JPH0242516B2 - - Google Patents

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JPH0242516B2
JPH0242516B2 JP55183732A JP18373280A JPH0242516B2 JP H0242516 B2 JPH0242516 B2 JP H0242516B2 JP 55183732 A JP55183732 A JP 55183732A JP 18373280 A JP18373280 A JP 18373280A JP H0242516 B2 JPH0242516 B2 JP H0242516B2
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gutter
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ball
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パチンコ機の賞球排出装置の改良
に関する。
[従来の技術] 従来、この種の賞球排出装置としては、遊技盤
の裏面側に賞球用タンクを設け、該賞球用タンク
には、内部の球が一列又は複数列となつて導かれ
る貯留樋と、この貯留樋に連通する賞球樋と、こ
の賞球樋に連続する賞球排出樋とを連設し、上記
賞球樋の上流側には、賞球の流下を規制する賞球
規制部を臨ませ、下流側には賞球樋内の球を賞球
排生樋に流下させる賞球排出部を設けたものが知
られている(例えば特公昭54−10888号公報、特
開昭55−96182号公報)。
上記した前者のもの(特公昭54−10888号公報)
は、賞球樋を固定ケースと可動ケースに分け、両
ケースの間に制御板を介在させることで、固定ケ
ース内への賞球の収容数量を変更できるようにし
ていた。
又、後者のもの(特開昭55−96182号公報)は、
賞球規制部や賞球排出部としての爪部を備えてい
た。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前者の賞球排出装置では、固定ケース
内への賞球の収容数量を変更するために、各種の
形状の制御板を別に複数準備しておかなければな
らず、その装着並びに交換が面倒であるという問
題点があつた。
又、制御板を装着並びに交換することにより、
賞球排出数を一旦、設定してしまうと、その賞球
排出数が固定されてしまうので、遊技の進行中に
発生する賞態様に対応して賞球の排出数を可変し
て排出できないという問題点があつた。
一方、後者の賞球排出装置は、賞球数が全く変
更できないという問題点があつた。
さらには、近時遊技者の間で流行してきた大型
の変動入賞装置を備えた遊技機、例えば、比較的
発生率は低いが、特定入賞口への入賞により可変
表示装置を作動させ、該可変表示装置の表示態様
が予め設定された表示態様と一致した場合には、
変動入賞装置の入賞口が大きく開放されて急激に
入賞率が高くなることにより、多数の賞品球を獲
得するチヤンスを遊技者に与える特別遊技状態を
発生する遊技機が知られている。
そして、上記遊技機は、特別遊技状態発生によ
り多数の賞品球獲得のチヤンスを遊技質に与える
ため、通常遊技状態にあつては、各入賞口への入
賞率を低く抑えてある。このため、通常遊技状態
においては、各入賞口への入賞による賞品球獲得
が困難となつてしまい、遊技の興趣が減衰すると
いつた不都合が生じる。かといつて、遊技者の要
望に答えて、通常遊技状態において各入賞口への
入賞率を高いものに設定してしまうと、この状態
においても遊技者に大量の賞品球を付与するこ
とゝなつてしまい、遊技者と遊技店との利益のバ
ランスが崩れてしまうという問題点が生じる。
そこで、本発明は、上記した従来の問題点を解
決するものであつて、その目的とするところは、
最大賞球排出数が容易に可変できるばかりでな
く、遊技の進行中にあつても、賞球排出モードの
切替制御により、賞球排出数を変更可能なので、
近時流行してきたタイプのパチンコ機を含め、あ
らゆる形態のパチンコ機の適正にあわせて、賞球
数の多様化を図りながらも遊技者と遊技店との利
