JP4255471B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、例えば、導入部から導入した遊技球が特別入賞口に入賞すると特別の遊技状態を発生し、可変表示ゲームを行う表示装置を備えたパチンコ機などの遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、いわゆる第2種に属する遊技機では、始動入賞口へ遊技球が入賞すると変動入賞装置の可動部材を開放して補助遊技を行い、補助遊技中に変動入賞装置内に受け入れられた遊技球が遊技空間を転動する転動ゲームを行い、さらに、転動ゲームの結果、遊技球が特定領域(特別入賞口)を通過すると補助遊技よりも有利な態様で可動部材を開放して(例えば、開放時間を長くしたり、開放回数を多くしたりして)特別遊技状態を発生させて、遊技の興趣を高めている。
また、このようなパチンコ遊技機としては、例えば特開平7−194793号公報(特許文献1)に、始動入賞口の入賞部を開閉部材で構成するとともに、図柄を変動表示して変動表示ゲームを行う変動表示装置を設け、変動表示ゲームの停止図柄が特定図柄の場合に開閉部材を開放する遊技機が開示されている。
特開平7−194793号公報
しかしながら、従来の遊技機では、遊技球による転動ゲームと変動表示装置による変動表示ゲームとが互いに離れた部位で行われており、しかも双方のゲームが同時に行われることがあるため、遊技者のゲームに対する注意が散漫になり、ゲーム態様が多様化しているにもかかわらず、却って遊技の興趣を減殺する結果となっていた。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技球による転動ゲームと変動表示装置による変動表示ゲームとを同じ部位で行い、遊技者のゲームに対する注意が散漫になるのを防止して、遊技の興趣を高めることができる遊技機の提供を目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、遊技球を導入可能な導入部と、該導入部から導入した遊技球が流入する遊技空間を有する遊技装置を備えた遊技機において、
前記遊技装置は、
前記遊技空間を後方へ窪ませて形成した凹室部材と、該凹室部材内に配設した表示装置と、該表示装置の姿勢を変換可能な変換機構と、を備え、
該変換機構は、表示装置を表示面が前方に向いた第1姿勢と、表示面が上方に向いた第2姿勢とに変換可能であり、
前記表示装置は、第2姿勢において表示面上に遊技球を転動可能としたことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記変換機構は、表示装置の第1姿勢において下側に配置される部分を略水平に前方へ移動して、表示装置を第2姿勢へ変換することを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記表示装置は、表示面とは反対側に位置する表示背面から配線を延設し、
前記遊技装置は、表示装置の配線を挿通する開口部を備え、
前記変換機構は、配線のうち開口部から遊技装置の外側へ引き出された部分を係合する配線係合部材を備え、表示装置を姿勢変換して配線の表示装置側の端部と開口部とが近接すると、配線係合部材が開口部から離隔するように構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記開口部は、当該開口部内の配線の移動をガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明によれば、遊技装置の遊技空間において、変換機構により、表示装置の姿勢が、表示面が前方に向いた第1姿勢と、表示面が上方に向いた第2姿勢とに変換可能であり、第2姿勢において表示面上に遊技球が転動可能に構成されているので、遊技球による転動ゲームと表示装置による変動表示ゲームとを同じ部位で行い、遊技者のゲームに対する注意が散漫になるのを防止して、遊技の興趣を高めることができる。また、転動面の表示を変化させることができるので、これにより遊技者は今までにない興趣を楽しむことができる。
請求項2に記載の発明によれば、変換機構が、表示装置の第1姿勢において下側に配置される部分を略水平に前方へ移動して、表示装置を第2姿勢へ変換するので、表示装置がいずれの姿勢であっても、遊技者は視線を変えずに表示面を視認することができる。
