JP4890301B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4890301B2 JP4890301B2 JP2007058452A JP2007058452A JP4890301B2 JP 4890301 B2 JP4890301 B2 JP 4890301B2 JP 2007058452 A JP2007058452 A JP 2007058452A JP 2007058452 A JP2007058452 A JP 2007058452A JP 4890301 B2 JP4890301 B2 JP 4890301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- game
- game area
- ball
- area
- game ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
この場合、裏面側に案内された遊技球はステージ部となる裏側転動部上を遊技球が左右方向に転動し、ステージ部に形成された排出部から遊技球を排出するようになっている。また、このような構造を有する遊技機では、裏側転動部を二段構成としたり下り傾斜をつけたりして、直下に配設される始動口等の入賞口に案内しやすい箇所を設けるようにしている。
また、左右方向の転動を複雑化させるため、横方向に多段構成とすると、限られた遊技盤裏面の横方向のスペースにより、かえって構造がごちゃごちゃしてしまう。
透明合成樹脂で形成された遊技盤に、遊技球が入賞可能な始動入賞口を備えた遊技機において、
前記遊技盤の前面側に、発射された遊技球が転動流下可能な前面遊技領域を形成するとともに、前記遊技盤の裏面側に、遊技球が転動流下可能な裏面遊技領域を形成し、
前記前面遊技領域に、
当該前面遊技領域へ発射されたが無駄球となった遊技球を前記裏面遊技領域に流入させるために開設された導入口と、
前記裏面遊技領域を流下転動した遊技球を当該前面遊技領域へ導出させるための導出口と、
前記裏面遊技領域を流下転動した遊技球を当該前面遊技領域における前記始動入賞口の直上へ導出させるための球誘導路と、を設け、
前記裏面遊技領域に、
当該裏面遊技領域における前面側に形成され、当該裏面遊技領域に流入した遊技球を前記導出口へ導出させる前側遊技領域と、
該前側遊技領域の後側に形成され、当該裏面遊技領域に流入した遊技球を前記球誘導路へ誘導する後側遊技領域と、
前記前側遊技領域及び前記後側遊技領域を連通させる開口部と、を設け、
当該裏面遊技領域が前記前側遊技領域と前記後側遊技領域とによって、前後方向に二重構造とされ、
前記遊技盤における前記開口部に対向する位置に、前記前面遊技領域と前記裏面遊技領域とに連通するように回動自在に軸支される可動部材を設け、
前記可動部材は、前記前面遊技領域を流下する遊技球と接触することにより回動するとき、前記裏面遊技領域における前記前側遊技領域を流下する遊技球と接触すると、当該前側遊技領域を流下する遊技球を、前記開口部を介して前記後側遊技領域へと転動させることを特徴としている。
また、遊技盤の裏面側に遊技球が転動流下可能な裏面遊技領域を形成し、この裏面遊技領域を二重構造とすることにより、遊技機の裏面側の奥行き方向のスペースを有効活用することができるとともに、二重構造の裏面遊技領域での遊技球の転動を楽しむという遊技機本来の興趣を向上させることができる。
さらに、可動部材が前面遊技領域を流下する遊技球と接触することにより回動するとき、裏面遊技領域における前側遊技領域を流下する遊技球と接触すると、当該前側遊技領域を流下する遊技球を、開口部を介して後側遊技領域へと転動させる。即ち、前面遊技領域を流下する遊技球によって、無駄球となって裏面遊技領域を転動流下する遊技球に影響を及ぼすため、前面遊技領域及び裏面遊技領域を流下する遊技球を関連させることができ、さらに変化に富んだ遊技球の転動を楽しむことができる。
前記可動部材は、断面略L字状をなし、
当該可動部材の二つの片のうち、短い方の短片は前記遊技盤の前面側に臨むように、先端部が前記遊技盤の前面側に突出して配設され、
当該可動部材の二つの片のうち、長い方の長片は前記遊技盤の裏面側に臨むように、先端部が前記遊技盤の裏面に当接した状態で配設され、
前記前面遊技領域を流下する遊技球が前記短片に接触すると、前記長片を跳ね上げるように後向きに回動することを特徴としている。
また、遊技盤の裏面側に遊技球が転動流下可能な裏面遊技領域を形成し、この裏面遊技領域を二重構造とすることにより、遊技機の裏面側の奥行き方向のスペースを有効活用することができるとともに、二重構造の裏面遊技領域での遊技球の転動を楽しむという遊技機本来の興趣を向上させることができる。
さらに、可動部材が前面遊技領域を流下する遊技球と接触することにより回動するとき、裏面遊技領域における前側遊技領域を流下する遊技球と接触すると、当該前側遊技領域を流下する遊技球を、開口部を介して後側遊技領域へと転動させる。即ち、前面遊技領域を流下する遊技球によって、無駄球となって裏面遊技領域を転動流下する遊技球に影響を及ぼすため、前面遊技領域及び裏面遊技領域を流下する遊技球を関連させることができ、さらに変化に富んだ遊技球の転動を楽しむことができる。
ここでは、本発明にかかる遊技機の適例としてのパチンコ遊技機について図1〜図9を用いて説明を行う。
