JPS6243576Y2 - - Google Patents

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JPS6243576Y2
JPS6243576Y2 JP1980187512U JP18751280U JPS6243576Y2 JP S6243576 Y2 JPS6243576 Y2 JP S6243576Y2 JP 1980187512 U JP1980187512 U JP 1980187512U JP 18751280 U JP18751280 U JP 18751280U JP S6243576 Y2 JPS6243576 Y2 JP S6243576Y2
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prize ball
gutter
control rod
balls
discharge
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、緩く下り傾斜する横樋部分と、該横
樋部分から略々垂直に延在する縦樋部分とを有す
る賞球樋に賞球規制部と賞球排出部を設けたパチ
ンコ機の賞球排出装置に関するものである。
〈従来の技術〉 賞球規制部のストツパを賞球樋内に出没させて
賞球の流下を制御するパチンコ機の賞球排出装置
は従来公知である。そして、ストツパをスプリン
グの付勢力を利用して賞球樋内に進入させるよう
にした賞球排出装置が実開昭47−32079号公報に
より知られている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来の賞球排出装置の殆どは、
電磁石の駆動力によりストツパを賞球樋内に強制
的に入り込ませているため、ストツパの先端が丁
度球と球との間に落下しなかつた場合にはストツ
パを破損したり、或は賞球規制部の軸等に過負荷
がかかつて軸等を破損するなどのトラブルが発生
していた。
また、スプリングの付勢力を利用してストツパ
を賞球樋内に進入させる従来の賞球排出装置は賞
球樋が直線的な構造であるため横方向に大型にな
りやすいとともに迅速な賞球排出動作を行うこと
が比較的困難であつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、遊技盤
の裏面側に設けた賞球用タンクから導出樋と賞球
樋と賞球排出樋とを連設し、上記賞球樋の上流側
には賞球の流下を規制する賞球規制部を臨ませ、
下流側には賞球樋内の球を賞球排出樋に流下させ
る賞球排出部を設け、上記賞球樋には緩く下り傾
斜する横樋部分と該横樋部分の傾斜下端から略々
垂直に延在する縦樋部分とを形成し、上記横樋部
分には賞球規制部を位置させるとともに縦樋部分
には賞球排出部を位置させ、上記賞球規制部は先
端に爪部を有する傾動可能な規制制御杆と、該規
制制御杆に弾性的に当接している回動可能な連結
杆とからなり、前記賞球排出部は先端にストツパ
を設けて電磁石の駆動により傾動する排出制御杆
で構成し、連結杆をスプリングで付勢して規制制
御杆の爪部を縦樋部分の上方に位置させるととも
に連結杆の端部を排出制御杆に弾性的に当接して
ストツパを縦樋部分内に位置させ、前記電磁石の
作用で排出制御杆を付勢に抗して回動させてスト
ツパを縦樋部分から外し、同時に連結杆を付勢に
抗して回動させながら規制制御杆を傾動して爪部
を弾性的に横樋部分内に挿入するようにしたもの
である。
〈作 用〉 賞球排出装置が作動しない状態においては、賞
球樋内の球は賞球排出部のストツパにより流下を
妨げられて停止する。そして、電磁石が励磁して
賞球排出装置を作動状態にすると、ストツパが外
れて賞球樋内の球が流下し始めるとともに、賞球
規制部の規制制御杆が傾動して先端の爪部が賞球
樋内に進入する。このとき、爪部は弾性的に賞球
樋内に進入するので、爪部や規制制御杆の軸等に
過負荷がかかることはない。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
パチンコ機の裏側には、上方に賞球用タンク
1、該賞球用タンク1内の球を一列又は複数列
(図面の実施例では2列)として導出する導出樋
2、打球が入賞して遊技盤の裏側に流出された場
合にこの入賞球を受け入れる集合樋3などを設
け、本実施例では上記集合樋3の内部を仕切部4
……により3つに区画して第1入賞部5、第2入
賞部6、第3入賞部7を形成してある。
第1入賞部5は遊技盤の表面に形成した遊技部
の上方に配設した第1入賞口5′、第2入賞部6
は遊技部のほぼ中央に配設した第2入賞口6′、
