JP4049480B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機などの遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機は、遊技盤面における遊技の進行を制御する遊技制御装置から送信された賞球数情報に基づいて排出制御装置が球排出装置を駆動制御することで、遊技者に賞球を排出する。すなわち、遊技盤面に形成される遊技領域に遊技球を発射し、この発射球が遊技領域内に設けられた各種入賞口に入賞したことを条件として、遊技者に入賞に対応した遊技価値の供給をすべく、排出制御装置に賞球数情報(例えば、7個賞球、13個賞球というデータ)を送信して、排出制御装置により遊技者に遊技価値としての所定数の遊技球を賞球として供給している。
【0003】
詳しくは、遊技性を高めるために、遊技領域に複数の入賞口を設けるとともに、これら入賞口によって賞球数を異ならせ(例えば、始動入賞口に入賞すると7個、他の入賞口に入賞すると13個)、これら入賞口に入賞した入賞数を記憶する。具体的には、賞球数が2種類の場合は、一方を記憶し、他方は記憶しないことによって、両者を区別する。そして、入賞した遊技球(入賞球)は、遊技盤裏面の所謂球寄せにより集合され、その後一列に整列されて裏機構盤のセーフユニットに送られ、セーフユニット内に設けた停留機構により一時的に停留されて、セーフセンサによって1個宛検出され、その後、賞球排出に連動してセーフユニットから1個宛セーフ球排出流路に流下され、この流路の出口からパチンコ機の外部に排出されて、島設備の球回収樋に回収される。一方、いずれの入賞口にも入賞することなく遊技領域の最下部に開口したアウト口に入った遊技球(アウト球)は、遊技盤の裏側に導出された後、裏機構盤のアウト球排出流路を流下し、この流路の出口からパチンコ機の外部に排出され、島設備の球回収樋に回収される。
【0004】
そして、遊技制御装置では前記セーフセンサからの入賞球信号に基づいて、入賞球記憶を確認し、入賞球記憶が有る場合は、対応する賞球数情報(例えば、7個)を排出制御装置に送信し、また、入賞記憶が無い場合は、設定された賞球数情報(例えば、13個)を送信する。次いで、排出制御装置は、送信された賞球数情報に基づいて、例えば、裏機構盤に設けられた排出ユニットを駆動するとともに、セーフユニットの停留機構を駆動させて当該賞球排出に関わった入賞球を遊技機の外部に排出し、この排出動作が終了すると、入賞球に基づく賞球排出処理が終了する。この際、遊技制御装置においては、排出制御装置に送信した入賞球記憶を減算するタイミングは、排出制御装置への送信が終了した時、賞球排出処理が開始された時、あるいは、賞球排出処理が終了した時となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、セーフ球を一列に整列してセーフユニットに送り、このセーフユニットで1個宛検出するとともに、賞球排出に連動して1個宛流下制御するのでは、賞球排出の高速化が困難である。
また、セーフユニットから流下したセーフ球を流下するセーフ球排出流路とアウト球を流下するアウト球排出流路とを裏機構盤に別個に形成することは、限られたスペースに多数の部品を設ける必要がある裏機構盤の設計上、決して容易ではない。
【0006】
そして、賞球排出を高速にするために、上記したセーフユニットを設けることなく、すなわち、セーフユニットで1個宛検出したことに基づいて遊技制御装置から排出制御装置へ賞球数情報を送信するシステムに代えて、遊技盤面に設けられた入賞口すべてにセンサを設け、これらセンサに遊技球が入賞したことに基づいて、排出制御装置に順次賞球数情報を送信して賞球を排出処理するシステムが提案されており、このシステムによれば、入賞センサで検出した後のセーフ球の処理が自由となり、アウト球と合流することも可能である。
【0007】
しかしながら、検出後のセーフ球を流下する流路とアウト球を流下する流路とを単に合流させると、アウト球の流下方向とセーフ球の流下方向とが異なり、また数量にも大きな差があるので、合流した際の衝突で弾ね返された球がアウト口に逆流したり、又、球合流部分で球詰まりが生じるおそれがある。また、アウト口近傍の裏機構盤には賞球排出流路など他の部材が密集した状態で設けられているので、流下方向を揃えてから合流させることがスペース的に困難である。
