JP4590499B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は弾球遊技機、特に遊技盤のほぼ中央に画像を変動表示せしめる大型の画像表示装置を備えた弾球遊技機に関する。
従来、弾球遊技機たるパチンコ機には、遊技盤のほぼ中央に、液晶表示等により画像を変動表示せしめる画像表示装置を備え、遊技球が所定の始動口に入球すると、複数の図柄を変動表示し、表示された図柄が予め設定された図柄であれば大当りとなって多数の賞球の獲得可能な特別遊技に移行するものがある。この種のパチンコ機では、上記画像表示装置の画面にキャラクタ等を表示し、大当りとなりそうなリーチ予告や大当り予告を演出して遊技者の期待感を高めるようにしている。最近では、他の遊技機との差別化をはかるために、上記予告演出等の表示内容を複雑で多様にし、かつ遊技者にインパクトを与えるために画像表示装置を大型化している。
ところで、画像表示装置を大型にすると、遊技盤の遊技領域内での画像表示装置の占める割合が大きく、その分、遊技球の流下領域が減少して遊技球の動きが制約され、躍動感のある遊技球の動きを楽しむといったパチンコ機本来の趣向が半減する。また一般的に、上記始動口等の入賞口が画像表示装置の下方に設置され、画像表示装置を大型にすると、始動口等の入賞口への入球率が低下するといった問題があった。
そこで、下記特許文献1に記載されたように、画像表示装置の上方位置に、遊技球が画像表示装置の前側へ案内する誘導用通路を備えた導入飾り部が設けられ、かつ画像表示装置の下方位置に、画像表示装置の前側を通過する遊技球を始動口側へ向かわせるようにするガイドバーが設けられたものや、下記特許文献2に記載されたように、画像表示装置たる中央装置と、始動口たる可変入賞装置とが一体に設けられ、上記中央装置の外周部に、遊技球が入球可能な複数のワープ樋入口と、これらに入球した遊技球を上記可変入賞装置側へ案内する複数のワープ樋とが設けられたもの提案されている。
特開平9−313689号公報 特開平10−272229号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された従来構造では、遊技球の流下領域が広がって遊技球の動きの自由度がある程度確保されるが、画像表示装置の前側を通過する遊技球がガイドバーに当たった時に大きく跳ね易く、始動口側へ向かうとは限らず、始動口等の入賞口への入球率を向上することが困難である。また、上述の特許文献2に記載された従来構造では、ワープ樋により遊技球が確実に可変入賞装置側へ案内されるので可変入賞装置への入球率を向上するが、遊技球はワープ樋内を通過するので、躍動感のある遊技球の動きを楽しむことができない。
そこで本発明は、画像表示装置が大型化しても、躍動感のある遊技球の動きが制約されず、弾球遊技機本来の趣向を楽しむことができ、かつ画像表示装置の下方に設置された入球口等への入球率も良好な弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
本発明は、遊技盤面上に配置され上方に向けて開口する始動口と、
遊技盤のほぼ中央に、上記始動口に遊技球が入球することで画像を変動表示せしめる画像表示装置を備えた弾球遊技機において、
上記画像表示装置の前面には、画像表示面の外周を囲む枠状のケース部材を設け、該ケース部材の上枠部に、入球口と、該入球口へ入球した遊技球を上記ケース部材の内部へ導く球通路を設け、該球通路の球出口を、上記画像表示面の上方位置で、かつ上記画像表示装置の下方に設けられた上記始動口の鉛直方向上方位置に配置して、遊技球を上記球出口から画像表示面の前方を通過せしめて上記始動口へ向けて直線的に落下させるようになす(請求項1)。
