JP2846827B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2846827B2
JP2846827B2 JP6339986A JP33998694A JP2846827B2 JP 2846827 B2 JP2846827 B2 JP 2846827B2 JP 6339986 A JP6339986 A JP 6339986A JP 33998694 A JP33998694 A JP 33998694A JP 2846827 B2 JP2846827 B2 JP 2846827B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アレンジボール機、パ
チンコ機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アレンジボール機等の弾球遊技機
では、特公平4−16196号公報に開示されるよう
に、発射レールとガイドレールとの間に、ガイドレール
の途中で失速した戻り球を下皿側に戻すための球戻し通
路を設けると共に、発射レールのガイドレール側の先端
部の下側に、ガイドレールから戻る戻り球を下方の球戻
し通路に案内する傾斜状の傾斜案内面を設けて、打撃力
不足等によりガイドレールの途中で遊技球が失速すれ
ば、戻り球となってガイドレールに沿って下降する戻り
球を球戻し通路を経由して下皿側へと戻すようになって
いる。なお、戻り球の慣性力が大きな場合は、発射レー
ル側の傾斜案内部に当接して、球戻し通路側に案内する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アレンジボール機等の
弾球遊技機において、ゲーム中に打撃力不足等によりガ
イドレールの途中で遊技球が失速する戻り球が生じれ
ば、その戻り球を速やかに球戻し通路側に案内し、しか
も球戻し通路から下皿に戻る戻り球の発生を迅速に検出
する必要がある。
【0004】即ち、アレンジボール機では、遊技盤の上
部に発射した16個の遊技球が遊技盤の所定の入賞口に
入球した時に1ゲームが終了するように、16個の遊技
球が入賞口に入球することことによって1ゲームが構成
されている。このため、ゲーム進行の迅速化を図り、ま
た遊技者のゲームに対する興趣を損なわないようにする
ためには、ガイドレールの途中で遊技球が失速して戻り
球が発生した場合には、その戻り球を直ちに球戻し通路
側に案内すると共に、戻り球の発生を検出して次の遊技
球の発射を可能にする必要がある。
【0005】しかし、従来の弾球遊技機では、戻り球が
ガイドレールから発射レール側へと戻るのを防止するた
めに、発射レールとガイドレールとの間の距離を長く確
保して、球戻し通路の入口側を含む上部側を左右方向に
広く形成し、球戻し通路の下部側を狭く絞って戻り球検
出スイッチを設けているので、戻り球検出スイッチを球
戻し通路の入口側近くに配置することができず、球戻し
通路の入口から戻り球検出スイッチまでの間隔が大きく
なっている。このため、ガイドレールに沿って下降する
戻り球を球戻し通路の入口側に確実に案内できるが、球
戻し通路に入った後に、その戻り球を迅速に検出できな
い欠点がある。
【0006】つまり、従来の弾球遊技機では、球戻し通
路の入口側から戻り球検出スイッチまでの距離が長い上
に、球戻し通路の入口を含む上部側が左右方向に大きく
広がった構造となっており、戻り球の戻り速度、飛行方
向によって、戻り球が球戻し通路の上部内でその壁面等
に衝突しながら不規則に移動するため、戻り球が球戻し
通路の入口に入ってから戻り球検出スイッチに到達する
までに時間を要し、戻り球を迅速に検出できない欠点が
ある。
【0007】特に、ガイドレールに沿って下降する戻り
球には、その個々の戻り球によって戻り速度、飛行方向
等に大きなバラツキがある。そして、球戻し通路の上部
側の広い空間に入った戻り球が、戻り速度、飛行方向等
のバラツキによる影響を受けて、球戻し通路の上部側の
広い空間内を不規則に移動しながら下方へと移動して行
くため、球戻し通路の入口に入った戻り球がその上部側
を通過する時間は、個々の戻り球によって大きく異な