第3入賞部7はその他の第3入賞口7′……にそ
れぞれ連通し、第1入賞口5′に入つた打球は第
1入賞部5により、第2入賞口6′に入つた打球
は第2入賞部6により、第3入賞口7′に入つた
打球は第3入賞部7により回収され、各入賞部の
底面の排出口から流出するように構成されてい
る。各入賞部5,6,7の傾斜下方の排出口には
入賞球が通つたことを検出するリミツトスイツ
チ、近接スイツチなどからなる第1検出部8、第
2検出部9、第3検出部10をそれぞれ設け、各
検出部8,9,10の下方には各検出部を通過し
た入賞球をパチンコ機の下方に導く排出樋11を
接続してある。したがつて、打球がいずれかの第
1入賞口5′、第2入賞口6′、第3入賞口7′に
入ると、対応する第1入賞部5、第2入賞部6、
第3入賞部7に導かれて第1検出部8、第2検出
部9、第3検出部10のいずれかにより検出され
た後に排出樋11を通つてパチンコ機の下方に排
出される。また、排出樋11の途中の遊技盤には
アウト口12を開設してあるので、いずれの入賞
部にも入らなかつた打球がアウト口12に入つて
アウト球となると、このアウト球は排出樋11内
を通つてパチンコ機の下方に排出される。
前記した導出樋2の底部には上方に付勢した検
出板13を設けてある。したがつて、賞球用タン
ク1が空になり、導出樋2内の球も不足すると、
検出板13に臨ませて設けたスイツチが作動し
て、パチンコ機列の上方に配設した球補給樋から
賞球用の球を賞球用タンク1内に補給することが
できる。導出樋2の傾斜下端には第1屈曲部14
を形成して折返状の傾斜樋15を延出し、該傾斜
樋15の傾斜下端に第2屈曲部16を形成して賞
球樋17を延出し、賞球樋17の傾斜下端に賞球
排出樋18を連設する。したがつて、上記した導
出樋2、傾斜樋15、賞球樋17及び賞球排出樋
18はその順に連通し、賞球用タンク1内から導
出された球が賞球用タンク1、導出樋2、傾斜樋
15、賞球樋17に充満している。そして、賞球
樋17には緩く下り傾斜する横樋部分17aと、
該横樋部分17aの傾斜下端から略々垂直に延在
する縦樋部分17bとを形成し、上記横樋部分1
7aには第1賞球規制部19及び第2賞球規制部
20を位置させるとともに縦樋部分17bには賞
球排出部21を位置させ、賞球排出部21により
賞球樋17内の球を止める。
賞球排出樋18は、流下端がパチンコ機表面に
設けた上部供給皿(図示せず)の連通口22に接
続されており、いずれか一方又は両方の第1賞球
規制部19、第2賞球規制部20と賞球排出部2
1とが作動して球が流下すると、これらの球は賞
球排出樋18内を通つて連通口22から上部供給
皿に賞球として排出される。そして、上記連通口
22の一側とパチンコ機表面に設けた下部受皿
(図示せず)に開口する連通口23との間にはオ
ーバーフロー樋24を設けてあるので、上部供給
皿に球が充満している状態で賞球排出樋18から
球が流下すると、これらの球はオーバーフロー樋
24を通つて下部受皿に排出される。
第1賞球規制部19は、第5図に示すように、
第1規制制御杆26の基端を裏機構盤に軸25に
より枢着し、該第1規制制御杆26の一側面に長
さ方向に沿つて浅い第1溝27を形成し、該第1
溝27の内部に球径程度の間隔で複数の第1受窪
部28……を設け、上記第1溝27に装着する第
1腕杆29の横向き第1係合部30を第1受窪部
28のいずれかに挿着し、第1腕杆29の先端に
設けた第1爪部31を前記賞球樋17の横樋部分
17aに上方から臨ませてなる。上記した第1腕
杆29には球径程度の間隔で複数の通孔32を開
設してあり、適宜に選択した第1受窪部28に第
1係合部30を挿着するとともにビス33を通孔
32に通して止着することにより第1爪部31の
位置を適宜に設定することができる。
第1規制制御杆26の軸着基端側には下向きに
形成した突出片34に横向きの係止ピン35を突
設し、第1規制制御杆26の基端と共に軸25に
よつて軸着した連結杆36の前面に上記係止ピン
35を臨ませる。そして、第1規制制御杆26と
上記連結杆36との間には、第2図に示すよう
に、スプリング37を張設して係止ピン35が連
結杆36の前面を圧接するように付勢する。な
お、上記突出片34を第1規制制御杆26の幅方
向に亘つて突設した場合、或は幅のほぼ中央に突
設した場合には、該突出片34を直接連結杆36
に当接してもよい。第1賞球規制部19の第1爪
部31は、2列のパチンコ球流路を有する賞球樋
17の両流路に上方から臨む。そして、常にはス
プリング56が連結杆36を付勢し、該連結杆3
6が係止ピン35を第2図時計廻り方向に付勢し