益のバランスが保てるパチンコ機の賞球排出装置
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明は上記目的を達成するためのも
のであり、以下にその内容を図面に示した実施例
を用いて説明する。
本発明の賞球規制部(例えば第1賞球規制部1
9)は、 一端部に賞球樋17内に突入して球の流下を阻
止する爪部(例えば第1爪部31)を有すると共
に、他端部には係止部(例えば通孔32)を有す
る爪部材(例えば第1腕杆29)と、 この爪部材の係止部を取付可能な止着部(例え
ば取付孔26′)を有し、爪部材の爪部を賞球樋
内に突入させた第1の状態及びに賞球樋内に突入
した爪部材を賞球樋から退避させた第2の状態に
変位する移動部材(例えば第1制御杆26)と、 この移動部材を上記第1の状態と第2の状態と
に交互に変位させる駆動装置(例えば排出用電磁
石53)と、 を備え、 上記爪部材の係止部と移動部材の止着部のいず
れか少なくとも一方(例えば通孔32)を、球の
直径にほゞ等しい間隔で複数設け、該間隔に従つ
て係止部と止着部とのいずれか他方(例えば取付
孔26′)の取付位置を変化させることで、爪部
材の爪部の突入位置を賞球樋の長さ方向に沿つて
球1個分の間隔ずつ移動できるようにし、 上記賞球樋の長さの途中には、 上記上流側の賞球規制部と下流側の賞球排出部
21との間に位置し、賞球樋内に突入した作動状
態と、賞球樋内から退避した非作動状態とに変位
可能な賞球数可変部材(例えば第2爪部44等)
と、 この賞球数可変部材を作動状態と非作動状態と
に交互に変位させる第2の駆動装置(例えば規制
用電磁石48)と、 を備えて、 上記第1の駆動装置を駆動させて所定数の賞球
を排出する第1賞球排出モードと、 上記第1の駆動装置と第2の駆動装置とを駆動
させて、上記所定数より少ない数量の賞球を排出
する第2賞球排出モードと、 に制御できるようにしたことを特徴とする。
[作用] 従つて、本発明によれば、爪部材29の係止部
32と移動部材26の止着部26′のいずれか少
なくとも一方、図面に示した実施例では、係止部
を球の直径にほゞ等しい間隔で複数設けているこ
とから、係止部の間隔に従つて止着部の取付位置
を変更することで、爪部材の爪部31の突入位置
を賞球樋17の長さ方向に沿つて球1個分の間隔
ずつずらすことにより、最大賞球排出数を予め可
変して設定することができる。
又、遊技進行中には、賞態様に対応して賞球排
出モードを切替制御することで、賞球排出数を多
様に変更することができる。
即ち、第2賞球排出モードとすれば、第2の駆
動装置48が駆動することで、上流側の賞球規制
部19と下流側の賞球排出部21との間に位置す
る賞球数可変部材44が、賞球樋17内に突入し
た作動状態と、賞球樋内から退避した非作動状態
とに変位することで、上記最大賞球排出数より少
ない数量の賞球を排出させることができる。
[実施例] 以下に本発明を図面に示した一実施例に基づき
説明する。
パチンコ機の裏面側には、第1図に示すよう
に、その上方に賞球用タンク1、この賞球用タン
ク1内の球を一列又は複数列(図面の実施例では
2列として導出させる賞球の貯留樋2、遊技者が
打つた打球が入賞して遊技盤裏面側に導かれた場
合に受け入れる集合樋3等を有し、本実施例では
上記集合樋3の内部を仕切部4…で3区分して第
1入賞部5、第2入賞部6、第3入賞部7を構成
する。
そして、上記第1入賞部5は、遊技盤の表面上
方に有る第1入賞口5′、前記第2入賞部6は、
遊技盤の表面のほゞ中央に有る第2入賞口6′、
前記第3入賞部7は、遊技盤の表面の他の位置に
有る第3入賞口7′…に夫々連通し、第1入賞口
5′に入つた入賞球は1入賞部5、第2入賞口
6′に入つた入賞球は第2入賞部6、いずれかの
第3入賞口7′に入つた入賞球は第3入賞部7に
夫々導かれて、各入賞部の底面傾斜により流下す
る。
各入賞部5〜7の傾斜下方排出口には、入賞球
が通つたことを検知するリミツトスイツチ、近接
スイツチ等からなる第1検出部8、第2検出部
9、第3検出部10を夫々臨ませ、各検出部8〜
10の下方には、各検出部を通過した球をパチン
コ機下方に導く排出樋11の傾斜上方を位置させ
る。
従つて、遊技者が弾発した打球のいずれかの入