画像表示装置の画像表示面の前方を遊技球の通過領域として有効に活用でき、画像表示面の前方を通過する遊技球を直線的に落下させるのでスピード感があり、遊技者に斬新な印象を与える。かつ遊技球を画像表示装置の下方に配置された始動口へ向けて落下させるようにしたので上記始動口への入球率を向上できる。
また本発明は、遊技盤面上に配置され上方に向かって開口する始動口と、
遊技盤のほぼ中央に、上記始動口に遊技球が入球することで画像を変動表示せしめる画像表示装置を備えた弾球遊技機において、
上記画像表示装置の前面には、画像表示面の外周を囲む枠状のケース部材を設け、該ケース部材の上枠部に、入球口と、該入球口へ入球した遊技球を上記ケース部材の内部へ導く球通路を設け、上記画像表示面の上方位置に、上記球通路から遊技球を上記画像表示面の前方に落下させる第1および第2の球出口を配し、
上記第1の球出口は、上記画像表示面の上方位置で、かつ上記画像表示装置の下方に設けられた上記始動口の鉛直方向上方位置に配置して、遊技球を上記球出口から画像表示面の前方を通過せしめて上記始動口へ向けて直線的に落下させるように構成し、
上記第2の球出口は、上記ケース部材の下枠部に形成された棚部と対向する位置に配置して、遊技球を上記球出口から画像表示面の前方を通過せしめて上記棚部へ落下させるように構成し、
上記棚部には、遊技球を取り込む取込口と、該取込口から取り込んだ遊技球を上記ケース部材の外部へ導く球通路を設け、
上記ケース部材の下端に、上記画像表示装置の直下の上記始動口へ向けて遊技球を送り出す上記球通路の球出口を設ける(請求項2)。
請求項1の発明と同様に、画像表示装置の画像表示面の前方を遊技球の通過領域として有効に活用でき、画像表示面の前方に複数の遊技球の落下経路を設けたので、遊技者により斬新な印象を与える。かついずれの落下経路も画像表示装置の下方に配置された始動口へ向けて設けてあるので上記始動口への入球率が向上する。
請求項1又は2記載の弾球遊技機において、
上記画像表示装置と上記始動口の間に、上記始動口へ遊技球を案内する遊技釘からなる遊技球通路を形成し、
該遊技球通路は、複数の遊技釘からなる左右一対の遊技釘列を備え、各遊技釘列の横方向に対向する遊技釘間の間隔を上記画像表示装置側から上記始動口側へ漸次狭くして、通路形状が下細りのテーパー状に形成する(請求項3)。
上記球出口から落下する遊技球の落下経路が始動口に対してずれても、遊技球は上記遊技球通路を形成する遊技釘に当たって始動口へ案内されるので、始動口への入球確率を向上することができる。また、上記遊技球通路を形成する遊技釘に当たった遊技球が跳ね返っても、反対側の遊技釘列の遊技釘に当たって、通路外へ飛び出さない。よって跳ね返った遊技球が遊技盤上の他の部品類に当たることがなく、部品類の破損を防ぐ。
請求項1又は2記載の弾球遊技機において、
上記画像表示装置と上記始動口との間に、遊技球の跳ね返りを制御する遊技釘列を配置し、
該遊技釘列を、上記始動口の左右の両側の斜め上方位置に、遊技盤の中央側から外側かつ斜め下方に向けて傾斜状に左右一対に設ける(請求項4)。
跳ね返った遊技球が始動口から大きく外れるのを防ぐことができる。請求項3の発明と同様に遊技球の跳ね返りを抑えて他の部品類の破損を防ぐ。
本発明によれば、画像表示装置の画像表示面の前方を遊技球の通過領域として有効に活用するようにしたので、画像表示装置が大型化しても、躍動感のある遊技球の動きが制約されず、弾球遊技機本来の趣向を楽しむことができる。かつ画像表示装置の前方を通過する遊技球を画像表示装置の下方に設置された始動口へ向けて直線的に落下させたり、落下する遊技球を一旦、画像表示装置の下部の棚部で受け、球通路により上記始動口へ向けて送り出すようにしたので上記始動口への入球率を良好にできる。