り、戻り球の発生からその検出までの時間が個々の戻り
球によって大きな差が生じる欠点がある。
【0008】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、戻り
球が発生した時には、その戻り球を球戻し通路内に円滑
に案内できると共に、その戻り球を迅速に検出でき、し
かも戻り球個々での検出時間のバラツキを少なくできる
弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、発射レール23とガイドレール6 との間に、ガイドレ
ール6 の途中で失速した戻り球M を下皿21側に戻すため
の球戻し通路33を設け、発射レール23のガイドレール6
側の先端部の下側に、ガイドレール6 側からの戻り球M
を球戻し通路33に案内する傾斜状の傾斜案内部43を設け
た弾球遊技機において、球戻し通路33の入口側に、ガイ
ドレール6 側から戻る戻り球M をその飛行方向に沿って
傾斜案内部43側に案内する球案内部44を設け、この球案
内部44を発射レール23とガイドレール6 の始端側とを結
ぶ線分よりも下側に配置し、傾斜案内部43との間で球戻
し通路33の入口側を形成すべく、球案内部44をガイドレ
ール6 から傾斜案内部43側に移るに従って低くなるよう
に湾曲させ、球案内部44と傾斜案内部43との下方近傍
に、戻り球M を検出する戻り球検出スイッチ58を設けた
ものである。
【0010】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において、球戻し通路33の中途部で且つ傾斜
案内部43の下側に、球戻し通路33の入口側から傾斜案内
部43と球案内部44との間を経て戻る戻り球M が当接して
その移動方向を変更する反射壁45を設け、この反射壁45
の下流側に戻り球検出スイッチ58を設けたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明では、球戻し通路33の
入口側に、戻り球M をその飛行方向に沿って傾斜案内部
43側に案内する球案内部44を設けているので、発射レー
ル23とガイドレール6 の始端側との間の距離を長く確保
しつつ、この球案内部44と傾斜案内部43との間を狭くで
きる。このため、戻り球M が球戻し通路33の入口側で不
規則に移動することがなく、戻り球M を球戻し通路33内
に円滑に案内できる。
【0012】また、球案内部44と傾斜案内部43との下方
近傍に、戻り球M を検出する戻り球検出スイッチ58を設
けているので、球戻し通路33の入口側から戻り球検出ス
イッチ58までの距離を短くでき、球戻し通路33に入った
戻り球M を迅速に戻り球検出スイッチ58により検出でき
る。
【0013】しかも、球案内部44と傾斜案内部43との間
を狭くして、球戻し通路33内での戻り球M の不規則な移
動を規制することができるので、戻り球M が球戻し通路
33を通過する時間のバラツキを防止して、戻り球M 個々
での検出時間のバラツキを少なくすることができる。
【0014】請求項2に記載の本発明では、球戻し通路
33の中途部で且つ傾斜案内部43の下側に、球戻し通路33
の入口側から傾斜案内部43と球案内部44との間を経て戻
る戻り球M が当接してその移動方向を変更する反射壁45
を設け、この反射壁45の下流側に戻り球検出スイッチ58
を設けているので、戻り球M が反射壁45に衝突すれば、
その衝突により戻り球M の慣性力が緩和されて小さくな
り、その後の戻り球Mの移動が円滑となる。また、ガイ
ドレール6 の下端から飛行する戻り球M が直接戻り球検
出スイッチ58に当接することもなく、戻り球検出スイッ
チ58の損傷を確実に防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図5はアレンジボール機の正面図である。図5に
おいて、1 は機枠、2 は機枠1 の前面に開閉自在に枢着
された前枠である。前枠2 にはガラス扉3 及び前面板4
が装着され、その後側に遊技盤5 が着脱自在に装着され
ている。
【0016】遊技盤5 の前面には、発射された遊技球B