賞口5′〜7′に入ると、この賞球は対応するいず
れかの入賞部5〜7に導かれ、検出部8〜10の
いずれかで入賞が検知されると、排出樋11を伝
わつてパチンコ機下方に落下する。
上記した排出樋11の途中には、打球のアウト
ロ12も臨んでいるので、遊技者の打球がアウト
になると、排出樋11からパチンコ機下方に落下
する。
一方、前記貯留樋2の底面には、賞球不足検出
板13が位置し、賞球用タンク1が空になり、且
つ貯留樋2内の球も不足すると、該検出板13に
臨ませたスイツチ13′が作動して後述の賞球排
出機構の排出動作が停止するように設定する。
貯留樋2の傾斜下端には、第1屈曲部14を形
成して折返状の傾斜樋15を延出し、該傾斜樋1
5の傾斜下端に第2屈曲部16を形成して賞球樋
17を延出し、賞球樋17の傾斜下端に賞球排出
樋18を連設する。従つて、上記貯留樋2、傾斜
樋15、賞球樋17及び賞球排出樋18はその順
に連通し、賞球用タンク1内の球は導出されて貯
留樋1、傾斜樋15、賞球樋17に充満する。
一方、賞球樋17には、第2図に示すように、
その上流側に賞球の流下を規制する賞球規制部と
しての第1賞球規制部19と第2賞球規制部20
とを、下流側には賞球排出部21を夫々臨ませ、
賞球排出部21が充満している賞球樋17内の球
の流出を止めている。
前記賞球排出樋18は、下端がパチンコ機表面
側を有る上皿(図示せず)の連通口22に接続さ
れ、いずれか一方又は両方の賞球規制部19,2
0と賞球排出部21とが作動したとき排出される
賞球が、賞球排出樋18を流下して連通口22か
ら上皿に排出する。そして、上記連通口22の一
側とパチンコ機表面側に設けた下皿(図示せず)
に開口する連通口22との間には、溢流樋24を
設けてあるので、上皿に球が充満している状態で
賞球排出樋18から賞球が流下すると、該賞球は
溢流樋24を伝わつて下皿に流出する。
前記第1賞球規制部19は、第5図に示すよう
に、基端を遊技盤裏面側に軸25で枢着した横長
な、移動部材としての第1制御杆26の一側に、
その長さ方向に沿う浅い第1溝27を形成し、こ
の第1溝27の内部にパチンコ球の直径程度の間
隔で窪状の複数の第1受部28…を設け、上記第
1溝27に装着する爪部材としての第1腕杆29
の横向き第1係合部30をいずれかの第1受部2
8に挿着し、第1腕杆の先端に設けた爪部として
の第1爪部31を、前記賞球通17に上から臨ま
せる。上記爪部材としての第1腕杆29には、パ
チンコ球の直径程度の間隔で係止部としての複数
の通孔32…を開設し、第1係合部30をいずれ
かの第1受部28に挿着すると共に、ビス33を
いずれかの通孔32に通して、第1制御杆26の
側面に開設したた止着部としての取付孔26′に
締着することにより、第1爪部31の取付位置を
決める。
尚、第1受部28及び止着部としての取付孔2
6′を移動部材としての第1制御杆26に、第1
係合部30及び係止部としての通孔32を爪部材
としての第1腕杆29に夫々設けたが、逆に第1
受部28及び取付孔26′を第1腕杆29に、第
1係合部30及び通孔32を第1制御杆26に
夫々設けてもよく、第1受部28を突起状に形成
すると共に、第1係合部30を窪状に形成しても
よい。
第1腕杆29の第1爪部31の位置変化は、第
1受部28と通孔32との取付間隔に従いパチン
コ球の直径程度で、図面の実施例では3段階の調
整が可能である。従つて、第1腕杆29の取付位
置を変えると、賞球樋17内には球が2列に整列
しているので、2個宛3段階にわたつて賞球規制
部としての第1賞球規制部19が規制する賞球数
を増減することができる。
尚、実施例の第1爪部31は、2列のパチンコ
球流路を有する賞球樋17の両流路に上から突入
することができ、両流路を開放したり、球の流れ
を止めることができる。
第1制御杆26の軸着側には、下向きの突出片
34を設けて横向きの係止ピン35を突設し、軸
25に軸着した連結杆36の前向きに係止ピン3
5を臨ませる。そして、第1制御杆26と上記連
結杆36との間には、スプリング37を張設し、
係止ピン35を連結杆36の前面に圧接するよう
に付勢する。
前記第2賞球規制部20も、上記した第1規制
部19と共通する構成で、その基端を遊技盤裏面
