JP5783482B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)、詳しくは、遊技盤の遊技球転動領域(遊技領域)に打ち出された遊技球が入賞可能な入賞装置を備え、その入賞装置に入賞した遊技球を遊技盤の後方領域へと排出する機構を有する弾球遊技機に関する。
弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)では、例えば、遊技球を遊技盤の遊技球転動領域に打ち出すことにより、該遊技球転動領域に備えた多数の遊技釘や風車などの遊技部材により遊技球が転動しつつ流下し、所定の入賞装置に遊技球が入賞することで賞球を得、また所定の演出がなされることにより遊技を楽しむものである。
そして、入賞装置に入賞した遊技球は、遊技盤の後方領域に設けられた集合樋に集められ、この集合樋を通って遊技機外へと排出される。
ここで、この集合樋を通過する遊技球に勢いがあると、集合樋や遊技盤裏側の部品を損傷する虞があるため、このような問題点に鑑み、集合樋を通過する遊技球の流下速度を減速させることを目的として、集合樋の通路左右内面に突起部を設けた特許文献1に開示の遊技機が先に提案されている。
特開2001−293194号公報
しかし、特許文献1に開示の遊技機では、集合樋内における遊技球の跳ね上がりを防止することは可能であるが、集合樋に集められる以前の段階で、遊技球の勢いを抑えることはできない。例えば、入賞装置から集合樋に向かって移動する遊技球に勢いがある場合においては、その移動時に集合樋や遊技盤の裏側等の部品を損傷してしまうことが考えられる。また、遊技球が跳ねて遊技盤の裏側領域に配設されている液晶表示装置に衝突し、液晶表示装置を損傷してしまう虞も考えられる。
よって、従来のように集合樋に集められてからの跳ね上がり防止のみでは、部品損傷防止対策としては不十分であった。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、入賞装置から排出される遊技球の勢いを抑制し、遊技盤裏側及び遊技盤裏側領域に存する各種部材の損傷防止を図り得る遊技機を提供することである。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技盤ベース7と、
前記遊技盤ベース7に設けられ、遊技球が入賞可能な入賞装置(例えば一般入賞装置8や始動入賞装置9)と、
前記遊技盤ベースの背面側において前記入賞装置に入賞した遊技球が通過可能に設けられると共に、前記入賞装置に入賞した遊技球を前記遊技盤ベースの背面側に排出するための入賞球通路と、
前記入賞球通路を形成する入賞球通路部材とを備えた遊技機において、
前記遊技盤ベースの背面側に備えられ、所定の可変表示開始条件が成立すると、図柄が可変表示する図柄表示領域を有する演出表示装置と、
前記入賞球通路部材内に設けられ、前記入賞球通路41から排出される遊技球の排出方向に影響を与える流路変更部材44と、
前記遊技盤ベースと前記演出表示装置との間に備えられ、前記入賞球通路41から排出された遊技球の衝突を緩衝する後方部材39とを含み、
前記遊技盤ベースは、その全域若しくは少なくとも前記演出表示装置を視認可能な領域に透明部分を有し、
前記流路変更部材44は、前記後方部材39方向に向かって下り傾斜状に突出するリブであり、
前記リブの先端と前記後方部材との間には、遊技球が通過できる間隔が形成され、
前記後方部材と前記演出表示装置との間には、前記後方部材と前記演出表示装置とが接触しない間隔が形成されていることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、入賞装置(例えば一般入賞装置8や始動入賞装置9)に入賞し、遊技盤6の後方領域B(裏側領域)へと入賞球通路41を介して排出された遊技球(排出球)は、入賞球通路41内に設けられている流路変更部材44としてのリブにより後方部材39方向に排出される。そして、この後方部材39によって遊技球の流下速度を減速し、その後に集合樋46などの遊技盤6の後方領域B(裏側領域)を転動することになるので、排出された遊技球に勢いがあった場合でも、集合樋46や遊技盤6の裏側などを傷付ける虞もないため、部品損傷対策が有効に図り得る。
第2の発明は、第1の発明において、前記後方部材は、前記図柄表示領域に重ならない位置に備えられていることを特徴とする遊技機としたことである。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記後方部材は、板状部材であることを特徴とする遊技機としたことである。
第4の発明は、第乃至第3のいずれかの発明において、前記遊技盤ベースの背面には取付部材が取り付けられ、前記後方部材は、前記取付部材に対して着脱可能であることを特徴とする遊技機としたことである。