ているので、第1爪部31が賞球樋17から外れ
た状態で静止し、両流路を開放している。一方、
連結杆36の前面が係止ピン35から離隔する
と、スプリング37が第1賞球規制部19を第2
図反時計廻り方向に付勢しているので、第1爪部
31が該スプリング37の付勢力によつて両流路
内に進入し、球の流下を止めることができる。
前記した第2賞球規制部20は、第1賞球規制
部19とほぼ同じ様な構成であり、軸38により
基端を裏機構盤に枢着した横長な第2規制制御杆
39の一側面に長さ方向に沿つて浅い第2溝40
を形成するとともに、球径程度の間隔で複数の第
2受窪部41……を形成し、第2腕杆42の横向
き第2係合部43を第2受窪部41のいずれかに
挿着し、先端の第2爪部44を賞球樋17の横樋
部分17aに下方から臨ませてなる。第2腕杆4
2には複数の通孔45が球径程度の間隔で形成さ
れており、ビス46によつて第2爪部44の位置
を自由に設定しながら第2腕杆42を固定するよ
うにしてある。そして、第2規制制御杆39の軸
着基端に下向きのアーム47を形成し、該アーム
47の先端に第1電磁石48のロツド49を連結
する。該ロツド49には、第1電磁石48が消磁
しているときロツド49を突出させるスプリング
50を設け、該スプリング50の付勢により第2
爪部44が賞球樋17の横樋部分17aから外れ
るように構成してある。
第2爪部44は、第1爪部31より下流側の横
樋部分17aに臨み、2列のパチンコ球流路を有
する横樋部分17aの両流路内に下方から進入可
能であり、両流路を開放して球を流下させたり、
球の流下を止めたりすることができる。
賞球排出部21は、対向する2枚のL字状排出
制御杆51,51の屈曲部分を裏機構盤に軸着す
るとともに、上端に球径程度高さを異ならせて設
けたストツパ52,52を賞球樋17の縦樋部分
17bの各流路内に出没可能に臨ませ、横向きに
延出する自由端側に第2電磁石53のロツド54
を連結してなる。排出制御杆51に設けた両スト
ツパ52,52の位置を球径程度異ならせたの
は、ス出する賞球の数を奇数にするためであり、
賞球が偶数の場合には同じ高さのストツパ52を
有する排出制御杆51を設ければよい。排出制御
杆51にはスプリング55を連結して第2電磁石
53の消磁状態でストツパ52,52が賞球樋1
7の縦樋部分17b内に位置するように付勢し、
また前記した連結杆36にもスプリング56を連
結して連結杆36の隆出状端部36′が排出制御
杆51を押圧するように付勢する。
なお、上記した第1電磁石48、第2電磁石5
3は前記した第1検出部8、第2検出部9、第3
検出部10に制御装置(図示せず)を介して電気
的に接続されている。
したがつて、上記した構成から成る賞球排出装
置は、打球が入賞しない状態、即ち第1電磁石4
8、第2電磁石53が消磁している状態において
は、第2賞球規制部20の第2爪部44がスプリ
ング50の付勢により横樋部分17aの下方に外
れた状態で停止している。一方、排出制御杆51
の各ストツパ52は、スプリング55の付勢によ
り縦樋部分17bの各流路内に進入して停止し、
第1賞球規制部19の第1爪部31はスプリング
56の付勢により横樋部分17aの上方に外れて
停止する。したがつて、賞球樋17の横樋部分1
7a及び縦樋部分17bの内部には導出樋2から
流下したパチンコ球が充満し、ストツパ52,5
2により支持されて停止する。
打球が第2入賞口6′に入つて第2検出部9が
信号を発すると、この信号を受けた制御装置から
の給電により第2電磁石53のみが励磁するの
で、ロツド54が吸引されて排出制御杆51が傾
動し、ストツパ52,52が賞球樋17の縦樋部
分17bから外れる。また、排出制御杆51が傾
動すると、圧接している端部36′が押圧される
ので、連結杆36がスプリング56の付勢に抗し
て回動する。連結杆36が回動すると、スプリン
グ37の付勢により規制制御杆26が軸25を支
点にして回動するので、第1爪部31が賞球樋1
7の横樋部分17aに入つてその先端が球に引つ
掛かり、球相互間に十分進入しなかつた場合に
は、スプリング37が伸びて衝撃を吸収し、連結
杆36、軸25への過負荷を防止する。なお、横
樋部分17a内の球の流下圧は、横樋部分17a
が緩く下り傾斜しているだけなので、弱い。した
がつて、第1爪部31には弱い流下圧がかかるだ
けである。そして、賞球樋17内の球が僅かに移
動すると、第1爪部31が遅れて正規の位置まで
十分に進入する。なお、第1爪部31は賞球樋1
7の底面まで進入しなくても上流側の球の流下を
止めることができる。したがつて、上記ストツパ
52,52と第1爪部31との作用により、第1