を案内するガイドレール6 が設けられると共に、このガ
イドレール6 によって取り囲まれた中央部に上入球口7
、下入球口8 、通過口9,10、中央入賞装置11、変動図
柄表示装置12、得点増加用の右役物作動装置13、下役物
作動装置14等が配置されており、その下側に下入賞装置
15が配置されている。
【0017】下入賞装置15は横一列状に配列された16
個の入賞口16と、各入賞口16に対応する16個の入賞図
柄表示部17とを備え、遊技盤5 の上部から落下する遊技
球Bが何れかの入賞口16に入った時に、それに対応する
入賞図柄表示部17が点灯して、1〜16までの数字を表
示するようになっている。
【0018】前面板4 には、図3にも示すように、上皿
18と、この上皿18からの遊技球B を1個ずつ発射装置19
に供給する球供給装置20とが前後に設けられている。ま
た前枠2 の下部前面には中央に下皿21が、その右側に発
射装置19用の操作ハンドル22が夫々設けられている。発
射装置19は、図2にも示すように、操作ハンドル22を操
作すれば、上皿18から16個の遊技球B を発射レール23
上に1個ずつ供給し、それを打撃槌24で打撃してガイド
レール6 へと発射するようになっている。
【0019】前枠2 の下部後面には、図2及び図3に示
すように、固定板25が設けられている。固定板25は、上
端側に遊技盤5 を下側から受ける受け部26を有し、下部
側の取り付け部27がネジにより前枠2 の後側に固定され
ている。
【0020】固定板25には、中央下部に遊技球B を下皿
21側へ戻すための球戻し口28が設けられ、左側に、賞球
払い出し装置(図示省略)により払い出された遊技球B
を上皿18側に払い出すための球払い出し口29と、前面板
4 の開閉時に球払い出し口29から払い出された遊技球B
を球戻し口28に案内するための案内通路30とが上下に設
けられている。
【0021】また固定板25には、発射レール23の他に、
球供給装置20から発射レール23上に供給された遊技球B
を発射位置に止めるためのストッパー31と、発射位置の
遊技球B の有無を検出する球検出スイッチ32と、球戻し
通路33を形成するための通路形成部材34とが装着されて
いる。なお、球戻し通路33はガイドレール6 の途中で失
速した戻り球M を下皿21側に戻すためのものである。
【0022】発射レール23は、ステンレス等の板金材を
断面M字状に折り曲げ形成したもので、上側のV字状の
球案内溝35と、この球案内溝35の前後両側から下方に突
出する前後一対の前板部36及び後板部37とを有し、固定
板25の前面側に取り付けベース38を介して取り付けられ
ている。取り付けベース38には、前方に突出するボス部
39が長手方向に略等間隔をおいて4個設けられており、
これらの各ボス部39に発射レール23の後板部37が貫通さ
れ、ボス部39の先端に前板部36を当接させた状態でネジ
40により固定されている。
【0023】発射レール23のガイドレール側には、図1
に示すように、その板部間に下側から球受け部材41が嵌
合されている。球受け部材41は略レ字状であって、取り
付けベース38の2個のボス部39に嵌脱自在に嵌合する嵌
合孔42と、ガイドレール6 の先端部下側に位置し右下が
りに傾斜した傾斜案内部43とを有している。傾斜案内部
43は、ガイドレール6 の下端から発射レール23側に飛行
した戻り球M を下方に案内するためのもので、戻り球M
の飛行方向の延長上に設けられている。
【0024】通路形成部材34は、球案内部44と、反射壁
45と、球誘導路46と、スイッチ装着部47とを上流側から
下流側に順に備えると共に、前後に前板部48及び後板部
49を有し、合成樹脂材料により一体に形成されている。
【0025】各板部48,49 には、図4に示すように、位
置決め用の嵌合凹部50a,50b とネジ挿通孔とが同心状に
設けられており、各嵌合凹部50a,50b に固定板25の取り
付けボス51、嵌合突部52を夫々嵌合させ、且つ後板部49
を固定板25の前面に接触させた状態で、後板部49が固定
板25に、前板部48が取り付けボス52に夫々ネジ53a,53b