請求項3に記載の発明によれば、表示装置を姿勢変換して配線の表示装置側の端部と開口部とが近接すると、配線係合部材が開口部から離隔するので、表示装置を第2姿勢に変換した場合にも、配線係合部材によって開口部から配線が引き出され、遊技空間内に配線が弛むことがなく、変換機構の動作の信頼性を担保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、開口部に、当該開口部内の配線の移動をガイドするガイド部材を設けているので、表示装置の姿勢変更に伴う配線の移動が円滑になされ、変換機構の動作の信頼性を担保することができる。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。
図1はパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図、図2は表示装置が第2姿勢の状態の遊技装置を示す斜視図、図3は表示装置が第1姿勢の状態の遊技装置を示す斜視図、図4は表示装置が第1姿勢から第2姿勢へ変換する状態の遊技装置を示す斜視図である。
パチンコ遊技機の遊技盤1は、図1に示すように、表面にガイドレール等の区画部材3により区画された遊技領域4を形成し、該遊技領域4内において、ほぼ中央には遊技装置(センターケース)2を配設し、該遊技装置2の下方には、第1始動入賞口5および第2始動入賞口6を配設している。また、遊技装置2の左右には上下に2対の一般入賞具7が設けられ、その他に遊技領域4内には遊技球の流下方向を変える風車8や遊技釘(図示せず)、発光により各種の装飾表示を行うランプ10、及び入賞せずに流下した遊技球を回収するアウト口11などが設けられている。なお、第1始動入賞口5、第2始動入賞口6および一般入賞具7は、入賞した遊技球を検出するセンサをそれぞれ備えている。また、本実施形態では、2つの第1始動入賞口5を横に並べ、その間に第2始動入賞口6を配置している。
そして、遊技盤1は、遊技釘の一種であって、遊技装置2の側方に植設された複数のガイド釘(図示せず)を、遊技装置2の開状態における開閉部材(後述する)に向って下り傾斜する案内通路を形成するよう列設している。また、各始動入賞口5,6夫々の上方には、一対の調整釘(所謂命釘)9を遊技球が通過可能な間隔を形成した状態で植設している。
遊技装置2は、図2から図4に示すように、遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板21と、該取付基板21の前面左上に設けられて、開状態と閉状態とに変換可能な開閉部材22を備えた入賞部23と、開状態の入賞部23により受け入れられた遊技球が転動する遊技空間25と、該遊技空間25の下部に配設された一般入賞口31及び右側に配設された特別入賞口(本実施形態では、いわゆるクルーン)32とから概ね構成されている。
取付基板21の前面側上部には、庇状の鎧部41を前方に突設し、該鎧部41の左右傾斜端部から下方に側辺部42,43を突設し、左右の側辺部42,43の下端同士を接続する状態で底部44を後方へ延設し、これら鎧部41、左右側辺部42,43、及び底部44に囲まれた空間を上記遊技空間25とし、この遊技空間25を後方へ窪ませて箱体状の凹室部材28により区画形成される構成としている。鎧部41は、上面が左上の頂部45から左右両側下方に異なる傾斜角度で傾斜して、鎧部41の上面に遊技球が落下しても滞留せずに左右に振り分けて流下し得るように構成されている。なお、遊技空間25は、当該遊技空間25内に導入された遊技球が再び遊技領域4へ戻るように構成しても良い。
この頂部45には、上記開閉部材22を備えた導入部23が開設されている。本実施形態における導入部23は円形の装飾部として形成され、その左上面を開口するように、上記開閉部材22が開閉する。開閉部材22は、いわゆる羽根部材にて形成され、遊技球を遊技空間25に受け入れ易い開状態(羽根部材の先端部が斜め左上方に臨むように傾倒して導入部23を開口した状態であり、遊技者にとって有利な状態)と、遊技球を遊技空間25に受け入れない閉状態(羽根部材の先端部が起立して導入部23を閉鎖した状態であり、遊技者にとって不利な状態)とに変換可能な部材であり、開状態では左斜め上方に臨んだ羽根部材が導入部23へ遊技球を導入する。なお、開閉部材22の駆動源については後述する。