爪部31からストツパ52,52までの間に貯留
していた所定数の球が賞球排出樋18を流下し、
上部供給皿、又は下部受皿に賞球として排出され
る。なお、縦樋部分17b内においては、球が縦
方向に貯留しているので、球の流下圧が強く、こ
の流下圧がストツパ52,52にかかつている。
したがつて、ストツパ52,52が縦樋部分17
bから外れると、縦樋部分17b内の球が瞬時に
流下し始める。
そして、制御装置のタイマの作用により第2電
磁石53が消磁すると、ロツド54がスプリング
55の付勢により上昇して排出制御杆51が戻り
回動し、ストツパ52,52が縦樋部分17bの
流路内に突入するとともに、スプリング56の付
勢により連結杆36が戻り回動する。したがつ
て、係止ピン35が連結杆36に押圧され、これ
により規制制御杆26が揺動し、先端の第1爪部
31が横樋部分17aの上方に抜け出る。このた
め、傾斜樋15内で貯留していた球が賞球樋17
の横樋部分17a及び縦樋部分17b内に流入
し、ストツパ52,52で止められて次回の作動
を待つ。
上記した作動は、打球が第2入賞部6に入つて
第2検出部9が信号を発した場合であつて、打球
が第3入賞口7′に入つて第3入賞部7に導か
れ、第3検出部10が信号を発すると、第1電磁
石48と第2電磁石53とが同時に励磁する。第
2電磁石53が励磁すると、前記した作動と同様
に、ストツパ52,52が縦樋部分17bから外
れるとともに、第1爪部31が横樋部分17aに
上方から進入する。また、第1電磁石48が励磁
すると、ロツド49が吸引されるので、第2規制
制御杆39が軸38を支点にして回動し、第2爪
部44が横樋部分17a内に下方から進入する。
したがつて、第1電磁石48、第2電磁石53が
同時に励磁した場合には、第1爪部31が横樋部
分17aに進入しても、第2爪部44とストツパ
52,52との間に貯留していた所定数の球が上
記供給皿又は下部受皿に賞球として排出される。
そして、タイマの作用により第1電磁石48、第
2電磁石53が消磁すると、第1爪部31、第2
爪部44が横樋部分17aから外れるとともに、
ストツパ52,52が縦樋部分17b内に進入す
るので、賞球樋17の横樋部分17a及び縦樋部
分17b内に球が補充される。
一方、打球が第1入賞口5′に入つて第1入賞
部5に導かれ、第1検出部8が特別入賞が成立し
た旨の信号を発すると、多数の賞球を排出する。
この場合は、第2電磁石53が複数回間歇的に励
磁したり、第2電磁石53と第1電磁石48とが
同時に複数回間歇的に励磁する。第2電磁石53
が励磁すると、前記したように、第1爪部31と
ストツパ52,52との間に貯留していた所定数
の球が排出され、n回だけ間歇的に励磁するとn
倍の数の球が排出されることになる。また、第1
電磁石48、第2電磁石53が同時に励磁する
と、前記したように、第2爪部44とストツパ5
2,52との間に貯留していた所定数の球が排出
され、n回だけ間歇的に励磁すればそのn倍だけ
の数の球が排出されることになる。したがつて、
例えば第1爪部31とストツパ52,52との間
に15個のパチンコ球が待機し、第2爪部44とス
トツパ52との間に9個のパチンコ球が待機して
いたとすれば、第2入賞口6′に打球が入賞する
と、15個の球が賞球として排出され、第3入賞口
7′に打球が入賞すれば9個の球が賞球として排
出される。そして、第1入賞口5′に入賞して第
1検出部8が信号を発したとき第2電磁石53の
みが2回励磁し、更に第1電磁石48、第2電磁
石53が同時に5回間歇的に励磁すれば、合金75
個のパチンコ球が賞球として連続的に排出され
る。したがつて、打球の入賞態様により排出され
る賞球の数が大きく変化し、これによりパチンコ
遊技の興趣を高めることができる。
上記した構成において、各検出部及び各電磁石
は、タイマ回路やカウンタ回路を含む電気的制御
装置に電気的に接続し、このタイマ回路により両
電磁石の励磁時間を制御したり、カウンタ回路に
より特別入賞した場合の両電磁石の励磁回数を制
御する。
また、パチンコ店において、第1賞球規制部1
9の第1爪部31の位置、第2賞球規制部20の
第2爪部44の位置を移動することにより、排出
する賞球の数を自由に設定することができる。し
たがつて、パチンコ機の種類に適合させて賞球数
を選択することができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、賞球規制
部の規制制御杆が賞球樋内の球により過負荷を受
けたとしても、連結杆だけが回動して、制御杆の
爪部は無理に賞球樋内に進入することがないの