本発明によれば、入賞装置から排出される遊技球の勢いを抑制し、遊技盤裏側及び遊技盤裏側領域に存する各種部材の損傷防止を図り得る遊技機を提供できた。
本発明の遊技機の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明遊技機の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。すなわち、本発明は、入賞装置(一般入賞装置8や始動入賞装置9)に入賞した遊技球を、遊技盤6の裏側へと排出する際の流下速度を減速させて、遊技盤6裏側の集合樋46に排出することにより、遊技盤6や遊技盤6の裏側に配されている部材の損傷を防止することを目的としていることを要部としているものであり、このような目的を達成する技術的手段として、流路変更部材44を備えた入賞球通路41と、該入賞球通路41から排出される遊技球の衝突を緩衝する後方部材39を備えたものであれば本発明の範囲内であり、本実施例では、本発明遊技機の一例として、図に示す形態の弾球遊技機を挙げて説明するが、その他の形態を有する弾球遊技機、あるいは封入球式遊技機なども対象である。以下、本発明遊技機の基本的構成の一実施形態とともに、本発明特有の構成の一実施形態について説明する。
図1は弾球遊技機の一例を示す概略斜視図、図2は種々の遊技部材を備えた遊技盤の概略斜視図、図3は遊技盤ベースを省略して示す概略斜視図、図4は取付部材の概略斜視図、図5は取付部材の裏側から見た状態で、遊技盤ベースは省略しているため遊技部材が浮いている状態で記載されている概略背面図、図6は本発明の要部を一部省略して示す概略拡大断面図、図7は始動入賞装置と、入賞球通路を示す概略斜視図である。
弾球遊技機は、遊技場の島設備に配設される本体枠1を含み、該本体枠1に遊技盤6が装着されている。
遊技盤6は、図2乃至図4に示すように、透光性部材からなる遊技盤ベース7に、後述する種々の遊技部材を備えて遊技球転動領域Aを構成するとともに、該遊技盤ベース7の背面側に取り付けられ、遊技状態表示器21や、集合樋46などを備えた取付部材33とからなる。
そして、遊技盤6の背面側には、所定の可変表示開始条件が成立すると、複数の図柄表示領域のそれぞれにおいて、複数種類の図柄が可変表示する演出表示装置(例えば液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)など)18が配設されている。
本体枠1の前面側には、透光性を有する合成樹脂板やガラス板などを組み込んで前記遊技盤6を視認可能にして開閉可能に配設される開閉扉2と、該開閉扉2の前面側に一体に備えられる上皿3と、該開閉扉2の下方にて本体枠1の前面側に配設される下皿4およびハンドル5が備えられている。
上皿3の前面側には、後述する演出表示装置18に変動表示される図柄の変動を、遊技者により停止操作可能な操作手段(図柄停止ボタン)20が備えられている。
本実施例におけるハンドル5は、図1に示すように、遊技者側から見た状態で下皿4の左側(図1にて左側)に備えられており、ハンドル5の回動操作により内蔵されている図示しない遊技球発射機構(例えば発射ソレノイドなど)を操作し、遊技球を遊技盤6の遊技球転動領域Aへ打ち出すものである。なお、ハンドル5は、遊技球を発射操作する場合に、遊技者側から見て時計方向に回転させる形態と、反時計方向に回転させる形態のいずれであってもよい。
このようにハンドル5を遊技機の左側に備えたことにより、この操作手段(図柄停止ボタン)20の操作が右手で行え、ボタン操作がし易い。
また、特に左利きの遊技者にとってハンドル操作がし易くなる。
なお、ハンドル5は、遊技者側から見た状態で右側に備えられる形態であってもよく特に限定解釈されるものではない。
遊技盤ベース7は、例えば本実施例では、その遊技盤ベース7全体を透光性部材(透明部材)で形成して裏側が視認可能な透明な遊技盤ベース7とする。また、遊技盤ベース7は、透光性部材で形成した領域を少なくとも一部に有するもので、該透光性部材で形成した領域を介して裏側に配設される演出表示装置(液晶表示装置)18が臨む。
遊技盤ベース7を形成する透光性部材は、例えば、遊技部材を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有し、かつ透明な材質のものを選択する。例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂材、ポリアリレート樹脂材などが任意に選択される。また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