【0008】
本発明は、上記事情を勘案してなされたもので、その目的は、賞球排出の高速化を可能とし、しかもセーフ球とアウト球を球詰まりすることなく円滑に合流させてスペース効率の向上を図ることができる遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、複数の入賞口が設けられた遊技領域を表面に形成した遊技盤を備え、
前記遊技盤は、
前記遊技領域の下部に設けられ、前記入賞口の何れにも入賞しなかったアウト球を前記遊技盤の裏面側に導出するアウト球導出部と、
前記入賞口の夫々に対応して配設され、各入賞口に入賞したセーフ球を検出するセーフ球検出手段と、
当該遊技盤の裏面側に配設され、前記セーフ球検出手段で検出されて遊技盤の裏面側を流下するセーフ球を集合させる球集合部材と、
を備えた遊技機であって、
前記球集合部材
流下するセーフ球を左右の中央側に集合させるように下面の誘導棚部を傾斜させた集合樋部と、
前記誘導棚部よりも下側の部分に形成され、前記集合樋部で集合されたセーフ球が遊技盤の外部に排出される排出口を流下下端に開設した球合流部と、
を備え、前記アウト球導出部の出口を前記球合流部に臨ませて開設し、セーフ球をアウト球に対して上方側から合流させると共に、合流後のセーフ球とアウト球とを纏めて前記排出口から前記遊技盤の外部に排出させる構成とし、
前記球合流部は、前記アウト球導出部の出口と対向する部分を前記遊技盤の後方側に膨出させ、
前記アウト球導出部の出口の上縁部分に、前記遊技盤の後方に向けて下り傾斜させた衝突傾斜面を形成することにより前記アウト球導出部の出口の上方から落下するセーフ球を前記遊技盤の後方に誘導させる誘導突部を設け、
アウト球と合流する前のセーフ球の進行方向を、後方に向けて転動するアウト球の進行方向に揃えるようにしたことを特徴とする遊技機である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はこの発明が適用される遊技機の遊技盤を示す正面図である。
遊技盤1は、表面にガイドレール等の区画部材12により区画して遊技領域11を形成し、この遊技領域11内に、複数の一般入賞口2…、始動入賞口3、アタッカーとも呼ばれる変動入賞口(大入賞口)4を設ける。また、この遊技領域11の下部、詳しくは下端部には、いずれの入賞口2,3,4にも入賞しなかったアウト球を、遊技盤1の裏面側に導出するアウト口5を開設する。
このアウト口5には、後方側に連続させて導出路26(図2参照)を設ける。この導出路26は、アウト口5から流入したアウト球を遊技盤1の裏面側に導出するための球流路であり、底面を遊技盤後方に向けて緩やかに下り傾斜させてある。そして、これらのアウト口5と導出路26は、本発明のアウト球導出部として機能する。
さらに、遊技領域11のほぼ中央には、始動入賞口3に入賞することを条件として図柄合わせ遊技等の別遊技を行う可変表示装置(特別図柄表示装置)13が取り付けられている。
この他に、遊技領域11内には、図示は省略されているが、多数の障害釘が植設されている。
【0011】
また、上記の各入賞口2,3,4に対応させて、各入賞口に入賞した遊技球(セーフ球)を識別可能に検出する入賞センサを設ける。この入賞センサは、本発明のセーフ球検出手段として機能する。
そして、入賞センサは、一般入賞口2毎に取り付けられ、各一般入賞口2…に入賞したセーフ球を検出する一般入賞センサ14…と、始動入賞口3に対応して取り付けられ、始動入賞口3に入賞したセーフ球を検出する始動入賞センサ15と、変動入賞口4に対応して取り付けられ、変動入賞口4に入賞したセーフ球を検出する計数センサ16及び継続センサ17とから構成される。
【0012】
また、図2(a)に示すように、遊技盤1の裏面には、各入賞口2,3,4に入賞して遊技盤1の裏側に排出される遊技球(セーフ球)を回収する上側セーフ球案内部材21と下側セーフ球案内部材22とを取り付けてある。
上側セーフ球案内部材21は、遊技盤1の背面に遊技球が流下し得る前後間隔を開けて延在する平板状のカバー面部と、このカバー面部の下端縁を除く他の端縁から前方に延出する側壁部と、側壁部の先端縁にフランジ状に形成した固定部とから概略構成されている。