により着脱自在に取り付けられている。
【0026】球案内部44は、球戻し通路33の入口側にお
いて、ガイドレール6 側から戻る戻り球M をその飛行方
向に沿って傾斜案内部43側に案内するためのもので、発
射レール23とガイドレール6 の始端側とを結ぶ線分より
も下側に配置されている。この球案内部44は平面視帯板
状であって、傾斜案内部43との間で球戻し通路33の入口
側を形成すべく、ガイドレール6 から傾斜案内部43側に
移るに従って徐々に低くなるように傾斜状に湾曲して形
成され、その湾曲方向の両端が補強リブ54に橋絡状に連
結されている。補強リブ54は後板部49の右上縁部に沿っ
て前方に略直角に突設されている。
【0027】反射壁45は、球戻し通路33の入口側から傾
斜案内部43と球案内部44との間を経て戻る戻り球M を当
接させて、戻り球M の移動方向をく字状に変更するため
のもので、傾斜案内部43下端の下側から下方に延びるよ
うに、前板部48から後方に略直角に突出形成されてい
る。
【0028】反射壁45の下流側には、球戻し通路33の入
口側に対して、反射壁45に当接する戻り球M の反射方向
に球戻し通路33をく字状に屈曲させる球誘導路46が設け
られている。この球誘導路46は、反射壁45の下端から左
下がりに傾斜した誘導壁55と、前板部48の左上端縁から
後方に突出した傾斜壁56との間に形成されている。誘導
壁55と傾斜壁56との間隔は、戻り球M が1個通過し得る
ように、戻り球M の直径より若干大きく形成されてい
る。なお、傾斜壁56の上端には、球案内部44の湾曲の延
長上となるように、その上端が補強リブ54の下端に連結
された連結壁57が設けられている。
【0029】球誘導路46の下流側には、戻り球検出スイ
ッチ58を装着するためのスイッチ装着部47が設けられて
いる。このスイッチ装着部47は、傾斜壁56の下端から下
方に延びる側壁59に形成された前後方向のガイド溝60
と、前板部48の裏面側に形成された嵌合凹部61と、嵌合
凹部61の下側から後方に突出しかつ側壁59との間に所定
の間隔を有するスイッチ支持部62とを備えている。そし
て、ガイド溝60に戻り球検出スイッチ58の先端部を後側
から挿入し、嵌合凹部61に戻り球検出スイッチ58の側端
部を嵌合し、スイッチ支持部62に戻り球検出スイッチ58
の本体部を支持させた状態で、固定板25との間に戻り球
検出スイッチ58が挟持されている。なお、戻り球検出ス
イッチ58は、戻り球検出用の検出孔65を有している。
【0030】球戻し口28の前側には、上方が開放し且つ
底面が後下がりに傾斜した球受け部67が設けられ、球戻
し通路33又は球案内通路30を通過した遊技球B が球戻し
口28に入球するようになっている。球戻し口28は後側で
連結管68に連結され、連結管68の下端が下皿21に連通し
た集球部69の上方に位置しており、球戻し口28に入球し
た遊技球B が連結管68及び集球部69を経て下皿21に戻る
ようになっている。
【0031】通路形成部材34の左側には、固定板25の前
面から前方に突出した上下方向に延びるリブ状の隔壁70
が設けられている。この隔壁70の上端部には、左端側が
球払い出し口29の右上端部に連結された左上がりのレー
ル受け部71が連結され、このレール受け部71上にガイド
レール6 の下端側が載置されている。
【0032】レール受け部71の略中央には、落下防止板
72が装着されている。落下防止板72はガイドレール6 に
沿って移動する遊技球B の前面板4 側への落下を防止す
るためのものであって、後方に突出する上下方向に弾性
変形自在なロック片73と、左右一対の位置決めピン74と
を有している。そして、落下防止板72のロック片73と各
位置決めピン74とが、レール受け部71に設けたロック片
挿入孔75と一対の嵌合孔76とに夫々挿入され、ロック片
73の係止部をロック片挿入孔75の被係止部に係止させる
ことにより、レール受け部71に落下防止板72を着脱自在
に取り付けている。
【0033】次に、上記構成のアレンジボール機におけ
る動作を説明する。ゲームの開始に際しては、上皿18に
遊技球B を入れておき、発射用の操作ハンドル22を廻す