遊技盤ベース7の全体を構成する透光性部材は無色透明とするが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によっては遊技盤ベース7を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、遊技盤ベース7に色彩・模様を施したりすることも可能であり、前記演出表示装置(液晶表示装置)18の表示に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、遊技盤ベース7の裏面側に配設される演出表示装置(液晶表示装置)18の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
遊技部材は、本実施例では、例えば一般入賞口となる左右の一般入賞装置8、遊技状態表示器21の特別図柄変動表示部(遊技状態表示部)13の変動表示を起動すると共に、遊技状態を大当りとするか否かの抽選処理を起動する始動領域としての始動入賞装置9、その始動入賞装置9を拡開するためのチューリップ式の普通電動役物10、大当り遊技時に開放するアタッカと称する特別電動役物を構成する大入賞装置11、遊技状態表示器21の普通図柄変動表示部14を作動させるゲート12、遊技球の流下に変化を与える図示しない多数の遊技釘などが遊技部材として遊技盤ベース7に備えられている。また、本実施例では、遊技盤ベース7に固定される基部26aから前方に向けて突出するように設け、遊技球転動領域Aを転動流下する遊技球が当たり、遊技球の流下方向を転動案内する湾曲状の遊技球誘導板26を遊技部材として備えている。すなわち、本実施例では、このような遊技球誘導板26を配設して遊技球の転動流下する領域を図面上で向かって左側の遊技球転動領域A1を通過するように制御している。従って、この構成により、その左側の遊技球転動領域A1で略中央付近に備えた始動入賞装置9への遊技球の入賞率が向上する。
取付部材33は、図4に示すように、遊技盤ベース7の背面に着脱可能に取り付けられ、本実施例では、演出表示装置18を視認可能とするための貫通孔34を設けた枠部35と、該枠部35の貫通孔34の下方領域35Kの裏側に着脱可能に設けられた後方部材39とを備えて構成されている。
枠部35は、貫通孔34の下方領域35Kの略中央位置に、前後方向で貫通した大入賞装置11を備える開口36と、その開口36の下方に前後方向で貫通したアウト口37を備える開口38が形成されている。
遊技状態表示器21は、本実施例では、図2乃至図4に示すように、図面に向かって大入賞装置11の左隣りに視認可能に備えられ、前記始動入賞装置9への遊技球の入賞を契機に、大当り判定手段によって遊技者にとって有利な大当り遊技状態に移行させるか否かの抽選を行ない、その結果に基づいて、特別図柄の変動表示の後に表示結果を表示する特別図柄変動表示部(以下、遊技状態表示部ともいう。)13と、その他、普通図柄変動表示部14、特別図柄保留記憶数表示部15、普通図柄保留記憶数表示部16、ラウンド数表示部17などで構成されている。本実施例では、取付部材33の前面側に取り付けられ、その各表示部が遊技機前面側から視認可能に透光性を有する部材からなるカバー部材40を遊技盤6の前方に配設している。
演出表示装置(液晶表示装置)18は、所定の可変表示開始条件が成立、例えば始動入賞装置9に遊技球が入賞し、遊技状態表示部13の変動表示が開始することを開始条件として複数種類の装飾図柄19a,19b,19cが変動表示を開始するスロットマシンのリールの如く装飾図柄による演出表示領域を少なくとも有していればよい。
ただし、本発明の範囲内でその他の演出画像、例えば遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報などによる演出表示領域を備えることも可能である。
また、装飾図柄19a,19b,19cの表示領域の大小及び形状は特に限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。表示領域全体の大小及び形状も任意で、本実施例のように遊技盤6全体が透明な部材からなる場合には、遊技盤6全体の大きさに対応した大きい領域にわたる大きな表示領域とすることができる。
演出表示装置(液晶表示装置)18に表示される装飾図柄は、例えばスロット機のリールのように左右に3列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に並んで区別され、それぞれが上から下に向かって回転するように変動表示されているリール画像で、各装飾図柄19a,19b,19cの列毎に複数の装飾図柄が変動表示される。表示される装飾図柄19a,19b,19cは、特別図柄とは異なる図柄であって、上述の通り、特別図柄の変動開始に応じて変動が開始され、特別図柄の表示結果が導出されるまでの間に、後述する操作手段20を遊技者が操作することによって停止表示がなされる。また、装飾図柄は、3つの図柄でなくてもよく、また変動表示の態様も上下方向に限られるものではなく、横方向あるいは前後方向などでもよい。