下側セーフ球案内部材22は、上側セーフ球案内部材21と同様に、遊技盤1の背面に遊技球が流下し得る前後間隔を開けて延在する平板状のカバー面部と、このカバー面部の左右の端縁から前方に延出する側壁部と、側壁部の先端縁にフランジ状に形成した固定部とから概略構成された横長略四角形の部材である。
そして、これらの上側セーフ球案内部材21及び下側セーフ球案内部材22は、例えば、合成樹脂材により成型される。また、上側セーフ球案内部材21及び下側セーフ球案内部材22には、各種の入賞センサ14,15,16,17を取り付けるためのセンサ取付部を設けてあり、各入賞センサは、このセンサ取付部に対し、遊技盤1の後方側から取り付けられる。そして、各入賞センサからの検出信号は、信号線41を通じて遊技制御装置或いは排出制御装置等の制御装置(図示せず)に入力される。
【0013】
下側セーフ球案内部材22の下側には、この下側セーフ球案内部材22からのセーフ球を集合させるセーフ球集合部材23を、下側セーフ球案内部材22に隣接させて設ける。
【0014】
セーフ球集合部材23は、本発明の球集合部材の一種であり、図2(b)に示すように、正面から見て略T字状をした部材である。このセーフ球集合部材23は、遊技盤1の背面に遊技球が流下し得る前後間隔、詳しくは、遊技球の直径より少し広い前後間隔を開けて延在し、略T字形状に形成された平板状のカバー面部23aと、このカバー面部23aにおけるT字頭部(即ち、カバー面部23aの上半部分)の左右の端縁から前方に延出する上側壁部23b、23bと、カバー面部23aにおけるT字軸部(即ち、カバー面部23aの下半部分)の左右の端縁から前方に延出する下側壁部23c、23cと、T字頭部の左下端から軸部の左上端を結ぶカバー面部23aの端縁、及び、T字頭部の右下端から軸部の右上端を結ぶカバー面部23aの端縁から、それぞれ前方に延出する誘導棚部23d,23dと、誘導棚部23d,23dの先端縁にフランジ状に形成した固定部23e,23eとから概略構成されている。
なお、誘導棚部23dは、下側壁部23cに向かって下り傾斜した傾斜棚部として構成されている。
【0015】
このセーフ球集合部材23の上半部、詳しくは、誘導棚部23d,23dから上側の部分は、下側セーフ球案内部材22からのセーフ球を左右中央側に集合させるように下面(誘導棚部23d)を傾斜下降させた集合樋部24として機能する。
また、このセーフ球集合部材23の下半部、詳しくは、誘導棚部23d,23dよりも下側の部分は、セーフ球とアウト球とを合流させる球合流部25として機能する。そして、この球合流部25の左右幅は、図2(a)に示すように、導出路26の出口開口の左右幅とほぼ同じか、この出口開口の左右幅よりも少し広い幅に形成してある。
【0016】
また、導出路26の出口開口は、球合流部25の上部に臨ませて開設する。本実施形態では、誘導棚部23dの傾斜下端が、導出路26の出口開口の上縁とほぼ同じ高さか、この開口上縁よりも少し上方に位置するようにセーフ球集合部材23を取り付けてある。また、この球合流部25の流下下端には、排出口27を下向きに開設する。
【0017】
このような構成を有する本実施形態では、遊技領域11を流下して入賞口2,3,4に入賞した遊技球、即ち、セーフ球は、各入賞口2,3,4に対応して配設された入賞センサ(セーフ球検出手段)によって識別可能に検出される。この入賞センサからの検出信号は制御装置に入力される。そして、検出信号を受信した制御装置は、この検出信号に基づいて所要数の賞球を排出させる。
この構成では、従来行っていた、セーフユニットによるセーフ球の確認動作を省略することができ、賞球排出の高速化ができる。
【0018】
また、入賞センサで検出された後のセーフ球は、セーフ球案内部材21,22によって遊技盤1の裏面側に区画形成される入賞球流下空間を流下し、セーフ球集合部材23の集合樋部24に流入する。集合樋部24に流入したセーフ球は、集合樋部24の誘導棚部23d上に載り、この誘導棚部23dの下り傾斜によって球合流部25に向けて転動し、球合流部25内に流入する。
【0019】