本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、遊技機は長方形の外枠111と前面枠112とを有し、前面枠112は、左端上下のヒンジ116により外枠111に対し水平方向に回動自在に取り付けられており、前面枠112と一体化している各部をメンテナンス時等に手前側に開き出すことが可能である。遊技機は、通常複数列レイアウトされる遊技機設置島に外枠111にて取り付けられ、プリペードカードユニットと交互に配置される。
前面枠112の内側には、前面枠112の高さ方向の上側略2/3の大きさをカバーする金枠113が取り付けられ、金枠113の左側を支軸にして金枠113の内周を縁取るガラス枠114が開閉可能に蝶着される。ガラス枠114にはガラス板115が二重に装填されている。ガラス板115の奥側で前面枠112の内側には遊技盤21が収納され、ガラス板115を挟んで遊技者と対向するようになっている。
前面枠112の内側にはまた、金枠113の下方にバスタブ状の上皿121と下皿124とが手前側に突出して設けられている。上皿121の本体部にはエボナイド等の汚れのつきにくいものが用いられる。上皿121の側面には賞球の払出し用等の排球出口122が開口している。
上皿121は左右に手前に膨出する膨出部を有し、左側の膨出部の頂部には、上記プリペードカードユニットに挿入されたプリペードカードの残高を表示する残高表示部133、遊技球の貸し出しを受ける場合に押下する球貸し釦131および精算する場合の精算釦132が設けられている。
下皿124は側面に溢れ球排球出口125が開口しており、上皿121満杯時の溢れ球が流入するとともに発射し損ねた戻り球の球出口となっている。また、遊技者が上皿球抜きレバー123を操作することにより溢れ球排球出口125を介して上皿121と連通するようになっており、上皿121の遊技球を下皿124に移動することが可能である。また、下皿124が遊技球で満杯となった時には、下皿球抜きレバー126の操作により下皿124の底面が開口して下皿124の下方に排出可能であり、遊技球を別箱に移すことができる。
下皿124の右側には発射ハンドル141が設けられている。発射ハンドル141は、手前側に突出して取り付けられたグリップ部142の外周にリング状の回動リング143を同軸に設けてなり、遊技者が回動リング143を時計方向に回動すれば、上皿121から供給される遊技球を遊技盤21の盤面上に発射することができる。
図2に示すように、遊技盤21の盤面上には、盤面上を略円形に縁取るように盤面に対して垂直に帯状のレール22,23が設けてある。レール22,23は図中左側の一部が二重になっており、発射ハンドル141の操作で遊技球が外側レール23に沿って発射され、レール22,23で囲まれた盤面の略円形領域内に入る。この略円形領域の中央には大型の画像表示装置4が設けられ、その周囲に種々の入賞口31,35、大入賞口32、多数の遊技釘、風車等が設けられている。
画像表示装置4の下方には入賞口31が設けられ、入賞口31はソレノイドで作動する電動チューリップである。入賞口31は画像表示装置4の始動口であり、該入賞口31へ遊技球が入球すると画像表示装置4の画像表示面410の図柄が変動する。入賞口31の左右両側には普通の入賞口35が設けてある。

入賞口31の下方には大入賞口32が設けられる。大入賞口32は、アタッカー扉が電動で作動して幅広の入球口を開閉し、「開」時には多くの入賞を見込むことができる。
また、画像表示装置4の左右両側には普通図柄作動ゲート34が設けられており、ここを遊技球が通過すると、普通図柄表示部の普通図柄が変動する。
以下、図3ないし図4に基づいて本発明を適用した画像表示装置4の詳細を説明する。画像表示装置4の前面には、画像表示面410の前面外周を囲む枠状のセンターケース40が設けてある。センターケース40は前方へ向けて開口する円形の浅い容器体状をなし、遊技盤21の盤面中央に形成された取付開口部に嵌合固定してある。センターケース40の奥面中央部には角形の表示窓42が形成してあり、該表示窓42よりセンターケース40の背面側に設置した画像表示装置本体41の画像表示面410が臨ませてある。尚、表示窓42には透明な強化合成樹脂板等からなる防護板420が嵌め込んである。