なお、矩形枠状の機枠110は、裏面側から見て左側の一辺が金属製とされ、その他の辺は木製となっている。これによって、裏面側から見て左側の一辺においては、強度を保ったまま厚みを薄くでき、後述するように大型の表示ユニット170を備える裏機構枠160の配設を可能としている。
また、クリア部材保持枠140には、前面枠本体130の開口部131をほぼ閉塞するように、該開口部131に嵌め込まれた遊技盤1との間に遊技球が流下可能な第1遊技領域1aとなる間隔を開けて二重のガラス板141が固定されている。そして、クリア部材保持枠140において、遊技機100の前側からガラス板141を介して遊技盤1の前面側の少なくとも第1遊技領域1aの部分が視認可能となっている。また、クリア部材保持枠140の前面であって、ガラス板141が固定されて第1遊技領域1aを視認可能とする部分の周囲には、枠装飾装置としてのランプやLED、音声を出力するスピーカ58、…などが設けられている。
鍵穴143は、前面枠本体130の施錠装置の一部を構成するとともに、クリア部材保持枠140の施錠装置の一部を構成しており、当該鍵穴143に鍵を入れて一方(例えば、左回り)に回すと前面枠本体130の施錠が解除され、他方(例えば、右回り)に回すとクリア部材保持枠140の施錠が解除されるようになっている。
開閉パネル151は、排出された遊技球を貯留するとともに、遊技球を発射する発射装置(図示略)に遊技球を送る上皿153を有している。この上皿153の周囲には、遊技者が操作可能な演出用ボタン(図示略)が設けられている。
下部パネル152には、上皿153に収容しきれない遊技球を収容する下皿154及び灰皿155と、第1遊技領域1aに向けての遊技球の発射操作を行うとともに、該第1遊技領域1aに遊技球を発射する際の発射勢を調節するための操作ハンドル156や、スピーカ58などが設けられている。
裏機構枠160の前面の左端部は、前面枠本体130の裏面であって遊技機100の裏面側から見て右側の側部に回動可能に軸支されて扉状に開閉自在とされ、裏機構枠160を開くことにより、遊技盤1の裏面側の上部を開放可能となっている。
なお、裏機構枠160と前面枠本体130の連結部分は着脱自在であって、前面枠本体130、裏機構枠160はそれぞれユニット単位で交換やメンテナンスが可能となっている。
即ち、裏機構枠本体161の前面には、表示ユニット170を前側に付勢する表示ユニット付勢手段をなす付勢部材としての圧縮コイルばね(図示略)を収納する後側が閉鎖された筒状の付勢部材収納部181,181(裏面側のみを図示)や、裏機構枠本体161を補強するための補強リブが形成されている。また、裏機構枠本体161の後面部161aの背面には、第1演出制御装置配設部165や接続用凹部183、流路形成凹部184、排出装置配設凹部185などの前方に窪んで後方に開口した凹部が形成されており、裏機構枠本体161の前面の一部はこれら凹部の裏面によって形成されている。また、裏機構枠本体161の前面の周囲には、上下の一部を除いて前側に延出する周囲壁187が形成されており、裏機構枠本体161の前面側は全体が凹部となっている。
即ち、ガイド部162,162は、裏機構枠本体161における後面部161aの左右端部の各々に設けられ、周囲壁187とともに表示ユニット収納部168の側面部をなしている。
なお、第1演出制御装置33は、図3に示すように、前面側に演出データ基板と接続用のコネクタ部33mがボックスから露出されている。
排出口は、後面部161aの背面に位置しており、後面部161aの背面に形成された流路形成凹部184には、この排出口に連通した導出流路を形成する導出流路形成部材195,196が取り付けられている。
導出流路は、排出口から排出された遊技球を裏機構枠160の右端部へ誘導するとともに、裏機構枠160の右端部においてさらに下方へ誘導するように形成されており、その下流側端部は、裏機構枠160の裏面に設けられた排出装置190に接続されている。また、貯留タンク192に隣設して、遊技機外部の装置(管理装置)と接続するための盤用外部出力端子が設けられている。
また、排出装置190は、上部に導出流路に接続されて遊技球を受け入れる流入口を、下部に下部流路に接続されて遊技球を排出する排出口を備え、排出発射制御装置34が遊技制御装置30の制御の下で排出装置190を作動させることにより、所定数の遊技球を下部流路に排出するようになっている。
下部流路の下流側端部は、発射操作ユニット150の前面に形成された上皿153に連通され、排出装置190から排出された所定数の遊技球が上皿153排出されるようになっている。
なお、貯留タンク192の排出口から排出装置190に至る導出流路内には、常に遊技球が待機している状態となっており、排出装置190によって導出流路内の遊技球が排出されることに伴って貯留タンク192から流路に遊技球が流入するようになっている。
遊技盤本体1bは、透明な合成樹脂(例えば、ポリカーボネートやアクリル)からなり、前面には、遊技領域区画壁9で囲まれた第1遊技領域1aを有し、この第1遊技領域1a内に発射装置から遊技球(打球;遊技媒体)を発射して遊技を行うようになっている。
遊技領域区画部材8,8,…は、所定の厚みを有し、遊技盤本体1bの前面の四隅に配されて第1遊技領域1aを区画するものであって、遊技盤1の中心側に配される側面が第1遊技領域1aを区画する遊技領域区画壁9をなしている。また、遊技領域区画部材8,8,…は、不透明な材質からなり、第1遊技領域1a以外から遊技機100の内部が見えないようになっている。