と、発射装置19が作動し、上皿18から発射レール23上に
1個ずつ供給される遊技球B を打撃槌24で打撃して、遊
技球B をガイドレール6 に沿って遊技盤5 の上部側に発
射する。なお、1ゲームに使用する遊技球B は16個で
ある。
【0034】遊技盤5 上に発射された遊技球B は、上入
球口7 等に入球するか、又は下入賞装置15に横一列に配
置された16個の入賞口16の何れかに入球する。そし
て、何れかの入賞口16に遊技球B が入球すれば、それに
対応する入賞図柄表示部17が点灯して入賞図柄の数字を
表示する。
【0035】打撃槌24により打撃された遊技球B は、通
常、発射レール23からガイドレール6 へと案内され、こ
のガイドレール6 を経て遊技盤5 の上部側に達した後、
遊技盤5 に沿って障害釘等に当たりながら下方に落下す
る。また打撃力不足等によってガイドレール6 の途中で
失速した遊技球B は、ガイドレール6 に沿って下方に戻
り、ガイドレール6 の下端から発射レール23側に飛行し
て、発射レール23側の傾斜案内部43と球案内部44との間
から球戻し通路33内に入る。
【0036】この時、球戻し通路33の入口側に、戻り球
M をその飛行方向に沿って傾斜案内部43側に案内する球
案内部44を設けているので、発射レール23とガイドレー
ル6との間の距離を長く確保しつつ、この球案内部44と
傾斜案内部43との間を狭くすることができる。このた
め、戻り球M が球戻し通路33の内で不規則に移動するこ
とがなく、戻り球M を球戻し通路33内に円滑に案内する
ことができる。
【0037】また、球戻し通路33の入口側に、戻り球M
をその飛行方向に沿って傾斜案内部43側に案内する球案
内部44を設けているので、戻り球M が球案内部44又は傾
斜案内部43に接触する際における、各案内部と戻り球M
とのなす角度を小さく抑えることができ、接触時に戻り
球M が受ける衝撃が少なく、この点においても、球戻し
通路33の下流側に戻り球M を円滑に案内することができ
る。
【0038】このため、球案内部44と傾斜案内部43との
下方近傍に、戻り球M を検出する戻り球検出スイッチ58
を設けることができ、球戻し通路33の入口側から戻り球
検出スイッチ58までの距離を短くでき、球戻し通路33に
入った戻り球M を迅速に戻り球検出スイッチ58により検
出することができる。しかも、球案内部44と傾斜案内部
43との間を狭くしているので、戻り球M が球戻し通路33
の上部内で不規則に移動することがなく、その上部側を
通過する時間のバラツキを防止して、戻り球M 個々での
検出時間のバラツキを少なくすることができる。
【0039】球案内部44と傾斜案内部43との間を通過し
た戻り球M は、反射壁45に当接してその移動方向が変更
され、球誘導路46側に案内された後、球誘導路46を通っ
て戻り球検出スイッチ58側に移動する。戻り球M が反射
壁45に衝突すれば、その衝突により戻り球M の慣性力が
緩和されて小さくなり、その後の戻り球M の移動を円滑
に行わせることができる。また、ガイドレール6 の下端
から飛行した戻り球Mが直接戻り球検出スイッチ58に当
接することがなく、戻り球検出スイッチ58の損傷を確実
に防止することができる。
【0040】戻り球検出スイッチ58側に案内された戻り
球M は、検出孔65を通って下方の球受け部67上に落下
し、球戻し口28、連結管68及び集球部69を経て下皿21へ
と戻って行く。また、戻り球M が検出孔65を通過する際
に、その戻り球M は戻り球検出スイッチ58により検出さ
れ、その検出信号によって球供給装置20から発射位置に
遊技球B が1個供給される。
【0041】上記構成によれば、ガイドレール6 の途中
で失速して戻り球M が発生した場合に、その戻り球M を
球戻し通路33内に円滑に案内できると共に、その戻り球
を迅速に検出できるので、ゲーム進行の迅速化を容易に
図ることができると共に、遊技者のゲームに対する興趣
の向上を図ることもできる。
【0042】また球案内部44等を設けた通路形成部材34
を、発射レール23とガイドレール6との間の下側に着脱