センターケース40の上縁中央位置には、遊技盤21の盤面上方へ向かって開口する入球口43が形成してある。入球口43には入球した遊技球をセンターケース40内側へ流下案内する球通路44が連設してある。球通路44の外面は、通路内を通過する遊技球が見えるように透明または半透明としてある。尚、入球口43の左右両側には、センターケース40の上半部外周縁に沿って円弧状に延びる仕切壁431が形成してあり、入球口43および球通路44以外からセンターケース40内へ遊技球が侵入できないようにしてある。
上記球通路44内には、入球口43から流下した遊技球を前方または後方へ二股に分岐する分岐部440が設けてある。分岐部440の底面には断面ほぼ山形の突起が形成してあり、流下した遊技球が上記突起の頂部に当たって自然に前側または後側へ分岐するようにしてある。
上記分岐部440から分岐した前側通路の前端には、遊技球をセンターケース40の手前側を下方へ落下させる前向きの第1の球出口441が設けてある。第1の球出口441は、画像表示装置4下方の遊技盤21上に設置された入賞口31の鉛直方向上方位置に設けてある。
上記分岐部440から後方へ延びる後側通路の後端には、遊技球をセンターケース40内下方へ向けて落下させる下向きの第2の球出口442が設けてある。これに対してセンターケース40の内側下部には、表示窓42の下縁に沿うように水平面状の棚部45が形成してあり、棚部45には第2の球出口442と対向する中央部に、第2の球出口442から落下する遊技球を受ける球受け部46が設けてある。球受け部46は遊技球の落下衝撃を吸収する発泡ウレタン等の衝撃吸収部材で成形してある。球受け部46の表面には受け止めた遊技球を棚部45の奥側方向へ案内する案内溝が形成してある。
棚部45の上面には球受け部46の奥側位置に、球受け部46からの遊技球を取り込む取込口47が形成してある。取込口47には取り込んだ遊技球をセンターケース40の下端前側へ案内する下部球通路48が連設してある。そして下部球通路48の前端には、センターケース40の下縁表面を貫通して遊技球をセンターケース40の下方へ送り出す球出口481が形成してある。球出口481は入賞口31の鉛直方向ほぼ直上位置に設けてある。
本実施形態の遊技機によれば、遊技球がセンターケース40上端の入球口43へ入球すると、上部球通路44を流下して、分岐部440で流下経路がセンターケース40の手前側かまたは奥側方向へ振り分けられる。手前側へ振り分けられた遊技球は、第1の球出口441より送り出されてセンターケース40の前方を下方へ落下する。この場合、第1の球出口441が入賞口31の鉛直方向上方に設けてあるので、遊技球は入賞口31に向かって直線的に落下することとなる。
一方、分岐部440により奥側へ振り分けられた遊技球は、第2の球出口442より送り出されてセンターケース40内の画像表示面410の手前側を直線的に下方へ落下する。第2の球出口442から落下する遊技球は、センターケース40の下部の棚部45の球受け部46で受けられる。このとき衝撃吸収部材からなる球受け部46は、遊技球の落下の衝撃を吸収して遊技球の跳ね返りを防ぐ。球受け部46で受けられた遊技球は、棚部45の取込口47より下部球通路48を通過して、下部球通路48の球出口481よりセンターケース40の下方へ送り出される。この場合も、球出口481が入賞口31のほぼ直上位置に設けてあるので、遊技球は入賞口31に向かって落下することとなる。