また、本実施例では、3つの列のそれぞれの停止表示が、それぞれ1つずつ表示される実施の形態であるが、一つの列に複数、例えば3つずつ停止表示される形態などであってもよい。
操作手段20は、本実施例では、三列で変動表示する演出表示装置18の各図柄列(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)に応じて三箇所のボタン(左図停止ボタン20a,中図停止ボタン20b,右図停止ボタン20c)が、図1に示すように、上述した上皿3の前面に横並びで備えられている。
この操作手段20の配設個所、配設個数若しくは形状などは特に限定されるものではなく本発明の範囲内で設計変更可能である。
この操作手段20は、例えば図示しない遊技制御手段(副制御基板)に電気的に接続されている。そして、左図停止ボタン20aが押下されると左図停止信号が、中図停止ボタン20bが押下されると中図停止信号が、右図停止ボタン20cが押下されると右図停止信号がそれぞれ遊技制御手段に入力されるようになっている。すなわち、それぞれの停止信号は、それぞれが対応する図柄を停止表示させるための信号であり、これら信号を受信した遊技制御手段により、演出表示装置(液晶表示装置)18に変動表示中の対応図柄列の図柄を停止表示させるための制御が行われる。つまり、左図停止ボタン20a、中図停止ボタン20b、右図停止ボタン20cは、変動表示される各装飾図柄19(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)を停止させる機能を有している。
本実施例では、図示しないが、本体枠1内で演出表示装置18の背面には、遊技の進行を制御する主制御基板(主制御回路)や、該主制御基板(主制御回路)からの信号に従って各演出装置(液晶表示装置18,スピーカなど)を制御する副制御基板(副制御回路)などの制御装置を配した基板ベースが装着されている。
本実施例では、前記開閉扉2が配設される本体枠1の前面側上部に、該本体枠1上部に備えられる左右のスピーカを覆うように任意形状のカバー部材25が配設されている。
本発明は、入賞装置、例えば本実施例では、始動入賞装置9に備えられ、該始動入賞装置9に入賞した遊技球を、遊技盤6の裏側へと排出する遊技球の流下速度を減速させて、遊技盤6裏側の集合樋46に排出することにより、遊技盤6や遊技盤6の裏側に配されている部材の損傷を防止することを目的としているものである。
本実施例では、そのための一技術的手段として、始動入賞装置9に備えられる入賞球通路41に流路変更部材44を備えるとともに、後方部材39を取付部材33の所定位置に備えている。
始動入賞装置9は、始動入賞装置9を拡開するための羽根部材10a,10aを備えたチューリップ式の普通電動役物10を備えており、本実施例では、遊技機を正面視したときに、左側の遊技球転動領域A1で略中央付近に備えられており、入賞した遊技球を遊技盤6の裏側へと排出するための球経路9bを内部に備えるとともに、該球経路9bを通って案内された遊技球を排出案内する入賞球通路41を備えている。なお、図中9dは台板を示す。
このような位置に始動入賞装置9を備えたのは、上述した通り、本実施例では、演出表示装置18の図を(左列装飾図柄19a、中列装飾図柄19b、右列装飾図柄19c)を停止するための操作手段20(左図停止ボタン20a、中図停止ボタン20b、右図停止ボタン20c)を設け、スロットマシン的な遊技を行えるようにしたためである。すなわち、前述の遊技球誘導板26により遊技球が転動流下する領域を制限した左側の遊技球転動領域A1で略中央付近に始動入賞装置9を備えることで、始動入賞装置9への遊技球の入賞率を上げることができ、スロットマシン的な遊技を行い易くすることができる。
しかし、このように遊技球が頻繁に転動流下する上記左側の遊技球転動領域A1に始動入賞装置9を備えるということは、従来のように遊技盤6の中央下方領域に始動入賞装置を備える形態と比して、その配設位置が上方となり、始動入賞装置9の遊技球排出側と、始動入賞装置9から排出された遊技球を受ける集合樋46との間の遊技盤高さ方向での距離H1が長くなってしまう。すなわち、通常、集合樋46は、一般入賞装置8よりも下方に位置しているため、本実施例の始動入賞装置9の位置から遊技球を直接排出してしまうと、集合樋46に落下させた際に落下時の衝撃で集合樋46を損傷してしまったり、あるいは落下時の流下速度によっては、集合樋46に当たって飛び跳ね、遊技盤6の裏側や演出表示装置18を損傷してしまったりする虞がある。そこで本実施例では上述のように始動入賞装置9を配設した遊技機の実効を図るため、次のような構成を採用しており、本発明の特有の構成部分でもある。