側に軸38で枢着した横長な第2制御杆39の一
側に長さ方向に沿う浅い第2溝40を形成すると
共に、パチンコ球の直径程度の間隔で溝状の複数
の第2受部41…を形成し、第2溝40に装着す
る第2腕杆の横向き第2係合部43をいずれかの
第2受部41に挿着して、第2腕杆42の先端に
設けた賞球数可変部材の構成要素としての第2爪
部44を賞球樋17にに下から臨ませる。第2腕
杆42には、複数の通孔45がパチンコ球の直径
程度の間隔で形成され、ビス46によつて第2爪
部44の取付位置を自由に設定しながら、第2腕
杆42を固定することができる。
上記したまでの第2賞球規制部20の構成は、
第1賞球規制部19とほゞ同一であるが、第2制
御杆39の軸着側に下向きのアーム47を有し、
このアーム47の自由端に第2の駆動装置として
の規制用電磁石48のロツド49が連結してあ
る。該ロツド49には、電磁石48が消磁してい
るとき、突出するように付勢したスプリング50
を有し、このスプリング50の付勢で、第2爪部
44が賞球樋17から外れるように位置してい
る。
上記第2爪部44は、賞球樋17の第1爪部3
1より下流側に臨み、2列のパチンコ球流路を有
する賞球樋17の両流路に下から突入することが
でき、両流路を開放したり、球の流れを止めるこ
とができる。
前記賞球排出部21は、対応する2枚のL字状
の第3制御枠51,51が主要構成部材で、各第
3制御枠51の屈曲部分を遊技盤の裏面側に軸着
すると共に、上端にパチンコ球の直径だけ高さが
異なるストツパ52を設けて、賞球樋17の傾斜
下方の各流路に臨ませ、横向き自由端側に第1の
駆動装置としての排出用電磁石53のロツド54
を連結する。各第3制御杆51に設けたストツパ
52の取付位置をパチンコ球の直径程度変えたの
は、排出する賞球の合計個数を奇数にするためで
ある。尚、賞球の合計個数が偶数でよければ、1
本の第3制御杆として賞球樋17の両流路に臨む
ストツパを設ければよい。
上記第3制御杆51には、スプリング55を連
結して排出用電磁石53の消磁状態でストツパ5
2が賞球樋17内に突入するように付勢し、又、
前記した連結杆36にも、スプリング56を連結
して、連結杆36の隆出状端部36′が第3制御
杆51に圧接するように付勢する。
上記両電磁石48,53は、前記した第1検出
部8、第2検出部9、第3検出部10に電気的に
接続する。
そして、遊技者の打球が入賞しない場合、即ち
各電磁石48,53が消磁しているときには、第
2賞球規制部20の第2爪部44がスプリング5
0により賞球樋17の下方に位置し、賞球樋17
を開放している。又、スプリング55により第3
制部杆51のストツパ52が賞球樋17の各流路
内部に位置し、しかもスプリング56により第1
賞球規制部19の第1爪部31が賞球樋17から
上方に退避した第2の状態にあり、賞球樋17の
上流側を開放している。従つて、賞球樋17の内
部には、所定個数のパチンコ球が充満状となつ
て、下流側のストツパ52で止められている。
一方、打球が第2入賞口6′に入つて第2検出
部9が信号を発すると、第1賞球排出モードとな
り、第1の駆動装置としての排出用電磁石53の
みが励磁する。該電磁石53が励磁すると、ロツ
ド54が吸引されて第3制御杆51が傾動し、ス
トツパ52が賞球樋17から退避する。又、第3
制御杆51が傾動すると、圧接している端部3
6′が押圧されるので、連結杆36はスプリング
56の付勢に抗して回動し、該連結杆36の回動
でスプリング37により、第1制御杆26が軸2
5を支点に回動するので、第1爪部31を賞球樋
17に上から突入させた第1の状態に変位する。
従つて、上記ストツパ52と第1爪部31との
作用により、第1爪部31からストツパ52まで
の間に並ぶ賞球樋17内の球は、賞球排出樋18
を流下し、遊技者に賞球として与えられる。
そして、タイマ回路(図示せず)等がタイムア
ツプすることにより電磁石53が消磁すると、ロ
ツド54が上昇して第3制御杆51が戻り回動
し、ストツパ52が賞球樋17の下方に突入する
と共に、スプリング56の付勢で連結杆36が戻
り回動し、係止ピン35が押圧されて第1制御杆
26が上昇し、第1爪部31が賞球樋17の上方
に退避し、第2の状態に復帰する。従つて、傾斜
