから発生する音を前方へ透過させるための透音孔を開設し、
    前記内側開閉枠の開閉中心となる内側回動軸を遊技盤と画像表示装置の間に配置し、内側開閉枠を開くと、内側開閉枠の上端部を下端部よりも前方に移動するよう構成し、
    前記姿勢維持部は、前記内側回動軸の下方に前方へ突出した状態で配置され、開状態となった内側開閉枠の内側保持フレームの前面に当接して姿勢を維持することを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤は、遊技領域の下端部に遊技球を遊技領域外へ排出するためのアウト口を備え、
    前記外側開閉枠は、前記前面枠の一側に設定される外側回動軸を中心に左右方向に開閉回動するよう構成され、
    前記内側開閉枠は、開状態において遊技球をアウト口へ誘導可能な球誘導部を備え、
    前記内側開閉枠と当接する前記姿勢維持部の当接部は、前記内側開閉枠の球誘導部がアウト口へ向けて下り傾斜するように、後方に向けて下り傾斜し、
    前記内側保持フレームは、前記内側回動軸側となる下端部が上端部よりも幅広となる略蒲鉾形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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