一方、遊技領域11を流下したがいずれの入賞口2,3,4にも入賞せずに、アウト口5に流入した遊技球、即ち、アウト球は、導出路底面の下り傾斜に沿って後方に向けて転動し、導出路26の出口開口から遊技盤1の裏面側、つまり、球合流部25内に導出される。
【0020】
ここで、上記したように、誘導棚部23dの傾斜下端を、導出路26の出口開口の上縁とほぼ同じ高さか、この開口上縁よりも少し上方に位置するように配置してある。このため、集合樋部24で集合されたセーフ球は、導出路26から球合流部25内に導出されたアウト球に対して上方側から合流する。そして、合流後のセーフ球とアウト球は球合流部25内で纏められ、排出口27から遊技盤1の外部に排出される。
そして、この構成では、セーフ球とアウト球とをセーフ球集合部材23内で集合させた後に合流させており、セーフ球とアウト球とを纏めた状態で島設備側へ排出しているので、遊技盤1の裏面側の遊技球の流れを簡素化でき、遊技盤1の裏面スペースを有効に活用できる。
詳しくは、導出路出口の後方の空間でアウト球とセーフ球とを合流させているので、合流後のアウト球とセーフ球とを真下方向に誘導することができる。つまり、球合流部25を真下方向に延出することができる。このため、球合流部25は必要最小限の容積しか必要とせず、遊技盤1の裏面スペースを有効に活用できる。
【0021】
従って、遊技の興趣を高めるため大型化させた可変表示装置13であっても、この可変表示装置13を遊技盤1に取り付けるためのスペースを比較的容易に確保することができる。
同様に、複雑高度化する遊技制御に対応させて、高速のCPUや大容量のRAMを実装するため大型化しがちな制御装置であっても、この大型な制御装置を遊技盤1に取り付けるためのスペースを比較的容易に確保することができる。
【0022】
なお、上記の実施形態では、セーフ球案内部材21及び22と、セーフ球集合部材23とを別体としたが、一体に構成してもよい。
【0023】
また、図3に示すように、誘導棚部23dの傾斜下端が導出路26の出口開口の下縁とほぼ同じ高さか、この出口開口の高さ範囲内に位置するようにセーフ球集合部材23を取り付け、集合樋部24で集合させたセーフ球を、導出路26から導出されたアウト球の側方から合流させるように構成しても良い。
この構成においても、球合流部25を導出路26の出口開口の真下方向に延出することができる。このため、球合流部25は必要最小限の容積しか必要とせず、遊技盤1の裏面スペースを有効に活用できる。
【0024】
また、図4に示すように、誘導棚部23dの傾斜下端を、導出路26の出口開口の下縁から遊技球の直径以上、下方に離隔するようにしてセーフ球集合部材23を取り付けてもよい。
この構成では、集合樋部24で集合させたセーフ球と、導出路26から球合流部25内に導出されたアウト球との合流位置が、導出路26の出口開口よりも下側になるので、アウト口5から導出路26内に流入したアウト球が、遊技領域側に逆流する不具合を確実に防止することができる。
【0025】
また、図5に示すように、セーフ球集合部材23のカバー面部23aにおけるT字軸部(即ち、カバー面部23aの下半部分)の左右の略中央部分から前方に延出する仕切板部28をカバー面部23aと一体的に設けてもよい。
このように仕切板部28を設けることにより、左側集合樋部24a(即ち、左側の誘導棚部23d)で集められるセーフ球と、右側集合樋部24b(即ち、右側の誘導棚部23d)で集められるセーフ球とが球合流部25に流入する際に、互いに衝突するのを防止できる。従って、セーフ球とアウト球との合流をスムーズに行わせることができる。
【0026】
また、図6に示すように、セーフ球集合部材23の球合流部25の下端部分、つまり、合流後のセーフ球とアウト球とが通過する位置に、通過する遊技球〔つまり、打ち出した総合球(セーフ球+アウト球)〕を計数可能に検出する総合検出手段としての計数センサ29を配設してもよい。
本実施形態では、球合流部25の下側部分を、下側に向かうにつれて次第に幅方向に搾り、導出口27の手前で遊技球が1球ずつ通過するように球合流部25を構成し、この球合流部25における導出口27の手前の位置に計数センサ29を取り付けている。
【0027】