図3および図4に示すように、上記導入部23の下部には、遊技装置2の左内側壁50内に区画形成された流下路52に連通する導入路51が形成され、上記流下路52の下端には後方流路53および側方流路54が連通され、左内側壁50の中央部よりやや下側に流出口55が開口されている。上記導入路51、流下路52、後方流路53、側方流路54および流出口55は、遊技装置2の左側の遊技領域を流下する遊技球を該遊技装置2の入賞部22から遊技空間へ導入するワープ流路を構成している。
上記凹室部材28内には表示装置61が配設されており、該凹室部材28の後部には表示装置61の姿勢を変換可能な変換機構71が備えられている。この変換機構71によって、表示装置61は、その表示面が前方に向いた第1姿勢と、その表示面が上方に向いた第2姿勢とに変換可能に構成されている。なお、変換機構71については後述する。
図2および図4では、表示装置61の表示面が上方に向いた第2姿勢をとっており、該表示装置61の表示面上を上記流出口55から遊技空間25へと流出した遊技球が転動するようになっている。この表示装置61の側方(右側方または遊技空間側壁の反対側)には特別入賞口(V入賞口)32を配置しており、特別入賞口32を設けた矩形平面部60は、例えば、ゴルフ場のグリーンを模して形成されている。したがって、表示装置61の表示面には、例えば、ゴルフ場のフェアウェイ等のコース画像が表示される。そして、特別入賞口32の周縁には、矩形平面部60に流下した遊技球を回転させて入賞させるすり鉢状のすり鉢部(いわゆるクルーン)33を備えている。また、遊技装置2の底部中央には一般入賞口31が開設されており、表示装置61の表示面上を転動する途中で落下した遊技球は一般入賞口(ハズレ口)31に入賞する。さらに、矩形平面部60は前方へ下り傾斜して形成されており、上記すり鉢部33と共に、表示装置61の表示面上を転動して該平面部60に到達した場合に遊技球が特別入賞口32へ容易に入賞しないようにしている。
図5は、本実施形態の遊技機に用いる表示装置の構成を示す分解図斜視である。本実施形態における表示装置61は、例えば、任意の画像を表示可能なLCD(液晶表示器)等で表示画面部分が構成され、その表示面には遊技の進行に基づく画像や装飾画像が表示されるように構成されており、具体的には、LCD等の表示ユニット62と、該表示ユニット62の表示面63側を覆うように配される表示面保護ボックス64と、上記表示ユニット62の裏面側に配される配線引き出し口65の開設された裏面カバー66と、からなっている。表示面保護ボックス64は、図2および図4のように表示装置61の表示面63上を遊技球が転動する場合に該表示面63を覆って保護するための透光性の箱体状部材であり、例えば、透明のポリカーボネイトを用いる。裏面カバー66の四隅には、裏面側からビス等の止着部材(図示せず)を挿通させるための止着孔67が形成され、表示面保護ボックス64の裏面側の四隅には、止着部材を固定するためのボス孔68が形成されている。そして、表示面保護ボックス64と裏面カバー66とを組み合わせた内部に表示ユニット62が収納され、該表示ユニット62のフラットケーブル等の配線が配線引き出し口65から引き出される。
次に、図6から図8を用いて、本実施形態の遊技機における変換機構を説明する。図6は本実施形態の遊技機の遊技装置を右斜め後方から見た状態を示す斜視図、図7は表示装置の表示面が上方に向いた状態の変換機構を示す右側面図、図8は表示装置の表示面が前方に向いた状態の変換機構を示す右側面図である。
上述したように、遊技装置2の後部には、遊技空間25を後部に窪ませて箱体状の凹室部材28が区画形成されており、この凹室部材28には、該凹室部材28内に設けられた表示装置61を表示面63が上方に向いた第2姿勢と、表示面63が前方に向いた第1姿勢とに変換可能な変換機構71が取り付けられている。この変換機構71は、図6〜図8のように、表示装置61の表示面63が前方に向いた状態において、先端部72が表示装置61の両側面の上部側に回動可能に取り付けられた一対の第1アーム部材73と、先端部77が表示装置61の両側面の下部側に回動可能に取り付けられた一対の第2アーム部材78と、第1アーム部材73の基端部74が軸支された一対のレバー部材80と、凹室部材28の後壁部28aに固定された支持部材85に搭載された駆動源としてのモーター86と、該モーター86の駆動力を上記レバー部材80に伝えるコネクティング軸90と、から概ね構成される。