このように、遊技盤21の中央の画像表示装置4の前側位置に遊技球が通過できるようにしたので、画像表示装置4を大型化しても遊技球の流下領域が制約されず、遊技球の動きに躍動感のある遊技を行うことができる。また画像表示装置4の前側の遊技球の流下経路を複数設けたので、遊技球の動きが単調にならない。何れの流下経路も遊技球を直線的に落下させるので、遊技球の動きにスピード感があり、遊技者に斬新な印象を与える。また遊技球の落下速度が速い分、画像表示面410の画像表示の邪魔にならない。
更に、第1の球出口441から落下する遊技球は入賞口31へ向かって直線的に落下するので入賞口31へ入球する確率が高い。また、第2の球出口442から落下する遊技球も棚部45の下部球通路48を通過して球出口481より入賞口31へ向かって送り出されるので入賞口31へ入球する確率が高い。尚、第1の球出口441と下部球通路48の球出口481とでは、球出口481を入賞口31に対してその直上位置から若干ずらして配置し、第1の球出口441から落下する遊技球のほうが球出口481から落下する遊技球よりも入賞口31に入球しやすくして意外性を高めることが望ましい。この場合、第1の球出口441から落下する遊技球を直接的に受ける入賞口31は、内部にゴム等の衝撃吸収部材を設けたり、入賞口31自体を衝撃に強い部材で構成する。また、遊技者が遊技機台を選択する際に、第1の球出口441または下部球通路48の球出口481から落下する遊技球が入賞口31に入球しやすい遊技機台であるか否かの判断をする目安となるように、遊技機にその設置状態(設置角度)が一目でわかる水準器等の測定器を設置してもよい。即ち、遊技機の設置状態が鉛直に近いほど落下する遊技球が入賞口31に入球しやすい台であるとった判断ができる。
図5および図7には、入賞口31への入球確率を向上する他の実施形態を示す。図5に示す実施形態は、画像表示装置4と入賞口31との間に、縦方向に所定の間隔をおいて複数の遊技釘を配置した遊技釘列51を左右一対設けて、左右の遊技釘列51により第1の球出口441から落下する遊技球および下部球通路48の球出口481から送り出される遊技球を入賞口31へ案内する遊技球通路が形成してある。該遊技球通路は、各遊技釘列51の横方向に対向する遊技釘間の間隔を画像表示装置4側から入賞口31側へ漸次狭くして、通路形状が下細りのテーパー状に形成してある。また各遊技釘列51の上下の遊技釘間の間隔は遊技球が通過可能な間隔としてあり、上記遊技球通路内に、上記各球出口441,481から落下する遊技球以外にも横から遊技球が進入できるようにしている。
これによれば、図5(B)に示すように、上記各球出口441,481から落下する遊技球の落下経路が入賞口31に対してずれても、上記遊技球通路を形成する各遊技釘列51の遊技釘に当たって入賞口31へ案内される。また、図5(C)に示すように、遊技釘列51の遊技釘に当たった遊技球が跳ね返っても、反対側の遊技釘列51の遊技釘に当たって、通路外へ飛び出さない。よって跳ね返った遊技球が遊技盤上の他の部品類(例えばセンターケース40等)に当たることがなく、上記他の部品類の破損を防ぐ。
図6に示す実施形態は、画像表示装置4と入賞口31との間に、入賞口31の直上に配置された複数の案内遊技釘52に遊技球が当たって跳ね返っても、入賞口31から大きく外れないように遊技球の跳ね返りを抑制する遊技釘列53を、入賞口31の左右の両斜め上方位置に、遊技盤の中央側から外側かつ斜め下方へ向けて傾斜状に左右一対設けてある。各遊技釘列53の遊技釘間の間隔は、遊技球の通過できない寸法としてある。
図7に示す実施形態は、画像表示装置4と入賞口31との間の、入賞口31の左右の斜め上方位置に、一対の入球口37を設けるとともに、両入球口37の上方位置に、入賞口31の直上の案内遊技釘52に当たって跳ね返った遊技球を両入球口37へ案内する複数の遊技釘列54を配設してある。両入球口37へは入賞口31の案内遊技釘52に当たって跳ね返った遊技球しか入球しない。各入球口37へ入賞した場合には通常の賞球よりも多くの賞球を払出したり、確変にしたり、時短にしたり、大当りにするといった付加価値を付与することが望ましい。これによれば遊技者の期待感が増す。