この計数センサ29を取り付けるための計数センサ取付部は、計数センサ29を挿入可能な開口部と、この開口部の開口縁から後方に突設し、弾性を有する係止爪部とからなる。この計数センサ取付部に計数センサ29を取り付ける場合には、近接センサ等によって構成された計数センサ29を、開口部の後方から前方へ押し込む。これにより、係止爪部が外側に撓んで計数センサ29が取付部内に挿入される。そして、計数センサ29を所定位置まで十分に押し込むと、弾性により係止爪部が戻り、この係止爪部の後端の爪で計数センサ29が係止され、固定される。
【0028】
なお、この計数センサ29からの検出信号は、例えば、外部出力端子を通じて遊技機外部に出力され、遊技店の管理装置(ホールコンピュータ)に送信される。また、この計数センサ29は、遊技球を計数可能に検出できれば良いので、横方向に複数個並べて配設してもよい。
【0029】
このように、セーフ球集合部材23の球合流部25に計数センサ29を設けると、合流後のセーフ球とアウト球との合計球数、すなわち総合球の数を、この計数センサ29のみで計数することができる。
このため、総合球を別途計数するための他の機構を設けなくて済む。即ち、従来は、アウト球とセーフ球とが別々な流下路を流下する構成であったため、パルスタンクを島設備に設け、遊技機から排出されたアウト球とセーフ球とをパルスタンクに案内し、パルスタンクに設けた計数用のセンサでセーフ球とアウト球との合計球数を計数する構成であり、大掛かりであった。
そして、本実施形態のように構成すると、上記のパルスタンクや樋部材等を設ける必要がなくなり、島設備の構成を簡素にすることができる。さらに、球合流部25に計数用センサ29を設ける構成であるため、限られた遊技盤1の裏面スペースが損なわれず、このスペースを有効に活用することができる。
【0030】
ところで、上記の実施形態では、セーフ球集合部材23のカバー面部23aにより区画される空間の前後幅は、遊技球の直径よりも少し広い程度に設定されている。そして、図2や図3の構成では、アウト口5から導出路26内に流入したアウト球が、アウト口5から遊技領域11へ逆流してしまう虞もあり得る。例えば、導出路26の出口開口26aから球合流部25内に排出されたアウト球が、上方から落下してきたセーフ球と衝突した場合に、弾ね返ったアウト球が逆流してしまう虞がある。
そして、万一、アウト球が逆流してしまうと、アウト口5の近くで球詰まり等の不具合が発生してしまう可能性があり、又、遊技者に違和感を与えてしまう。
【0031】
そこで、次に、アウト球の逆流を確実に防止できるように構成した実施形態について説明する。
図7はこの実施形態におけるセーフ球集合部材23´の球合流部分を示す縦断面図、図8は図7に示した集合部材23´の平面図である。
本実施形態では、セーフ球集合部材23´の球合流部25´、詳しくは、球合流部25´における導出路26の出口開口26aが臨む部分(つまり、出口開口26aと対向する部分)を、遊技盤後方側へ膨出させている。そして、この球合流部25´の膨出により、セーフ球とアウト球とが合流可能な空間を、遊技盤後方側に拡張している。
【0032】
詳しくは、出口開口26aの左右開口幅よりも広い範囲でセーフ球集合部材23´の左右略中央部分(図8参照)を、導出路26の出口開口26aの上縁部分よりも上方側(図7参照)から、遊技盤後方側に膨出させている。そして、出口開口26aの後方においては、球合流部25´が少なくとも遊技球の直径の2倍以上の前後幅に形成されるように構成する。
この構成を採ることにより、導出路26の出口開口26aから球合流部25´内に排出されたアウト球が上方から落下してきたセーフ球と衝突した場合においてもアウト球の逆流を防止できる。
つまり、球合流部25´が後方に拡張されているため、アウト球との衝突時においてセーフ球は、すぐにはカバー面部23aと衝突せず、後斜め下方へと進路変更する。従って、アウト球が受ける遊技盤前方への反発力は弱く、アウト球はアウト口5へ逆流することなくセーフ球とともに球合流部25´内を流下する。従って、アウト球のアウト口5への逆流を確実に防止できる。
【0033】