第1アーム部材73の先端部72は、図6に示すように、凹室部材28の側壁部28b,28bに上下に開設された一対の第1円弧状孔100内に挿通され、上記レバー部材80に軸支された基端部74を支点として回動するようになっている。そして、一方の第1アーム部材73の基端部74は、概ね「へ」の字状のレバー部材80の屈曲部に軸支され、一方の端部には上記コネクティング軸90の先端部91が回動可能に軸支されている。コネクティング軸90は、その基端部92が、上記モーター86の駆動軸87に固定された円板88に偏芯させて回動可能に軸支されることにより、回転運動を直線運動に変換する。第1アーム部材73の基端部74は、該第1アーム部材73と上記レバー部材80との回動支点となるので、凹室部材28の後壁部28aに固定された一対の支持プレート105,105に挿通された挿通軸106を介して左右が連動するように接続されている。
また、第2アーム部材78の先端部77は、凹室部材28の側壁部28b,28bに上記第1円弧状孔100の途中において交差するように開設された一対の第2円弧状孔110内を通過可能であって、その基端部79を支点として回動するようになっている。第2アーム部材78の基端部79は、該第2アーム部材78の回動支点となるので、凹室部材28の下部に固定された一対の支持プレート115,115に挿通された挿通軸116を介して左右が連動するように接続されている。
第2アーム部材78の回動支点(固定節)となる基端部79と挿通軸116は凹室部材28の後部下部に配置され、その斜め上後方に第1アーム部材73の回動支点(固定節)となる基端部74と挿通軸106が配置され、第1アーム部材73および第2アーム部材78の長さが固定節距離Dよりも少し短く設定され、移動節となる第1アーム部材73の先端部72と第2アーム部材78の先端部77が各アーム部材の長さLの約半分の距離lで表示装置61の両側部に回動可能に軸支されている。そして、上記コネクティング軸90の長さと第1アーム部材73の長さとの比は、約1:2に設定されている。
また、表示装置61の表示面が前方に向いた状態で第2アーム部材78の基端部79より先端部77が前方に位置するように構成したので、表示面底部が後方には動かない。そして、第1アーム部材73の長さと第1アーム部材73の基端部74から配線係合部材123の中心部までの長さを2:1に設定することにより、凹室部材28内で長さ1弛んだ配線を配線係合部材123側では長さ2巻き取ることができるように構成してあるので、表示装置61の姿勢が変化しても過不足なく巻き取ることができる。
このように構成された変換機構71は、図8のように表示装置61の表示面63が前方を向いた状態の第1姿勢にある場合に、モーター86の回動軸87により円板88を回動させてコネクティング軸90をモーター側に引き付けると、レバー部材80に軸支された第1アーム部材73の基端部74が下向きとなり、これに伴って図7のように第1円弧状孔100に沿って第1アーム部材73の先端部72が下方へと回動する。
この動きと同期して、第2アーム部材78の先端部77は、その基端部79を支点として、図7のように第2円弧状孔110に沿って下方へと回動する。
第1姿勢において表示面63が前方を向いた表示装置61の両側面の下部を支持していた第2アーム部材78の先端部77は、表示装置61を第2姿勢に変換すると、表示装置61の両側面の上部を支持していた第1アーム部材73の先端部72よりも前方に位置することになる。すなわち、変換機構71は、図8のように表示装置61の表示面63が前方を向いた状態の第1姿勢において下側に配置される部分を略水平に前方へ移動して、表示装置61の表示面63が上方を向いた状態の第2姿勢へ変換する。
また、凹室部材28の後壁部28aの下端部には、図8に示すように、表示装置61の裏面カバー66上部の配線引き出し口65から延出された配線(例えば、フラットケーブル)121を挿通する開口部122が開設されている。変換機構71の一対のレバー部材80の後端部間には、配線121のうち上記開口部122から遊技装置2の外側へ引き出された部分を係合する円筒体状の配線係合部材123が固定されている。さらに、上記開口部122の上部および下部には、当該開口部122内における配線121の移動をガイドするガイド部材として上側ローラ125および下側ローラ126が回転可能に配設されている。表示装置61の上部から延出された配線121は、上側ローラ125の下方を通って配線係合部材123の上方から下方へと回り込み、下側ローラ126の上方を通って一旦遊技装置2内に戻り、下側ローラ126の下方を通って遊技装置2の外側に引き出されて、中継基板等を介して制御装置側に電気的に接続される。
図8の表示装置61の表示面63が前方を向いた状態の第1姿勢から図7の表示装置61の表示面63が上方を向いた状態の第2姿勢に変換して、配線121の表示装置側の端部と上記開口部122とが近接すると、図7に示すように、配線係合部材123が開口部122から離隔するようになっている。この配線係合部材123は、表示装置61を縦向きに維持しようとするための錘の機能も兼ね備えている。
このように表示装置61の表示面63を上方へ向けるのは、表示装置61の裏面から配線121等が見えるのを防止するためであり、また遊技球の転動面を画像表示により装飾したいからである。
また、凹室部材28の上壁部28c上には支持部材131が固定され、この支持部材131には上記開閉部材22の下端部に接続された回転軸の駆動源が固定されおり、この駆動源により回動軸を回動することによって、開閉部材22を閉状態から開状態に変換するように構成されている。例えば、開閉部材22の回動軸の後端に、駆動源としての開閉ソレノイド132のプランジャをクランク部材等を介して接続し、このプランジャをスプリングにより伸長方向に付勢して、開閉ソレノイド132が消磁した常態においては起立した閉状態を維持し、開閉ソレノイド132が励磁すると開閉部材22の上端を外側に倒す方向に向かって回動して傾倒した開状態に変換するように構成されている。
次に、上記した構成を有するパチンコ遊技機の動作について説明する。なお、電源投入時において遊技制御装置は、開閉ソレノイド132を消磁した常態で開閉部材22を起立し、導入部23が閉状態となるように制御している。
発射装置(図示せず)により発射された遊技球は、区画部材3に沿って案内されて遊技領域4の上部に達した後、上記鎧部41の頂部45により左右に振り分けられて遊技釘や風車8により方向を変えながら遊技領域4内を流下する。この遊技球が一般入賞具7、第1始動入賞口5及び第2始動入賞口6に入賞した場合には所定数の賞球が排出され、いずれにも入賞しなかった場合には、この遊技球はアウト口11から回収される。
そして、遊技球がいずれかの第1始動入賞口5に入賞すると、第1始動入賞口センサが遊技球の入賞を検出し、検出信号を遊技制御装置に送信する。この第1始動入賞口センサからの検出信号に基づき、遊技制御装置は、開閉ソレノイド132を励磁(ON状態)して、開閉部材(羽根部材)22を左上方へ臨ませて1回のみ開かせる補助遊技を行う。また、遊技球が第2始動入賞口5に入賞すると、第2始動入賞口センサが遊技球の入賞を検出し、検出信号を遊技制御装置に送信する。この第2始動入賞口センサからの検出信号に基づき、遊技制御装置は、開閉ソレノイド132を励磁(ON状態)して、開閉部材(羽根部材)22を左上方へ臨ませて2回開かせる補助遊技を行う。
開閉部材22を開状態とすることにより遊技装置2の左上の導入部23に遊技球が受け入れ可能となり、該入賞部22から受け入れられた遊技球は、導入路51、流下路52、後方流路53および側方流路54を通り、流出口55から遊技空間25へと流出される。この遊技空間25には表示装置61が配設されており、通常状態では、上記遊技制御装置により、図2に示すような表示装置61の表示面63が上方へ向いた状態である第2姿勢に位置する。この第2姿勢の表示装置61は、上記遊技制御装置により、上下へ僅かに揺動するように制御され、具体的には、略水平な状態から前方へ下り傾斜する状態の間で揺動する。この揺動により、遊技者は、表示装置61の表示面63上を転動する遊技球が前方へ落下するか、あるいは表示装置61の表示面63上から落下せずに特別入賞口32の存する右側方のゴルフ場のグリーンを模した矩形平面部60上まで到達するかを見て楽しむことができる。このように表示装置61の表示面63上を遊技球が転動しても、該表示面63は透明の表示面保護ボックス68によって覆われているので、表示面63に加わる衝撃から保護することができる。なお、表示装置61の上方へ向いた表示面63にはゴルフ場のフェアウェイ等の各ホールの画像を表示する。例えば、ゴルフ場のホールの画像を複数用意しておき、乱数毎に画像を変えることが考えられる。
表示装置61の表示面61を転動する途中で落下した遊技球は、遊技装置2の底部44に開設された一般入賞口(ハズレ口)31に集められて下方へ流下する。他方、矩形平面部60上まで遊技球が到達しても、該平面部60は前方へ下り傾斜しているので、容易には特別入賞口32には入賞せずに、この平面部60から落下した遊技球は遊技装置2の底部44に開設された一般入賞口31に集められて下方へ流下する。なお、一般入賞口31および特別入賞口32に流下した遊技球は、遊技盤の裏側に設けられた球寄せ流路を流下して回収される。
この補助遊技において特別入賞口32に入賞すると大当たりとなり、上記遊技制御装置がモーター86を駆動して変換機構71を制御し、図3のように表示装置61の表示面63が前方に向いた状態である第1姿勢へ変換する。表示装置61が第1姿勢に変換されると、表示装置61の表示面63に特別遊技におけるラウンド回数選択ゲームを表示する。ラウンド回数の選択肢は、例えば、2ラウンド、7ラウンド、15ラウンドとする。なお、1ラウンドの長さは、遊技球の入賞回数が所定数(例えば、10個(10カウント))に達するまで、あるいは所定時間(例えば30秒間)が経過するまでとし、この間、開閉部材22を開放する。また、1ラウンド中に特別入賞口(V入賞口)へ入賞したか否かに拘らず、次のラウンドに移行して所定ラウンド数まで自動継続する。
そして、表示装置61の前方を向いた表示面63においてラウンド回数が決定すると、特別遊技を開始する。このとき、遊技制御装置により変換機構71を作動制御することにより、表示装置61は再び表示面63が上方を向いた状態の第2姿勢に変換され、上下に揺動することになる。
なお、上述したように、特別入賞口(V入賞口)32に入賞しなくともラウンドは無条件で自動継続するので、特別遊技においては、表示装置61は第1姿勢と第2姿勢のいずれの状態であってもよいが、多少の遊び要素を考慮すると、表示装置61の表示面63を再度上方に向けた状態の第2姿勢に戻し、遊技球が転動可能な状態にする。
特別遊技において、遊技制御装置は、例えば、開閉部材22を開いてから所定時間(例えば、30秒)経過するか、あるいは所定個数(例えば、10個)の遊技球を遊技装置2内に導入するかのいずれか早い方の条件が成立すると、遊技制御装置は、開閉部材22を閉じて第1ラウンドを終了する。その後、遊技制御装置は、開閉ソレノイド132を消磁(OFF状態)して開閉部材(羽根部材)22を起立した閉状態に戻し、再び開閉ソレノイド132を励磁(ON状態)して開閉部材22を傾倒した開状態して第2ラウンドを開始する。
このように開閉部材22の開閉の一連動作を繰り返してラウンドを所定回数(例えば、15回)繰り返し、最終ラウンドにおいて開閉部材22を閉じると、遊技制御装置は、開閉部材22を開くことなく特別遊技を終了して通常遊技に戻る。このことから、遊技者は、開閉部材22の挙動を見て特別遊技が継続するか、あるいは終了するかを簡単に把握することができる。
以上のように構成された本実施形態のパチンコ機によれば、遊技装置2の遊技空間25において、変換機構71により、表示装置61の表示面63が前方に向いた第1姿勢と、上方に向いた第2姿勢とに変換可能であり、この第2姿勢の上方を向いた表示面63上に遊技球が転動するので、遊技球の転動ゲームと表示装置61の画像表示による変動表示ゲームとを遊技空間25内の同じ部位で行うことができる。したがって、遊技球による転動ゲームと表示装置61による変動表示ゲームとが同期して行われても、遊技者のゲームに対する注意が散漫になるのを防止され、遊技の興趣を高めることができる。
この姿勢変換可能な表示装置61は、変換機構71により、表示装置61の第1姿勢において下側に配置される部分を略水平に前方へ移動して、表示装置61を第2姿勢へ変換する。したがって、表示装置61が第1姿勢または第2姿勢のいずれの姿勢であっても、遊技者は遊技空間25内を見るだけで、視線を変えずに表示装置61の表示面を視認することができる。
また、表示装置61を第2姿勢へ変換して配線121の表示装置側の端部と開口部122とが近接すると、上記変換機構71のレバー部材80に固定された円筒体状の配線係合部材123が開口部122から離隔する。したがって、表示装置61を第2姿勢に変換した場合にも、配線係合部材123が開口部122から離間することによって該開口部122から配線121が引き出され、遊技空間25内に配線121が弛むことがなく、変換機構71の動作の信頼性を担保することができる。上記開口部122には上側ローラ125および下側ローラ126が配設されているので、表示装置61の姿勢変更に伴う配線121の移動が円滑に行われ、変換機構71の動作の信頼性をより確実に担保することができるものである。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
また、本発明に係る遊技機は、パチンコ遊技機に限らず、雀球式遊技機、アレンジボール式遊技機などにも適用可能である。
パチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。 表示装置が第2姿勢の状態の遊技装置を示す斜視図である。 表示装置が第1姿勢の状態の遊技装置を示す斜視図である。 表示装置が第1姿勢から第2姿勢へ変換する状態の遊技装置を示す斜視図である。 本実施形態の遊技機に用いる表示装置の構成を示す分解図斜視である。 本実施形態の遊技機の遊技装置を右斜め後方から見た状態を示す斜視図である。 表示装置の表示面が上方に向いた状態の変換機構を示す右側面図である。 表示装置の表示面が前方に向いた状態の変換機構を示す右側面図である。
符号の説明
1 遊技盤
2 遊技装置
5 第1始動入賞口
6 第2始動入賞口
21 取付基板
22 開閉部材
23 導入部
25 遊技空間
28 凹室部材
28a 凹室部材の後壁部
28b 凹室部材の側壁部
28c 凹室部材の上壁部
31 一般入賞口
32 特別入賞口
33 すり鉢部
41 鎧部
42,43 側辺部
44 底部
45 頂部
50 左内側壁
51 導入路
52 流下路
53 後方流路
54 側方流路
55 流出口
60 矩形平面部
61 表示装置
62 表示ユニット
63 表示面
64 表示面保護ボックス
65 配線引き出し口
66 裏面カバー
71 変換機構
72 第1アーム部材の先端部
73 第1アーム部材
74 第1アーム部材の基端部
77 第2アーム部材の先端部
78 第2アーム部材
79 第2アーム部材の基端部
80 レバー部材
85 支持部材
86 モーター
90 クランク軸
91 クランク軸の先端部
92 クランク軸の基端部
100 第1円弧状孔
105 支持プレート
106 挿通軸
110 第2円弧状孔
115 支持プレート
116 挿通軸
121 配線
122 開口部
123 配線係合部材
125 上側ローラ
126 下側ローラ
131 支持部材
132 開閉ソレノイド

Claims (4)

  1. 遊技球を導入可能な導入部と、該導入部から導入した遊技球が流入する遊技空間を有する遊技装置を備えた遊技機において、
    前記遊技装置は、
    前記遊技空間を後方へ窪ませて形成した凹室部材と、該凹室部材内に配設した表示装置と、該表示装置の姿勢を変換可能な変換機構と、を備え、
    該変換機構は、表示装置を表示面が前方に向いた第1姿勢と、表示面が上方に向いた第2姿勢とに変換可能であり、
    前記表示装置は、第2姿勢において表示面上に遊技球を転動可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記変換機構は、表示装置の第1姿勢において下側に配置される部分を略水平に前方へ移動して、表示装置を第2姿勢へ変換することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記表示装置は、表示面とは反対側に位置する表示背面から配線を延設し、
    前記遊技装置は、表示装置の配線を挿通する開口部を備え、
    前記変換機構は、配線のうち開口部から遊技装置の外側へ引き出された部分を係合する配線係合部材を備え、表示装置を姿勢変換して配線の表示装置側の端部と開口部とが近接すると、配線係合部材が開口部から離隔するように構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記開口部は、当該開口部内の配線の移動をガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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