樋15に充満する球が賞球樋17に流入し、スト
ツパ52で止められて次回の作動を待つ。
上記賞球排出動作は、打球が第2入賞口6′に
入つて第2検出部9が信号を発した場合であつ
て、打球が第3入賞口7′に入つて第3入賞部7
に導かれ、第3検出部10が信号を発すると、第
2賞球排出モードとなり、第2の駆動装置として
の規制用電磁石48と、先に説明した排出用電磁
石53とが同時に励磁する。
排出用電磁石53が励磁すると、前記動作と同
様にストツパ52が賞球樋17から外れると共
に、第1爪部31が賞球樋17に上から突入す
る。又、規制用電磁石48が励磁すると、ロツド
49が吸引して第2制御杆39が軸38を支点に
回動し、賞球数可変部材の構成要素としての第2
爪部44が賞球樋17に下から突入する。
従つて、両電磁石48,53が励磁した場合に
は、第1爪部31が賞球樋17に突入しても、第
2爪部44とストツパ52との間に並ぶ賞球樋1
7内の球が賞球として遊技者に与えられる。又、
タイマ回路(図示せず)等がタイムアツプするこ
とにより、両電磁石48,53が消磁すると、第
1爪部31、第2爪部44が賞球樋17から上に
又は下に退避すると共に、ストツパ52が賞球樋
17に突入するので、賞球樋17内に球が流入す
る。
一方、遊技者の打球が第1入賞口5′に入つて
第1入賞部5に導かれ、第1検出部8が信号を発
すると、特別入賞であつて、多数の賞球を連続的
に排出する。この場合は、排出用電磁石53が1
回又は複数回間歇的に励磁したり、排出用電磁石
53と規制用電磁石48とが同時に間歇的に励磁
する。
排出用電磁石53が励磁すると、前記したよう
に第1爪部31とストツパ52との間に並ぶ賞球
樋17内の球が排出され、複数回だけ間歇的に励
磁すれば、その複数倍だけの球が排出される。
又、両電磁石48,53が同時に励磁すると、前
記したように第2爪部44とストツパ52との間
に並ぶ賞球樋17内の球が排出され、複数回だけ
間歇的に励磁すれば、その複数倍だけの数の球が
排出される。
従つて、例えば第1爪部31とストツパ52と
の間に15個のパチンコ球が並び、第2爪部44と
ストツパ52との間に9個のパチンコ球が並ぶと
すれば、第2入賞口6′に打球が入つて入賞すれ
ば、15個の球が賞球として、第3入賞口7′に打
球が入つて入賞すれば、9個の球が賞球として
各々排出される。そして、第1入賞口5′に入つ
て第1検出部8が信号を発したとき、電磁石53
のみが2回だけ励磁し、且つ両電磁石48,53
が同時に5回だけ間歇的に励磁すれば、計75個の
パチンコ球が連続的に排出され、遊技者に賞球と
して与えられる。このため、打球の入賞状態によ
り賞球の数が大きく変化し、パチンコ遊技の興趣
を高めることができる。
上記した構成において、各検出部と各電磁石と
は、タイマ回路を含む電気的制御手段によつて電
気的に接続するのであつて、タイマ回路により両
電磁石の励磁及び消磁時間を設定したり、カウン
タ回路により特に打球が第1入賞口5′に入つた
場合の両電磁石の励磁回数を設定したりすること
ができる。
尚、本実施例における賞球樋17は、クランク
状の構成で図示したが、これに限定されることな
く、適宜な傾斜の賞球樋や垂直状の賞球樋とする
こともできる。
又、実施例においては、賞球が2列で流下する
賞球樋17に対して1個の第1爪部31を突入及
び退避するように構成したが、実施例以外に例え
ば2列の賞球樋17の各樋に対して個別に第1爪
部31を臨ませて、第1制御杆26の変位により
同時に作動するようにしてもよい。
さらに、図面に示した実施例では、排出用電磁
石53により、第1賞球規制部19と賞球排出部
21が連動して動くようにしたが、夫々に電磁石
を設けてもよい。こうして、夫々に電磁石を設け
ておけば、第2賞球排出モードにおいて、賞球排
出部21の駆動源と第2の駆動装置としての規制
用電磁石48とを同時に励磁することで、賞球排
出が可能である。即ち、第2賞球排出モードにお
いては、第1賞球規制部19の駆動源を励磁する
必要性がない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、爪部材の
係止部と移動部材の止着部のいずれか少なくとも