入賞球通路41は、前記始動入賞装置9に入賞した遊技球が、遊技盤6の後方領域Bに排出される際に通過する通路で、入賞球通路41は、本実施例によれば、始動入賞装置9の裏機構9c(普通電動役物ソレノイド、入賞感知スイッチなど)をカバーするカバー部材42と、始動入賞装置9の球経路9bに連通し、遊技盤6の上方から下方に向かう流路を形成する通路部材43を一体的に形成している。
カバー部材42は、その全体が透光性部材(透明部材)によって形成されており、その周縁42aの外周形状が、始動入賞装置9の台板9d部分と略同一の外周形状を有する環状に形成されており、始動入賞装置9の取付片9fと同一位置にその取付片42bを備えている。通路部材43は、前面壁43cと左右壁43d,43eとを有するとともに、その上方側、下方側及び裏側を開放し、遊技機の上方から下方に向けて連通する通路を形成してなり、前記カバー部材42の環状下端から垂設されている(図7中、カバー部材42の周縁42aの幅をW1で示し、始動入賞装置9の台板9dの周縁9eの幅をW2で示す。W1≒W2)。カバー部材42は、その環状の孔内に始動入賞装置9の裏機構9cを挿通させて、前記取付片9f,42bを同一軸上に合わせて一体に遊技盤ベース7に取り付け固定される。
そして通路部材43の内面の左右方向略中央で上端43aから下端43bに向けて連続し、かつ後方部材39方向に向けて下り傾斜状に形成した所定厚さの側面視三角形状の流路変更部材44を一体に設けている。
本実施例では、入賞球通路41の全体、すなわち、カバー部材42と通路部材43の双方共に透光性部材で形成されているが、少なくとも前記通路部材43が透光性部材で形成されているものであればよく本発明の範囲内である。また、本実施例では、上述した通り、カバー部材42と通路部材43とを一体成形しているが、カバー部材42と通路部材43とは別体に形成されるものであってもよい。
このように、始動入賞装置9の台板9dの周縁9eとカバー部材42の周縁42aが略同一形状となっており、さらに本実施例ではカバー部材42も透光性部材で形成されているので、カバー部材42が後方の演出表示装置18の視認性を妨げることがない。また、始動入賞装置9を遊技盤6に固定する部材を利用して入賞球通路41を遊技盤6に固定することができる。さらに、始動入賞装置9と同一形状でない通路部材43が透明部材で形成されているので、後方の演出表示装置18の表示を妨げない。
通路部材43は、その内面に、入賞球通路41から排出される時の遊技球の排出方向に影響を与える流路変更部材44を備え、図2乃至図4及び図6に示すように、遊技盤6を正面視したときに、少なくともその下端部45が後方部材39に重なる位置に設けられている。なお、この構成は、図5のように背面側から見た場合にも確認できる。
また通路部材43は、後方部材39との間に、少なくとも遊技球が通過可能な間隔を形成して備えられている。
流路変更部材44は、図6及び図7に示すように、前記通路部材43内の内面上端43aから下端43bにわたり連続し、後方部材39に向かって下り傾斜状に突出する側面視略三角形形状に設けられたリブ構造が採用されている。
流路変更部材44としてのリブは、本実施例ではその傾斜状の頂面44aを平坦面としているが、これに何ら限定されず、例えば湾曲面などに形成したものであってもよく本発明の範囲内で設計変更可能である。また、本実施例では左右方向で所定厚さを有するリブをもって説明するが、リブの左右方向厚さは限定されず、かつリブの長さも限定されない。また、通路部材43の前面壁43c内面の全域を後方部材39に向けて下り傾斜状に形成したものであってもよく、流下する遊技球を後方部材39方向に向けて衝突可能な形状を有するものであればよい。
その傾斜角度は、始動入賞装置9の球経路9bを通って流下してきた遊技球が、後方部材39に衝突する角度に適宜設計されるものであり、本発明の範囲内で設計変更可能である。なお、流路変更部材44の一実施形態として本実施例では、後方部材39に向かって下り傾斜状に突出する側面視略三角形状に設けられたリブをもって説明したが、流路変更部材44はこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
後方部材39は、遊技盤6の後方領域B、例えば本実施例では、前記遊技盤6と、その遊技盤6の後方に配された演出表示装置18との間に配され、前記入賞球通路41から排出された遊技球の衝突をこの後方部材39によって緩衝した後に集合樋46に落下させるようにしている。
後方部材39は、例えば図3乃至図5に示すように、前述した枠部35の下方領域35Kの上面縁35hよりも上方に延びた壁部39aを備え、そしてその前面側には、左右端付近から下り階段状に形成され、複数の入賞装置(一般入賞装置8及び始動入賞装置9)に入賞した遊技球を集合させ、下流端に設けた開口を介して一旦遊技盤6の後方領域(後方部材39の裏側)Bへと案内して遊技機外へと導く左右の集合樋46が設けられている。すなわち、本実施例では、始動入賞装置9、及び左右の一般入賞装置8の排出側は、この集合樋46に面している。そしてその左右の集合樋46の間の領域には、前記枠部35に設けた大入賞装置11用の開口36と合致する開口39bが形成されている。