これらの実施形態のように、画像表示装置4と入賞口31との間の遊技釘の配置を変えることで、入賞口31への入球確率の向上、入賞口31へ入球しなくても他の付加価値が与えられるといった期待感、遊技球の躍動感が増して遊技の興趣を豊にできる。尚、跳ね返った遊技球が勢いよくガラス板115に当たると大きな音が発生するので、遊技球が当たっても大きな音のでない透明の合成樹脂等からなる板材をガラス板115代わりに用いることが望ましい。
更に本発明では、図8および図9に示すように、画像表示装置4の上端の入球口43に、遊技球が入球したことを検知する球センサー431を設け、画像表示装置4の画像表示面410の前方を落下する遊技球に合わせて、画像表示面410の画像を変化させる演出を行うようにしてもよい。図8に示すように、本実施形態を適用した遊技機は、始動口(入賞口31)に一定期間、遊技球が入球しない場合に画像表示面410にデモ画面を表示する構成としてあり、デモ画面とはキャラクタ等を変動表示して遊技者に面白そうな遊技機であることをアピールする演出である。従って、遊技中にデモ画面が表示されこれが続くと、なかなか始動口に入球しないことを意味することとなり、遊技者に焦燥感や苛立ち感を与える。そこで、デモ画面表示中に、画像表示装置4の上端の入球口43に遊技球が入球して球センサー431がこれを検知すると、画像表示面410の中央にキャラクタ(図8では鳥)C1を表示し、遊技球が画像表示面410の前方を落下するタイミングに合わせて、あたかも落下する遊技球がキャラクタC1に当たったかのうようにキャラクタC1が倒れるような表示演出を行う。これによれば、デモ画面表示中の単調な遊技を解消し、デモ画面表示中の遊技者の焦燥感や苛立ち感を解消させることができる。
また、図9に示すように、画像表示面410の図柄変動中に、入球口43に遊技球が入球して球センサー431がこれを検知すると、画像表示面410にキャラクタ(図9では猿)C2を表示し、落下する遊技球に合わせて、あたかもキャラクタC2が持っている筒体の内に遊技球を通過させるように表示演出する。現在変動中の図柄が大当りする変動であれば、キャラクタC2が上手く遊技球を通すようにして大当り予告を行う。逆に現在変動中の図柄がはずれ変動であれば、遊技球が通らないようにしてはずれを予告する。このように落下する遊技球に合わせて大当り予告を行うことで、斬新な表示演出ができ、遊技の興趣をより豊かにできる。尚、大当り予告に限らずリーチ予告でもよい。
尚、上述の実施形態では、上部球通路44に第1および第2の球出口441,442を設けて画像表示装置4の前側に複数の遊技球流下経路を設けたが、これに限らず、上部球通路44に第1の球出口441のみ設けるようにしてもよい。
本発明を適用した弾球遊技機の斜視図である。 上記弾球遊技機の遊技盤の概略正面図である。 本発明に用いる画像表示装置のセンターケースを示すもので、図3(A)はセンターケースを斜め下方から見た斜視図、図3(B)はセンターケースを斜め上方から見た斜視図である。 図3(A)のIV−IV線に沿う断面図である。 本発明の画像表示装置の前方を落下する遊技球の画像表示装置下方の入賞口への入球率を向上するようにした他の実施形態を示すもので、図5(A)は概略正面図、図5(B),(C)は遊技球を入賞口へ案内する過程の説明図である。 本発明の入賞口への入球率を向上するようにした更に他の実施形態を示す概略正面図である。 上記入球率を向上するようにした更に他の実施形態を示す概略正面図である。 本発明の画像表示装置の前方を落下する遊技球とこれに合わせて画像表示面の画像を演出するようにした実施形態を示すもので、デモ画面表示中の演出内容の説明図である。 上記落下する遊技球と画像表示面の画像とを合わせた大当り予告の演出内容の説明図である。