一方を、球の直径にほゞ等しい間隔で複数設け、
該間隔に従つて係止部と止着部とのいずれか他方
の取付位置を変化させることで、爪部材の爪部の
突入位置を賞球樋の長さ方向に沿つて球1個分の
間隔ずつ移動できるように構成しているので、賞
球数を変更するのにその変更数分の付属品を必要
とすることがなくなり、その構造が簡素化でき
て、誰にでも簡単にその変更作業を行うことがで
きる。
又、爪部材を移動部材に取付ける際に、同時に
取付位置決めもできるので、取付け時の微調整等
の手数が掛からず、しかもその移動範囲も広く設
定することができて、多様な賞球数の変更が可能
である。
これに加えて、賞球樋の長さの途中における賞
球規制部と賞球排出部との間に、第2の駆動装置
により作動する賞球数可変部材を備えているの
で、遊技進行中には、適宜に賞球排出モードを切
替制御することで、賞球排出数を多様に変更する
ことができるので、賞態様を種々設定できるよう
になるばかりでなく、さらにはあらゆる形態のパ
チンコ機の適正にあわせて、遊技者と遊技店との
利益のバランスをも図れ、健全かつ変化に富む遊
技内容とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はパチンコ機の概略背面図、第2図は賞球排出装
置の第2状態を示す要部拡大図、第3図は同上の
第1状態を示す要部拡大図、第4図は同上の−
線に沿う断面図、第5図は賞球排出装置の分解
斜視図である。 1……賞球用タンク、2……貯留樋、17……
賞球樋、18……排出樋、19……賞球規制部と
しての第1賞球規制部、21……賞球排出部、2
6……移動部材としての第1制御杆、26′……
止着部としての取付孔、29……爪部材としての
第1腕杆、31……爪部としての第1爪部、32
……係止部としての通孔、44……賞球数可変部
材の構成要素としての第2爪部、48……第2の
駆動装置としての規制用電磁石、53……第1の
駆動装置としての排出用電磁石。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊技盤の裏面側に賞球用タンクを設け、該賞
    球用タンクには、内部の球が一列又は複数列とな
    つて導かれる貯留樋と、この貯留樋に連通する賞
    球樋と、この賞球樋に連続する賞球排出樋とを連
    設し、上記賞球樋の上流側には、賞球の流下を規
    制する賞球規制部を臨ませ、下流側には賞球樋内
    の球を賞球排出樋に流下させる賞球排出部を設け
    たパチンコ機の賞球排出装置において、 上記賞球規制部は、 一端部に上記賞球樋内に突入して球の流下を阻
    止する爪部を有すると共に、他端部には係止部を
    有する爪部材と、 この爪部材の係止部を取付可能な止着部を有
    し、爪部材の爪部を賞球樋内に突入させた第1の
    状態及びに賞球樋内に突入した爪部材を賞球樋か
    ら退避させた第2の状態に変位する移動部材と、 この移動部材を上記第1の状態と第2の状態と
    に交互に変位させる第1の駆動装置と、 を備え、 上記爪部材の係止部と移動部材の止着部のいず
    れか少なくとも一方を、球の直径にほぼ等しい間
    隔で複数設け、該間隔に従つて係止部と止着部と
    のいずれか他方の取付位置を変位させることで、
    爪部材の爪部の突入位置を賞球樋の長さ方向に沿
    つて球1個分の間隔づつ移動できるようにし、 上記賞球樋の長さの途中には、 上記上流側の賞球規制部と下流側の賞球排出部
    との間に位置し、賞球樋内に突入した作動状態
    と、賞球樋内から退避した非作動状態とに変位可
    能な賞球数可変部材と、 この賞球数可変部材を作動状態と非作動状態と
    に交互に変位させる第2の駆動装置と、 を備えて、 上記第1の駆動装置を駆動させて所定数の賞球
    を排出する第1賞球排出モードと、 上記第1の駆動装置と第2の駆動装置とを駆動
    させて、上記所定数より少ない数量の賞球を排出
    する第2賞球排出モードと、 に制御できるようにしたことを特徴とするパチン
    コ機の賞球排出装置。
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