また、本実施形態では、導出路26の出口開口26aの上縁部分に誘導突部30を設けてある。この誘導突部30は、上方から落下するセーフ球が衝突することにより、このセーフ球を遊技盤後方側に誘導させる部材である。つまり、この誘導突部30は、アウト球と合流する前のセーフ球を、アウト球の進行方向に揃え得る部材である。
そして、本実施形態の誘導突部30は、誘導突部30における上端から遊技盤後方に向けて下り傾斜させた衝突傾斜面30aを有する略三角柱状の部材により構成してある。
【0034】
この誘導突部30を設けたので、セーフ球の流れをアウト球の流れと同じ方向、つまり、遊技盤後方側への流れに揃えることができ、しかも、セーフ球とアウト球との合流位置(つまり、両球が衝突し得る位置)を、導出路26の出口開口26aから離隔する。このため、セーフ球とアウト球との合流をスムーズに行わすことができ、万一、衝突してもアウト球のアウト口5への逆流を確実に防止できる。
【0035】
なお、この誘導突部30に関し、好ましくは、出口開口26aの左右開口幅を越える長さに形成し、誘導突部30の取付範囲内に、出口開口26aの左右幅が収まるように配設する。このように配設することにより、誘導突部30によるセーフ球の進路変更作用を効果的に発揮させることができる。
【0036】
また、図3の構成、即ち、集合樋部24で集合させたセーフ球を、導出路26から導出されたアウト球の側方から合流させる構成においては、この誘導突部を、出口開口26aの左側縁、及び、右側縁に設けることにより、上記の構成と同様なセーフ球の整流効果を得ることができる。
【0037】
次に、アウト球の逆流を確実に防止できるように構成した他の実施形態について説明する。図9はこの実施形態における球合流部分を示す遊技盤1の縦断面図である。
【0038】
本実施形態では、遊技盤1を前後方向に貫通する導出路26の下側に、この導出路26に連続させて合流用空部6を設けている。この合流用空部6は、遊技盤裏面から前方に向けて遊技盤1の厚さ方向の途中まで(詳しくは、遊技盤前面の直前まで)切り欠くことにより形成してある。そして、合流用空部6は、導出路26(アウト口5)の左右幅と同じ幅か、導出路26の左右幅よりも少し広い幅に形成してある。また、この合流用空部6の下面6aは、遊技盤1の後方に向けて下降する下り傾斜面に形成する。
【0039】
この構成では、導出路26における下面の前後長さが極く短いので、アウト口5から導出路26内に流入したアウト球は、直ちに導出路26の出口開口の下縁26a´を過ぎて落下し始める。このとき、アウト球は、放物線に沿って後ろ斜め下方に落下する。
ここで、セーフ球集合部材23により区画される球合流部25と出口開口の下縁26a´とは、合流用空部6の前後幅分だけ前後方向に離隔しており、出口開口の下縁26a´から落下したアウト球は、すぐにはセーフ球とは衝突しない。このため、アウト球とセーフ球との合流位置を、導出路26の下縁26a´よりも低くすることができる。従って、アウト球のアウト口5への逆流を確実に防止できる。
【0040】
このように、合流用空部6を設けることで、球合流部25を後方に向けて膨出させなくとも、セーフ球とアウト球とが合流し得る空間の前後幅を広げることができる。このため、セーフ球とアウト球とをスムーズに合流させて流下させることができる。
また、球合流部25を膨出させなくとも、合流し得る空間の前後幅を広くできるので、遊技盤1の奥行き寸法を短く抑えつつも、セーフ球とアウト球とをスムーズに合流させて流下させることができる。
【0041】
さらに、本実施形態では、合流用空部6の下面6aを、遊技盤1の後方に向けて下降する下り傾斜面に形成してある。このため、アウト口5から導出路26内への流入速度が非常に遅く、導出路26の下縁26a´を過ぎてほぼ真下へ落下したアウト球であっても、この下面6aによって後方側に案内され、排出口27から確実に外に排出させることができる。
【0042】
なお、以上は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、本発明はアレンジボール遊技機や雀球遊技機等の他の遊技機にも適用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、各入賞口毎にセーフ球検出手段を設けているので、このセーフ球検出手段からの検出信号に基づいて賞球排出処理を行うことができ、賞球排出の高速化が図れる。さらに、セーフ球検出手段で検出されたセーフ球を球集合部材の集合樋部で集合させ、この集合させたセーフ球とアウト球導出部から導出されたアウト球とを球集合部材の球合流部で合流させ、纏めて排出させているので、合流後の遊技球を案内するためのスペースを非常に少なくすることができる。このため、限られた遊技盤の裏面スペースを効率よく使用することができる。