自在に装着しているので、戻り球M を迅速に検出でき、
しかも戻り球M 個々での検出時間のバラツキを少なくで
きる球戻し通路33を極めて容易に設けることができると
共に、通路形成部材34又は戻り球検出スイッチ58が損傷
すれば、通路形成部材34を取り外して通路形成部材34又
は戻り球検出スイッチ58を新しいものと交換することも
できる。
【0043】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はない。例えば、戻り球検出スイッチ58は、戻り球M が
生じた場合に、この戻り球M と次に発射される遊技球B
との間で生じる衝突の繰り返しを防止する場合に用いる
ことも可能である。即ち、先行の戻り球M がガイドレー
ル6 に沿って球戻し通路33の入口側まで戻る前に、打撃
槌24が発射位置にある次の遊技球B を発射し、その遊技
球B が球戻し通路33の入口側を通過してガイドレール6
まで到達すれば、ガイドレール6 の途中で2個の遊技球
B が衝突することになる。
【0044】この場合、後続の遊技球B は、その衝撃に
よって球戻し通路33の入口側に移動して、戻り球M とな
って球戻し通路33から下皿21へと戻されて行き、戻り球
検出スイッチ58により検出される。そこで、この検出時
に発射位置に遊技球B があれば、発射モーターを停止さ
せるようにすれば、後続の遊技球B の発射による衝突現
象の繰り返しを防止できると共に、この発射動作の中断
中に、先行の遊技球Bを戻り球M として球戻し通路33か
ら下皿21に戻ずことができる。なお本発明は、パチンコ
機にも用いることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、発射
レール23とガイドレール6 との間に、ガイドレール6 の
途中で失速した戻り球M を下皿21側に戻すための球戻し
通路33を設け、発射レール23のガイドレール6 側の先端
部の下側に、ガイドレール6 側からの戻り球M を球戻し
通路33に案内する傾斜状の傾斜案内部43を設けた弾球遊
技機において、球戻し通路33の入口側に、ガイドレール
6 側から戻る戻り球M をその飛行方向に沿って傾斜案内
部43側に案内する球案内部44を設け、この球案内部44を
発射レール23とガイドレール6 の始端側とを結ぶ線分よ
りも下側に配置し、傾斜案内部43との間で球戻し通路33
の入口側を形成すべく、球案内部44をガイドレール6 か
ら傾斜案内部43側に移るに従って低くなるように湾曲さ
せ、球案内部44と傾斜案内部43との下方近傍に、戻り球
M を検出する戻り球検出スイッチ58を設けているので、
以下に示すような顕著な効果を奏する。
【0046】 球戻し通路33の入口側に、ガイドレー
ル6 側から戻る戻り球M をその飛行方向に沿って傾斜案
内部43側に案内する球案内部44を設けているので、発射
レール23とガイドレール6 との間の距離を長く確保しつ
つ、この球案内部44と傾斜案内部43との間を狭くするこ
とができる。このため、戻り球M が球戻し通路33の上部
内で不規則に移動することがなく、戻り球M を球戻し通
路33内に円滑に案内することができると共に、球案内部
44と傾斜案内部43との下方近傍に、戻り球M を検出する
戻り球検出スイッチ58を設けることができる。
【0047】 球戻し通路33の入口側に、戻り球M を
その飛行方向に沿って傾斜案内部43側に案内する球案内
部44を設けているので、戻り球M が球案内部44又は傾斜
案内部43に接触する際における、各案内部43,44 と戻り
球M とのなす角度を小さく抑えることができ、接触時に
戻り球M が受ける衝撃が少なく、この点においても、球
戻し通路33の下流側に戻り球M を円滑に案内することが
できる。
【0048】 球案内部44と傾斜案内部43との間に球
戻し通路33の入口側を形成し、この球案内部44と傾斜案
内部43との下方近傍に、戻り球M を検出する戻り球検出
スイッチ58を設けているので、球戻し通路33の入口側か
ら戻り球検出スイッチ58までの距離を短くでき、前記球
戻し通路33内での戻り球M の不規則な移動を防止できる