で、爪部が破損したり、軸が曲る等のトラブルを
回避することができる。
また、本考案は、緩く下り傾斜する横樋部分に
賞球規制部を設けたので、この横樋部分において
は上流側に多量に貯留している球の流下圧が緩い
傾斜によつて弱められており、このため賞球樋内
の球の流下を規制する規制制御杆の爪部にはかか
る球の流下圧が弱い。したがつて、爪部が無理に
賞球樋内に進入しないことと相俟つて、爪部の破
損を確実に防止することができる。
更に、本考案は、横樋部分の傾斜下端から略々
垂直に延在する縦樋部分に賞球排出部を設けたの
で、この縦樋部分においては球の流下圧が強く、
このため、ストツパにかかる球の流下圧が強い。
したがつて、賞球排出部の排出制御杆が作動した
ときにストツパにより支えられていた最先の球が
瞬時に流下し始める。このため、所定数の球の流
下状態が円滑となつて賞球排出装置の応答性を高
めることができ、迅速な賞球排出動作を行うこと
ができる。
また、本考案に係る賞球排出装置は、従来の賞
球排出装置に比較すると横樋部分と縦樋部分の組
み合せ構造により横幅を小さくすることができる
ので、パチンコ機の裏機構盤の一側に設置するこ
とができる。したがつて、パチンコ機の裏側機構
部のスペースの有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は正面図、第2図は作動していない状態における
要部の正面図、第3図は作動した状態における要
部の正面図、第4図は断面図、第5図は要部の分
解斜視図である。 図中、1は賞球用タンク、2は導出樋、17は
賞球樋、17aは横樋部分、17bは縦樋部分、
18は賞球排出樋、19は第1賞球規制部、20
は第2賞球規制部、21は賞球排出部、25は
軸、26は第1規制制御杆、29は第1腕杆、3
1は第1爪部、34は突出片、35は係止ピン、
36は連結杆、37はスプリング、39は第2規
制制御杆、42は第2腕杆、44は第2爪部、4
8は第1電磁石、51は排出制御杆、53は第2
電磁石、55はスプリング、56は5プリングで
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遊技盤の裏面側に賞球用タンクを設け、該賞球
    用タンクには内部の球が一列又は複数列となつて
    導かれる導出樋と、該導出樋に連通する賞球樋
    と、該賞球樋に連続する賞球排出樋とを連設し、
    上記賞球樋の上流側には賞球の流下を規制する賞
    球規制部を臨ませ、下流側には賞球樋内の球を賞
    球排出樋に流下させる賞球排出部を設けた賞球排
    出装置において、 上記賞球樋には緩く下り傾斜する横樋部分と該
    横樋部分の傾斜下端から略々垂直に延在する縦樋
    部分とを形成し、上記横樋部分には賞球規制部を
    位置させるとともに縦樋部分には賞球排出部を位
    置させ、 上記賞球規制部は先端に爪部を有する傾動可能
    な規制制御杆と、該規制制御杆に弾性的に当接し
    ている回動可能な連結杆とからなり、前記賞球排
    出部は先端にストツパを設けて電磁石の駆動によ
    り傾動する排出制御杆で構成し、 連結杆をスプリングで付勢して規制制御杆の爪
    部を縦樋部分の上方に位置させるとともに連結杆
    の端部を排出制御杆に弾性的に当接してストツパ
    を縦樋部分内に位置させ、前記電磁石の作用で排
    出制御杆を付勢に抗して回動させてストツパを縦
    樋部分から外し、同時に連結杆を付勢に抗して回
    動させながら規制制御杆を傾動して爪部を弾性的
    に横樋部分内に挿入するようにしたことを特徴と
    するパチンコ機の賞球排出装置。
JP1980187512U 1980-12-27 1980-12-27 Expired JPS6243576Y2 (ja)

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JP1980187512U JPS6243576Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5766718A (en) * 1980-10-14 1982-04-23 Kisaku Nakamoto Coffee brewer

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516216Y2 (ja) * 1971-05-01 1976-02-20

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