【0044】
また、球合流部は、アウト球導出部の出口と対向する部分を遊技盤の後方側に膨出させ、アウト球導出部の出口の上縁部分に、遊技盤後方に向けて下り傾斜させた衝突傾斜面を形成することによりアウト球導出部の出口の上方から落下するセーフ球を遊技盤後方に誘導させる誘導突部を設け、これにより、アウト球と合流する前のセーフ球の進行方向を、後方に向けて転動するアウト球の進行方向に揃えるようにしたので、アウト球のアウト球導出部への逆流を一層確実に防止することができるし、アウト球とセーフ球の合流をスムーズに行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】(a)は遊技盤の背面図、(b)はセーフ球集合部材を説明する図である。
【図3】集合させたセーフ球を導出されたアウト球の側方から合流させる構成の遊技盤の背面図である。
【図4】導出路の出口よりも下側で集合させたセーフ球とアウト球とを合流させる構成の遊技盤の背面図である。
【図5】仕切板部を設けたセーフ球集合部材を説明する図である。
【図6】計数センサを設けたセーフ球集合部材を説明する図である。
【図7】アウト球の逆流を確実に防止できるようにした実施形態の構成を説明する断面図である。
【図8】図7の実施形態におけるセーフ球集合部材の平面図である。
【図9】アウト球の逆流を確実に防止できるようにした他の実施形態の構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 一般入賞口
3 始動入賞口
4 大入賞口としての変動入賞口
5 アウト口
6 合流用空部
11 遊技領域
12 区画部材
13 特別図柄表示装置としての可変表示装置
14 一般入賞センサ
15 始動入賞センサ
16 計数センサ
17 継続センサ
21 上側セーフ球案内部材
22 下側セーフ球案内部材
23 セーフ球集合部材
24 集合樋部
25 球合流部
26 導出路
27 排出口
28 仕切板部
29 総合検出手段としての計数センサ
30 誘導突部

Claims (1)

  1. 複数の入賞口が設けられた遊技領域を表面に形成した遊技盤を備え、
    前記遊技盤は、
    前記遊技領域の下部に設けられ、前記入賞口の何れにも入賞しなかったアウト球を前記遊技盤の裏面側に導出するアウト球導出部と、
    前記入賞口の夫々に対応して配設され、各入賞口に入賞したセーフ球を検出するセーフ球検出手段と、
    当該遊技盤の裏面側に配設され、前記セーフ球検出手段で検出されて遊技盤の裏面側を流下するセーフ球を集合させる球集合部材と、
    を備えた遊技機であって、
    前記球集合部材
    流下するセーフ球を左右の中央側に集合させるように下面の誘導棚部を傾斜させた集合樋部と、
    前記誘導棚部よりも下側の部分に形成され、前記集合樋部で集合されたセーフ球が遊技盤の外部に排出される排出口を流下下端に開設した球合流部と、
    を備え、前記アウト球導出部の出口を前記球合流部に臨ませて開設し、セーフ球をアウト球に対して上方側から合流させると共に、合流後のセーフ球とアウト球とを纏めて前記排出口から前記遊技盤の外部に排出させる構成とし、
    前記球合流部は、前記アウト球導出部の出口と対向する部分を前記遊技盤の後方側に膨出させ、
    前記アウト球導出部の出口の上縁部分に、前記遊技盤の後方に向けて下り傾斜させた衝突傾斜面を形成することにより前記アウト球導出部の出口の上方から落下するセーフ球を前記遊技盤の後方に誘導させる誘導突部を設け、
    アウト球と合流する前のセーフ球の進行方向を、後方に向けて転動するアウト球の進行方向に揃えるようにしたことを特徴とする遊技機。
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