ことと相俟って、球戻し通路33に入った戻り球M を迅速
に戻り球検出スイッチ58により検出することができる。
【0049】 球案内部44と傾斜案内部43との間を狭
くして、球戻し通路33内での戻り球M の不規則な移動を
規制することができるので、戻り球M が球戻し通路33を
通過する時間のバラツキを防止して、戻り球M 個々での
検出時間のバラツキを少なくすることができる。
【0050】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、球戻し通路33の中途部で且つ
傾斜案内部43の下側に、球戻し通路33の入口側から傾斜
案内部43と球案内部44との間を経て戻る戻り球M が当接
してその移動方向を変更する反射壁45を設け、この反射
壁45の下流側に戻り球検出スイッチ58を設けているの
で、以下に示すような顕著な効果を奏する。
【0051】 球戻し通路33の中途部で且つ傾斜案内
部43の下側に、球戻し通路33の入口側から傾斜案内部43
と球案内部44との間を経て戻る戻り球M が当接してその
移動方向を変更する反射壁45を設けているので、戻り球
M が反射壁45に衝突すれば、その衝突により戻り球M の
慣性力が緩和されて小さくなり、その後の戻り球M の移
動が円滑となる。
【0052】 反射壁45の下流側に戻り球検出スイッ
チ58を設けているので、ガイドレール6 の下端から飛行
した戻り球M が直接戻り球検出スイッチ58に当接するこ
とがなく、戻り球検出スイッチ58の損傷を確実に防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す弾球遊技機の要部の正
面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す弾球遊技機の前面板開
放時の正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す弾球遊技機の正面図で
ある。
【符合の説明】
6 ガイドレール 21 下皿 23 発射レール 33 球戻し通路 43 傾斜案内部 45 反射壁 46 球誘導路 58 戻り球検出スイッチ M 戻り球

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射レール(23)とガイドレール(6) との
    間に、ガイドレール(6) の途中で失速した戻り球(M) を
    下皿(21)側に戻すための球戻し通路(33)を設け、発射レ
    ール(23)のガイドレール(6) 側の先端部の下側に、ガイ
    ドレール(6) 側からの戻り球(M) を球戻し通路(33)に案
    内する傾斜状の傾斜案内部(43)を設けた弾球遊技機にお
    いて、球戻し通路(33)の入口側に、ガイドレール(6) 側
    から戻る戻り球(M) をその飛行方向に沿って傾斜案内部
    (43)側に案内する球案内部(44)を設け、この球案内部(4
    4)を発射レール(23)とガイドレール(6) の始端側とを結
    ぶ線分よりも下側に配置し、傾斜案内部(43)との間で球
    戻し通路(33)の入口側を形成すべく、球案内部(44)をガ
    イドレール(6) から傾斜案内部(43)側に移るに従って低
    くなるように湾曲させ、球案内部(44)と傾斜案内部(43)
    との下方近傍に、戻り球(M) を検出する戻り球検出スイ
    ッチ(58)を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 球戻し通路(33)の中途部で且つ傾斜案内
    部(43)の下側に、球戻し通路(33)の入口側から傾斜案内
    部(43)と球案内部(44)との間を経て戻る戻り球(M) が当
    接してその移動方向を変更する反射壁(45)を設け、この
    反射壁(45)の下流側に戻り球検出スイッチ(58)を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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