即ち、前面側から見て左側の上下にある遊技領域区画部材8,8には、前面枠本体130に設けられた係合部材(図示略)が係合可能な係合凹部が形成され、一方、遊技盤1の前面側から見て右側の上下にある遊技領域区画部材8,8には、前面枠本体130に設けられた固定部が係合可能な固定凹部が形成されている。そして、前面枠本体130に形成された開口部に対して、前面側から係合凹部を係合部材に係合させ、この係合部分を軸として他端部を後方に回動させて開口部に収容し、固定凹部に固定部(図示略)を係合させることで遊技盤1が前面枠本体130に固定されるようになっている。
この表示領域区画壁82及び演出装置25は、遊技盤1の後方に配される後述する表示ユニット170の画像表示面に近接するように配される(当接はしない)ようになっており、特図変動表示ゲームに対応した表示ゲームなどの表示領域を区画するものである。即ち、表示ユニット170の画像表示面のうち、視認開口87の周縁に沿って形成された表示領域区画壁82及び演出装置25で囲まれた領域が遊技盤1の前面側から視認可能な表示領域(視認領域)となる。また、表示領域区画壁82が遊技盤1と表示ユニット170との間の空間の側壁を構成する側部囲い壁をなす。これによって、第1遊技領域1aの大部分に表示ユニット170の画像が表示されることとなる。また後述するように、この遊技盤本体1bの裏面側における表示領域区画壁82及び演出装置25で囲まれた領域の一部が、遊技球が流下可能な第2遊技領域20とされている。
押圧部83,83,…は、遊技盤1の裏面側に配される表示ユニット170の前面(表示ユニット170の外枠をなす表示ユニットケースの前面)に、その後端部が当接するようになっている。この表示ユニット170は、表示ユニット付勢手段(圧縮コイルばね等)によって前側に付勢されているので、押圧部83,83,…と表示ユニット170は密着した状態で保持されるようになっている。
さらに、遊技盤1の前面側には、未処理となっている第1普図変動表示ゲームの回数をLEDの点滅で表示する図示しない普図始動記憶表示器が設けられている。
なお、遊技機100に特図変動表示器を備えずに、表示ユニット170のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしても良い。そして、特図変動表示ゲームの結果として、特図変動表示器の表示態様が特別結果態様(たとえば「7」)となった場合には、大当たりとなって特別遊技状態(いわゆる、大当たり状態)となる。また、これに対応して画像表示面における表示ゲームの表示態様も特別結果態様(例えば、「7,7,7」等のゾロ目数字の何れか)となる。
なお、開閉扉4aは、大入賞口ソレノイド(図示略)により駆動される。また、大入賞口の内部(入賞領域)には、該大入賞口に入った遊技球を検出するための大入賞口用センサ(図示略)が配設されている。
一般入賞口2,2には、当該一般入賞口2,2に入った遊技球を検出するための一般入賞口センサ(図示略)が配設されている。
また、一般入賞口形成部材14,14は、遊技に関連した装飾が施されて不透明となっているとともにLEDなどを備えており、遊技盤1の装飾を行う遊技盤装飾装置の一部をなしている。
流下方向規制装置7は、透光性を有する材質からなる部材で、鎧部7aとその左端に接続した長案内部7bと、右端に接続された短案内部7cとから下向きに開口するように形成されている。また、流下方向規制装置7は、第1遊技領域1aの中央部に配され、第1遊技領域1aの中央部分を区画するようになっている。
これによって、第1遊技領域1aに発射されて流下する遊技球が第1遊技領域1aの左右に振り分けられ、第1遊技領域1aの中央部分における画像表示面の視認性が保たれるようになっている。
ステージ部材21は、透光性を有する材質からなる板状の部材であって、より具体的には、左右両側が中央に向かって下る傾斜面となっているとともに、中央部が上向きに突出した略W字状に形成されている。また、ステージ部材21は、左右の端部は表示領域区画壁82の内周面と近接して配され、後端部は表示領域区画壁82の後端部と等しい前後位置に配されている。
ワープ流路形成部材24は、透光性を有する材質からなる部材で、ワープ入口12に流入してワープ孔を通って遊技盤本体1bの裏面に至った遊技球を、ステージ21a上に誘導するワープ流路24aを備える。
ワープ流路24aは、遊技球を一列で流下可能な筒状の流路であって、その入口となる上流側端部は遊技盤本体1bに形成されたワープ孔に接続しており、ここから遊技盤本体1bの裏面に沿って遊技盤本体1bの側端方向へ屈曲し、出口となる下流側端部はステージ21aの側端部の上方に近接した位置に配されるようになっている。これによって、第1遊技領域1aに開口したワープ入口12に流入した遊技球は、ワープ流路24aを通って第2遊技領域20におけるステージ部材21の上面に形成されたステージ21aに誘導されることとなる。
また、裏面遊技領域流路302の開口の下側には、内側に裏面遊技領域300を構成する裏面遊技領域区画壁303が形成されている。裏面遊技領域区画壁303は、透光性を有する材質からなり、左右の各々の下向きに湾曲して延設されている。具体的には、図5における右側の裏面遊技領域区画壁303は、導出口13の右側端部近傍まで延出され、左側の裏面遊技領域区画壁303は、表示領域区画壁82に接触する位置まで延出されている。