符号の説明
21 遊技盤
31 入賞口(画像表示装置の下方の遊技盤上に設置された始動口
4 画像表示装置
40 センターケース(ケース部材)
410 画像表示面
43 入球口
44 上部球通路(球通路)
441 第1の球出口(球出口)
442 第2の球出口(球出口)
45 棚部
46 球受け部
47 取込口
48 下部球通路(球通路)
481 球出口
51 遊技球通路の遊技釘列
53 遊技球の跳ね返りを制御する遊技釘列

Claims (4)

  1. 遊技盤面上に配置され上方に向かって開口する始動口と、
    遊技盤のほぼ中央に、上記始動口に遊技球が入球することで画像を変動表示せしめる画像表示装置を備えた弾球遊技機において、
    上記画像表示装置の前面には、画像表示面の外周を囲む枠状のケース部材を設け、該ケース部材の上枠部に、入球口と、該入球口へ入球した遊技球を上記ケース部材の内部へ導く球通路を設け、該球通路の球出口を、上記画像表示面の上方位置で、かつ上記画像表示装置の下方に設けられた上記始動口の鉛直方向上方位置に配置して、遊技球を上記球出口から画像表示面の前方を通過せしめて上記始動口へ向けて直線的に落下させるようになしたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技盤面上に配置され上方に向かって開口する始動口と、
    遊技盤のほぼ中央に、上記始動口に遊技球が入球することで画像を変動表示せしめる画像表示装置を備えた弾球遊技機において、
    上記画像表示装置の前面には、画像表示面の外周を囲む枠状のケース部材を設け、該ケース部材の上枠部に、入球口と、該入球口へ入球した遊技球を上記ケース部材の内部へ導く球通路を設け、上記画像表示面の上方位置に、上記球通路から遊技球を上記画像表示面の前方に落下させる第1および第2の球出口を配し、
    上記第1の球出口は、上記画像表示面の上方位置で、かつ上記画像表示装置の下方に設けられた上記始動口の鉛直方向上方位置に配置して、遊技球を上記球出口から画像表示面の前方を通過せしめて上記始動口へ向けて直線的に落下させるように構成し、
    上記第2の球出口は、上記ケース部材の下枠部に形成された棚部と対向する位置に配置して、遊技球を上記球出口から画像表示面の前方を通過せしめて上記棚部へ落下させるように構成し、
    上記棚部には、遊技球を取り込む取込口と、該取込口から取り込んだ遊技球を上記ケース部材の外部へ導く球通路を設け、
    上記ケース部材の下端に、上記画像表示装置の直下の上記始動口へ向けて遊技球を送り出す上記球通路の球出口を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は2記載の弾球遊技機において、
    上記画像表示装置と上記始動口の間に、上記始動口へ遊技球を案内する遊技釘からなる遊技球通路を形成し、
    該遊技球通路は、複数の遊技釘からなる左右一対の遊技釘列を備え、各遊技釘列の横方向に対向する遊技釘間の間隔を上記画像表示装置側から上記始動口側へ漸次狭くして、通路形状が下細りのテーパー状に形成したことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1又は2記載の弾球遊技機において、
    上記画像表示装置と上記始動口との間に、遊技球の跳ね返りを制御する遊技釘列を配置し、
    該遊技釘列を、上記始動口の左右の両側の斜め上方位置に、遊技盤の中央側から外側かつ斜め下方に向けて傾斜状に左右一対に設けたことを特徴とする弾球遊技機。
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