すなわち、後方部材39は、遊技盤6の裏面側と演出表示装置18との間に配設され、集合樋46が遊技盤6の裏面側と前記後方部材39との間に配設されることとなる。
なお、後方部材39や集合樋46の形状は特に限定されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
また本実施例ではカバー部材42から通路部材43を垂設したが、後方部材39方向に向けて遊技球を排出可能であれば通路部材43全体を後方部材39方向に向けて傾斜させて形成してもよい。
本実施例によれば、遊技転動領域Aに打ち出され、遊技釘などにより左側の遊技球転動領域A1を転動流下し、始動入賞装置9に入賞すると、その入賞した遊技球は、球経路9bを通過して通路部材43へと案内され、通路部材43内のリブ(流路変更部材)44によって後方部材39方向へと流下する。
そして通路部材43から排出された遊技球は、一旦、後方部材39に衝突してその流下速度が減速される。そしてその後、集合樋46へと落下することとなるため、たとえ本実施例のように始動入賞装置9を左側の遊技球転動領域A1の略中央位置に配設し、集合樋46までの高さ方向の距離H1が長くなったとしても、遊技球が集合樋46に落下した時には、落下による衝撃も弱く、かつ集合樋46への落下時に飛び跳ねることもなくなる。従って、落下時の衝撃で集合樋46を破損させたり、落下時に飛び跳ねて遊技盤6裏側に衝突したり、あるいは後方部材39を飛び越えて演出表示装置18に衝突したりしてそれら部材を損傷する虞もない。
なお、本実施例では、始動入賞装置9を入賞装置の一例として挙げて説明したが、一般入賞装置8の構成に、本実施例の入賞球通路41と後方部材39との関係を考慮した設計とすることも本発明の範囲内であって適宜設計変更可能である。
本発明遊技機の一実施例を示す概略斜視図である。 種々の遊技部材を備えた遊技盤の概略斜視図である。 遊技盤ベースを省略して示す概略斜視図である。 取付部材の概略斜視図である。 取付部の裏側から見た状態で、遊技盤ベースは省略しているため遊技部材が浮いている状態で記載されている概略背面図である。 本発明の要部を一部省略して示す概略拡大断面図である。 始動入賞装置と、入賞球通路を示す概略斜視図である。
符号の説明
7 遊技盤ベース
9 始動入賞装置
39 後方部材
41 入賞球通路
42 カバー部材
43 通路部材
44 流路変更部材(リブ)

Claims (4)

  1. 遊技盤ベースと、
    前記遊技盤ベースに設けられ、遊技球が入賞可能な入賞装置と、
    前記遊技盤ベースの背面側において前記入賞装置に入賞した遊技球が通過可能に設けられると共に、前記入賞装置に入賞した遊技球を前記遊技盤ベースの背面側に排出するための入賞球通路と、
    前記入賞球通路を形成する入賞球通路部材とを備えた遊技機において、
    前記遊技盤ベースの背面側に備えられ、所定の可変表示開始条件が成立すると、図柄が可変表示する図柄表示領域を有する演出表示装置と、
    前記入賞球通路部材に設けられ、前記入賞球通路から排出される遊技球の排出方向に影響を与える流路変更部材と、
    前記遊技盤ベースと前記演出表示装置との間に備えられ、前記入賞球通路から排出された遊技球の衝突を緩衝する後方部材とを含み、
    前記遊技盤ベースは、その全域若しくは少なくとも前記演出表示装置を視認可能な領域に透明部分を有し、
    前記流路変更部材は、前記後方部材方向に向かって下り傾斜状に突出するリブであり、
    前記リブの先端と前記後方部材との間には、遊技球が通過できる間隔が形成され、
    前記後方部材と前記演出表示装置との間には、前記後方部材と前記演出表示装置とが接触しない間隔が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記後方部材は、前記図柄表示領域に重ならない位置に備えられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記後方部材は、板状部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技盤ベースの背面には取付部材が取り付けられ、
    前記後方部材は、前記取付部材に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
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