なお、裏面遊技領域区画壁303の裏側には、表示ユニット170の画像表示面を保護する透光性の保護カバー304が配設されている(図6参照)。
球誘導路22は、前後方向に沿って延在するように形成された遊技球が一個流下可能な内径を有する筒状の流路で、前側に向かって下るように傾斜している。この球誘導路22の下流側端部はステージ部材21の前端部に開口しており、導出口形成部材23に形成された球誘導路22の前方部分に接続するようになっている。
導出口13は、遊技盤本体1bに形成された前後に貫通した導出孔に導出口形成部材23を取り付けることで構成されている。導出口形成部材23は、遊技盤本体1bと略同じ厚みを有し、導出孔に嵌め込まれる部分に導出口13を形成する筒状の開口23aが形成されている。筒状の開口23aの内周面における下側の面(導出口13の底面)は、後方に配されるステージ21aの形状に合わせた曲面とされているとともに前側に傾斜するようにされており、ステージ21aから前側に誘導された遊技球を第1遊技領域1aに誘導可能とされている。また、筒状の開口23aの下側の面の下方には、ステージ21aの下方に前後方向に沿って延在するように形成された球誘導路22の後方部分と連通する球誘導路22の前方部分が形成され、これらによって、前後方向に延在する球誘導路22が形成される。
導出口形成部材の前端部に位置する球誘導路22の下流側端部は、始動入賞口10の直上に位置するようになっており、ここを流下した遊技球は高い確率で始動入賞口10に流入するようになっている。
取付ベース85には、始動入賞口10、普通変動入賞装置3、特別変動入賞装置4、一般入賞口2,2などに入賞した遊技球を流下させる入賞球流路が設けられている。入賞球流路は、遊技機100の外部(島設備の回収樋)に連通する図示しない流路に接続するようになっている。
また、取付ベース85の裏面側から見て左側の端部は、上下方向に沿って延在する回動軸86,86が形成されており、第2演出制御装置31が左右方向に扉状に回動可能に軸支されるようになっている。
また、第2演出制御装置31の裏面の略中央部には、左右方向に沿って延在する回動軸を備える一対の支持部71e,71eが形成され、遊技制御装置30が上下方向に扉状に回動可能に軸支されるようになっている。
従って、遊技者は、裏面遊技領域300での遊技球の転動を十分に楽しむことができ、遊技の興趣を向上させることができる。
また、遊技盤本体1bの裏面側に裏面遊技領域300を形成することにより、遊技機100の裏面側の奥行き方向のスペースを有効活用することができる。
以下に、裏面遊技領域の変形例について説明する。
以下に、変形例1の遊技機について図7並びに図8を参照して説明する。
変形例1の遊技機は、図7及び図8(a)に示すように、前後方向に二重構造とされた裏面遊技領域400を形成する裏面遊技領域形成部材401を備えている。
即ち、裏面遊技領域形成部材401は、透光性を有する材質からなり、外形が略直方体状に形成された外壁面部402と、外壁面部402の内側に配設されて、当該外壁面部402の内側の空間を前後方向に二分する分割部材403等を備えている。
なお、外壁面部402及び分割部材403は、例えば、所定の固着部材により遊技盤本体1bに固着されている。
また、分割部材403には、所定数の遊技釘306が所定位置に配設され、裏面遊技領域400に流入された遊技球を転動流下させるようになっている。即ち、二重構造の裏面遊技領域400のうち、前側遊技領域400bの下端部には導出口13が連通して設けられ、当該前側遊技領域400bを転動流下した遊技球(図8中、遊技球2)は導出口13を介してステージ21aに誘導される。一方、裏面遊技領域400のうち、後側遊技領域400aの下端部には、球誘導路22に連通される連通口(図示略)が形成され、当該遊技球が連通口を介して球誘導路22に誘導され、球誘導路22を流下した遊技球(図8中、遊技球1)は始動入賞口10に入賞し易くなっている。
つまり、裏面遊技領域300のうち、前側遊技領域(一方の遊技領域)400bに比べて後側遊技領域(他方の遊技領域)400aから導出口13を介して導出される遊技球の方が始動入賞口10への入賞確率が高くされている。
さらに、二重構造の裏面遊技領域400での遊技球の転動を楽しむという遊技機本来の興趣を向上させることができる。また、前側遊技領域400bに比べて後側遊技領域400aから導出口13を介して導出される遊技球の方が始動入賞口への入賞確率が高くされているので、無駄球を再度遊技に供するうえ、後側遊技領域400aへ導入されれば始動入賞口への入賞確率が高くなるので、さらに遊技の興趣を向上させることができる。
変形例2の遊技機は、図9(a)に示すように、分割部材403の所定位置に板状の転動方向変換部材501が配設されている。
分割部材403の所定位置には、前側遊技領域400b及び後側遊技領域400aを連通させる開口部403aが所定数形成されている。
変形例3の遊技機は、図9(b)に示すように、分割部材403の所定位置に転動方向変換部材としての風車502が配設されている。
風車502は、開口部403aの所定位置に左右方向の回動軸を中心として回動自在に軸支されている。これにより、導入口301を介して前側遊技領域400bに流入した遊技球であっても、転動変化して後側遊技領域400aに流入可能となるとともに、後側遊技領域400aに流入した遊技球であっても、転動変化して前側遊技領域400bに流入可能となる。
変形例4の遊技機は、図9(c)に示すように、分割部材403の所定位置に前側遊技領域400b及び後側遊技領域400aを連通させる開口部403bが所定数形成され、遊技盤本体1bの開口部403bに対向する位置に略「L」字型の可動部材503が配設されている。
このように、可動部材503は、第1遊技領域1aと裏面遊技領域400とに連通するように配設されている。
つまり、導入口301を介して前側遊技領域400bに流入した遊技球であっても、可動部材503の裏面側に臨む長片503bの動作に従って転動変化することで後側遊技領域400aに誘導される。
即ち、第1遊技領域1aを流下する遊技球が、裏面遊技領域400での遊技球の転動流下に影響を及ぼすため、第1遊技領域1a及び裏面遊技領域400を流下する遊技球を関連させることができることとなって、さらに変化に富んだ遊技球の転動を楽しむことができる。
1 遊技盤
1a 第1遊技領域
120 前面枠
160 裏機構枠
300、400 裏面遊技領域
301 導入口
13 導出口
22 球誘導路
10 始動入賞口
501 転動方向変換部材
502 風車(転動方向変換部材)
503 可動部材
503b 長片
503a 短片
Claims (2)
- 透明合成樹脂で形成された遊技盤に、遊技球が入賞可能な始動入賞口を備えた遊技機において、
前記遊技盤の前面側に、発射された遊技球が転動流下可能な前面遊技領域を形成するとともに、前記遊技盤の裏面側に、遊技球が転動流下可能な裏面遊技領域を形成し、
前記前面遊技領域に、
当該前面遊技領域へ発射されたが無駄球となった遊技球を前記裏面遊技領域に流入させるために開設された導入口と、
前記裏面遊技領域を流下転動した遊技球を当該前面遊技領域へ導出させるための導出口と、
前記裏面遊技領域を流下転動した遊技球を当該前面遊技領域における前記始動入賞口の直上へ導出させるための球誘導路と、を設け、
前記裏面遊技領域に、
当該裏面遊技領域における前面側に形成され、当該裏面遊技領域に流入した遊技球を前記導出口へ導出させる前側遊技領域と、
該前側遊技領域の後側に形成され、当該裏面遊技領域に流入した遊技球を前記球誘導路へ誘導する後側遊技領域と、
前記前側遊技領域及び前記後側遊技領域を連通させる開口部と、を設け、
当該裏面遊技領域が前記前側遊技領域と前記後側遊技領域とによって、前後方向に二重構造とされ、
前記遊技盤における前記開口部に対向する位置に、前記前面遊技領域と前記裏面遊技領域とに連通するように回動自在に軸支される可動部材を設け、
前記可動部材は、前記前面遊技領域を流下する遊技球と接触することにより回動するとき、前記裏面遊技領域における前記前側遊技領域を流下する遊技球と接触すると、当該前側遊技領域を流下する遊技球を、前記開口部を介して前記後側遊技領域へと転動させることを特徴とする遊技機。 - 前記可動部材は、断面略L字状をなし、
当該可動部材の二つの片のうち、短い方の短片は前記遊技盤の前面側に臨むように、先端部が前記遊技盤の前面側に突出して配設され、
当該可動部材の二つの片のうち、長い方の長片は前記遊技盤の裏面側に臨むように、先端部が前記遊技盤の裏面に当接した状態で配設され、
前記前面遊技領域を流下する遊技球が前記短片に接触すると、前記長片を跳ね上げるように後向きに回動することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007058452A JP4890301B2 (ja) | 2007-03-08 | 2007-03-08 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007058452A JP4890301B2 (ja) | 2007-03-08 | 2007-03-08 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008220398A JP2008220398A (ja) | 2008-09-25 |
JP4890301B2 true JP4890301B2 (ja) | 2012-03-07 |
Family
ID=39839715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007058452A Expired - Fee Related JP4890301B2 (ja) | 2007-03-08 | 2007-03-08 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4890301B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6252568B2 (ja) * | 2015-09-08 | 2017-12-27 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2016005672A (ja) * | 2015-09-08 | 2016-01-14 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP6825680B2 (ja) * | 2019-11-14 | 2021-02-03 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62213777A (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-19 | 株式会社三共 | 弾球遊技機 |
JP4168414B2 (ja) * | 1998-06-22 | 2008-10-22 | 株式会社藤商事 | 弾球遊技機 |
JP4590499B2 (ja) * | 2004-09-08 | 2010-12-01 | 株式会社高尾 | 弾球遊技機 |
JP2006116155A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技機データ管理装置 |
JP4883609B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2012-02-22 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
-
2007
- 2007-03-08 JP JP2007058452A patent/JP4890301B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008220398A (ja) | 2008-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4906475B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4640998B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2008099830A (ja) | 遊技機 | |
JP4787849B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5730494B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP4890301B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5820330B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4698522B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4850170B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5427097B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5261652B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2011235186A (ja) | 遊技機 | |
JP5445857B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5378299B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4709871B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4716918B2 (ja) | 遊技機のステージ構造 | |
JP4742249B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4749182B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4632411B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2007209591A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2016154709A (ja) | 遊技機 | |
JP4632410B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4703532B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6031013B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4448839B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110614 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110809 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111213 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4890301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |